昨日の『韓国のベネズエラ化が加速?日本は混乱から距離を置け』では、4月15日に行われた韓国の総選挙の結果、文在寅氏の出身母体である左派政党が圧勝した、という話題を取り上げました。こうしたなか、偶然でしょうか、その翌日である4月16日は、2014年に発生した悲惨な海難事故「セウォル号事件」の発生から、ちょうど6年目の節目だったそうです。いまや「新型セウォル号」の船長となった文在寅氏が「セウォル号の教訓」に言及するというのも、何やら皮肉な気がしますね。
目次
セウォル号事件
文在寅氏「セウォル号の教訓がコロナに生きた」
4月16日は「セウォル号事件」からちょうど6年目の節目だったそうですが、韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)に、こんな記事を発見しました。
セウォル号沈没から6年 文大統領「教訓がコロナ対策に生きた」
修学旅行中の高校生ら300人以上が犠牲になった2014年の韓国旅客船セウォル号沈没事故から6年となった16日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は<<…続きを読む>>
―――2020.04.16 08:27付 聯合ニュース日本語版より
これは、文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領がこのセウォル号事件について、
「新型コロナウイルス感染症に対するわれわれの姿勢と対策にはセウォル号の教訓が生きている」
とするメッセージをSNS(交流サイト)に寄せた、という話題です。さすがに武漢コロナウィルスの蔓延をセウォル号と結びつけるには無理があるようにも思えるのですが…。
もちろん、一見すると韓国ではたしかに武漢コロナウィルス蔓延の抑え込みに成功しているようにも見えます。というのも、日々、数百人単位で新規感染者が出ている日本などをしり目に、韓国では最近、1日当たりの新規感染者が20~30人に留まっているからです。
韓国の場合、大規模なクラスターが発生したのは結局、新興宗教団体であり、また、「韓国では全数検査は行われていない」という重要な事実については、韓国観察者である鈴置高史氏は3月31日時点で指摘しています。
コロナ対策で「文在寅」の人気急上昇 選挙を控え「韓国すごいぞ!」と国民を“洗脳”
世界中の国が新型ウイルスと闘う中、韓国では国民が2つに分かれ争う。韓国観察者の鈴置高史氏が「肺炎と政争」を読み解く。<<…続きを読む>>
―――2020年3月31日付 デイリー新潮より
ただ、この「セウォル号事件」という単語を久しぶりに目にしたので、改めてこれについて振り返っておくのは良い機会かもしれません。
セウォル号転覆「事件」とは?
さて、2014年4月に発生したの海難事件を、当ウェブサイトでは「セウォル号転覆事件」と呼んでいます。一般にこれは「セウォル号転覆事故」などと呼ばれていますが、これを「事件」と呼ぶのには、理由があります。というのも、調べれば調べるほど、「人災」であるように思えてならないからです。
「事件」が発生したのは2014年4月16日午前のことですが、当時の手元メモをもとにこの「事件」そのものの特徴を列挙すると、だいたい次のとおりです。
- ①転覆当時、現場海域は天候も良く、視界も良好で、水深も十分であった
- ②セウォル号はもともと日本製の中古フェリー船を買ってきたものだが、韓国側に引き渡されたあとに改造が施されたために重心が高くなった
- ③同号にはバラスト水が不足しており、また、転覆時点で上限値の数倍の貨物が過積載されていた
- ④転覆時に実際に操舵していたのは船長ではなく、未熟練の三等航海士だった
- ⑤乗客・乗員の死者・行方不明者は300人余りに達した
- ⑥転覆時に船長は乗務をしていなければならないところ、ステテコ姿でギャンブルに興じており、乗客の誘導を行わずに真っ先に逃げ出した
…。
こうやって改めて列挙しただけでも、「あり得ない話」の連続です。
通常の「海難事故」だと、異例な嵐に巻き込まれるなどして船舶が沈没してしまうケースや、水深が浅い海域で座礁してしまうケースなどが多いようなのですが、セウォル号沈没の原因は、明らかに自然災害ではなく、人災だからです。
なぜ、これが「人災」なのか?
