立憲民主党では枝野幸男前代表が代表選への出馬を表明
自民党代表選が盛り上がりを見せる一方で、立憲民主党の側では前代表でもある枝野幸男氏が代表選に出馬するようです。枝野氏は出馬表明の中で、「立憲民主党は腐敗を一掃する政党」などとしたうえで、他党との選挙協力に言及し、あわせて「ヒューマンエコノミクスの8つの柱」に言及したそうです。
目次
盛り上がる自民党総裁選
小林鷹之氏だけではない有力候補
自民党総裁選が、盛り上がってきたようです。
『出馬表明の小林鷹之氏「経済は財政に優先する」と宣言』では、いち早く総裁選への立候補を表明した小林鷹之氏について、YouTubeにアップロードされた演説内容を文字起こしして紹介したところですが、総裁選の候補は小林氏だけではありません。
報道等によれば、茂木敏充・自民党幹事長や河野太郎デジタル相、加藤勝信・前厚労相、高市早苗・経済安保担当相や上川陽子外相、林芳正官房長官、小泉進次郎・元環境相など、立候補を前向きに検討していると思われる人物や、周囲からの立候補待望論が持ち上がっている人などは多いようです。
(※どうでも良いのですが、参議院議員でありながら自民党総裁選への出馬を表明している青山繁晴氏、あるいはメディアの調査だといつも「人気の候補」ということにされている石破茂氏らに関しては、個人的には今回20人の推薦人が集められるのかどうかという点を疑問視しているのはここだけの話です。)
この点、当ウェブサイトごときが「自民党総裁に望ましいのは誰それである」、などと申し上げるつもりはありません。
といよりも、次期自民党総裁を決めるのは自民党国会議員と自民党員であり、それ以外の一般国民にとっては、基本的に総裁選びには関与できません。
「この人が次の総裁になれば良いな」、「次の総裁がこの人じゃ嫌だな」、などと述べたところで、そうした意見は自民党国会議員や自民党員らの投票行動の参考くらいにはなるかもしれませんが、正直、それ以上の意味はないのです。
立憲民主党はどうする?
ただ、こうした点を脇において、あえて下馬評を申し上げるならば、(あくまでも報道や各政治家の言動に照らし)今回の自民党総裁選は、大いに盛り上がる可能性が高いです。(現在の見通しで言うならば)候補者の中には「派閥の重鎮」的な人もいれば、女性候補や若手候補などもいるなど、話題豊富だからです。
さらには、もしも40代政治家や女性政治家などが次の総裁に選ばれれば、「自民党は変わった」という印象を、一般国民に与えることになるでしょう(※もっとも、著者自身としては、「印象」で総裁選を語りたくはありませんが…)。
いずれにせよ、自民党総裁選にさまざまな候補者が出現することで、人々の間で自民党総裁選が話題になることも増えるでしょうし、また、新総裁(=新総理)の下で衆院解散・総選挙がなされれば、自民党はかなり善戦する可能性があります。
こうした状況で、最も困っている政党があるとしたら、それは立憲民主党かもしれません。
じつは、自民党総裁選と立憲民主党代表選は、ほぼ同じ時期に行われます。
『自民党総裁選2024特設サイト』によると自民党総裁選は9月12日告示・27日投開票であるのに対し、報道等によれば、立憲民主党代表選は9月7日告示・23日投開票であるため、選挙戦の期間もほぼ重なっています。
ということは、自民党総裁選の話題が盛り上がれば盛り上がるほど、立憲民主党代表選の期間の話題が自民党側にかっさらわれます。
立憲民主党側の有力候補者は?
