『政権交代から10年 ネットがマスコミをぶっ壊す』でも報告したとおり、今年は民主党への政権交代が実現してからちょうど10年の節目です。民主党への政権交代は、民主党だけが成し遂げたわけではありません。オールドメディア(とくに新聞とテレビ)の猛烈な偏向報道によって助けられた、という側面は非常に強いと思います。こうしたなか、朝日新聞は昨日、「民主党政権の遺産を生かせ」などと主張する社説を掲げたようです。
政権交代から10年、何が変わったか?
10年前の2009年8月30日に実施された衆議院議員総選挙では自民党が大敗を喫して下野し、民主党への政権交代が実現しました。あれから何が変わったのでしょうか。
政権を取った民主党は、まさに「素人集団」と呼ぶにふさわしい勢力であり、「鳴物入り」で政権を握ったにも関わらず、日本は米国や中国との外交関係を悪化させ、東日本大震災直後に福島第一原発事故を発生させ、さらには政権公約にない「消費税率の引き上げ」まで実現してしまいました。
安倍総理は民主党政権を「悪夢のようだ」と表現し、野党やオールドメディアから批判されたのは記憶に新しいところですが、正直、個人的には民主党政権については「悪夢のようだ」という表現では生ぬるいとさえ思います。
民主党は2012年12月の衆院選で大敗して下野し、その後は国政選挙でも勢いを挽回できていませんが、不思議なことに、この3年3ヵ月の民主党政権について、反省した様子もなければ総括した様子もありません。
それどころか、民主党の「残党」(?)はその後、国政選挙のたびに、他党と合流して党名を「民進党」に変えたり、「国民民主党」と「立憲民主党」とその他に分裂したり、と、アメーバのように四分五裂を繰り返し、勢力を徐々に弱めつつあるように思えてなりません。
とくに現在の最大野党である立憲民主党は、「もりかけ問題」、「セクハラ問題」だの、あることないことでっち上げて国会の審議時間を空費することで、政府・与党の足を引っ張ることばかり考えているようです(『【昼刊】辻元清美議員の妨害戦略を許すな』参照)。
つまり、結論からいえば、政権交代から10年が経過したものの、わずか3年少々で政権から追放された民主党とその残党は、何も変わっていないどころか、むしろ政治家集団としての劣化が進行した、という言い方が適切でしょう。
いずれにせよ、野党がこんな状況だからこそ、自民党としてもある意味「安心して」政権を担うことができる、という言い方ができるかもしれません(もっとも、『【内閣改造】野党・マスコミ総崩れ 緊張感欠く自民党』などでも述べたとおり、それが良いことだとは限りませんが…)。
反省なきメディアの反省なき社説
そもそも政権交代選挙自体、『政権交代から10年 ネットがマスコミをぶっ壊す』でも報告したとおり、当ウェブサイトではオールドメディア(とくに新聞やテレビ)の報道が有権者の投票行動を歪めた可能性が極めて高いと考えています。
そして、民主党が3年3ヵ月の政権を反省も総括もしていないことは事実ですが、政権交代を自分たちの業界がさんざん煽ったことに関しては、「反省も総括もしない」という意味では、オールドメディア業界も民主党(とその残党)とまったく同様です。
いや、むしろ2017年から18年にかけて、「もりかけ問題」という虚報を追いかけ続けたことで、読者や視聴者の反発を招き、「責任あるマスコミ」としての権威を失っていることに、彼ら自身、まったく気が付いていないようにすら思えてなりません。
その「反省なきメディア」は、性懲りもなく、「反省なき社説」を出して来たようです。
(社説)民主党政権10年 「遺産」生かし対抗軸を(2019年9月16日05時00分付 朝日新聞デジタル日本語版より)
リンク先は、オールドメディアの有力な一角を占める朝日新聞の、昨日付の社説です。
これは、民主党の鳩山由紀夫政権が発足してから、9月16日がちょうど10年目になるということで書かれた社説らしいのですが、朝日新聞は冒頭から、こんなジャブを放ってきます。
「民主党政権は3年3カ月で幕を閉じたが、有権者に選択肢を示し、政治に緊張感をもたらす政権交代そのものの意義を忘れてはなるまい。」
はて、そうでしょうか?
