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納得の鈴置論考、安倍発言の真意は「韓国は反面教師」

当ウェブサイトでは以前から『安倍「コロナで日韓協力」発言に喰いつく韓国メディア』などでも触れてきたとおり、最近、韓国では「K防疫」なる用語とともに、「韓国はコロナ防疫に成功した」、などとする宣伝が活発化しているようですし、一部メディアの調査では文在寅大統領に対する支持率が70%を超えた、といった情報もあります。ただ、「韓国はコロナ防疫で大成功を納めた」とする事実認定自体が妥当なのかどうか。これについて現時点で韓国側のメディア報道を丹念に拾い集めた秀逸な論考が、昨日、『デイリー新潮』に掲載されています。

日韓協力の真意

安倍総理「韓国とも協力していきたい」

安倍晋三総理大臣が4月29日の参議院予算委員会で、武漢コロナウィルス対応を巡る日韓協力についての白眞勲(はく・しんくん)参議院議員の質問に対し、「韓国とも協力したい」と述べた、とする話題については、『安倍「コロナで日韓協力」発言に喰いつく韓国メディア』でも触れました。

安倍総理の発言をできるだけ正確に文字起こししたものを再掲しておきましょう。

韓国との関係につきましてもですね、新型コロナウイルス感染症についてはまず、武漢で多くの感染者が出て爆発的な感染拡大がありました。その後、韓国において大邱を中心に多くの感染者が出たのは事実であります。そのなかで当然、情報を共有していく、そのなかで彼らが今までの経験で持っている知見を共有していくことは、今後の日本の対応にとっても有利なことであると私は思っています。

今月14日にはASEAN諸国と日中韓が参加する『新型コロナウイルス感染症に関するASEANプラス3特別首脳テレビ会議』に出席しました。国境を越えて拡散するウイルスに対峙するには、国際協力、連携が不可欠であり、そこで申し上げたのは、自由、透明、迅速な形で各国が持つ情報や知見を共有すべきであると述べたところでございます。

韓国とはこうした枠組みに加え、お互いが手配したチャーター便を融通し合うなどの現場レベルでの協力も行ってきたところであり、引き続き、韓国とも新型コロナウイルス感染症への対応においても、協力していきたい。まさにこれは国境を越えていくわけでありますから、国際社会がしっかり協力していくことが求められていると思います。

この答弁、すなおに受け取るなら、「新型コロナウイルス感染症(※武漢肺炎のこと)は国境を越えて広がる危険性があるため、国際社会はしっかりと協力・連携し、各国が持つ情報や知見を共有すべきである」、「これは日韓関係においてもまったく同じである」、と読むのが自然な流れでしょう。

この点、安倍政権のコロナ対応を巡っては、さまざまな批判があることも事実ですし、なかには某自称保守派論客のように、「安倍政権は中国や韓国に配慮しすぎのあまり、必要な対策を講じていないのではないか」といった批判もあります。

しかし、あくまでも個人的な見解ですが、安倍総理のこの答弁に現れている認識は、非常にまっとうなものです。というのも、今回のこの安倍総理の答弁は、「武漢コロナという『共通の脅威』に対しては、協力できる分野で協力すべきだ」と述べているに過ぎないからです。

また、「協力できる部分で協力する」、「参考にする部分で参考にする」という方針と、「日韓間のわだかまりについては、その原因を作っている韓国側には引き続き適切な対処を求める」という方針には、おそらく、何の矛盾はありません。「それはそれ」、「これはこれ」だからです。

「日本が先に支援を要請してきた」

ただ、こうした安倍総理の発言が、韓国側では「ついにあの安倍がわが国に支援を求めて来た」、といった具合に換骨奪胎され、「日本は韓国に対し、本心では支援を要請しようとしているに違いない」、といった認識が広まっているフシがあります。

韓国メディア『中央日報』(日本語版)に5月2日付で掲載された次の記事などがその典型例でしょう。

安倍首相・茂木外相「コロナで韓国と協力したい」…韓国外交部「要請ない」

新型コロナウイルス感染症に関連し、安倍晋三首相が4月29日の参議院予<<…続きを読む>>
―――2020.05.02 11:34付 中央日報日本語版

中央日報は、この安倍総理の発言を踏まえ、韓国政府が現在、「日本政府が要請して来ない限りは、(韓国の側から)先に支援はしない方針」だと分析しているのですが、言い換えれば、中央日報のこの記者が、安倍発言を「事実上の支援要請だ」と認識している証拠でしょう。

