本日の臨時国会で、安倍晋三総理大臣による所信表明演説が行われました。いろいろとツッコミどころはあるのですが、取り急ぎ本稿で報告しておきたいのは、韓国に対する言及が「重要な隣国」にアップグレードされる一方で、「約束を守れ」という表現が盛り込まれたことです。
具体的に、過去の安倍総理の演説とともに、今回の発言をチェックしておきましょう。
図表 安倍総理の演説に見る日韓関係
発言日 | 韓国の位置付け | 情報源 |
---|---|---|
2013年2月28日 | 自由・民主主義といった基本的価値と利益を共有する最も重要な隣国 | 第183回国会における施政方針演説 |
2014年1月24日 | 基本的な価値や利益を共有する、最も重要な隣国 | 第186回国会における施政方針演説 |
2014年9月29日 | 基本的な価値や利益を共有し、最も重要な隣国 | 第187回国会における所信表明演説 |
2015年2月12日 | 最も重要な隣国 | 第189回国会における施政方針演説 |
2016年1月22日 | 戦略的利益を共有する最も重要な隣国 | 第190回国会における施政方針演説 |
2016年9月26日 | 戦略的利益を共有する最も重要な隣国 | 2016/09/26付 第192回国会における所信表明演説 |
2018年1月22日 | (修飾語なし) | 第196回国会における施政方針演説 |
2018年10月24日 | 「日韓、日米韓」の下りのみで言及 | 第197回国会における所信表明演説 |
2019年10月4日 | 韓国は重要な隣国であり、国際法に基づき、国と国との約束を遵守することを求めたい | 第二百回国会における安倍内閣総理大臣所信表明演説 |
(【出所】首相官邸ウェブサイトより著者作成)
今回の演説では、ここ数年はなかった「重要な隣国」という表現が入ったものの、所信表明演説において韓国に「約束を守れ」と突き付けるという意味ではじつに「異例」なものです。
しかし、それと同時に『今後の日韓関係は「まずは約束守れ」、これに尽きる』でも報告したとおり、現在の日韓関係は「約束を守れ」のヒトコトに尽きるのでしょう。
ただし、これについては他にも少々述べたいことがありますので、この図表は一両日中をめどに再利用(?)したいと思います。
View Comments (21)
「重要な隣国」→ 「我々を脅かす重要な隣国」を端折ったのと違いますか。
「重要」はとても大切で必要な事を指すので、その解釈は
ちょっと苦しいですね。
「約束を守れ」だけでは直截過ぎて所信表明に相応しくないので、バランスを取る為の修辞表現って辺りが実態でしょうか。
よくわかっていないジジイさんのように軽く受け流す人ばかりなら良いのですが、
「重要な隣国」などとは、許せん!
ってな感じで頭に血が登ってしまう人がゾロゾロ湧いてくるでしょう。
そんな事はどーでも良いのに。
まあ、韓国人に約束を守れと言うのは、死ねと言ってるようなもんですからね。これ以上は無い、言われ方ですね。
いやいや、死ねとは言ってません。
韓国人として生きる事を止めなさい、って感じの事を言ってます。
「約束を守りますか?それとも韓国人を続けますか?」
クロワッサンさま
じゃあ「霊的に生まれ変われと言ってるようなもん」
でどうでしょうか。
変わらんと思うな。
そうですね、「霊的に生まれ変わりなさい」ってヤツですね。
まともな教育を4〜5世代程行えば文明人して恥ずかしくないかも知れないレベルに達する事が出来るかも知れないし出来ないかも知れないし。
あと、大便したら手を洗え!
コリアンは、これが徹底できないらしい。特に飲食業の指導では調理技術云々を教える前のにマスターさせるべく難関らしい。
ここに来るまでの仕込みは長かったですが「約束を守れ」だけで、大半の問題を拒絶出来るのは、見ていて安心感があります。
こればっかりは、事情を知らない人にもシンプルに伝えられますしね。
約束を守らないことの恐ろしさを韓国はこれから、漸く、骨身に沁みるほど思い知ることでしょうね。
その通りです。もし、たとえ今までのようにアメリカに何か言われたとしても、「あいつら約束守らないじゃない。何もできないよ」で終わりに出来ますからね。日本としては、何が起こっても「知らん、好きにしろ、勝手にしろ」で済ませれるわけです。
「重要な隣国」ってアップグレードなのかな?
