以前、『まとめサイトの社会的役割、『もえるあじあ』の興味深い記事』という記事で、『もえるあじあ』というウェブサイトを紹介したところ、なんと、同サイトの管理人様から、直接御礼のコメントをいただきました。私に言わせれば、「まとめサイト」には「社会全体で議論を『見える化』する」という効果があると思います。「まとめサイト」も玉石混淆ではありますが、質の高いサイトが増えれば、日本の民主主義がより良い方向に発展していくのではないかと期待しています。
「もえるあじあ」管理人様への御礼
以前、『まとめサイトの社会的役割、『もえるあじあ』の興味深い記事』という記事で、『もえるあじあ』というウェブサイトを紹介しました。
このサイトは、『2ちゃんねる』や『5ちゃんねる』などの匿名掲示板における議論やツイッターなどの議論を転載した、いわゆる「まとめサイト」と呼ばれるジャンルに属するサイトです。
この『もえるあじあ』は、ネットスラングなどが多用されているサイトではありますが、それでも名前が類似する某サイトと異なり、フェイク、誇張表現などはほとんど用いられておらず、また、私が見た限りでは、ヘイト的な表現も含まれていません。
じつは、私自身、「まとめサイト」というたぐいのサイトをそれほど読むことはありませんでした。
しかし、『何と月間PVが70万件に!保守系言論サイトの話題あれこれ』で保守系サイトへの言論攻撃の話題を取り上げた際に、『保守速報』や『Share News Japan』などと並んで『もえるあじあ』というサイトを認識。なかなか興味深いと思い、以来、ときどきお邪魔させていただいているのです。
こうしたなか、嬉しい話がありました。
「もえるあじあ(・∀・)管理人」様から、コメントを頂いたのです(※文章の順番は入れ替えてあります)。
管理人さま
昨日たまたま流れたどり着き、僕のサイトを取り上げていただけていて、びっくりしました。/丁寧に評価していただき恐縮です、ありがとうございます。
とりあえずお礼が伝えたくて、、ありがとうございました。
こちらこそ、当ウェブサイトをご訪問頂き、さらにはコメントまで賜り、大変ありがとうございます。
「博識な新宿会計士さまのこのサイトも時々訪問させていただいておりました。」
とありますが、それはさすがに買いかぶり過ぎです(笑)。
「ちなみに「あじあにゅーす2ちゃんねる」は僕と全く別の管理人さんです(・∀・)」
そうでしょうね(笑)一見すると名前は似ていますが、両者はまったく別のサイトです。だいいち、ウェブサイトのクオリティ自体がまったく違いますからね。
「これからも覗かせていただきますのでよろしくお願いいたします。」
こちらこそ、私も『もえるあじあ』を覗かせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
まとめサイトの役割は「議事録」
さて、あくまでも私の勝手な認識ですが、世の中にかくも大量の「まとめサイト」が発生したのには、いくつかの理由があります。
「まとめサイト」黎明期に関して言えば、サイト自体が作りやすかったという事情もあるでしょう。なぜなら、当時のまとめサイトがやっていたことといえば、「自分の意見を持たず、他人の議論をまとめるだけ」であり、あとは広告をベタベタ貼って稼ぐ、というビジネスモデルだったからです。
実際、初期の「まとめサイト」を眺めていると、他人の議論をそのまま「コピペ」してきたようなサイトも横行していました(いや、その点は現在でも同じかもしれませんが…)。
しかし、『もえるあじあ』を含めた現在の人気まとめサイトを見ていると、これらのサイトは、決して「他人の議論の丸コピー」ではありません。
以前の『まとめサイトの社会的役割、『もえるあじあ』の興味深い記事』で申し上げたとおり、「まとめサイト」は「議事録」のようなものです。
最近、「ブレイン・ストーミング」を目的に会議室でスモール・ミーティングを行う会社が増えているという話題を耳にしますが、こうした会議でさまざまな意見が出たとしても、それを「議事録」にまとめようと思えば、議論の流れをきちんと理解していなければなりません。つまり、議事録を作る人の力量が問われるのです。
「まとめサイト」もこれと同じで、匿名掲示板やツイッターなどで議論された内容を、『もえるあじあ』などのウェブサイトでまとめ直すことで、「議論の流れ」が見え始めます(もちろん、なかには議論にならず、単なる「感想の羅列」となっているケースもないわけではありませんが…)。
むしろ、匿名掲示板やSNSなどにおける議論を読みやすく流れにしてまとめることで、「議論の見える化」を実現し、そのことはやがて、たとえば選挙の際に、有権者の投票権の行使に際して参考になるのです。
