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「日韓協力」「日韓首脳会談」 日本の世論が許さない状況に

以前からしばしば当ウェブサイトで指摘しているとおり、安倍政権は現在、「日韓協力」や「日米韓3ヵ国連携」という考え方を掲げています。しかし、理屈では「今すぐ日韓断交ができない」とわかっている人もいると思いますが、その一方で、日本国民の間ではこの「日韓協力」という言葉に対し、怒りを伴った拒絶感が広まって来ているように思えてなりません。そのように考えていくと、自民党や保守言論会は、「岩屋氏を叩いてお終い」ではなく、安倍政権そのものが「日韓協力」や「日米韓3ヵ国連携」に言及することの矛盾にも言及する必要があるのではないでしょうか。

日韓防衛相会談が自民党部会でも問題視

先週末のシンガポール・シャングリラ会合で岩屋毅防衛大臣が韓国の鄭景斗(てい・けいと)国防部長官と非公式会談を行ったことに対する批判が続いています。

産経ニュースによると、昨日は自民党の安全保障調査会・国防部会の合同会合で、この日韓防衛相会談自体が議論の俎上に載せられ、出席者からは「昨年12月の韓国海軍駆逐艦による自衛隊機への火器管制レーダー照射問題が事実上棚上げされたこと」などに批判が噴出したそうです。

自民部会で岩屋防衛相批判、日韓会談「怒り禁じ得ない。選挙にも関わる」(2019.6.5 23:23付 産経ニュースより)

実際、産経ニュースによれば、出席議員の1人は岩屋氏や防衛省の対応に対し、

怒りを禁じえない/政府全体の評価として選挙にも関わってくる

と強い口調で述べるなど、参院選(または衆参ダブル選?)への影響に対する懸念の声も出ているそうです。さらに、前防衛相でもある小野寺五典・安保調査会長は防衛省に

レーダー照射問題で韓国側は日本の反論を恣意的に使ってきた。そういう相手だということを認識して対応してほしい

と求めたそうですが、ここまで来ると、もはや韓国に対する信頼感はゼロに近いといえます(※この点については韓国の自業自得ですが…)。

また、自民党の部会でここまで批判された以上、今後、「日韓防衛相会談を実施した」という実績だけではなく、「岩屋氏がこれ以上防衛大臣を務めること」に対しても、自民党内から異論や圧力が高まることは避けられないでしょう。

安倍政権の「日米韓3ヵ国連携」への国民の拒絶

ただ、私自身がこの産経ニュースの記事を読んで抱いた違和感は、自民党の部会が「根源的なところ」に触れていない、という点です。

その「根源的なところ」とは、安倍政権が掲げる「日米韓3ヵ国連携・日韓協力」の矛盾です。

通常、海軍は友好国の哨戒機に火器管制レーダーを照射するようなことはしません(※いや、敵対国であってもやらないと思いますが…)。なぜなら、火器管制レーダー照射とは準戦闘行為であり、1つ間違えたら戦争が生じてもおかしくないからです。

また、「火器管制レーダー照射事件」は氷山の一角に過ぎず、日韓間では「友好国同士」とは思われないほど、極めて多くの問題が山積しています(※ついでにいえば、それらの圧倒的多数は韓国側が日本に対して要求している、理不尽なイチャモンのたぐいです)。

いちおう、安倍政権の立場を擁護しておけば、日韓関係とは日米関係の「附属物」のようなものであり(とくに安保面)、日本としては、どれほど韓国に腹を立てたとしても、米国の了解なく「日韓断交」などに踏み切ることはできません。

私自身、安倍政権は「日米韓3ヵ国連携を維持する」と口では言いながら、実際には少しずつ、韓国と距離を置こうとしているのだと信じたいところですが、これについて安倍政権が国民に対してわかりやすいメッセージをきちんと発していないことにも大きな問題があると思います。

実際、あくまでも私自身の感覚ですが、一部の国民の間では、「安倍(氏)は日韓友好を推進しようとしている」といった疑念が広がっている気配もあります。というよりも、「日米韓3ヵ国連携」と口にすること自体、日本国民の感情を逆撫でしているからです。

結局のところ、レーダー照射事件以外に、韓国が仕掛けてきたさまざまな不法行為(徴用工判決問題、慰安婦財団の解散、上皇陛下に対する侮辱など)に対し、日本政府が「日本と日本国民の利益、名誉、尊厳を守る」ために毅然として対処していないではないか、との不満が広まっているのです。

日本国民の世論は日韓首脳会談を許さない

もちろん、私自身は「韓国に対する安易な経済制裁」には反対する立場であり(『経済制裁論は経済戦争なのか 何より大事なのは日本の国益』参照)、どうせやるなら「伝家の宝刀」の抜きどころを見極めるべきだと考えています。

ただ、日本政府の動きがあまりにも日本国民に見えないのも、また問題です。

今回の「岩屋叩き」を見ていると、結局のところ、日韓防衛相会談の実施自体が、韓国の一連の行動に対して充満していた日本国民の怒りを爆発させるきっかけになり、安倍政権の「日韓問題先送り」の矛盾が一気に岩屋氏にぶつけられた格好だとも言えます。

しかし、安倍政権の出身母体である自民党自身が、岩屋氏をスケープゴートにして安倍政権の失策から目を逸らすのは卑怯です。そもそも問題視しなければならないのは、「日韓協力を進める」という岩屋氏の発言ではなく、その根底にある、安倍政権の韓国に対する姿勢そのものだからです。

