韓国メディア『中央日報』(日本語版)に、ある意味では「惜しい」記事が掲載されていました。日韓「経済戦争」を巡って、日米韓それぞれの立場から「究極的な目的」を探る、という主眼のものですが、正直、議論は周回遅れであるばかりでなく、思わず唖然とする結論が掲載されるなど、さまざまな面でいかにも「韓国らしい」記事といえるでしょう。この手の「関係改善のためには韓日が相互協力しなければならない」といった記事は、定期的に韓国メディアに掲載されるようです。
途中までは「当たらずも遠からず」
ある意味で、非常に「惜しい」コラムを、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に発見しました。
【コラム】韓日「経済戦争」究極的目的は何か(1)(2019年07月31日08時39分付 中央日報日本語版より)
【コラム】韓日「経済戦争」究極的目的は何か(2)(2019年07月31日08時39分付 中央日報日本語版より)
コラム執筆者として、末尾に「イ・ギョンムク/ソウル大学校経営大学教授・韓国人事組織学会会長」という記載があります(漢字がわからないので、本稿では「イ・ギョンムク氏」と表記します)。
イ・ギョンムク氏は日本が韓国をいわゆる輸出管理上の「ホワイト国」から除外するなどの措置を講じることを「韓日経済戦争」と表現しているのですが、これについて「交渉論」という考え方を持ち出し、日米韓それぞれの立場で究極的な目的を議論する、というのが本コラムの主眼のようです。
まず、イ・ギョンムク氏によれば、韓国にとっての目的は、日本が「植民地支配自体が違法だと認め、韓国人被害者らに賠償させること」にあると断言します。
「韓国政府の立場は明確だ。日本が植民支配自体が違法という事実を認め、違法行為によって被害を受けた人たちに賠償しろということだ。1965年の韓日協定では民事上の損害だけ取り上げたもののため、違法支配にともなう刑事上の責任はまだ残っており、日本が韓国大法院(最高裁)の判決を尊重しなければ経済戦争も辞さないということだ。」
これについては確かに、現在の文在寅(ぶん・ざいいん)大統領の言動を見ていれば、「さもありなん」と思える記述です。
たとえば、文在寅氏は年頭記者会見で日本に対し、「歴史に謙虚になれ」と発言し、少なくない日本国民がこの発言に激怒した、という事件が発生しています(『正気の沙汰とは思えない、韓国大統領の「年頭会見」』参照)。
このときの文在寅氏の「日本は歴史に謙虚になれ」という発言は、みずから主体的に述べたというよりは、むしろ日本のNHKの記者から質問され、思わず口を突いて出てきてしまったものと見るべきですが、それにしても得てして咄嗟のヒトコトには本音がにじむものです。
おそらく、イ・ギョンムク氏の説明どおり、「現在の」韓国政府にとっては、日本に対し無条件に謝罪させ、賠償させるということが1つの目標になっていることは間違いないでしょう。
「日本は韓国が友邦と確認したい」はて、そうですかね?
ただ、「惜しい」と申し上げたのは、イ・ギョンムク氏の日米の立場に関する説明が、おそらくすでに時代遅れとなっているからです。
まず、日本の立場について、イ・ギョンムク氏は次のように述べます。
「この問題と関連し日本が真に望むことは、日本軍慰安婦、強制徴用、植民支配の正当性などの問題は韓日協定と過去数回の謝罪で解決されたので過去問題でこれ以上争うことはやめようというものとみられる。」
この点は、半年前であれば、そのとおりだったでしょう。
しかし、現時点においては、おそらくそうではありません。すでに「新・河野談話」でも示されたとおり、7月19日の段階で、韓国は日韓請求権協定を完全に無視したという実績ができてしまったからであり、その意味で、「過去の問題でこれ以上争うのを避ける」という段階を過ぎてしまったからです。
イ・ギョンムク氏の論考の問題点は、それだけではありません。イ・ギョンムク氏は経産省の措置を巡って、
「韓国大法院の判決も受け入れることはできず、韓日協定に対する両国間の解釈差を解決するために韓日協定で約束した通り仲裁に行こうというものだ。韓国政府がこれを受け入れなければ経済制裁を通じて韓国に苦痛を与えるということだ。」
と述べているのですが、日本の経産省の措置はあくまでも安全保障上のものであり、自称元徴用工問題を巡る「経済制裁」ではありません(実質的に見て「サイレント型の経済制裁」と見られなくはありませんが、経済制裁にしては措置が弱すぎます)。
さらに、イ・ギョンムク氏は日本の究極的な目的を
「日本は韓国との関係を通じて韓日米三角同盟を強化し、中国の膨張を防ぎ北朝鮮の核武装を抑制して自国の安保と経済的利益を守ろうとすること」
にあると見ていおり、経産省の措置も
「いま日本が韓国にする行動は、友邦としての信頼が壊れたので信頼できる友邦国であるということを改めて確認させてくれというものと解釈される」
と述べているのですが、はて、そうでしょうか?
