昨日の『徴用工判決問題:非上場株式の換金はサラミスライスの一環?』の正しさ(?)を裏付ける記事を1つ発見しました。
「サラミスライス」論
いわゆる「徴用工判決問題」を巡り、自称元徴用工らの代理人が日本企業の資産の現金化に踏み切ったという話題については、当ウェブサイトでは『徴用工判決問題:非上場株式の換金はサラミスライスの一環?』のなかで紹介しました。
このなかで申し上げたとおり、私自身、今回の韓国側の動きは「一線を踏み越えたもの」ではなく、「従来のサラミスライス戦略」の一環と見るべきではないか(あるいは、少なくとも彼らはそういう認識で資産売却を仕掛けて来たのではないか)、と見ています。
なぜなら、そもそも非上場株式の売却手続は非常に煩雑だからです。
一般に合弁会社の場合、財務情報を含めた企業情報の多くは非開示ですし、非上場株式を強制競売手続に掛け、第三者が落札したとしても、譲渡制限株式の場合は取締役会が承認しない限り、株式の名義変更そのものが不可能です。
そうなれば、結局、通常の「譲渡制限株式の譲渡承認」手続を採用するしかなく、一般に発行会社が自己株式を買い取るという形を取ることが多いのですが、その過程で適正な買取価格の決定(バリュエーション)に巨額の費用が掛かります。
したがって、今回の手続も、結局のところ、「手続には3ヵ月掛かりますよ~」、「その3ヵ月の間に日本企業は賠償交渉に応じて下さいね~」と交渉材料にするためだけのブラフに過ぎないと見ているのです。
テレ朝「資産売却申請取りやめ示唆」
この私自身の見方が正しいのではないかと裏付ける証拠が出て来ました。
韓国・元徴用工側 資産売却申請取りやめ示唆(2019/05/03 08:02付 Yahoo!ニュースより)
本日、『Yahoo!ニュース』に『テレ朝news』から配信された記事によれば、原告側の弁護士は「日本側が交渉に応じれば手続きを取りやめる」と述べたのだそうです。
テレ朝newsが報道した原告側の弁護士らの主張を要約すると、次のとおりです。
- 今回の売却申請は原告が高齢であるため、仕方なく行ったもので、これが最善の方法だとは思わない
- 日本側が交渉の意思を示せば申請を取りやめるかもしれない。この3ヵ月が最後のチャンスだ
この「これが最後のチャンスだ」というセリフは韓国側の弁護士から何度も出てきたものですが、北朝鮮が非核化を巡る交渉で「これが米国に与えられた最後のチャンスだ」などとたわごとを述べてきたのを想像すると、「しょせんは同じ民族だなぁ」と思わざるを得ません。
日本側の鉄則は「同じ土俵に乗らないこと」
これに対し、日本側がやらねばならないことは、ただ1つしかありません。
それは、「同じ土俵に乗らないこと」です。
瀬戸際外交は相手が同じ土俵に乗ってくることを前提に成立するものであり、そもそも日本が同じ土俵に乗らなければ、相手はまた手を変え品を変えて対応するだけの話です。今回も、日本側が何もしなければ、相手は判決の直前になって資産売却を取りやめてくる可能性が非常に高いと思います。
それよりも、日本政府が何らかの対抗措置を講じていないことに不満を抱く人は多く、私自身も、日本政府がとくに日韓請求権協定第3条第2項に基づく仲裁手続に踏み切っていないことについては疑念を抱いていることも事実です。
ただ、日本政府がやらねばならないことは、最低でも「日本政府は絶対に国益を守る」という姿勢を示すことであり、現状では少なくとも韓国側の土俵には乗っていないわけですから、この点では及第点と見て良いでしょう。
その意味で、私はむしろゴールデンウィーク後の日本政府の対応を注視したいと思います。
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主題とは関係ない話題で申し訳ありません。
匿名の問題について考えてみました。サイト主様、ならびに訪問される皆様にご一考いただければ幸いです。
ここのサイトのコメント欄に匿名で書き込む利用者が増え、匿名どうしで煽りあうなど、コメントの論旨を追いかけるのが困難な状況が起こるようになりました。また、非常に興味深い知見を開示いただく匿名の方もいらっしゃいます。そういう方にコメントしようとすると、別の匿名さんが茶々を入れ、誰だ誰だか分からなくなったりします。これは不便です。そこで、どうして匿名さんが匿名さんなのか、その理由を考えてみました。
ながらく2ch/5chに馴染んだ人にとっては、書き込みに一々ハンドルネームを入れるという習慣がなく、その作業が煩わしく感じるのではないでしょうか。2ch/5chならばそれでも困ることはないのです。その理由は、
(1) 書き込みにはレス番号が割り当てられる。全員が「名無しさん」でも、レス番号を辿って議論できる。
(2) 板によっては自動でIDが割り当てられる。IDを識別子として誰の意見かが分かる。