その意味で、今回の岩屋氏の日韓防衛相会談にあそこまで強力な反発が来たという事実を、安倍政権は真摯に、かつ、重く受け止めるべきでしょう。日韓首脳会談をすること自体、日本国民の世論が許さない、という状況ができたからです。

少なくとも、「岩屋会談」の大失敗を受けて、安倍総理は文在寅(ぶん・ざいいん)大統領との日韓首脳会談に踏み切るのが難しくなったのではないでしょうか。

日韓修復の糸口はなし、だがそれが悪いとはいえない

こうしたなか、非常に興味深い記事を1つ発見しました。

韓日 強制徴用・水産物検査強化など巡り局長級協議=平行線(2019.06.05 19:12付 聯合ニュース日本語版より)

韓国メディア『聯合ニュース』(日本語版)によると、昨日、韓国外交部の金丁漢(きん・ていかん)アジア太平洋局長が来日し、東京で外務省の金杉憲治アジア大洋州局長と「局長級協議」を行いました。

あくまでも韓国政府側の発表ですが、協議では韓国側からは韓国産水産物に対するモニタリング強化への懸念が出たとしつつ、日本側からは徴用工判決問題を巡る仲裁手続への協力を要請したものの、韓国側は「受け入れなかった」とされています。そのうえで聯合ニュースは

韓国が仲裁委員を任命する期限は18日で、韓国が手続きに応じなかった場合、日本政府は国際司法裁判所(ICJ)への提訴を視野に入れているという

と結んでいるのですが(※一般には初日不算入の原則があるため、5月20日の30日後とは6月19日だと思われますが、このあたりはスルーします)、韓国を相手にするなら、こうした「国際社会を巻き込んだ対応」こそが望ましいといえます。

あくまでも私の主観ですが、これまでの日韓関係とは、「水面下で何とかする」という関係でした。

自称元徴用工らが日本企業を相手取って損害賠償を求めている問題を巡っても、日韓間でもめているときに、やおら政治家あたりが出てきて、トップダウンで「日韓企業が共同で基金を設立して、その基金から賠償させる」といった仲介案を出してくる、というのが、これまでの日韓関係の定石だったのです。

ところが、今回の自称元徴用工問題を巡っては、政治家も官僚も、そのような「腹案」を出してくることはありません。今回の「岩屋騒動」で明らかになったとおり、韓国に対して少しでも配慮しようものなら、その政治家は政治生命を失うという危険性にさらされているからです。

それだけ、日本の世論が韓国に強い怒りを抱いている、ということでもありますし、現在のところ、日韓関係修復の糸口はありません。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

また、私自身もウェブ評論家ですから、今すぐ日本が「日米韓3ヵ国連携」の破棄を言い出すことができないという事情も理解しているつもりです。

ただ、ビジネスマンとしての感覚からすれば、もともとが「無理」なものを、さらに「無理」に「無理」を重ねてでも修復する必要はあるのか、はなはだ疑問です。正直、ビジネスの現場では、条件面等で「お話にならない相手」とは、途中で協議を打ち切るのが正解です。

もちろん、安倍政権が「日米韓3ヵ国連携」という虚構にしがみついている理由は、ひとえに米国との関係でそうせざるを得ないという事情があることは間違いありません。

しかし、そうであるならばなおさらのこと、安倍総理はドナルド・J・トランプ大統領に対し、

韓国は国際法も守らないし、日本の哨戒機にレーダーを照射して来るし、ウソもつく。そんな相手国との連携はあり得ない

と毅然と通告すべきですし、トランプ氏には「日米韓3ヵ国連携」が単なる虚構に過ぎないと悟らせるように努力すべきでしょう。

新宿会計士:

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  • 米下院軍事委員会が、韓国との情報共有強化を含む2020年の会計年度国防権限法の草案を6つの小委員会別に3、4日(現地時間)の2日間、ホームページに公開した。
    http://www.donga.com/jp/article/all/20190606/1752855/1/%E7%B1%B3%E4%B8%8B%E9%99%A2

    ただ、今回の草案には、先月23日に上院軍事委が公開した同名称の草案に含まれた在韓米軍関連条項が削除された。上院草案には、在韓米軍を現水準の2万8500人以下に削減することを禁止する条項が含まれたが、この内容が削除された。2019会計年度国防権限法が在韓米軍を2万2千人以下に削減できないようにしたよりも6500人多かった。今回の草案では削除されたが、上、下院の協議を通じて再び含まれる可能性もあると、VOAは付け加えた。下院小委は、それぞれの草案を統合して提出し、12日に全体会議で採決する。

    2020年には、在韓米軍は縮小されるんでしょうか...

  • まさにブログ主が言われるように日本国民の不満がすべて岩屋防衛相に向けられた感がありました。

    それは日本政府から発せられる「日韓協力」や「日米韓3ヵ国連携」と言う国民感情と矛盾した発言に対する日本国民の感情のはけ口が岩屋防衛相であったと思っています。

    また、安倍総理が「戦略的無視」と言っていることと大きな齟齬が存在していることに安倍総理や他の政府関係者が誰も気が付かないことへの苛立ちでもあったと思っています。

    国民の目は今度のG20に向けられています。無言実行で結構です。やるべきことをしっかり実行していただき、日本政府の姿勢を日本国民だけでなく海外に向けて明確に示していただきたいと願っています。

    • 名前の訂正です。あわてて投稿してしまいました。

      ×ゲンひい
      〇ゲンじい

    • どうも今回の会談は岩谷氏の暴走のようだ。
      官邸も外務省も止めたようです。
      大臣のごり押し、点数稼ぎに防衛相の事務方が乗っかった結果の様です。
      その辺の事は、
      【宇都隆史】岩屋防衛大臣の暴走、“非公式”日韓防衛相会談の素人仕事[桜R1/6/6]
      で自民党部会でのいきさつを話されています。
      興味のある方はYouTubeで。

