鈴置論考で読み解く韓国「日本に非を認めさせる努力」

韓国が官民挙げて行っているのは「日韓関係の改善のための努力」ではなく、「日本に非を認めさせるための努力」である―――。当ウェブサイトではこれまでさまざまな証拠に基づき、こんなことを指摘してきました。こうしたなか、改めてその「日本に非を認めさせるための努力」を、私たちは目撃する機会を得ました。ウェブ評論サイト『デイリー新潮』に19日、韓国観察者である鈴置高史氏の優れた論考が掲載されたのです。

韓国の「努力」とは…!?

多くの日韓諸懸案を貫く「2つの特徴」

日韓間の諸懸案のひとつだった「自称元徴用工問題」――韓国で「戦時中、強制徴用された」などと騙る者たちが日本企業を相手に訴訟を起こし、一部の訴訟では日本企業敗訴の違法な判決が出ている問題――は、昨年3月に「解決した」、などと、一部の人は思い込んでいるようです。

これは、韓国政府が第三者弁済を軸にした「解決策」を打ち出し、それを日本政府・岸田文雄首相が「日韓関係を正常な関係に戻すためのものとして評価する」と述べたことで、日韓関係が「正常化した」、などとされているものです。

実際、日本政府はその後、(おそらくは国民の9割以上の反対を押し切って)韓国を輸出管理上の「(旧)ホワイト国」に戻すとともに、日韓通貨スワップ協定を再開したうえで、2018年12月に韓国が発生させた火器管制(FC)レーダー照射事件を事実上不問に付してしまっています。

「これらによって日韓諸懸案はすべて払拭され、日韓関係は完全に正常化した」―――。

もし、本気でそう考えているのだとしたら、これはかなりおめでたい発想です。

そもそも論ですが、日韓諸懸案については、多くの場合、「①韓国側があることないこと捏造し、②法的な根拠もないのに日本に対し、謝罪や賠償を強要する」という性格を帯びていて、当ウェブサイトではこれを「二重の不法行為」と呼んでいます。

日韓諸懸案巡る韓国の「二重の不法行為」とは?
  • 韓国側が主張する「被害」の多くは、(おそらくは)韓国側によるウソ、捏造のたぐいのものであり、最終的には「ウソの罪をでっち上げて日本を貶めている」のと同じである
  • 韓国側が日本に対して要求している「謝罪」「賠償」などには、多くの場合、法的根拠がなく、何らかの国際法違反・条約違反・約束違反を伴っている

(【出所】当ウェブサイト作成。詳細は『【総論】韓国の日本に対する「二重の不法行為」と責任』等参照)

日本に非を認めさせるための努力

これについては、自称元徴用工問題もその典型例です。自称元徴用工問題も①「戦時中、強制徴用された」と(物的証拠もなしに)自称している者たちが、②法的な根拠もなしに、日本企業に対して謝罪や賠償を要求している、という問題だからです。

また、同様の構図は自称元慰安婦問題、竹島不法占拠問題、FCレーダー照射問題、あるいは日本産の水産物の輸入規制問題、対馬仏像窃盗・留置問題など、さまざまな懸案についても、多くの場合、同様に成り立っているものです。

これをもう少し一般化していえば、韓国が政府、メディア、国民を挙げて頑張っているのは、「日韓関係を改善させ、前向きに発展させること」、ではありません。

「日本に非を認めさせること」です。

これは、以前の『「日本に非を認めさせる努力」しかしていない韓国政府』でも取り上げたとおり、当ウェブサイトに無慈悲なコメントの数々を残していくことで知られる「カズ」様というコメント主の方が、「韓国は『日本に非を認めさせる』ための努力しかしていない」と指摘したのがその出所です。

当ウェブサイトではこの「韓国は『日本に非を認めさせる』ための努力しかしていない」という表現、韓国の行動を端的に言い表すうえで最も適切なもののひとつだと考えており、各所で遠慮なく使用させていただいている次第です。

自称元徴用工問題の場合も、先ほど指摘したとおり、問題の本質は「そもそもありもしない問題を韓国側がでっち上げ、日本に無実の罪をなすりつけていることにあります。

「ゼロ対100」理論で見る「自称元徴用工問題が解決になっていない理由」

この点、一部の人は、「この問題で韓国は、日本企業からの拠出金なしに韓国企業のみの寄付金で強制徴用被害者(※自称元徴用工のこと)らに損害賠償金を支払うことで合意したのだから、日本の完全勝利だ」、などと主張しています。

しかし、これも残念ながら、完全に間違った主張です。

そもそも2018年10月の新日鐵住金(現・日本製鉄)に対する、同年11月の三菱重工に対する、それぞれ損害賠償を命じた韓国大法院(※最高裁に相当)の判決自体が国際法に違反しているわけですから、その判決を無効化する措置を講じていない時点で、日本が損をしているからです。

ここで当ウェブサイトでときどき指摘する、韓国などが好む論法のひとつが、「ゼロ対100」理論です。これは、韓国側が日韓諸懸案を「日韓どっちもどっち」論に持ち込むことにより、韓国にとって都合が良い着地を目指す、という態度のことです。

ゼロ対100理論とは?

自分たちの側に100%の過失がある場合でも、屁理屈を駆使し、過失割合を「50対50」、あるいは「ゼロ対100」だと言い募るなど、まるで相手側にも落ち度があるかのように持っていく態度のこと。『「ゼロ対100」が大手メディアに掲載される時代に!』等参照。

自称元徴用工問題など、「落ち度」は100%、韓国側にあるわけですから、「日本企業に1銭でも損害が発生する可能性を完全に排除する」というかたちでしか、問題の解決はあり得ません。

それなのに、韓国政府の案は、そもそもの違法な判決をそのままにした状態であるという時点で、本来ならば「話にならない」ものであるはずです。

自称元徴用工らに賠償するのは韓国政府傘下の「日帝強制動員被害者支援財団」という団体で、とりあえず損害賠償の原資は韓国ポスコが拠出した約40億ウォンほどの寄付金で賄われているのですが、韓国側はしきりに、「日本企業も財団に参加すべきだ」などと呼び掛けています。

賠償判決はその後も続いている!