そうならないためにも、立憲民主党側としても話題性を演じたいところでしょうが、肝心の代表選への候補者の顔ぶれは、いったいどうなっているのでしょうか。
これも報道等によれば、泉健太・現代表、枝野幸男・前代表に加え、取りざたされているのが野田佳彦元首相、小川淳也・前政調会長、馬淵澄夫・元国交相などの顔ぶれが取りざたされているようですが、正直、「若手」という意味では、これらの中では泉代表自身が最も「若手」だったりもします。
こうしたなかで、枝野幸男氏が21日、出馬表明会見を行いました。
会見のなかで、枝野氏は代表選への立候補を表明したのですが、せっかくですので「文字起こし」機能なども使い、少し長くなりますが、会見の概要を紹介したいと思います。
なお、小見出しについては当ウェブサイトにて勝手に付したものですが、それ以外の部分は基本的に枝野氏の発言をそのまま収録しています(部分的に欠落や誤字・脱字等があるかもしれませんがご容赦ください)。
枝野氏の出馬表明
出馬表明
立憲民主党の枝野幸男です。お集まりをいただいた報道機関の皆さん、そしてネットテレビでご覧をいただいてる皆さん、ありがとうございます
私、このたび9月に行われます立憲民主党代表選挙に立候補することを決意いたしました。2021年に代表を退いて3年間、その間、安倍元総理の痛ましい事件、統一協会や裏金の問題、そして能登半島での大きな地震などさまざまな出来事が続きました
いま、今日本は大きな分岐点にあります。歴史的な安と物価高は国民生活に大きな打撃を与えており、日銀が利上げに踏み切り株価が市場最大の乱高下をするなど経済も大きく混乱をしているにも関わらず、政治に対する不信が高まり、歴史的な変化についていけていません
ヒューマンエコノミクス
人口減少が進むなか、アベノミクスの後の日本経済をどうやって立て直すのか与野党を問越えて問われている、そんなときに奇しくも与野党それぞれの第一党で、ほぼ同時に党首選挙が行われる、国民の皆さんの前で大きな議論を交わすという機会が訪れました
私は今こそ日本はこの10年の、いや、失われた30年と呼ばれるほど長期に渡る長いデフレ、これを作り出した古い政治に終止符をうち、新しい時代へ向かって進む時だと考え、今回の出馬を決意いたしました
人間中心の経済を実現する日本の活路はこれに尽きると考えています。人口減少が進む日本では社会保障や公共サービスなど支え合う仕組みの充実が必要で、同時に力を失った経済を再生させるためには高い付加価値を持つ商品やサービスが求められています
どちらの場合も大切なのはそれを担う人です。介護や保育といった分野に力を入れて賃金を上げ誰もが安心して暮らせる基盤を強化します
成長戦略もこれまでのように代わりはいくらでもいると人を使い捨てにするようなやり方は通用しません
人手不足が深刻化するなか、政治がひとりひとりのすべての人の可能性を引き出す環境をいかに作れるか、日本の可能性はその一点にかかっています
すべての国民が個人として尊重され健康で文化的な生活をむことができる社会。これを実現することでこれからの日本の成長の基盤が作れます
あらゆる分野で政府がひとりひとりを力強く支えることで日本全体の成長につなげていく。それが私の考える人間 中心の経済、ヒューマンエコノミクスです
かつて自民党王国と言われた地域でも 裏金事件などを受けてこれではさすがに支えきれないという声が聞こえてきます
立憲民主党は腐敗を一掃する政党
国民は今新しい政治の選択肢を求めています。次の解散総選挙でその民意を受け止めるために立憲民主党は自民党に変わる新たな時代の国民政党へと進化しなければなりません。これまで自民党を支持してこられた方々を含めて幅広くを民意を包摂し、抱える国民政党にならなければならない。そう考えてい ます