民主党政権の効果といえば、「首相なんて誰がやったって同じだよ」という無責任なセリフを社会から抹消したということくらいなものであって、むしろ、民主党政権瓦解後は、有権者にとっては自民党以外に選択肢がない状況が続いています。
しかも、朝日新聞はこうした現在の政治状況について、
「一連の混迷の反動で政治に安定を求める民意が、今の「安倍1強」を支えている側面は否定できない」
としつつも、驚いたことに、次のように言い放ちます。
「民主党政権の『失敗』のツケは大きいと言わざるをえないが、安倍首相が繰り返す「悪夢」という決めつけは一方的過ぎる」「民主党政権が目指し、成し遂げたものを冷静、公平に評価しなければならない」
…???
民主党政権が成し遂げたものといえば、福島第一原発の爆破でしょうか?
それとも政権公約になかった消費増税でしょうか?
日本国民はバカではありませんから、民主党政権が「成し遂げたもの」を冷静、公平に評価した結果が、現在の「安倍一強」ではないのでしょうか?
朝日新聞の社説に根本的に欠けている視点
何より、この朝日新聞の社説には、根本的に欠けている視点があります。
それは、オールドメディア自身が2009年の選挙前に麻生太郎総理を不当に攻撃し、有権者の意思決定を歪め、自民党が下野するうえで重要な役割を担ったことへの反省です。
それどころか、朝日新聞社説は、こう締めくくられています。
「『市民が主役』を掲げて結党した民主党の政策体系の基本には、『お任せ民主主義』から『参加型民主主義』への転換があった。鳩山首相の最初の所信表明演説では、行政だけではなく、市民や企業など、地域の様々な主体が支え合う『新しい公共』の考え方が打ち出された。」
はたして、民主党政権時代において、私たち国民の生の声が行政に反映されたという事例が、たった一例でもあったのでしょうか?
それどころか、国民の圧倒的多数の反対を押し切る形で、復興所得税や消費税などの増税が実現したのは、まさに民主党政権だったからではないでしょうか?
朝日新聞の社説は、
「政権の挫折は、こうした理念が間違っていたことを意味しない。民主党の流れをくむ立憲民主党や国民民主党は、かつての政権運営の『遺産』を生かし、自分たちの理念を実現するための政策を磨きあげる必要がある。それこそが巨大与党に対抗する一歩となるはずだ。」
と強弁するのですが、これほど空虚に響く主張はありません。
民主党政権が具体的にいかなる「遺産」を残したというのでしょうか。
いや、むしろ民主党政権が残したのは莫大な「負の遺産」であり、朝日新聞社を含めたオールドメディアはその「共犯者」です。慰安婦捏造報道を筆頭に、さまざまな報道を通じて日本の国益を妨害し続けてきた朝日新聞社にとって、政権交代はその集大成だったといえるのかもしれません。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
いずれにせよ、政権交代から10年という節目は、安倍政権が長期安定していること自体が、民主党政権の「悪夢」を私たち日本国民が正確に評価しているからだということを、あらためて認識するよいきっかけになると思います。
そして、反省なきメディアが国民に打ち捨てられるのも時間の問題といえるのかもしれません。
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朝日の社説の感想。
ちょっと何言ってるか分からない。
開いた口がふさがらない。
もう呆れ果てますね。
具体的に批判する期にもなれないし
その価値も見出せません。
今の野党は、本気で政権奪取を狙っているのでしょうか?
国民の疑問や不満を汲み取ろうとしないその姿勢を見る限り、国民と正対し有権者の代表として戦おうという意図が見えないのです。同じような揚げ足取り、同じような反対のための反対、毎度ながらの矛盾する批判、実現不可能な提案・・・それは誰の需要を満たすのですか。身内受け狙いですか。国民の意見が吸い上げられないとは言わせませんよ、このIT時代に。
本当は、もうずっと気楽な批評家でいいと思っているのではないのですか。実現性のある政策を組み立てる能力もないし実施する苦労も嫌なので、万年野党でいいと思っていませんか。与党になったら今までの批判がすべてブーメランになって刺さってくるので、恥をかきたくないだけではありませんか。
もし本気で政権を取るつもりでその民衆と乖離した主張をしているのなら、あなた方は愚劣です。
もし政権を取るふりだけして楽に議員生活を送りたいと考えているのなら、あなた方は卑劣です。
どちらですか?