ことに、

国内の事情に余裕ができしだい、要請国(日本)の状況を勘案しながら防疫物品の輸出、人道的支援など海外搬出を積極的に検討していく」(※下線は引用者による加工)

という記載からは、まるで「日本が先に支援を要請してきた」、といった印象を受けてしまいます。

くどいようですが、安倍総理の発言では、「日本は韓国と協力できる分野で協力する」としか述べておらず、また、現時点までに日本政府が韓国政府に対し、PCR検査キットの支援を公式に要請したという事実はありません。

それなのに、この記事の表現だと、あたかも「日本政府が韓国の支援を欲しがっているが、日本にもプライドがあるから、先に『支援してくれ』と言い出し辛い」、「韓国の方から『支援する』と申し出てほしいと感じている」かのようにも読み取れてしまいますね。

いずれにせよ、中央日報によると、現在、韓国大統領府と外交部は「国内の世論を勘案すると、日本が先に要請しない限り、韓国が先に支援するという雰囲気ではない」としているのだそうですが、これなどは、

コロナ抑え込みに成功した韓国に日本が支援を要請しているが、わが国は日本が頭を下げない限りは支援しないよ

という韓国人読者のプライドを満たすには十分なストーリーなのでしょう。

「K防疫」に胸を張る韓国

その一方、最近の韓国メディアにときどき出てくる用語が、「K防疫」です。たとえば、中央日報の5月6日付の記事に、こんなものがあります。

文大統領「感染者減少はK防疫の成果…生活防疫でも力合わせてほしい」

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が国内の新型コロナウイルス感染者数が減少している中、「生活防疫」への転換後もこうした流れを継続できるよう力を合わせてほしいと呼びかけた。<<…続きを読む>>
―――2020.05.06 18:05付 中央日報日本語版より

これは、文在寅(ぶん・ざいいん)大統領が韓国国内の武漢コロナ感染者数が減少しているという点について、SNSに「全世界が驚いたK防疫の成果だ」などと自画自賛した、という記事です。

また、同じく中央日報には、韓国政府がこの「K防疫」を「ポスト・コロナ」時代の新産業にする、という記事も掲載されています。

韓国政府、「K防疫」を新韓流産業に…「ポスト・コロナ」産業戦略を推進

韓国政府が「ポスト・コロナ」時代の新産業戦略を提示した。K-防疫、K-バイオなどをグローバル商品に作り、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)によって被害が大きかった主力事業は新産業として再編する。<<…続きを読む>>
―――2020.05.07 11:10付 中央日報日本語版より

なにやら理解に苦しむ構想ですね。

ただ、これらの情報を統合するならば、現在の韓国では「わが国ではコロナの防疫に全面的に成功した」、「全世界がこの成功をうらやんでいる」、「あの安倍(総理)ですらわが国に頭を下げて来た」、といったストーリーが満ちているようなのです。

鈴置氏の深読み

待望の鈴置氏の最新稿

このあたりの事情を深読みし、わかりやすく解説した秀逸な論考が、日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏が「K防疫」に焦点を当てて執筆した、次の記事です。

「防疫で世界を先導」と胸を張る文在寅、「反面教師に」と冷ややかな安倍晋三

韓国の素晴らしい防疫体制に世界は学べ――との主張は正しいのだろうか。韓国観察者の鈴置高史氏が実態を解き明かす。<<…続きを読む>>
―――2020年5月11日付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より

リンク先は1万字近くに達する大論考ですが、おそらく読んで分量の負担を感じることはないでしょう。

なぜなら、鈴置氏の論考は、当ウェブサイト流にいえば「知的好奇心を刺激する記事」だからです。

一見するとさまざまな雑多な情報を集めつつ、これらの情報を有機的にリンク付け、ひとつの仮説を紡ぎ出すというパターンが多いのですが、リンク先の論考もまさにこうした「鈴置論考」の醍醐味にあふれている良文だと言わざるを得ません。