では、なぜこれが「人災」といえるのでしょうか。
まず、転覆が発生した物理的・人的要因のうち、①については「自然現象(悪天候による転覆や座礁)ではなく、明らかな人災である」という証拠であり、②、③については転覆原因が「船体のバランスが崩れていた」という人為的な過失である証拠であり、④については「操舵ミス」が疑われる証拠でもあります。
また、⑤については近海での海難事故であるにもかかわらず、犠牲者数が多すぎる点、⑥については「最後まで船に留まり、最後の1人に至るまで」乗客の救助に尽力すべきである」とされる船長の義務を自ら放棄したと考えられる点から、いずれも「通常の国ではあり得ない過失」の積み重ねと考えられます。
さらには、「荷物を少しでも多く積み込むために、船の安定のために必要な『バラスト水』を抜いていた」という点は、運航会社の安全意識のなさを示すものであるだけでなく、検査でそうした状態が発覚しなかったということでもあり、韓国の行政の不作為にも大きな責任があることは間違いありません。
そして、犠牲者の数が多くなった理由は、過積載に加え、乗客・乗員の数が500人近くに達していたためでもあります。とりわけ、修学旅行中の300人あまりの高校生に犠牲者が多かったと伝えられていますが、多くの若い命が犠牲になったとは、実に痛ましい話です。
つまり、セウォル号事件とは、結局のところ、失敗の積み重ねにより発生した悲惨な事件であり、しかもいったん転覆して以降の対応のまずさも、犠牲者を拡大した要因だったのではないでしょうか。
セウォル号事件は失敗の積み重ね
- 韓国の行政が機能していれば違法改造はなされていなかった可能性がある
- 違法改造がなければ過積載は生じなかった可能性がある
- 多少の操舵ミスがあったとしても貨物の過剰積載がなければ沈没していなかった可能性がある
- 三等航海士が代わりに操舵していなければ操舵ミスは発生していなかった可能性がある
- 沈没しても乗務員がきちんと避難誘導を行っていれば死者が減った可能性がある
- 救命具が備え付けられていればもっと多くの乗客が助かった可能性がある
彼我の違い
日韓の類似事例の違い
さて、わが国でも当時よく議論された話が、「日本の常識では考えられない」、という意見です。
日本の常識だと、フェリーには救命胴衣や救助ボートなどが搭載されており、また、非常事態では乗務員が乗客を安全に避難させるはずですし、貨物の積載方法、積載重量などにも非常に厳しいルールが設けられています。
もちろん、日本自体が海運大国であるという事情もあり、過去にさまざまな海難事故を発生させているのですが、セウォル号事件と類似した事例として、よく引用されるのが、「ありあけ号」の転覆・沈没事故(2009年)です。
韓国、旅客船沈没で「日本見習え」…最後までとどまった船長、救助率96%
韓国の旅客船沈没事故をめぐり、日本の同形船の事故で見せた船長の対応や、日本の救難体制について、韓国から「日本を見習え」との指摘が出ている。<<…続きを読む>>
―――2014.4.27 19:30付 iza!より
産経系のウェブ評論サイト『iza!』などによると、「ありあけ号」は2009年11月に三重県沖で転覆したのですが、同号はセウォル号と同じ造船所が建造したものであり、かつ、運航会社は「なみのうえ号」(韓国に売却され「セウォル号」となる前の船名)を運営していたマルエーフェリーです。
『iza!』によると、ありあけ号、セウォル号ともに、転覆した直接の原因は積み込んだコンテナが荷崩れを起こし、横倒しになったことだそうですが、コンテナの荷崩れを起こしたさらにその原因は、ありあけ号の場合は高波、セウォル号の場合は操舵ミスです。
また、両号の転覆については、決定的に異なっている点があります。
- 「船が傾くと、船長はマニュアルに従って救助を要請するとともに、乗組員は即座に客室に向かい、扉が開かなくなる恐れがあるとして、客室から乗客を退避させた。」
- 「沈没前のセウォル号のように船体の傾きが急になると、消防用のホースで乗客らを甲板に引き上げた。約2時間後に乗客全員がヘリコプターで救出されるのを見届けた後、船長らは救命ボートを下ろして海に飛び込んだ。」
