鈴置氏が長年予言してきた「韓国ベネズエラ化」の現状
韓国観察者の鈴置高史氏は数年前から「韓国のベネズエラ化」を予言してきたことでも知られます。ベネズエラは南米の産油国であり、豊かで安定した民主主義国だったのに、左派政権が反米を掲げて経済がメチャクチャになった事例です。アジアの半導体大国である韓国も左派政権が民主主義を壊し始めているフシがあるのですが、「戒厳令」からほぼ1年を迎えるなか、鈴置氏が韓国の現状をえぐり取ります。
目次
中国の異常さと日本の冷静さ
中国のFCレーダー照射、日本社会は冷静
現在、日本のネット界隈では、中国人民解放軍による日本の自衛隊機に対する火器管制(FC)レーダー照射事件などで、議論が大いに紛糾しています。私たち日本国民とってとても大切な自衛隊員と自衛隊機がFCレーダーに照射されるという危険な目に遭わされたからです。
ただ、著者に言わせれば、日本国民の反応も驚くほど冷静沈着であり、中国への感情も、「怒りが爆発している」というよりはむしろ、大変によくコントロールされている、という印象があります。
それは、いったいなぜなのでしょうか?
これはいまのところ著者の私見ですが、中国が私たち日本とはまったく異質な独裁国家であるという意識とともに、「中国ならばFCレーダーを照射するくらいのことはやりかねない」、といった感覚が、ここ数年で一般国民レベルにまで浸透してきたことが非常に大きいのだと思います。
中国が騒いでもメディアが騒いでも支持率は高止まり
というよりも、私たちが暮らすこの日本という社会では、このところ10年単位の時間をかけて、社会全体で徐々に新聞、テレビといったオールドメディアの影響力を脱してきました。
じっさい、最近だと「中国を怒らせたら大変なことになる」、「中国を怒らせた高市(総理)はケシカラン!」といった言説をテレビのワイドショーなどで垂れ流したところで、国民の多くがまったく動かなくなりました。依然、高止まりしたままの内閣支持率がその証拠でしょう(図表)。
図表 内閣支持率(2025年11~12月)
| メディアと調査日 | 支持率(前回比) | 不支持率(前回比) |
| 朝日新聞(11/15~16) | 69.0%(+1.0) | 17.0%(▲2.0) |
| 共同通信(11/15~16) | 69.9%(+5.5) | 16.5%(▲6.7) |
| 時事通信(11/7~10) | 63.8% | 10.8% |
| 読売・NNN(11/21~23) | 72.0%(+1.0) | 17.0%(▲1.0) |
| 産経・FNN(11/22~23) | 75.2%(▲0.2) | 19.6%(+0.5) |
| 日経・テレ東(11/29~30) | 75.0%(+1.0) | 18.0%(▲1.0) |
| JNN(12/6~7) | 75.8%(▲6.2) | 20.7%(+6.4) |
(【出所】各社報道)
韓国が日本のネット世論を鍛えた
ただ、「中国も日本の左派メディアも左派政党も左派言論人もみんな怒っている」のに日本の国民世論がまったく動じなくなった理由は、オールドメディアの社会的影響力が低下しただけでなく、おそらくほかにも理由があるのだと思います。
あえて主観でその契機となる要因を選ぶと、それは韓国ではないでしょうか。
とりわけ、韓国における2018年頃からの日本に対する異常ともいえる国際法違反のふるまいの数々が、結果的に日本のネット世論を鍛えた可能性があるのです。
その「異常なふるまい」の一例が自称元徴用工問題―――「戦時中日帝に強制徴用された」などと自称する者たちが日本企業を訴え、韓国の裁判所がその者たちの訴えを認めて日本企業に賠償を命じた事件―――ですが、それだけではありません。
