「道徳」が国際法やルールに優先することは許されない
国際社会では国際法が大切であり、私たちもその国際社会のルールを守らなければなりません。ところが、都合が悪くなったときに、あるいは自身の気持ちに合わないときなどに、国際社会のルールを否定するうえで利用される単語があります。「道徳」です。逆に言えば、「道徳」は「法」や「ルール」を上回ることはありませんし、上回ってもならないのです。
国際社会のルールを無視する支離滅裂系のコメント
当ウェブサイトでかなり以前から、「この地球上には国際社会のルールを無視する国もあるが、わが国は国際社会のルールを破るようなことはしないようにしたいものだ」、などと主張してきたつもりです。
そのように主張する理由は、とても簡単です。
国際社会のルールを守っていれば、国際社会が味方に付いてくれる可能性が高まるからです。
このあたり、「国際法や国際社会のルールを守るべき」とする主張に対し、ごく一部ではありますが、こんな具合に批判する人もいます。
「サイト主のように『国際法が~』などとわめくのはバカの極みだ。なぜならロシア、中国、北朝鮮、イランなどは最初から国際法など眼中にないのだから。国際法が守られる世界を前提としているサイト主は社民党と変わらぬお花畑思考でしかない。もう少し現実を見て対応されてはいかがか?」
当ウェブサイトの場合、他のコメント主や(政治家ではない)一般人などに対する罵詈雑言・人格攻撃は禁止項目ですが、これがウェブ主に向けられている場合は、基本的には禁止項目ではありません。したがって、該当するコメントを削除するつもりはありません。
ただ、当ウェブサイトでは、中国、ロシア、北朝鮮など日本の近隣4ヵ国が頻繁に国際法を侵害している事実については指摘してきたつもりですし、これまで「世界では国際法は絶対に守られている」と述べたことはないつもりです。もしかして読解力が決定的に足りないのでしょうか?
「バカの極み」、「もう少し現実を見て対応されてはいかが?」などと自信満々で述べるその発言が、ご自身に強烈に跳ね返っているという可能性については、少しくらいは注意なさった方が身のためかもしれません。
国際法は「利用すべきもの」
もっとも、このコメントに対しては、すでに読者コメント欄の段階で、事実上の決着がついているようです。なかでも「農民」様というコメント主の方が残してくださった、こんな趣旨のコメントが優れています。
「『国際法があるから大丈夫』という発想ではダメだが、ウクライナの場合は国際法や多国間の関係性をうまく利用し、大きな同盟に属していない中堅国であったとしても軍事大国を相手にかなり粘り強く抵抗し得ることを証明したようなものだ」。
このご指摘、かなり正鵠を射ています。
つまり、西側諸国も普段から「国際法」「ルール」という建前を強調している以上、その「ルールに基づく秩序」という建前を守る手前、西側諸国と親和性が高い価値観で運営されている国家に対しては支援せざるを得ないという意味で、逆に西側諸国に対しても一種の制約条件となっている、というのです。
それだけではありません。「農民」様はさらに重要な点を指摘しています。それは、今回のウクライナ事態は「国際法など眼中にない国」を「敵側にまとめる」という効果があった、というのです。そのうえで「農民」様は、次のように述べます。
「法とはこうやって利用しなければなりませんね」。
先ほど紹介した、支離滅裂で人格攻撃を伴ったコメントに含まれていた文言をうまく散りばめながら、完璧に論破するという、見事な技です。
つまり、国際法とは国益を守るうえでの「十分条件」ではなく「必要条件」です。先ほど紹介した支離滅裂系のコメントも、この「必要条件」と「十分条件」を混同したものと考えることもできますが、これに対する「農民」様のコメントは、その勘違いをわかりやすく教え諭してくれているものともいえます。
このあたり、最低限、国際法や国際的ルールを普段からきちんと守っていれば、いざというときに国際社会が味方をしてくれる(かもしれない)、というものであり、なにより重要なことは、普段から国際法を守りながら、相手国が国際法を無視した振る舞いをしてきたときには、国際法をうまく利用することでしょう。
余談ですが、この「国際法をうまく利用する」という発想を、残念ながら日本政府(とくに外務省)が持っていないこともまた事実でしょう。これこそ、国際法を平気で蹂躙する某国に対し、私たち日本国民がもどかしく感じるゆえんでもあるのです。
VARは「道徳的に間違っている」という珍奇な主張
こうしたなかで、もうひとつ、興味深い論点があるとしたら、自分たちが国際法に反した振る舞いをしているときに、「法が間違っている」だのと主張し始める人物がいる、ということです。
あるいは、国際法のルールが自分たちにとって不都合だと感じれば、そのルールを「道徳的に間違っている」、などと言い出すのかもしれません。
