性質の悪い冗談のようなニュースを発見してしまいました。数日前の報道ですが、国民民主党の玉木雄一郎氏が「2020年代前半に政権を取る」と述べたのだとか。しかし、彼らが真に学ばなければならないのは、「欠陥製品を世に送り出す企業は信頼されない」という、世の中の鉄則だと思うのです。
玉木さん、斡旋収賄容疑の説明を!
冗談は獣医師献金だけにして下さいよ!
悪い冗談か何かでしょうか、国民民主党共同代表の玉木雄一郎氏が27日、「2020年代前半に国民民主党を中心とした政権交代を実現したい」と述べたのだそうです。
「20年代前半に政権交代」 国民・玉木氏が意欲(2018/5/27 18:31付 日本経済新聞電子版より)
玉木雄一郎氏といえば、獣医師会の関連団体から巨額献金を受け取り、加計学園による獣医学部新設を妨害する国会質疑を行った疑いがある議員でもあります。どうして検察が玉木雄一郎「容疑者」を逮捕しないのか、理解できないほどですが、このような人物が政権を盗るとは、日本にとって悪夢です。
ただ、私はこの「2020年代前半に国民民主党を中心とした政権交代が実現する」という構想については、絶対に実現しないと確信しています。なぜなら、国民民主党自体、来年の参議院通常選挙までに消滅する可能性が非常に高いからです。
「盟友」である朝日新聞の世論調査ですら、政党支持率が1%という素晴らしい政党です。いや、もし年内に安倍総理が衆議院の解散総選挙に踏み切った場合、来年といわず、今年中に国民民主党は胡散霧消するのではないでしょうか?
「政党ロンダリング」という単語は、まさに玉木氏ら国民民主党のためにある言葉だと思います。
国民民主党は何になるのか?
では、国民民主党が解散した場合、いったい何になるのでしょうか?
以前、国民民主党の前身である希望の党と民進党が合流する際の政党名については、私自身もいくつかアイデアを出したのに加え、読者のみなさまにも考えて頂いたところ、次のようなそうそうたる候補が出現していました。
▼残党▼適党▼新党もりかけ▼ともに民主党▼元祖民主党▼新党膿▼朝鮮半党▼日本労働党▼第三次民主党▼新党国民の敵▼新党雑居党▼寄り合い党▼無党無変化▼新党ゼロ▼元祖民主党▼新党首魁▼絶望の党▼新党反自民▼なんでも反対党▼新不自由クラブ▼退勢翼賛会▼異心の党
…等々。いずれも甲乙つけがたい、なかなか素晴らしい政党名です。
欠陥製品を世に送り出す企業と同じ
さて、国民民主党の前身政党である民進党は、結党宣言がなされたのは2016年3月27日のことですが、消滅したのは2018年5月7日のことです。政党が存続した期間は、年数にして2年少々、日数にしてわずか772日。なぜ民進党は、かくも短期間で消滅したのでしょうか?
