宮沢洋一税調会長がネット番組に出演して有権者を挑発

自民党の税調インナーのトップ・宮沢洋一税調会長の認識の愚かさがわかる発言が、もうひとつ出てきました。宮沢氏は6日公開のネット番組で「財政が悪化することで円安が進み、輸入物価が上がることになる」などと発言しました。円高、円安のメリットやデメリットのごく一部を切り取った悪質な発言ですが、いずれにせよ、なかなかに有権者を舐めている人物です。

2025/04/07 21:55追記

記事のリンク(URL)が誤っていましたので修正しています(※本文については修正していません)。

円安と円高のメリット、デメリット

先週の『トランプ関税であらわになる「国が作り出した諸問題」』でも取り上げたとおり、いわゆる「トランプ関税」の影響を受け、外為市場では主要国通貨が米ドルに対し一斉に上昇するという「ドル安」が生じました。

当然のことながら日本円も例外ではなく、円は米ドルに対し下落し、米国時間では先週金曜日に1ドル=144.59円を記録。一時、昨年は1ドル162円水準にまで円安が進んだことを思い出しておくと、ずいぶんと円高になったという印象があります。

これについては本日からちょうど1年前の『【総論】円安が「現在の日本にとっては」望ましい理由』で説明しましたが、「現在の日本経済の状況に照らして」、かつ、「総合的にみて」、円安は良い影響、円高は悪い影響を与えます。

その趣旨は、為替変動がもたらす大きく5つの効果がかかわっています。

1、輸出効果。

円高になれば輸出競争力は低下し、円安になれば輸出競争力は上昇します。たとえば自動車などの日本製品だけでなく、日本の観光業(たとえば、インバウンド観光)が潤うのも、円安の分かりやすい効果のひとつでしょう。

2、輸入効果。

上記1と真逆に、円高になれば輸入競争力は上昇し(つまり国内で作るより外国から買ってきた方が安くなり)、円安になれば輸入競争力が低下します(つまり輸入品物価が上昇しますので、とくにエネルギーなど輸入に依存している品目の価格上昇は人々の生活を苦しめます)。

3、代替効果。

ただ、為替変動で輸出入の交易条件が変わると、その分、国内産業にも影響が生じます。たとえば円安になれば輸入品物価が上がるため、品目によっては中国などで作らせるよりも国内で作った方が安上がりになるケースも生じ、国内産業が潤うのです(円高はその逆)。

4、資産効果。

上記1~3は輸出入などフローの話ですが、もうひとつ重要なのは、ストック面です。

資産効果とは、たとえば外貨建てで投資している対外投資などについて、円安になることで円換算した価値が上昇するという効果です。1ドル=100円のときに100万円をドル転して1万ドルの資産を購入すると、1ドル=200円になればその1万ドルを円転すれば200万円に増えます。

5、負債効果

これに対し、外貨建てでおカネを借りている人には、円安になると損害が生じます。たとえば外貨建てで1万ドルを借りている人からすれば、1ドル=100円のときの要返済額は100万円ですが、1ドル=200円へと円安状況になると返済義務は200万円に倍増します。

悪い円安論者が無視する資産効果と輸出効果と代替効果

これらをまとめたものが、次の図表です。

図表 円高・円安のメリット・デメリット

©新宿会計士の政治経済評論/出所を示したうえでの引用・転載自由

円高、円安のメリットやデメリットを論じるならば、この1~5のすべてをきちんと網羅的・総合的に評価しなければなりません。

そして、結論からいえば、円安は日本経済に対し、とても大きなメリットをもたらします。

1の輸出効果については、トヨタ自動車などを含めた輸出企業が潤う効果に加えて、最近だとインバウンド、つまり訪日外国人がうなぎのぼりで増えていることからも明らかでしょう。

また、「悪い円安」論者が無視する3の代替効果、4の資産効果についても、じつは日本経済に多大なる恩恵をもたらしているのです。

たとえば最近、グローバル企業による「日本国内にデータセンターを置く」、「半導体製造拠点を日本に設ける」、といった動きが相次いでいますが、これらは基本的に3の代替効果で説明が付きます(もちろん、それだけではありませんが、それでも代替効果は日本に拠点を開設させる動きを強力に後押ししています)。