自分自身の反省も含めてこれまでの立憲民主党は、ともすれば永田町の内側の他の政党との関係ばかりが注目されてきました。こうした状況では立憲民主党が何をしたい政党なのか、そして本当に国民の皆さんの側を向いた政党なのかどうしても伝わりにくい面がありました
立憲民主党は政治腐敗を一掃する政党です
賃金を上げ公共サービスを充実させる政党です地域の人たち真面に働く人たち新しい挑戦をする人たちを応援する政党です。そして人間中心の経済という新しい時代のビジョンを掲げ国民政党へと進んでいきます
大都市から農村漁村に至るまで立憲民主党が一体何を目指す政党なのか地に足をつけて訴える新たな国民政党への道はこれに尽きると考えています
新しい政治の選択肢を求める民をより幅広く受け止めるそのために政党官の連携のあり方についてもこれを再構築します これまでの与野党とか永田町の内側の組み合わせとかいう狭い世界に閉じこもっていたいるように見られては幅広い国民の皆さんを包み込むことはできません
特定の政党と全国一律で協力関係を結ぶのではなく、これまで自民党を支持しながら 今の自民党に呆れ怒っている皆さんを含めより幅広い民意を包み込むこのことを目指してまいります
柔軟で現実的な枠組を構築しつつ、とことん立憲民主党のビジョンを高く掲げ、地に足をつけた訴えをさらに強力に進めていくことで新しい国民政党へと進化します
他党との選挙協力
もちろん国会対策をはじめとして、他の政党との十分なコミュニケーションや信頼情勢は欠かせません
制度である以上選挙区で最大限一気打ちの構造を作るその姿勢も一貫して変わりません
我が党との協力を考えてくださる皆さんについては、統一協会のような反社会的勢力や利権絡みでない限り、どなたでも歓迎なのは当たり前です。個別の選挙区それぞれの地において最も自民党に勝てる連携の形を模索します。それを党本部として全力で バックアップし、適切にマネージメントしてまいります
かつて安倍一強と言われた自民党にどう抵抗するのかが野党に求められていた状況とは大きく変わり、自民党に変わる政権の選択肢が求められているその状況に対応して、立憲民主党は今こそ主体的で開かれた人と自らの力強さを示すことで新しい国民政党へと脱皮する時だと考えています
この3年間一議員として全国の様々な 地域を回りました。能登半島の被災地にも伺い、たくさんの人たちが取り残されて いるいざという時に政治がその役割を果たせてい ないかつて官房長官ととして経験した東日本大震災のことも思い返し情けなく申し訳ない気持ちになりました
ここで立ち止まり、足踏みをしている場合ではない。そう強く感じました
失われた30年の責任は間違いなく我々野党にもあります
まっとうな政権の選択肢を作ることができず健全な政権交代が定着する環境を作れなかった。その反省と教訓は私の胸に深く刻まれています
今回の立補については私自身にも躊躇する思いがなかったと言えば嘘になります
しかし大きな分岐点を迎えた日本の危機の前にひとりの政治家として逃げるわけにはいかない。立憲民主党としてもこの局面で本気の全力の東内議論ができなければ最大野党としての責任は果たせない。熟慮している間ある方から、いま出馬しても何のの得にもならないのではないかという趣旨のことを言われたことがあります
その時に政治は損得でやるものではないと改めて気付かさせられました
こんな重大な時に自分の損得感情で出馬を見送るようでは日本の政治を変えることなどできない
永田町の内向きの事情ではなく正念場を迎えた日本のために、いま国民の皆さんに向けて外側に開いて選択肢を示さなければならない。そう思うに至りました
人間中心の経済ヒューマンエコノミクス を実現するひとりひとりに寄り添う真っ当な政治への転換を成し遂げる。その先頭に立ち次の世代が力を最大限に発揮できるようバトンを引き継ぐ。それが私に課せられた使命だと考えています
私の経験や力政治家として培った全てを注いでの世代のため新しい 時代を切り開くその戦闘に達したい。その思いで今回の立法を決意した次第であります。皆さんどうぞよろしくお願いをいたします