その結果、ありあけ号の事故では犠牲者はゼロに留まったのだそうであり、かつ、日本政府はこの事故後に客船にコンテナ固定装置の設置を義務付けるなど、事故対策も進んだのだそうです。
船長が真っ先にスタコラサッサと逃げ出す
もちろん、外国の事件をわが国の常識で判断すること自体がナンセンスです。また、先ほども申しあげたとおり、日本でも悲惨な海難事故などは多数発生しており、「日本は無条件に素晴らしい」、という話ではありません。
これに加えてありあけ号の場合、閑散期という事情もあってか、当時、乗客はわずか7人だったそうであり、ありあけ号で乗客誘導がうまく行った点を、乗客数が400人を超えていたセウォル号のケースと同一視するのはアンフェアでしょう。
ただ、こうした点を割引いたとしても、やはり、事故が発生した直後に、本来ならば乗客の究明に責任を負っているはずの船長ご本人が、真っ先に(しかもパンツ一丁で)スタコラサッサと逃げ出したというのは、どう考えても擁護できません。
もちろん、1970年に沈没した「かりうおるにあ丸」のように、船舶の最高責任者である船長が最後まで下船を拒否し、船舶と一緒に沈んで行くというのは、逆の意味で極端な事例ではあります(かりうおるにあ丸事件については下記国土交通省ウェブサイトもご参照ください)。
【参考】機船かりふおるにあ丸遭難事件
沈没の約20分前、来援したニュージーランド国籍の冷凍貨物船オーテアロア号の救命艇がかりふおるにあ丸に接舷し、乗組員22人を乗せて同号に収容した が、船長は退船を拒否し、船橋に残留して行方不明となり、救命艇が落下した際などに海中に転落した6人のうち2人がえくあどる丸に救助され、その他4人が 行方不明となり、負傷者8人を含む24人が救助された。本件は、ぼりばあ丸に続く大型鉱石船の遭難事件で、大型船は沈まないとの認識を再び改めさせることとなり、しかも船舶の最高責任者である船長が、船と運命を共にしたことから国民は大変なショックを受けた。
―――国土交通省HP『日本の重大海難』より
いずれにせよ、セウォル号の事例では、「本来ならば適切な避難誘導を行わなければならない船長が真っ先に逃げ出した」という点が、なんとも教訓めいているのです。
(※余談ですが、1950年に朝鮮戦争が勃発した際、建国間もない大韓民国の国家元首にして軍の最高司令官でもあった李承晩(り・しょうばん)が、戦争勃発とともに首都を捨てて真っ先にスタコラサッサと逃げ出し、多くの避難民で溢れる漢江に架かる橋を爆破した、というエピソードもありましたね。)
政治経済の素人に絶対権力を与えた韓国
さて、昨日の『韓国のベネズエラ化が加速?日本は混乱から距離を置け』でも考察しましたが、韓国では4月15日の総選挙で、文在寅氏の出身母体である「ともに民主党」「ともに市民党」などの左派政党が300議席中180議席を制して圧勝しました。
文在寅政権や与党は今後、それこそ改憲以外の何でもできるようになるわけですし、20議席ほど保守陣営を切り崩せば、改憲すら思いのままです(それを切り崩すのが容易かどうかはわかりませんが…)。
ただ、まことに申し訳ないのですが、外部から韓国を眺めていると、文在寅氏が「絶対権力者」に近付いたことでどうも韓国という「国そのもの」がセウォル号のようになってしまったような印象を抱いてしまいます。
セウォル号は「素人による運航」を直接の契機として、その他さまざまな要因が積み重なって沈没してしまい、多くの犠牲者を出しました。韓国は政治、経済の素人である文在寅氏に絶対的な権力を与えてしまったことが、「韓国自体のセウォル号化」を意味するものでなければ良いのですが…。
ヒトラー=文在寅説
さて、日本でも「安倍は独裁者だ」などと述べる扇動家などがいるのですが、そういうときにはたいてい、彼らは安倍総理のことをヒトラーにたとえます(ついでにいえば、「安倍は独裁者だ」と批判する人に限って、習近平や金正恩のことは絶対に批判しないのも不思議な話ですね)。
ただ、ヒトラーはもともと、民主的な選挙などの手続で政権を獲得してきたという経緯があったことを、忘れてはなりません。
そして、選挙を通じていったん政権を獲得し、その後はポピュリスト的手法で支持を拡大し、やがては絶対的な権力を獲得していくという意味では、「ヒトラー」に例えられるのは安倍晋三総理大臣ではなく、むしろ文在寅大統領ではないかと思う次第です。