私自身もそう思います。
今の野党は現状に満足してるように見えます。
増税に関して野党はチャンスだったはず。野党団結してでも増税反対するかと期待したが、結果、野党はてんでバラバラ。これで安倍政権打倒とか笑うしかない。
積極的に政権交代を狙うのではなく失敗するのを口開けて待っているだけ。
失敗させようと躍起になるオールドメディア。
日本は本当に不幸だな。
自転車の修理ばかりしている さま
そういえば、子供の頃は、社会党が「何に対してでも反対する政党」と言われていた気がします。子供心に、「反対ばかりで疲れないのかな?」と考えておりました。
今から思うと、「何にでも反対する」のは、きっとすごく楽なんでしょうね。自分で新しいことを考えなくてもいいし。
当時の社会党と今の野党とを比べてどうなのかは分かりませんが、「使えない」という点では同じかな。会社なら、間違いなくリストラ対象要員でしょうが、使えない存在と判明している議員に対しても税金から給料を払わないといけないのは苦痛です。
私も10年前は新聞やテレビの報道を鵜呑みにして、二大政党制への期待もあり民主党に投票しましたが、がっかりすることばかりで後悔したのを覚えています。
報道もいい加減で、優先順位を間違えいつも時の政権のあら探しに熱をあげ、物事の根本を分析して報道する役割を怠っています。誤った報道をしてもろくに反省せず何かと言えば「報道の自由」「知る権利」を振りかざす姿勢には嫌悪感すらあります。
今、野党に求められる役割は対立軸ではなく、現実的な国際状況の認識の中での日本の立場を政府と同じレベルで考え、補完する提案力でしょう。それを積み重ねれば力がつき、周囲の見る目も変わるはずです。国民民主党が生き残るとしたら、現実的方針を立て自民党と部分協力、連立をして力を蓄えるべきでしたが、ダメでしたね。
今はインターネット、ソーシャルネットワークの発達でタイムリーに必要な情報を得て、誰でも発信できる、比較できるようになりましたので、新聞やテレビがなくても特に不自由はしませんしね。「報道のプロ」の存在理由が問われています。
乱文失礼しました。
ミンスがそびえ立つクソのような代物だったのは確かでしたが、福島原発の事故が民主党政権のせいだというのは、不公平です。
大震災による津波が襲ってくるまでの事前の積み上げが全てで、そこには民主党が介在する余地はありませんでした。東電とそれを許した自民党政権の責任です。
菅直人が海水注入を遅らせたというデマは吉田所長が否定しています。
せいぜいが糞の役にも立たないくせにヘリで飛んでいって現場の人間を苛つかせたくらいが関の山です。
また最近の研究では海水注入したのが炉心には全然届いていなかったという驚愕の事実もわかっています。
しかし起こってしまった後の不始末に関しては、責を負わすのに躊躇する必要はありませんが。
大いに同意します
原発事故に限ってを眠酢党に責任を問うならば、後始末の不手際だけでしょう。
その不手際すら今となっては、おそらく誰がやっていても2019年現在の現状は大して変わっていなかったでしょうね。
でも、アレだね。
阪神淡路といい、東日本大震災といい、なんで「あのタイミング」で起きたのだろう…
原発事故に関しては、政権はほとんど関係ありません。
全電源喪失し、それでも動いていた冷却装置を作業員が止めた時点で、
人間がなしうることはなくなりました。
巨大システムの事故がどのように進むかは、前々から指摘されています。
「いったん事故がおきると内部のエネルギーだけで事態が雪崩的に進行する」
(巨大技術と人間 江沢洋 坂本百大 室田武 朝倉書店(1988))
のです。
この論を進めると、反原発に行き着かざるを得ず、これはこれでCO2と絡んで
収集がつかなくなるのですが。
政権の問題点としては、後始末の手際もさることながら(自民党ならもっとマシ
だったという根拠は全く無いが)事故後に目立ってこのようにスケープゴートにされる
ようになったため、本当の原因追求がおろそかにされたことではないかと私は
おもいます。
原発事故に関して「カンガ」というのは「アベガ」とさして変わりありません。
でも、まあ、運はよかったですよ。大きな余震が来て、また津波が来たらどうなって
いたことか。水蒸気爆発で容器はすべて吹っ飛んで、放射性物質が全部ばらまかれた
可能性もありました。
りょうちん様へ