それは、ひとえに2009年9月に成立し、2012年12月に瓦解した民主党政権の酷さを、彼ら自身が何も総括していないからです。
当ウェブサイトでは何度も申し上げているたとえ話ですが、ある企業が本業以外で傾いた場合(たとえばゴルフ場投資の失敗など)、不良資産を売却すれば企業再生の可能性があります。しかし、製造する製品そのものが消費者の信頼を失った場合、その企業は最悪の場合、倒産するしかありません。
今世紀初め、集団食中毒事件を発生させた某乳業会社の製品を、あれから20年近く経った現在になっても、絶対に買わないと言い張る人もいるくらいです(私自身がそうです)。消費者の信頼を築き上げるには何年、何十年という歳月が必要ですが、消費者の信頼を破壊するのは1日で十分です。
民主党は企業ではなく国政政党ですが、企業に例えてみれば、「製品」とは国会議員そのものであり、「消費者」とは「有権者」です。いわば、企業が製品を消費者に買ってもらって初めて存続できるのと同じで、国政政党も候補者を有権者に選んでもらって初めて存続できる組織です。
いわば、「その政党の国会議員」という「製品」が欠陥品だったわけであり、そのことをまったく反省すらしていない組織が、その時々の「小池旋風」などに乗って政党ロンダリングを繰り返した成れの果てが、現在の国民民主党(と片割れの立憲民主党)なのだと思います。
村田さんへのブーメランは健在
ところで、民進党の存続期間がわずか2年少々と極端に短かった理由は、彼ら自身が民主党政権を反省も総括もしていないという点に加え、もう1つあると思います。それは、元代表だった村田蓮舫(むらた・れんほう、中国名「謝蓮舫」しゃ・れんほう)参議院議員の二重国籍事件です。
少し古いですが、産経新聞系のウェブサイト「zakzak」に掲載された次の記事が興味深いです。
蓮舫氏に“ブーメラン”直撃 「記憶を自在になくすのか」発言が大炎上 「二重国籍」問題では発言を二転三転(2018.5.11付 zakzakより)
村田蓮舫氏は現在、立憲民主党に所属していますが、彼女が民進党の党代表を務めていた2016年9月から2017年7月の間、彼女は自身の二重国籍問題に対する説明から全力で逃げ回り続けていました。
ちなみに、2016年9月の民進党代表選に出馬していたのは、前原誠司氏(2017年9月に「敵前逃亡」を図った張本人)、玉木雄一郎氏(獣医師関連団体から100万円の巨額献金を受け取った人物)の両名であり、代表が村田蓮舫氏でなくても民進党は瓦解していたかもしれません。
なお、村田蓮舫氏は、参議院の名簿上は「蓮舫」と記載されています。酷い場合には「蓮」と「舫」のあいだにスペースを入れて「蓮 舫」、すなわち「蓮」が姓で「舫」が名であるかのように装っていることもあります。どうして村田蓮舫氏は「村田蓮舫」と名乗らないのでしょうか?
また、本日時点における村田蓮舫氏のツイッターのユーザー名は「renho_sha」です。漢字で書けば「蓮舫_謝」、でしょうか?
いずれにせよ、謝蓮舫…じゃなかった、村田蓮舫さんの事例でわかるのは、「組織のトップに誰が就任するかでその組織の命運が変わる」、ということです。もっとも、民進党議員はゴミばかりであり、そのゴミ山のトップにゴミが就任していただけだ、という言い方もできるかもしれませんが…
(※ゴミに対して失礼な発言をしてしまいました。ゴミに対して謝罪したいと思います。)
View Comments (6)
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信有り難うございます。
管理人様、村田さん時代の民進党に反省なんて無理ですよ。
だって謝マレンホウなのですから。
駄文失礼しました。
【審議中】 ( ´・ω) (´・ω・) (・ω・`)
【審議拒否】
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(ω・` ) U ) ( Uノ( ´・ω)
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(l U) (U ノ
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< いつも更新ありがとうございます。
< 玉木雄一郎氏は高松市の講演でそう述べたようですね。『2020年代半ばで国民民主党中心に政権を取る』『5年位のスパンで地道に力を付けていく』無理やっちゅうねん(笑)。5年どころか、1年後無いで(笑)。いや、今年中も不確定だ。
< よくこんな夢みたいな話をするもの。党名ロンダリングの大将が。蓮舫の二重国籍ウヤムヤと、民主党時代の政権与党の酷さは国民はシッカリ覚えてますよ。私の希望としては、玉木らは獣医師会絡みの献金で新設獣医学部設置を妨害した。こんなのを世に放ち、国会議員の要職とはありえない。検察は動けよ。何故どうみてもダークどころかブラックの人が重要参考人として呼ばれないのかな?小型ブーメランで自民党にも関係者でも居る為か。
< 失礼します。
ゴミみたいなコメントで恐縮ですが、「胡散霧消」に笑ってしまいました。
たしかにウサンくさい。
あいあい 様
いつもコメントありがとうございます。また、ご指摘ありがとうございました。確かに誤植ですね(笑)
ただ、胡散臭さがプンプン漂う人たちなので、誤植ですがあえてこのまま放置しておきましょうか(笑)
引き続きご愛読ならびにお気軽なコメントを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。