政治家の発言に選挙区を明示するのは良い兆候
このように考えていくと、「まとめサイト」とは、ただ単に「他人の議論をまとめるだけ」のサイトではありません。ある話題を巡って、匿名掲示板でどのような意見が交わされたかを記録する、「誰でも参照できる、社会的な議事録」です。
つまり、いまや「まとめサイト」にも立派な社会的役割が生じているのです。
もちろん、「まとめサイト」によっては、私が以前名指しで批判した某サイトのように、ウソニュースばかりを列挙している、極めて低クオリティなサイトもあります。『もえるあじあ』と名前がよく似ているため、『もえるあじあ』にとってはむしろ風評被害を受けているような気がしてなりません。
もちろん、世の中には「ひたすら過激なウェブサイト」もあれば、比較的冷静に情報を集めようとするサイトもあります。しかし、私たち一般国民もバカではありませんから、情報をある程度、選別する能力は持っています。サイトの信頼性を決めるのは、結局のところ、読者なのだと思います。
ちなみに、『もえるあじあ』に関して言えば、すべての記事を読んでいるわけではありませんが、私が見たところ、ウソニュースのたぐいはなく、割と真面目に、読者が興味を感じそうな話題を探してきて記事に仕立てている、という印象を抱きます。
また、繋がりにくくなる攻撃を受けたこと自体、「議論の見える化」を嫌う、「その手の人たち」(?)から同サイトが嫌われているという証拠だといえるかもしれません。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ところで、「まとめサイト」という話題に関連して、最近気付いたことがあります。それは、ウェブサイトによっては、政治家の発言を紹介するときに、その政治家の選挙区を併記するサイトがある、ということです(参議院の比例代表選出議員の場合は「比例区」などと書いているようです)。
立憲民主党などの野党勢力は、あいかわらず、今国会でも「もりかけ問題」を取り上げて真偽を妨害するつもりのようですが、こうした勢力に対しては、その選挙区をいちいち明示することで、「その政治家をどこの都道府県の有権者が選んだのか」、という点を、読者に対しても強く印象付けることができます。
これはなかなか興味深い話です。
そういえば、ここ数年、『YouTube』などの動画サイトの技術もかなり進歩していて、与野党の議員の国会質問などを気軽にアップロードする人も増えています。
もちろん、それをやることによって、再生数を稼げば広告料などが支払われるという事情もあるかもしれませんが、いずれにせよ、「野党議員などのレベルが低い国会質問」を牽制するために、動画サイト、まとめサイトなどを立ち上げる人が増えていけば、日本の政治に興味を持つ人が増えることは間違いないでしょう。
新聞、テレビが旧態依然とした情報発信を続けている間に、日本のインターネットは確実に進歩しているのかもしれません。そのように考えたら、日本の民主主義が数年後、どうなっているのか、非常に楽しみでもあるのです。
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更新ありがとうございます。
今、『もえる あじあ』さんのコメントを見なおして来ました。1月13日、あ〜思い出したわ!【新宿くんさようなら】とかいうアラシが来た日ですね(笑)。最近見んな〜(別に来なくてヨイ)。
私も『もえるあじあ』さんに60点、なんて失礼なこと書きました。まとめサイトも見ます。
記事ありがとうございます。
前回、「アジアニュース2チャンネル」と「もえるアジア」の違いの件でコメントしました。
私は、仕事を退いてからようやくネットを見始めたものです。
最初は、知人に「2チャンネル見てごらん」と言われ、?となりながらネットサーフィン始めました。
当初は刺激的な見出しに翻弄されました(笑)
それでも「保守速報」、「正義の見方」、「もえるあじあ」は見る価値があるなと・・
会計士さまのおっしゃる通り記録的にも価値があります。
面白いのは「news u s]ほとんどお笑い、でも視点の違いも知っておくのもいいかなと思ってます。
個人ブログも、会計士様の他にお気に入りはありますけど、こちらのブログは読者の意見がとても新鮮です。
実際的とも思ってます。
今後ともよろしくお願いいたします。
『もえるあじあ』さんは.comじゃなく.netです
リンクURL間違ってます
一時ソースがネットにならないと、
ネットの時代とは言えないんじゃ無いのかな?