ヒューマンエコノミクスの8つの柱
私が掲げる政策ビジョン人間中心の経済ヒューマンエコノミクスについて簡単にご説明いたします
全体について詳細については記者の皆さんには既に配布をさせいただいてるかと思います。ネットなどでご覧の皆さんには私のホームページで全文を公開をしていますので是非ご覧をいただければと思います
今から申し上げる8つの政策の柱を実現することで全ての国民が個人として尊重され健康で文化的な生活を営むことができる社会を作る。これこそが私枝野幸男が描く新時代の日本の青写真です
1つ目の柱は人の可能性を開く投資です。人口減少社会の中では高い付加価値を持つ商品やサービスを生み出していかなければ なりません日本の成長はひとりひとりの可能性や能力を最大限引き出せるかどうかにかかっています
多様な教育の機会を広げていくととにイノベーションのための基礎研究へ大胆に投資し大学や研究機関における研究者個個人の取り組みを手厚く支えます。AIなどの先端技術発開発や芸術文化コンテンツ産業なのに予算を重点配分いたします
2つ目の柱は地域経済を生かす投資です
人間中心の経済を支える基盤はそれぞれの地域に他なりません。日本列島全体で水平的かつ分散型の自立的経済権を 作り出しますエネルギーと食料の国内時給を飛躍的に高め気候機対策の観点も含め省エネ最エネへの大規模投資を進めます
3つ目の柱は国民所得の底上げです
手取り収入の飲みが国内需要を低迷させ市場全体を縮ませています賃上げ税制を含め既存の政策を振る活用した上でさらに最低賃金や介護保育教育の現場の賃金など政府が決定権を持つ分野を突破校に幅広く持続的な賃上げを牽引します。正雇用の処遇を引き上げるとともに雇用全体の正規化に道筋をつけます
4つ目の柱は支え合う社会制度の拡充です
老後や子育てなど暮らしの不安は手取り収入の伸び悩みと並んで経済低迷の主要因です。いざという時を支えるベーシック サービを拡充しその財源として税の累進性を強化します
消費税の逆進性対策として無収入層から中間層まで幅広く負担を軽減する還付制度、いわゆる給付付税額控除による戻し税を導入します
5つ目の柱は個人の選択肢の拡大です
特定の価値観を押し付けられることなく誰 もが行きやすい社会を作るそれがより多彩な成長の幅広い基盤になると確信します。選択的夫婦別たの実現は当然のこと同性パートナーが望めば結婚できるようにします
ジェンダー平等実現に向けて政策を総動員するとともに生徒生殖の健康権利、いわゆるセクシュアルリプロダクティブヘルツライツを実現します。障害や国籍など で差別されない社会を作ります
6つ目の柱は現実的な外交安全保障です
外交を通じて戦争を未然に防ぐという政治の最大の役割を果たします日米同盟を軸に置きながら日本を取り巻く国々との対話外交を試みます
安全保障については日米安全保障体制を基盤としつつ選手防衛の基本に立ち返り地に足をつけて防衛力の実効性を高めます特に定員我が態化ている自衛官について処遇待遇を底上げして現実的な防衛力の強化を目指します
7つ目の柱は災害危機に機能をする政府です
災害に強い国づくりを国の最重要課題に位置付け定説の即応体制の整備専門人材の育成など政府の備えを抜本的に強化します
東日本大震災の時に官房長官として対応にあたった知見も生かし防災災害対策モデルをさらに常に更新し続けます
8つ目の柱は民主主義のアップデートです
政治分野から行政分野まで閉ざされた 内向きの論理を超えて国民納税者の視点に立った改革を進めます。情報公開という哲学のもとに透明化を徹底し国民が知って評価できる仕組みを確立します
少なくとも企業団体献金と政治資金パーティーに関係関連して一円単位での公開を速やかに実現します
多様化する民意を反映できるよう投票率を引き上げ死に票を少なくする方向で選挙制度の検討を進めます
