経済記事や国際記事が掲載されない日もある?某全国紙
日本新聞協会の数字で見ると、新聞の部数は辛うじて3000万部台を維持していますが(※朝夕刊セットを2部とカウントした場合)、著者自身が以前から目撃している「ホテルの無料紙」などを勘案したら、実売部数はいったいどうなってしまうのか、よくわかりません。こうしたなか、X(旧ツイッター)では、「某新聞に経済記事や国際記事が掲載されない日もある」、といった指摘が出てきました。
目次
とある出張族が目撃した「ホテル無料紙」
あらかじめお断りしておきますが、本稿では客観的な根拠が示せない議論がいくつか出てきます。
当ウェブサイトではふだん何かを論じるにあたっては、「現実の数字がどうなっているか」を可能な限り調べたうえで、それを引用するよう努めているつもりなのですが、やはり「神羅万象の事実を調べたうえでウェブサイトにて示す」といったことは実務的に難しいのが実情です。
その「調べるのが難しい数値」の典型例が、「公式の数字には出てこない論点」です。
著者自身が「ブログ」などのかたちでウェブ評論を開始したのは2010年(つまり今から約14年前)のことですが、当時運営していたブログに、こんな趣旨のエントリーがありました。
出張族には出張族なりの忙しさがあるのだが、それと同時に出張族ならではの楽しさもある。全国各地に出張に出かけると、その土地の風景を見たり、気温を感じたり、人柄に触れたり、美味しいものを食べたりするという楽しさがあるのだ
こうしたなかで、最近(※つまり2010年~14年頃の時期)、地方のビジネスホテルに宿泊すると、興味深い共通点があるのに気付いた。それは、新聞の無料配布だ
当初は「好きな新聞を朝、部屋まで届けてくれる」というものが多かったのだが、そのうち、ホテルのロビーに「無料新聞」が山積みで置かれている、といった現象を頻繁に目にするようになった。当初はご当地の新聞を見かけていたが、いつのまにか、某全国紙を全国各地のホテルで見かけるようになったのだ
著者自身の記憶ベースで恐縮だが、北海道で2ヵ所、東北で3ヵ所、北陸で2ヵ所、四国で1箇所、中国で1箇所、九州で2ヵ所、某全国紙が無料配布されているのを目撃したことがある。いずれも自称「クオリティ・ペーパー」のあの新聞だ
首都圏、近畿、東海での目撃例がない理由は、単純に著者自身、首都圏に暮らしていて首都圏のホテルに泊まる機会がないこと、近畿、東海に関しては出掛けても日帰りの出張が多く、宿泊しないことが一般的であるためだ。残念ながら、これらの地域のホテルでも無料紙が配られているのかどうかは知らない
しかし、地方在住の友人の話によれば、上京して東京・秋葉原の某ビジネスホテルに宿泊した際、やはりその某全国紙がそのビジネスホテルのフロントに山積みになっていたらしい
…。
無料紙は押し紙なのか
つい最近もホテルやレストランで無料紙を目撃
この内容については、残念ながら、あくまでも著者自身、あるいは著者の個人的知り合いの体験に基づくものであり、なにか特殊な事情でもあったのか、現在でもそうなのか、あるいは部数を押し上げる目的でなされていたものなのか、などについてはわかりません。
また、あくまでも一般論ですが、これらの無料紙には「広告宣伝を目的とした試読紙」という意味合いもありますので、一概に「部数を押し上げるための不正行為」と決めつけるには慎重になるべきかもしれません。
ちなみに上記は2010年~14年頃の話ですが、著者自身(現在は首都圏に在住)はここ3~4年のうちに、自宅近所のファミリーレストランやホテルにランチバイキングに出掛けた際、上記とは別の全国紙が置かれているのを目撃したことがあります。
とくにホテルの無料紙に関しては、そのホテルの宿泊客でなくても勝手に持っていくことができるようになっており(著者自身の記憶では、たしか、「どなたでもご自由にどうぞ」などと注記がありました)、極端な話、ホテルのビュッフェに訪れた客でも、その新聞をもっていくことができたのです。
といっても正直、山積みになったその新聞の束に興味を示す人は(見たところ)ほとんどおらず、ホテルビュッフェでもみなさん食べるのに夢中で、新聞を読んでいる人は(著者が訪れた時間に限定していえば)ただのひとりもいませんでした。
その意図はどこにあったのか?