そういえば、法で最終的かつ完全に解決した問題を、「道徳的優位性」を持ち出して何度も何度も蒸し返してくる無法国家が日本の近隣に存在するという話も聞くのですが、それだけではありません。
サッカーW杯で日本代表が予選を首位で突破したことに関連し、「スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト」の『THE ANSWER』というサイトが日曜日、こんな記事を配信していました。
騒動続出に“VAR擁護派”元英代表FWが一転、廃止主張 日本戦は「道徳的に間違いだ」
―――2022/12/04 7:13付 Yahoo!ニュースより【THE ANSWER配信】
記事タイトルにある「VAR」とは、「ビデオ・アシスタント・レフリー」の略語で、サッカーの公式ボールに埋め込まれたセンサーチップなどを使い、ボールの位置を正確に測定することができるというシステムのことです。ちなみにセンサーチップ機能を開発したのはドイツ企業とされます。
THE ANSWERの記事によると、このVARを巡って、従来は「VAR擁護派」だったはずの元イングランド代表のスタン・コリモア氏が心変わりし、「道徳的に間違いだ」、「VARは消えてしまうべきだ」、などと主張しているのだそうです。コリモア氏の発言の要旨は、次の通りです。
「1ミリメートル以外は白線を越えているのに、それでも入っているとする状況に陥っているなんて信じられない。イングランド人からすればドイツが敗退したのは素晴らしいことだが、あのボールが入っていたとされたことは道徳的に間違っており、常識に欠けているように思える」――。
「道徳」持ち出せば何にでも屁理屈に!
この報道が事実なら、これもなかなかに呆れる話です。
VARを導入した趣旨のひとつが「目視で判定が割れるから、機械を使って正確に判定しましょう」という点にあるのですから、これだと「厳密で正確なジャッジに不満がある」という言い方にしか見えません。
それに、「ボールがライン上にあったかどうか」という「事実」が問題になっているところに「道徳」を持ち出すのは、どこかの民族の屁理屈とソックリでもあります。あるいは事前に決められたルールが自分の感情に合わないときに「道徳」を持ち出すというのも、おかしな話でしょう。
1ミリでもラインに掛かっていれば「入っている」というのがルールなのですから、そのルールを「道徳的に間違っている」などと言い出せば、何に対しても「道徳的に間違っている」と言い張れるでしょう。極端な話、「イングランドが敗北するのは道徳的に間違っている」、とでもいえるかもしれません。
このあたり、国際社会というものは、国と国との利害がぶつかる場です。そして、国際法や国際常識、ルールは、ときとして利害がぶつかる国家間の争いを仲裁する際の尺度であり、可能な限り争いに発展しないようにするという点においては、まさに人類の知恵でもあります。
「国際法があれば大丈夫というのはバカの極み」というコメント主が決定的に理解していないのは、まさにこの国際法の枠組みそのものです。
そして、わが国が国際法をきちんと守っているのにも関わらず、相手国が「道徳的優位性」などを理由に国際法を否定してきたときには、その相手国自身が「自分たちこそが国際法を蹂躙している側だ」と理解している証拠でもあります。
そのような場合、わが国は相手国に配慮するのではなく、国際社会に対し、その相手国が「国際法を蹂躙している」という点を強調し、その相手国の不当性を強く訴えかけるべきなのです。その際、「道徳」は法やルールの上位規範とはなり得ないことを、あわせて強く主張しなければなりません。
いずれにせよ、「道徳的優位性」を論拠に持ち出すあたり、まともに相手にする必要などありませんが、逆にそれを持ち出している時点で、論拠はその程度しかないのだ、と理解する手がかりくらいにはなるのかもしれませんね。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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はじめまして。
長いことROMに徹していた投稿初心者です。
完全に同意します。
またウクライナはこの戦争を回避できたはずだと、責任をウクライナに転嫁する論調の方も間違っています。
主権国家ウクライナがNATOに加盟するしないとかはウクライナの自由であり、だからといってロシアが侵攻してよい理由には全くなりません。
ロシアが今やっていること全てが国際法違反に該当しており、直ちに兵を引き賠償を行い、侵略前の状態に戻す責任があります。
国際社会は秩序を破っている者を秩序に戻させるのが責務です。
そうですよね。
でも、ロシアは停戦したとしても何もしないでしょうね。
国連は機能しないし、FOIPで結束した諸国がどうするか。いよいよ先の大戦の戦勝国体制の矛盾を解消するときが来るのでしょうか?