『そびえ立つクソ』という表現は素晴らしいですよね。(笑)
その著作権は、『パチンコ屋の倒産を応援するブログ』様にあると明示して欲しいところです。(笑)
野党やマスコミは自分たちの勝手な理屈を押し付けてくるので全く共感できません。
なんで、あんな自分勝手な理屈で追及してて共感が得られると思うか不思議でなりません。
愚民どもは我々崇高な意見を聞いておけばよい、などと思っているのでしょうかねw
それはさておき、朝日新聞の社説も読みましたが、これはこれで一つ意見として受け止めるべきものだとも愚考します。自民党は自民党で、正しく厳しく追及されないものだから、たるんでいるのも事実だと思います。
韓国ネタ以外だと、意外と朝日はいい記事書くとも思ってます(毎日はダメ)ので、いろいろな角度から情報を検証するうえでは一つのメディアとしていいかもしれません。あくまでも韓国ネタ以外ですがね(笑)
九州男児の勝手な意見でした。
更新ありがとうございます。
朝日新聞の社説は、韓国進歩系紙の文大統領寄りのプロパガンダチックな記事、表現に似ていますね。およそ普通の神経の持ち主には理解不能のオンパレードです。
いや、北朝鮮の労働新聞かな?(笑)。コレを休日に読んでるヒト、相当イタイよ。
民主党政権時って、個人的にも大変辛い期間だったし、生活も荒んでいたから(笑)、余計に思い出したくないのかもしれませんが、偶然にも自民党が政権奪取し、安倍総理になってから運気が上がって来ました(笑 いや、ホンマですねん)。
今では大概のことを笑って済ませれる(ネジ飛んでます)ようになりました(笑)。朝日新聞に【民主党政権時代は良かった】と、懐古趣味的な事言われると、根っからの腐ったオールドマスゴミだと確信しました。
朝日新聞に【一連の混迷の反動で政治に安定を求める民意が、今の「安倍1強」を支えている側面は否定できない】と、言われてもね。それは違うと思う。
今が安定政権で安泰、世の中平和ダ〜なんて国民の多くは思ってませんよ。野党第一党が政策をキッチリ出し、与党と論戦を展開するなら、なおヨシです。
しかし、今そんな野党無いし、N国も一発屋で終わりそうだし、結局自民党しか無いというのが、自民党の怠慢、何もしないに留まっているわけです。親韓議員が与党にも居るなんて、許せない!即除名にして欲しいぐらいです。
めがねおやじさま
> 朝日新聞の社説は、韓国進歩系紙の文大統領寄りのプロパガンダチックな記事、表現に似ていますね
社説、そうですね(笑)
> 偶然にも自民党が政権奪取し、安倍総理になってから運気が上がって来ました
自民党の奪取は必然でしょうw
同感です。私も安倍総理になってとってもよくなったと思う一人です。
> 野党第一党が政策をキッチリ出し、与党と論戦を展開するなら、なおヨシです。
まったくその通りだと思います。キッチリ戦える野党が残念ながらいません。キッチリ追及できるマスコミもいません。ホント残念です。
> 親韓議員が与党にも居るなんて、許せない!即除名にして欲しいぐらいです。
先生の前に記事にあったかと思いますが、私も二階派はごっそり国民民主党に行けばいいと思います(笑)
確かに民主党政権時代は最悪でしたが、あの時国民は自民党に失望していて、民主党が選挙で大勝した事実はちゃんと覚えておかないといけないと思いますよ、
それこそオールドメディアの偏向報道だけで成せたわけではありません。
匿名様
こんにちは。
よく考えてみてください。
その失望という感情は、果たしてオールドメディアを介さない情報から思った事でしょうか?
昔はオールドメディアの発信する言論を鵜呑みにする方法以外に選択肢はほぼありませんでした。
少なくとも私はそうでした。
個人が黎明期〜成長期に差し掛かるネットで頑張って報道に関する矛盾点を指摘しても、レッテル貼りなどで潰されてしまうような、そういう時代です。
ましてやネット自体に良いイメージも皆無でしたからね。
他でも書きましたが、昔の政治関連の報道姿勢の妥当性はどれだけあり
実際はどうなのかの検証もする時代が来たのではないかと思います。
かつて自民党にお灸を据えると思って投票したら、一票の重みを考えろとばかりにお灸を据えられたのは、苦いけど大切な思い出なのです♪
>民主党政権時代において、私たち国民の生の声が行政に反映されたという事例が、たった一例でもあったのでしょうか?