なお、くどいようですが、著者自身はこの「ホテル無料紙」あるいは「ファミレス無料紙」については「目撃した」だけに過ぎず、具体的にどの新聞がいかなる目的でそのような行為をしているのかについては存じ上げません。
ただ、上記内容が仮に、「その新聞社が部数の水増しを目的に行っていたもの」なのだとすれば、いったいどう考えるべきでしょうか。
仮に日本全国のビジネスホテルが10,000軒(各ホテルの部屋数は100室)だったとして、このうちの1割のホテルで新聞の無料配布を行っていたとしましょう。配布部数は宿泊客の半数の50部だったとすると、ホテルで無料配布される某全国紙の部数は、単純計算で5万部(=10,000軒×10%×50部)です。
当時、全国紙の発行部数は、読売が1000万部、朝日が800万部などといわれていましたが(現在は読売600万部、朝日350万部程度だそうです)、こうした部数に照らして「5万部」という部数は、大したことがないようにも見えます。
しかし、同じ時期にいわゆる「押し紙」―――新聞本社が新聞販売店に販売しているが、実際には宅配されていない新聞―――の問題が、いくつかのメディアで指摘され始めていたころでもあり、もしこれが部数の水増しを目的とした行為だとしたら、やはりさまざまな点で問題があります。
端的にいえば、読者や広告主などに対する背信であり、部数によっては詐欺が成立する可能性もあり得るからです。
ちなみに著者自身はこの「ホテルで無料配布される全国紙」問題は、押し紙対策の一環で行われているケースもあったのではないかと疑っているクチです。
新聞業界の苦境はかなり以前から始まっていたのか?
さて、先ほど紹介したブログ・エントリー自体は、2014年8月5日に発生した、朝日新聞がいわゆる「吉田証言」の誤りを認めた事件(『「記事取消」から十年で変わったネットと新聞の力関係』等参照)よりも、時系列的には少し前の話です。
この点、日本新聞協会のデータや株式会社朝日新聞社の有価証券報告書などで見ると、2014年度(=)を境に新聞部数の減りがやや加速していることが確認できます(図表1、図表2)。
図表1 新聞部数の推移
(【出所】一般社団法人日本新聞協会データ【1999年以前に関しては『日本新聞年鑑2024年』、2000年以降に関しては『新聞の発行部数と世帯数の推移』】をもとに作成。なお、「合計部数」は朝夕刊セット部数を1部ではなく2部とカウントすることで求めている)
図表2 朝日新聞の部数の推移
(【出所】株式会社朝日新聞社・有価証券報告書データをもとに作成)
著者自身、新聞部数の減少ペースが加速するきっかけのひとつがこの「吉田証言報道取消問題」であると考えている次第ですが、「日本各地での某全国紙のホテル無料配布」がそれ以前から行われていた(可能性がある)ことは、新聞業界の苦境はそれ以前から始まっていたという証拠かもしれません。
実売部数次第では議論の展開も変わってくる
この点、「押し紙」や「ホテル無料配布」などの論点は、その後も、これらが実在する証拠が何度となく、色濃く示されてきているのですが、著者自身が知る限りは、少なくとも新聞業界が公式に認めたものではありません。
しかし、たとえば図表1にも示した通り、日本新聞協会のデータに基づけば、新聞の部数は2023年10月時点で3305万部(※ただし、これはセット部数を朝刊1部、夕刊1部の2部とカウントした場合)で、これは1996年のピークの7271万部と比べて半分以下ではあります。
これをもとに、当ウェブサイトでは「新聞の部数の減り方がこのペースで続けば、あと10年前後で新聞部数がゼロになる」、「だけども部数の減少が止まれば、新聞業界は10年後も生息している」、などと議論してきたわけです。
ですが、「押し紙」、「ホテル無料配布」などのかたちで部数が実態よりも水増しされているのだとしたら、実態は
なのですが、実態として見れば、これよりもさらに少ないという可能性はあります。
こうした水増しが行われているのかどうか、行われているのだとしたらどの程度の水増しなのかについては、業界外の者にとっては正直、想像もつきません。
しかし、現実に新聞業界で部数の水増しが行われているのだとしたら、当ウェブサイトにおけるこれまでの議論も、いろいろと前提条件が変わってきます。新聞業界全体での部数は、すでに3000万部の大台を割り込んでいる、という可能性も出て来るからです。
