大統領弾劾訴追で朴槿恵氏の職権停止=8年前の未定稿
なぜか、天の声(?)が突然降りて来た気がします。思わず、今から約8年前に書きかけていた原稿が目の前に出現したみたいなので、これも何かの縁かと思い、当ウェブサイトに掲載することにしました。ちょうど8年前の2016年12月9日、韓国では当時の朴槿恵(ぼく・きんけい)大統領に対する弾劾訴追が国会で可決され、職務権限が停止されました。結局朴槿恵氏は翌・2017年3月に罷免されてしまうわけですが…。
未定稿を発掘!
本日の速報(?)です。
著者自身のPCから、今から約8年前の未定稿が発掘されたようです。
なぜか、「これを掲載しろ」という「天の声」(?)のようなものが聞こえたこともありますので、せっかくなのでちょっとした手直しを加えたうえで掲載してみたいと思います。
朴槿恵氏への弾劾訴追が可決
韓国の国会が9日、大統領に対する弾劾訴追を可決したことで、朴槿恵(ぼく・きんけい/プー・チンフエイ)大統領は職務権限が停止された。韓国国会は韓国憲法第65条第2項に従い、国会の3分の2以上の賛成を得た格好で、今後は同第3項に基づき、憲法裁の審査待ちだ。
大韓民国憲法 第65条
①大統領・国務総理・国務委員・行政各部の長・憲法裁判所裁判官・法官・中央選挙管理委員会委員・監査院長・監査委員その他法律が定める公務員がその職務執行において憲法や法律を違反ある時は、国会は弾劾の訴追を議決することができる。
②第1項の弾劾訴追は、国会在籍議員の3分の1以上の発議がなければならず、その議決は、国会在籍議員過半数の賛成がなければならない。ただし、大統領に対する弾劾訴追は、国会在籍議員の過半数の発議と国会在籍議員の3分2以上の賛成がなければならない。
③弾劾訴追の議決を受けた者は、弾劾審判があるまでその権限行使が停止される。
④弾劾決定は公職から破面することにとどまる。しかし、これにより民事上または刑事上の責任が免除されない。
後任が文在寅氏ならば…日韓関係はどうなる!?
朴槿恵氏に対する弾劾の理由は、彼女の個人的な友人である崔順実(さい・じゅんじつ/ツイ・シュンシー)氏が国政に関与するという、いわゆる国政壟断疑惑だ。これに加えて朴槿恵氏を巡ってはいくつかの企業の贈収賄なども疑われている。
朴槿恵氏がこのまま弾劾されてしまうのかどうか、現時点ではわからない。
ただ、もしそうなった場合には朴槿恵氏は任期半ばで大統領を罷免されるということであり、そうなると、現時点では左派で親北派としても知られる文在寅(ぶん・ざいいん/ウェン・ツァイイン)氏が後任の大統領として選ばれ、日韓関係は大変なことになるかもしれない。
とりわけ日韓間は昨年(=2015年)12月28日、安倍晋三総理大臣のイニシアティブにより、岸田文雄外相がいわゆる慰安婦問題を巡っての合意を取り交わしてきたし、今年11月23日には、稲田朋美防衛相が韓国側と軍事機密保持に関する「GSOMIA」と呼ばれる協定を取り交わしている。
当ウェブサイトでは、「韓国では、どうせ政権が変わったら日本との約束を反故にすることは間違いないから、慰安婦合意を取り交わしても意味がない」と主張してきた。
残念ながら、こうした予言が実現する可能性は高そうだ。
本当に日本政府は学ばない組織だと言わざるを得ない。
外務省に外交を委ねてはならないことは間違いないだろう。
大統領を頻繁に弾劾する国の民主主義とは?
ただ、それよりもっと驚くのは、大統領の弾劾は、今回が初めてではない、ということだ。
今世紀に入ってからも、じつは韓国では今から12年前の2004年3月12日にも、当時の盧武鉉(ろ・ぶげん/ロー・ムーシェン)氏が弾劾訴追されているが、このときは約2ヵ月後に憲法裁が弾劾訴追案を否決している。
また、今回の朴槿恵氏の件についても、韓国の中心部に毎週末のように人々がろうそくを手に集まり、こうした人々の力が弾劾に結実したという事情はあるのかもしれないが、これに関し同国では、「これぞわが国の民主主義の先進性」などと自画自賛する向きもあるという。
しかし、正直、自分たちで選んだ大統領を弾劾決議により引きずりおろしたことが、どうしてそこまで自慢すべきことになるのか、正直、理解に苦しむところでもあるし、「韓国はわが国よりも成熟した民主主義国だ」、などと言われても困惑するところだ。
いずれにせよ、ひとつだけ予言しておく。
もしもこのまま朴槿恵氏の弾劾が成立したら、日本では一部のメディアが、「わが国はダメだ」、「民主主義は韓国の方が優れている」、などと言い出すのではないだろうか。
しかし、正当に実施された選挙で選ばれた代表者を弾劾で引きずりおろすことが「優れた民主主義」なのかは疑問だと言わざるを得ないのである。
歴史は繰り返す…!?