ん~、意図的に角度を付けたというのがわかりませんかね?www
>国際社会に対し、その相手国が「国際法を蹂躙している」という点を強調し、その相手国の不当性を強く訴えかけるべきなのです。その際、「道徳」は法やルールの上位規範とはなり得ないことを、あわせて強く主張しなければなりません。
それで日本はどうなったの?
・北朝鮮の拉致問題すら解決できない
・韓国は竹島を不法占拠し徴用工問題も解決できない
・ロシアは北方領土を不法占拠し解決もできない
・中国は日本のEEZを否定し沖縄の帰属も未定とした
こんな状態が数十年も続いてるんでしょ?
「国際法を蹂躙している」と強調して不当性を訴えて解決になるの?
なんも解決にならないでしょ?
むしろますますひどくなるんでない?
断言してもいいが近い将来に中国は尖閣と沖縄を奪いに来る。
また「遺憾ダー」「国際法ガー」とやるの?
中国に「国際法を守れ!」と言うの?
まず日本が核戦力や集団的自衛権を確立する。
そのうえで無法国家に国際法の遵守を求める。
これが現実議論。
ただ国際法を連呼するだけではお花畑でしかないよ?
んー。
どーでもいーけど何で無関係な記事にコメント打ってんの?
https://shinjukuacc.com/20221129-02/comment-page-1/#comment-250767
匿名のコメント主様
ご指摘ありがとうございます。確認しましたが、お示しいただいたリンクは該当する記事とはまったく無関係であるとはいえず、したがって、当ウェブサイトのルールに抵触していません。
ただし、ケースによってはコメントルールに違反するという点もあり得ます。くどいようですが、当ウェブサイトにおいては、レベルの高さ・低さを判断してコメントを削除することはありませんし、ウェブ主に対する罵詈雑言を伴ったコメントは禁止行為ではありませんが、記事の内容とまったく異なるコメントを打ち込むことはスパム行為と見做す可能性がありますのでご注意ください。
引き続き当ウェブサイトのご愛読を何卒よろしくお願い申し上げます。
何度も言いますが、文章が不快ですので書き方はもっと配慮すべきだと思いますよ。
貴方が幾つかは分かりませんが、とても読み手に賛同を得られるとは思えないくらい自分勝手で無責任で稚拙な文章で不快です。
具体的な手法で提案もできないくせに、ただひたすらますば核やら集団自衛権の確立をすると。
じゃあ具体的にどうやって?いつまでに?
現実議論と嘯いていますが、現実議論というくらいなら、より現実化させられる様な事を述べてから仰って頂けませんか?
貴方のコメントは上辺だけで中身の無い立民や共産党と同じレベルにしか見えません。
貴方のされている事は単に現実に不満を抱きサイト主様の考えが自分にそぐわないってだけで、その不満を吐きに来ている、というのが私見です。
その程度のことであれば、その辺の居酒屋でされて頂きたいものです。
記事通りの「道徳的に間違いだ」の実例をすぐ出してくれるとは流石です(褒めてません)
じゃあどうしろと?