主様はよーつべを例に上げてるけど我田引水に思える
職業ジャーナリストが成り立たなくなるような社会が望ましいのかも
ベーシック・インカムに成って、完全なスポンサーフリー
にでも成らないと難しいと思う
まとめサイトは
恣意的な発言抽出によっておこるエコーチェンバー現象を簡単に起こせることと
収入源としてページビューを増やすために意図的なレスの抽出によって対立煽りを行いコメント数を稼ぐことが大きな問題としてあります(ですので根本的に議事録とは異なります。記録から望む箇所の数値だけを意図的に抽出して、その旨を示さずに記録したものですから)
特に前者によっておこるエコーチェンバー現象はネットに耐性のない老年ほど陥りやすく
(簡単に言えば「ネットではこういう意見が多数派だ」という、他の世代から見れば噴飯物の認識をしがち)
その極北が余命三年時事日記による懲戒請求事件でしょう
(愛国に燃える老人が多数加害者になりましたが、彼らの多くが北一輝の実弟の子孫を在日呼ばわりしたことを知り衝撃を受けました。ある世代の無知蒙昧に基づく情けの無い「愛国心」には溜息しか出ません)
こうした老人達を加害者と呼びましたが、結局のところ彼ら彼女らも恣意的に抽出された情報によって特定方向に煽動されたにすぎません
極論を申し上げて不快な方もいらっしゃるかもしれませんが、こうした「恣意的な情報の選択」によって煽動されるのでは韓国人と大差ないです
そしてまとめサイトはこうした傾向が強く出ます
読者に見捨てられては収益化できないからです(アサヒが親韓記事をあげるのと同じです)
読者が好む人が犯したミスは可能な限り擁護し、読者が嫌う人の犯した善行は可能な限り貶す
ではなぜ元の掲示板でのやり取りではなくそうしたサイトに老人達が辿りつくのかと言えば
結局のところ、他の意見に触れることで自己の認識の誤りを修正したり、逆に相手の認識の誤りを訂正することは面倒だからなのです
「自分と同じ感覚」の意見に溺れるためのストレス発散のドラッグとして(それを認識しながら)使うのならば、まとめサイトは有意義だと思います
しかし、現に実社会に対して影響が出る範囲で人を煽動することを生業としている人が居る以上、会計士さんのおっしゃるように玉石金剛であることと、「収益のために行っている」人がいることを十分に認識して利用するべきものだと捉えたほうが、ネットに耐性のない世代の方にはちょうどいいと思います
一言でいえば、
「同調圧力」
ですかね
そうだとも言えますし、その逆だとも言えると思います
世論は作れる、ではありませんが「特定の意見しか見えない」状態にすることは簡単なんです
例えば実際の掲示板がこうだったとします
【Aって最低だよな】(←スレッドタイトル)
1:Aはクズ
2:>>1 どう考えてもBの方が悪いんだが
3:どっちかっていうと○○の件はBがおかしい
4:>>1 同意 Aは○○してて、はっきり言ってゴミ
5:Bが悪いって言ってる奴は○○(ネトウヨとかパヨク、親日派とかのレッテル)
6:いやAの言ってることの方が正しいだろ
これをパターンA
【悲報】Aがクズだということが発覚!Bを叩いてた奴死亡wwwwww
1:Aはクズ
4:>>1 同意 Aは○○してて、はっきり言ってゴミ
5:Bが悪いって言ってる奴は○○(ネトウヨとかパヨク、親日派とか土着倭寇とかのレッテル)
こうまとめれば読者にはAが悪く、Bを叩いてる奴はおかしいと印象付けられますし
パターンB
【衝撃】Aが正しかったことが発覚!Bを擁護してた奴死亡wwwww
1:Aはクズ
2:>>1 どう考えてもBの方が悪いんだが
3:どっちかっていうと○○の件はBがおかしい
6:いやAの言ってることの方が正しいだろ
こうまとめればBが悪く、Aを叩くのはおかしいと誘導できます
私はそういった類には詳しくないのでこれを同調圧力と呼んでいいのか分かりませんが、まとめサイトは大半がこういった「恣意的な抽出によって、片方の意見をより強く見せる」という傾向があります