      • chacha 様

        コメント大変ありがとうございます。
        この動画ですね↓

        確かに参考になりますね。

        当ウェブサイトでは、現在のところは岩屋氏の発言などから「岩屋氏の言動は安倍政権の方針に沿ったものだ」と考えていますが、仮に宇都議員がおっしゃるとおり、「これは岩屋氏の暴走だ」というのが事実であれば、当ウェブサイトとしても見解を変えるかもしれません。

        ただ、そうであるならば、なおさら安倍総理(あるいは菅官房長官ら政権幹部)は何らかの対応を取るべきでしょうね。また、河野太郎氏が日韓外相会談を行ったことについて触れられていないのが気になるところです。

        引き続き当ウェブサイトのご愛読並びにお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

        • あー、こりゃ・・・アウトだな。

          官邸からも止められていたのに、抜け駆けのように非公式に切り替えてやっちゃった、と。
          大臣の意思で公式並みのブリーフィングまでやって。
          これだと、責任を問わなきゃ逆にマズい。

          真意を話してほしいな。岩屋大臣も官邸も。

          今日のBSプライムで、小野寺五典(安全保障調査会)氏も、会談を取りやめたと聞いていたのに、突然非公式でやることになって、なんでだと思っていた風なことを言ってましたね。かなり批判的でした。
          官邸の中止の指示に言及したかは、ちゃんと聞いてなかったのでわかりません。

        • なんちゃん 様

          >あー、こりゃ・・・アウトだな。

          仮に宇都議員の説明が事実だとしたら、当ウェブサイトとしては見解を修正しなければなりませんね(といっても、過去の記事を撤回するつもりはありませんが)。

          ただし、岩屋氏の行動が政権の考えから逸脱しているのだとしたら、それに対して適切な判断を下す義務は、安倍総理にあります。

          本件についてはもう少し状況を見守りたいところですね。

          おりしも宇都氏は6月18日に参議院の外交防衛委員会で防衛計画大綱の議論をする際に、「徹底的に大臣を追及させてもらおうと思う」(動画の15:00~)と述べていますが、それまでに何らかのアクションが出るかどうかにも注目したいところです。

          引き続き当ウェブサイトのご愛読ならびにお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

        • 新宿会計士さん

          いつもお世話になっております。

          私的にも、宇都隆史氏の発言の「官邸から止められていた」が本当であれば、と言う条件は付きます。
          気楽な一コメンターとはいえ、言葉遣いは丁寧にしなきゃいかんですね。

          それにしても、この一点は私的にはオセロのコーナーです。続報の中身によっては、白で埋まっていたのが全部黒にひっくり返る可能性があります。

          同じく、続報を待ちたいと思います。

  • 自民党は岩屋氏を庇うと思っていたので、党内から岩屋叩きの声が巻き起こるのは私も意外に感じました。総理周辺と、内閣全体と、自民党全体と、それぞれに温度差があり、統制が取れていないということになります。

    私は岩屋氏の防衛大臣としての資質は低いと見てきましたので、彼が批判を浴びることは当然と思いますが、サイト主様が仰るとおり、自民党内の指針があいまいなまま、一応は政府方針どおりの発言に収めている岩屋氏だけが吊し上げられるのは筋が通らないと思います。

    それから、国民が鬱憤を蓄積しているのは、私が前々から言うように、政府が国民感情を慰撫しないからです。何もできないのなら何もしなくてよいから、国民に対して「お気持ちは判りますがなにとぞご寛容に」くらいは言うべきです。

    国民感情が問題なら韓国と何が違うのかと仰る向きがありますが、事情が違います。韓国の国民感情は憲法より上位にあり、無視することが許されないどころか、国民感情が立法も司法も行政も支配しています。韓国政府は国民感情の言うがママです。日本では国民感情は無視され続け、説明努力も慰撫もありません。日本の国民感情が有らぬ方向に暴発する前に、リスクマネジメントしておくべきです。

    • 韓国には国民の感情を司る「国情院」という組織がありますからね!
      日本にもJCIAと同様に望まれる組織です。

    •  筆者様もおっしゃってますが、こういう「察してください」的な日本人の一般的な考え方は結構な短所ですよね。結局これのせいで散々韓国にいいようにされてきたわけでもありますし。

       阿野煮鱒さんも含め、ここに書き込みをされている方の殆どは、韓国についての知識があるので今の安倍政権の対応が韓国相手にとってほぼ最善手であることはある程度察しがつくのでいいのですが、実際はそんなこと知らない人の割合が圧倒的に多いのですから政府はなんらかのアクションはとるべきですね。

      >>韓国の国民感情は憲法より上位にあり、無視することが許されないどころか、国民感情が立法も司法も行政も支配しています。
       
       まぁ一般的な韓国人の価値観からして、「その時の感情」が最も優先されるので法だろうとなんだろうと、いともたやすく捻じ曲げられるんですよね。結局、完全に論破されようと「その時の感情」が優先されるので岩谷氏が行った非公式の会談もただただ無駄(むしろ問題がさらにこじれるため悪手)でしかなかったという。

    • 阿野煮鱒様

      >>韓国の国民感情は憲法より上位にあり

      上位にある事は確かなのですが、根源的に法、契約、決まり等に価値がない国だ、という事です。
      あの国では、法とは上位の者が下位の者を従わせるための道具でしかありません。
      逆に下位の者が守らなければならない法を破ってこそ上位の矜持を示せる、といった感さえあります。