(3) 議論の流れ上必要であれば、名前欄に固定ハンドルネームを入れられる。さらトリップを付けることで成りすましが防止できる。
などで柔軟性があります。
新宿会計士様のサイトのコメント欄は、レス番号やIDの自動割り当てがありませんので、ハンドルネーム無記入だと識別子がありません。こうした仕様上の違いを利用者が意識せず、2ch文化のままこのサイトを利用すると他の利用者に不便が生じる、というのが今の状況だと思います。
この技術的問題を、失礼にも厚かましくもサイト主様に解決を要求するべきか、利用者が仕様の違いを弁えて利用すべきか、私には断言できませんし、仮に前者を要求したとして、それが技術的に可能なのかもわかりません。
私が最も言いたいことは、このサイトにおける匿名問題は、卑怯だとかいう倫理的な問題ではなく、単なる技術問題だから、倫理・道徳面で議論するのは止めませんか、ということです。
お目汚し失礼いたしました。
>常に興味深い知見を開示いただく匿名の方もいらっしゃいます。そういう方にコメントしようとすると、別の匿名さんが茶々を入れ、誰だ誰だか分からなくなったりします。
誰だ誰だか分からなくなる問題は
>私が最も言いたいことは、このサイトにおける匿名問題は、卑怯だとかいう倫理的な問題ではなく、単なる技術問題だから、倫理・道徳面で議論するのは止めませんか、ということです。
この方法で解決しますか?
国語偏差値 38
やりなおし。
阿野煮鱒様へ
お怒りはわかりますが、もう少し冷静になっていただけますでしょうか?
なげやりなコメントでは、敵意を持つコメントの術中にはまっています。
向こうも人間なのです。まず、相手の意図を汲み取った上で、そこから理論的に反論することが肝要かと思います。彼らには理論的な反論は通じないという反駁が返って来ますが、それでも理論的に反論していくのです。
ここのブログは現在、敵との主戦場(目をつけられたと言い変えることもできます)になっています。
こんなことを言うのはなんですが、自分はネットの問題児なのです。かなり前から、自分のコメントは敵を惹き付けてしまう性分があるので最初から覚悟しています。
新宿会計士様にも、ご迷惑がかかっていることは重々承知です。
巧言令色鮮矣仁
剛毅木訥近仁
本性が出ちゃってますよ。
いやさ。この書き込みにわざわざ「匿名」でレスを付ける時点で相手の意図は明確でしょうw
それに乗っかっちゃってどうすんの言う話。
ただし、元のレスの
>私が最も言いたいことは、このサイトにおける匿名問題は、卑怯だとかいう倫理的な問題ではなく、単なる技術問題だから、倫理・道徳面で議論するのは止めませんか、ということです。
は、ロジックが唐突だから揚げ足を取られるのです。
「前段の技術論だから、倫理道徳の問題にするな」というのは、「技術的問題もあるが倫理・道徳でも問題がある」事象に対しては、受け入れられないでしょう。
例えばハーグ陸戦条約では、戦闘員と非戦闘員は肉眼で区別できる様な制服や戦闘徽章を付けることを技術的に義務づけています。
非戦闘員が戦争に巻き込まれない様にとのお為ごかしですが、それでも旧日本帝国軍は意固地に守りましたが、日中戦争では国民党や八路軍はまったく守らず「便衣兵」という一般市民の格好で闇討ちを繰り返しました。
倫理・道義的に問題がありましたが、帝国陸軍はそんな不埒な不正規兵を捕まえては、交戦国兵の権利は存在しないとして処刑しましたが、それを逆に「一般市民を虐殺する」というプロパガンダにまで使用しました。
私は、「匿名」で議論をしようというのは、「便衣兵」みたいなもので、倫理・道徳的にしか問題が無いと考えています。気軽な茶々にまでいちいち「ハンドル」を要求する気はありませんが、お笑い芸人だって、観客にキャラクターを覚えて貰える様に芸名には「技術的に」頭を凝らします。
「匿名の卑怯者」というフレーズがバズったことがありますが、匿名が卑怯なのでは無くて、卑怯者が匿名を利用しているのです。
これも銃が人を殺すのではない、人が銃で殺すのだというのと似ています。
匿名を非難しながら匿名を利用する。
善人なおもて往生を逐ぐ いわんや悪人をやのお時間になって来ましたね。
季節の変わり目なのか、時代の変わり目なのか、芳ばしいコメンターが増えてきましたね。
新宿会計士さんのこのサイトで楽しませていただき、感謝申し上げます。
阿野煮鱒さんのご意見に共感するところもあり、確かに匿名同士のやり合いなどは、混乱してしまいます。
いま、ちょろっと調べてみたんですが、WordPressのプラグインで、2chのトリップと同じ機能を簡単に実装できるものを見つけました。
手元の環境で試してみましたが、とても簡単でした。
こんなのを入れるだけでも、少なくともなりすまし対策はできそうです。