※なお、文在寅氏が「ゲシュタポ」を創設したという話題については、同じく韓国観察者の鈴置高史氏が次の論考で指摘していますので、ぜひ、ご一読ください。
文在寅政権が韓国の三権分立を崩壊させた日 「高官不正捜査庁」はゲシュタポか
韓国の三権分立が完全に壊れた。左派の文在寅(ムン・ジェイン)政権が検察や裁判所を監視する組織を作ることに成功したからだ。左派は司法を掌握し、永久執権を目指す。韓国観察者の鈴置高史氏が隣国の民主主義の崩壊を解説する。<<…続きを読む>>
―――2020年1月7日付 デイリー新潮より
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私には韓国が既にかなり国家が傾いているような感じ(しかもバラストを傾く方向に注入)にしか見えません。
いよいよ国家がヤバくなって来たとき、大統領(前になっているかも)何処へ逃げ出すのか楽しみです。
(新たにGSOMIA結んだあの国かな?)
おはようございます。
更新ありがとうございます。
>そして、選挙を通じていったん政権を獲得し、その後はポピュリスト的手法で支持を拡大し、やがては絶対的な権力を獲得していくという意味では、「ヒトラー」に例えられるのは安倍晋三総理大臣ではなく、むしろ文在寅大統領ではないかと思う次第です。
賛成です。
また、火器管制レーダー照射事件や輸出管理強化騒動、コロナ禍問題、米軍駐留費交渉などでの「どうせバレる嘘を吐いてその場凌ぎを図る」という手法は政治家として悪質だと思うのですが、韓国民のホルホル精神も相まって?結局通用して来ているところ、酷いものだなぁと思います。
用日派政権が始めた愚民化教育の賜物ですかね。。。
肝心なときに逆方向へ突っ走る。どさくさに紛れて火事場のなんとかを挙行する。論理も倫理も超越したナナメ上行動はカノの国の特長であると、半島劇場の新たなひと幕としてこのたび開陳されているかのようです。
こちらにお集まりのみなさまにあってはニュージャパン火災直後に発生した羽田沖墜落事故などは昨日あったかのごとく思い起こせる向きもあろうというもの、どちらのケースも、残念なトップ、残念な結果が苦い教訓として心の傷を社会心理深くに残したかのごとくです。
情勢悪化しようとも、冷静な分析のもと、未来を見通し、明るい希望を形にする努力へ注力続けようではありませんか。平常心は忘れずに。それは強みです。各自持ち場をまもれということで。
更新ありがとうございます。
文大統領の「新型コロナウイルス感染症に対するわれわれの姿勢と対策にはセウォル号の教訓が生きている」との発言、いかにもセウォル号は朴槿恵の政権時、私は関与してない、というように聞こえますね。
「教訓」だなんて、多数の学生や教員の命を奪ったミスのオンパレード禍を比較にして言うのは、海難で亡くなった方に対する思い、スッカリ抜けてますね。
結局、セウォル号は乗ってた人が運が悪い、我々はそんな事知らない、なんでしょう。
経済にドシロウトの進歩派ですから、私は今後も大した手は打てないと思う。
私は、幸い今のコロナ禍で職を失ったり、体を壊したりしてませんが、日本にもボツボツ被害者は出ています。とにかく韓国の独り芝居のコロナ成功談など、どうでも良く、早く鎮静化と社会のリスタートを待ってます。
韓国は「セウォル号」という単語で物事を括ってしまい、そうして「アレは前政権で起こったこと」という括りで、韓国人自身の社会性に起因したかも知れないことから目を背けてるんですね。
それは文在寅政権がどうとかという話を越えて韓国人に更なる厄災をもたらしかねない、と思います。
悪い話は朴槿恵のせいにして全部押し付ければ自分らは反省しないで済む、という訳です。自分ら自身の内なる「セウォル号」には頬かむりして。
そうでなくても韓国人は刹那的な勢いだけでいい気になる傾向があるけど。
以前にソウルの南大門が焼失した時に、「燃えるような愛国心でもって歴史的価値を損なわぬよう建築当事の作業や材料そのままに韓国製品だけで再建する」とぶちあげたことがありました。
しかし後になって膠や染料などの材料が日本でしか作ってないことが判明した上に、再建後の出来もトンでもないことになったようです。かくのごとく韓国人の行動は「掛け声」を裏付けるバックボーンや事前の思慮や準備が伴っておらず、そうしたことを考えることさえ避けているように見える。情熱に冷水を浴びせる理屈が嫌いなせいなのか。