      あの国には、甲(上)か乙(下)か、ウリ(内)かナム(外)かしか価値観がありません。

    • 阿野煮鱒様

      >日本の国民感情が有らぬ方向に暴発する前に、リスクマネジメントしておくべきです。
      大いに賛成です。
      最低でも韓国海軍レーダー照射問題が発生した時、単身米国に赴いた後の韓国擁護発言。
      この時内閣は岩谷氏を叱責をするべきだったと今でも考えています。
      そうすれば韓国に間違ったサインを送らず済み、その後の展開も変わった筈と思ってます。

  • もともと防衛大臣会談はしないという方針だったのを「非公式で良いから」と岩屋氏が押し切ったと言う情報もありました。
    こんな政治的センスの無い会談を官邸の方針で進めたハズはありません。「結果を出すと言うなら」とやらせてみたら、やっぱりダメだったということではありませんか。
    官邸からも何の擁護もない事がそれを裏付けているように思います。
    同僚議員からは当然「出来もしないのにしゃしゃり出て」となるでしょうし、選挙を考えれば同類と見做されることにも耐えられないでしょう。

    全ては岩屋氏のセンスの無さによるものだと思います。「韓国の為に善かれ」と思ったのなら論外ですが。

  • 自民党内からの岩屋たたきは、会談から一定時間経過してからということを考えるに、世論の反発が予想以上だったためのガス抜きではないでしょうか。会談実施が岩屋大臣の完全なスタンドプレーということはないでしょうから、大臣からすればハシゴをはずされたと言ったところかもしれません。

    ですか安倍政権が卑怯とまでは思いません。大臣たるもの、自分の口でこれくらいのバッシングは跳ねのける矜恃を見せないと。

    なにより、あんなとびきりの笑顔を振舞ってしまったのは岩屋大臣自身の大チョンボ。そつなく毅然とやり過ごすこともできたはずです。結果には責任を負わないと。

    まあ、今後の韓国との接触の仕方のよい反面教師としてあの会談の写真のイメージが関係者のアタマに残ることは、悪くないですね。あんな写真撮らせちゃダメです。

  • 岩屋大臣は孫正義氏と16歳の時何かを誓い合った仲だそうで
    韓国に対する親和性は比較的強いのではないかな

  • <自民部会で岩屋防衛相批判、日韓会談「怒り禁じ得ない。選挙にも関わる」(2019.6.5 23:23付 産経ニュースより)>

    記事、私も拝見いたしました。が、しかし「選挙にも影響する」って、そういう本音はメディアに公開されないようにするのが、たしなみでしょうに。

    Web主さんが、岩屋さんの言動は、日本政府が公式発表している線とずれているとは思えないと、おっしゃっています。たしかに、安倍政権は戦略的とはいえ、「日米韓3ヵ国連携」の虚構を唱え続けています。しかし、その内実は違います。用韓、用中で知られる二階氏ですら、与野党で押しかけた韓国議員団との面会を断りました。

    慰安婦、徴用工問題で、韓国外相と会談している河野太郎外相は直後に話にならない憤懣を意識的にだと思いますが、メディアに発信しています。
    しかし、岩屋防衛相は、レーダー照射問題で、そのようなパフォーマンスを見せていない。
    このことが問題なのだと思います。日本の防衛相として、その怒りを「日米韓3ヵ国連携」とは別の所で発信しなければいけなかった。

    さて、安倍政権が彼をスケープゴートにするつもりだったとまでは言いませんが、アメリカに「日韓会談を含めて、これ以上の韓国側への譲歩を見せれば、政権がもたない。」と言うことができます。国内の反日勢力に対しても、日韓会談不開催やその後の対韓国への政策が打ちやすくなります。民意に押される格好になってますから。

  • 金杉局長がビルの入り口で韓国側を出迎える様子を映像で見ましたが、笑顔は一切なしでしたね。
    明らかに意識してたと思います。(笑)

    岩屋大臣へのバッシングは、政権や官僚や、日韓友好で飯を食ってる連中へのプレッシャーにはなってるんでしょう。

    こんな状況でも、日韓関係を元のサヤに戻したい連中は一定数いるんだなと思ったことが。

    昨夜のBSプライムのハイライトを見たんですが、外務省OBの3人(田中均、藤崎一郎、宮本雄二)は雁首揃えて「日韓首脳会談をやるべき」と。
    こういう人たちがあちこちでしたり顔で吹聴してまわるのだなーと、思いました。日韓友好で飯を食ってるような議員とも相性がいいでしょうね。
    まとめると、

    ・韓国は大事な隣国で北の対応にも必要だから、いつまでも離間状態は続けられない。
    ・平場で言いあっていても解決しない。首脳会談からトップダウンでやるべき。
    ・政治は大きな方針を決めろ。あとはプロフェッショナルの外務官僚が詰めていく。
    ・会って対話をするのが外交、会わないのは職場放棄で給料泥棒。
    ・文在演が会いたいという要望に応えるべき。会いたいと言わなければ日本から会うと言わなければ。
    他にも、政治主導で外交が進むことを歓迎しない発言もありました。
    BSプライムハイライトムービー(後編)
    http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/day/d190605_0.html

    彼らが言っていることは、今までと同じようにやっていこうよ、です。

    「会わなければ職場放棄」という発言も、とても外交交渉のプロの言葉とは思えません。
    会わないことも、交渉の一部だからです。

    外交の中にブラックボックス(外交実務間の下ネゴ、裏取引)を作ることは、彼らの存在価値を高めることになります。だから政治は口を出すな。
    うがった見方をすれば、日韓間に定期的に新たな外交問題が発生する方が、仕事は増えるし、あてにもされるし、外務省にとってはいいことなのかもしれません。

