ウソツキ国のウソツキメディア
白昼堂々とウソをつくメディアがこの世に存在するとは、驚きです。本日2本目の記事は、「あのウソツキ国家」の「ウソツキメディア」の記事です。
国を挙げたウソツキ
通貨スワップショック、続く
昨日、中国と韓国との間の通貨スワップ協定(BSA)が失効してしまいました。
この通貨スワップ、2008年12月に開始されたもので、中国が韓国に対して最大1800億元(2011年10月に3600億元に倍増)、韓国が中国に対して最大38兆ウォン(2011年10月に64兆ウォンに改定)を、それぞれ提供するというものです。
中国、韓国ともに、通貨は典型的なソフト・カレンシー(国際的な通用度が低い通貨)であり、そんなソフト・カレンシー同士のスワップに何か意味があるとも思えません。しかし、外貨準備高の統計を粉飾していると思われる韓国にとっては、外貨の信用補完手段として、「心理的には」重要なスワップだったことも事実です。
中韓スワップの失効予定日だった昨日は、韓国のメディアからは「悲鳴」のような報道が相次ぎました。その中でも特に酷い飛ばし報道は、中央日報による、次の報道です。
韓中通貨スワップ、事実上延長に合意(2017年10月10日07時18分付 中央日報日本語版より)
この記事は、もう断言しても良いと思います。「飛ばし報道」、あるいは「捏造報道」です。
それなのに、この捏造報道をしでかした中央日報自体、いまだに記事の取り消しをしていません。それどころか、「恥の上塗り記事」が、本日もいくつも出ているのです。
事実関係を平気で捻じ曲げる
私が中央日報による記事を「捏造だ」と判断する根拠は、次の記事にあります。
韓国の通貨スワップ、米国など基軸通貨国と結べない理由は…(1)(2017年10月11日09時59分付 中央日報日本語版より)
改竄を防ぐために、「魚拓」的に、問題の記述を転載しておきましょう。
「通貨スワップは外貨準備高が底をついた場合に備え相手国に自国の通貨を預けて相手国の通貨やドルを受け取る契約だ。外貨準備高が有事の際に備えた「積立金」なら、通貨スワップは一定の「マイナス通帳」の性格だ。2つとも万一発生しかねない外貨不足事態を考慮した「安全弁」の役割をする。/だが依然として韓国の通貨スワップ構成は弱いという指摘が出ている。①韓国は現在中国(560億ドル)をはじめ、インドネシア(100億ドル)、マレーシア(47億ドル)、オーストラリア(77億ドル)と通貨スワップ協定を締結している。/②アラブ首長国連邦(UAE)との54億ドル規模の通貨スワップは昨年10月に満期終了したが、両国は延長には合意しており、具体的な事項について協議を進めている。このほか韓国は東南アジア諸国連合(ASEAN)、中国、日本と共同で作ったチェンマイイニシアチブ(CMI)から384億ドルを引き出すことができる。これをすべて合わせれば1222億ドルだ。」(下線、番号は引用者による加工)
まず、この文章に含まれる下りの中で、明らかなウソが2か所あります。
1つ目のウソは、文章①です。韓国は現在、中国とは通貨スワップ協定を締結していません。
そして、2つ目のウソが②の部分です。UAEとの通貨スワップ協定は昨年10月に失効済みであり、失効したものを復活させることを「延長」とは言いません。
さりげなくウソを混ぜないで下さいよ、中央日報さん(笑)
あれ?「政治的問題」って誰のせいなの?
中央日報の場合、内容がスカスカな記事を上下に分けて掲載し、PVを稼ぐという姑息な手法を取っているようですが、先ほどの記事にも続きがあります。
韓国の通貨スワップ、米国など基軸通貨国と結べない理由は…(2)(2017年10月11日09時59分付 中央日報日本語版より)
リンク先の記事、次の文章を読んで、まともな日本人がどう思うか、この記事の記者には想像力が働かないのでしょうか?