各県からの要望を民主党が勝ったか負けたがで差配してましたね 一応要望のとおった県は反映されたことになるのかな?
あと首相自ら選挙公約を撤回して、辺野古移転を決めて普天間の危険除去を求める民意を反映したり、八ツ場ダムの工事を再開して継続を求める地元や周辺自治体の民意を反映したりしてたのです♪
国の事業って規模が大きくて年月がかかるほど関係者が増えて、実施することのメリットもデメリットもあると思うのです
そんな中で、急に方向転換しようとすると反動も大きくて混乱を招くだけだから、長期的な得失を考えつつ、続けるなら効率的にするにはどうすべきなのか、辞めるなら混乱を最小限にするためにどうすれば良いのかを、真摯に考える必要があると思います
政策転換をするためには、そんな手順を含めてきちんと考えなくちゃいけなくて、それを考えてるとこじゃないと政権は任せちゃいけないってことを教えてくれたのが、民主党の遺産だと思います♪
そして、そのためには誰と誰がくっついたとかの政局じゃなくて、どんなことをどんな道筋で実現しようとしてるのかの政策が情報として大切なんだと教えてくれたのが、朝日をはじめとするマスコミの遺産だと思います♪
コメント書いてて思ったけど、政局って面白いんですよね♪ 政治家同士の駆け引きとか、正に人間ドラマって感じがするのです。
でも政治って娯楽じゃないし、政権取ることはゴールじゃなくて国の舵取りをするスタートに過ぎないんですよね♪
朝日とかマスコミの人たちは、そこを忘れて、なんかゲームとかクイズ感覚で選挙を捉えているのかな?って思うのです
法律なんかも作るときは大々的にキャンペーンやって賛成とか反対とか言ってるけど、成立後の運用は見てない感じだし、国会中継も予算委員会はやるけど、決算委員会はあんましやってないし・・・・・
政府がこれから何をやるのかってのとおんなじくらい、これまで何をやったのかって大事なんだと思うのです♪
東日本大震災直後に福島第一原発事故を発生させ って、
りょうちんさんがおっしゃてる通り、事故発生自体に民主党政権の責任はないと思います。
(そもそも論として、原因となった原発を推進したのは、自民党政権です。)
また、その後の不始末と言っていますが、自民党政権ならどうしたというのでしょうか?
自民党政権だったら不始末と後に言われるようなことはなかったと言い切れるのでしょうか?
私はどの政権でも福島第一原発事故発生後の対応が良かったと多くの国民や国際社会が言えるようなことはできなかったと思います。
政権公約にない消費税率の引き上げ って、
2009年9年に政権交代を実現した時の政権公約では「消費税率は4年間上げない」でした。
確かに消費税率の引き上げ法案を可決したのが2012年8月ですが、
実際の消費税率の引き上げは2014年4月以降で政権公約の4年以降で問題ないはずです。
私個人としては、民主党政権はもちろん合格点はあげられないが、やるべきことはやっていたと思います。
(限りなく落第点に近いところかな~)
失われた20年とも失われた30年とも言われていますが、この間のほとんどが自民党政権です。
この間、いったい自民党政権は何をやっていたのでしょうか?
この点こそ攻めるべきところではないでしょうか。
私は自民党が政権奪回後の株価上昇は、ダメだった民主党政権からの政権交代からの期待値も一要因だと思っています。
従来の自民党政権の不甲斐なさがあたかも今の自民党政権で帳消しになっているかのように言っていることは甚だ疑問です。
横から失礼致します。
確かに、その「失われた20年の間に自民党は何をやっていたか」というのを
マスコミフィルターをかけずに見てみる時代が来ているとは私も思います。
その不甲斐なさというのは当時どういう報道されてきて、では実際はどうだったのか
あるいはやるべきことをやったとあなたのおっしゃる事が、本当はどうだったのかを。
そういえば、オールドメディアの皆様方は昨今
自身の使命は政権監視だとおっしゃっていましたね。
民主党政権をヨイショしてた時代があり、反省も無く開き直り続ける間は
「嘘つけ」とちゃんと言ってやるのが、我々国民に課せられた仕事なのではと思います。