ロシアに一時的成長と活況をもたらす「死の経済」の罠
米メディア『ウォール・ストリート・ジャーナル』(WSJ)に約1週間前、「デソノミクス(=死の経済)」という、刺激的な単語が含まれた記事が掲載されいました。ロシア政府が戦死者らに支払う巨額の補償金が、ロシアの田舎などに住む最貧層の人々に富をもたらしている、とする指摘です。なるほど、ロシア経済が伸びるわけです。ただ、若い男性が死傷し、戦費負担も膨大となるなかで、今後のロシア経済がどう崩壊していくかについては気になるところでもあります。
米メディア『ウォール・ストリート・ジャーナル』(WSJ)に13日付で、ちょっと気になる記事が掲載されていました。
The ‘Deathonomics’ Powering Russia’s War Machine
―――2024/11/13 12:02 am ET付 ウォール・ストリート・ジャーナルより
これは、現在のロシアが「デソノミクス」の罠に陥っている、とする指摘です。直訳すれば、「死の経済」、といったところでしょうか。
有料読者限定の記事であり、読むためには条件があるようなので、原文をあまり詳しく取り上げるのは控えたいと思いますが、簡単にいえば、戦死者の家族には補償金(約1450万ルーブル≒15万ドル)が支払われ、それがロシアの田舎で暮らす人々に対にとっては巨額である、とするものです。
というのも、ロシアの地方の人々は60歳まで働いてもその金額を手にすることは難しく、いわば、35歳程度の男性にとっては、自分の死により、残りの人生を働いて過ごすよりも多くの金銭を家族に残すことができるからです。
ちなみにWSJによると、ロシア政府は2022年のウクライナ侵攻以降、軍事費をソ連崩壊後最大水準にまで拡大しているなかで、昨年6月までに支払われた戦死者への補償金が300億ドルに達すると指摘。
こうした補償金がロシアの最貧層に支払われていることなどが、ロシア経済の活況の原因であるとしています。
ただ、こうした「戦死者経済」が健全なのかといえば、そんなことはないでしょう。
軍隊に行けるほどに健全な若い男性の命や健康が失われ(WSJによると西側が推計する開戦後のロシア側の死傷者数は60万人だそうです)、しかも兵役に就く人への給料に加え、死傷者に支払う巨額の補償金が国家財政を圧迫するわけですから。
WSJによると、ロシアにおける貧困率は開戦後顕著に低下したとしていますが、裏を返せば、それだけ多くの補償金が国家財政から支払われているということであり、また、若い労働力が戦争に取られることによる生産力の低下からも無縁ではないからです。
このあたり、以前の『今度は全品目の物価統制…順調に戦時経済化するロシア』などでも触れたとおり、一見するとロシアの経済は順調でもありますが、これは第一義的に、現在のロシアが戦時経済下で戦費支出を拡大しているからだ、というものでもあります。
それに、想像するに、仮にウクライナがロシアに「降伏(?)」したとしても、西側諸国がロシアに対する制裁を解除することは考え辛く、また、ロシアにとっての「頼みの綱」であるBRICS諸国も一枚岩ではないどころか、いまだに国際的に通用する通貨ひとつ持つことができていないという状況にあります。
あくまでも金融評論的な視点からすれば、ロシアがこのウクライナ戦争に「勝つ」(?)にせよ、敗北するにせよ、莫大な戦費負担に加え、労働力枯渇という厳しい状況で、同国の産業がどうなっていくか(あるいは「どう崩壊していくか」)については、大変気になるところだといえるでしょう。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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ロシアはこれから確実に破滅に向かいます。景気は良いですが、例えばベンツはCクラスでさえ2000万円ほどでSクラスなら4000万円近くもするくらい暴騰している動画が上がってました。結局中国車に落ち着くわけです。でも修理が不可能で購入した人も逆に高くつくのです。
ネット情報では、マンションもバブル崩壊しているらしく、チーズも不足で価格高騰どころか購入には数量制限あるそうです。だから収入が増えてもそれ以上に物価が高騰していきますよね。また、金利が既に21%ですので大量の企業破綻も予想されています。
25年はロシア経済崩壊の年と言われてますよ。
ロシア人で現役天才男性バレリーナがマンションから転落したとか。
彼は戦争反対らしく、そして薬物、アルコール中毒もあったらしいのですが。
戦争なければ彼も長くバレイをされてたかな、と妄想。
太平洋戦争中、日本はどこから資金を得ていたのか?
