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数字で見た、「日韓は切っても切れない関係」論のウソ

昨日の『セルフ経済制裁?韓国が日本人向け入国ビザ免除停止へ』でも報告したとおり、明日以降、結果的に日韓間でビザの免除措置が相互に運用停止状態になりそうです。こうしたなか、昨年101歳で他界した故・中曽根康弘元首相の「日韓関係は一衣帯水で、必然的に東アジアの歴史を共有していく運命にある」とする発言を読み返していて、ふとした疑問がわきました。果たしてそれは「必然なのか」、です。

日韓関係は一衣帯水?

昨日の『セルフ経済制裁?韓国が日本人向け入国ビザ免除停止へ』、『瀬戸際外交が通じず、ついに泣き落とし外交に入る韓国』の2つの記事を自分自身で読み返し、改めて感じたのは、「果たして日韓関係はお互いに重要だといえるのか」、という疑問です。

日韓両国は地理的に非常に近く、日本の対馬の北端と韓国の釜山の南端は、もっとも短い部分で50kmを割り込むほどの近さにあります。そして、このような地理的近さを表現したいのでしょうか、政治家らはしばしば、日韓関係を「一衣帯水の関係」と述べます。

たとえば、昨年11月に101歳で他界した中曽根康弘元首相は生前、「日韓は一衣帯水の関係であり、必然的に東アジアの歴史を共有していく運命にある」と述べたそうです。

中曽根康弘元首相「日韓関係は一衣帯水」(2017.12.4 21:13付 産経ニュースより)

この「一衣帯水」について調べてみると、

一筋の帯のように、細く長い川や海峡。転じて、両者の間に一筋の細い川ほどの狭い隔たりがあるだけで、きわめて近接しているたとえ」(三省堂『新明解四字熟語辞典』)

とあります。

もちろん、ここまで地理的に近い国が日本に敵対し、日本に攻め込むための準備をしていたり、日本に対する憎悪の感情を持っていたりすることは、日本の平和と繁栄を実現する上では非常に厄介な問題であることは間違いありません。

とくに、昨今、世界的にサプライチェーンの一体化が進むなか、日韓も産業面での結びつきもそれなりに生じているわけですし、今すぐ日韓が「断交」、あるいは「交戦状態」になってしまえば、日本も大変な混乱に叩き込まれることは間違いないでしょう。

ヒト・モノ・カネと日韓関係

ふと気になって調べてみた、ヒト・モノ・カネ

ただ、「一衣帯水」の原義からすれば、地理的に近ければ自動的に「一衣帯水の関係」にあるといえますが、その場合であっても、単に「地理的に近い」というだけの話に過ぎず、自動的に「両国は深い関係を築き上げなければならない」、という結論にはなりません。

というよりも、「数字」を抜きにして、「日韓両国は切っても切れない関係だ」、などといわれても、少々困惑してしまいます。そこで、まずは客観的な事実を調べておきましょう。経済関係を議論するときには、「ヒト、モノ、カネ」の視点がわかりやすいと思います。つまり、

  • ①日本から韓国へのヒトの流れ
  • ②日本から韓国へのモノの流れ
  • ③日本から韓国へのカネの流れ
  • ④韓国から日本へのヒトの流れ
  • ⑤韓国から日本へのモノの流れ
  • ⑥韓国から日本へのカネの流れ

という視点ですね。

ヒトの往来:お互いに訪問している人数

最初は、人的なつながりです(図表1)。

図表1 日韓のヒトのつながり
区分 数値 全体の重要性
①日本に入国した韓国人(2019年) 558万4638人 訪日外国人全体(3188万人)の約18%
②韓国に入国した日本人(2019年) 327万1706人 訪韓外国人全体(1750万人)の約19%
③2019年における日韓の往来(①+②) 885万6344人

(【出所】①は日本政府観光局(JNTO)データ、②は韓国観光公社データ)

2019年を通じた日韓の相互往来は886万人で、これは2018年の1049万人と比べれば163万人も減少してしまいましたが、最大の減少要因は韓国における「ノージャパン運動」にあると見て良いでしょう。

とくに、前年同月比マイナス48%となった2019年8月以降、訪日韓国人は激減していることが確認できますが(図表2)、最も大きく落ち込んでいる月では前年同月比マイナス65%、という惨状にあります。