まさか中国を先制攻撃しろと言うのですか?
現状中国は日本に攻撃をしていませんが。
日本のEEZに入ったと言っても中国が日本が攻撃されたことにならないですよ。
今我々がすべきことは静かに軍備を増強して対応できるように備えておくことです。
挑発に乗って国際法違反になるような行動は起こすべきではありません。
やったらロシアと同じです。
歴史の間違った側に落ちるような愚はすべきではありません。
今日本側から中国に軍事的に何かすることはありません。それでいいのです。
これは酷い。
ウクライナの実例を示されたのにそれには指一本触れず、
(国際法を守るか否かが原因ではない)日本の現状と問題を掲げて、
挙句の果てには「国際法を守ると唱えるだけではダメ」とは。
まさかここから「国際法を破れなんて言ってない!」と言い張るつもりでしょうか?
これではストローマン論法にすらなっていませんね……
ん~、読解力に致命的な欠陥を抱えているのか、そもそも読んでもいないのか。
国際法に全てを委ねて・・・なんて新宿会計士様も他のコメントの方もおっしゃってないんですけどねぇ。
世の中、相手が何を言っても耳には入らず、自分のアタマの中にあることを壊れたレコードのように繰り返すタイプの人って存在するみたいですね。
往々にして支離滅裂の極みにあることを露呈しちゃうものなんで、あまり手酷く恥をかく前に静かにフェードアウトしたほうが宜しいかと♪
日本の防衛力の薄さに危機感を持ち、増強の進展にイライラしているのは伝わりますが、いくら「角度を付けた」といっても攻撃の相手が違います。
「現実議論」として、「まず日本が核戦力や集団的自衛権を確立する」のが最終的な目的ならば、それを阻止している勢力に矛先を向けるのが普通と思います。
「国際法なんぞ屁の突っ張りにもならない。核戦力を確立すべき」という主張については、軍事強国であるロシアがそれを実践中ですが、西側諸国からサプライチェーンを断たれて孤立してしまいました。「国際法を遵守しつつ、核戦力を確立すべき」なら大いに賛成できるのですが、その前にケンポーキュウジョー教信者の人々や、改憲の話し合いさえ拒否する非民主主義の特定野党の存在があるために、まともに進展していません。攻撃するなら、そちらの方だと思いますが。
まーノッケカラ草生やしたコメントブッ込んで来る時点で…(調整中)…論を交わすツモリや省みる襟ぐりは持ち合わせておられないようですしおすし(…失調!)
久しぶりに香ばしいレスが来ましたね、
あのオールドウヨクさん以来ですね、
大家さん(管理人様)から
間借りして雨宿り
書き込みされていただいてる
私たち、
家賃もろくに払ってないのに
態度だけは気をつけて、
ネットだけではなく
顔付き合わせての付き合いでも
大事なことです。
カニ太郎さんを思い出しました
カニ太郎さんを思い出しました。
ハゲカニ合戦がシンシアリーさんのところで発生してますよ。
大事なことじゃないので2回言うつもりはなかったんですが、行き違いで・・・w
私の角度を付けた書き込みに住人の批判が殺到しているようだ。
逆説的ではあるがそれによりサイト記事が重層化、複眼化しているのではないか?
