私が広告収入を目指すわけ
一昔前であれば、「大勢の人に向けて情報を発信すること」ができるのは、新聞・テレビなどのマス・メディアに限られていました。しかし、インターネットの普及により、私のような個人でも少額の負担で「オピニオン・サイト」を持って情報発信できる時代が到来しました。全く、夢のような気持ちです。一方、新聞やテレビなどのマス・メディアにとっては「広告収入」が売上高の大きな割合を占めています。しかし、企業の広告支出については、年々インターネットの比率が上昇する一方で、マス・メディアに対する比率が下がりつつあります。こうした中で、「マス・メディアと対抗する」という私の立場からは、「インターネット広告」を実験的に導入してみようと思います。
遂に「広告挿入」を始めました!
当ウェブサイトは今年7月に、私自身が経営している会社(※会社名はこちらに記載しません)が契約している「レンタルサーバ」に同居する形で開設した、一種のオピニオン・サイトです。私は2010年から約6年間、アメブロや楽天ブログに「新宿会計士のブログ」というものを運営してきました。これらのブログは、「読んでくださった方の知的好奇心を刺激する」ことを目的にしたものですが、「自分が考えている内容を他人様に読んでいただく」ことを大きな喜びとしています。
また、現時点で私は「新宿会計士」というペンネームを用いていますが、これは自分自身の事業との干渉を避けるための措置であり、将来的には自分自身の実名を明らかにすることはやぶさかではありません(ただし、自分の実名を明らかにする可能性は限りなく低いと思いますが…)。
ところで、以前から当ウェブサイトを訪問されている方の中で、気付かれた方がいらっしゃるかもしれませんが、実はこのウェブサイトに、先日より、「広告コード」を挿入しました。今のところ「google adsense」(グーグル・アドセンス)を導入する予定ですが、ビジネスになりそうならば、アマゾンその他のウェブサイトの広告コードを挿入する可能性もあります(なお、当ウェブサイトを訪れた方の「広告配信上の」情報は自動収集されますので、それが困るということであれば、こちらのページを参考に、読者の皆様において設定を変更してください)。
広告の趣旨
私は昨年まで勤務していた一般企業を退職し、現在、自らが企業を経営しています。当然、この会社は私自身が「経営者」という立場であり、「従業員」という立場にはありませんから、「勤務先の会社と無関係に自分の意見を表明する権利」を獲得したわけですし、このオピニオン提供で利益を得ても「アルバイト禁止規定」には抵触しないという事情もあります。そこで、このたび、自らのウェブサイトの「収益化」を目的に、いわば部分的な商業化に踏み切った格好です。
今まで私がアメブロや楽天ブログにブログを執筆していたころは、自分自身のオピニオン提供を、「無料ブログ」という形式で、いわばボランティアで行っていた格好です。しかし、記事によっては数千、数万というPVが得られることもあり(※もちろん滅多にそんな「ヒット記事」はありませんが)、自分の意見が多くの方々に伝わることが嬉しいという気持ちに加えて、広告収入があれば自分自身にとってのインセンティブにもつながる、という、やや邪(よこしま)な目的もあります(笑)。
ただ、私は「広告収入を得るためにウェブサイトを運営する」というつもりはありません。ウェブサイトを運営する目的は、あくまでも「読んでくださる方の知的好奇心を刺激すること」にあり、広告はあくまでも、「読者の方から購読料を徴収しない」という方針を維持しつつ、このオピニオン・サイトの運営費用プラスアルファを捻出する程度の収益があれば良いと考えています。むしろ、収益そのものよりも、「自分のオピニオン・サイトに広告が設置される」ことで、企業が新聞・テレビという媒体に支出する広告費が圧迫されることに寄与する、ということが目的です。よって、「とにかく広告で収益を得る」ということを目的にするつもりは一切ありません。
ちなみにグーグル広告などの貼り方については、同社の定めるガイドラインに順守しつつも、できるだけ読者の方の邪魔にならないように気を付けたいと考えています。そして、別にこのウェブサイトを訪問してくださる方に、グーグル広告をわざわざクリックしていただく必要などありませんし、逆に「広告の内容に興味もないのに、わざわざそれをクリックする」といった行為は絶対にやめてください。あくまでもご自身が「興味深い」と思ったときに、その広告をクリックしていただければ良いだけの話であり、「フェアに運営していきたい」という点については強く申し上げておきたいと思います。
既存メディアへの「挑戦」
自分のウェブサイトに広告を設置するもう一つの趣旨は、「既存メディアへの挑戦」です。
そして、私がこのオピニオン・サイトに広告を設置する理由は簡単です。それは、一社会人が設置したオピニオン・サイトが、新聞やテレビなどのマス・メディアと同じような社会的機能を果たすならば、彼らと同じようなビジネスモデルで収益化ができるかどうか、検証してみたいと考えたからです。そして、そうすることで同時に、既存のマス・メディア(特にテレビ)と社会的な役割を競争する土台に立つことができるのです。
ここに興味深いウェブサイトがあります。「広告図書館」というウェブサイトで、現時点で同ウェブサイトにアクセスすると、2013年(平成25年)時点の「媒体別広告費」を確認することができるからです。残念ながら同ウェブサイトには「掲載内容の無断転載を禁じます」と記載されており、こちらに具体的な数値を引用することはできませんが、「マスコミ四媒体」(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)全体の広告費に占める割合は50%を割り込んでいる一方、「インターネット広告」のシェアが着実に伸びつつあります(それ以外の「広告費」としては「折込」「DM」「屋外」などがあります)。
広告を出稿する立場である企業からすれば、せっかく広告を出すのに、効果がないとすれば意味がありません。今や「日常的にテレビを見る」という知識階層は少数だと思いますが(あくまでも私の主観です)、視聴率などの調査手法がいい加減なテレビ広告よりも、各種分析ツールが充実しているインターネット広告の方が、遥かに使い勝手が良いのは当たり前です。
すでに2013年時点で、インターネット広告の比率は新聞広告の比率の1.5倍程度に達しています。おそらく早ければ数年以内、遅くとも十数年以内に、インターネット広告とテレビ広告の比率は逆転するはずです。
私自身を含め、インターネット広告を張り付けているブログ主やオピニオン・サイト運用者が増えてくれば、インターネット広告がそれだけ多くの人々の目に留まります。いわば、「雪だるま式」にインターネット広告の比重が増えていく可能性がある、ということです。そうなれば、視聴者・読者の求める「正しい情報」を提供して来なかった新聞・テレビの経営が苦境に陥るのは当然のことでしょう。いわば、私のような「オピニオンの発信で収益化する」という個人オピニオン主が増えてくれば、マス・メディアの苦境が加速することになるはずです。
やるからにはきっちりと!
ただ、私がこれをやるからには、「情報発信の素人」が「片手間にやる」などというつもりはありません。「客観的事実と丁寧な分析に基づいてオピニオンを提供する」という意味ではきちんとしたメディアに伍していけるオピニオン・サイトを目指し、一種の「プロフェッショナル」として働いていきたいと考えています。
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