「レーダー照射」つながりでいえば、2018年12月20日に発生した、韓国海軍駆逐艦「広開土王」による日本の海自P1哨戒機に対するFCレーダー照射事件は、何でもない普通の日本国民を激怒させ、ネットを通じて広範囲に団結させるうえでは十分な題材でした。
今になって思えば、日本国民は韓国という「日本とは明らかに異質な国」の特殊なふるまいを目撃し、そしてそれに対する日本のメディアの報道があまりにも的外れであることに気づき、それでマスコミ不信を募らせるとともに、ネットを通じたファクトチェック能力を飛躍的に向上させたのではないでしょうか。
鈴置論考で見る韓国の民主主義
鈴置高史氏の慧眼①「韓国の特殊性」
さて、韓国は日本に近い国であるがゆえに、コリア・ウォッチャーはそれなりにたくさんいるのですが(それらの中にはそれなりに信頼できる主張を展開する人もいます)、ただ、著者の主観ついでにもうひとつ言わせていただくならば、やはり群を抜いているのは自らを「韓国観察者」と位置付ける鈴置高史氏でしょう。
日本における韓国論は、韓国の特殊な行動(国際法を平気で破る、ありもしない歴史的事実を捏造する、など)の理由の説明をする際に、「日韓関係が特殊だからだ」、といった言い分を持ち出したりすることがあります。
わかりやすくいえば、「日韓間で諸懸案が生じる」のも「日韓関係が特殊」だからであり、日韓関係が特殊な状態となっているのは日本が過去の歴史について反省も謝罪もしていないからだ、といった理屈につながります(だからこそ日本は半永久的に韓国に謝罪しなければならない、というわけです)。
しかし、鈴置氏は違います。
『鈴置論考、「日韓の」ではなく「韓国の」特殊性に言及』などでも取り上げましたが、鈴置氏は2021年7月16日付のデイリー新潮の論考で「日韓の仲が悪いのは日本の植民地支配が原因である」との説明を明確に否定したうえで、次のように喝破しているのです。
「平気で約束を破り、堂々と他人を裏切る韓国と首脳会談を開こうとする国はまず出てこない。何を取りきめようが、すぐに反故にされるからです。日本と韓国がうまくいかない原因は『日韓関係の特殊性』ではなく『韓国の特殊性』にあるのです」。
鈴置氏が指摘したこの「韓国の特殊性」は、私たち日本人が韓国を論じる際に欠かせないファクターです。
過去に朝鮮半島を併合していたこともあってか、ほんの数十年前までは、日本国民には韓国に対する親近感に加え、ある種の贖罪意識もあり、あるいはオールドメディアの報道の影響などもあり、「日韓がうまく行かない理由は日本の側にも原因がある」、といった勘違いが蔓延していたフシがあります。
しかし、この鈴置氏の「韓国の特殊性」という表現は、おそらくネットを通じて少なくない日本人の耳には届いていることでしょう。日本国内で「日本は過去をちゃんと反省しよう」といった主張がオールドメディア(とくに左傾紙など)に掲載されても、最近だと小バカにされるか見向きもされなくなっているのが良い証拠です。
鈴置高史氏の慧眼②「韓国のベネズエラ化」
そして、鈴置氏がほかのコリア・ウォッチャーとは異質な点は、それだけではありません。ともすれば日韓関係論に終始してしまいがちな韓国ウォッチングに、「中国」と「米国」という2つの視点を導入したことにあります。
韓国の特殊性の根源の一部は、まさに歴史的に従属してきた中国という国に対する恐怖感で説明がつきますし、また、明治維新の前後から自発的に近代化に取り組んできた日本とは根本的に異なり、本当の意味での「法の支配」を経験してこなかったことが、韓国の特殊性の原因でもあるのでしょう。
こうしたなか、当ウェブサイトでしばしば引用するのが「鈴置三部作」です。
それが、2024年9月刊行の『韓国消滅』、2022年6月刊行の『韓国民主政治の自壊』、そして2018年10月刊行の『米韓同盟消滅』です(※いずれも新潮新書)。