図表2 2019年を通じた訪日韓国人の月次推移
2019年の人数 前年同月比
1月 77万9383人 ▲2万人、▲3.04%
2月 71万5804人 +1万人、+1.06%
3月 58万5586人 ▲3万人、▲5.43%
4月 56万6624人 ▲7万人、▲11.26%
5月 60万3394人 ▲4万人、▲5.77%
6月 61万1867人 +1万人、+0.94%
7月 56万1675人 ▲5万人、▲7.61%
8月 30万8730人 ▲29万人、▲48.02%
9月 20万1252人 ▲28万人、▲58.05%
10月 19万7281人 ▲37万人、▲65.46%
11月 20万5042人 ▲38万人、▲65.14%
12月 24万8000人 ▲43万人、▲63.61%

(【出所】日本政府観光局(JNTO)データ)

このペースで仮に前年同月比60%前後の減少が続けば、仮にコロナ騒動が生じていなかったと仮定しても、訪日韓国人は2020年を通じて300万人前後に留まったはずです(ちなみに最盛期だった2018年の入国者数は753万8952人でした)。

しかし、そもそも日本にとっても韓国にとっても、2019年における最大の入国者は中国人であり、訪日中国人は959万4360人(訪日外国人全体の30%)、訪韓中国人は602万4200人(訪韓外国人全体の34%)でした。

少なくとも「ヒトの流れ」という視点からは、日韓双方にとってお互いが「最も重要」な国ではないことは明らかでしょう。

貿易高

次に、「モノの流れ」という点からは、貿易高について確認してみましょう(図表3)。

図表3 日韓のモノのつながり
区分 数値 全体の重要性
①日本から韓国への輸出高(2019年) 5兆0442億1045万円 日本の輸出高全体(76兆9273億0692万円)の6.6%
②日本の韓国からの輸入高(2019年) 3兆2291億6219万円 日本の輸入高全体(78兆5713億5157万円)の4.1%
③韓国から日本への輸出高(2019年) 284億2021万ドル 韓国の輸出高全体(5422億3261万ドル)の5%
④韓国の日本からの輸入高(2019年) 475億8085万ドル 韓国の輸入高全体(5033億4295万ドル)の9.5%

(【出所】①②は日本政府『普通貿易統計』、②は韓国銀行データ)

いかがでしょうか。

2019年における日本の貿易高は、輸出高が約76.9兆円、輸入高が約78.6兆円だったのですが、韓国に対する輸出は5兆円少々、輸入は3.2兆円で、それぞれ6.6%、4.1%に過ぎませんでした。隣国同士だという事情を踏まえると、「意外と少ないな」という感想を持つ人は多いのではないでしょうか。

じつは、韓国も似たような状況にあります。韓国は経済規模が日本より小さいわりに、貿易規模は日本より少しだけ少ないくらいで、貿易依存度が極めて高い国だという言い方もできるのですが、金額割合だけで見たら日本の重要性は低いのです。

2019年における韓国の貿易高は、輸出高が5422億ドル(1ドル≒110円とすれば59兆6520億円)で、韓国から日本への輸出高は284億ドル(約3.1兆円)で、これは5%に過ぎません(②と③の数値が微妙に異なっているのは通関ベース、為替換算などの都合によるものと考えられます)。

また、韓国の輸入高は5033億ドル(約55兆3630億円)ですが、日本からの輸入高は476億ドル(約5兆2339億円)で、輸入高の10%弱を占めているものの、やはり韓国にとって最大の輸入先ではありません。

もちろん、韓国は日本から輸出産業の基幹となる重要な素材を輸入しているのですが、こうした「質的重要性」を度外視すれば、「サプライチェーン」という観点からは、意外と日韓のつながりは薄いですね。

カネの関係では日本にとって2%以下の国

さて、カネという面からは、韓国から日本へのカネの流れは非常に少ないため、ここでは日本から韓国へのカネの流れだけを確認しておきましょう(図表4)。

図表4 日本から韓国への与信と投資
項目 数値 全体の重要性
①日本の金融機関の対外与信(最終リスクベース、2019年9月) 540億ドル 日本の対外与信総額(4兆5494億ドル)の1.23%
②韓国が国を挙げて日本の金融機関から借りている金額(最終リスクベース、2019年9月) 540億ドル 韓国の対外債務全体(3298億ドル)の16.37%
③日本の対外直接投資(2018年) 391億ドル 日本の対外投資全体(1兆6459億ドル)の2.38%

(【出所】①②はBIS最終リスクベース統計、③はJETRO『直接投資統計』

…。

いかがでしょうか。

日韓の「カネ」のつながりは、隣国同士とは思えないほど希薄です。とくに、日本の金融機関の対外与信統計上、日本が外国に貸しているカネの総額は4兆ドルを超えていて、日本はまさに「世界最大の債権国(※)」なのですが、このうち韓国への与信は1%少々に過ぎません。