しかも、韓国大法院(最高裁)で賠償命令が確定した被害企業は増えており、現時点で4社、延べ12件の判決が確定しています(図表)。

図表 自称元徴用工訴訟の被害を受けた日本企業一覧
時点被害企業訴訟件数
2018年10月30日日本製鉄1件
2018年11月29日三菱重工業2件
2023年12月21日日本製鉄1件
2023年12月21日三菱重工業1件
2023年12月28日三菱重工業2件
2023年12月28日日立造船1件
2024年1月11日日本製鉄1件
2024年1月25日不二越3件
合計12件

(【出所】報道等。なお、2018年10月30日の被害企業については、当時の社名は「新日鐵住金」)

これらに加えて下級審では多くの訴訟が係属中であり、財団の資金がごく近い将来において枯渇することは確実ですし、いわゆる「求償権」の問題も解決していません。

さらに、最近生じた新たな問題があるとしたら、韓国では日本企業が裁判所に差し入れていた資金が没収されてしまうなど、今年、日本企業には本格的な実害が生じている(『自称元徴用工が供託金引出し…日本政府の対韓制裁は?』等参照)ことでしょう。

自称元徴用工側としては、事実上、「日本企業から法的賠償をもぎ取った」という事例が出て来てしまったうえ、日本政府・外務省はこの問題に関し、韓国に対する制裁を発動していませんので、韓国側はこれで「日本に非を認めさせる」方法が増えてしまったようなものでもあります。

いずれにせよ、「尹錫悦(いん・しゃくえつ)政権下で日韓関係が好転している」という、一部ネット・インフルエンサーなどがばら撒いている説明は、少なくとも日韓関係に関しては誤っていることについては指摘しておきたいと思います。

読み応え十分の鈴置論考

今回の鈴置論考は…!?

ただ、もうひとつここで気を付けねばならないことは、こうした「日本に非を認めさせるための努力」が行われている分野は、必ずしも自称元徴用工問題に限られない、という点でしょう。

これに関連し、ウェブ評論サイト『デイリー新潮』に19日、こんな記事が掲載されていました。

世界遺産登録に難クセ 「佐渡金山」を突破口に「日本統治不法論」を認めさせたい韓国

―――2024年06月19日付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より

記事を執筆したのは韓国観察者の鈴置高史氏で、記事副題には『岸田首相には「韓国のカモ」というイメージがすっかり定着…?』、とあります。

記事自体は8000文字を少し超える長文で、しかも内容も非常に濃密です。

ただ、どうしてでしょうか、いつもながら鈴置論考は語り口調が軽妙洒脱であるためでしょうか、それとも「一次ソース」などの証拠が大量にちりばめられているからでしょうか、こんな長文なのに、あっという間に読み終わってしまい、「もっと読みたい!」「続きが見たい!」という、逆の意味での欲求不満に陥るリスクがあります。

(あるいはアルコール濃度が高いのに口当たりが良いため、いくらでも飲めてしまう日本酒のように、中毒性があるといえば良いでしょうか?)

ウェブ評論家の立場としては、この鈴置氏の文章力は羨ましい限りです。

佐渡金山世界遺産登録と「軍艦島の悪夢」

それはともかく、今回の鈴置論考も、「見どころはどこか」と尋ねられれば、「全部!」と答えてしまいそうなくらいに、どこの部分も重要性が高いのですが、その全文を当ウェブサイトに転載するわけにはいきませんので、「あぁ、そういえば、そんなことがあったな!」と思える話題、そして末尾の鈴置氏の警告の部分をチラリと紹介します。

記事表題にもあるとおり、今回の鈴置論考で注目されている話題のひとつが、佐渡金山のユネスコ世界遺産登録、そして「軍艦島のトラウマ」に関するものです。

ちなみに「軍艦島」の件については、『韓国紙「日本も軍艦島などで約束を守っていない国だ」』なども含め、当ウェブサイトでもずいぶんと取り上げてきたものですので、覚えている方も多いでしょう。そして、当時の日本側の担当者が現在の首相である岸田文雄外相その人だったのです。

鈴置氏は佐渡金山の世界遺産登録を巡り、韓国政府が日本政府に対し、「朝鮮人強制労働の現場だったと認めない限り、登録に反対する」と宣言しているという事実に着目。

これについて次のように記述します。

韓国が交渉でいかなる約束をしても、日本側は簡単には信じないでしょう。『軍艦島のトラウマ』があるからです。2015年7月5日、ユネスコ世界遺産委員会は長崎市の端島(通称・軍艦島)を含む『明治日本の産業革命遺産』を文化遺産として登録しましたが、その際、韓国にコロリと騙されたからです」。

その2週間ほど前の同年6月21日、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が訪日し、岸田文雄外相との間で『韓日双方の推薦案件で共に協力することで合意した』のです。少なくとも岸田外相の認識はそうでした」。

鈴置氏はそのうえで、この軍艦島の委員会に関し、韓国が「強制労働(forced labor)」の表現を使うように日本に要求したところ、日本側が「forced to work under harsh conditions」の表現を使うことで世界遺産登録に漕ぎ着けた、と指摘。

日本政府側がこの表現について、「強制労働を意味するものではない」と説明したものの、韓国側は「日本が強制労働を認めた」と「凱歌をあげ」、「韓国の約束破りにしてやられ」、「外務省の内部でも『大失態』とされた」、などと述べています。

このあたりは、事実関係の整理も含め、鈴置論考の原文を是非とも直接、読んでいただきたいと思いますが、改めて韓国のやり口を思い出すに、本当にやり切れない思いがあります(※もっとも、この大失態は外務省だけでなく、当時の安倍晋三総理大臣の失態でもあったのかもしれませんが…)。

(※余談ですが、ごく一部の人はこの「forced to work under…」のくだりを安倍総理自身も認識していたはずであり、鈴置論考ではこれがスルーされている、などとするデタラメを述べているようですが、日本語が読めないのでしょうか?いずれにせよ、もう一度ちゃんと鈴置論考を読むように強くお勧めしたいと思う次第です。)

「2度あることは3度ある」?それとも3度目の正直」?