「友邦としての信頼が壊れた」というのはそのとおりですが、「信頼できる友邦であることを改めて確認する」というものではなく、「信頼もできないし友邦でもない」ことを前提とした扱いに落とした、と見るのが正解ではないでしょうか。
あくまでも私の理解に基づけば、日本は究極的に、中国や北朝鮮、ロシアと対峙するうえで「韓国を当てにしない」という体制を構築しようとしているのであって、現時点ではまだ国防体制の構築が間に合わないため、韓国との関係の決定的な断絶を避けるよう両国関係を「マネージ」しているに過ぎません。
米国は米韓同盟破棄へ?
さらに、米国の立場については、イ・ギョンムク氏は、次のように説明します。
「米国の韓日関係に対する立場は両国で円満に解決しろというものだ。韓国に対する立場は米軍駐留費をさらに多く負担し、北朝鮮が核武装できないよう米国を助け、対中制裁に参加し、世界覇権を維持するのに軍事的に支援しろということだ。」
「韓米関係で米国の究極的な目的は韓日米三角同盟を固め、北朝鮮の核武装と中国の膨張を防ごうということだ。もっと大きくインド、台湾、シンガポールだけでなく、さらにロシアとも連合して中国を包囲し世界覇権を維持しようということのようにみられる。」
この認識、今から5年前であれば正解だったと思います。
しかし、2017年秋に韓国が中国に対し「三不の誓い」(『「三不協定」の衝撃:米韓同盟崩壊が視野に入った』参照)を立てた時点で、おそらく米国は韓国が「自由で開かれたインド太平洋戦略」に加わる意思がないものとみたことは間違いないと思います。
ちなみにこの「三不の誓い」とは、「▼米国のミサイル防衛システム(MD)に参加しない、▼高高度ミサイル防衛システム(THAAD)の追加配備を検討しない、▼『日米韓3ヵ国軍事同盟』に参加しない」というもので、康京和(こう・きょうわ)韓国外交部長官(※外相に相当)が2017年10月30日に韓国国会・外交統一委員会の国政監査の場で明らかにしたものです。
韓国外交長官「韓日米軍事同盟はない…来月の韓中首脳会談を推進」(2017年10月31日08時02分付 中央日報日本語版より)
韓国の魂胆は「米国との同盟関係を維持したままで、あわよくば中国とも同盟国に準じて仲良くお付き合いしましょう」、という点にありますが、これを米国から見れば、韓国は同盟国としての義務を果たさずに権利だけ主張しているに過ぎません。
実際、イ・ギョンムク氏も本稿で米国が韓国を見捨てたらどうなるかという話を書いています。
「韓日対立状況で助けてほしいという韓国の要請にまともに応じないのを見れば米国は自国の究極的な目的達成に協力しない国と韓国をみているようだ。」
「もし韓国が韓日米三角同盟を破り中国と同盟を結ぶといえば米国はどうするだろうか。覇権維持のため中国の膨張を防ぐことが米国の究極的である目的のため、どのようにしてでも韓国の国力を弱めようとするだろう。」
要するに、もしも韓国が米国を裏切れば、米国が韓国を経済的に焦土化するだろう、という予測なのですが、せっかくここまでのことを書いたのならば、あともうヒトコト踏み込んで、「米韓同盟が消滅に向かっているが、韓国は米国陣営に踏みとどまるべきだ」とどうして書けないのか、ふしぎでなりません。
なぜそこで日韓FTAになる!?