韓国人の掛け声は韓国人にとって要注意だと思います。
セウォル号事件は、韓国社会が、リスクよりも効率を優先する、誰も責任を取らないという、2点を広めました。
リスクよりも効率を優先するというのは、良い表現で、高速鉄道がガムテープで補修して運転を継続したりしますので、安全無視ということも出来ます。
誰も責任を取らないのは、船長が逃げ出すことでもお分かりになると思いますが、船長が特別無責任なわけではなく、無責任な国民全体の代表として、船長が逃げ出したといえると思います。
また、セウォル号が沈むまでの間、さまざまなデマが飛び交い、沈んだ後にも潜水艦と衝突したなど、デマが飛び交いました。沈む前のデマは、広く拡散し情報を混乱させました。デマを発信した人は、誰も責任を追及されていません。
新宿会計士さんが、整理した事故原因は、客観的に分析されていますが、韓国人はその前提を「海外に知られると恥ずかしいもの」として、様々なデマで事実を認めようとせず、その責任を政府に求めました(韓国国内では、まだ原因究明がされたことになっておらず、被害者家族はまだ仕事もせず、被害者様の地位を確保することに努めているようです)。
責任を求める側は、責任が(悪く)無いものとして、誰にでも責任を押し付け、自分の責任を回避しようとします。責任を取るのは、自分ではなく相手なのです。
セウォル号の教訓が、コロナウイルス防疫の役に立ったとは思えません。
さまざまなデマが飛び交い、政府は宗教団体に責任を転嫁しようとしました。
教訓が役に立ったことといえば「政府の責任にならないように、上手く情報操作をする事が出来た」という点で、安全無視と誰も責任を取らない社会は、何も変わっていません。
先日の選挙結果も「韓国経済のリスク」にとって、正しい判断かどうかは、分かりません。
しかし扇動されて投票した国民は、経済が悪くなると、政府の責任にするはずです。
選挙が終わり文政権は、磐石の状態に見えますが、韓国経済がデフォルトした後に、韓国国民の多くが、「もう船から逃げ出すには遅い」と気づき、政府の責任にすると思います。先日のアパレル業界の「自分は悪くないから、政府は支援するニダ」という話は、航空業界、自動車産業、鉄鋼、造船などで散見されています。
各業界が、まず自分を救えと、政府の補助という蜘蛛の糸をめぐって、卑しい争いをするでしょう。
救われるのは、政権に近い「ウリ」が救われ、政権から遠い「ナム」は救われない事になり、セウォル号が、沈んだ時と何も変わら無いと思います。
文大統領が逃げ切れたら、変わっているかもしれませんね。
ただし、その変化は「自由が無くなる」という言葉で、一括りにできると思います。
これは秀逸な分析です
1.韓国はリスクよりも効率を優先し、そして誰も責任を取らない社会
2.自分の責任を回避し他に転嫁する
3.今後は経済の責任問題で紛糾するだろう
一事が万事ですね
日本も心配
1.日本はリスクよりも効率を優先し、産業を空洞化させた。誰も責任を取らない社会。
2.ブラック経営者達は、空洞化促進・労働分配率引下げ・内部留保積増しにしか興味なく、問題が起こっても責任を回避し他に転嫁する。
3.日本の場合、なあなあで済ませて、紛糾すらしない。
墺を見倣えさま
日本の産業が空洞化したのは、10年くらい前の話で、今では年々コンプライアンスが、厳しくなっており、各企業ともそれを遵守する方向だと思います。
また、韓国の責任を取らないのと、日本人の責任を取らないのは、大分違うと思います。
ブラック企業も、コンプライアンスの観点から、少しずつ解消していると思います。
今回の経済危機で、日本も心配なのは事実と思います。
日本は、空洞化を元に戻す事が出来る、素地があると思います。
ポジティブに、日本再生を進める、よい機会と捉えてはいかがでしょうか。
現実は厳しいでしょうけど、そうでも言わんと。
> 日本の産業が空洞化したのは、10年くらい前の話で、
十年以上前からやってますが、今でも続いてます。
> 今では年々コンプライアンスが、厳しくなっており、各企業ともそれを遵守する方向だと思います。
「それを遵守」って、(空洞化防止に関して)「何を」???