そういうわけで、非常に長い記事ではありますが、当ウェブサイトとして鈴置論考を「まとめる」ということはしません。どうぞ、ぜひともリンク先記事を直接お読みください。

ただ、「読んどいてくださいね」、では味気ないのも事実でしょうし、実際、是非とも紹介したいくだりが数ヵ所あります。その筆頭が、冒頭にある次の記載です。

鈴置:安倍晋三首相が「韓国の防疫の失敗を反面教師にしたい」との趣旨で発言しました。4月29日、参議院の予算委員会で白眞勲議員の『新型肺炎に関し、韓国とはどう協力するのか』との質問に対し、以下のように答弁したのです。(中略)白眞勲議員は『韓国の成功に学べ』と言いたかったようですが、安倍首相は大邱を武漢と同列に扱い、『韓国の失敗から学ぶ』と答えたのです。」(※安倍総理の発言については本稿冒頭で示したものと同じなので、引用部分では省略しています)

なるほど!これは確かに重要な着眼点ですね。

たしかに安倍総理は「まず(中国)武漢で、その後、韓国・大邱で多くの感染者が出た」と明言していますので、鈴置氏が指摘するとおり、これは「韓国を反面教師にする」という痛烈な皮肉です。

当ウェブサイトではこれに気付かなかったことについて読者の皆さまにお詫び申し上げたいと思います(笑)

「大邱の医療崩壊」が「なかったこと」に!

ところで、鈴置論考ではほかにも重要な点が多数指摘されていますが、そのなかでも特筆すべきは、「大邱の医療崩壊がなかったことにされていること」です。

鈴置氏によれば、韓国メディアでは現在、「大邱における医療崩壊説は日本による捏造だ」、といった論調が出ているそうであり、その典型例がハンギョレ新聞の5月1日付社説『安倍首相、今になって「韓国と新型コロナ対応で協力」言及』です。

この記事は『大邱での医療崩壊』に安倍首相が言及した事実を無視しました。韓国紙、ことに政権に近い左派系紙にとって、医療崩壊は『なかったこと』になっているのです」。

実際、ハンギョレ新聞の社説を読んでみると、「(韓国では医療崩壊は発生していないにも関わらず)日本の政府とメディアは事態初期に自国の対応を自画自賛し、韓国が『医療崩壊』に陥ったと主張した」、などと記載されていることが確認できます。

「自国の対応を自画自賛している」のはむしろ韓国の方ですが(笑)、いずれにせよ、韓国メディアが大邱の医療崩壊を「なかったこと」にしているのは間違いないでしょう。

しかし、この点について、鈴置氏の追及の手は緩みません。

大邱広域市とその周辺の慶尚北道(キョンサンプクト)で、2月中旬以降に起きた現象を調べれば『医療崩壊』と呼ぶほかありません。/新型肺炎の患者で病床は埋まり、重篤な人も入院できずに自宅で死んでいく。一方、医師や看護師も新型肺炎に罹り、病院の機能がどんどん低下した。これが大邱の現実でした。/大邱での感染爆発が確認されたのが2月19日。2週間もたたない3月1日までに、重篤な症状でありながら入院できず、自宅で亡くなった人が4人に達しました。

そのうえで、鈴置氏は朝鮮日報や聯合ニュースなどの韓国メディアが3月上旬に報じた内容を客観的証拠として丹念に提示しているのですが、このあたりは圧巻であり、非常に読み応えがありますので、ぜひ、直接ご確認ください。

個人的な感想を申し上げておきますと、「どうして韓国メディアはすぐにばれるウソをつくのかな?」と疑問に思わざるを得ないところです。

「韓国を見習い、PCR検査を増やせ」のウソ

さて、ここでもうひとつ、面白い視点を紹介しておきましょう。

従来、わが国や韓国のメディアは、「韓国では検査体制が充実しており、PCR検査は積極的に行われているが、日本ではほとんど行われていない」、「日本の感染者数が少ないのも、日本は検査をほとんど行っていないからだ」、などと主張してきたのではないかと思います。

これについて、鈴置氏はこう指摘します。

――でも、韓国には見習うべきところもありませんか?検査体制の充実とか……。
鈴置:韓国のPCR検査体制は素晴らしい――というのは神話です。『積極的に大量検査し、感染者を発見した』と日本でも称賛されていますが、大いなる誤解です。