さらに驚くべきことに、韓国人の論者の例にもれず、イ・ギョンムク氏の議論は、最後に次のように暴走します。
「韓日が両国関係で究極的に得ようとするものが韓日米三角同盟の強化による国家安保維持と経済成長ならば統合的交渉を試みなければならない。(中略)日本とまだ締結していない自由貿易協定(FTA)も上げられない理由はない。」
「それぞれが必要とするものを得て、あまり重要でないものを譲歩すれば、交渉妥結しない時と比較して互いに利益にできる。これを通じ両国が過去史に対してはこれ以上言いがかりをつけない究極的合意をすれば良いだろう。」
なぜ日本がわざわざ韓国とFTAを締結してやらねばならないのでしょうか。このあたり、正直、何度も読み返してみたのですが、話があまりにも飛躍しすぎていて、残念ながら私には理解できません。
こうしたご都合主義、元駐日大使の申珏秀(しん・かくしゅう)氏が「韓日関係改善の信号を経済界に与えるために韓日通貨スワップを検討すべきだ」などと唐突に述べた論考(『周回遅れどころじゃない、日韓通貨スワップ待望論』)を思い出してしまいます。
このイ・ギョンムク氏もご多分に漏れず、
「(日韓経済)戦争が本格化すれば米国も韓国に背を向けさらに大きな経済と安保危機を経験するだろう/韓日両国が(中略)過去よりも未来指向的な観点から両国関係を再確立する契機にしなければならない」
などと結論付けているのですが、こうした具体性のない主張、読んでいても正直、まったく心に響きませんし、説得力も皆無なのです。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
なお、本稿では、本当は次の記事についても簡単にコメントしようとしたのですが、内容があまりにも酷いので、もし機会があればまたどこかで取り上げたいと思います。
【時論】反日を越えて克日で「美しい復讐」を準備しよう(2019年07月31日10時03分付 中央日報日本語版より)
執筆者の鄭義和氏といえば、2015年、安倍総理の米上下両院議会合同演説を阻止しようとした、当時の韓国国会議長でもあります。「復讐」などと平気で述べる人物が国会議長経験者であるという時点で、やはりいろいろ理解に苦しむところだ、とだけ申し上げておきましょう。
View Comments (41)
「何故そこで愛ッ!?」ネタかと思いましたw
最近、中央日報のリンク切れが多いと思いますが、URLを時限的に変えるシステムでも組んでるんですかねえ。
今回引用しなかった方の記事
>当然、日本は正しい歴史認識を持たなければいけない。自ら認めることは認めて完全に整理しなければいけない。
>ヴィリー・ブラント元西ドイツ首相は在任中、ポーランドの首都ワルシャワの戦争犠牲者碑石の前でひざまずいて謝罪した。
>その誠意ある行動一つでポーランド人の胸中のしこりは消えた。もし安倍首相が韓国の象徴的なところを訪問し、誠意を込めて謝罪をすればどうだろうか。
日本だって鳩山元総理が土下座したんだぞw
このクソ記事にエントリを起こすのは相手の思惑に乗ってしまうようなものですな。
ドイツとポーランド
https://jp.sputniknews.com/europe/201904076110337/
ドイツは戦時賠償を行っていないというのは、有名だと思ってたんだけどなあ。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
韓国メディア「中央日報」のコラムは、「日本が韓国にFTAを申し込む
べき」という結論があって、それに正当性を持たせるために、前章として
いろいろ書いたものと考えてみました。(韓国議員団の訪日に合わせて、
援護射撃というつもりなのかも、しれません。もしかしたら、これを見て
日本の野党が、それに同調するかもしれません)
駄文にて失礼しました。
それはないと思いますよ
今回の輸出規制 優遇措置見直しには 不適切な事案というのが絡んでいるため
下手に手助けをしたら 飛んだとばっちりがあるやもしれませんから
触らぬ神に祟りなしです
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
くまさん様へ
日本の(対韓国)半導体原材料輸出規制を社説で批判した日本マスゴミ
村や、選挙運動で批判してきた野党としては、日韓FTAに飛びつくと思い
ます。
駄文にて失礼しました。
更新ありがとうございます。
鄭義和氏「日本に対する憎悪を深めるのではなく、美しい復讐をしよう」え?ええ?、、それは激しい憎しみですな。そんな思いの民族と日本がナゼ仲良しにならなければ行けないのか(笑)。無理筋(爆笑)。
イ・ギョンムク氏の論考も飛びっぱなしで何を言いたいのか不明ですね。だいたい韓国の大学教授とかジャーナリスト、議員の話は一本の筋が通って無くて、【メチャクチャ】なんです。話の起承転結がまるで無い!