新聞の社会的影響力
広告費も購読時間も減っている新聞
こうしたなかで著者自身が気にしている論点があるとしたら、それは新聞の社会的影響力が実質的にどうなっているのか、というものです。
たとえば、新聞といえば購読料と広告収入で成り立っている業態ですが、購読料については先ほどの部数データからも苦戦が予想できるところである一方、『部数や広告費の減少で読む新聞・テレビ業界の「未来」』などで取り上げたとおり、広告費についてもずいぶんと低迷を続けています(図表3)。
図表3 広告費の推移(新聞・折込)
(【出所】株式会社電通『日本の広告費』データおよび当ウェブサイト読者「埼玉県民」様提供データをもとに作成)
また、『新聞は「価値がないから誰も読まないメディア」では?』などでも触れましたが、総務省『情報通信白書』のデータによれば、日本人はとにかく新聞を読まなくなりつつあることが示されています(図表4)。
図表4 平日の新聞の利用時間
年代 | 2013年 | 2023年 | 増減 |
10代 | 0.6分 | 0.0分 | ▲0.6分(▲100.00%) |
20代 | 1.4分 | 0.5分 | ▲0.9分(▲64.29%) |
30代 | 5.8分 | 0.5分 | ▲5.3分(▲91.38%) |
40代 | 8.6分 | 2.7分 | ▲5.9分(▲68.60%) |
50代 | 18.6分 | 7.6分 | ▲11.0分(▲59.14%) |
60代 | 28.0分 | 15.9分 | ▲12.1分(▲43.21%) |
全年代平均 | 11.8分 | 5.2分 | ▲6.6分(▲55.93%) |
(【出所】総務省『情報通信白書』データをもとに作成)
2013年と2023年を比較した平日の新聞購読時間は、高齢層でも、たとえば60代が28分から16分へと約4割強減りましたし、若年層に至っては10代がゼロ分(!)となるなど、新聞離れが激しくなりつつあります。
新聞不信が始まったのは2009年政権交代選挙からか?
ただ、2013年の時点でも、1日あたりの新聞購読時間は60代でも30分に満たなかったわけですから、「インターネットが普及する前、新聞の社会的影響力は絶大だった」とする仮説自体が正しいのかどうかについては、少し議論の余地があるのかもしれません。
敢えてもうひとつ、根拠薄弱ながらも持論を展開するならば、多くの一般人は2009年8月の「政権交代選挙」を機に、野党とマスコミに対する信頼を決定的に喪失したのではないでしょうか。
「2009年の政権交代はメディア(とくに新聞・テレビ)にこそ非常に大きな責任がある」、というのは、当ウェブサイトではこれまで何度も繰り返し強調して来た論点ですが、そのわりに新聞・テレビ業界から、2009年8月の自分たちの偏向報道に対する反省特集などが組まれたという例は存じ上げません。
このあたりは、マスコミ業界が他業界と根本的に異なる点です。
自動車会社にとって、安全で高性能な自動車は自社の最大のウリであり、また、自社製品の安全に対し、自動車会社は大きな責任を負っています。万が一、自動車に構造的な欠陥などが見つかれば、自動車会社はその自動車を大々的にリコールするなどの対策を講じます。
また、食品会社にとって、美味しいだけでなく安全な食品は自社の最大のウリであり、万が一、自社製品で集団食中毒を発生させようものなら、下手をしたら会社が倒産するレベルの大騒ぎになりかねませんし、何年、何十年かかっても、その教訓は後世に引き継がれます。
なぜ、マスコミ業界ではこれがないのでしょうか?
捏造報道、偏向報道は、いわば、自動車会社が欠陥のある自動車を世に送り出したようなものであり、食品会社が腐敗した食品を出荷したようなものです。
新聞(やテレビ)業界が普段、企業や役所に対し、不祥事を徹底的に追及する姿勢を示していることとのバランス感覚でいえば、マスコミが報道不祥事を発生させた場合、本来ならばその不祥事について徹底的に謝罪・原因究明し、再発防止を社会に対し約束するのが筋です。
それなのに、現実には、わが国では毎月のように報道不祥事が生じていますし(政治家が述べてもいない内容を述べたかのように報じる、科学的に間違った内容を堂々と報じる、など)、正直、報道機関関係者としては、もはや感覚がマヒしているのかもしれません。
某全国紙には経済記事や国際記事がほとんど掲載されない日もある?