何だか、デジャブ、じゃありませんが、やはり長いことウェブ評論サイトを運営しているとこんなことってあるんだな、などと思ってしまいます。
韓国で保守系の大統領が政権に就く。
大統領が日本と何らかの約束を取り交わす。
大統領が退任するか辞任するか罷免される。
後任の大統領が日本との約束を速攻で破る。
なんだか今まで何回も見て来たパターン、という気がしてなりません。
ただ、それ以上に重要なことがあれば、国家同士、「永遠の敵」があり得ないのと同様、「永遠の友人」もあり得ない、ということです。
大事なことは、隣国で民主主義が根付かないのを嘆くのではなく、「その国はそういうものだ」という前提で割り切ったうえで、わが国としての国益を最大化するような外交政策を冷静に考えることであり、その前提として、何度も騙されるような政治家を安易に信任しないことではないか、などと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」言いますが、日本政府はどうなんでしょう。せめて経験からは学んでもらいたいものですが!?
“愚者”ですら“経験に学ぶ”んですよね、愚者でも。。。
“経験に学ばず繰り返す”彼らは、日本語では表現のできない層の存在ですね。。。
自身の経験からきちんと学べる者は、人間全体で言えば相当に
賢明な部類でしょう。
学歴や知能指数に関係なく、それが出来ない人は沢山いる。
自分の過ちを認める事を拒むプライドの高さか、謙虚さの
欠如、あるいは過ちを認めると多大な損失を被る組織の
構造的な問題で。
韓国は左派政権にシフトするわけですから
日本も謝罪と賠償の準備をしておくべきでしょうね
石破さんはそのあたりは抜かりないとは思いますが
謝罪ついでに在日韓国・朝鮮人を強制送還するなら大歓迎ですね。
韓国左派が要求するのは慰安婦や徴用工に留まらず、植民地時代を不法とし、そのすべてに対する永続的な賠償と謝罪になるので、日韓基本条約・日韓請求権協定を根底から崩すことになります。
これは石破さんどころか日本の親韓派は誰も想定しないないことです。
つまり、おしまいです。
訂正
誤)これは石破さんどころか日本の親韓派は誰も想定しないないことです。
正)これは石破さんどころか日本の親韓派は誰も想定していないことです。
案の定産経以外のオールドメディアは嬉々として今回の弾劾事案を民主主義の偉業のように報じていますが、このような事態が何度も繰り返されている時点で民主主義は崩壊同然ということが完全に頭から抜け落ちているようで…
正直言って石破政権では、韓国に左派政権がまた復活したら上手く対応できるか甚だ疑問です。右往左往するだけでは、
壮大な仮説ですが、
「韓国&韓国人は、全員ぐるにの詐欺師」
保守がオラオラして日本が金を出してるなら、保守が大統領。
保守が「証拠出せ」とか言われてる日本から金を引けなくなると、反省しましたアレは無かったことにして~と革新が大統領に。
革新が反日しまくって、いよいよ金が絞られたら、またギリギリ滑り込みを狙って保守が大統領に。
真面目に出来杉クンを演じてみたけれども、なかなか財布が緩まないから、逆キレして革新の過激な奴が大統領に。←今ココ
函数の中身はわかりませんが、インプットとアウトプットだけ観察してると、そんな説明が思い浮かびますな。
〉「5.歴史は繰り返す…!?
繰り返すようですね。そしてこの先、中国に、米国に、本命の日本に泣きついてくるでしょう。第二次大戦後、彼ら韓国が米-日の手厚すぎる庇護の下で育ったという真っ当な歴史観がなさそうですから。ある意味「幸せな国民気質」ではないでしょうか。
しかし、我が日本国は歴史から学ばないといけません。また自らの「お人好し体質」を客観視し、相手のためになるかどうかを冷静に見ないと~。
世界中の出来事が報道される時代になったとはいえ、対他者関係や自己認識はその社会(ここでは韓国社会を指す)特有のDNA、文化性をもっています。彼らが精神的自立・刻苦奮励できるでしょうか。自ずからその成り行きは占なえるでしょう。
繰り返すというよりエスカレートしているように見えます。より純粋な民族主義へ。
よーし韓国との友好を深めるために
税金2億円かけてkポップを誘致しよう。
と言うのが日本の政治家であるため甚だ
韓国の利益を代弁する政治家が多いのだなと思います。
「韓国の利益を代弁」がどうも独善的なのですね。そのうち韓国にも相手にされないかと。
今回の弾劾訴追も永遠の日常の一コマですかね。目新しくないんですよね。
いつまでたっても同じことを繰り返す。
傍から見ていると無間地獄です。
7~8割がLv2以下の国。(これは因果関係不明)
大統領を選んだのが国民であるならば、弾劾したのも国民であり、そう考えると、そもそも韓国と言う国に民主主義という政治は合わなかった、という事だと思います。
強い独裁者がいて、その人に統治されるのが幸せに思っているように感じます。