(※もっとも、『韓国ネームのサムライ債残高「3000億円割れ」も?』などでも触れたとおり、日本の対外与信が膨らんでいる理由は、ケイマン諸島を通じた仕組投資や米債市場などにおける証券金融などの影響も大きいのだと思いますが…。)

必然とは言えない日韓関係

いずれにせよ、客観的な実情だけでいえば、少なくとも「ヒト、モノ、カネ」の3要素で見て、日韓両国はお互いがお互いにとって「最も重要な国」ではないことは間違いありません。

あえて言えば、ヒト、モノ、カネのなかで「ヒトの往来」だけは近年、重要性が高まっていたのですが、それも2015年以降の一時的なものだったのだと考えるならば、昨今の「ノージャパン運動」や入国ビザ騒動も、単純に「2015年以前の状態」に戻るだけといえるのかもしれません(図表5)。

図表5 日韓の相互往来(2003年以降)

(【出所】日本政府観光局データ、韓国観光公社データより著者作成)

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

もちろん、私自身も日本国民の1人として言えば、隣国との関係は悪いより良い方が良いに決まっていると思いますし、彼らが未来志向で友好的な関係を築こうと努力しているのであれば、私たちもそれに答える義務があると思います。

しかし、少なくとも李明博(り・めいはく)元大統領による竹島上陸や天皇陛下(※現在の上皇陛下)侮辱、朴槿恵(ぼく・きんけい)前大統領の猛烈な反日、そして文在寅(ぶん・ざいいん)政権下の常軌を逸した動きを見ていると、正直、辟易してしまいます。

いずれにせよ、故・中曽根康弘元首相には大変申し訳ないのですが、隣国同士だから関係を深めなければ「ならない」、という主張に論理的な説得力はありませんし、少なくとも現実の日韓の経済的な関係を無視した議論であると言わざるを得ないのです。

新宿会計士:

View Comments (55)

  • 素直に考えれば、日本にとって韓国は
    ・どうでもいい国
    ・なくてもいい国
    ・足を引っ張るだけのお邪魔虫
    ということでよろしいでしょうか?

    • イーシャさま

      個人的な主観(主観だから個人的なのは当たり前)では
      ☓なくてもいい国
      ○ない方がいい国
      です。

  • 人類20万年の歴史から見れば 韓国は日本の1地方では ないのでしょうか?

    まず、縄文時代 半島には鮮人は存在せず、倭人の入植地だった可能性が高いです。
    信長・秀吉は 明征伐の通路として半島を理解してました。

    もちろん諭吉を始めとする現実直視派は脱亜論を唱えました。

    すべての議論は2元論ではなく、中庸で有るべきだと思っています。

  • 日本の経済から考えれば、韓国無しで問題無しでしょう。
    韓国人観光客の入国制限の実証実験が、始まりました。
    昨日出ましたが、韓国人観光客の消費額よりも、韓国人売春婦の稼ぎの方が上回る事は、間違い無いと思います。
    中曽根さんと違う意味で「韓国は切っても切れない国」を考えてみます。
    韓国と縁を切ると言う形に「断交」が、有ると思います。
    私は、「断交」すれば全て解決するという、「断交万能論」は間違いだと思います。断交で日本の可動域は増えると思いますが、日本の韓国に対する憂鬱が、減るかどうかは、分かりません。
    日韓問題の多くは、中朝工作員や韓国によるねつ造で、反日教育により、韓国人に刷り込まれた「嘘」に起因しており、今でもVANKなど韓国の民間組織により拡散されています。
    文政権は、福島原発事故の死者数や現在の放射線汚染図をねつ造し、国を上げて世界に嘘を発信し続けています。
    断交しても、しなくてもこの状況が、変わる訳では有りません。
    昨日の記事に、泣きついて来ると有りましたが、韓国から断交を宣言して、「新たに日韓協定を結ぶニダ」と言っても、なにも不思議は有りません。
    徴用工判決で韓国は、国を上げて日本に対する、新たな詐欺行為を進めています。日本は韓国に取って、金の卵を産む鶏でした。昔の用日派は毎日一つの卵で我慢出来ましたが、国が大きくなるに連れ、それでは我慢出来なくなって、鶏にもっと卵を産めと言っているのが今ココです。
    詐欺師にしてみれば、金を持っている相手(日本)を、諦める訳は有りません。日本が韓国を切ろうとしても、簡単には切れない国なんだと思います。
    今、日韓関係が、少しずつ希薄になるに連れ、韓国が日本に依存していた部分が、剥がれ落ちて行ってます。
    日本は、今一度国内でサプライチェーンを構築する能力が、あります。コロナウイルスのおかげで、政府も国内ての再構築に向かうと思います。韓国に持って行かれた、雇用、賃金を日本に取り戻す良い機会だと思います。