    この姿勢で対韓外交を続けた先に、どんな未来が待っているのか、聞いてみたいもんです。

    彼らの発言や動きには、注意が必要だと思いました。

    • あーそうそう、この外務省OB 3人の首脳会談やるべき論拠は、
      先日の、共同通信・論説委員の平井某氏、の論拠とほとんど同じでした。

      https://shinjukuacc.com/20190528-01/comment-page-1/#comment-34850

      先日の激論クロスファイヤで、朝日の論説委員の原真人氏の財政再建に関する主張の論拠が、財務省の受け売りでしたが、
      https://shinjukuacc.com/20190603-04/

      大手マスコミの論説委員というのは、お役所の唱える論理を右から左に流して仕事してるんでしょうかね。
      許せません。(棒読み)

      いみじくも別記事で、ある匿名氏が「世間の大勢の声がこうなんだから、個人がロジカルに考える必要はない」的なことをおっしゃってました。
      考え方自体は、思考停止の極致だと思います。

      おそらく、この2人の大手マスコミ論説の方も、同じような発想をもっているのかもしれませんね。

      「お役所がこういってんだから、それが真実で、自分があれこれ考える必要ないんだよ。これがわかんないやつはバカなんだよ。」

    • なんちゃん様

      プライムニュース、私も拝見しました。
      というか、我慢して前半部は見ましたが、後半部は消してしまいました。
      こういったOBが外務省にいたから、日本外交はダメであったことが前半部だけで充分判りましたので。

      >「会わなければ職場放棄」という発言も、とても外交交渉のプロの言葉とは思えません。会わないことも、交渉の一部だからです。

      国の外交のみならず、人間関係の駆け引きの初歩ですよね。

      彼らに対する視聴者からのコメントが聞けなかったことだけがちょっと、残念だったかしら。

    • そのとおりですね。戦略的放置は担当する外交官にとってはかなり辛いことです。
      自分の実績がまるで残せないわけですから。
      岩屋防衛省も近い心境ではなかったかと思います。

      また、そもそも外交官というのはどこの国でも特殊な領域に住む人間でして、基本的には他国と仲良くするために存在しています。そして、そのための独特のプロトコル(外交官同士でなければわからないプロトコル)を様々に持ち合わせています。国を超えて外交官同士にしかわからない独特の世界があるのです。
      そして、そういう存在だからこそ、他国との難しい外交交渉をまとめることができます。
      (弁護士がいなければ裁判が進まないのとかなり似ています。弁護士、検事、裁判官は彼ら同士でしか通じない阿吽の呼吸でやる部分が多いですが、そうでもなければ利害が対立する裁判など進みません。)

      もし職業外交官がいなかったら、どこの国も自国の主張をするだけになってしまうので、国同士の交渉など到底まとまりません。

      そして、その結果として、どこの国の外務省も売国奴だとか融和的すぎると叩かれます。日本の外務省が他国よりもさらに融和的なのは確かだと思いますが、どこの国の外務省も同様に叩かれやすい存在だというのは知っておいてよいかと思います。

      だからといって、外交官に任していると、どの国にも融和的になりすぎて国益が損なわれます。そこで外交官に嫌われてでも言うことを聞かせる役割が政治家には求められます。

      話が少々それますが、一般的に外交官が他国に融和的になるのは当然のことだと理解した方が良いです。それが彼らの習性です。もちろん、いつでも融和的な方向が国にとって良いかどうかは別の話です。

      • チキンサラダ様

        >もし職業外交官がいなかったら、どこの国も自国の主張をするだけになってしまうので、国同士の交渉など到底まとまりません。

        たしかにそうですが、仲良くするだけが 外交ではないと思います。
        争い(戦争)を避けるための、お付き合いが、他国との融和だけと解しているのは、落第だと思います。
        時には、ぎりぎり、怒ったふりをするのも必要なパフォーマンスではありませんか?他国に対する譲歩のほうが結果も出やすく簡単ですが、その外交は国益を損じて行われたものです。
        ちなみに、企業の営業でも、企業益を損じた契約を行う営業マンには、なんらかのペナルティが課せられます。

        >そこで外交官に嫌われてでも言うことを聞かせる役割が政治家には求められます。
        >一般的に外交官が他国に融和的になるのは当然のことだと理解した方が良いです。

        チキンサラダ様は、融和に傾く習性は外交官の常だとおっしゃいます。しかし、諸外国の外交官を拝見していて日本の外交官のそのような傾向に是を言う気にはなれません。

        • 心配性のおばさんさま、

          もちろん、態度を硬化させることも外交術の一つですが、基本的には彼らは融和的だということです。
          それが良いと言っている訳ではなくて、外交官とはどこの国でもそういう習性を持っているということです。

          日本の外務省のみならず、アメリカでも国務省は融和的だと叩かれますし、中国も融和的だと叩かれないよう王毅外相は意図的に強面を張り続けています。あの韓国でさえ、外交部は日本に融和的だと、叩かれています。日本の外交官は、中でも融和的だと思いますが、他国の外交官とそこまで差があるわけではありません。
          国益を減じてまで他国に融和しているかと言えば、かなり怪しい面があります。たとえば、アメリカの国務省の中国への融和的な態度は大いにアメリカの国益を損ねています。(これでも最近、ようやく変わりつつありますが)
          ま、大きく矛盾する各国の主張をとりまとめるには、各プレイヤーの中にそれくらいのプチ裏切り者でもいないと、できっこないという事でもあるのでしょう。それが良いと言ってるわけではありません。現実各国の外交官の世界はそうなってるという話です。