ほんとは、IPアドレスなどからコメンターを識別できる機能があるといいんでしょうが。
なんか、この辺に詳しい方の補足あるとうれしいですけどね。
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WordPressのコメント欄で2chのトリップを実現するプラグイン
https://www.qyen.info/archives/2010/08/2chtripize.html
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確かにそうですよね。
DWだからなのでしょうか、匿名のヘンテコ投稿がそれなりにありましたね(笑)。
阿野煮鱒様の様な常連様が「放置」とか「無視」とかの警告を発してコメントを止めるとかも有効ですよね。他の常連様も同時に「放置!」とかコメントして頂ければ、、、。でもそれが行き過ぎれば窮屈な場所になって行くし、難しいですね。 でも、こういう事を少しずつコメントする事が大切だと思います。
匿名の投稿が目立つようになったのは、GWに入ったあたりから侮辱的・下劣な言葉(韓国由来の言葉が多い)を使う匿名の投稿が増えたからです。
<例えば、以下のコメント>
https://shinjukuacc.com/20190502-01/comment-page-1/#comment-31790
このように侮辱的・下劣な言葉を使う匿名投稿の目的は二つ考えられます。
(1)匿名投稿で「誰かわからなくなる問題」を意識的に発生させ、議論促進を妨害する
(2)侮辱的・下劣な言葉の使用により、まじめに議論したい人たちに嫌な思いをさせ議論促進を妨害する
ですから、匿名の問題を何とかしても解決しないものと思われます。
対策を立てるよりも、匿名投稿や匿名批判も含めて、全て自由にしたほうが良いのではないでしょうか?
狂言により議論を有耶無耶にするのは韓国が良くやる手法です。
このブログの読者が屈してはならないのではありませんか?
技術論に収斂できるとご理解ください。
技術で解決できるのが一番ですが、強い悪意を持った人間は抜け道を見つけようとします。
強い悪意を持った人間に対しては、技術的対策無しで叩き潰すのも道の一つだと思った次第です。
匿名自体は別に悪いことではないと思います。
コンテキストが捉え難いという問題はあるにしても、気の利いた匿名コメントはそれなりに良いアクセントになることもあります。
阿野煮鱒さんが仰っている主題は、匿名さんが入り乱れると、せっかく有益なコメントを寄せてくれた匿名さんがどの匿名さんなのか区別できなくなって議論がしづらい、ということだと思います。
しかし、最後の部分で「倫理・道徳面」とあることから、そのような部分で問題があるコメントへの対策も提起しておられるのでしょう。
議論を妨害する目的で挑発を仕掛けてくる匿名さんに対しては、取り合わないのが最善の対策だと思います。
反応するのは、スパムメールにわざわざ苦情を返信するようなものです。
何か言ってやりたいと一瞬思っても、わざわざレスポンスするほどの価値があるかを考えたなら、こちらから同じレベルに降たくないな(しかもこっちは匿名じゃないのだから自分のハンドル名を貶めることになる)と冷静になれるのではないでしょうか。
サイト運営側としての対策は、名前を必須入力にするという方策が手軽でいいかもしれません。
いまは空欄ならデフォルトで「匿名」になる設定のようですが、「匿名」と名乗りたいなら自分で入力してもらえばいいのです。
そのひと手間が些細ながらハードルになります。
ところで、阿野煮鱒さんご自身がアノニマスつまり匿名であることをハンドル名で主張していながら、「阿野煮鱒」という名前の一貫性を持ったうえで匿名性を論じておられるところがなかなか面白く思いました。
ハンドル名自体がすでに匿名なのですよね。そのハンドルがデフォルトで「匿名」であるという奇妙な感じ。
本題の方ですが、
> この3ヵ月が最後のチャンスだ
誰にとっての何のチャンスだ? という話ですね。
自分のチャンスを相手のチャンスと言い換えてしまえるところに、あの民族の特徴がよく現れています。
日本側としては「いいから早く現金化しろよ」としか言えません。
阿野煮鱒様
>この3ヵ月が最後のチャンスだ
以前、ご紹介したことのあるニュース紹介サイト、アノニマスポスト(あなた様開設のサイトではないとのことですが)のコメントに「最後って、どれが最後だぁ」とか、「ぐずぐずしないで、さっさと換金しなさい。制裁するから」とか、ありました(笑)。
>これに対し、日本側がやらねばならないことは、ただ1つしかありません。それは、「同じ土俵に乗らないこと」です。
同じ土俵(挑発)に乗りたくはありませんが、本当にうるさい。自殺するなら、お静かに!