このサイトにも「玉川」や「シバタ―」の役割をする人物が必要と考える。
サイト主は私をブロックしてさらし上げをして勝利宣言ができたはず。
だがそれをせずに私の投稿を認めているのは尊敬に値するし感謝の念に堪えない。
ここが屈指の優良サイトであるのはもちろんますますの繁栄を望むのである。
(サッカーで興奮してしまい眠りにつけない)
個人的な考えですが、
・法やルールは、最低限守るべき約束事。
・道徳や倫理は、さらに高い見地の不文律。
すなわち、道徳は遵法を前提に成り立つもの。
法さえ守れない者は道徳を語るなど論外。
そうですよね。道徳とは規範の総体です。
道徳は文化によって多少異なるので、どこかの国が自分達だけに通用する道徳を持ち出してきたら全く話ができません。
国際法は異なる道徳観を持つ国であっても、互いに生存権があります。
そこを尊重するものが国際法で、まずそれを守ることが全ての国に求められているものです。
釣りコメントもロジックが雑すぎると反応する気にならないんですよね。
核兵器と集団的自衛権が必要だ、なぜなら国際法を守っても無駄だから。
飛躍しすぎ。
「自らがされたくないことを他人にはしない」のが道徳の黄金律。
彼らがゴリ押しで高めているのは、道徳的優位のオウンゴール率。
・・。
「判定は100%正しいが譲歩してほしい」by スタン・コリモア
https://shinjukuacc.com/20220720-05/comment-page-1/
度々当方のコメントを取り上げて頂き恐縮です。毎度汚い表現の修正、お手数をおかけします……
>「道徳」は法やルールの上位規範とはなり得ない
関係性が不思議で、法やルールは道徳を実現するために作られているとも言えます。憲法よりも根源的で原始的な。上位ではないが下地ではある。
例えば慰安婦だの徴用工だのという問題も、事実であれば道徳的に問題があると多くの人が感じ、救済に向かって多数の同意の基に法が作られたはずです。しかしそれで日本国が実際にやっ(てしまっ)た救済は政治的かつ一方的に破壊された上、おそらく訴えが事実ではないという疑いが濃厚に。これでは道徳的におかしいと多くの日本人が思うようになったのが現状の日韓関係です。
ウクライナの動乱にしても、世界の多くは「ロシアが道徳的におかしい」と感じていると思われます。これは意外と陣営に依らず、米英などはノリノリでロシアを糾弾し、中国などは「正義はロシアにあり」などとは大言できず、裏や抜け穴で支援をする程度に押さえられています。北朝鮮あたりはまぁ……うん。
建前・道徳は大衆を動かす原動力にはなりえます。また道徳に背いたルールというのも反発を招きます。
日本で核議論が前向きになり始めているのも、「核兵器の悲惨さ」「唯一の被爆国」という道徳観が支配していたものが、「相手だけ核を持っていて一方的に脅される」「現実的にお互いに保持している方が使用される悲劇が防げる」というまた別の道徳観が勝ってきているためではないでしょうか。
核保有へ前進(?)するのであれば、「道徳など捨てて保持しよう」ではなく、道徳観を満足させつつ進めなければ、またどこかで足元をすくわれる気がします。同盟国などの同意を取り付けるにも必要ですからね。
「道徳」にとってとんだとばっちりですよね。道徳はなんも悪くない悪いのはこんな身勝手な主張を道徳としてしまった筆者。
1mmを除いてラインの外に出ていてもアウトじゃないというのは単なるサッカーのルールです。気に入らないならルールを変えさせればよい。
道徳とはすばらしいものです。基本守るべきというのも同意です。ただ、関係ない輩が自分の非論理的な言説に対して道徳を詐称して混乱するという弱点はありますよね。
毎度、ばかばかしいお話しを。
朝日新聞:「日本でも法律より道徳が上位にある。そして、その道徳の代表が朝日新聞である。だから,岸田総理は朝日新聞の言い分を尊重すべきだ」
あれ、日本も韓国のことを笑えない。
すみません。笑い話の追加です。
韓国:「道徳は国際法より上にある。その証拠に日本の朝日新聞が「モリカケ問題は、法的には問題ないかもしれないが、道義的に問題である」と言っている」
>1ミリメートル以外は白線を越えているのに、それでも入っているとする状況に陥っているなんて信じられない。