いずれにせよ、この軍艦島の件に関連し、鈴置氏は、チクリとこう指摘します。

尹炳世長官は日本を仇敵とつけ狙う名うての反日家です。韓国が騙してくることなど誰でも予想できたのに、“外交のプロ”がころっと引っかかったのですから。外務省の人の良さにはため息が出ます」。

一部の関係者が鈴置論考を嫌うのは、こうした「事実を陳列されること」が彼らにとってよっぽど不都合だからなのでしょう。

それはともかくとして、尹炳世(いん・へいせい)外交部長(当時)は同年末に、同じく岸田外相との間で、いわゆる日韓慰安婦合意を取り交わしていますが、韓国側が文在寅(ぶん・ざいいん)政権時代になって、この合意をあっけなく破ったことは、改めて指摘するまでもないでしょう。

したがって、岸田文雄外相(現首相)を巡って、鈴置氏はこう述べるのです。

「(韓国に)2度も騙されたことで『韓国のカモ』というイメージがすっかり定着しました」。

当ウェブサイトとしては、政治家を評価するときにはあくまでも是々非々で見るべきだと考えている次第ですが、少なくとも対韓外交に関していえば、この鈴置氏の「韓国に2度騙された」、の指摘は、本当に気になるものです。「2度あることは3度ある」と見るべきなのか、「3度目の正直」と見るべきなのか、困りものです。

ではなぜ、韓国が日本に非を認めさせることに躍起なのか。

これについて鈴置氏は、こう指摘します。

本当の狙いは『1910年の日韓併合条約は不法だった』と日本から言質を取りたいのです。『不法な強制労働』との認定を手掛かりに『併合そのものが不法だった』と日本に認めさせる作戦です」。

なるほど、そのような考え方であれば、韓国は政権が交代しようが、行動のすべてが一貫していることは間違いなさそうです。違いといえば、日本に少しの譲歩を迫るか、多くの譲歩を迫るか、くらいでしょう。

日本国内の「良心的勢力」には要注意!

さて、鈴置論考は今回も見どころが非常に多く、ほかにも紹介したい記述は大量にあります。それらのすべてを取り上げることは控えたいと思いますが、それらの記述を読めば、日本政府・外務省などの煮え切らない対応にはやきもきする思いに共感する人も多いのではないかと思います。

ただ、それ以上に本稿で厳選して紹介しておきたい記述が、韓国に呼応する勢力――韓国から見た「日本の良心」――の存在です。

自称元慰安婦問題に関する報道を繰り返していた某大新聞(※鈴置論考では実名が示されています)が自称元徴用工問題に関し、社説でさりげなく、しかし繰り返し、日本側の出資を訴えているのは、そのひとつの例でしょう(さすが、科学やファクト、エビデンスを嫌う新聞社ですね)。

そのうえで、敢えて取り上げておきたいのが、次の記述です。

自民党の閣僚経験者にも、韓国へのさらなる謝罪を訴える人がいます。石破茂衆議院議員です」。

鈴置氏は石破氏が韓国『東亜日報』(韓国語版)に2021年11月24日付で掲載されたインタビューで、次のように語ったと指摘します。

韓国の国民が納得できる謝罪が何かに考えを及ぼすことが重要だ。なぜ、日韓関係がうまくいかないのか、韓国の国民が何を要求しているのか、きちんと理解しないと、また同じことを繰り返すことになるだろう」。

これは、一部のメディアの調査で、「ポスト岸田」候補に石破氏が1位に上がってくることをチクリと皮肉ったものでしょうか(この点、誰にどう調査したら、石破氏がポスト岸田候補の1位になるのか、理解に苦しむところではありますが…)。

日本社会には期待したい

もっとも、今回の鈴置論考を読んだうえで、あくまでも個人的な意見を述べさせていただくならば、韓国が相変わらず、「日本に非を認めさせるための努力」ばかりしているのは、日本にとって100%、悪い話だとは言い切れないと考えています(鈴置氏には怒られるかもしれませんが)。

なぜそう考えるのか。

その理由は、一握りのマスコミ人が情報の流通を独占していたかつてのような時代と違い、現代社会においてはインターネット化があまりにも進んだ結果、一部の自称言論人、自称有識者、外務官僚などが世論を支配することは不可能になっているからです。

ネットにはX(旧ツイッター)などのSNSに加え、各種ウェブ評論サイト、ブログサイト、noteなどのサイトがあり、それらの社会的影響力は、ますます強くなってきています。

このあたり、個人的には「インターネット」は「何らかの意思を持った存在」ではなく、あくまでも「一般人が気軽に意見交換をする場」に過ぎないと考えているクチですが、それと同時に日本の場合、この「一般人」の知的レベルが、マスコミ記者らを大きく凌駕する程度には高いとも考えています。

実際、ニューズ・ポータルサイトやXなどで一般人のものと思しきコメントを見ていると、「(自称元)徴用工問題が解決した」、「日韓関係が改善された」、などとうそぶく記事に対しては、否定的な意見がずらりと並び、それらに高い評価が付いたりします。

これに加えて最近だと、「国の借金が多すぎていずれ日本は財政破綻する」、といったデタラメ記事に対しても、容赦なく、それを否定するコメントが付くようになりました。

もちろん、ネット環境の普及は日進月歩ではあるにせよ、ネットが世論のすべてではありません。

しかし、新聞、テレビを中心とするオールドメディアが私たち一般人の常識に反する内容を主張すればするほど、そこに違和感を覚える人は増える一方ですし、新聞の読者層、テレビの視聴者層はシュリンク(縮小)する一方です。

だからこそ、逆説的ではありますが、もしも今回も佐渡金山の世界遺産登録が韓国の反対で失敗するようなことになれば、「日韓関係『改善』(?)」の動きを韓国自身が止めることで日本国民の世論が喚起されることにもつながります。