工場の海外移転や、国内に投資しないで海外に投資するや、国内発注を海外発注に切替る事などは、別に違法でもなければ、倫理的にそれほど追及される事でもないので、コンプライアンスとどう結び付くのですか?
> 韓国の責任を取らないのと、日本人の責任を取らないのは、大分違うと思います。
細かい違いはあれど、責任を取らない事に変わりないのでは?
> 日本は、空洞化を元に戻す事が出来る、素地があると思います。
日米共に、国内回帰企業に補助金を出す様ですが、どれ位回帰するでしょう。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-09/Q8GCPQDWRGGD01
空洞化を戻すには、AIやロボット等を活用し、もっと生産性を上げて、極少ない人数で工場を回せる様にする必要があります。日本は賃金が安過ぎた為に、ブラック経営者が蔓延り、生産性を上げるより人海戦術という経営になってしまったので、この悪しき風習の一掃ができない事には、先が明るくならない様な気がします。
この先、韓国がセウォっても、同情せず非韓三原則を貫きましょう。
イーシャさま
セウォるって、どう言う意味?
沈んで行ってもって事?
だんな 様
はい、「沈んでも」。
更に言えば、「乗客ごと沈んでも」。
セウォウル号みたいになる、という意味で
流行らせたいから造ったんだと思います。
国がセウォウル号だから、船長逃げる、責任押し付ける。
国民は必ず痛い目を見る、ということを一言で表現
したのだと思います。
匿名 様
ピンポーン。
故意の殺人です。
あの転覆300人以上の死者は、船長機関長以下乗員全員が集まり合意して
乗船客
に『船室から出るな』
と
船内放送を続け乗船客を船室に閉じ込めたまま船もろとも海の底に沈めて溺れ死にさせた船長の
大量殺人です。
団塊さま
私は、船長の殺人と思ってませんし、あの場にいた人の誰かが犯人という事でもないと思ってます。
殺人というならば「韓国社会全員が犯人」が、一番ふさわしいと思います。
確実なのは、自分が悪いと思っている人が、いないであろうことです。
殺人とか事故とかいう見解に、大した意味はないと思います。
もうすぐ彼の地では、あんな小さな出来事は忘れ去られるでしょう。
やがて起こるのは、文政権による残滓の粛清かもしれないし、経済崩壊後の生存競争による相互殺戮かもしれません(あの民族なら文字通り共食いもするでしょう)。
その場合でも放置するか、最大限関心を持っても、こういう条件下であの民族がこういう行動をしたという事実を観察・記録する程度にとどめ、干渉してはいけないのです。
日本の船で日本という超先進国超技術大国での事故なら、船長が真っ先に逃げ出しても誰一人死ぬことはない。
乗船客の子供(15~18才?)を船室から出るなと嘘捏造で座礁した船の船室にとどめおき、
船長も機関長も乗組員全員もが、さっさと座礁船から逃げ出しても、海猿たちが助けてくれる。
こ
れが技術ゼロの朝鮮半島となると死が確定の殺人になる。
朝鮮半島はパクりしかできない、技術はない能力もない朝鮮人種、海難救助隊が来ても座礁船に乗り込まないし助けもしない、船室から出ない客は沈没する船もろとも死ぬと分かっていたのですよ、船長達は。
船長たちが、座礁船の子供たちを甲板に誘導すれば、誰一人死ぬことはなかった。
こうした事故のとき大韓民国の客は、乗組員をボコボコにする。
客に殴られ蹴られないように、乗船客を船室から出さにいように延々と放送し続け、近づいてきた救助船に最初に船長とバレないようにズボンを脱いだパンツ船長が乗り込んだ。