          逆に言えば、外交官のその習性を踏み潰してでも国益を優先させることのできる政治家は貴重だとも言えます。そして、それが政治家の存在意義です。

        • チキンサラダ様 頑固なおばさんに辟易となさっていますよね(笑)。

          お手を煩わせて、御免なさい。お話は冷静で判り易いのですが、プライムニュースのあのふてぶてしい外交官面に腹が立ってしまって。
          他国ではわかりませんが、日本の官僚には、日本の政治は自分たちが行っている。といった考えが、こちらのコメント主さんに言わせると明治維新からあるとのこと。
          たしかに、実務面で積み上げてきたことは、認めなくてはなりませんが、彼らの仕事が国益を損なっても、一切その責任を問われません。マスコミ同様、一種の特権階級かと存じます。
          で、余計、頭に血が上りました。「偉そうなことを言うなら、国益を救った実績の一つでも、言ってごらんなさい。」と。

      • チキンサラダ様

        おっしゃる通りだと思います。

        交渉を平和裏に行う=外交官
        交渉を武力的に行う=軍人

        であるので、外交官は自分の職務範囲で全力を尽くそうとすれば、破局を回避する必要があり、宥和的にならざるを得ないのでしょう。しかも得てして官僚は自己の職域に敏感で視野が狭くなりがちです。頭脳は優秀でも大局観に欠ける、というのはスペシャリストの陥りがちな性癖です。そんな外務官僚を外務大臣は制御しなくてはならないため、時には政治家と官僚の対立が表面化することも多いのだと思います。

        ただ、日本の外交官を気の毒に思う部分もあります。上に記した「交渉を武力的に行う」という選択肢が、現在の日本には存在しないという点です。外交官にとっては片手を縛られて喧嘩させられているようなものではないでしょうか。「私の案を蹴れば、次は軍がでてきますよ?」という脅しを匂わすことすらできないのです。

        「憲法9条は空文化しているから別に改正する必要はない」という消極的護憲論は、このあたりの日本の外交的ハンディキャップを考慮していない意見だと思っています。

        • 自転車の修理ばかりしているさん、

          おっしゃるとおりですね。すべて完全に同意です。

      • チキンサラダ氏の説明に納得。

        友人に現職の外務官僚がいます。彼の言動をいくらか理解できるようになりました。感謝です

        • 匿名老人様、

          官僚の中でも外交官ってとりわけ特殊な世界に生きてるんですよ。

          ヨーロッパの貴族文化をかなり引きずってる世界でして(外交とはヨーロッパの貴族が行ってきたものなので、当然といえば当然なのですが)、一般人にはわからない(理解不能な)ことがたくさんあります。

          まあ、正直言って外交官は一般庶民が個人的につきあうには、あまり気持ち良い相手ではないかもしれません。私自身は嫌な思いをしたことはほとんどないですが、それは私が彼らの同窓生や友人だからでしょう。私の立場が違えば彼らの態度もガラッと違うことは想像できます。

          つまり普通の人たちから見て少々嫌な人たちなんですが、別に悪意があるわけではないですし、外交にはああいう人たちがいることが死活的に重要です。

          外交官のご友人の方と良い関係をどうか続けてやってください。普通の人と交わることは、特殊な世界に生きる彼らが普通の感覚を維持する上でとても大事なことだと思います。

      • 心配性のおばさんさま、

        > 頑固なおばさんに辟易となさっていますよね(笑)。

        そんなことはありません。ご心配されなくても大丈夫です。

        私はそのニュースを見ていないのですが、想像するにその三人は普通の日本の外交官以上に融和的で尊大な態度だったのだろうと思います。
        私自身は外交官ではないのですが、私のセンスで言えばそもそも退官後にマスメディアに登場して外交を云々語ることはあまり品の良い行為ではありませんし、そうしている方はだいたい外務省の中でも傍流にいた人たち、つまはじきにされていた人たちというケースが多いように感じます。
        つまり彼らの言うことは、外務省の中の主流からも少々外れているという印象です。

        ともあれ、彼らの発言をテレビで見て腹立たしく思う気持ちはよくわかります。それ自体を否定するつもりはありません。
        私の言いたいことは、彼らの立ち位置や基本的なスタンスを理解していると、腹が立つにしてもその怒りをどうぶつけるのが適切なのかが見えてくるということです。

        外交官が基本的に融和的であると知っていれば、それを正すには外交官を押さえつけられる政治家や政権を応援すればよいのだと見えてきます。

        また、外務省は他国に融和的なのと同時に、世論にもかなり敏感でもあります。
        慰安婦問題も、外交官の本音では触れたくないし関わりたくもない問題ですが、近年は日本の世論も慰安婦問題に対して激高していることから、外務省もなんらかの対応を取らざるを得なくなってきてます。
        (その対応はいまだに場当たり的で稚拙だと思いますが)

        ということは、元外交官の発言や外務省の対応をみて腹が立った場合、行き場のない怒りを抑えるのではなく、怒りを世論に加える方向で処理すれば、怒りも無駄になりません。

        その第一歩として、彼らの生態を理解したほうがよいというのが私の言いたいことです。

        > 他国ではわかりませんが、日本の官僚には、日本の政治は自分たちが行っている。といった考えが、こちらのコメント主さんに言わせると明治維新からあるとのこと。

        そこまで思い上がった考えを持った人が主流だとは思いませんが(特に今の若い官僚たちは謙虚です)、ある程度の自負があるのは良いことではないでしょうか。そういう自負がなければ給料は激安(彼らの同級生で民間企業に就職した人間は遥かに高い給料をもらっています)、職場環境はブラック、お客様(国民)からはいつもいじめられる、という環境で良い仕事なんかできないでしょう。

