また?法政大前総長の発言にTBS局長がノーコメント
例の「れっとう民族」発言に続き、「高市早苗さんは安倍さんが女装して現れた」、「高市さんの中身は男」なる発言を巡っても、TBSが逃げました。産経の報道によると、法政大学の田中優子前総長の発言を巡り、TBS報道局長がコメントを避けたのだそうです。TBSは田中氏がコメンテーターとして出演している『サンデーモーニング』を制作している局でもあります。ちょっと無責任ではないでしょうか。
取材しないメディア
当ウェブサイトでは、あまり連続して似たような話題を取り上げないようにしているつもりなのですが、やはりどうしても取り上げておかねばならない話題というものに出会ってしまうことがあります。
今朝の『共同通信「国民民主党は部分連合に前向き」→本当に?』では、共同通信のこんな記事を話題に取り上げました。
国民民主党「部分連合」に前向き 玉木氏、政権継続を事実上容認
―――2024/10/29付 共同通信より
これについては同記事で指摘したとおり、端的にいえば、共同通信は国民民主党の玉木雄一郎代表が述べてもいない内容を記事タイトルに採用している可能性が濃厚です。YouTubeで確認する限り、玉木氏は「部分連合」に対し、こうハッキリと述べているからです。
「いまマツイさんがおっしゃってる部分連合ってどういう定義なんですかね?<中略>それが私一体なにを意味するのかがわからないんですよ。だから定義のわからないことになかなかお答えしにくい」(※「マツイさん」とは質問をした朝日新聞の記者の方です)。
玉木氏の苦言はこれが初めてではない
そういえば、少し前の『「取材せずにしゃべらないで」=玉川氏に玉木氏苦言か』でも取り上げたとおり、この玉木氏を巡っては、テレビ朝日の番組内で、コメンテーターの玉川徹氏の発言に対し、玉木氏がX(旧ツイッター)で苦言を呈した、とする「事件」もありました。
報じた『スポニチアネックス』の記事によると、問題の番組内での玉川氏の発言内容は、こんな具合だったそうです。
「立憲の人、何人かに聞いたんですけど、玉木さん自身はきっと政権内に入りたい思いがあるのだろうと言う風な話をするんですね」。
これに対し、玉木氏は次のようにポストしたそうです。
「モーニングショーでそんなこと言ってるんですか!/ポストなんか欲しくありません。今、私たち国民民主党が欲しいのは、国民の“手取りを増やす”経済政策の実現です/玉川さん、取材しないでしゃべらないで取材に来てください!」。
正直、マスコミ(新聞、テレビ、通信社)界隈には最近、この手の話題が少し多すぎる気がします。
「取材もしないで報じないでほしい」。
「本人が述べてもいない内容を報じる」。
少々お粗末ではないでしょうか?
法政大田中前総長の発言にTBSはノーコメ
こうしたなかでもうひとつ取り上げておきたいのが、こんな話題です。
法大前総長の「(高市氏は)安倍さんが女装」発言、TBS報道局長「感想は控える」
―――2024/10/30 18:54付 産経ニュースより
産経によるとTBSの報道局長は30日の定例会見で、同局系の報道番組『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演している法政大の田中優子前総長の発言について問われ、次のように答えたのだそうです。
「サンデーモーニングの中でのコメントではないので、感想などは控えたい。(今後の)キャスティングは制作過程なのでお話は控えたい」。
なんだか、理解に苦しみます。
田中氏といえば、選挙期間中に立憲民主党の新人候補者が参加する集会で、自民党の高市早苗氏を巡り「安倍(晋三)さんが女装してあらわれた」、「中は男でしょ?」などと発言したことがネットなどで話題になっている格好ですが、これについてTBSは「ノーコメント」を通した格好です。
無責任極まりない態度と言わざるを得ません。
そういえば、『サンデーモーニング』の出演者といえば、例の「れっとう民族」発言で知られるジャーナリストの方もいらっしゃいますが、この「れっとう民族」発言でもTBSはノーコメントを通しました(『「劣等民族」発言問題でTBSが回答控える=産経報道』等参照)。
もしも自民党の支持者が立憲民主党の女性議員を名指しして、「この人は鳩山由紀夫さんが女装してあらわれた」、「中は男でしょ?」などと発言しようものなら、メディアは「女性差別だ」「ヘイトだ」などと大騒ぎになるのではないでしょうか?
あるいは保守系の言論人が「立憲民主党や日本共産党、社民党、れいわ新選組などに投票する人は劣等民族だ」、などと発言したら、「政党差別だ」「ヘイトだ」などと、やはり大騒ぎするような気がしてなりません。
メディアは権力者
思うに、マスコミ自身は「報道」という、極めて大きな社会的影響力を行使し得る立場にありますので、これまで彼らは「事実上の権力者」として振る舞ってきたフシがあります。
ただ、権力者には常に腐敗リスクが付きまといますので、本来ならば、権力者に対してはその権力の監視が必要なのですが、日本のマスコミには、どうもこの「自身が権力者である」という認識自体が欠落しているというフシも見られます。
それが社会のインターネット化の進展により、私たち一般人がマスコミという権力を監視するようになったことで、ほころびが出ているのではないでしょうか?すなわち、「腐敗した権力者」とはこの場合、自民党ではなく、マスコミ自身ではないか、といった仮説が成り立つゆえんです。
自民党は長らく政権与党の座にあるため、一見すると「長期的に権力の座に就いている」ようにも思えますが、じつのところ、自民党は2010年の参院選以降、毎回、大型国政選挙では常に第1党になり続けています。先日の衆院選では過半数割れをしましたが、依然、第1党です。
このように考えると、選挙で選ばれた自民党ではなく、選挙で選ばれていないマスコミが大きな社会的権力を持つことには、やはり大きな違和感があるのです。
いずれにせよ、「与党への差別発言は許される」といった安易な風潮を煽る、TBSを含めたマスコミの罪は、極めて重いと言わざるを得ません。こうした風潮ないし雰囲気が、安倍晋三総理大臣の暗殺につながった可能性が濃厚だからです。;
その意味では、やはりテレビ業界、マスコミ業界には自浄作用がないと断じざるを得ないと思うのですが、いかがでしょうか?
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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選挙速報での裏金マークに貼付け
なーぜーかー与党議員だけにつきます
公平を期すなら野党議員にも貼り付ける必要がありますし
議員やその秘書の逮捕歴も記載するべきでしょう。
久しぶりにマスコミが生き生きとして与党を叩いてほくそ笑んでいたな。と思います。
多少過激かも知れないが、また抵抗勢力が多いとは思うが、日本マスコミは政治家、官僚、外国スパイ以上に信用できない。破防法を適用して現行マスコミ関係者は全員処刑して日本のマスメディアをリセットする必要がある。悪党は生きる限り悪事を働く。更生なんてしないのは昨今の凶悪犯罪やその裁判を見れば明らか。悪人は現世から退場してもらう意外治らない。
社員が休日に犯罪をやらかした。
会社に責任は問えません。
成人後の息子娘が犯罪をやらかした。
親に責任は問えません。
まあ、ロジックとしては仕方ないのかなあ、という気はしますね。
でもそれならば、今後はタレントの誰かにスキャンダルが生じた時に、
「放送自粛しないんですか?」
「出演自粛しないんですか?」
と責め立てるインタビューを、TBSだけはしちゃだめだし、スキャンダル出演者を自粛するような行動も取ったらダメですよねえ。
香川照之とか、使ってやれよ。