現職大統領逮捕を韓国の左右対決から読み解く鈴置論考
韓国の民主主義政治史上、現職大統領が逮捕されてしまうのは初めての事例だそうです。尹錫悦(いん・しゃくえつ)韓国大統領が15日に逮捕されたことについて、韓国観察者の鈴置高史氏が16日、韓国社会の在り方を絡めたうえで解説してくれました。鈴置氏はそのわずか2日前にも、「アジアのベネズエラ」というわかりやすいパワーワードで韓国の状況を説明したばかりです。そして、鈴置氏が2018年頃からの一連の著書で、現在の韓国の姿を予言していたという事実にも驚きます。
目次
現職大統領逮捕の韓国、歴代大統領も悲惨な末路
韓国の民主主義が「ぶっ壊れた」。
まさにそういう表現が適切ではないかと思います。
国際的な主要メディアを含め、すでに多くのメディアが報じている通り、韓国の尹錫悦(いん・しゃくえつ)大統領が15日、「内乱首謀」の容疑で逮捕されました。現職大統領の逮捕は韓国の憲政史上初のことだそうです。
そういえば、韓国といえば、歴代大統領が悲惨な末路を辿っていることでも知られます。
初代大統領の李承晩(りしょうばん)は不正選挙を批判され、デモに追われるような格好でハワイに亡命し、3代目の朴正煕(ぼく・せいき)は暗殺され、5代目の全斗煥(ぜん・とかん)はいわゆる「光州事件」の責任を問われ、のちに有罪判決を受けています。
さらに、韓国が民主化されて以降も、退任後の遡及立法で光州事件の責任を問われた6代目の盧泰愚(ろ・たいぐ)、不正融資事件で次男が逮捕された7代目の金泳三(きん・えいさん)など、本人か親族(あるいはその双方)が逮捕、投獄されるなどしているケースが多いです。
また、21世紀以降も退任後に自殺とみられる死を遂げた盧武鉉(ろ・ぶげん)、収賄などで刑が確定した李明博(り・めいはく)、職権乱用などで大統領を罷免され収監された朴槿恵(ぼく・きんけい)の各元大統領のように、いずれも退任後は悲惨な末路を辿っています。
現在のところ本人が逮捕されていない、あるいは命を落としたりしていないなどの数少ない例外としては、たとえば前任の文在寅(ぶん・ざいいん)前大統領や(ノーベル平和賞を受賞した)金大中(きん・だいちゅう)元大統領などがありますが、少数派でしょう。
これに、「大統領在職中に職権停止され逮捕された」という意味で、尹錫悦氏がまたひとつのレガシー(?)を作った格好です。
鈴置論考で見る韓国
韓国を「アジアのベネズエラ」に例える鈴置氏
こうしたなか、韓国に関しては2日前の『末路はアジアのベネズエラ?鈴置氏が予言の韓国の未来』で、韓国観察者である鈴置高史氏がウェブ評論サイト『デイリー新潮』に寄稿した『ベネズエラ化する韓国 3年前に鈴置高史氏が「民主主義の崩壊」を予言できたワケ』という記事を紹介しました。
具体的な鈴置氏の主張はデイリー新潮の記事を直接読んでいただきたいのですが、表題にある「ベネズエラ」とは、南米のベネズエラが産油国でありながら、また、戦争を経験したわけではない国でありながら、米国との関係を損ねるなどしたことで最貧国レベルに経済が崩壊したことをさしています。
なるほど、うまい言い方を編み出すものです。
ベネズエラは石油という事実上の「モノカルチャー」で経済が成り立つ国だったのですが、現代の韓国経済も同様に、事実上、半導体という一種の「モノカルチャー」です。
そして、おもに低所得層の支持を受けてウゴ・チャベスが1999年に大統領に就任すると、外資系石油会社の国有化などの強引な政策により石油生産が停滞し、石油収入が激減したことなどで国家が最貧国水準となったわけです(一説によると国民の4分の1が難民として国を去ったとのデータもあるようです)。
ちなみに歴史を紐解いていけば、経済がうまく廻っていたのに、純粋な政策の失敗によりその「金の卵を産む鶏」を潰してしまったような国は、過去にいくらでもあります。
韓国だって、いつまでも半導体大国であり続けるという保証などありませんし(※おりしも台湾のTSMCが日本の熊本県で工場を稼働させたとの話題もあります)、ましてや米国との関係を損ね、在韓米軍の体制が変わるなどし、米韓同盟が消滅するような事態ともなれば、それは韓国消滅の危機にも直結します。