こうやって乗組員全員一致で300人以上の未成年(乗船客)を殺したのです、船ごと海底沈めて。
大邱の地下鉄火災とか、まさしく韓国が凝縮されたようなザ韓国な事件でしたね。放火犯から乗務員までひどいものでした。
日本のコリアウォッチャーの一部は、20年近く飽きもせず毎日毎日「韓国経済はもうすぐ破綻する」と言い続けています。そして実際、過去に二回破綻しました。セウォル号に喩えるなら、沈んでも沈んでも浮かび上がる逞しい船です。破綻は問題ではないのです。
過去二回韓国経済が破綻したとき、日本も無傷ではありませんでした。相対的に体力があったからIMFのお世話になるよりIMFのお世話をした側ですが、国民は非常に苦しみました。中小企業の経営者は塗炭の苦しみを味わい、若者は就職難に喘ぎました。
韓国は、鉄鋼、造船、自動車、家電、半導体と、日本の得意な産業分野をコピーし、安売りで日本の産業を潰す戦略でのし上がってきた国です。比べて台湾は日本との棲み分けができています。韓国は要らない子、台湾は友達です。
問題は、韓国がいつ沈むかではありません。韓国は、沈んでも沈んでも浮かび上がります。日本が心配すべきは、まず日本が沈まないようにすること、国民の苦しみを少しでもやわらげること、そして、
要らない子の韓国を沈んだまま浮かび上がらないようにすること
です。
「韓国は滅びぬ!何度でも蘇るさ!朝鮮の力こそ人類の夢だからだ!」という言葉が思い浮かびました。
何だか叩けば叩くほどいい出汁がでそうですね。
日米が助けない場合、中国が韓国に首にくくりつけた首輪ごと力づくで引き揚げてしまいそうでいやなんですよね…
当の韓国人の多くは苦しむことになるでしょうが、韓国が無くなる訳でもないし、結局紅組として蘇るわけで。要らない子としてすっきりするのはいいですが、居なくなっはくれないんですよね、どうしても。
そもそも前提が間違いです。
韓国がセウォル号だとして、本来沈んでる状態がデフォルトです。日韓併合後に、時の日本政府が(自国防衛のためとはいえ)セウォル号を水面上に上げてしまいました。それが特殊状態です。本来は沈んでいる状態なのです。自力で水面上に上がることが出来ない船ですから、経済は全て日本の劣化コピーです。韓国独自の産業などありません(朝鮮漬くらいです)。
日本のコピー産業であるから、韓国を日本が水面上に維持しようとすればするほど、競合産業の多い日本は割りを食う羽目になります。
沈んでる船は金銀ザクザクの海賊船ではありません。積荷の無い幽霊船です。タイムカプセルのように永遠に沈めておくのが最適解です。決して助けてはいけません。子子孫孫まで日本のアダとなります。
製造業SE さま
>金銀ザクザクの海賊船ではありません。積荷の無い幽霊船です。
一朱金・一朱銀・宋銭の模造品、いまなら500₩硬貨が満載されてた…とも。
効率重視とはいっても「(各位の)我利に向けて」に集約されます。
そんな"歩く悪貨"は市場からとっとと出てって貰わなければなりません。
「戦略的生産財」「高機能素材」「付加価値再生産能力の高い中間財」を、彼らに売らず、彼らから取り上げる戦略を提唱します。戦略的生産財とは製造装置ではありません。高度人材のことです。母国への帰還が進行中です。再渡航決断を思いとどまらせ本国においてそれまでよりも有利な新ポジションを提供することで、カノ国の外国人材頼み産業がこの先V字回復するその芽を矯めるというポーカーフェースなアイデアです。全世界同時に施策するのが効果的。今こそチャンスと思います。