        > 彼らの仕事が国益を損なっても、一切その責任を問われません。

        そんなことはありません。国益を損ねたらクビが飛ぶ場合もあります。ただ、国益よりも省益や部署の利益や慣例などが優先されることは多々あって、それは大問題です。

        また、国益というのも単純ではなくて、短期的な国益と長期的な国益、多くの国民にとっての国益だが、一部の人にとっては大いなる犠牲など、様々ありえますよね。
        どう評価するのかは難しいところがあります。

        一般に官僚は成功させても当然だと思われ、失敗したケースは盛大に叩かれるので、国益を損ねまくっている存在だと思われますが、現実には彼らの貢献は甚大です。
        たとえば、官僚から仕事をとりあげて素人にやらせてみたのが民主党政権ですが、その間にどれくらいの日本の国益が損なわれたのかを考えれば、官僚の陰ながらの貢献がよくわかるかと思います。

        >「偉そうなことを言うなら、国益を救った実績の一つでも、言ってごらんなさい。」と。

        そのテレビに出ていた元外交官はわかりませんが、官僚全体で言えば日本の達成した国益はすべて官僚が実行部隊になっています。彼らの働きに光があたることも褒められることもほとんどないですが。

        なお、他国ですが、私が多少なりとも知っているのはアメリカの官僚とフランスの官僚です。どちらも日本よりはるかに尊大ですよ。特にフランスの官僚はエリート意識の塊です。
        しかし、一般の人からそれなりの敬意を払われてます。一般人が官僚を叩いているところをほとんどみたことがない気がします。

        日本ほど官僚が叩かれる国はそうそうないように思います。スペインは割と叩かれてるようですが。

      • 1.国家間に友好などない(国際感覚の基本)
        2.友好を口にするのは単なる外交プロトコル(社交辞令)
        3.こんなことはユダヤ人なら子どもでも知っている

      • チキンサラダさん

        岩谷さんが会談した目的は私には測れないので良く分からないんですが、

        防衛大臣なのだから、外交として見るのはどうなんでしょうね。

        韓国軍からいつまたレーダー照射されるか分からない状況では、自衛隊は通常任務にも少なからず支障をきたすでしょうから、防衛当局の長としては今の状況を多少なりとも緩和させたいと考えるのは当然だと思います。

        軍隊はイザとなれば行動する心構えを持ちつつも、平時には紛争を極力避けようとするものです。
        国民の方が好戦的というのは当たり前の姿です。

        そして防衛当局は政府の中でも最も国民感情とは別次元で判断する組織でしょうし、そうあるべきだと思います。

        私が自衛隊に望むのは、イザの時に我々を守ってもらう事で、そのためにも不要なイザコザを避けようとするのなら支持できます。

        「笑顔で握手したのがけしからん」「韓国に誤ったメッセージを送る」という批判は、慰安婦合意を非難する言と似て、浅いなあと感じてしまいます。

        • gommer さん、

          私が外交官の性質について書いているのは、上記で外務省OBに関するコメントがあったからです。
          その外務省OBに関するコメントです。
          岩屋防衛相が外交官だと言っているわけではないこと、ご理解いただければ幸いです。

        • チキンサラダさん

          実は先のコメントを書きながら、チキンサラダさんは取り立てて岩屋防衛大臣とリンクさせてる訳じゃないかもとは思っていたんです。
          岩屋さんとリンクしていないなら、外交官OBと外務省をリンクさせる言論が多い中、チキンサラダさんの指摘は適切だったと思います。

          なら何故書いたのって事になるんですが(汗

          岩屋さんの心境に触れていたのと、自転車の修理ばかりしているさんへのコメントから、もしかしてと思った次第でして。

          BSプライムを私も見てまして、顔ぶれを見て想像した通りの内容でした。
          彼らが在職していた当時の外務省の姿勢を考えれば当然ですよね。言ってみれば時代遅れの方々だと思っています。
          そんな彼らでさえ在職中は存在価値があったでしょう。外交官が政治家の言う通りにしか動かなければ韓国外交と同様に硬直し、何の外交成果も上げられない事態になると思います。

          外交官はある意味ストックホルム症候群のような面があるかもしれませんね。
          情報収集、分析、交渉の為に必要ですが、結果として個人の思想が歪んでしまいやすい。
          意見は合わないけれど、彼らの存在に一定の尊敬を持つべきかも、などと思いました。

        • gommer さん、

          なるほど。

          > 自分の実績がまるで残せないわけですから。
          > 岩屋防衛省も近い心境ではなかったかと思います。

          この部分が誤解させてしまったようですね。

          私が言いたかったのは、任期中に自分の実績が残せないのは外交官として辛い。
          岩屋防衛大臣も人気中に自分の実績が残せないのは政治家として辛い。
          ということです。岩屋防衛大臣を外交官としてみなしているわけではありません。

          また、私が返信した「自転車の修理ばかりしている」さんのコメント(2019/06/06 at 16:38)ですが、ここには岩屋防衛大臣の話は一言も出てきてないように見えます。

          なお、gommer さんの前のコメントにあった、この部分

          > 軍隊はイザとなれば行動する心構えを持ちつつも、平時には紛争を極力避けようとするものです。
          > 国民の方が好戦的というのは当たり前の姿です。