早すぎた?鈴置氏の3部作が韓国の現状を予言
なお、ついでに指摘しておくと、その鈴置氏は2018年ごろから、『米韓同盟消滅』、『韓国民主政治の自壊』、『韓国消滅』と、極めて重要な書籍を3冊相次いで刊行しています(これを当ウェブサイトでは「日本人必読の鈴置3部作」と勝手に呼称しています)。
『米韓同盟消滅』(2018年10月刊行)
現代日本人が必ず読むべき韓国観察者・鈴置高史氏の3部作その①『米韓同盟消滅』https://t.co/c6lyFLiH3E
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) January 15, 2025
『韓国民主政治の自壊』(2022年6月刊行)
現代日本人が必ず読むべき韓国観察者・鈴置高史氏の3部作その②『韓国民主政治の自壊』https://t.co/9WZ3vNRMlU
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) January 15, 2025
『韓国消滅』(2024年9月刊行)
韓国観察者・鈴置高史氏の『韓国民主政治の自壊』。
出版は2022年6月。今になって思えば少し早すぎたのかもしれない。https://t.co/tsvMvgQTry— 新宿会計士 (@shinjukuacc) January 15, 2025
これらの刊行が「少し早すぎた」、などといえる理由は、現実がここに来て追い付き始めたからでもあります。
「米韓同盟消滅」と「韓国消滅」はもちろんのこととして、正直、「韓国民主政治の自壊」も刊行が2~3年ほど早すぎたのかもしれません。ここに来てようやく、現実が鈴置3部作のうちの1部に追い付いてきたのだといえるでしょう。
韓国の左右対決と今回の逮捕劇
こうしたなかで、15日の尹錫悦氏の逮捕を受け、鈴置氏はまたもや最新論考を『デイリー新潮』に寄稿しています。
“見栄”の民主主義はもろかった… 現職大統領の逮捕が招く「韓国」左右対立の激化
―――2025年01月16日付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
正直、全文を丸ごと転載したいほどですが、これについてはとりあえずグッとこらえて、本稿ではいくつかのポイントのみの紹介に留めたいと思います。
鈴置氏は尹錫悦氏が現職大統領として韓国史上初めて逮捕された点を巡って、パフォーマンス的な逮捕劇の狙いとともに、左派メディアなどの反応をわかりやすく列挙したうえで、今回の逮捕劇が尹錫悦氏に対する弾劾を確実なものとするためだと指摘。
そのうえで、こんな「嫌な予言」を加えます。
「貶められた大統領側――保守は左派と徹底的に戦うでしょう。保守の中にも戒厳令は間違いと考える人はかなりいた。でも、彼らの多くは今後、左派との戦いに参じるはずです」。
「戒厳令と、それに続いた左右対立の激化により韓国の民主主義はボロボロです。対立が民主主義を安定させるクッションを壊し、それがまた、対立の激化を招く――という悪循環です」。
その行きつく先が、まさに「アジアのベネズエラ化」、というわけです。
安保タダ乗りの韓国
ただ、それ以上に今回の鈴置論考で興味深い指摘があるとしたら、これかもしれません。
「韓国は北朝鮮から侵略された時、多くの西側の国に助けられたから国を守れたのです。米国をはじめとする西側の国は韓国の自由と民主主義を守るために朝鮮戦争に参戦し、自国民の命を犠牲にしました。対ロ制裁に加わらない韓国に対し、米国が烈火のごとく怒ったのは当然でした」。
改めて読むと、目からウロコが落ちるのではないでしょうか。
この記述は、ウクライナがロシアから侵略された際、当然のように対ロシア制裁に動いた日米欧など西側先進国、当初はロシア制裁への参加を渋っていた韓国を対比させた箇所で出てくる記述です。
鈴置氏は「自由と民主主義を大事にする人なら、権威主義国家に侵略された民主主義国家の側に立つのは自然な動き」だと指摘するのですが、それが「韓国メディアの東京特派員」には理解できないのだといいます。