心配性のおばさん様へ
敵が城門の下で『臆病者~!』『城外に出て、潔く戦えぇ~!』と挑発を重ねて来ているのでしょう。
こういう時の対応で、愚将は城外に出て返り討ちに遭います。城外に出ることは、同じ土俵に立つことを意味します。
賢将の対応は違います。
まず、城壁の上から彼らを笑ってやるのです。
そして、彼らの兵糧が尽き、士気が落ち、分裂を誘い、援軍が来たところで一気に挟み撃ちにするのです。
すいません。例えが戦国脳で…
「攻撃ヘリ10機位呼んで殲滅」
「籠城し、遊撃兵を用いて補給線を絶つ」
「籠城し、火線を引いて攻撃側を閉じ込め迫撃砲弾の雨を降らせる」
「籠城し、雨が降る直前に密度の高いガスを散布する」
お好きなのをどうぞ
更新ありがとうございます。
『原告の嘘つき徴用工が高齢だから仕方なくやった』『この3か月限りだ』。
3か月で皆、死んでくれるんか?弁護人も(笑)
本当に3か月なら願ったり叶ったりだが、どうせ
『秋までだ』『特別の配慮により、12月31日まで待つ』んだろ?で、ふんだくるまでネチネチ絡もうと!
なんせシツコサにかけては、日本人みたいなアッサリさらさらお茶漬けの良民には理解不能。『制裁』の乱打をお待ち下さい。その老人らは『無理矢理』と言う嘘を日本国に吐いた。よって地獄に逝く事になるゾッ。
韓国そのものが後何ヵ月持つんでしょうか?
軍事的にも、経済的にも
コメントする気にもならない?
≫原告側は「最後のチャンスだ」として日本側に協議に応じるよう圧力を掛ける考えです。
テレ朝ニュースの最後の部分に大笑いしました。
どうせなら、安田純平氏(ウマル安田)のように、
『助けてください。これが最後のチャンスです』と、プラカードを掲げてもらった方が、日本国民にも訴えかける力が強かったのではないでしょうか?(笑)
崖に向かってチキンレースやってるイメージですね。
韓国「お前が先にブレーキ踏んで詫び入れるなら勘弁してやってもいいぜ」(震えながら)
日本「(無言・・・)」(実は日本側の車はロボットが運転していて、ロボットは廃棄するつもりなので崖など恐くないのであった・・・)
こんな感じですか。
A「○○するよ。」
B「どうぞ。」
A「ホントに○○するぞ。」
B「だから、いいって、どうぞ!」
Aが後ろ向いて歩きだして、その後、振り返り
A「後悔するよ。ホントにいいんだな。今なら戻れるぞ。」
B「くどいなあ。」
私なら背中を蹴飛ばしてやりますよ(笑)
ワンクリック詐欺の類と一緒ですよね、完全無視に限る。
今の政権は、毅然とした対応取ると期待してます。
もし今、鳩山氏が総理大臣だったら、と思うと背筋が寒くなりますが。
韓国人は韓国では遡及法ができるが、国際的にはどうだろうと考えた。
日韓併合は政府間の合意だけど、日本ちょろそうなのでギャーギャー言ったら、日韓基本条約で金もらえた。
日本は情けをかけた。
結果的に大きな失敗だった。
人には失敗もある。
教訓として未来に向かって進みましょう。
韓国人にとっては、日本には味しめた。
また今回も、という考えなのでしょう。
しかも、本人ではなく子供まで請求できる。
好きにすればいい。
天が判断してくださる。
日本は、同じ失敗をせず未来に向かって進みましょう。
それは、韓国、朝鮮人と関わりを少しずつ完全になくすことでしょう。
まず、G20でこの問題を取り上げ国際的に同意を取り付けましょう。
日韓の下らない諍いに口を挟む第三国などない。
外交とは国益の実現そのもの。日韓の諍いに割って入って日本の味方について何かメリットがあるのか?という話。第三国にそんなものはない。
ソウル連合ニュース
文在寅大統領が
「南北軍事合意を誠実に履行し、信頼の醸成を計る」と新たに登用編成した軍幹部に訓辞した。
大韓民国は掛け値無しに素晴らしい大統領を頂いている。
大韓民国国民は先進的キャンドル民主主義によって選ばれた偉大な文在寅大統領の指導の元、特定亜細亜の盟主を目指してくれ。
頼むから未来永劫こっちによってくるな。