朴槿恵(ぼく・きんけい)政権時代、尹炳世(いん・へいせい)外交部長官が日本をうまく騙しおおせた2015年からともうすぐ10年が経過しますが、この10年のマスコミの退化とネットの進化は、決して無視できるものではないのかもしれません。

本文は以上です。

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読者コメント一覧

  1. 通りすがり より:

    古い話題ではなく,ホットな話題は以下のニュースでしょう。
    「24年ぶりに北朝鮮を訪問したロシアのプーチン大統領は金正恩総書記と首脳会談を行い,第三国から攻撃があった場合には,相互に支援を行うなどとした新たな条約に署名した」
    これで,北朝鮮への軍事行使は米日韓いずれからも難しくなりました。不明なのは,北朝鮮に核開発を中止させる代わりに,北朝鮮をロシアの核の傘の下におくことにしたかどうかです。中国と北朝鮮の関係は,少なからず冷めているところがあるようで,軍事的にも若干対立気味にも見えます。韓国と北朝鮮の関係は,与党と野党で真反対なので,将来どう転ぶか知りません。
    モンゴルでの日朝会談は無成果だったようですね。岸田さんの焦りの結果だったと思います。日韓の岸田会談の裏の話を誰か教えてくれないかな。下手なことをするとアメリカからお叱りを受けます。本題の古い話題のほうも,何年か前にアメリカからいろいろ牽制が入っていた気がします。いずれにせよ,日本は中露北に囲まれていて,信用できない友人もいるので,独自の防衛力強化が不可欠です。

  2. G より:

    鈴置さんの論説はまず佐渡金山のユネスコ世界遺産登録妨害の真意を広める意味で有益でした。
    本文を見ずとも表題で理解できるようになってたのも大きい。

    韓国の邪悪な意図を知れば、後は全会一致によらない3分の2賛成で世界遺産登録を目指せば良いとなります。韓国は日本と話し合い合意することはあり得ない。話し合い合意したならそれは前回同様嘘をつくということ。真意が「日本統治不法論」を認めさせることですから、そのための嘘なら許されるのです。「被害者上位論」からして下位にある日本に嘘をつくことなど韓国文化的には当然で許される行為なのです。

    こういうのは頭を整理するのが有用ですね。

  3. 引きこもり中年 より:

    ロシアと北朝鮮は、「第三国からどちらが攻撃された場合、もう一方が支援する」という条約を結びました。ということは、北朝鮮が「韓国から宣伝ビラで攻撃された」と言い出したら、ロシアは北朝鮮を支援するということですね。ロシアとしても、米軍のリソースを分散できるので、(実際に何をするかは別にして)北朝鮮を煽るでしょう。

    1. 引きこもり中年 より:

      毎度、ばかばかしいお話を。
      韓国:「韓国のカモの岸田を、日本の終身総理にしよう」
      ありそうだな。

      1. KY より:

        韓国2「いや、石田か野党党首を終身総理にした方がウリ達の利益に繋がるニダ」

        1. KY より:

           石田→石破

      2. 匿名 より:

        韓国3「カモがコップの水の残り半分に唾を吐くとはどういうことだ」
        https://japan.hani.co.kr/arti/opinion/50337.html
        リンクの記事を見るに、彼らの頭の中はこんな感じでしょう。

  4. 特捜班CI5 より:

    新潟県民には申し訳ないが、世界遺産に登録されても20万人ぐらいしか観光客(佐渡金山を訪れる)が増えないみたいですね。この程度の増加で、あのくず国家に譲歩するのですか?世論がゆるすのでしょうか?日本に理不尽なことを言っている暇があるなら、少子化対策に本腰を入れないと。こんなくず国家中国・ロシアにくれてやれ。
    トランプが復活しポンペイオ前国務長官が国防長官になれば、在韓米軍撤退という話がもちあがる
    かもせれません。

    1. 三多摩野人 より:

      まさに仰る通りと感じております。
      世界遺産登録の度にクズ国家に付け入られていますが、たかが(と言い切るのは語弊ありながら)観光資源程度のもので「クズが日本に要求を呑ませようとして来ること」を常態化させるなど、どう考えても間尺に合いませんよね

    2. G より:

      だからこそ、韓国は無視して突っ切る必要があるのです。韓国はいないものとして扱わなきゃいけない。
      韓国がいるから世界遺産登録断念とか延期とかあってはならない。
      彼らには最大限の反対運動を起こさせて、それでも日本は相手にせず、ユネスコに対して粛々と多数決による登録を要求する。

      経済効果があまりないから韓国の反対を恐れて撤回なんて、最悪の選択です。

    3. ムラタベンチャー より:

      全く同感であります。あのくず国家に。
      妬みでしか国家のアイデンティティを保てず、下手すれば分裂しかねない。もい一度日韓併合して正義とは何かを問いだしたい。
      京城帝国大学を作り、ハングル語を復活させ識字率を下げて人口を増加させてあげたのに。その恩義すら分からない。人が作る国家ではありません、韓国は。

      1. クロワッサン より:

        >もい一度日韓併合して正義とは何かを問いだしたい。

        あんな不浄で穢れた存在や地域とは二度と縁を持ちたくないんですが。

  5. KY より:

     >日本国内の「良心的勢力」

     韓国内でいくら彼らが持て囃されようと、本心ではどう思われているかは別でしょう。
     何せ裏切り者には容赦無い特亜ですから。

  6. めがねのおやじ より:

    大変ご無沙汰してます。久しぶりに投稿させていただきます。と言っても毎日立ち寄り、Xも見させていただいてます。ずっと以前からの名前に聞き覚えのある方の投稿もあり、また常連さんでも居なくなった人がいるのは、少し残念ですね。