これに加えてわが国は経常収支が過去最大を記録していますが(『所得収支の「巨額黒字」で日本の経常収支は過去最大に』等参照)、これも日本政府や日本企業の巨額の対外純投資が日本に莫大な富をもたらしているという証拠だといえるでしょう。

円安メリットを生かすのを阻む要因

ただし、現在の日本ではせっかくの円安メリットを享受するうえでの重大な制約が2つあることも事実です。

ひとつは労働力不足、もうひとつはエネルギー・電力不足です。とりわけ前者に関しては「年収の壁」の影響で働き控えが生じており、後者に関しては民主党政権時代に原発を超法規的に止めた影響もあり、電力供給が不安定化してしまっています。

これに加え、円安は日本経済にいくつかの悪影響をもたらしますが、その筆頭が2の輸入効果です。

とりわけ現在の日本ではわりと巨額の貿易赤字を計上しているわけですが、その大きな要因が高騰するエネルギー価格です。ウクライナ戦争などの影響により鉱物性燃料(石油、石炭、天然ガスなど)の価格が上昇し、これに円安が拍車をかける格好で、人々の暮らしは苦しくなっています。

また、現在の日本では食品、雑貨、白物家電などの耐久消費財の輸入も非常に多いため、さまざまな生活物資が値上がりしていることは、当ウェブサイトで指摘するまでもなく、多くの読者の皆様も実感されているに違いありません。

問題は、円安デメリットと円安メリットがどう均衡するか、といった点です。

このうち、じつは円安デメリットについては国内の政策である程度、影響を緩和することが可能です。

物価高に対しては消費税の減税とガソリン暫定税率の廃止がダイレクトに効果を発揮しますし、また、所得税や社会保険料などの減税により人々の可処分所得を増やすとともに、働き控えを減らすことで労働力を増やすことができます。

また、エネルギーの輸入価格の高止まりに対しては、再稼働可能な原発の再稼働を政治決断する、再エネ賦課金の徴収を停止するなどの政策が考えられます。

最適政策ミックスを発動してこなかった岸田、石破両政権

もしこれらの政策を適時に打つことができていたならば、円安がもたらすデメリットを最小化しつつ、メリットを最大化することができていたはずです。

円安デメリットと対策の例
  • 輸入品物価上昇→消費税引き下げ、ガソリン暫定税率廃止
  • 労働力不足対策→「年収の壁」引き上げ
  • 購買力不足対策→所得税減税、社会保険料減免

これらはすべて政治決断の世界であり、この観点から、岸田文雄・前首相、石破茂・現首相の政治的成果は残念ながら落第点です。

岸田減税は恒久措置ではなく、また、石破政権下で「年収の壁」を103万円から123万円に引き上げたことについては、肝心の「社保の壁」が放置されている状況にあるため、働き控えの解消にはほとんど何の役にも立ちません(し減税効果もほとんどありません)。

結局のところ、減税政策など、日本経済にとって最適な政策ミックスの発動を妨げたという意味では、少なくとも現在の自民党、とりわけ税調に大きな責任があります。その筆頭格が、宮沢洋一税調会長でしょう。

この宮沢氏という人物は、(伝えられるところによると)「税は理屈だ」などと抜かしたこともあるそうですが、残念ながらその理論性は皆無です。

国民民主が年収の壁引き上げを改めて経済政策に反映へ』でも取り上げたとおり、いわゆる「年収の壁」についてもデタラメで、ミドルインカム・ハイインカム層に対する減税効果は極めて少ないうえに、ローインカム層に対する減税効果も限定的です。

結局のところ、財務官僚や税調インナーの「優秀さ」というのは、「政治的な困難を乗り越えて増税を押し通す能力」に優れているというだけの話であって、その増税を実現したら(あるいは減税を最小化したら)トータルで見て日本経済にいかなる影響があるかという視点が完全に欠落しているのです。

宮沢洋一氏がYouTube番組に出演!