こんなんで教授とかレベル低う〜(嘲笑)。というか人にモノ教えるレベルに達してないよ、ハッキリ言って(笑)ま、好きな事言うておけ(笑)
正直、スマホに載る著名韓国人、大統領とか議長とかの顔見るだけでもムカつくこの頃です。
韓国人の憎しみと言えば、おそらく日本語版には翻訳転載されないこの記事。
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2019/07/30/2019073002790.html
ワシントン特派員まで務めるような家庭の幼い子供が日本在留中にピカチュー大好きになったのを、反日エリート教育を施して矯正したそうです。
でもってワシントンに引っ越して、幼稚園で日系の子供に「日本人とは仲良くできない」とわざわざ言い出して、親が呼び出しw
でもって、「反日のDNAが・・・」ってお前が洗脳しているんだろうって話ですよw
りょうちん様
反日教育課程(家庭)ですかぁ、、。
私なら、出来ればそんな韓国人子女の居ない国際学校に行かせたいもんです(小笑)。
ま、どこでも巣食っているだろうが(笑)。
本スレッドで取り上げられた記事はともかくとして、それにしても、ここ数日の韓国マスゴミの日韓関係記事の酷いことこの上なし、発狂状態ではないのかな、などと思ってしまいます。
それだけ、ホワイト国外しのインパクトは大きいようです。プライドも相当傷ついていますね。
それにしてもあまりにも上から目線、鼻っ柱の強さとともに、オツムの弱さといいますか異常さも際立ってきたように思います。
どうしても絡みついてくる、日本なしでは生きられない、こんな国、めんどいですねえ。
「どじょう豆腐」という悪趣味な調理法がありますが、
http://www.tofu-as.com/tofu/history/14.html
http://zazamushi.net/dozyou/
どうやら単なる伝説だそうです。
黙って煮た方が美味そうですな。
一国民様
まあさすがに、ちょっと前までのように
「関係悪化を防ぐために双方が知恵を出すべき」だの、
「これ以上関係が悪化すれば双方に被害」だのと、
寝ぼけたことを言ってても始まらないことはようやく理解したってことでしょうね。
今回俎上に上がった言説、全体として馬鹿馬鹿しい内容には違いないが、ようやくきれい事ではなく本音でものを言うようになったともとれますよ。
>「日本(の目的)は韓国との関係を通じて韓日米三角同盟を強化し、中国の膨張を防ぎ北朝鮮の核武装を抑制して自国の安保と経済的利益を守ろうとすること」
この分析は間違ってない。でなきゃこれまで、誰が好き好んであんな不愉快な国にさまざまな恩恵を与え続けますか! しかし、そこまで分かってるなら、
「だけど、われわれはもう北朝鮮にオールインしちゃったんだから、日本が関係解消に動くのは、まあ仕方がないよね」
と続くはずのところが、なんでFTA締結なんて結論に飛躍するのか。異常なまでのナルシシズムと誇大妄想に毒された頭脳が生み出すロジックには、正直ついて行けまへんわ。
まったく同感です。
実にお門違いの結論部ではありますが、もう一つの疑問があります。
FTAを結んだら、韓国の産業は元気になるのでしょうか?
FTAは、その名の通り自由貿易協定です。相互に関税を撤廃することを一定期間内に行います。
今回の輸出管理強化に関する一連の騒ぎによって、韓国が夜郎自大に「国際的強国!」と自慢していたITにしてもその他の製造業にしても、日本の部品・材料を組み立てているファブの立場でしかないことが明白になったと思います。日本とFTAを結べば、鵜飼の鵜の境遇がさらに強化されるだけのことです。
製品にしても、日本人に韓国製品が売れるでしょうか。日本人は感情面からではなく、衛生面・耐久性・アフターサービスの欠如というリスク面から韓国製品を忌避しているのです。嫌韓が激化しようと軟化しようと、その判断は変わりません。薄っぺらな愛国心で感情的に日貨排斥をしている韓国とは事情が違うのです。韓国製品を売るには韓国製であることを隠しておくことが必須になります。
韓国自動車業界は壊滅するでしょう。造船業に国費補助を与えることもできなくなります。労働組合がフルパワーで騒ぐこと確実です。
それでも、もはや半ば以上外国企業となったサムスンさえ存続すれば、韓国民は幸せなのですか?
