当ウェブサイトでは「読者投稿」を歓迎しており、投稿要領等につきましては『読者投稿要領、読者コメント要領、過去の読者投稿一覧等』などでもまとめていますし、武漢コロナ禍関連については、『コロナ関連読者投稿一覧』などでもまとめています。こうしたなか、本稿では「韓国在住日本人」様という、大変な人気シリーズの著者の方から、「『元』がつくまで」の流れについて、豊富で貴重な写真をご投稿いただきました。
読者投稿
『読者投稿要領、読者コメント要領、過去の読者投稿一覧等』などでもお知らせしているとおり、当ウェブサイトでは読者投稿を歓迎しております(投稿要領等の詳細については上記リンクにまとめております)。是非、これらのページをご参照のうえ、ふるってご投稿を賜りますと幸いです。
さて、在韓日本人という立場から、当ウェブサイトに対し、過去にかなりの本数の優れた読者投稿を寄せてくださった「韓国在住日本人」様という読者の方から、大変に貴重な写真記事をご投稿いただきました(韓国在住日本人様の過去論考は『読者投稿の募集と過去の読者投稿一覧』にまとめています)。
とくに、韓国在住日本人様の投稿はどれも読みごたえのある力作ばかりですが、とりわけ、『【読者投稿】在韓日本人「韓国さん、お達者で!」』は本当に秀逸であり、すべての日本人に読んでいただきたいと思うほどでもあります。
こうしたなか、本稿では「日本入国時の様子」と称して、韓国・仁川(じんせん)国際空港から関西国際空港にご帰国になる際の貴重な記録を写真で送付していただきました。
(※ここから先が韓国在住日本人様の投稿です。また、途中の写真はすべてサムネイル形式にて収録しています。クリックまたはタップすると大きな写真にアクセスすることが可能です。)
入国記録
韓国から帰国し「韓国在住日本人」から、「元韓国在住日本人」なる瞬間のレポートです。
何のことはなく、韓国から日本に帰国するまでの様子をレポートしてみました。
コロナ禍の昨今、海外に行くこともほぼないので、帰国の際の状況等はなかなか分からないと思います。当初、かなり複雑化ではないかと小生は考えておりましたが、PCR検査等の改善で結構早く入国することができました。
今回は仁川空港から8時半のフライトです。小生は空港近くのホテルに宿泊し、7時には空港に向かいました。空港で借りていたポケットWI-FIを返却し、自動チェックイン機でチャックインしようとすると、なぜか弾かれます。恐らく猫のせいではないかと思われます。ただ今回は搭乗客が極端に少ないため、カウンターでもすぐにチェックインが可能でした。
トランクにマスクを詰めていたのですが、違法だから手荷物にするようにと言われ、十数枚のマスクを手カバンに詰め込み、チャックインは完了です。
写真1 チェックインを待つ愛猫
手荷物検査で愛猫をケージから出し、抱っこしたままX線検査機を抜けます。ケージは別に検査され、その後愛猫はケージに逆戻りです。
出国検査では「もう韓国には帰ってこないね?」と言われ「はい」と答えたら「これは回収します」と言いながら、小生の外国人登録書が取り上げられます。
無事出国審査も終わり、フライトまで多少時間はあるのですが、何が起こるかわからないので土産も買わずに搭乗口へ向かいます。早朝とコロナ禍のため、人はほとんど見当たりません。
写真2 仁川空港①
写真3 仁川空港②
機内に乗り込む前に体温測定をします。機内は3列座席にほぼ一人ずつ着席する感じです。搭乗客は恐らく50名以下でしょう。
写真4 機内の様子
客室乗務員も完全防備です。
写真5 客室乗務員
(【新宿会計士注】当ウェブサイト側にて画像を修正済み)
この日の仁川空港は大雨で、風もかなり強く離陸後もかなり揺れていました。
写真6 雨の仁川空港
前日からずっとバタバタしていたので、フライト中は熟睡していました。午前10前に関西国際空港に着陸しました。この日の関空はよく晴れていました。
写真7 関空
飛行機が停止すると乗客が立ち上がりますが、すぐに着席するようにとのアナウンスが流れます。すると、厚生労働省の職員が乗り込んできて、これからの検査の流れを説明し始めます。撮影不可と言っていたで、状況は撮影できませんでした。時間的には10分程度だったと思います。
機内から降りると歩いて検疫に向かいます。関西国際空港は両ウイングに無人のシャトルが走っているのですが、現在は使用中止になっています。
写真8 止まっているシャトル
下を見ると椅子の上に一つ置きに×印が見えます。検疫の前の廊下には両サイドに椅子が並んでおり、中に入れない人が座って待機します。
写真9 ×印のついた椅子
写真10 検疫前の廊下
検疫の前で必要書類を読み、記入します。
写真11 書類①
写真12 書類②
写真13 書類③
写真14 書類④
写真15 書類⑤
検疫の中です。
写真16 検疫
検疫官は最初に体温測定をしてから唾液の採取キットを渡します。
写真17 採取キット
個別に仕切られた中で唾液を1.5ml採取します。中には唾液の出にくい人のために、レモンと梅干の写真が貼ってあります(笑)。
写真18 梅干しとレモン
1.5mlは結構大変でした。採取した唾液を渡し、矢印に沿って検査結果待ちの場所に向かいます。国際線出発ロビーの一部が待機場所になっていました。
写真19 待機場所への矢印
写真20 待機場所(国際線出発ロビー)
そこで、1時間程度待っていると、陰性と診断が下された人の番号が呼ばれます。小生は41番だったのですが、「39番、40番、42番、43番、44番の方は陰性ですので入国審査に向かってください」と言われます。内心「やってもーた」と思い、陽性判定後のことをいろいろと考えていましたが、最後のほうで番号が呼ばれ、陰性との判定が出てホッとしました。
入国審査(昨今は顔認証)が終わり、荷物を受け取り、愛猫の動物検疫に挑みます。残念ながら、ここは撮影禁止なので写真はありません。
最後に税関を通ってやっと日本に入国です。時間は14時を回っていました。
内容的にあまり面白くないですが、なかなか見ることができないことなので、投稿してみました。
駄文にて失礼します。<了>
おかえりなさい!