というのも、日本がウクライナ支援に動いた際、韓国メディアは一斉に、「日本には下心がある」だの、「国連安全保障理事会の常任理事国の座を狙っている」だのと書いたからです。
このあたりは、形だけ民主主義でありながらも、冒頭で指摘したような「歴代大統領の末路」(※この論点は今回の鈴置論考にも出ています)にみられるような未成熟さに表れてくるのかもしれません。
いずれにせよ、韓国はこれまで自由・民主主義陣営に属していながら、そしてその恩恵を最大限受けてきた国でありながら、自由・民主主義陣営の最低限のルール―――国際法を守る、国際的な約束を守る、など―――ですらもろくに果たしていないことは驚きでもあります。
日韓関係の現状
日本にとって、韓国との経済関係は一見すると重要
なお、ここから先は当ウェブサイトとしての勝手な感想です。
よく日本国内で、「尹錫悦氏をしっかり支え、韓国で保守政権が続くよう、日本からも応援すべきだ」、「韓国で(左派として知られる)李在明(り・ざいめい)氏が大統領にならないよう、韓国に働きかけよう」、などと言い出す人がいるようですが、これはちょっと筋が違います。
いくら未成熟であろうが、韓国は民主主義国であり、韓国国民、あるいは韓国国民自身が選んだ韓国第朗⇔韓国の国会議員らが作り上げた仕組みに従い、大統領が弾劾されたり逮捕されたり極左候補者が次期大統領に選ばれたりしたとしても、あくまでもそれは韓国国民の選択です。
私たち日本人にできることといえば、韓国を含めた諸外国でどのような政権が成立するかについては「所与のもの」としたうえで、どんな状態になっても日本という国を平和で豊かで安全な状態に維持することにあります。
あるいは昨年の『数字で見て日本にとり韓国との関係は本当に大切なのか』などでも指摘したとおり、日本の経済界、日本の民間人などは、(あくまでも著者自身が見る限りにおいては)韓国との関係をある程度ドライに捉えているフシがあります。
たとえば図表1に示した通り、日韓貿易高自体に関しては、たしかにそこそこ巨額であり、万が一にも日韓間の貿易がストップすれば、それは韓国経済のみならず、日本経済に対しても大きな打撃がもたらされることを意味しています(衝撃度では韓国の方が大きいのですが…)。
図表1 日韓貿易(2024年1月~10月)
比較項目 | 金額 | 全体の割合 |
対韓輸出額 | 5兆7817億円 | 日本の輸出額全体(88兆0284億円)の6.57% |
対韓輸入額 | 3兆9209億円 | 日本の輸入額全体(93兆3755億円)の4.20% |
対韓貿易額 | 9兆7026億円 | 日本の貿易額全体(181兆4039億円)の5.35% |
対韓貿易収支 | 1兆8608億円の黒字 | 日本の貿易収支全体は5兆3471億円の赤字 |
(【出所】財務省税関)
冷静に構造を見ていくと…代替が効く相手でもある韓国
ただ、日本から韓国への輸出品目は、「モノを作るためのモノ」、つまり半導体製造装置や半導体等電子部品といった素材、生産装置などが多く、サプライチェーン的には日韓が垂直方向で分業している、という構図にあります。
そして、同じ構図は台湾や中国、あるいはASEAN諸国などに対しても成り立っていますし、少し言い方はきついかもしれませんが、日本にとって韓国は「代替が効く相手国」のひとつに過ぎないのです。
また、人的なつながりに関しても、図表2に示した通り、たしかに日韓間の往来はそこそこ多いのですが、「韓国を訪問した日本人」よりも「日本を訪問した韓国人」の方が遥かに多く、また、「日本に居住する韓国人」の方が「韓国に居住する日本人」よりも遥かに多いのです。
図表2 日韓の人的つながり
比較項目 | 具体的な数値 | 全体の割合 |
訪日韓国人(2024年1月~10月) | 7,200,762人 | 訪日外国人全体(30,192,605人)の23.85% |
訪韓日本人(2024年1月~10月) | 2,632,335 | 訪韓外国人全体(13,737,690人)の19.16% |