自転車の修理ばかりしている 様
私もそう思いました。
FATなんぞ結んだら韓国の中小企業は焼け野原になるでしょう(笑)
FTA結んだら、「韓国は、財閥の製品以外は、全て発展途上国産品として扱え!」と主張するのでしょう。
韓国は政府も国民も絶対に日本に頭を下げられない。
それをやったら反日という国体が崩れて、敗戦時の日本国民と同じレベルで、
アイデンティティークライシスに陥ってしまうので、絶対にできない。
それを提唱すれば左派や周りから社会的リンチに遭うので、自己の生存の為にもできない。
それでも韓米日三角連携が無くなったら、国運が傾く事に気付いている、
比較的にはまともな保守人士達は、危機感に満ちているので、
何とかそれを防ごうと、色んな意見や提言を言う。
しかし肝心の「自国が悪い時には素直に認め相手が日本であろうと頭を下げる」は、
保守派にも絶対にできないので、隔靴掻痒の提言にしかならない。
その結果、「まあ色々あったけど未来志向で行こう」
「日本も悪いけど、韓国は水に流してやるからツートラックで行こう」
「韓国も困るけど、日本も困るだろ。日本は韓国の力を認め制裁をやめ提携すべし」
となり、保守の政治家も新聞も言論人も、こんな訳の分からない
シロモノしか出て来ない事となる。
「そういう事じゃ無いんだよなー」「こいつ等結局日本の事を何も分かってねーなー」
「そんな提案聞く訳無いだろ。アホか」
結果、日本政府・国民の反応はこういうものにしか成り得ない
聯合ニュースが今しがた、「日本の輸出規制撤回しなければ全措置含め断固対応」=韓国NSCと、速報で伝えました。
全措置とやらが何を意味するのか不明ですが、在留の邦人や企業、渡韓者等に不利益や不測の事態が生じないとも限りません。
状況次第ですが、場合によっては、退避勧告や渡航自粛勧告等が必要な時代に至るかもしれません。
その準備がなされてしかるべきだと思われます。
HN記入漏れです。
中央日報や朝鮮日報といった保守紙も、自由韓国党の政治家も、
ムンムンの対決姿勢には内心はともかく、賛成しています。
保守派でも「反日」という国是には反対していないからです。
こうして韓国は保守派も誰も止めないのですから、
彼らの言う「韓米日三角同盟」から外れて行きます。つまり離米して行きます。
韓国は反日を軸にして、反日を主原因として、離米して亡国して行くのでしょう。
韓国人は「韓国人はもはや日本を昔ほど気にしてはいない」というフレーズを
言いたがりますが、結末は反日が原因での亡国の様です。
いつも楽しく拝見しています
あまりに低レベル過ぎて嫌ですが、敢えて相手と同じレベルで文大統領は反日を支持率上昇の為に使うなとは言えないんですかね?
このコラムは、日韓仲良くやろうよというのが基本ですね。
で、慰安婦や、応募工や、レーダー照射や、ホワイト国除外などの諸問題はひとまず置いておいて(保留にして、あるいはゆっくり協議するとして、あるいは課題のまま先送りして)、FTAという飴玉をしゃぶらせてくれたら、ひとまずおとなしくしてやるから、当面仲良くしましょうよという。
日韓スワップを持ち出してくることがあったのも、同じ理屈なのでしょう。とりあえず飴玉しゃぶらせてくれたら、騒ぎ立てるのを抑えてやるよ、という。
前提として、「あんたがただって困ってるんだろ?」「あんたがただってこの先困ることになるだろ?」「何とかしたいだろ?」「このままだともっともっと困らせてやるよ。いいのそれで?」というものがありそうですね。自分たちが様々な手法で日本をトラブルに巻き込み、困らせることに自信があるようです。おそらくテロくらいはやるつもりなのでしょう。
で、韓国の言うがままに、とりあえず問題を先送りして手打ちをしたらどうなるか?
そうです、何年かすると、あるいは大統領が変わると、手打ちはなかったことにして、再度問題をぶり返させ、騒ぎ始めるのは火を見るより明らかですね。
しかしこの提案、密室外交時代ならすんなり実現したのかもしれません。そしてこういうことが実現したなら、担当した政治家から外交官から、そりゃもう、下にも置かないもてなしを受けて気分最高ということなんでしょう。