「韓国の検査体制は素晴らしい、というのは大いなる誤解だ」。

これを正面から指摘した論者は、非常に少ないでしょう。しかし、鈴置氏はこう踏み込みます。

巨大クラスターの母体となったのは、信者数が約21万人の新天地イエス教会というキリスト教系の新興宗教。2000人が集まった大邱の祈祷集会が発生源でした。この2000人は全員を検査しました。大邱の集会に参加しなくとも幼稚園、病院などで働く全国の信者はすべて検査対象に。多くの地方自治体が、地元の信者はすべて調査。症状のある人にはもちろん検査しました。

要するに、「新興宗教の関係者をすべて検査した」という事実が、「韓国は検査体制が充実していて、大量の検査実績がある」という「幻想」につながった、という指摘です。

ちなみにその客観的な証拠のひとつとして示されているのが、韓国大統領府の「大邱市民の請願」であり、これについては麗澤大学・西岡力教授が国家基本問題研究所のサイトに『【韓国情勢】誤認されている韓国のコロナ検査の実態』という記事で日本語に全訳しているそうです。

そのうえで鈴置氏は、ハンギョレ新聞(日本語版)の3月4日付『韓国保健当局、検診の優先順位を大邱新天地から高リスク群の市民に変更』などを引用し、韓国の「充実した検査体制」とやらの正体が「新天地」という教団に偏重したやみくもな検査だったと結論付けているのです。

この「テキストを読み解く能力」には、本当に「脱帽」ですね。

また、なぜ韓国で「新天地」に偏重したやみくもな検査が行われたのかについて、韓国国内の政治勢力と関連付けた解説も、非常に読み応えがあります。ここでは次の一文だけを紹介しておきます。

大邱の巨大なクラスターの発生を見落としたため、すさまじい感染爆発が起きてしまった。そこであわてて大量の検査を実施。これに加え政治的な対立が「余計な」検査を増やした――のが実情です。

内容については是非、直接お読みください。

ゲイバー?の集団感染

もっとも、鈴置論考を少しだけ補足しておきますが、「韓国がコロナ防疫に成功しているのか」という点からは、非常に疑問に感じるような情報もあります。それは、ソウルの「ナイトクラブ」(というよりも初期報道では「ゲイバー」?)で集団感染が発生したらしい、という話題です。

新型コロナ感染者がゲイバー訪問、友人1人も感染確認…濃厚接触者は57人以上か=韓国

韓国防疫当局は6日、キョンギ(京畿)龍仁(ヨンイン)市で発生した新型コロナウイルス感染者と関連する接触者が現時点で57人に達し、より増える可能性があると見ている。<<…続きを読む>>
―――2020/05/07 17:19付 Wow!Koreaより

【新型コロナ】韓国クラブ関連集団感染が拡大-米副大統領も自主隔離
  • 韓国のナイトクラブ関連コロナ感染、86件に増加
  • ニュージーランド、ロックダウンを段階的に解除へ

―――2020年5月11日 16:31 JST付 Bloomberg Newsより

クラブ発新型肺炎の集団感染にも知らんぷり、規制を避けた居酒屋には数十人の行列=韓国

ソウル梨泰院(イテウォン)クラブで再び始まった新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡大傾向にも先週末弘大(ホンデ)の前は「不夜城」だった。<<…続きを読む>>
―――2020.05.11 12:05付 中央日報日本語版より

この「ゲイバー(?)感染」については、今回の鈴置論考では触れられていません。

これについて当ウェブサイトが勝手に考える理由は、これが「K防疫がデタラメである」かどうかについて、現時点で判断が難しいことに加え、今回の鈴置論考では2月下旬から5月上旬までの動きを取り上げることに力点が置かれていたからではないかと思います。

しかし、鈴置氏のことですから、もしこの「ゲイバー(?)感染」事件についても、たとえば韓国社会の本質ものだ、といった観点から取り上げる価値があると判断されれば、後日の鈴置論考に取り上げられるのではないでしょうか。

期待して待ちたいところです。

じつは日本社会の問題

さて、鈴置論考の末尾には、こんな記載があります。

文在寅大統領のように臆面もなく『韓国すごいぞ!』と語る韓国人が多いので、つい日本人は信じてしまうのですが、真に受けてはなりません。判断を誤ります。/『大邱の失敗に学ぶ』と答弁した安倍首相は十二分に分かっていると思われます。でも、ろくに調べもせずに、テレビや新聞で『韓国のようにPCR検査を増やせば問題は解決する』と主張する人が跡を絶ちません。

あれ?