表現の自由や学問の自由を確保し対応 で活力ある市民社会と公共空間を想像します
以上が私の考える人間中心の経済 ヒューマンエコノミクスの8つの柱でありますえこの政策の柱を軸にしながらさらに政策議論を展開をしてまいりたいと思っています
私から冒頭は以上であります、はい、ありがとうございました
読後感
…。
「立憲民主党は腐敗を一掃する政党です」のくだりで飲みかけていたコーヒーを噴き出したのはここだけの話ですし、また、「若手にバトンタッチ」とかおっしゃるのなら、50歳の泉健太・現代表を引き続き支えた方が良いのではないか、といったツッコミどころもあります。
当ウェブサイトとして、現時点で枝野氏の「ヒューマンエコノミクスの8本柱」についてああだ、こうだと申し上げるつもりはありませんが(というか、それを議論してもあまり生産的ではないと思います)、いずれにせよ、色々な意味において「立憲民主党らしさ」がにじみ出ていると思う次第です。
それより個人的に実感したのは、2009年8月と現在との大きな違いです。
2009年当時は、麻生太郎総理大臣と鳩山由紀夫・民主党代表(当時)が党首討論を行い、客観的に見て麻生総理が論戦を制したのですが(『立憲民主党の先祖返り、今度のポスターは「変えよう」』等参照)、それにもかかわらず、同月末の衆院選で自民党は惨敗を喫しました。
その理由はもちろん、新聞、テレビを中心とするマスメディアが、これをろくに報じなかったからです。
しかし、現代社会では、そうではありません。
たとえば当ウェブサイトでも、上記で枝野幸男氏の、『出馬表明の小林鷹之氏「経済は財政に優先する」と宣言』で小林鷹之氏の、それぞれ出馬に向けた表明を取り上げましたが、ネット環境があればどなたでも、与野党それぞれの有力候補者の発言内容を視聴することができる、というわけです。
そして、有権者の側もマスメディアの「報道の自由」あるいは「報道しない自由」を脱し、虚心坦懐に、この9月の2つの代表選、そしておそらくそれに続けてすぐに行われるかもしれない衆院選での投票行動を考える良い材料とすることができるのではないか、などと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
候補者が冴えないですねえ。
まだなにもやらかしてない、という1点だけで馬渕だけギリギリなんとか、くらいの感想です。
(地元なので高市と馬渕をずーっとウォッチしてきた贔屓目もありますが)
デフレ脱却!とかマヌケにも程がある。
すでにインフレに転換して日銀が利上げをほのめかすステージなのに、周回遅れにも程がある。
あちこちに浸透するタイムラグがあるにせよ、とにかくムーブメントの最先端は
「ブレーキを踏むか踏まないか?」
なのであってアクセルの話ではなかろうに。
「僕のかんがえたさいきょうのこうやく」は、蓮舫に一つ足して8つ出してきました。
ツッコミどころだらけで、萎えますよねえ。
うーん、内輪だけのコップの中の争いごとなので、頑張ってくださいね、とだけ。
毎度、ばかばかしいお話しを。
立憲:「わが党も、自民党の岸田総裁に倣って、泉(現)代表が党首選不出馬を表明すれば、色んな党首候補がでてくるかな」
アメリカのバイデン大統領も、大統領選挙から撤退しましたし。
文字起こしありがとうございまする
先だって『枝野出馬!』的速報的TVnewsを視て、「具体的にナニする云うとんかワカルとこの映像使えよ」とか思とったんが…ナンダロウ、残念さしか漂わないアピールて
結局“ソノ目標に至る道筋”がまるで具体性の無い“お気持ち表明”に終始しとるげにみえてしまふ…
まー党内選挙ですし立民支持者に響けばイイだけなンでショーけど…
ワイもエコーチェンバーにドップリなんやろナァ…
まずはお決まりのツッコミ
>飲みかけていたコーヒーを噴き出した
今時コーヒー豆も非常に高いですし、コーヒーだと掃除も大変ですから、コーヒー飲むタイミングは気をつけた方が良いです。充分予見できる状況ですし。