このうちの『韓国民主政治の自壊』には「ベネズエラ化する韓国」という節が設けられていて、その土台となった議論の一部は『デイリー新潮』で今でも読むことができます。
文在寅で進む韓国の「ベネズエラ化」、反米派と親米派の対立で遂に始まる“最終戦争”
―――2019/02/12付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
鈴置氏は韓国国内の保守派論客のサイトを引用する形で、南米・ベネズエラで1999年に発足した左派のウゴ・チャベス政権が同国をどんな悲惨な状態に陥れたのかを解説しています。
- ベネズエラは中南米で最も伝統がある強力な民主主義体制を誇っていた。域内のどの国家よりも社会安全網が整備され、すべての国民に無料の医療と高等教育への支援が約束されかけていた。メディアは言論の自由を謳歌し、政治体制も透明で平和的な政権交代も行われていた
- そのベネズエラが、戦争をしたわけでもないのに、中南米で最も貧しく、最も新顔の独裁政権が君臨する国になった。医療体制は崩壊した。ごく少数のエリートだけが飯を食べ、今世紀に入ると中南米で最も多くの難民を生む国になった。
ちなみに記事が書かれた当時もベネズエラ経済はかなり悲惨な状態にありましたが、世銀データによれば2025年のインフレ率は269.9%と予想されているなど、依然、経済は安定していません。
いずれにせよ、産油国であるとともに安定した民主主義国家だったはずのベネズエラが、米国への反発から自ら民主主義を捨てていく様子は、さまざまな教訓をもたらしてくれるのではないでしょうか。
半導体大国であるとともに、(一見すると)安定した民主主義国であるかの韓国で、左派政権が断続的に続いていることが、こうした懸念に根拠を与えているからです。
戒厳令から1年後の韓国
さて、時代はいきなり飛んで、昨年、つまり2024年12月3日。
当時の尹錫悦(いん・しゃくえつ)韓国大統領は、夜、唐突に戒厳令を出しました。
ただ、これに対しては韓国国会が直ちに解除に動き、尹錫悦氏の戒厳令は数時間で終わりを迎え、その後は国会の弾劾決議、憲法裁判所の罷免判決を受け、現在は内乱罪で訴追されているのです。ちなみに後任は李在明(り・ざいめい)氏が大統領に選ばれています。
こうした中で目に付いたのが、鈴置氏が執筆し、10日付で公表された、こんな記事です。
韓国「戒厳令」1年 “日本に勝るK民主主義”の誇りはどこへ… 「やっぱりアジアのベネズエラ」――鈴置高史氏が読む
―――2025/12/10付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
記事表題に「アジアのベネズエラ」とありますが、これはまさに鈴置三部作や数年前の『デイリー新潮』記事などを読んだ経験があれば、「自ら民主主義をかなぐり捨てるかのごとき韓国の動き」をトレースしている文章だと理解できるのではないでしょうか。
ウェブページ換算で5ページにも上る長大な文章ですが、「知的好奇心を刺激すること」が大好きな人であれば、おそらく、さしたる労力もなしにあっという間に読めてしまうのではないでしょうか。
ちなみにリンク先記事は読者登録などをしていなくても無料で読めるようですが、当ウェブサイト側に全文を転載することは控えたいと思います。とりわけ前半では、尹錫悦氏がなぜ、軽率にも見える戒厳令という手段に出たのか、その背景について丁寧に掘り下げて説明されているので、是非とも直接、ご一読を願いたいと思います。
左派が支配する韓国で「やりたい放題」
そのうえで、やはり私たち日本人が詠んでおかねばならないのは、「韓国のベネズエラ化」という、鈴置氏の一貫した主張です。