これって韓国論じゃなくて日本社会論そのものではないでしょうか?

専門知識も見識もない芸能人をひな壇にズラッと並べて感想を述べさせたり、買占めや社会不安を煽ったりする日本のテレビ番組は、日本社会にとって百害あって一利なしです。

当ウェブサイトでは以前の『視聴者「テレビ局は専門知識なしにコメント垂れ流す」』のなかで、「放送倫理・番組向上機構(BPO)」が公表している『2020年3月に視聴者から寄せられた意見』のなかから、

  • ワイドショーなどで、医学や法律などの専門知識がないタレントに、安易にコメントさせるべきではない。間違った情報が拡散されており、危険に感じる。
  • 新型コロナ感染拡大の影響で、トイレットペーパーやティッシュペーパーの品不足が連日放送されている。放送では、デマであることも、在庫は潤沢にあるとのコメントもされているが、その背景に流れる画像は、大型店などにおける空っぽの棚ばかりが強調されている。

といった辛辣な意見を取り上げました。

その意味では、鈴置論考の末尾は、韓国ではなく日本社会に対する警鐘として機能しているのではないかと感じる次第であり、こうした議論の広がりに知的好奇心がそそられるからこそ、鈴置論考を多くの人々に強くおススメするゆえんなのです。

新宿会計士:

View Comments (59)

  • 新宿会計士様、更新ありがとうございます。

    有り体な事を発言している首相に対し、言葉の端々について食い付く論客は、ある意味批判していた国家と似た行動に走ってしまっているとも私は危惧しております。

    韓国のこれまで執ってきた感染症対策とその結果についてはそろそろカビが生えてきそうな季節になりましたが、風化させる事なく認識として持たなければならないでしょう。
    ともすると、同じ轍を踏ませようとする勢力が巷にゴロゴロしておりますので。

  • 韓国人の厄介さの一つは「認知の歪み」
    同じ事柄に遭遇したとして、認知が余りにもかけ離れているので
    奇怪な解釈になる。
    普通に付き合っていてもトラブルの温床だし、同盟関係などでは
    危険ですらある。

    同時に、日本人のコミュニケーションも問題だと思う。
    コミュニケーションは相手の受け取った事が全て。
    自分の正しさで自己完結して、相手や時には直接の相手より重要な
    第三者がどう受け取ったかに無頓着な日本人の対話法(今回のコロナの
    件で、一般人に馴染みが薄い専門用語や、変な横文字言葉を会見で
    多用した小池都知事とか典型)も、日韓関係で数々のトラブルを
    引き起こしてきた要因。
    安倍総理が韓国の対応を反面教師として出したと言っても、それが
    韓国や韓国系議員どころか、日本人にすらきちんと伝わって
    いないのでは意味がない。

  • 日本のマスコミは大邱の医療崩壊は報道していないし、ゲイクラブなどでの大クラスター発生もたぶんマトモには報道しない。
    インドでの韓国のLG関連会社の大規模なガス漏れ事故は、日本では、LGとも韓国の力の字とも報道しない。
    文在寅政権は、日本のマスコミ対策に巨額の予算をつぎ込んでいるとか?
    Kポップや韓流ドラマを国策としてバックアップしてきたように、やはりK防疫を国策としてプロパガンダするために、巨額な工作金が日本へ流入している?
    新型コロナ流行で、広告費激減らしいテレビ関係など、報道しない自由どころか、中韓からの工作金に忖度しながらの反日プロパガンダ放送局になりきっていくばかり…?

    • > ゲイクラブなどでの大クラスター発生もたぶんマトモには報道しない。

      殆どの日本のマスゴミが、クラブの看板の内、「CLUB」と書いてある部分だけ写して、その前のクラブの固有名詞をボカして放送してましたが、NHK(だけかどうかは知らない)が、クラブの固有名詞の部分もボカさず鮮明に放送したのには驚きました。最近、NHK方針転換したの? それとも、単なるミスで放映してしまったの?