日本に在住する韓国人(2023年12月) | 410,156人 | 在留外国人全体(3,410,992人)の12.02% |
韓国に在住する日本人(2023年10月) | 42,547人 | 在外日本人全体(1,293,565人)の3.29% |
(【出所】日本政府観光局(JNTO)、韓国観光公社、出入国在留管理庁、外務省データをもとに作成)
カネの面では薄い日韓関係…意外とシビアな日本企業
さらに薄いのが「カネ」、具体的には邦銀の韓国を最終リスク地とする投融資や韓国に対する日本企業の投資残高です。図表3に示した通り、カネの関係に関しては、隣国同士とは思えないほどに薄いのが現状でしょう。
図表3 日韓の相互投融資の状況
比較項目 | 具体的な数値 | 全体の割合 |
邦銀の対韓国際与信(2024年6月) | 463億ドル | 邦銀の対外与信総額(4兆9706億ドル)の0.93% |
韓国の銀行の対日国際与信(2024年6月) | 184億ドル | 外銀の対日与信総額(1兆2501億ドル)の1.47% |
日本企業の対韓直接投資残高(ドル建て)(2023年12月) | 381億ドル | 日本の対外直接投資全体(2兆1357億ドル)の1.78% |
韓国企業の対日直接投資残高(2023年12月) | 65億ドル | 日本の対内直接投資全体(3506億ドル)の1.84% |
(【出所】国際決済銀行、JETROデータをもとに作成)
このあたりは世界でも最も多くの対外債権を抱えている邦銀勢、世界でも最も多くの直接投資を抱えている日本の製造業勢、商社勢のリスク管理能力の高さが出ているといえるかもしれません。隣国同士でありながら金銭的なつながりが非常に薄いというあたりに、現在の日韓関係が凝縮されている格好です。
もしかすると、日本政府関係者はあまり鈴置氏の論考を読んでいないのかもしれませんが、少なくとも企業経営者らのなかには、鈴置氏の論考を愛読しているケースもあるのかもしれません。
いずれにせよ、鈴置氏が指摘する通り、韓国が「成熟した民主主義国」としてのステータスに憧れているフシがあるのだとしても、現実には現職大統領を逮捕してしまうような国であること、そして日本社会は韓国との関係を深めすぎないようにしていることは、さまざまな示唆に富んでいるのではないでしょうか。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
特に金融面での関係の薄さは異常とすらいえます。
他の東南アジア諸国には軒並み日本メガバンクが地場銀行を買収して連結対象にしてるレベルなのに、韓国にはそういう動きはない。日本金融機関が絡んだだけで絶対上手くいかないのは明らかだから。
例え韓国向け債権が全滅しても、多少利益が減る程度の損失しかないでしょう。
ついでに親韓派のフジTV、NHK、も一緒に消滅すれば良いですね。
誰に向けて、ということもない書き込みになりますが、日本人全体になんとなくモヤモヤっと
「第二次世界大戦への背徳感」
が漂っています。
わけても旧帝国支配地域についてはそうです。
ざっくり「自虐的歴史観」と呼ばれてます。
が、特定国を除けば、意外に相手はなんとも思ってない(感謝までされてたり)のですよね。
それまでの(それ以後も含む)欧米支配国との相対評価になるから、でしょうか。
僕は2015年に怪我で入院したのを契機に、ホビーとして朝鮮半島ウォッチングをはじめてから、それなりに調べてきましたが、あの地域に向けて日本がなんらかの負い目を感じる必要なんかまったく無いですよ。
控え目に言って、
「かかわらないのがベター」
政治家で奇妙な行動をとる人たちについては、要注意ですね。
税金ではなく私財でやれ、と思います。
新宿会計士さまのご指摘のとおり、この国とは今後関係を縮小することが望ましいと考えます。
このままだといずれ左側の大統領が誕生し反日反米が激化すると予想されますので、いっそのこと日本としては関係をたってもいいのかもしれません。