ネットで調べると「臨時軍事費特別会計」というのが出てくる。
この特別会計、戦争の始まりから終わりまでを1会計期間と考えていて、毎年度の決算はしないとのこと。
カネの向かう先は軍需工場が多いだろう。日本でも太平洋戦争の始めのころは景気が良かったのではないかと想像する。
お金は勝てば済んでしまいますからね。原油や天然ゴム、アルミ原料なども初期には押さえていたので、開戦しばらくは資金だけでなく資源国といっても良いほどだったはずです。それでも、元々の工業力の差と消耗に耐えられずにあの結果となりました。
今のロシアも、別に戦争によって国民が豊かになる、国力が増強される要素はありませんね。バター争奪戦が起きているなどというしょっぱい話や、治安や統治体制の悪化なども伝え聞きます。ウクライナの方が被害が大きいでしょうし、ロシアが戦争そのものに敗北するかというとどうしてもそこまでは望めそうにはありませんが、勝ったところで……という所にはとうに来ているように思えます。
敗戦の傷跡ならぬ”戦勝の代価”がいかほどか。西側からすれば、これを増大させてやれば良いわけですね。
ウクライナ応援団の特徴
・西側の加工された2次情報ばかり見る
・その中でも自分の見たいものだけを見る
これに尽きる。
>仮にウクライナがロシアに「降伏(?)」したとしても
>ロシアがこのウクライナ戦争に「勝つ」(?)にせよ
ようやく応援団は戦場での現実を知ったようだ。
少し前までロの国際法違反は許さない、ウはクリミア奪還とか言ってたのにね。
私からすると1年遅いと言いたいが、まあいいだろう。
応援団がこの戦争の全体像を知るのにどのくらいかかることやら。
いや、知らないほうがいいんだろうな。
いずれにせよここはウクライナ応援団・最後の砦!
現実世界とは乖離したパラレルワールドが展開している。
ウが陥落するその日まで、せいぜい、無駄に、頑張ってもらいたい次第だ(*^_^*)
以降皆様、エサ遣り禁止で。
栄養源になるだけです。
交戦国が発表する戦果、損害などまったく信用しない。それに基づく戦争報道はあてにならない。戦闘で大損害受けて正直に発表しますか。相手が大きな損害を受けたという発表をしたら、私ならその発表の意図を疑う。なんの益があってそのような発表をするのか。たぶん罠だろうと。
池上彰が「日本は太平洋戦争中フェイクニュースを流し続けた」というようなことを言っていた。ミッドウェー海戦の大本営発表などを例の取りながら。
正直に海戦で大負けして空母4艘失いましたなんて発表するわけないでしょ。
これでジャーナリストだからね。
プーチン閣下
軍退職金替わりに名前入りの銅像とか田舎街の通りの名称を故人の名前にしちゃうのはどうでしょうか?
幸い今のロシアの友邦は北朝鮮で、北朝鮮の対外輸出のベスト10には必ず銅像が入っています。
古今東西銅像の売値なんて思いつきです。
原価しょぼしょぼで除幕時にはべらぼうなはったり価格なのが銅像です。
街路の名板なんてもっと屁みたいな価格です。
そもそも共産主義時代に地方との貧富の差を解消しようともしなったツケですけどね。
なんで共産主義国って農村や地方をそこまで追い込んで平気なんですか?
中華人民共和国でも下放とかで地方の農家行く事が罰ゲームみたいだし。
なんかロシアがウクライナ進攻して経済制裁始まった頃に自称ロシア事実通の方々が
「ソ連時代からモスクワの人々は夏を過ごす別荘と農園を持っているから自給自足で大丈夫」
とかボンクラ言ってました。
どこがマルクスやら共産主義だったの?
旧ソ連や現行ロシアってモスクワとサンクトペテルブルクだけですか?
それならウクライナに攻め混んでもらって消滅しなさい。
自民党全盛期に田中角栄やらが生きていたころの日本の農村や地方の方がよっぽど豊かだったってのも共産主義が嫌いな一因です。
戦死者に対しての高額な補償金は ルーブル建てでしょ。ロシアが勝つにしても負けるにしても ハイパーインフレが起きて ルーブルの価値は暴落。もらった補償金をドル、金などの安定資産に換えることができればいいですが ルーブルのままなら絵に描いた餅。
日本の終戦後は 新円切り替えと預金封鎖で 国費回収とインフレ抑制で国民に負担をさせた。
うまく国外に逃げ出せればいいけど、ロシアに留まっていたら戦争負債を負うことになる。
ロシア国民は 選挙でプーチンを支持したのだから 仕方ないことです。
私は、トランプ大統領の登場はプーチンにとっては地獄に仏かも知れないと思ったりしています。
プーチンは、自分で始めた戦争の行方が見えなくなり、国内的にも国際的にも引くに引けない状態に陥っています。
強面のトランプ大統領の登場は、当初の目論見から大きく外れて迷路に陥ってしまった戦争にプーチンが幕を引くための口実になるかもしれません。
トランプ就任前から双方の腹の探り合いは始まるものと思います。
あるいは、既に始まっているかもしれません。
「遺族に金を払う事で経済を活性化」
う~ん、脳がバグだらけになりそうな程おかしなフレーズですね。
人間が労働で生み出す富の代わりに、死んだ事へのお詫びで金を配る……
これ、「金があっても物がない」へ一直線なんじゃ……?
イメージしやすいのは、戦時中の統制経済でしょうかね。
配給制度で公式発表での物価は安定。
配給券も潤沢にある。
商品がないだけ。
闇市に行けば商品は潤沢にあるけど価格は暴騰。
供給不足によるインフレと、マネーサプライ過多によるインフレとの、コンボ攻撃でしたね。
これは物理だから、隠せません。
情報統制で一時的に隠蔽はできても、時間の問題ですわな。
やれるとすれば、モスクワだけ物資を集めて変わらない日常を報道し、地方は餓死させるくらいでしょうか。
おっと北朝鮮と似てますね。
最近首脳会談してたのは、そのためだった?
ロシアを擁護している人たちは、心情以外になにか動機があるのかしら?不思議。
「やーいやーい」
ではなくて観測事実を説明できるロジカルな分析を語れば、それだけでみんな黙りまっせ。