      > インドでの韓国のLG関連会社の大規模なガス漏れ事故は、日本では、LGとも韓国の力の字とも報道しない。

      少なくとも、NHK、朝日新聞、サヨク系地方紙の一部紙の記事に、キーワードである「韓国」も「LG」も両方共載っていた(NHKは放送内容に含まれていた)事を確認済です。

      両件共に、フォローアップ記事が少ない(皆無ではない様だが)のは御約束か?

      話飛びますが、、、

      マイナンバーカードの公的個人認証の有効期限に関し、マスゴミはそんなの知らないとか、パスワードなんか忘れてしまったとか大批判キャンペンを繰り広げている様だが、マイナンバーカードの給付を受ける時に、キチンと説明を受けたし、それでも忘れるだろうという事で説明文も付けてくれたし、パスワードの控えを書いた紙カードまでも付けてくれた。(そんな紙カードがあっていいの?という逆方向の議論なら解るのだが。)

      住基カードの公的個人認証を期限切れ迄しぶとく使っていたので、マイナンバーカードではまだ経験していないが、住基カードの時は、「そろそろパスワードの期限が切れますよ。」という御知らせの手紙迄来ていた。

      「箸が転んでもマイナンバーカード批判キャンペーンだ。」という特亜の工作活動ではないだろうか?

      • 墺を見倣え様へ

        NHKや朝日新聞の動きに気がついていましたか…
        墺を見倣え様にとっては、恐らく朗報であろうと思います。
        NHKや朝日新聞は、基本は『反北朝鮮』です。ですが状況に応じて、すぐに『親北朝鮮』に転じるところが、このマスゴミの油断のならないところです。

        NHKや朝日新聞は『反北朝鮮』であろうが『親北朝鮮』であろうが、それよりも重要で絶対に揺るがせにしない『テーゼ』があります。
        それは『反韓国財閥』の一点です。(ちなみに日本企業も敵、各国の企業、資産家もすべて敵です)(笑)
        韓国の財閥の不祥事であるなら手を抜かずに報道しようとする姿勢は、大韓航空のナッツリターン事件報道でも一貫していました。

        LG化学は紛れもなく韓国財閥でありますから、その不祥事は『反韓』『親韓』に関係なく報道しなければなりません。
        むしろ、讀賣、産經、日経などは『親韓国財閥』ですから、韓国財閥の不祥事はできるだけ報道するまいという姿勢を貫いています。

  • 新宿会計士さんや鈴置さんのような人がいなかったら、メディアのミスリードで多くの日本人が洗脳されることになっていました。心から感謝です。

  • PCR検査を増やさなくても日本は上手くやっている(だから増やさなくても良い)という論調が、厚労省・政府辺りから出ていますが、これにはやや疑義を禁じ得ません。
    確かに検査をしても治療が進む訳でもありませんし、韓国のように実質的に医療崩壊を招くと言うのも当たっているのでしょう。
    国内でのコロナによる死者が少ないのも事実でしょうし、診断にはCTの方が有効というのも、まあ理解します。。
    それでも検査の絶対数が少ないと、陽性率が~とか死者数が~と言っても説得力が無いのも事実です。
    また無症状陽性者がどの程度居るか判らないのに、行動制限のレベルや制限する地域をどう決めるのかというのがあります。
    今回緊急事態宣言の延長・解除について政府から何も基準が示されないと言うのも、実はこの「現状が把握できていない」と言うのがあるのではないでしょうか?
    これの解消には、やはり検査を増やす以外に無いでしょう。
    抗原検査や抗体検査の簡易検査キットが出回れば、PCRに頼らなくても良いと思いますので、精度は落ちるとしても検査数は増やせます。
    要治療者の選別に使うと言うのではないので、医療従事者は全員としても、他は抜き取り検査で充分な母数さえ確保できれば判断の目安にはなると思います。

    「韓国に倣ってPCRを~」とヒステリックになることも、逆に「検査能力の不足」を「検査が不用な理由」で隠すことも不毛だと思います。
    今回の政府の延長・解除については、従来の「総合的に勘案して」の立場から一歩も出ない、如何にもアナログなものに見えて仕方ありません。