varとかシステムの話じゃなくて、「ボールの中心が白線を越えてなければ入ってることにすべき」みたいなルールの問題なら、わからないでもないのです♪
ただ、そこんとこは今やってる次の大会からの話だと思うのです♪
あと「白線はあくまで目安。主審が入ってるっていえば入ってることになる」みたいなルールもあり得るけど、それだと2002年みたいなことが起きるんだろうと思うのです♪
視点の位置関係でも見え方変わりますもんねえ
マスメディアでよく見かけた三苫選手ボールタッチの映像は左サイドゴールラインの手前側からの撮影でいわば”追いかけ”視点気味のせいかボールはアウトにも見えますが、スポーツ番組でもあまり見かけなかった右サイドゴールラインの後ろ側からの映像だと”迎え”視点のせいかゴールライン上のボールを蹴っているように見えましたし
ラインがボールの接線になっている奇跡的な画像。これが全てでしょう。正確にはボールが1.88mmラインに掛かっていたと分析されています。
https://wcrr2019.org/kaoru-mitoma-var-1mm/
直感的には、ボールの「接地位置」がラインの外ならアウトと思えるのはわからなくもないですが。よくあきらめずにボールを追ったと思いますね。
> 直感的には、ボールの「接地位置」がラインの外ならアウトと思えるのはわからなくもない
私もそう思います。将来のルール改正でそうなっても良い。だが「設地点」は面積を持たない「点」では無くやはり実際には「設地面」でしか無い。とすると「面」の一部(1ミリ)か全部か、或いは中心点かと言う今の問題と同じ議論がまた出るかも知れません。
道徳と法律がどちらが上かというと、道徳というのが私の考えです。しかしこの場合、法律による争いにならないように道徳を守って平和に生きて、それでもダメな場合は法律による判断になる、という意味です。
現実にはその反対の考えをする人や国があるということですね。
ルールや法律と道徳のどちらが上かは人や定義によって違いは有ると思いますが、一つ言える事はバッティングした場合、ルールや法律が道徳より優先と言うことと、ルールや法律、道徳にしても勝手に無理な解釈をしたり、作って持ち出すのはそれこそルール違反だろうと思います。
今回のサッカーではそもそもVARが何故、どのような道徳に合わないのかが不明です。不満があるから勝手に適当に言っているように思います。
その勝手な自分流の道徳を振り回す人が犯罪を犯してしょっちゅう警察に捕まってるのはいくらでも事例があるじゃないですか。
あなたの個人的な道徳じゃなくて法を守りなさいってことです。
そういう国もある、じゃなくてどこもそうです。あなたの道徳はあなたのものであって他の人は知りません。
国際政治以前の問題です。
だから道徳より法律やルールが優先と言ってます。よく読めば良いのでは。
> あなたの道徳はあなたのものであって他の人は知りません。
究極的にはそうでしょうが、国や民族、グループによってある程度共通するものでしょう。そうでなければ誰も始めから道徳など持ち出さないでしょう。
半世紀余昔、安西勝太郎氏か誰かが、オーディオアンプの電源部に関し、「整流管の代わりに、シリコンダイオードを使うと、音に丸みが無くなる。」とか言ったのを、思い起こさせる話ですな。
本件はいろいろ論点があるように思います。
まず、道徳と国際法の優劣ですが、道徳というと判りにくいのでしょうが、国民の常識感と法律の優劣は、一般論としてはなかなか難しい判断です。例えば、今話題の旧統一教会が、宗教法人法の解散事由に該当するかということであれば、法律論としては”該当しない”という判断もありうるとは思いますが、国民の常識感からすれば”それはおかしい”ということになるでしょう(異論のある人は少数だと思います)。従って、許されるギリギリの限度まで解釈の余地を拡げて、国民の常識感に寄り添うのが、司法に携わる方々の”正しい”判断だと思います(そうでないと国民が司法に不信感を抱いてしまう)。
次に何かあると”道徳的優位”だの、法律上は解決されても恨は消えないなど、独りよがりの主張をしたがる韓国をどう見るか、です。慰安婦以外の問題は、中国を除いて他国の賛同者はほぼいませんので、ひたすら無視で良いと考えます。