「やはり主要国際通貨である円を持つ日本を代案として求めることもできるが政治的問題が障害だ。日本との通貨スワップは2001年に20億ドルから始まり2008年に300億ドルに増額され、2011年には700億ドルまで増えた。この規模は徐々に減り2015年に終了した。/昨年8月に交渉が再開されたが、今年1月に「少女像」問題で日本が交渉中断を宣言した。韓国政府もあえて自分から通貨スワップ締結を「物乞い」したりはしないという立場だ。先月末現在3848億ドルに達する外貨準備高を持つ状況であえて国民的感情を損ねてまで通貨スワップ締結を先に提案しないというのが韓国政府の考えだ。」(下線は引用者による加工)
この書きぶりだと、まるで日本の方に問題があるかのような言い方ですね。
しかし、実際には、日本公館前に違法設置された慰安婦像を撤去せず、国際法違反の状態のまま放置しているのは、韓国政府の側です。その意味で、ここにいう「政治的問題」とは、明らかに韓国側の日本に対する一方的な加害行為のことであり、むしろ日本は被害者です。日本としては「教えず、助けず、関わらず」を貫くのが正解でしょう。
それだけではありません。次の下りを読んで激怒しない日本人がいたら、私はお目にかかりたいくらいです。
「だが外貨準備高がいくら多くても危機勃発時に外国為替が引き潮のように抜け出しかねないため基軸通貨国との通貨スワップ締結が必要というのが専門家らの診断だ。ソウル市立大学経営学部のユン・チャンヒョン教授は「難しくても米国に通貨スワップ締結提案を持続的にする必要がある。日本とは政経分離の原則の中で通貨スワップ締結を通じ実利を求めるのが望ましい」と話した。」(下線は引用者による加工)
意訳すれば、「ありもしない慰安婦問題という捏造により日本を侮辱することは続けながら、日本からの経済・金融支援についてはしっかりと受け取るべきだ」ということです。
こんなふざけた発言をする人間が大学教授を務めるとは、本当に腐った国ですね。
日本が与えたチャンスを逸した
今になって思い返せば、2015年12月28日の「日韓慰安婦合意」とは、日本が韓国に与えた、国交改善のための「最後のチャンス」だったのかもしれません。
安倍政権のことですから、韓国が約束など守れない国であることを百も承知のうえで、あの合意を締結したという可能性はあります。しかし、ここで重要な点は、韓国側がこの「日韓慰安婦合意」の精神を全く守らず、いまだに慰安婦像その他の造形物を放置し続けている、という点です。
日本語には「仏の顔も3度まで」ということわざがあります。今年1月6日に、日本は韓国に対して通貨スワップ協定の再開交渉の中断を通告しましたが、おそらく、これは戦後日韓関係が変質した瞬間だったのでしょう。
私も日本国民の1人として、韓国という国家に対して申し上げます。
天国で安らかにお眠りください、と(笑)
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
二度目の更新ありがとうございます。
私、個人的には「日本とは政経分離の原則の中で、通貨スワップ締結」とのたまう、ソウル市立大学のユン教授とやらにお合いして何を経営学で学生に教えているのか、日本に対してどういうスタンスで付き合いを考えているか、お話しを聞きたいものです。韓国に行くこと無いので、あり得ないですが。
さて、中韓スワップ終了で、今の両国の主従関係がよく分かる交渉でしたね。米国には対北支援でFTA破棄を迫られて見捨てられ、日本には反日し過ぎで半断交・縁切り、中国とは朝貢関係なのにフラフラして裏切り、強烈な報復絶賛受難中です。それ以外の近国ロシア、台湾、もちろん北とはうまくいかず、これまで吐け口にしても頼りになった日本が助けてくれず、八方ふさがり。
思うに朝鮮人はいつも相手国を甘く見ている。それが宗主国であろうと、一番仲良くすべき相手国だろうと「これをやっても怒られない」「なんとか誤魔化せる」「まだ危機ラインではない」「うまく行くだろう」、、と判断する。どういう脳の構造をしていれば、これだけ自分(ウリ)に甘い思考ができるか、日本人いえ他民族の私には毛頭考えられません。たぶん学校(ハッキョ)の教育が酷すぎるんでしょう。また今日の報道で、昨年9月に北朝鮮ハッカーに不正アクセスされ、米韓機密情報が渡っている。もう米韓同盟も中身なしです。内通、工作員もいるな。