    • 門外漢様

      個々の感染者(疑いを含む)をきちんと検査できる体制にするためPCR検査が十分できるようにしていくのと、全国の感染動向を把握するのを分けて論じた方がよいだろうと私は考えています。
      後者の取り組みが、例えば、献血で得られた検体の調査であり、コロナ肺炎以外での入院患者の調査(慶応がやりました)だと思います。これはまんべんなくやらなくてもある程度の数が集まれば統計的に推定可能であり、献血者、入院患者とも母集団に偏りがあるのは事実ですが、貴重なデータであることに変わりはありません。
      今後、無症状だけど抗原陽性(おそらく無症状の感染者)の扱いや無症状で抗体陽性(既感染か感染中)の方の扱いも変わっていく(現在は公には両者とも行われていないのでもしあれば隔離となるはず)と思われ、それはこれらのデータがもとになると思われます。
      また、コロナ肺炎以外の理由で入院してきた患者さんが実はコロナ感染中だったという事態を防ぐための入院時検査も確か始まっていたあるいは始まる予定だったと思いますので、全国的にデータは集まると思います。

      • 東京カモノハシ倶楽部様

        レスありがとうございます。

        >個々の感染者(疑いを含む)をきちんと検査できる体制にするためPCR検査が十分できるようにしていくのと、全国の感染動向を把握するのを分けて論じた方がよい

        このお考えに同意です。というか、そのつもりで投稿しているのですが、筆力が無い為違う意味で取られたでしょうか?
        精度の点からも感染疑い者にはPCRを、少なくとも医師の判断があれば受検できるようにするのは当たり前だと思っています。
        但し、あくまで検査であって治療では無いので、希望者全員に受検させる必要はないだろうと、現在のインフルエンザの検査手続きに準ずれば良いと思っています。
        一方で、それでは全国的な感染状況の把握は不十分なので、簡易検査で数をこなせば良いと言うのが趣旨です。
        勿論入院患者や献血希望者のデータも有用ですが、やはり偏りは否定できません。特に地域ごとの傾向把握には不十分では無いでしょうか。
        また言われているように抗体を有する人には優先的に業務に復帰し手貰うと言う考えも肯定します。再発の可能性も否定できませんが、少なくともやみくもに従事させるよりはマシだと思います。
        企業が自主的にする場合もPCRに関わらず、抗体・抗原検査を併用すれば良いと考えます。

    • 門外漢様

       さらに、今は、多くの経済学者たちから、
      「PCR検査数を大規模に増やさないと経済活動を怖くて再開できない」
      という、医学的な立場とは、全く違う立場から、多くの意見が出されて
      いる状況です。

      • その検査に騙されて武漢ウィルスを蔓延させた。

         大韓民国は、その検査をやりまくって偽陽性で病院を満室にして本物の武漢ウィルス重症者を病院に近寄らせなかった。
         その検査に夢中になったその結果、武漢ウィルス蔓延半島となり世界中から入国禁止をくらったまま。

         検査そのものがいい加減、武漢ウィルス感染者なのに検査結果は、感染していない。感染者が、安心して感染させまくる。
         検査をすればするほど安心できなくなる。

        • 団塊様

          検査をするのが目的化してしまうと仰るような医療崩壊につながると思います。
          あくまで検査は治療や社会活動のための手段です。
          目的に合った方法や範囲を吟味して行うべきですね。

      • 匿名希望の平民様

        レスありがとうございます。
        仰るような議論は理解します。
        ただこれについては、あくまでも企業活動の一環として行うのが良いのではないでしょうか?
        既に業務に復帰させる社員に検査を実施している企業もあるやに聞いています。
        将来的にはワクチンを接種させる企業が出て来ることも考えられ、それが企業活動のアドバンテージとして扱われることも当然あると思います。

    • 日本は自粛要請など必要ないのですよ、本当は
      (武漢ウィルス死者数)
      都市封鎖した
       アメリカ 8万人オーバー 
       イギリス.イタリア.フランス
      の合計 約3万人

       日本は 約600人

      百分の一なのに自粛。←これで自粛やるか

       欧米先進国にあらぬ疑いをかけられないようにするお芝居
       アメリカじゃニューヨークだけで1日で二千人の死者。という。

      白人先進国に異質な日本という先進国は、
       共産支那武漢ウィルス攻撃を見事に防いでいるとバレないために大袈裟に東京から人が消えたように見せ掛けなければならなかった。
       田舎は、もういいだろ。勘弁してくれよ