こうしたなか、つい最近、X(旧ツイッター)では、とある全国紙を購読しているという人物による、こんな趣旨のポストを目にしました。
XX新聞では最近、次のような傾向が見られる
- 経済記事や国際記事が実質的にほとんど掲載されない日がある
- 介護、健康、育児などの記事の比率が高い
- 環境問題の意識を高める行事等に関する記事も多い
…。
これも、冒頭でお断りしたとおり、著者自身が定量的な数字・データでお示しすることができない現象であり、これが事実なのかどうかは正直、よくわかりません。
ただ、このユーザーの方の普段からのポストを拝見する限り、この方が長らくこの全国紙の購読者であることはほぼ間違いなく、そのような方のポストだけに実感がこもっているのではないでしょうか。
実際、このユーザー以外にも、「新聞は恐ろしいほどに無内容だ」、「いつの間にかジャーナリズムの知的劣化が進行していた」、などとする趣旨の内容をポストしている方もいらっしゃるようです。
この「新聞に内容がない」という点については、じつは著者自身もほぼ同意します。
正直、XやYouTubeといった空間に普段から接しているなかで、たまに何らかの機会で紙の新聞に目を通すと、その内容のなさ、つまらなさに驚くのです。
とりわけ自宅で焼肉をするときには、油がとびはねるため、通販での購入品に緩衝材として同梱されていた新聞を周囲に敷き詰めるのですが、肉が焼けるのを待っている間にその新聞を目にすると、見事に中身が空っぽで驚くのです。
だいたい「読者の声」に投稿しているのも60代以上の方が多いようですし(このあたりも著者の主観です!)、紙面を埋め尽くす広告は健康食品だ、サプリだ、開運のサイフだ、サ高住だ、墓地だ、納骨堂だ、といった具合に、いかにも特定の年齢層の人々が好みそうな商品で溢れているのです。
専門性が欠如している現在の新聞
著者自身も新聞(やテレビ)の「悪い円安」論や「国の借金」論を眺めていると、金融リテラシーの絶望的なまでの欠如を目の当たりにしますし、多くの場合、記者に経済や金融、財政、会計などの専門知識などが欠如しているであろうことは想像に難くないと思われます。
このように考えると、新聞業界は緩慢な死に向けての歩みを着実に進めているように思えてなりません。
この点、もしも新聞業界が息を吹き返したいと思うのならば、ネットには敵いっこない「速報性」を思い切って完全に捨て去り、解説専門に特化していくべきではないか、という気がしてならないのですが、肝心の「解説能力」がダメ、速報性もダメ、事実を正確に報じる能力もダメなら、新聞業界のウリはいったい何なのでしょうか。
秋の夜長に謎は深まるばかりです。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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CNA Channel News Asia という報道機関があります。シンガポールの多言語ニュースメディアだそうです。このサイトを開きますと、画面隅に「FAST」という赤ボタンが表示になるんですね。最近気が付きました。これはなんだろう。
「FAST」を選ぶと画面の表示形式が変更になります。縦長スマホ画面操作に特化したものになるのです。
『PC 共通の通常画面との違い』
・記事内容は bullet summary(箇条書き)で大きめの文字で表示になる。
・箇条書きは3から4アイテム。
・箇条書きは一画面に収まりませんので下のほうは「Expand」というボタン付きで目に触れないようにしてある。
親指操作でするする手繰れる。
興味を感じない記事は指先一つでずんずん飛ばして、目に留まったものだけ箇条書きを表示させて頭に入れる。要約の元になっているフルサイズ記事は追加操作で読めるようにも作ってあります。
電車車内で立ち吊革につかまったまま残りの手だけで効率よく快適にニュースが読めるなんて。なんてすばらしい。時代は変わりました。
ニュースを読むのはスキマ時間消費型の行動。記者諸君が精魂込めて執筆した文章、いらないトランプ札が選別されるように、指先操作ひとつで捨てられてしまう。そんな時代なんですね。
俳句やスカートは、
「短いほどよい」
数式や機械設計は、
「シンプルなほどエレガント」
無意味にごてごてデコレーションした長い文は、需要がありませんわな。
寝落ちするための睡眠導入ならアリかも?