前提として、韓国では国会(一院制、定数300議席)は左派政党で李在明・現大統領の出身母体でもある「ともに民主党」が3分の2近い勢力を占めており、大統領・国会ともども、「左派はやりたい放題」になっているのです。
鈴置氏によると現在、韓国左派は検察、裁判所などを順次骨抜きにする法案等を国会で通しており、特に裁判所に関しては、「内乱」から1周年の記念日となる12月3日、「内乱専門担当裁判部設置法案」と「法歪曲罪を実施するための刑法改正案」が法制司法委員会を通過したのだとか。
鈴置氏は、こう指摘します。
「いずれも司法の独立を侵す、先進国ではまれな法案です。前者は尹錫悦氏ら内乱罪で起訴されている人々を専門に裁く裁判所を作るのが目的です。<中略>後者<中略>は警察官、検察官、裁判官が法を歪曲して適用した際に10年以下の懲役を科す法律です。もちろん狙いは内乱罪を裁く裁判官への圧力です」。。
「先進国ではまれな法案」とは、「韓国の特殊性」の別の表現でしょうか。
では、韓国はどうしてこんな無法国家になってしまったのでしょうか。そして、韓国はまともな国に戻れるでしょうか。
鈴置氏は続けます。
「身も蓋もない言い方をすれば、もともと法治意識に乏しいからです。そのうえ、左右対立が激化して政治勢力が『生きるか死ぬか』という精神状況に追い込まれた。すると三権分立や法治など、ますますどうでもよくなってしまう――」。
「(まともな国に戻るのは)難しいと思います。まだ、多くの韓国人が『日本よりも成熟した栄光のK民主主義』を信じているからです。識者には『法治の破壊』や『ベネズエラ化』を危惧する人が多い。でも、普通の人はそうは考えない。韓国の危うさに気付いている韓国人はごくわずかなのです」。
そりゃ、「韓国の危うさ」に気づいている韓国人が多ければ、そもそも自称元徴用工問題や自称元慰安婦問題、FCレーダー照射問題などが起きるわけありません。それが、鈴置氏の次の発言にあらわれています。
「ほとんどの韓国人はちゃんとした法治国家に住んだことがない。すると、法治国家のありようも、ありがたさも知らないのです」。
このあたりは、マイナンバーカードを健康保険証として利用していない人がマイナ保険証の便利さを理解できない(『マイナ保険証持たぬ人はいったん全額払う仕組み導入を』等参照)のと事情が似ているのかもしれません(笑)。
韓国の行動から日本を読む
いずれにせよ、当ウェブサイトで提唱している、「じつは鈴置氏は韓国観察者であるだけでなく、日本観察者でもある」とする説は、意外と間違っていないのではないかと思います。
韓国という一見日本に似ている、しかし本質では日本と似て非なる国を観察することで、その韓国という鏡に映った日本の姿を確認することができるからです。
中国が高市総理の台湾発言を撤回させようとして失敗したこと、FCレーダー照射問題などでどんどとドツボに嵌っていくことなどを見ていると、中国も「韓国だったらこれで言うことを聞かせられる」という経験を日本に当てはめてしまい、それで失敗しているフシがあります。
日本はどれだけ叩いても脅してもまったく怯まないうえに、中国政府のSNSを通じた日本国民に対する脅しが逆に茶化され、徹底的にイジられ、コケにされ、オモチャにされて、最後は大喜利状態になってしまっているというのは、おそらく中国政府にとっては恐怖でしかないでしょう。
そしてこれも、日本国民がオールドメディアや「韓国という特殊な国」などを相手にプロパガンダと戦ってきたからこその話なのかもしれませんし、逆にいえば、自由・民主主義、法の支配、人権といった基本的価値が日本では完全に根付いている証拠といえるのかもしれない、などと思う次第です。
本文は以上です。