    韓国の話題にコメントするのは、ここ2年ほど相手国の対応があまりにも酷い侮日、卑日のため、阿呆らしくて辞めてました。でも毎度のことながら、鈴置氏の考察はいつも素晴らしいです。
    会計士さんは「二重の不法行為」と仰るが、私は韓国・北朝鮮は、何度も蒸し返しておかわり要求する「無限の不法行為」だと確信しています。また国内の反日反社勢力が弱まり、健康な日本国になる事を願っています。駄文失礼します。

    1. Sky より:

      めがねのおやじさま
      COVID-19渦の最中はさぞや大変であっただろうと推察します。お元気でいらっしゃいますでしょうか?
      こちらROM時代が長く、今でも時々反応するだけですのでご存知でないと思います。
      お名前を拝見し思わず反応してしまい失礼しました。

      1. めがねのおやじ より:

        Sky 様
        覚えてますよ〜。ありがとうございます♪投稿をサボっている間に、3人も孫が出来ました。しかし都知事選は面黒いですね。

        1. カズ より:

          めがねのおやじ様

          お久しぶりですが、お元気そうでなによりです。
          お孫さんが3人も(!)、可愛くてたまらないでしょうね。
          令和生まれ論稿のおりに、ぜひ近況をお知らせくださいね。

          1. めがねのおやじ より:

            カズ 様
            お返事遅くなり、すみません。カズ様も覚えてますよ。ありがとうございます。

  7. しおん より:

    韓国が日本にしているのは、「日本に非を認めさせる努力」ではありません。

    「日本に非を認めさせる努力」との表現では「日本にも悪いところがあって、それを認めさせる」という意味も含まれてしまいます。本来は0対100の事であるのに50対50にならなくても10~20くらいは日本にも責任があるように伝わってしまいそうで心配です。

    韓国が延々と日本にしている行為は「日本に冤罪を認めさせる努力」です。

  8. 匿名 より:

    >世界遺産登録が韓国の反対で失敗するようなことになれば、「日韓関係『改善』(?)」の動きを韓国自身が止めることで日本国民の世論が喚起されることにもつながります。

    普通に考えれば、こうなるはずなんですが。
    過去は水に流そう、という民族は、直ぐに忘れて、又せっせと、貢いじゃうんですね。
    かたや、恨みは、未来永劫忘れないという、特殊な民族もいるようで。

  9. Masuo より:

    狡猾な尹錫悦ではなく、わかりやすい李在明はよw

    1. 百十の王 より:

      それな
      尹政権はおためごかしでフラストレーションが溜まる。
      李在明であればベスト。でなくとも進歩であれば反日を掲げているのでわかりやすくベター。用日の保守がワースト。
      あと3年。まだ遠い。

      1. Masuo より:

        > あと3年。まだ遠い。
        伝家の宝刀、ローソク革命・・・

  10. ドラちゃん より:

    韓国は「日本に非を認めさせる努力」を諦めた方が
    日本から援助を受けれる
    国民と政治家が賢ければ、そうするはずだが

    1. クロワッサン より:

      >国民と政治家が賢ければ、そうするはずだが

      それだと日本からお金を受け取る際に頭を下げることになるから、選択しないでしょうね。

      「尊大な乞食」だから、「貰って欲しいというなら貰ってやるぞ」ってところが最低ラインでしょうね。

  11. 匿名 より:

    朝鮮出身労働者が差別的に過酷な労働を強いられていた、というウソが露見し始めてから韓国の主張は、日本人と同じめにあわされた、その根拠となっている日韓併合が違法であった、だから徴用自体が国際法違反である、という論理になってますよね。
    詳細は省きますが、日韓併合の違法性を含めて個別協議においても双方の主張が相いれない場合、国際司法裁判所等に付託すべしと戦後の日韓基本条約で定められています。日韓併合の違法性もファンタジーのたぐいであることを承知している韓国はその場に出てこようともしていません。
    私は戦前の日本を美化するつもりはなく現在の韓国の卑怯で不誠実な態度に憤りを覚えています。
    日本を貶めることのみをもって国是とするような国と国民を相手にする必要はありませんし、執拗にまとわりついてくるのであれば滅亡させてやる戦略を考えるべきです。

  12. 伊江太 より:

    日頃からこのサイトで話題にされているように、日本と隣国との経済関係の規模と言ったら、(自称)経済大国同士で、しかも一衣帯水の関係にあることからすれば、信じられないほどに小さいらしい。日本からすれば、煎じ詰めれば、隣国は「なにがなんでもお付き合いを続けなければいけないほど大した国じゃない」ってことなんでしょう。

    だけど、アチラにしてみたら、日本は「絶対に振りほどかれては困る、なにがなんでも絡みつき続けなければいけない国」ということなんでしょうね。まあ、その絡みつき具合は、われわれからしたらときに常軌を逸したものに見えるが、そこのところは民族性というか、所変われば品変わるで、こちらからどうこう言ってみたところで仕方がない話と、諦めるしかないんでしょう。

    こんな鬱陶しい関係いつまで続くんだと、つい思ってしまいますが、ちょいとした、気休めになるかも知れない図上演習です。

    現在隣国の15~35歳の出産年齢の女性人口は約600万人。で、この合計特殊出生率はと言えば、驚きの0.7。この数字がなにを意味するかと言ったら、一人の女性が国の将来を託すべく産んでいる娘の数が、0.7/2=0.35人に過ぎないということです。だから、今から20年経って、この人達が母親世代を引退したとき、後を埋める出産年齢女性人口は210万人に減っていることになる。この推計値は多分そう大きくは外れないはずです。更に、合計出生率がこのままの値を保っていくとするなら、今から40,60.80,100年後にはどうなるかというと、出産年齢女性の人口は、74、26,9.0,3.2万人へと、爆縮していくことになります。まさに「ワオ、この国は終わりましたね」ですね。

    もちろん、この数字は出産年齢の女性に限っての数で、総人口はその数十倍にはなるでしょう(ジジババばっかりになりますが)。何より、こんな刹那的な合計特殊出生率の値を遠い将来にまで敷衍して考えるというのも、ナンセンスなはなしではあります。だけどねえ、わたしにはこの先、この国の合計特殊出生率が目に見えて改善されるってことは、余り期待できないように思えるんですよ。