この言葉が有るのと無いのを並べると、「約束守れ」ってのをより強く求めていくみたいに思えるのです
逆に無いと、心底韓国はどうでもいいって感じを受けますね♪
(有り)韓国は重要な隣国であり、国際法に基づき、国と国との約束を遵守することを求めたい
(無し)韓国には、国際法に基づき、国と国との約束を遵守することを求めたい
アップグレードではない模様です。
中央日報の報道
安倍氏、国会演説で韓国にたった1回だけ言及「国同士の約束を順守せよ」
首相官邸の事情に詳しい日本消息筋は「韓国を重要な隣国とした
のは約束を順守という点を強調するためにわざわざ入れたものであり、
韓国を配慮したり尊重したりするためではない」と話した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191004-00000041-cnippou-kr
これで22日の即位礼も欠席するしかないんじゃない。
約束守れの前にウソつくなも!
入れて欲しい。
国籍が違うから差別されるのではありません。
嘘をつくから
約束を守らないから
ズルをするから(生活保護の不正受給や脱税するから
軽蔑されるのです。
民族名が最高の侮辱表現とされる理由を自覚すべきです。
追加です。
弱いものイジメ(連合軍捕虜虐待 ベトナム民間人虐殺)をするから
卑怯(審判買収,ラフプレー)だから
軽蔑されるのです、
TTMつよしさんが、審判買収について語ってました。
審判買収より、それが韓国では問題にならないのが問題です。逆に日本で、ワールドカップで審判買収があったとします。スルーするでしょうか?大問題になるでしょうか?大問題になるとおもいます。
レーダーの件で日本が当日は悪天候だったと、政府が発表したらどうでしょうか?そのウソを、国民、マスコミはスルーするでしょうか?大問題になるでしょうか?大問題になるとおもいます。
しかし、韓国では何の問題にもなりませんでした。
基本的価値観を共有するのは、無理です。
人と人とは個人自由ですが、国と国とは近づかないで欲しいと本当におもいます。
実際日本は、損ばかりしている。おまけに、戦犯国、国旗燃やしたり、北の核打てだの、もうこりごりです。
更新ありがとうございます。
国会所信表明演説で安倍総理のお考えがよく分かりました。
『自由で公正なルールに基づく経済圏を、ASEANに中国、インド、豪州などを加えたRCEPについて、交渉を進めてまいります』(安倍総理発言)。
『日米同盟を基軸とし英国、フランス、豪州、インドなど基本的な価値を共有する国々と手を携え、自由で開かれたインド太平洋を実現する』(安倍総理発言)。つまり韓国関係は、、ナシ!
『重要な隣国』、、という修飾語を入れてから『国として約束は守れよッ』ですね(笑)。前回は一言も韓国を入れなかったが、入れたのには訳がある(笑)。『国として落とし前付けろッ』です。
さあ、具体的に行動して貰おか。沈黙は金やない。沈黙は日本と韓国との関係が無くなるを意味するよ。ま、それで良いけど。
安倍首相の所信表明演説で韓国に言及した部分で。
頭の中で括弧内を補足しながら読みました。
韓国は、(基本的な価値を共有しないが地政学的に戦略上)重要な隣国であります。(準備が整うまで関係を十分にコントロールしながら)国際法に基づき、国と国との約束を遵守することを求めたいと思います。(尚、約束を守るとは思ってない。)
ただただ韓国という土地だけが重要で、そこに住む人間は重要ではないということですね。
日本は、韓国以外の国々との外交で忙しいのです。
韓国も頑張ってください。
日本にばかり粘着せずに、世界に目を向けてくださいね。
「約束」は良い言葉です。この言葉は誠意や善意や尊敬や信頼や礼儀その他あらゆる「善なるモノ」の結実です。
これが守れない国とは、それら「善なるモノ」に価値を見出さない国ということです。勿論そんな輩と価値観を一に出来る筈もありません。
彼我の関係や国際環境が変わろうとも、時世時節が変わろうとも、そんなことを理由に「約束」をなかったことには出来ません。
彼の国との外交では枝葉末節に囚われず、この一点だけで突き通して行けばよいのです。
これまで政府はずっと重要な国と言い続けて来たのでつい口が滑ったんだろう。要は言葉より行動だ。何をされても制裁をしない政府が何を言おうがどうでもいい。