レスは1000もあるので、900反対意見で100が賛成意見でも、100の賛成意見を抜き出せば【100「も」賛成意見がある】ように見せることができるのです
私はやはり会計士さんや鈴置氏のコラムのように、一次ソースにリンクがあり、専門分野の知識をもった方のサイトの方が情報を集めるという意味では優れていると思います
もえあじは好きw
コメントも少ないのもよいww
恣意的は、
1.論理的な必然性がないさま
2.気ままで自分勝手なさま、好みや思いつきで行動するさま
だそうで、何らかの作意に基づく言動は「意図的」ではないでしょうか。
ご指摘感謝いたします
たしかにその通りですね
読み返したところ善行に対しても「犯す」と言ってしまっていたり、お恥ずかしい限りです
このまとめサイト問題は少し根深く、収益を目的としたものだけではないことが保守系のブログで数年前から指摘されてきました
例えばここのコメント欄でも名前があがっている某サイト(もえるあじあ様ではありません)は、主張が従北にも関わらずそれを巧妙に偽装して「南朝鮮は酷い国だな。北よりも問題だ」という形で読者をいつの間にか「まだ北朝鮮の方が話せる」という風に仕向けたりしていたんですね
(従北偽装保守などでググるとダイレクトで出てくると思います)
朝鮮半島はもう赤化して久しいですが、その工作が列島にまで及んでいるのかと不安な気持ちもあります(北一輝の実弟の子孫を在日呼ばわりした某【自称】保守系ブログなんかは完全に朝鮮工作員のものでしょう。日本の保守で北一輝を知らない人はモグリですから…)
初めてコメントさせて頂きます。
いつもROM専でしたがこちらにはちょくちょくお邪魔させて頂いております。
ネット上の情報はまさに玉石混淆、その中から玉を見付ける審美眼を養う事が(「最も」と言っていい程)重要ですよね。
まとめサイトは確かに議事録ではありますが、管理人の審美眼または何らかの意図(広報・拡散・印象操作など)によってコメントを恣意的に抽出し編集された議事録です。
編集された時点で純粋な手つかずの議事録ではなくなります。
そして保守速報がしばき隊構成員の女性に訴えられ敗訴したのも判決文でもまさにそこを突かれたからであります。
もっと言えば大元の匿名掲示板それ自体にも多数の工作員が潜伏しコメントし、議論内容そのものが工作されて出来上がっている場合も多々あります。これは近年特に著しいと見受けます。
それ程に情報の拡散流布の影響は大きく、だからこそ各国政府が情報統制やネット工作に国費を投入している訳です。
(まあそれもそもそも大昔からどこの国であろうと大衆が印象操作され易いから絶大な効果がある訳ですが。)
だからこそ国民一人一人が情報を見極める審美眼を養う意識と姿勢を持つ事、情報を扱う上での心構えを底上げしそれを遍く浸透させる事が最も重要なのですが、それは理想論で現実ではなかなか難しい。
とは言えその努力は怠ってはいけないですね、国民が「正しい情報・事実を基にする事」が全ての判断のスタートラインですから。
誰でも情報発信できる現代、「情報を発信するという事、する側」の意味と影響とその責任も(規模や結果などによりますが)問われます。
国民の意識向上が浸透すればまとめサイトの管理人の審美眼も閲覧者に問われ、淘汰されていくでしょう。
個人的にはもえるあじあは生き残って欲しいサイトの一つです。
あそこは見出し詐欺もほぼ無く、取り上げるニュースの選出に独自性があり、取り上げる速度も速く、また他サイトと同じニュースでも専門板からのコメントを記載したり、管理人が注目して抽出したコメントにも管理人のセンスや姿勢が窺えて、やはり他のまとめサイトにはない独自の価値が自分にとってはあります。
長文駄文、大変失礼しました。
今後もこちらの記事と管理人さんの見解など参考にお邪魔させて頂きます。
初めまして。以前より何度か訪問させていただきましたが、
コメントは初めてです。
もえるあじあ突如更新止まっていますね。どうしちゃったんでしょう。