    • 1990年前後に、韓国企業への技術供与の仕事にかかわりました。
      当時は、日本語が通じ、漢字が通じました。

      2005年くらいから、日本語は通じず、漢字も通じず、
      お互い、へたくそな英語になりました。

      韓国と付き合う必然性は全くなくなったと思っています。

  • >もちろん、韓国は日本から輸出産業の基幹となる重要な素材を輸入しているのですが、こうした「質的重要性」を度外視すれば、「サプライチェーン」という観点からは、意外と日韓のつながりは薄いですね。

    ここにすべてが凝集されている感じがします。
    日本にとっては、日韓関係はどうでもいい。(厳密に言えば厄介者・邪魔者ですが)
    韓国にとっては、韓日関係は生命線。

    一般的には「寄生」といえる関係ですね。

    • ケロお様、

      >一般的には「寄生」といえる関係ですね。

      宿主側の日本としてその寄生関係を解消するには寄生虫をして宿主を拒否させることが必須です。実際の外交においては、日本の側から韓国に対して外交関係を断ち切ることは許されません。やれば国際社会では日本が弱い者虐めをしていると看做されて一方的に悪者にされてしまいます。

      その結果、日本に対する韓国の主張、つまり慰安婦にせよ虐殺にせよ文化の破壊・収奪にせよ、あらゆる虚偽の誣告が国際社会では「真実」として認定されてしまい将来に亘って日本と言う国と日本国民とが蒙る被害は計り知れなくなりますからね。

      ですから、日本はどうやって韓国を巧みに追い詰めて韓国から日本との関係を切らせるか、出来ることならば韓国から先に日本に殴り掛からせるか、これを日本政府は言うまでもなく、個々の日本国民も真剣に考えねばなりません。とにかく「日韓断交!」などという単純バカの発想は日本にとって百害あって一利なしの存在だということを我々は強く自覚しておく必要があります。

      韓国つまり韓国政府を追い詰めて向うから国交断絶への道を歩ませるには、何度も書いていますが、現実離れした幻想に浸りプライドの塊になっている一方で現実での生活苦を味わっている韓国の大衆を巧みに煽り、彼らの不満を日本に対して爆発させることです。

      そういう意味では、今回の日本が検疫を口実として韓国に対する入国拒否を打ち出したのは、安倍政権が上のパラグラフの効果を狙ってだとは全く思いませんが、ちょっとした煽りとしてはヒットだと私個人は感じています。こういうのを積み重ねることで、韓国人をして日本に対する社会的拒否感(つまり単なる反日・卑日だけでなく、日本と名の付く物全てを個々の韓国人が拒否するし他の韓国人に対しても拒否を強いる同調圧力)を増大させて、最終的に「韓日断交!」の国民運動によるローソクデモを毎日のように青瓦台前で行わせる方向へと粘り強く且つ着実に日本としては誘導していくしかありません。

      その為にも韓国政府や韓国民に対して融和的な言動を行い彼らの対日不満のガス抜き効果をしようとする輩たちは本当の意味で日本の国益を毀損する者として、それが政治家ならば選挙で落とし企業人ならばその企業の製品やサービスを不買すべきだという認識を日本国民が共有し行動する必要があります。

  • ケロおさま

    > 一般的には「寄生」といえる関係

    ベトナム国における三星スマホの生産が著しく減退もしくは完全停止する可能性が気にかかっています。黄信号どころではないかも知れません。中国本土生産からはすでに撤退しています。ベトナム入国制限がボディーブローのように効くのか。武漢肺炎全世界疫病復興の過程でどんな混乱が発生するか予断を許さない。ここにお集まりのみなさんにあっては国家生存のため知見を持ち寄りましょう。

  • 韓国が本当に弱小発展途上国だったころから変わらぬ「切っても切れない」論ですから、その出所が在日コリアンたちであるのはまちがいないです。
    彼らとしては「切られては困る」ただそれだけ、簡単です。

  • 日韓間の飛行機が止り始めましたね。(私が予想していたのとは違う理由ですが)
    韓国にいる日本人は早く帰った方がいいですね。
    韓国との疎遠化は思ったより早く進んでいます。

    仁川-成田・関西を除いて韓日航空路線がすべて中断
    3/7(土) 10:07
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200307-00000002-cnippou-kr