こうしたなかで、宮沢洋一氏という人物の強烈さがわかる話題がもうひとつ出てきたようです。

6日に公開されたネット番組『ReHacQ』でこう述べたのです。

財政が悪化することで円安が進み、輸入物価が上がることになる」。

この発言だけでも宮沢氏が象徴する自民党税調や財務省あたりの「頭の悪さ」がよくわかります。本稿を含め、当ウェブサイトでこれまで滔々(とうとう)と説明してきた通り、円安によるデメリットは為替変動のごく一部しか説明していないからです。

また、このReHacQの動画自体は1時間弱と長いものですが、宮沢氏の発言をそのまま読んでいくと、たとえば税制は「基本的に(財務大臣ではなく)こちら(=税調)で決めていく」、といった具合に、なかなかに国民を愚弄するものがちりばめられています。

これをそのままインターネットで国民に向けて話してしまう宮沢氏、頭が悪すぎますが、それと同時にこれを視聴した有権者が次の選挙でいかなる判断を下すのかは注目されるところです。

いずれにせよ、宮沢氏に代表される税調インナーや財務官僚が「税収」という経済のほんの一部を切り取って物事を判断していて、そのような者たちが実質的権力を握ってしまっているというのは、非常に脅威的な話であり、このことについてはひとりでも多くの有権者が正確に認識すべきでしょう。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. はにわファクトリー より:

    餌付けされたポチ、紙喰いヤギとまで呼ばれた新聞各社が政調会長発言をこの際どうフォローするのか興味津々です。早々馬脚を現して読者が白けるという未来が透けて見えます。

    1. 匿名 より:

      宮澤は「税は理屈だ!」・・・「財務省の理屈に従え!財務省が政治、経済の全てを牛耳っているからだ」が本音でしょう。だから理論や事実には目を向けないのですね。

      次回の選挙が楽しみです。

      1. 匿名 より:

        税は俺の物だという感じを受けましたね。理論は俺が作るくらいの感覚でしょうね。

  2. DEEPBLUE より:

    報道せず存在しない事として振る舞うかと。

    1. はにわファクトリー より:

      調べ方が不十分なのか、NHK・朝日・読売の各サイトでは言及記事を見つけることはできませんでした。日経は昨夜のうちに報じています。中立を装う?淡々とした事実列挙文に読めます。

  3. 引きこもり中年 より:

    毎度、ばかばかしいお話を。
    自民党税調会長:「ネット番組の一般視聴者は、テレビ番組の一般視聴者と同じで、難しいことは分からないに違いない」
    まさか。

    1. はにわファクトリー より:

      邪悪な暗黒世界の蒙昧を、啓蒙の光で照らしめる … という自負がある、のでわ

  4. 農民 より:

     冒頭から「財務大臣より偉い?」という質問、否定はしませんでしたねぇ……解説としても「そこに直接上下関係が存在する建付ではない」という趣旨のつもりではあるのでしょうが、社交辞令程度にも自身らが上位であることを否定をしてみせなかった。
     またすぐに「麻生大臣くらいの大物なら時々お伺いを立てる」とも(余計な事を)言ってしまっています。「そんなでもない相手ならば無視している」という意味でもあります。同様に、「消費税などは話が大きいので総理の方向性によるが、103万円の壁の金額についてなんかはこちらで決めた」と。彼らにとってはそれほどまでに本件の扱いが小さいという意味になります。「178万そのまま実行すると税収減で破滅だ!」と言わんばかりの”ご説明”と、随分熱量が違って感じますがねぇ。

     財務省……氏は大蔵省か。官僚仕草というか、彼らは”嘘にはさせずに痛いところは巧妙に煙に巻く”のがお得意という印象ですが。こんなにすぐに視聴者に邪推を産ませる方というのは、果たして専門家といえるのですかね。

  5. sqsq より:

    今は株の世界では円安=株高、円高=株安だね。
    円安の方が日本経済にはいいというコンセンサスなんだろうね。

    受け取る輸出代金の円価が増えるというより海外子会社の業績が円安で膨れ上がるということではないか? 
    貿易よりも海外投資で稼ぐようになっている。過去最高の経常収支黒字だが貿易収支は赤字。海外子会社からの配当収入が大きい。そんな国になってきているのではないか。(成熟した債権国)
    小学校の時「日本は加工貿易」と習ったが、もしかして財務省の役人の頭の中はそのままなのかもしれない。

  6. 引っ掛かったオタク より:

    当該選挙区の有権者の皆様におかれましてはその選良に対し失礼な物言いかと存じまするが「老害が老害たるトコロを忌憚無く自己宣伝せしめた動画出演」であったのではないかと愚察いたしております…

