インターネット調査で日本人の76.6%が台湾に親しみを持ち、65%が台湾を「信頼できる」と答えたのだそうです。報じたのは台湾メディア『フォーカス台湾』、つまり『中央通訊』(日本語版)です。日台間に問題がまったくないとはいいませんが、周囲を無法国家に囲まれている日本にとって、台湾は基本的価値を共有し得る数少ない友人でもあります。日台友好が日台双方にとって大きなメリットをもたらすことは間違いありません。
目次
近隣国重視型から価値観重視型へ
安倍晋三、菅義偉両総理大臣の時代を通じた外交方針にひとつの大きな特徴があるとすれば、それは日本外交が「近隣国重視型」から「価値観重視型」に変わったことです。
故・安倍総理が提唱し、菅総理が結実させた「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」は、現在でも日本の外交の大きな柱となっていますが、これは簡単にいえば、「基本的価値」を共有する国同士で連携しましょう、という考え方です。
日本国憲法にも書かれている通り、日本が大切にしている価値観といえば、自由主義、民主主義、法の支配、人権尊重、積極的平和主義、といったところです。
日本の周囲には無法国家ばかり!
ところが、非常に残念なことに、こうした基本的価値を共有も尊重もしてくれない国が存在します。しかも、よりによって、日本の近隣国において、です。代表的な事例でいえば、中国、北朝鮮、ロシアなどの4ヵ国が挙げられるでしょう。
これら4ヵ国のなかで、たとえば北朝鮮には自由もありませんし、もちろん民主主義もありませんし、法の支配もなければ基本的人権すら存在しません。すべてが金王朝の思いのまま、という恐ろしい独裁国家ですし、無辜の日本人が多数拉致され、いまだに帰国できないでいる状況にあります。
また、近年経済発展が著しい中国にしたって、政治体制は中国共産党の一党独裁ですし、一見すると大統領の直接選挙制度などが導入されているかに見えるロシアにしたって、実質的に見ればウラジミル・プーチンによる独裁国家のようなものでしょう。
ほかにも、日本との国際合意を平気で破り、国際法に違反した判決を下し、日本の海自哨戒機に火器管制(FC)レーダーを照射してくるような無法国家もあるようですが、いずれにせよ、日本の周囲にはこうした無法国家ばかりで困ります。
そして、これら4つの無法国家は、偶然、日本の近隣にあるというだけの話であり、本来ならば価値を共有していない以上、あまり深い関係になってはならない相手国であるともいえるでしょう。
「台湾は日本と基本的価値を共有する友人」=外務省
ただ、こうしたなかで例外的に、日本と基本的価値を共有し、経済的にも密接な関係を有する「友好国」が、日本の近隣に1ヵ国だけ存在します。
それはどこか――。
台湾です。
この点、台湾は国連加盟国でもありませんし、また、日本政府・外務省は台湾のことを正式には国であるとは認めていないのですが、それでも台湾が事実上の国であることは間違いありません。その外務省はここ数年、外交青書で台湾を「基本的価値を共有する極めて重要なパートナー」などと位置付けています。
正式な記載は、次の通りです。
「台湾は、日本にとって、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値や原則を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人である」(外務省『外交青書2023』第2章より)。
この表現が、すべてでしょう。
台湾のことを「国」とは呼び辛い事情があるにせよ、外務省にしてはずいぶんと踏み込んだ表現です。
実際、台湾は日本領である沖縄県尖閣諸島への領有権を主張しているなどの問題もあるのですが、こうした点を除けば関係はおおむね良好であり、また、人々が穏やかで優しい台湾は、日本人にとっても人気の渡航先のひとつです。
最近だと春先にスーパーなどの店頭に並ぶ台湾パイナップルが楽しみだという人も増えているようですし(※山手線の駅名を冠する怪しい自称会計士もそのひとりです)、東日本大震災からコロナ禍に至る日台間の善意の応酬が、両国関係をより密接なものにしていることは間違いありません。
中央通訊日本語版「日本人の76.6%が台湾に親しみ」
こうしたなか、台湾メディア『フォーカス台湾』(『中央通訊』日本語版)に19日、ちょっと興味深い記事が掲載されていました。
日本人の約77%、台湾に「親しみ感じる」 駐日代表処調査
―――2023/12/19 13:19付 フォーカス台湾(中央通訊日本語版)より
中央通訊によると事実上の駐日台湾大使館である「台北駐日経済文化代表処」が18日、日本人の76.6%が台湾に親しみを感じているほか、65%の人が「台湾は信頼できる」と答えたと発表したのだそうです。
調査は中央調査社に委託したもので、10月30日から11月1日にかけてインターネットを通じて20~89歳の日本人を対象に実施し、選択肢に挙げたアジア主要国のなかで、46.2%が「最も親しみを感じるのは台湾」と答えてトップになった、などとしています。
これは、なかなかの数値です。
内閣府が例年公表している『外交に関する世論調査』だと、米国、ロシア、中国、韓国の4ヵ国に関して「親しみを感じる」と答えた割合が半数を上回っている国は米国くらいなものである(図表)ことを思い出しておくと、台湾がいかに日本人から好かれているかがよくわかります。
図表 米露中韓4ヵ国に対する親近感(2022年10月調査)
(【出所】内閣府『外交に関する世論調査』をもとに作成)
日台友好は両国にメリット
もちろん、現在の日台間に問題がまったくないわけではありませんが、日本の場合、台湾以外の4ヵ国との間で抱える問題があまりにも多すぎ、重たすぎることを踏まえると、日台関係には問題がほぼないのと同じだ、という言い方もできなくはありません。
また、台湾といえば台湾海峡問題などの懸案もありますが、これは日台関係というよりも、どちらかといえば台湾が主体的に解決していかなければならない問題でしょう。
中国との軍事的緊張を緩和するのか、それとも中国からの「独立」などを宣言して米国と国交を正常化し、日米台同盟を作るのかはわかりませんが、肝心の台湾人の意志が固まらなければ、日米としても動きの取りようがない、というのが実情に近いのではないでしょうか。
いずれにせよ、近隣に基本的価値を共有する国家が極端に少ない日本にとって、台湾との友好関係は極めて重要ですし、台湾から見ても同じ自由・民主主義を信奉する日本が貴重な友人であろうという想像が付きます。
日台友好は日本と台湾双方にメリットをもたらすことだけは間違いないでしょう。
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台湾を考える時に、気になるのは、本省人と外省人の問題。
・省籍矛盾
https://www.waseda.jp/prj-wakai/east_asia/detail/?seq=12
これは、民進党と国民党との対立の本源なのか?