対韓国だけを考えると日本が膝を折って真面目に対応する国では元からないので、喜色満面です。但し北朝鮮への米軍の攻撃による(先制は多分、北にさせるだろうが)半島の行く末が心配です。北南、放ったらかしにしたら、人間で言うところの更生は、まずありません。
鈴置氏は「米中か米中露で話し合う」と言ってますが、日本には火の粉がかからないよう出来ないものか。地理的に最も近い先進国だからという理由で、『尻拭い』だけは二度と御免被る。「中立化で合意すると観測する専門家が増えている」そうですが、そうなると在韓米軍撤退の後、半島全体が核を持ち、愚連隊国家が生まれる可能性がある。中、露を合わせて日本の周り3か国。勢い我が国も北東アジア安定の為、小型核を持つのが正解ですね。何と言っても不安定な朝鮮半島、いつ日本に照準を合わせて物騒な事が起こる、いやシナが裏から支えて日本を抑え込みにかかることも考えられる。
日本は自由主義陣営の旗頭として、米国の傘の下でありつつも限定的な核保有を米国に認めさせ(アジア防衛ラインとして認めるでしょう)、中露は仲違い中で離間工作は可能。米国、仏、英、露まで核保有を賛成もしくは黙認できる。世界の動きが早いので、10年計画とか言ってられません。半島と中国の先手を取るには、もう北朝鮮の米軍による制圧が始まれば、すぐに動くべき。それでも2年はかかるでしょう。失礼しました。
中央日報の記者ともなればそれなりに知識も見識もあるだろう。ウソを書いていることは知らないわけはない。それを書かざるをえない境遇は逆に哀れに思う。日本も戦前はアメリカの負けるなんていえない状況にあった。なお、降りかかってくる火の粉は避けなければならない。韓国は日本と敵対する以上、日本は全力で韓国を叩かなければいけない。
人間、一旦嘘をつき始めると、収拾がつかなくなるものです。ブログ主さんは意識してか知りませんが、普段から(嘘を嘘で塗り固める)という表現を使っていますが、彼らの行為は正に嘘を嘘で塗り固めているようなものでしょう。もう収拾が付かないのです。
私は左翼だから申し上げるわけではありませんが、旧ソ連、東ドイツ、ユーゴスラビア、ルーマニアなど、旧共産圏は押しなべて嘘を嘘で塗り固める国家でしたね。都合の悪い情報を遮断して統制し、情報を伝わらない形にして独裁を維持しようとしたのですが、結局は国、そして東川陣営自体が瓦解してしまいました。
中国は共産圏で情報統制していますが、経済開放の結果、情報統制しきれなくなっています。北朝鮮は今のところ情報統制に成功しているようにも見えますが、水面下では結構、西側諸国の情報も伝わっているようですよ。
それよりも何よりも不思議なのは、韓国って国は自由主義陣営で情報統制と無関係なはずなのに、どうしてこう偏った情報、意図的に間違った情報ばかり流すんでしょうかね?まるで旧共産圏の悪いところを凝縮したような体制ですよ、これじゃ。ちょっとネットで調べたらすぐに事実関係がわかるのにね。まるで民進党や立件民主党や社民党や共産党みたい。
余談ですが左翼のくせしてえらい過激なことを書くと思われるかもしれませんが、日本の自称リベラル政党は左翼政党でもなんでもなく、ブログ主さんのいう単なるパヨク政党だと思います。あんなのが国民の支持や信頼を得られるとは思えない。
中韓通貨スワップが延長されたようです。
当然中国は何か条件を出しているだろうと思いますが、もしかするとTHAADや在韓米軍に関することかもしれませんね。属国化の序章なのかもしれません。私は個人的には韓国はアメリカ管理下においてほしいと望んでいますが。
一方、アメリカがユネスコから脱退したとのこと。
かつてアメリカはユネスコ脱退や再加盟の「前歴」があるのですが、戦争を起こす前には脱退するのだとのこと。このニュースはユネスコがどうのこうのという話ではなく、かなりヤバイものだと思われます。
日本も、選挙のドタバタを早く終えて、体制を整えるひつようがありそうです。
すみません。上記コメント、HN入れ忘れました。