    日本人のわたしから見ると、隣国社会の人間関係ってのは究極のミーイズム。他人というのを、踏みつけにしてその上に出るか、あるいはつけ込んで毟り取るかの対象としてしか考えてないように思えるんですよ。そんな社会で、男女が互いを尊重し、結婚すれば琴瑟相和して、我が子の出生を言祝ぎ、社会もよりよい子育ての環境を整備しようとする、この国で俄にそんな宗旨替えが起きるなんて、果たして考えられますかね。

    以前、「韓国在住日本人」のHNで、しばしば面白い話題を提供されていた、このサイトの常連だった方が寄せられた「隣国の人口首都圏集中」に関するご意見に、日本では先駆的なIT企業が、より人間らしい生活環境を従業員に提供するため、オフィスをドが付くほどの田舎に移すような動きが徐々に広がっているようだが、隣国でもその内これに追随するような傾向が出てくるんだろうか、といった内容のレスを付けたことがあったのですが、そのときのコメ主さんの返答といったら、「首都での生活をステータス上昇への至高のステップと考えるこの社会で、好んで都落ちを選ぶ人間などいはしない」というものでした。

    その通りなんだとすれば、この国の社会構造は、たとえ人口減少が急速に進んでも変わりはしないでしょう。つまり、首都圏は許容限度一杯までの人口を地方から吸い上げ続け、地方ではぺんぺん草しか生えていないような土地がどんどん広がっていく。ところが、これまでそれを当然として、この状況を生んできたんだから、首都圏に居を構えることに成功した人達からすれば、「こりゃ、放置すればタイヘン」とはならない。身の周りに何らの変事も起きてはいないんだから、相も変わらず他人と角突き合わせ、マウント取り合戦に精を出す生活が続いていくだけのこと。だったら、この状況を何とかすべく、国民こぞって性根を入れ替え、結果、合計特殊出生率の急上昇なんて日が来ることは、まず無いんじゃないかなというのが、私の予想です。

    首都圏だっていずれ人口は減りだすはずだから、そのときになれば、多少人間関係のギクシャクも緩和されるかも、といった希望もないではありませんが、さてねぇ。アチラの首都圏って、結構多くの自治体を含んでいて、面積で言ったら日本の首都圏一都三県と大して違いがないんですよ。当然、これでも首都圏?」って土地も辺縁には多いでしょうから、そういうところから、人は中心部に向かう。で、最終的には、今最も人気がある高級住宅地と言われてる○○地区なんてところに人が寄り集まって、昨日と変わらぬ緊張感溢れた社会模様を紡ぎ出す。

    外から強いられたのではなく、自ら見えない壁をつくって内に閉じこもり,実質ガザ地区なんかと変わりのない社会が出来上がっていくとしたら、なんともシュールな光景ではありますが、こうなってくれたら、われわれとしたら大いに有り難いことじゃないでしょうかね。一衣帯水どころか、海を隔て、さらにその先、陸路無人の荒野を辿ってやっと行き着く場所なんてことになったら、今でこそ目の前をブンブンうるさく飛び回る蠅のように感じていても、我慢して大人の対応に終始しておれば、孫子の代になれば、蚊の羽音ほどにも気にならなくなるって、期待ができるかもデス。

  13. 雪だんご より:

    結局の所、韓国は「反日」と言う宗教が必要不可欠……を通り越して国が成り立つ
    大前提ですからね。日本を「邪神」として叩き続けなければならない宗教国家。

    ですがいい加減日本側の世論がそれに嫌気が差している。特に国内の”裏切り者”や
    ”嘘つき”に対する怒りはすごく根強い。後十年もしたら朝日新聞関係者、および
    朝日に同調していた人物は必死になって己の過去を隠そうとするのでは?

    ただ、そうなった場合日本全体が「もうお前(韓国)の反日教には付き合わん!」と
    なってしまい、韓国が内乱レベルの社会的混乱に陥る未来がありそうなんですよね。
    そして韓国が国家として機能しなくなったら、元韓国人が怒涛の勢いで
    ”難民”として日本に押しかけてきそうなのが怖い。

    その未来を避ける為に今のうちに日韓関係を”ダウングレード”したい所。
    「友好や信頼なんて上等な物はあきらめて、ひたすらビジネス的な付き合いにしよう」と
    言う空気を両方の世論に飲ませれば、日本のオールドメディアが滅びた以後も
    「他所は他所、うちはうち」で韓国の国家崩壊を防げるかも知れない……?

    1. 匿名 より:

      李氏朝鮮末期の、日中露の3国派に別れた、国内騒乱。今後は、日中北の3派間騒乱か?
      毎日、誰かを非難弾劾していなければ、感情を抑えられない民族の、日常態様。鼎談という言葉があるが、鼎弾か?
      日々、生き甲斐が出来て、わざわざ、海外まで出掛けて、◯◯像を作れというロビー活動に金を使わなくて良くなる。
      国内に、異常な感情の吐口が出来て。

      1. 雪だんご より:

        そんなに像を作りたいのなら国内限定にすれば、いくらでも作れるのに……
        とあの国相手に言ってはいけないのでしょうね。
        他国から認められる事や世界的な評価にやたらと固執しますから。

    2. 伊江太 より:

      雪だんご様

      >後十年もしたら朝日新聞関係者、および朝日に同調していた人物は必死になって己の過去を隠そうとするのでは?