…というわけで、これまで当ウェブサイトで「韓国在住日本人」様と呼び掛けていた人物は、無事、「『元』韓国在住日本人」様に切り替わった次第です。本稿以降は、「元韓国在住日本人」様と呼ばせていただきます。
現在、海外と日本の往来がほとんどできなくなっているという事情もありますが、こうしたなかでの今回の写真投稿は、のちの時代に引き継いでいくべき資料としても、本当に価値が高いものだと思います。
その意味で、さっそくに当ウェブサイトに貴重な記事を投稿してくださった「元」韓国在住日本人様には、深く感謝するよりほかありません。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
いずれにせよ、元韓国在住日本人様は、おそらくそろそろ自主隔離期間も満了されることと思います。
今後のいっそうのご活躍をお祈り申し上げますとともに、お手すきのときで結構ですので、ぜひまた当ウェブサイトにご投稿を賜りますと幸いに存じます。
View Comments (27)
おかえりなさい。本当に無事で良かったです。猫ちゃんも無事で本当い良かったです。日本のお家になじめるか心配です。
元韓国在住日本人様そして、猫ちゃんお帰りなさい。
私は日本に帰国した時、どの様になるのか想像していました。
ありがとうございました。
ホテルには歩いて行ったのでしょうか?
タクシーは不可だと思うのですが…
それによって自粛の本気度 が想像できるのですが…
四月搭乗の関空〜マレーシア〜BKK、五月搭乗の伊丹〜羽田〜BKK
のチケットが有りました。今はオープンチケットとして所持しており、運航時にはBKKに行くつもりです。早くても来年1月になると思っています。
関空から入国後は関空快速で帰宅は無理⁇なんでしょうね?と想像しています。家族に迷惑は掛けたくないですし。
ご苦労様でした。不安視されている入国者の検疫体制は実際はどうなのか興味深く拝見しました。・・。想像通りでした。出発国での検査がよくわかりませんが 到着後は検査結果が出るまでは入国できないようで一つ不安が解消です。後は自主隔離期間でしょうね。今後ビジネス客の往来が再開されたら 誰も守らないと思います。PCR検査の漏れの確率はかなり高いそうですから(3割くらい)。まあこんなものでしょうね。
元韓国在住日本人様
無事でのご帰国、何よりです。
表題の「元が付くまで」は、センスが良いと思いました。
関空へは、3回程行きましたが、懐かしい感じです。
日韓間の航空便が、動脈から毛細血管に変わっている感じでしょうかね。
元韓国在住日本人様、ネコちゃん、お帰りなさい。
レモンと梅干の写真にはクスッと来ました。鰻のかば焼きの煙の方がいいかも。
私もホテルへの移動が気になりました。
空港島内のホテルは一つだけのはず。
仮に今は自主隔離用に利用されているとしても、人数が増えた場合は? 陰性者だけを乗せて専用バスで移動でしょうか ?
元韓国在住日本人様
お帰りなさい!そして、猫ちゃんもお帰りなさい(お初?)帰国当日はスムーズに事が運んで良かったですね。関空の検疫の部分は興味深いです。「41」番飛ばす(笑)?嫌がらせか、ブラックジョークか(笑)?シャレにならん空港検疫官ですネ〜。
まずは、何処にも行けない日本ですが、ご自宅で静養され、また積もる話を期待しております。お疲れ様でした。
お疲れさまでした。
鼻グリグリをしなくて良かったですね。
元韓国在住日本人様、ご帰国何よりです。
入国の段取りと様子は、とても貴重な報告でした。有難うございます。
今後は、韓国での生活を基にしたご意見は勿論ですが、できれば、韓国で生まれた猫さんの日本での生活情報を優先してお寄せ頂きたく切にお願い申し上げます。
お疲れ様でした。
こういう入国時の具体的な記録はあまり見ないので参考になります。
ありがとうございました。
元韓国在住日本人様ならびに猫さん
おかえりなさい。まずはご無事なご帰還にお喜び申し上げます。
自粛期間完了後もうがい手洗い顔洗いと密集・近密・密閉(しゅうきんぺいのさんみつ)を避け、ごゆるりとお過ごしください。
そして、厚顔無恥ながら、お願いを。是非とも帰還までの日常や帰還後の感想等を読みたいです。