金融評論家。フォロー自由。雑誌等の執筆依頼も受けています。 X(旧ツイッター) にて日々情報を発信中。 Amazon アソシエイトとして適格販売により収入を得ています。 著書①数字でみる「強い」日本経済 著書②韓国がなくても日本経済は問題ない日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
| 自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
![]() | 日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |




>逆に茶化され、徹底的にイジられ、コケにされ、オモチャにされて、最後は大喜利状態になってしまっている
国会議員や新聞社、TV 局が同じ轍を踏んでいる。虚勢欺瞞を明日衝かれ笑われるのは、彼らなのでしょう。「社会の分断」話法「ポピュリズムの台頭」話法は通用しないと分からないのです。
ゴミの捨て方や処理の方法などを見れば、その国の民度が分かります
マウスで掴んでゴミ箱へ入れて、直ちに右クリック、中身は確かめずに、空にする
(くしゃくしゃくしゃ)
韓国の民主主義の状況を見ると、日本が昭和最初期の普通選挙導入後(戦前)の状況は、あんな感じだったのだろうなと感じていました。
その後日本は、多大な犠牲を払って、紆余曲折あって、今の民主主義にたどり着いたのです。
欧米も、それぞれ、現在の民主主義にたどり着くには、南国戦争や世界大戦など多大な犠牲を払っています。
韓国も、民主化後の犠牲の払い方が、まだ民主主義に到達するほどではないのかもしれませんね。
そう観ると、結構、民主主義って血塗られた制度ですね。
敗戦直後の、駐留軍による政経パージが実行されてしまったあたりの、日本の政治・経済風土もそうとうに危なっかしいものでした。
国土復興の名の下で傾斜再生産方式を採用した。それが指針として受け容れられ民心を結集し、戦前とは異なる日本を作り上げた功績は今再び広く認識されてしかるべきでしょう。周囲の国を見てください。少しは日本に似ているのは、中華民国化されたあとの台湾島くらいなものです。あそこの経済発展は大変だったでしょう。日本と日本人という養分を喪失したからです。
認証文字:きつそう
民主、法治、いずれも”主義”の導入と”制度”の導入って、別の要素だと思うんです。
韓国は、制度は(お仕着せで理解せぬまま)導入しましたが、主義は一度も導入したことが無いのではなかろうか。だから軽率に制度に手を加えてしまうし、投げ捨てかけもする。
日本の場合は、むしろ主義が先に広まって、維新によって制度化された。意識が段違いです。それによってもたらされた代償(敗戦)も受け入れ(受け入れすぎ)てもなお手放さなかった。ネットの出現でやっと実を結びつつある。(ついでにネットの活用についても同様の差を感じます。)
今の中国にも鈴置氏のような方が居ればよかったのにね。単なる日中での折衝と捉えず、日韓の違いを判断要素に加えたりできたでしょうに。民主派だの親日派だのと、”敵”をよく知る人を追い出すもんじゃありません。
イタコに頼んで李克強氏を降ろしてもらって、中国の現状と未来についてインタビューできたら、そのジャーナリストは世界一級の賞賛を得るでしょう。
どうせなら鄧小平氏で
知らんけど
鄧小平は改革開放で中国を発展させた人物だけど、天安門事件で民主派を弾圧した人物でもあることをお忘れなく。
鄧小平氏、ねえ。
日本国内では人気ということになっていますが、彼の対日態度は …
若いほうがいいんじゃないですか、20世紀から来た亡霊よりも。
国家構想とか国際関係とか現実が見えていそうな人物のほうが。
だってもう分ったでしょう、中華人民共和国の戦後世界秩序の正体が。