8つのなんたらというのをみて、まず思いついたのがが最近私がここで書いている「総花的」という言葉。これらのなんたらを元に具体的に政策論争をするのは非常に困難です。良いことしか書いていないから、一生懸命自分で調べてこれらのなんたらのデメリットを探さねばなりません。
政策論争の土台になりません。どうせ誰も政策論争は仕掛けてこないって思想が見えてます。
私は「この8つ以外はやらないんだね」と意地悪く解釈すべきだと思います。
そういや思い出しました。マニフェストという言葉があった記憶ですが、あれどこに行ったのでしょう。ついぞ公約との違いを理解できませんでしたが。
まー総じてコトノハのカルい連中でっさかいナ
公約:未達成→ウソツキ
マニフェスト:未達成→今回はチカラ足らずやったやでまたガンバるガンバろうガンバるつもりでアリマス
アジェンダ:未達成→いや~コンナコトやりたいな云うかデキタライイな云うか~…
クライナカンジかもしれまへな
知らんけど
そう、マニフェストって公約に比べて、有権者側に不利で、政策出す側に一方的に有利な概念でしたよね。なんであんなもんがもてはやされたのか。有権者は自分に不利な言い換えにもっと批判的に応対すべきだった。まあ今更ですが。
(事実有根!)
枝野論:立憲民主党は、政治腐敗を一掃する政党です!
世論評:貴方たちは、政治腐敗を ”一層” した政党・・。
*刷新感を醸すまえに、民主党政権下を総括してみよう・・。
>自衛官について処遇待遇を底上げして現実的な防衛力の強化を目指します
???
「なんとかヒューマンにこじつけなきゃ…せや!」ってところでしょうか。改善が必要と長いこと言われている問題ではあるのですが……足軽増やせば戦力が増える時代ではないです。あと共闘される方々はそういう方針でしたっけ?廃止を目指す人達と頑張って折り合いをつけてもろて。
でも賃上げだけで済ませて開発費装備費なんかをこっそり削減したら、飼い主に褒められるか。民主党は”公約に無いところ”こそが本丸だったりしますから。不自然に言及しない部分は要警戒。
まぁ「オスプレイは鉄15tだから15万円」とかいう議員を抱えている政党の面目躍如ですかね。
>>オスプレイは鉄15tだから15万円
敗戦のどさくさで旧日本軍の資材を
夜闇に紛れてのリアカー手法で
いわゆるボテ屋さんは財をなしたことが
知られています。
リアカー引きがとても上手で早かったので
その資金で開業したパチンコ屋さんの資金が
某Sグループさんの成り立ちというのは
よく知られたお話しです。
いつもお疲れ様です。
「永田町の内側の他の政党との関係ばかりが注目されてきた」とか反省するふりをしながら「他政党とのコミュニケーションや信頼情勢は欠かせない」とか変えるつもりはなく、文章も意味のわからない横文字言葉や中身のないものばかりで単に長いだけ。そして自分たちの裏金や選挙違反には一切言及せず…。
やはり投票先としてはありえないですね
泉氏続投→好き勝手する旧民主・民進執行部をまとめられず、日和見になり党弱体化歯止めかからず。
次の選挙戦後に泉おろしを受けて短期辞任になりそう
枝野当選→旧態全に戻り、理屈をこねくりまわして野党共闘路線へ
中道な支持者や連合票が離れ、共産とほぼ変わらない先鋭化へ
野田当選→中道路線を描けそうであるものの、
声の大きい左派信者から猛烈な突き上げを食らい、
党ごと空中分解しそう
誰が新代表になっても先は暗い気がしますね。
なんやかんやで枝野氏になる気がしますが。
>>・・古い政治に終止符をうち、
>>新しい時代へ向かって進む時だと考え、
>>今回の出馬を決意いたしました
??
オールド左翼の象徴である
枝野さんの言葉なのですから
最後の一行は、
「今回の出馬を断念することと致しました」
でなくては文章が成り立ちません。
>>まっとうな政権の選択肢を作る ??