台湾を考える時、親中の国民党が政権を取ったらどうなるか?という懸念があります。
これに関する記事は沢山ありますが、来年1月の総統選挙は極めて気になることです。
・「台湾の池上彰」を抱える親中派が勝てば大変なことになる…台湾の総統選挙がかつてない注目を集める理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/290e425f62e4b7acbabe75e12152229df2a08f55?page=1
国民党が政権を取っていた2014年、親中的なサービス貿易協定の締結を巡り起きた事件、「ひまわり学生運動」
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ひまわり学生運動
国民党が政権を取れば、一気に親中へ傾くのでは?という懸念は強い。
近頃聞かなくなった日華関係。いつのまにか日台関係と言い換えられています。とても意味深と当方は考えます。
報道機関が伝えている台湾情勢は不正確なのではないか、実相を捉えて切れていないのではないか。そのように感じて当方はさる9月台湾訪問してきました。違和感の本質とは、いわゆる中国専門家(自称を含む)たちは、中国においた鏡を通して台湾を見ているに違いないという疑念からでした。大学で中国語中国文学を専攻した、若き日に大陸を旅行した、中国大学に留学した、現地駐在員を何期も務めた。彼らの実体はそいうところでしょう。そのような視点を持つ「専門家たち」が語る台湾事情・台湾問題は多分に聞きかじりの要素が強いのではないか。一次情報をわが目で確認することが第一歩であるとして、本当のところはどうなのかを知るためある見立てとともに現地に行ってみました。
もっとも大きな訪問成果と考えるものを渡航最終日に得ました。民心のありどころに(ある種の)掴みを得たのです。やっぱりそうだったのか。海外旅行の醍醐味とはこのことでしょう。彼らは中華をやめようとしている。見立ては正しかったようです。
とても順当な結果だと思います。
衰退激しい日本の偏向オールドメディアはいまだに、
世界が熱狂する韓流ムーブメント(笑)に
日本の若い世代を中心に韓国への好感度が高まってる(笑)
とかなんとか言っての日々画策記事を乱発してますが、
他国音楽文化のつなぎ合わせの域を出ない
K-POPなる韓流整形腰振り踊り程度のもので
朝日吉田の捏造元にしての
謝罪と金品欲しさを撤回謝罪反省しないでいる
およそモロモロ韓流みたいなものの
好感度が高い?とかいうのは、
ただの欺瞞と工作画策の成果に過ぎません。
個人的にも台湾 韓国
どちらの国も訪れましたが
その国民性のありようの違いには
驚くばかりでした。
ただ日本社会でも
ご自身の能力と努力と社会への貢献が
低いにもかかわらず
個人の属性による思い上がりが
強いゆえに脱落した人たちなどは
韓流のもつ反日に合流してしまう傾向があることは
すでによく知られています。
ただ、それらも含めて、
およそモロモロ韓流というものの位置づけは
その人達の生きザマからも
明らかになっていると感じます。
台湾は日本にとって価値観を共有して
ともに人類の未来に貢献できる友人です。
その点で、滑稽に持ち上げられている
反日の韓流みたいなものより、
よほど大切にしなければいけないものと
考えます。
>K-POPなる韓流整形腰振り踊り程度
相変わらず、本質を突いた上手い表現ですね。
全く、芸術性無し、精神性無し、こんなものに熱狂するものが世界に一定数いるのが不思議です。
そうですよねえ(^^)
ただ、
各国文化というものは
高級でないとだめ?というものでは
そもそもないものなので
他国音楽文化のつなぎ合わせの域を出ない
韓流整形腰振り踊りK-POPのような程度のものも
手軽な消費文化として認めてあげてもいい
と私は寛容に考えてあげています(^^)
でも、
同じ激しい腰振りダンスでも
各国のインドやアフリカなどのものは
明るく健康的で楽しく明るく
肯定的に引かれるのに引き換え
韓流整形腰振り踊りK-POPは
韓流整形までして精一杯かっこよく見せ
上から見下してやろうと背のびする
まるで中二病の黒服か、
もっともらしく理屈を捏ねる韓流カルト宗教か
紳士に扮する詐欺師のような、
内実と表面が乖離した
およそモロモロ韓流が一様にもつといわれる
特性の発露なので
むしろ安っぽくチンケで哀れとの印象を
醸し出しているなあ・・と鑑賞しています。
世相マンボウ_さま
韓流への分析、本当に本質を抉り出していますね。
全く同じように感じます。
>各国のインドやアフリカなどのものは
明るく健康的で楽しく明るく肯定的に引かれる
ここには、生きることの喜びなどの真情の自然な発露、があるから我々は、共感し共に喜びを共有できるのです。
>韓流整形までして精一杯かっこよく見せ
上から見下してやろうと背のびする
ここに、鬱屈したものを感じるのですね。