朝鮮戦争の時、北朝鮮に釜山まで追い込まれながらも、アメリカは数万人の自国の若者が死傷した犠牲をはらいながらも支援を続けました。そのおかげで国を保てたのに、その恩も忘れて反米を主張するような国を助ける必要もありません。
また、元々は日本が併合した際に半島に築いたインフラやシステムをそのまま利用したから戦後の反映もできたのに、反日教育を続け反日思想むき出しの国です。今後どうなろうと冷静に判断すべきです。
でも、残念なことに政治家の多くやマスコミは、日本のためではなく自分の利益しか考えていないのが本当に情けないです。
>カネの面では薄い日韓関係…意外とシビアな日本企業
これあたりまえだよね。
「カネのない奴にカネ貸すな」は鉄則。
ベネズエラがアメリカの怒りをかって最貧国に陥っていったのも、日本も他人事でないように思い心配です。
就任早々、同盟国のアメリカでなく中国を訪問した外務大臣、アメリカ大統領就任式目前に、中国詣でをする政府与党の幹部面々、これらがアメリカにどう映るか。下準備が終われば、習近平の国賓来日なんかやれば、明らかに「日本はあっちに行った」と思われても仕方が無いように思います。
アメリカが今、中国に対してどのような政策を取っているかを自民公明が知らないはずがないのですがね。アメリカからすれば、味方でなくなった日本など、焦土化しようと思えばすぐにできるようにも思います。
鈴置氏は、韓国観察者にとどまらないと、会計士様がいつも仰ってますが、改めて、マスコミ含め、政府与党が中国に傾向するのにあたって、日本のベネズエラ化が心配に思いました。
「アジア版NATOを創設し、有機的に結合することを考えていくべきだ」
「米国の顔色を窺っても仕方がない」
「日米地位協定の改定を着実に取り組んでいく」
「日本は主権独立国家だ、現在の日米関係は非対称な関係だ」
「米国が核兵器を使用する際に同盟国も意思決定に関与する必要がある」
「アメリカの国力が低下している」
「安倍さんとトランプはゴルフなんかやってけしからん」
「中国を最初から排除するということを念頭に置いているわけではない」
「嫌中、嫌韓では成り立たない」
「習主席を国賓として招くべきだ」
バランスを欠いた韓国(中国)推しをマスコミが扇動してきた面の話。
昨晩から話題になっていたようですが、フジテレビのスポーツ番組の見出しで「サッカー韓日戦」なんて表現が使われていたそうです。いまだにこんなことやってたようで。
https://x.com/yoshidakoichiro/status/1879934203305099527
日本のメディアから国内向けに報じるならば「日韓戦」としておけばよいモノを敢えて韓日戦と表現する。
異様な韓国推し活も同じ局の番組単位で色が変わったりするので、局全体でそうなっているわけではなく、例えば番組製作の責任者を含む要所のスタッフにバランスを欠いた韓国贔屓者が揃った場合に現象として現れるのかな、などと想像してます。
マスコミの中韓推しにもかかわらず、経済界は冷静になりつつあるのでしょうか。まあいずれにせよ、マスコミの影響力低下とともにこんな小賢しい工作も意味をなさなくなっていくのでしょう。
余談ですが、「相手が許すまで謝り続ける」なんて終戦直後の発想を変えられない人物が首相や外相になる時代は早く終わって欲しいものです。こんな連中に”仕事”をさせないためにも「叩いて躾ける」外交手段は維持しておくべきだと思うんですが、岸田政権時点ですっかり捨ててしまいました。
横から失礼しますけど、フジテレビが日韓戦ではなく「韓日戦」ですか。
サッカーでも韓国はやらかしてくれているのですけどね。
試合中のラフプレーで数々の日本代表選手が骨折していますし、23年前のW杯も開催権を半分奪われました。現代自動車の創業者一族の人間が原動力でしたかね。あと、「旭日旗云々」もプレーしていた韓国選手の虚言からでしたか。
新聞はまだまともだとしても、SMAP元メンバーの件しかりテレビは地に堕ちたのでは
韓日戦で思い出すのは2002ワールドカップ。韓国側のいつもの「ゴリ押し」で随分割を食ったそうです。彼らにお互いを立てる発想などないようで。