      これ、もう既にそうなっているような気もするんですがね。このところの朝日の、あの国に関する妙に冷めた「客観的な」書きっぷりを見ますとね。そう言や、ひと頃の韓流ヨイショの記事も最近は芸能欄に載せなくなったような(Aはそうでも、TMまでそうなっているのかどうかは知りません)。

      まあ、単に、朝日がムンちゃん贔屓で、ユン嫌いってだけのことかも知れませんが、きっかけになったのは、あのレーダー照射事件じゃないかなと、個人的には思っています。何せ明々白々たる物的証拠を突きつけられても、ほっかむりどころか、逆ギレして居直る醜態をさらした上で、してやったりみたいな顔までして見せるんですから。これじゃあね。ホント、世界の笑いものです。

      ただでさえ沈みかけてるところに、こんな重荷まで積み込んだらと、怖くなるのは当然でしょう。そうなりゃ「必死になって己の過去を隠そう」なんて気は,多分ないでしょうね、ただ、機を見るに敏ってだけ。ブンヤとしては不可欠な資質でしょうから。なにせ、散々戦意高揚記事を書きなぐってたのが、一夜にして反戦の旗頭へと、華麗なる変身を遂げた過去を持つ,新聞社なんですもの(笑)。

      1. 雪だんご より:

        確かに10年前に比べれば嫌韓叩きも激減したし、従軍慰安婦関連の記事も
        ごくたま~に「韓国の話も聞いてあげなよ」程度の記事を書き逃げする位に
        なったんですよね。随分大人しくなったものです。
        「韓国マンセー!」「日本オワタ!」を連呼していた20年前に
        比べればもはや世界が変わったかの様に感じます。

        そして仰る通り、レーダー照射事件は朝日とその不愉快な仲間たちにとって
        「どう考えても100%韓国が悪く、日本側は完全な被害者で、
        証拠もバッチリすぎる」最悪の悪夢だったのでしょうね。
        「韓国は信用ならないじゃないか!」とリアルタイムの現実を
        証拠で突き付けられるのは反論が難しすぎたのでしょう。

        私はここからさらに進んで、今から10年後は

        「あなた、元朝日新聞の〇〇さんですよね?」
        「ヒッ!?な、なんですかあなたはいきなり!警察を呼びますよ!」
        「いえいえ、私はただ”今は亡きメディア”の取材をしている者でして……
        いやあ、色々苦労なされている様ですね?つい先日も同業者の××さんの
        住所や家族構成がなぜかネット上で拡散されてしまい、大変な事になったとか」
        「………………」
        「どうでしょう、少々お時間を頂けませんか?心ばかりですが、
        取材の謝礼も支払わせて頂きますよ?」
        「……ここでは何ですので、そちらの喫茶店で……」

        などと言った光景が発生するかも知れない、と想像しています。
        もし”オールドメディアへの復讐”が娯楽化したら、こうなるかと。

  14. カズ より:

    どんな無理筋も有効化できる魔法の事象があります。
    対峙する相手側による呼応【追認行為】がそれです。

    韓国側の求めに応じ、1円でも拠出を認めれば、日本が非を追認したとなる仕組み。
    言い換えれば、彼らの主張は日本側が呼応をしなければ無理筋でしかないってこと。

    戦後の対韓外交は、彼らのごね得をなし崩し的に容認し続けた「ことなかれ外交!」
    「法的な責務はないが、人道的に鑑みて・・。」なんて了見は愚の骨頂なんですよね。
    謂れなき譲歩が新たな「ドロー仕合(足して2で割る)」の起点として連鎖するからです。

    ・・・・・
    新宿会計士様
    いつかの私の稚考をうまく纏めていただき、ありがとうございます。
    言葉遊びも度が過ぎるようでしたら、ご指摘いただきたく存じます。
    m(_ _)m

  15. はるちゃん より:

    大多数の朝鮮人は数百年間中国や両班に虐げられてきました。
    日本統治時代も、支配民族としての日本人に対する劣等感は大きかったのではないかと思います。
    敗戦後支配民族から解放された朝鮮人にとって、アメリカの言いなりで殴り返してこない日本人は、過去のうっ憤を晴らすのに最適な国となったのでしょう。
    また、バブル崩壊後、日経新聞などの執拗な日本下げのプロパガンダに乗せられて、日本は没落しつつあると思い込んでいる人も多いのではないでしょうか?韓国にも日本は没落していく国だと思っている人が未だに多いようです。
    何度も騙されてきた岸田首相が、韓国や日本のマスコミの執拗な日本下げ工作に惑わされてまた譲歩するのでは無いかと危惧しています。

  16. 庭師KING より:

    我々は反日とか用日とかにやたら詳しくなり、それらへの嫌悪感も強くなりました。
    視点を変えた、ちょっとした思考実験として、用韓(変換できないw)という考え方はいかがでしょうか?
    (以下、人道的に問題のある発言になりますし、そんなに上手くいくかよという自分ツッコミも湧きますが、とりあえず書いてみます)

    端的に言うと100億ドルのスワップです。彼らが上辺だけでも[こっち側]に立ち、来るべき紛争のときに5000万人が戦禍にさらされて時間稼ぎをしてくれると考えれば、1人あたり3万円を貸してやる約束というのはとても割りのいい取引に思えます。ウクライナのように2年以上も時間稼ぎしてくれるならなお良し。土地建物やインフラの被害も勘案すれば100億ドルなぞ屁みたいなものです。10倍でもまだ安い。

    オールドメディアが吹聴するようなドラマや音楽やチーズなんちゃらで親近感のある隣国が、焼かれ蹂躙されたとなれば、我々の軍備増強や憲法改正や法整備や予算確保にも拍車がかかるでしょう。

    この一点を我らの目標とするならば、イアンチョーヨーレーダーサドなどについても、おのずと方針が定まります。来るべきその日まで、5年10年20年と解決することなく引き延ばすことです。先方の主張に従うでもなく正論でやり込めるでもなく完全拒否するでもなく、押せばまた騙せるぞと思わせ続けることに意味があります。
    ATMあたりの活動も、先方に幻想を与え期待を抱かせるための援護射撃になります。とにかく多くを与えることなく、多くが得られそう・得なくてはならないという雰囲気を醸成し、なるべく長く緩衝地帯であり続けるように仕向ける。
    用韓です。