          というのは我が意を得たりです。一般の方はよく誤解していますが、だいたい軍人の方が戦争を避けようとするものですね。
          ナチス・ドイツも軍人の大勢は開戦に否定的でしたが、ヒトラーが政治的判断で開戦したと言われてますね。日本もマスコミが散々あおり、国民がそれに乗ってしまった部分が少なからずありますね。

          > 彼らが在職していた当時の外務省の姿勢を考えれば当然ですよね。言ってみれば時代遅れの方々だと思っています。

          そうですね。これは私が指摘してなかった部分ですが、そのとおりだと思います。
          彼らは外務省の中でも傍系だっただろうし、かつ時代遅れでもあるんですよね。

          外交官の中にストックホルム症候群は確かにあります。
          ただ、それは交渉を重ねる中で生まれるものであって、私が上で指摘したのは交渉以前の話です。世界中の外交官が共有しているプロトコルがあります。

          私達一般人が忌み嫌う、お高くとまったというか、貴族趣味というか、物凄く細かで繊細なことが重要視される独特な世界です。
          でも、そういう世界にどっぷりハマってるものだから同士だからこそ敵国であっても、ある意味信頼して交渉できるわけです。
          もし、外交官同士で信頼関係がなければ、敵国同士の鋭く対立する点についての交渉など、到底まとまりません。

          司法ワールドにどっぷり浸かった裁判官、弁護士同士だからこそ、矛盾する原告と被告の主張が折り合える場所を探り当てれるのと一緒です。

          こういう外交官独特のプロトコルは、外交官になると自然に身についていくようですが、生まれた家庭環境や教育も重要なようです。ですから、多くの国の外交官は世襲、そして元貴族の家系が多いのです。(日本もそうです)。

    • 同感です。BSプライムを最初から見ていました。外務省OBの3人は言いたい放題。

      政治主導で外交が進むことを歓迎しない発言がポンポン出てましたね。

      では、安倍総理が文大統領と会ってどんな話をすればいいの?とMCに突っ込んでいただきたかったです。

      さらに、河野外相がゲスト出演していれば最高に面白い番組になったと思います。

    • いやあ驚きました。
      外務省のOBがこんなに危機感がなく能無しだったとは。
      いまだに大人の対応だとか未来志向だとか言ってるので。
      1965年の日韓基本条約を反故にされた挙句に出てくる言葉ですかね?
      先人が知恵を出してまとめた仕事を一方的に破棄されたのも等しい行為ですよ。
      馬鹿にしたのにもほどがあるでしょ。
      挙句に、トップ同士が会談して懸案事項を冷蔵庫にしまえば良いなどと。
      いままでそれをやってきたのでしょうに。
      日韓基本条約の玉虫色の部分も、河野談話も、パートナーシップ宣言も、慰安婦合意も、
      水面下で協議して双方とも不満が残るが一応解決と言うことで前に進もうとしたのでしょ。
      政権が変わり、積弊清算と言いながら冷凍庫にしまってあるものを、韓国自ら引っ張り出してきて、腐って悪臭が出てるものを日本側に押し付けて何とかせいと言われても。
      また同じことをやろうとしているのかって。
      こんなことを繰り返していれば外務省は無能の集まりかってそしりを受けても当然でしょうに。
      こんな連中が外務官僚をやっていたのかと思うと頭がクラクラする。

  • ここに来て、ようやく国民世論の大勢が決してきたように思う。パヨクの韓国擁護論がめっきり少なくなり、うっかり口を開こうものなら世論に袋叩きにされるのが怖くて縮こまっているのが良く分かるのだ。

    保守派だけでなくノンポリ一般市民の大票田までもが韓国に対して怒りを覚えるようになってきたのだから「山が動く」のも道理だ。media は嫌韓は報道して攻撃するくせに、韓国の反日は報道しない自由を行使して無視し続けてきた。そのため大多数の一般国民は韓国の異常さを知らず、左翼言論のプロパガンダに騙され続けてきた。が、気違いムンタンが反日砲を砲身が焼けるまでぶっ放してくれたお陰で、日本の通津浦々に至るまで韓国に対する義憤が充満してしまった。もう爆発寸前だ。

    このままムンタンには反日クルージンを続けてもらって、日韓破綻を完遂してもらいたい。応援してるぜ、頑張れムンタン!

  • 韓国に対する安易な経済制裁」には反対

    【その為の手順】

    国際世論を味方に付ける論理的証明として

    >「韓国が仲裁委員を任命

    日和見・・・と言うより戦略も無く場当たり的な韓国政府なので猶予と期日を公言しましたが

    >期限は18日

    までの動向を把握する為と

    >日韓間でもめているときに、やおら政治家あたりが出てきて、トップダウンで

    とか言い出す獅子身中の虫に釘を刺すとか

    >日本の世論が韓国に強い怒りを抱いている

    と言う認識を非公式会談で野党にまで認識させ

    >日本政府は国際司法裁判所(ICJ)への提訴

    までの道程に布石を置いて盤石な体制を構築しているのではないのでしょうか?

    >「日米韓3ヵ国連携」

    は日米以外へのアピールでしょうから実情はトランプ大統領との協議で了承済みなのでは?

    その結果

    G20で文大統領の孤独を正当化してしまう事になるで

    >一部の国民の間では、「安倍(氏)は日韓友好を推進しようとしている」といった疑念

    は、文大統領が逃避を続けるのか圧倒的有利な立場から安倍総理がどう言った交渉を持ち掛けるかが見物ですね。

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