そのサッカーで韓日戦と書いてしまえば、連想で批判を呼び込むのは必至と思うんですけどね。
とはいえテレビ。ネットの批判はどこ吹く風、なのでしょう。
2002年W杯…日本のサッカーファンからしたら忌々しい方もいるのではないでしょうか。
「ゴリ押し」…そんなものもあったのですか。向こうは世界4位と誇らしげですが、試合中の疑わしい判定や試合前の対戦相手への安眠妨害だけではなかったのですね。割を食ったのは韓国が試合会場だったチームだけではなく我々もでしたか。
フジテレビの他にも、能登地震で毎日新聞の暴言などもあるそうですし。ロクな知識や下調べもなく気楽な立場で言いたいことを言う…それがまだ許されるつもりなのですかね
審判買収含めゲームのゴリ押しもあったようですが、共催決定の経緯から、JKがKJになった経緯やらなんやら、無理筋のゴリ押しだらけだったと記憶しています。
そうでした、アルファベット順ならJが先に来るはずでしたのが開催地の表記がKorea/Japanになってましたね。
現代自動車創業者一族の人間が、アジアではない他地域サッカー連盟の偉いさんを抱き込んだり…いろいろ思い出してきましたよ。
元雑用係さん、思い出させてくれてありがとうございます。サッカーですらこのザマなのですから
なんかたまたま、フジテレビネタが目に入ったので。
本社社屋の玄関に掲げた「謹賀新年」の巨大ポスターが、言葉通りの「地獄絵図」だったそうです。
https://x.com/matsuhis1/status/1879352542452474130
意味はわからなくもないものの、お正月の穏やかな気持ちの中で見たくなる絵ではないと思うのですが。
フジテレビ、ズレてます。
>本社社屋の玄関に掲げた
本社前じゃないですね。勝手に脳内補完していました。m(__)m
おや懐かしい。この地獄絵図からもう11年とは……「もう我が社はダメです地獄行きです」という予言だったのか。
早くは2002WC、そしてこの頃にはもうネットでは嫌韓の流れが出来上がり、TVへの不信や、事実と報道との差を意識させてくれた件でした。こういった韓流ゴリ押しを通じて、結果的にTV離れにマスコミ離れ、そして現在進む情報の正常化へと道筋をつけてくれたのかとすら思います。
目立つ悪というのは利用すべきものなのかもしれません。こちらでもしばしば(何故か)現れる、異様な悪態と論理破綻で財務省擁護をするコメントとか。アレって良くても釣りで、絶対本当の擁護者じゃないよなぁ……だとしたら財務省に同情。
サッカーなんて、未だに国内外のサッカーファンは韓国を許していませんしね。FIFA10大誤審に日韓WCが複数入賞、その全てが韓国に決定的に有利な”誤”審。直前の親善試合でスター選手が壊される等々。
10年前のものだったのですよね。
貼った後に気づきました。食いついて即貼りはいけませんね・・・その後反省のためにアクセス自粛してました。
>アレって良くても釣りで、絶対本当の擁護者じゃないよなぁ……
あの手合いはエージェントでないなら逆張ラーくらいしか思いつきません。
地方なのでこの広告自体を実地に見に行く機会などありませんし、たまたま当時に触れられていただけで、今回が初見だったら私も乗っていたと思います。
疑問の余地を持てないほどにフジがこれまでの行いも現状もひどすぎる、という罠。
身内擁護みたいになってしまいますが、こういったちょっとしたやりとりだけでこれが過去のものであるという事実が確認、ついでに周知できるというのは、喜ばしい現状かと思います。
韓国は、自由ではなく奔放。法治ではなく情治。民主主義ではなく事大主義。
本質は、「恒久の “徳”」ではなく、「目先の ”得”」を積むことにあるんだと思う。
日本→道理・道徳
韓国→導利・導得
↑言葉は通じても、話は通じない所以がそこにある・・。
悪乗りになっちゃいけないので返信ではなくコメントで起こさせていただきます。
奔放=責任を伴わない自由、情治=雰囲気で決める、事大主義=強さが正義。
ウリかナムかに分かれて勝者総取りを目指す。左派が大勝ちすれば左派の中でまた割れて取り合う。終わりのない無間地獄。