論外だと言う声も多いのですが、
形式上一応は立憲民主党は
「末 等(まっとう)」の選択肢
にはなってはいます。
どうせ立憲民主党の代表なんて罰ゲームみたいな立場なんだから、
誰もやりたがっていないんじゃ?と思っていたけれど、案外そうでもないのかな……
まあ、支持者向けに一応は努力しているフリをしないといけなくて、
”結果を出せていない”泉氏をそろそろ降ろさないといけないのかも知れないけど。
具体性もないし、大きな方向性も読み取れないですね。わかることは「何も変わらない」ことくらいでしょうか。
例えば小林氏の「経済は財政に優先する」は自身が財務省OBであることを踏まえ、財政再建至上主義の懸念に対して方向性の回答を示したいい例でしたが、それに類するものが何もない。
例えば。
>外交を通じて戦争を未然に防ぐという政治の最大の役割を果たします日米同盟を軸に置きながら日本を取り巻く国々との対話外交を試みます
>定員我が態化ている自衛官について処遇待遇を底上げして現実的な防衛力の強化を目指します
「防衛軽視、外交一本槍」の懸念に対する新たな方向性は示されなかったわけです。
今さら日米同盟基軸かどうかなんて論点じゃないでしょう。鳩山方針の否定の意味しか無い。対話外交なんて現政権もやってる。
隊員の処遇は改善しても次期戦闘機開発は止めると言い出すかもしれない。防衛費GDP2%も多すぎるから止めると言い出すかもしれない。
隊員の処遇改善と防衛力強化を結びつける言説も、R4氏の「少子化対策」と称して「都の非正規職員の自給を上げる」と大して変わりません。取って付けたような話。
経済活動は人間の活動ですから「ヒューマンエコノミクス」は「頭痛が痛い」くらいの文字数ムダ表現だと思います。言ってることは最賃を上げるとかそんな細かいことばかり。
「コンクリートから人へ」から15年。何の成長もなかった15年だったんでしょうね。
「腐敗を一掃する」結局、相変わらずだなあと思うばかりです・・・
自分たちが問題と決めつけた対象を「腐敗」と名付け、腐敗なのだからきれいさっぱり片付けてしまえというような行動原理。まるで「病変部位はごっそり切除してしまえば立ちどころに回復する」的な感覚をもっているかのよう?このあたりは会計士さんがいつも仰っている鉄道工事理論の正反対というか。段取り決めて、各方面調整して漸次着手していくことに堪えられず、一刀両断で飛躍するイメージに固執してる感じです。サヨク・進歩系ってこういうのばっかりで(だからこそサヨク?)
後段の「失われた30年の責任は間違いなく我々野党にもあります」にはおっ!と感心しました。が直後の「政権の選択肢を作ることができず健全な政権交代が定着する環境を作れなかった」で、なんだやっぱりかーと呆れました。政権交代を遂げられなかったから低迷の状況を変えられなかった・・・なぜ遂げられなかったかというと、低迷の状況を変える方策を提示できなかったから・・・なぜ提示できなかったかというと、それは野党だった(与党の立場じゃなかった)から・・・みたいな無限ループに結局留まっているように見えて仕方ない。
何だかんだでこのあたりも「腐敗を一掃する」のマインドが表れているなと実感です。立ちどころに、鮮烈に変革を見せつけて賞賛を得る理想像から離れられないというか。地道に積み重ねて来ていたら現状随分違ってきただろうに、劇的な飛躍ばかりを望んで、でも現実全く手が届かなくて・・・またもやその腹いせに与党に対し、ド派手にかましたりますよと意気込んではいるものの、結局は過去の負債の残骸を除去しようとしてこれまでと同じ爆撃作戦行って、またもや不発弾の残骸をこしらえてしまう、みたいな進歩のなさを感じるばかりです。