イヤ〜好き嫌いでなくて中華人民共和国の未来構想を鄧小平氏レベルで描いたその後の中共エライさんて寡聞にして知らんなと思てデスね
近隣周辺としてはラッキーなコトに彼の描いたとされる未来構想の軌跡は文字通り画餅に終わりましたが、不肖の子分孫分曾孫分どものテイタラクを氏がどう評すか興味が出まして
毎度、ばかばかしいお話を。
北朝鮮:「我々の方が、韓国より民主主義である。なにしろ、国名が朝鮮民主主義人民共和国だから」
○○(好きな言葉を入れてください):「韓国をみると、民主主義は、そんなによいものだの」
まさか。
本日の朝日新聞は、ベネズエラで民主主義が壊れていく様を書いたものでした。鈴置説の「韓国のベネズエラ化」が正しいとすると、後日、朝日新聞は「韓国での民主主義の崩壊」という記事を書くのでしょうか。
民主、人民、共和国。これらは日本製の言葉なんですが。
現地では日本語発音に似た現地語として移入されている。主義だけは違って聴こえる、なぜだろう。主義に相当する半島語は別に存在しているということです。
日本は言霊の国 言葉に生命が息づいていると国民が無意識に信じている国です
他の国にまでその概念を求めるのは酷というものではあるのですが
仏作って魂入れず いかに裏をかくか 自分だけ得をするかの国民性では到底
真の民主主義は根付きません 全国民が相当痛い目に合わないと改心しないでしょう
他の方の意見通り 真の民主主義とは血塗られた制度だと思います
もともと難しいのだと思います。
共産主義
(コミュニズム)
キリスト教
(クリスチャニズム)
アルコール中毒
(アルコーリズム)
自我をなくしてまで依存するという主旨は共通ですが、なんかそのデリケートな中2領域だから素直にそのまま使うのが嫌だった、とか?
知らんけど。
>民主、人民、共和国。これらは日本製の言葉なんですが。
日本リベラル派は、日本語として理解して騒ぐ、ということでしょうか。
例えば、ハングルでは、「小数」と「素数」が同字異義語です。
同音異義語と違って、幾ら注意深く読んでも、そこだけでは判別不能です。
前後の文脈を読めば、判別できるという意見が散見されますが、それは、既に「小数」や「素数」の概念確立済の人の話で、ハングルだけで、これらの概念を間違いなく修得するのは、ケンチャナヨ精神も加わって、難しいのではないかと思われる。
ハングルには、同字異義語が沢山あるそうなので、多くの分野で、ちゃんと概念が修得できているのか甚だ怪しい。
朴槿恵の書棚は、日本語や中国語や英語の本が多くを占め、ハングルの本は少なかったそうです。
新聞記者にも訳分かってない人が居る様で、韓国紙の日本語版を読むと、単なるミスタイプとは思えない、それ以上のものを感じる事が少なくない。
毎度、ばかばかしいお話を。
韓国:「どうして韓国が民主主義国家でなければ、ならないのか」
ここまで開き直れば。
共産主義は形を変えた貴族制度です。
一部の特権階級が国家に寄生する形態です。
封建主義とは違います。
日本の武士制度は貴族制度と違い国に責任をもち国民の安寧に義務を持ってます。
貴族制度は義務はなく、ただ単に国に寄生するだけで責任はありません。
その様な社会では、身分は固定され社会は発展せずに停滞が続きます。
わかりやすい例では李氏朝鮮の両班がそうです。
おそらく韓国の左派政権は現代の李氏朝鮮を目指してるのです。
外国人がテニスをするのをみて、何故奴隷にやらせないのかというのが彼らの目指す理想の社会体系なのかもしれません。
三星の水原本社敷地には、日本の某電機会社が彼らに供与した電子部品製造プラントが事実上の祖業となったことを記念する碑が建立されていると聞いたことがあります。撮影禁止なので実物がどんなものなのかは分からない。
戦前は朝鮮人に対する扱い方が認知されてたのに、戦後 関わったら負けを理解してなかったのか?