    ロシアがウクライナに侵攻している目的を「緩衝地帯の確保」だと仮定します。
    自国民を10万単位で損耗し兵器の喪失もとても多いですが、そうまでしても確保したい緩衝地帯。
    一方で、ポーランドはじめNATO側から見れば貴重な時間稼ぎができています。軍備増強であったり選挙で右派が躍進したり国防方針を変更・更新したり。
    自国のリソースを消耗してでも確保したい緩衝地帯・時間的猶予を、隣国の消耗によって得る。その日が来たときに、たまたまそんなふうに有利に働いて、コスト的に見ればとても安くついた、、、となればしめたものではないでしょうか。

    1. 雪だんご より:

      確かに表現的には”大胆”ですね。私もちょっと”大胆”に書いてみましょうか。

      韓国をいわゆる「緩衝地帯」として利用するのなら、それはそれでアリだと
      思うのですよ。同盟軍としては全くアテにならないどころかむしろ信用しては
      いけないレベルですが、「物理的な障害物」としてなら利用価値がある。

      その為に100億ドル程度の「いざと言う時わずかな猶予を買える
      (その間にアメリカあたりに土下座して何とかしろ)」額のスワップを
      ”維持費”として活用するなら良さそうに思えます。
      ついでに経済的・産業的に従属させるのに使えるのならなお良し。

      同時に韓国が本当に国家として機能しなくなるレベルで経済崩壊してしまうのを
      防ぐ効果もあると言えます。本当に崩壊してしまったら”元韓国人の難民”が
      日本に押し寄せてきてしまう。あの国が持っている唯一の”武器”であり、
      日本にとって最大の危険とみなしています(”元中国人”はもっと怖いですが)。

      ただ、日本人の気質としてそこまで”ドライ”で”黒い”考え方が出来るかどうか……
      少なくとも韓国と運命共同体のオールドメディアが滅んでからでないと、
      可能性すら見出せなさそうだとも思います。

    2. 農家の三男坊 より:

      >そんなに上手くいくかよという自分ツッコミ

      のとおり、李承晩を思い出せば、1分時間稼ぎできるかどうか。

      >先方の主張に従うでもなく正論でやり込めるでもなく完全拒否するでもなく

      ここが肝ですね、
      これができればよいですが、朝鮮半島出身売春婦・労働者問題や軍艦島の先例を見れば、志の低い、自民党・外務省では私利私欲のために日本国を切り売りするのが関の山と危惧します。

      1. 庭師KING より:

        雪だんごさん、農家の三男坊さん、コメントありがとうございます。

        上記ではウクライナを引き合いに出しましたが、今度はガザというかエジプトを例にとってみたいと思います。
        戦禍の地と国境を接していながら難民を受け入れようとしないエジプトに対して非難の声はさほど激しくないように感じます。同様に、日本が元韓国人を受け入れることも何とかしらばっくれたいものですね。そんなもの受け入れてしまったら用韓どころではありません。

        自衛隊の戦場派遣は野党やATMが長いこと反対してきました。ひとたび半島が戦地となってしまえば、(現行法制上)武器弾薬支援はおろか食糧医薬品を空輸することもできません。南部へ集まった難民を守ってあげることも無理でしょう。
        できることと言えば海上および日本海沿岸の警備を厳重にして不審船を追い散らすことくらいではないでしょうか。混乱した現場で真っ当な身上調査など不可能だし拿捕もアレなんで、出航したと思しきエリアまでエスコートしてあげるというのが人道的かつ法に則った最善策かと。
        とにかく半島内で完結してもらうしかない。西へ東へと戦火を避けてもらい、もし不幸なことが起きれば「民間人に対する非人道的な行い」として大いに非難するのが用韓です。

        私が総理大臣だったら、「法治国家としてむやみやたらと超法規的措置に出るわけにもいかない」「独裁的強権発動などと揶揄され支持率を落とすわけにもいかない」「状況を注視し的確な対応を検討・実施しつつ、必要な法整備などの議論を加速する必要についても慎重な検討を可及的速やかにゲフンゲフン」という感じに振る舞うかもしれません。間違っても用韓してますなんて口にしない。決断力がなくて頼りないという批判を受けるのは仕方ないと諦めます。

        とにかくあのエリアから出さずに(あ、西には出てもいい)なるべく長く注視検討して、人的被害が出れば「北は酷い」「中露は酷い」と非難の声を挙げていればよろしい。その余勢をかって軍拡を進め、専守防衛を超えた敵地攻撃のできる法整備を必死で進める。用韓です。

        まぁ、絵空事ですけど。。

        1. 庭師KING より:

          済州島はどうでしょう?
          ここを多国籍軍で整備して難民居留区にする。
          戦地ではないと言い張れば野党の反対も受けずに人道支援できそうです。
          対中緩衝地帯(かつ多国籍軍の拠点)としても期待できます。

          1. 農家の三男坊 より:

            庭師KING様
            >多国籍軍で整備して難民居留区にする。
            Good idea! ですね。

            ことが起きてからでは遅いので、今から外務省は「半島有事には済州島を難民キャンプ区にする」ことを米国はじめ各国政府・国際世論に働きかけ、合意されなくても「成程!」と思わせる環境は作るべきでしょう。

            そうしないと「対馬を難民のふりをした侵略者に乗っ取られる」危険性があります。

  17. 農家の三男坊 より:

    久しぶりの鈴置さんのコラムなるほどとうなずくことばかり。
    今こそ、”助けない、教えない、かかわらない”「悲韓三原則」に基づき
    「丁寧な無視」を貫き、粛々と登録を進めるべきと思う。

    ところで、新潮はさらっとこんな記事も載せています。
    ”レーダー照射事件”…岸田政権が「日韓合意せざるを得なかった事情」とは
    https://www.dailyshincho.jp/article/2024/06190557/?all=1

    眉唾ものですが、どちらにしても岸田さん及び外務省の無能ぶりがよくわかります。
    外務省が言うように本当にバイデン民主党政権も無能なのかは?

    レーダー照射以上にそこで何をしていたかが問題でそこを攻めることの出来ない外務省の存在価値はやはり防衛相儀典局のレベル。 

  18. 神谷パパ より:

    良心的勢力=売国勢力
    にしか感じられない。

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