  7. seyg より:

    宮沢さんは、真面目にこれが正しいと思って発言してるのかも。
    マクロ経済のなんたるかを全く理解出来ず、国の財政をお小遣い帳や大福帳ぐらいの感覚でしか見てないと出来ない発言ですね。
    不幸なんは、こんなのが財政のプロだとか言って権力を行使してる事です。

  8. んん より:

    円安はいかんとトラちゃんが言ったからかい?
    タイミングがアホすぎる
    国民の怒りのマグマが一層蓄積したね

  9. Masuo より:

    私は動画を観てないですが、よく出演したな、と思います。
    余程持論に自信があるのか、ネットの層を洗脳しようとした確信犯なのか。

    彼はの中では、財務省の「省益」というものが中心にあって、それを軸に議論を組み立てていった結果、最初は小さなごまかしから始まった嘘が、ちょっとずつ大きな嘘を呼んで、その嘘をごまかすためにまた嘘をつく、負のスパイラルに陥っているように思います。

    そして、彼の嘘を1つ1つ丁寧に暴いて「お前の言っていることは嘘だ!」と言っても、彼は決して認めないように思います。彼の中で認めなければ、彼は嘘を付いたことにならず、相手の主張を受け入れることもないです。

    全部妄想ですけどねw
    それでも、言ってもわからない、会話も成立しない輩は、選挙でわからせるしかないですね。

  10. 元雑用係 より:

    さすが宮沢御大。
    配る金が欲しくてしょうがない議員連の中で、簡単には通さない閻魔様の役割が税調や税調会長との説明に、まあそういう機能の必要性はあったんだろうと思うのですが、それって、「税は理屈」の否定なんですよね。せいぜい要求元に渋い回答をするための「屁理屈」ということになる。
    そして、議論によって政策を決める考え方からも遠いやり方です。税調の中は議論してるらしいけども、密室でプロセスが見えないし、税調の外とはろくに議論しなくても通ってしまう。恣意的な政策決定もできてしまう。
    所得税なんかは要求元がいないから議論してねーとまで言ってしまってるし。
    自民党が戦後の現実の必要性から作り上げたシステムなのでしょうが、そのシステムそのものを見直さなければ、弊害が目立つようになってしまったということなんでしょう。

    宮沢氏の立場はわかるとして、「密室で俺らが決めてるんだ」なんてことを、わざわざネット上の公開議論の場で語るメリットが全く分かりません。
    なんで出演したんだろう。
    ネットの動画の意味とか、全然わかんないんだろうなー。マスコミみたいに好意的じゃないし。んで、「ネット?そんな有象無象の反応なんかどうでもいい」という自信もあるのでしょうかね。

    御年74歳の宮沢御大、金融機関にお勤め(!)のご子息は、先日の自民広島5区支部長選挙で落ちたそうですね。いままでは注目されず失点もなく、隠然たる力を蓄え過ごされたのでしょうが、最近珍しく税調にスポットがあたり初の「悪目立ち」の試練に当たっているのかも知れませんね。支持基盤の力を上回る批判票が生まれるのかどうか。

    自民、衆院広島5区候補で宮沢税調会長の次男落選 地元冷ややか「ラスボス支持できない」
    https://www.sankei.com/article/20250319-3ZT27EK5XBHSJJVSRD3NASRGVY/

  11. CRUSH より:

    宮沢氏の動画は、生理的に気持ち悪かったです。
    猫なで声とはこのことか?!
    (ぞわぞわぞわ)

    ヒロユキ氏のことをナンにも知らずに、AKBの女の子くらいの知識経験力量の相手だとみなして話してましたね。
    (話を反らして煙に巻くレベルも含めて)

    石破氏が立花孝志襲撃事件のことを何にも知らなかったように、宮沢氏も相手のことを何にも知らないんでしょうね。

    末代までの~とは言いませんが、放言失言の食べ放題でした。
    まあ対談に引っ張ってきたPDがエライ!ですね。

    ボトムアップには小馬鹿にした対応ですが、トランプから
    「消費税こそ非関税障壁だ。撤廃しろ!」
    とか言われてどのように対応するのか、要注目です。

    要するに国民向けの説明とトランプ向けの説明と、同じかどうか。

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