それから、国際法や国連の有効性です。皆様ご指摘の通り、ウクライナは何も悪いことはしていないのに、ロシアに一方的に侵略されました。世界は、欧米日は支援を行っていますが、その他の国は傍観です。また欧米日の支援も、プーチンが核戦争に踏み切らないようにが最優先で、ウクライナの人的損害は二の次です。国際法や国連には限界があることを理解した上で、活用を図るべきと考えます。
最後に、サッカーです。日本の勝利は嬉しいし、ここはルール優先で、とやかく言われる筋合いはありません。ただ今後についていえば、技術的に難しくないのであれば、”ボールの中心がラインの中心を越えたか”の方が、見ている人の”常識感”に寄り添うような気がするな。あれは折り返しでしたが、シュートも同様で、ボールが1mmでも線にかかっていれば、ゴールではないそうです。そんな幻のゴールがワールドカップで日本代表に起これば、ルールと言われても釈然としない気がする。FIFAは次回からの変更をぜひ検討してください。
「道徳」が「法」や「ルール」より上か下かという比較は、そもそも成り立つのかな、という気がしています。
自分なんかは単純に、「国際法や国際的なルール、国と国との合意事項や外交上のプロトコルなどをきちんと守ることが、国際社会における最大級の道徳的行為」だと思っているので、国際法や国際的なルールに従わない理由として「道徳」を持ち出す時点で、こいつらの言い分は問答無用で全却下でいいと思ってます。こういうふざけた輩には、「お前が一番道徳的になっとらんやんか」とスリッパで後頭部をパッカーンとやってやりたい衝動に駆られます。
日本に対して「道徳的優位性」を言い募る国がたまに目につきますが、こういう国の、国としての振る舞いに、全く「道徳性」が感じられないのは、自分の気のせいなんでしょうか。
道徳も人間社会が作り出したルール・規則の一種です。ただ道徳は、人間が多数の部族・グループに分かれて社会生活を営んでいた頃から長い時間をかけて築き上げてきたものです。そのため、現代でも、国や地域、民族・宗教などを異にすれば違いも生じます(その好例が日韓の「約束」に対する道徳上の違い)。また道徳は、家族制度や民族主義に根差すものなど、感情的な要素をも多分に含んでもいます。さらには、今回のサッカーの判定の事例のように、科学技術を基盤とする近代的ルールと衝突する場合があることも否定できません。
その場合、何を優先させるべきかですが、国や地域、民族・宗教などの間での差異については国際法優先が当然です。これを無視し一国、一民族の道徳を優先させれば、世界は現在のウクライナとロシアのようになってしまいます。ただ、「道徳の感情」と「科学技術を基盤とする近代的ルール」に関してはケースバイケースが良いかも知れません。ですから、今回のサッカーの判定の事例でも、必要であれば、判定ルールを見直せば良いと思います。ですが、あくまでも、それを遡及適用して「日本チームのあのゴールは無効!」などとしてはなりません。それでは、上の国際法の理念に反しますから。
ということで、今後の国際社会では、国際法順守を「国際的道徳」の第一とすべきだと思います。反対する国・民族も多いでしょうけどね。
日本人ないし日本に長く住んでいる人の間でまあまあ共通認識になっている”道徳”と、新宿会計士様が標題および本文中にカギカッコ付きで表記している「道徳」は、いちおう区別して読むのがよろしいと思いました。後者は、道徳を僭称するナニモノかです。
だいたい道徳や誠意を持ち出す奴に限って、ルールや法を破る言い訳に使ってます。
道徳などは黙って実践するもので押し付けるものではありません。
特定のハンドル名を本文に書くと拒否られるのかな?
つまんないコメなので承認しないで結構ですけど。
・・・・
あれがゴール枠内であれば1ミリ掛っているから皆んなノーゴールと言うだろうね。
中国人の方から「中国には道徳は無い」 とキッパリ言われたことがあります。
さあ仕事をどうしようか? 悩みましたよ。
で、対策は法律(規律)を守る。
彼等は生まれながらにして道徳の無い世界に住んでいるのですから日本人が敵うはずも無い。
同じ土俵では勝てないので此方の土俵に持ち込みました。
でも欺され続けたんだろうなあ。(気づくことも出来ませんでした)