小中国になるか、中国の属国になるのがいいかわかりませんが・・・
あの地域は、北朝鮮型の統治が合っているというか、それしか成り立たないんですよね。北朝鮮は必然の国家です。もう直ぐ増えるようですが。
> あの地域は、北朝鮮型の統治が合っているというか、それしか成り立たないんですよね。
ですよね。それが、いいとか悪いとかじゃなくて、合ってるって言うか、それしか統治できないと言うか。我々の物差しで善悪を判断できないし、国によっては民主主義が最上だとは限らないという事だと思います。
> 北朝鮮は必然の国家です。もう直ぐ増えるようですが。
そうか。小中国や属国ではなくて、北の将軍様に献上する道がありましたね。
その可能性の方が高いような気がしてきました。
韓国は中国と同じく儒教思想が根強く残っているので「徳のある人が執政する」ことを当然視しています。だから「徳」がないと判断すれば容赦なく引きずりおろすのです。そしてその「徳」は強い独裁者のようなカリスマ性で、なおかつ愛国心を煽る人に見いだされる傾向があります。
韓国には法の下の平等が尊重されるべき、公平であるべきという観念はないでしょうからね
○○のウリである自分は他者より優遇されて当然という考えで利己的な人間ばかり
日本では幼稚な考えを全面に押し出すと
コイツは馬鹿なんだなと距離を置かれますが、馬鹿の方が多いために社会的、国家の未来のために正しくない主張がマジョリティになってしまう
仕方ないですよね、みんな馬鹿だから
盧武鉉(当時、新千年民主党(左派政党)の大統領候補として選出)、2004年3月12日大統領弾劾訴追案可決。同年5月14日に憲法裁判所により大統領弾劾訴追が棄却される。
罪状は選挙法違反だったが、「盧大統領の一部の発言と行動が憲法順守義務に背き、選挙法に違反した」と憲法裁判所で認定されるも、「罷免の理由となる重大な違反ではない」と判断された。
朴槿恵(当時、セヌリ党(右派政党)の大統領候補として選出)、2016年12月9日大統領弾劾訴追案可決。翌2017年3月10日に憲法裁判所により大統領弾劾訴追が可決される。
証拠を隠滅するおそれがあるとして、2017年3月31日に逮捕される。
罪状は18件で、ほぼ全てが収賄と強要に関するものだった。
さて、今回の尹錫悦氏は、内乱罪で起訴されたようで、憲法の要件を見る限り戒厳令発令の要件を満たさず、したがって内乱罪の適用の可能性は高いと思われます。
そうすると、右派政党が連続で罷免される展開になりそうですね。
でも、尹錫悦氏が左派だったらどうだったでしょうか。
サムネイルを見て「これがデジタルタトゥーかぁ」と。ご本人は当時、まさかこれを8年後の日本人がイジっているだとか(本人は1000年がどうとか言ってたけど)、隣の御仁が国際的犯罪者になるとか(本人は自国で逮捕されてるけど)、想像もしなかったことでしょう。
李氏朝鮮の「党争」と考えれば全く驚かないね。
あの民族にクセ
個人的には繰り返しもここでエンド、韓国はそのまま滅亡まっしぐらではないかと思っています。というか、もうそろそろ、うっとおしいから滅びてください、お願いします。
尹錫悦氏を個人的に敵ながら高く評価していた身としては、今の状況が残念でなりませんが、韓国の滅亡を食い止めていた大きな柱が倒れて、さすがにもう先はないだろうと思いますが、思いたいですが、日本国内に、日本を殺してでも韓国を助けたい勢力とかが潜んでいそうでおよそ油断はできません。
どうか来年はよい年でありますように。
韓国は、与党と野党の抗争、与党と野党それぞれの内部抗争、検察と警察の主導権争いなど誰と誰が戦っているのか、争っている当人たちも最早訳が分からなくなっているのではないでしょうか?
このバトルロイヤルとも言うべき状態を制するのは誰でしょうか?
また、来年はプロレスが好きそうなトランプ大統領が登場しますが、トランプは果たして参戦するのでしょうか?
私は当初はまじめに考えていましたが、今は遠巻きに眺めるのが良いのではと思っています。
岸田前首相とバイデン大統領のコメントを是非聞いてみたいですね。
未だ辛うじて日共に党籍を残して『しんぶん赤旗』も購読して居た筈の頃の事なのですが、「同じ左派」としての(左派勝利の)共感はこの朴槿恵大統領弾劾過程において、全く感じませんでした。
そもそも、未だにこの人が何をもって弾劾されなければならなかったのか?それすら理解出来ません。朴槿恵氏にシンパシーなんて皆目無い。また有能/無能で言うと後者だとも思うけど、こんな形で弾劾とは何故?と思って居ました(自分で記憶を改竄してなければ)。
今回2024年の尹政権もなんだかんだで人ひとり処刑されたわけでなし。弾劾ダンガイと叫ぶ気持ちがわからない。今回は率直に言って、野党側に完全に情報が筒抜けで、こんなヘナチョコに戒厳令終了せねばならなかった点では政権の座には既に無いのかも知れません。それでもそれは弾劾では無くせいぜいレームダックを続ける程度。