サ高住ってサービス付き高齢者向け住宅の事なんですね。
終末待機者への終末コンテンツを充実させる終末メディア。
某新聞には、経済記事や国際記事を書くだけの専門知識をもった記者も、その記事を理解する基礎知識をもった愛読者も(少なくても)極めて少ないのではないでしょうか。(もしかしたら、愛読者に忖度して、彼らの反発を招く恐れもある記事をカットしていった結果かもしれませんが)
ふっと思ったのですが、
>また、食品会社にとって、美味しいだけでなく安全な食品は自社の最大のウリであり…
既に鮮度(速報性)を捨てて加工食品(発酵食品)へ方向を定めているのではないでしょうか。
ただ、発酵技術が未熟なため腐った食品を放っているという現状ではないでしょうか。
本人が腐っていると認識しているとは思えませんが。
新聞の凋落は百貨店の凋落と似ている。
百貨店は「百貨」と言うだけあり何でも売っていた。売るだけではなく食堂があり、屋上には遊園地まであった。子供のころ切手やコインを集めていたが、そんな売り場を持っている百貨店もあった。
新聞は今でもそうだが政治、経済、社会、国際、スポーツ、文化なんでもありテレビラジオ欄、株価情報、連載小説、4コマ漫画まである。
百貨店には家具売場があったが今は家具専門店に行く。家電売場もあったが家電量販店に行く。
百貨店の売上で最も大きな割合を占める衣料も今はユニクロ、GAP、青山に行く。かつて百貨店だった建物には家電量販店、家具専門店、ユニクロが入っている。
百貨店の凋落の原因は個人的には日本人が豊かになったせいだと思っている。豊かになれば高いものを買いそうだが、逆だった。日々着るようなもの、使うようなものにはカネをかけなくなったのだ。それに気づかなかったのは場所貸し(委託販売)になれた百貨店バイヤーの怠慢なのだろう。
新聞が提供する情報の中でテレビ番組表、株価情報はもっと質のいいものが無料で手に入る。
4コマ漫画など見ている人がいるのだろうか。かつて新聞の連載小説を読んでいるのは長期入院患者ではないかと言われていたが、今そんなに長く入院させてくれない。スポーツの記事はネットが速い。しかも無料だ。
良質のものが無料で手に入るのにカネをはらって質の落ちるものを買う人はいない。
今後新聞は部数減に拍車がかかると思うが、紙の新聞を購読している人はなんのためなのだろう。私の仮説は「世間との同期をとるため」地方ほど新聞購読の割合が高いのはこのせいかもしれないと思っている。朝玄関に投げ込まれている新聞を広げれば自分が世の中から取り残されていないことを知ることができる。でも月4-5000円は高いかも。
>かつて新聞の連載小説を読んでいるのは長期入院患者ではないかと言われていたが、今そんなに長く入院させてくれない。スポーツの記事はネットが速い。しかも無料
昨日は見どころだけ切り出した52号ホームラン動画を Youtube が「推して」くれましたので楽しませてもらいました。話題に取り残されなくてよかったです。
>>地方ほど新聞購読の割合が高い
配ってる人が顔見知りだったりしますからね。
白菜や大根や牛蒡を保存するときに便利です。
里芋や蓮根を軽く洗って人に渡すときも必要。
あと梅干しや椎茸を干すときザルの下に敷く。
農機具の手入れするとき土間に敷き詰めます。
朝早く涼しいうちから作業して
午後はなるべく日陰か屋内作業。
これらの時はラジオが根強いです。
暇だと明るいうちから飲み始めるし
ゴールデンタイムは酔うか寝てるか。
テレビではプライムビデオやNetflix
を見てるって人が圧倒的に多いです。
(子どもがいればディズニープラス)
みんな大きいのを買います。
ホント、この手のネトウヨサイトはレベルが低い。専門性がない?自分だって新聞から情報を貰ってる癖に。ネットニュース見れば分かるけど信頼されている記事の99.99パーセントは新聞テレビ雑誌の記事。新聞は社会の公器だからね。マスコミだけを悪者にして楽しいの?ブログ主やここに集うネトウヨの皆さんに聞いてみたい。何が楽しくて生きてるの?