    ちなみに私が予想していた理由は
    韓国航空会社で新型コロナ大流行→パイロットも整備士も隔離
    でした。

    • しきしま さま

      >韓国にいる日本人は早く帰った方がいいですね。

      日本にいる半島出自の方々も早く帰った方がいいですね、となってほしいです。

      • 老害 様

        >日本にいる半島出自の方々も早く帰った方がいいですね、となってほしいです。
        残念ながらその人たちは帰国しそうにないですね。間違いなく韓国より日本の方が快適なんでしょう。寄生する気満々ですね。
        ここは文大統領に「在日韓国人を全部韓国に引き渡せ」と言ってほしいものです。

  • 更新ありがとうございます。

    中曽根康弘元総理大臣の発言は、あの時代の保守系政治家として生きてきた方の、表面上の総意に近いのではないでしょうか。腹の中からそう思っていたかどうかは別です。

    中曽根氏は戦後すぐに代議士なって、小派閥を上手く生き抜いて総理大臣にまでなった。「ロン・ヤス」「不沈空母」「戦後政治の総決算」と言葉作りには長けていた。でも風見鶏とも言われた(笑)。あんまり信念の無い人でしたね。靖国神社参拝も辞めたし。

    いわゆる『三角大福中』時代の方々は、韓国他台湾等には戦前戦中の統治国という事で、変な負い目を感じてたのではないですか。或いは責任があるとでも。

    今から見れば面倒を見てやって世界の準一流国にしてあげたのに、難癖やイチャモン言われれば日本が引けば良い、丸く収めようと。と言っても、一人前の独立国家とは見ていなかったでしょう。

    何か韓国がゴネても日本が頭を下げる、日本は大国になったんだから三等国にまで落ちた韓国には、我慢すれば良いと思っていたのは、間違いないです。

    というか、当時、日本もどちらかというと対米対ソとの付き合いで精一杯で、韓国や中国の事は今ほど重要視してません。中国など未開国で、技術を与えておれば「友好」になりましたもん。

    さて、「日韓は切っても切れない関係」論ですが、とっくにそんな時代(あったのかさえ疑問)切断してます。

    ヒト、モノ、カネ、情報、特にカネは韓国への与信は1%少々に過ぎないとの会計士さんの分析。日本は環太平洋インド洋諸国や欧州国家との付き合いに重点が移ってます。

    それが分からない北東アジア国との付き合いは減らすのが自然の流れでしょう。

  • だんな殿

    >残念ですが「サムスン電子、ギャラクシー

    ベトナムは韓国からの入国制限を一層厳しくしていますので、ダメージはむしろ増大すると判断しました。

  • 大勲位ですか…
    中曽根元首相は『ロン・ヤスの関係』『不沈空母発言』と、アメリカとの関係ばかりが記憶に残る嫌いがあります。同時にバブル全盛期を演出し、アメリカからプラザ合意を飲まされてバブルが弾ける契機を作った首相でもありました。
    アメリカとの関係の影に隠れて、韓国との関係が見えづらくなっているのは、中曽根首相の役得ですね…

    中曽根首相は徹底的な親韓でありました。
    1979年の朴正煕暗殺事件の際には国軍保安司令官の立場にあり、粛軍クーデターで実権を掌握した全斗煥を全面的にバックアップしてきました。全斗煥はクーデター後に戒厳令を拡大し、金大中を軍法会議にかけ死刑判決、光州事件では左派のデモを徹底的に鎮圧と、韓国の左派からは朴正煕と並び『軍事独裁政権の権化』として鬼のように憎まれてきた人物です。
    全斗煥大統領は、朴正熙大統領の後継者として反日教育をさらに拡大させました。日本の歴史教科書の内容にクレームを付け、修正を要求。日本人の歴史認識が間違っていることを吹聴し、それを外交カードとして日本に資金援助を要求しました。全斗煥は「韓国は北朝鮮の脅威から日本を守る防波堤になっている」と主張、日本は防波堤の代価を韓国に支払うべきだとして、計1兆円をむしり取りました。(『秘録・日韓1兆円資金』)
    そんな全斗煥を初めて韓国から国賓として招聘し、昭和天皇に紹介したのが中曽根首相でありました。
    中曽根首相は、金大中を援助しようとしていた田中派との角逐がありましたが、戦後を貫く日本国内の政争とは詰まるところ、韓国と北朝鮮の間の戦いでもあったわけです。(笑)

    韓国の用日を徹底的に幇助してきた中曽根首相ですが、まあ、今の時代からは到底受け入れることができませんね…
    1980年代当時においては、云わばGHQの占領体制の申し子として仕方のない部分が多々あったことを認めています。

    降る雪や、昭和は遠くなりにけり…

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