戦後教育のヤミを感じます。
ノブリスオブリージュの概念の元々は貴族だったやうな…
知らんけど
赤い貴族と封建制度の貴族とは種類が違います。
両班にノブレスオブルージュが感じられないのがその証拠。
『赤い貴族』がコミーの一部のアリヨウを揶揄った表現であったやうに、“貴く”無い連中に敢えて使った表現であり、コミーの階層社会は本質的に『貴族社会』ではないといふまあ表現上の引っ掛かりをですな…
トドノツマリ『ノブリスオブリージュがウマレキタラナイ階層社会を貴族社会と呼称スルに異議あり』といふつまらんツマヅキですな
知らんけど
資本主義社会では資本家が労働者を搾取します。
共産主義社会では党官僚が人民を搾取します。
階級対立はいつまでもどこまでも続きます。
共産主義は古代の律令制に似てますね。どちらも「土地は国のもの」で、私有は認めない。中央集権体制で、中央から派遣された役人が各地方を治めるので、地方自治もない。
チャイナやコリアは、王朝が交代しても社会制度はずっと律令制のままだったから、共産主義と親和性が高いのでしょう。そして、近代市民社会になるために必要な封建時代の段階を経験していない。
一周回って李氏朝鮮に戻ります
>「ほとんどの韓国人はちゃんとした法治国家に住んだことがない。すると、法治国家のありようも、ありがたさも知らないのです」。
先日のシンシアリーさんとこの記事を思い出しました。
韓国民が望む「将来の大統領」、強硬な対日スタンスの政治家がワンツーフィニッシュ・・曺国 代表1位、金民錫 国務総理2位
https://sincereleeblog.com/2025/12/05/sousoutaru-member/
韓国国内で法治の崩壊に危機意識を持つのが少数の保守論人だそうですが、国民の多くは破壊の道を選ぶようです。さよなら韓国。
で、法治とかの考え方や道ではなく党派性で闘ってるのが韓国です。スジで闘ってないからそのうち「何言ってるかわからん」になるのだと思います。
日本でも自民党だから批判する、政権だから批判する、保守派だから批判するてな感じで、党派性丸出しでまるで同じ行動様式を持つ人達がいるんですよね。(片仮名の)サヨクとオールドメディア。ダブスタ界隈の人達。
韓国の国際的な影響力や日本経済への影響力などハナクソですから相手にしなければよいだけで、今の日韓関係はそこそこそれが実現できているのでいい小康状態を保てていると思います。
同じように、日本のサヨクもオールドメディアも相手にせず放っておけばよいのだと思います。これは首相次第ではありますが。その面では岸破氏は最低でした。
以上、初老の主張でした。
こりゃ、困った、
色んな事で日本から台湾が民主主義の最前線になってしまいますね。
大朝鮮人民共和国の党治主義と小中華民国の情治主義。
うかつな占いをすると鬼が笑う。ですが、近未来に起きることでこのひとつは間違いない。
パンダの時代は終了した。
> 韓国が日本のネット世論を鍛えた
確かにそうかもしれません。
もしこの前例がなければ、自分は今の中国のやり方に発狂してたかもしれません。
今、冷静でいられるのが韓国のおかげと言うのも複雑ですが。。。
鈴置氏の元記事読みました。
中国には「傾国の美女」と言うのがいて、歴史に名を残してますが、韓国の場合は「傾国の恐妻」って、いかにも韓国らしいなぁ、と思いましたw
韓国で左派は着実に地固めしてますね。いい傾向です。
このまま、自らの信じる道を進んでくれることを願うばかりです。
>挑発された大統領は思わず戒厳令を発動してしまい挫折。さらには弾劾され政権も左派に奪われた
にわかに信じがたい記事ですが、それが韓国というものなのでしょう。
認証文字 うそふき
> にわかに信じがたい記事ですが、それが韓国というものなのでしょう。
ですよね。恐ろしいです。
後世の歴史書に書かれるでしょうか。
「韓国のベネズエラ化の原因が『傾国の恐妻』にあった!」と。
最初はね「本当の目的は「夫人を守る」」ってあったから、『尹錫悦大統領男気あるやん!』って思ったけど、途中から『?』ってなって、最終的に『!?』ってなりました(笑)
ベネズエラは資源的にも地理的にもアメリカにとって重要な場所だが、韓国はせいぜいDRAMくらいしか無いからトランプ氏ならそのまま捨てるかもね。