白紙抗議の対象としてちょうどだからです。
>この手のネトウヨサイトはレベルが低い
>信頼されている記事の99.99パーセントは新聞
>新聞は社会の公器
>ここに集うネトウヨ
日本人らしからぬ、すがすがしい自己評価の高さ。さすが優等民族!
そりゃ、舌が何枚あっても、ネトウヨの皆さんから悪者呼ばわりされるのは許せないですよね。
どっからどう見ても釣りなのですが、一点だけ重要性が高いかなと思いまして。
>マスコミだけを悪者にして楽しいの?
楽しくないから問題なんですよね、許せないというか。茶化しでもしなきゃやってられないというか。そして本質部分は左派野党や隣国なども同じ(マスコミだけじゃないやんけ)。
日本で生きていて、楽ではないけど、総じて楽しいです。価値を感じているのに、連中は積極的に且つ理不尽に、それを毀損してくるのですから。
あと、事実を並べるだけで悪口になるって、誰のせいなんスかね……
よほと悔しかったんでしょうねえ。
しかし、なんで我が事のように立腹できるのか。
すごい共感能力だなぁとは思います。
そういえば左翼のカリスマみたいになってる元事務次官女性のサイトを覗いてみたら、賛辞や共感のコメントがズラリと並んでいて腰が抜けましたわ。
普通は、◯✕どちらもあるはずなのに。
(新宿さんところは、どちらの書き込みもありますからね)
その捉え方は、会計士さんの主張とずれている気がします。
例えるならば、私たちが精肉(=事実)だと思って買っていたひき肉が、実はパン粉や古い肉や全く別のクズ肉を混ぜて作られたものだった。これが判明しだしたのが、民主党政権の頃であり、スマホにより多面的に情報を得やすくなった頃。
現在はSNSや個人サイトが広まり、専門家や集合知によって、パン粉やクズ肉の山から精肉を掘り出したり、肉の成分を分析してくれる方が増えた。こんな状況で、わざわざ偽装肉を注文したい人はいるか?という主張と思います。
ところで、あなたは辺野古デモやお米食べたいデモしている人にも、そんなことやってて生きてて楽しいの?と思いますか?(国葬反対デモのように、お金がもらえるから楽しいかもしれませんが…)
このサイトは、あなたにとってはレベルが高すぎると思いますよ。
”ワイワイやるだけ”のまとめサイトと違い、根拠を持って論理立てて話すのが
主体で、それが”楽しい”のです。ブログ主も、読者も。
あなたは「ネトウヨ!」と叫んで構って貰えればそれで良いのかも知れませんが、
そのうち構って貰えなくなりますよ?
*業界を揶揄してみます。
とにかく政権を叩く、”どくそうせい (毒葬性?)”
とにかく世間を煽る、”ふあんたじい(不安多恣意?)”
内容の無さを主観で埋める『しゃくとりむし(尺取虫!)』と化してるんじゃないのだろうか?
新聞:とにかく紙面を埋めろ!
TV:とにかく時間をつぶせ!
・・ってね。
・・・・・
*余談です
>新聞業界のウリはいったい何なのでしょうか・・(ウリ=同志?)
→同居(テナント )している韓国メディアとかのことでしょうか?
例えば、朝日の場合は東亜日報ですね・・。
m(_ _)m
>新聞業界のウリはいったい何なのでしょうか。
もしかしたら、「読者の代わりにウソをついてあげる」のがウリなのかも知れません。
「日本は終わってる、日本は酷い国」と叫びたい読者たちの”根拠”になってあげたり、
「野党優勢、自民破滅(そして実際の選挙で自民が圧勝すると自民支持者を蔑む)」と
言う幻覚を見せてあげたり……
ただ、こういうやり方だと生き残れるのは小規模の雑誌などで、
大手メディアはこれだと従業員を養えないと思うのですが……
・支持も信用も失って
・タダ読み宣言が広まって
・いくら文章を書いても売り上げが減り続けて減益収支に終わり
・やがて良質情報商品を低コストで提供する高効率経営ライバルが出現
・負けて市場から撤退を余儀なくされる
単純な未来が水晶玉に浮かんでいる。中学生にも分かる簡単な話です。
違う異世界の書物ですので。
内容が理解できなくて当たり前かと。
一説によると,死の世界の前にあるとか。
山高ければ谷深し。
全国紙4紙は残紙削減してます。
残念ながら読売残紙が一番多い。