  • 文化庁のサイトには、他山の石は、他人を手本から学ぶことではなく、よくないことから学ぶことの意味であり、特に目上の人に使うのはよくないとありました。

    https://www.bunka.go.jp/pr/publish/bunkachou_geppou/2011_10/series_08/series_08.html
    広辞苑からも

    自分の人格を磨くにの役立つ他人のよくない言行や出来事。

    とされていて、まさに他人の失敗から学ぶ反面教師の意味です。

    「他山の石」は、聞いた人間の知的レベルを計るのにいい言葉ですね。

  • K防疫??何それ??韓国はいつもの自意識過剰です。世界の国々は自国の感染対策で精いっぱいで極東の小国の状況など眼中にありません。韓国や日本の感染状況がどうなっているか知っている人はいないでしょうね。

  • 韓国国内が文在寅劇場で喜劇を演じていることは正直どうでもいいことです。ただVANKを中心とした日本国内の工作が活性化しているからなのか、日本のマスメディアでカンコクガーカンコクガーと呪文のように韓国賛美(しかもデマ!)を繰り返すことは、犯罪レベルの悪行だと思います。
    事実に即した賛美ならまだしも、わざとなのか無知なのか、デマゴーグを基にしたものは嫌悪どころか憎悪すら覚えます。
    個人的には、現日本はマスコミ主導型の衆愚政治だと思っています。日本はデマというポリープが発生し始めたがん患者です。とは言え日本社会の構造的欠陥ではなく第三国の工作によるデマであるなら、外科手術で摘出することは可能だと思います。今はアメリカ中心にレッドチームに対する圧力も日に日に増しています。他力本願ですが世界の趨勢はもはや変わりません。中韓ポリープはアメリカ中心の医師団に切除してもらうしかないのかもしれません。

  • つまらない話ですが、K防疫とは、つまるところ、監視社会型防対策とでもいったところでしょうか。

    民族のプライド・自尊心を最優先にするが故に、”世界標準”になったと聞けば、多くの国民は、それを無上の喜びとし、異論は許さず潰しにかかる。
    何のことはない、劣等感の裏返しでしかありません。世界に冠たる整形文化もそうなのでしょう。

    こういった思考が、韓国では一般的なので、たとえば自称徴用工事案が国際法違反となることなど、知ったこっちゃない、となります。

    反面教師、他山の石とするのに、韓国ほどよい国はないと思います。

    • 徴兵した軍医を現場に投入するところまでやらないとK防疫は完成しません。日本はまず徴兵制を導入するところから始めないといけませんね。

      • 匿名さま、

        徴兵制ですか。強い軍隊を目指すなら志願制がいいなぁって思っています。
        私のような年寄りでも志願できるのなら、喜んで志願したい。
        現在のように兵器も機械化、IT化が進むと素人では難しいでしょう。
        大多数の兵隊さんに毎回一から教えて訓練するのも時間がかかる。

        黒田隊も兵農分離(志願制)が進んでいたので半島でも問題なく戦えたと思っています。

    • >何のことはない、劣等感の裏返しでしかありません

      「補償」という心理メカニズムがあります。精神的・肉体的に自分が劣ってると自覚するとき、それを別の形で補う、代償を探そうとするこころの働きです。誰でも自分が劣っていることを認め、それに向き合うことは辛いことです。そのため対処の仕方が二つに分かれます。

      ひとつは現実に対峙し、劣等感を補うためまっとうに努力しそれを克服する方法。肉体的ハンディをむしろ違う方面での「向上」のバネとして、偉業を成した人ならたくさんいるでしょう。

      もうひとつは、現実から目をそらし、劣等意識を隠すために他人に尊大な態度を取ったり攻撃的になるパターン。あまりに劣等意識が強く、自分の欠点が補えそうにない場合にこういった「過補償」になりがちです。
      過度に優越、権力を求めるようになり、落ち着きがなく、せっかちで、激情に陥りやすくなり、他人のことを顧慮することができなくなります。場合によっては「誇大妄想」の域まで行きます。

      単なる誇大妄想を「プライド・自尊心」と呼ぶのは、ちょっと違う気がします。
      過剰な優越感(ときに「誇大妄想」)は、過剰な劣等感の裏返しなだけです。

      • 匿名 様

        なるほど、プライドや自尊心は、よい意味でも使いますね。

        よって、仰るとおり、誇大妄想、という言葉が適当かと。

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