>↑言葉は通じても、話は通じない所以がそこにある・・。
韓国には「機能的識字率」という概念の調査数値があります。8割程度だそうです。逆に「機能的文盲」の「文字は読めるけど意味が理解できない」人が2割程度いるそうです。これを測定している国は少なく、国際比較できる数字ではありません。
ところで先月、PIAACというOECD加盟国で統一した基準で成人の読解力等を調査した結果が公表されていました。既出ですが。
https://www.nier.go.jp/04_kenkyu_annai/pdf/02_PIAAC_CY2_point2.pdf
P.4 読解力。Lv1未満~Lv5の 6段階評価で、韓国ではLv1″以下”が3割程度となっており、少し多いですが「機能的文盲率」がこれに近いのかと見なしてみます。
韓国で3割程度の機能的文盲率は、日本では1割程度です。
私はたまにシンシアリーさんのブログを拝見します(書きませんが)。あそこのコメント欄でアンチ活動をしている人が少数いるのですが、これがまったく会話が成立しない系です。他人のコメントに食ってかかるが、文意を理解できないので批判は頓珍漢だし、その後の応答も頓珍漢。
「機能的文盲」というのはこういうことを言うのかと仮定しながら見ていますが、ほんとにいろいろと勉強になります。
日本ではこのレベルの読解力の人はほとんど見かけません。奇人の範囲と思います。でも、韓国ではそんな人が割とあちこちにいるのだとすると、いったいどんな社会になるのだろう。
カズ様
すみません、コメントを書いている最中に匿名で書き込んでしまいました。
返信欄に入れるつもりはなかったのですが、フックがかかったままでした。
最近キーボードのチャタリングが酷くて・・・
元雑用係 様
詳しい資料添付コメントをありがとうございます。
「得手勝手解釈の素地がそこ(低意?)にある!」ってことなのですね。
良く理解できました。
・・・・・
(余談です)
>いったいどんな社会になるのだろう。
「辻褄の合わぬ部分を想像力で補う社会」でしょうか?
類推の病状の名を借りれば「取り繕い社会?」ですね。
*身も蓋もなく云ってみました・・。
いつもお疲れ様です。
「日本は半島や大陸とは違う」と聖徳太子や福沢諭吉をはじめとした先人たちが言っていますからね。
ヒトの往来だって韓国に旅行に来た日本人女性が暴力を振るわれたそうですし、日本に来た韓国人は日本の水を飲んで「福島の味がする」でしたか。
モノの売り買いにしても半導体製造に使うフッ素を他国に横流ししている疑いがありましたかね。
投融資だって、「いわゆる慰安婦」や「いわゆる強制徴用工」でいくらふんだくられたか。
今回の尹大統領拘束にしても、法的な不備や逸脱などが見られるそうですがそういうのは自国内だけでやってくれればよくないでしょうかね。それを儒教の影響で日本を下に見ているせいか、我々にも押し付けるのですから
いつも楽しみに拝読しております。
以前不動産を韓国の方に貸したことがあり、大トラブルになったことがあります。私でさえそれ以来貸さないようにしているくらいですから、過去のバックレられた履歴をしっかり残している日本の金融機関が韓国へ投融資しないのは、むしろ当然のことのように思います。
まぁ、民主国家じゃないようなので、権利義務や債権債務は反日無罪じゃ済まないってわかってないのでしょうね。
まあ結局の所、韓国は「日米の経済投資で豊かになったアフリカ諸国」に過ぎないと言う事ですね。
正直なところ保守政権でも日本への本音は変わりませんので、とっとと中国と復縁してくれた方が丸く収まるかと。朝鮮戦争の遺族の人達以外には。
次期大統領は今まででも一・二を争うレベルの超反日・反米主義者らしいので、
いっその事「日本への観光を禁止」ぐらいしてくれれば有難いのですが。
名目は「敵国に我が国の金を落とすな、自国の旅行産業を潤せ」と言った感じで。
韓国側から日本を拒絶してくれるのなら、オールドメディアを主とする親韓派も
「報道しない自由」以外何もできなくなるので、とても有難い……けど、
いくら超反日と言えどもそこまでの自爆はしてくれないかな……?