時事通信でも支持率最低更新…しかし有力野党は不存在
ある意味予想通りでした。時事通信が公表した2023年11月分の世論調査では、岸田文雄内閣に対する支持率は前月比5.0ポイント減って21.3%だったのです。ただ、自民党に対する政党支持率は依然として19.1%で、「政権復帰以来最低」だったというわりには、国政政党のすべての支持率を足したよりも大きな値であるという事実は見落とせません。なにより、最大野党・立憲民主党が日本維新の会の後塵を拝していることは、次回総選挙での政権交代が発生する可能性が低いことのひとつの証拠でもあります。
目次
世論調査≒ヤブ医者による健康診断
当ウェブサイトでは常々、新聞、テレビなどのオールドメディアによる世論調査に基づく内閣支持率は、「ヤブ医者による健康診断」のようなものだと申し上げています。
その理由はいくつかあるのですが、そもそも論として、世論調査は質問の尋ね方、実施するタイミング、質問の順序などに応じて、ある程度、結果を誘導することができてしまうからです。
たとえば「最近、財務副大臣が税金の滞納を認めて引責辞任しましたが、あなたは首相に任命責任があると思いますか?」、などと尋ねた直後に「あなたは内閣を支持しますか?」などと質問すれば、内閣支持率は低めに出て来る可能性があります。
また、『回答者が高齢者に極端に偏るNHK世論調査=内部資料』でも紹介したとおり、一部の世論調査では回答者属性にかなりの偏りがあるらしく(たとえば「回答者が明らかに高齢層に偏重している」、など)、多くの電話世論調査では、つい最近まで携帯電話が調査対象から外されていたとの話も聞きます。
過去2回の事例
さらには、ただ、内閣支持率調査が過去に事実上のメディアによる倒閣に利用されたフシがあることも否定できません。
民主党政権誕生直前の2009年、あるいはオールドメディアと特定野党が「もりかけ問題」で大騒ぎしていた2017年頃は、メディアは競って支持率調査を公表し、「内閣支持率が危険水域にある」、などとしきりに喧伝していたものです。
このうち2009年のときには、テレビや新聞の報道に踊らされた一部の有権者らが、「自民党政権にお灸を据える」などと称してこぞって民主党に投票したためか、結果的に民主党が地滑り的な勝利を収めて政権交代が実現しています。これなど、メディアクーデターが成功した事例でしょう。
これに対し2017年のときには、安倍晋三総理大臣が衆院解散を仕掛け、最大野党だった民進党は大躍進するどころか、むしろ「希望の党」と立憲民主党に分裂してしまい、結果的に自民党が引き続き圧勝するという結果に終わりました。
おそらくこの2017年こそ、「オールドメディアがあることないことでっち上げ、時の政権を攻撃することで政権を倒す」というパターンに終止符を打う転機となったのではないかと思います。ツイッターなどのSNSを筆頭に、ネット上では少なくとも安倍政権に対する支持が高かった可能性があるのです。
岸田政権の支持率が短期的に反騰する要因が見当たらない
もっとも、現在の岸田文雄内閣に関していえば、オールドメディアだけでなく、ネット上でも、毎日のように批判する書き込みなどを見かけます。岸田首相自身が大規模な増税を決断したという事実はないにも関わらず、一部メディア、一部ネットユーザーは岸田首相を「増税メガネ」などと呼んでいるほどです。
この点、岸田首相自身が(現時点では)「増税」ではなく「減税」を決断したわけですから、それでも岸田首相に「増税メガネ」というあだ名をつけるのは不当ではないかという気もします。
ただ、岸田内閣が閣議決定した「経済対策」については、経済学的に見れば、正直、「やらない方がマシ」というレベルのものであることは間違いありません。たった1回限り、所得税と住民税を1人あたり4万円減税するとともに、低所得者層に7万円を給付するというのは、単なるバラマキと思われても仕方がないからです。
なによりその一時的な減税の後は防衛増税などの本格的な増税が待ち構えているのではないか、などと有権者が警戒しているのも無理はありません。
時事通信の調査で過去最低を更新
いずれにせよ、短期的に支持率が上昇する気配が見えないなかで、オールドメディア側もおそらく、ここぞとばかりに支持率急落を演じ始めるのではないか――。
先日の『岸田内閣支持率、産経・FNNでも「過去最低」だが…』では、こんなことを「予言」しました。
予想通り、時事通信が16日に公表した11月分の内閣支持率調査では、支持率が大幅に下落する一方、不支持率も上昇したようです。
内閣支持21.3%、最低更新 自民も下落19%―時事世論調査
―――2023年11月16日17時47分付 時事通信より
時事通信によると、11月10日から13日にかけて実施した世論調査で、内閣支持率は前月比5ポイント減の21.3%に沈む一方、不支持率は7ポイント上がって53.3%を記録したのだそうです。
今月の調査では支持率と不支持率の落差がさらに拡大
当ウェブサイトで「定点観測」している6つの調査(読売新聞、朝日新聞、時事通信、共同通信の4社の調査、および産経・FNN、日経・テレ東の2つの合同調査)のうち、11月分については3つが出てきた格好ですが現在のところはどのちょうさでも支持率が下がり、不支持率が上がっています(図表1)。
図表1 内閣支持率(2023年11月)
メディアと調査日 | 支持率(前回比) | 不支持率(前回比) |
共同通信(11/3~5) | 28.3%(▲4.0) | 56.7%(+4.2) |
産経・FNN(11/11~12) | 27.8%(▲7.8) | 68.8%(+9.2) |
時事通信(11/10~13) | 21.3%(▲5.0) | 53.3%(+7.0) |
(【出所】各社報道をもとに著者作成)
ちなみにここに挙げた3つの調査では、いずれも不支持率が支持率を大きく上回っており、共同通信のもので28.4ポイント、時事通信のもので32ポイント、そして産経・FNNのものだとじつに41ポイントもの差がついています。
著者自身の主観ですが、産経・FNNの調査では、自民党政権に対し、比較的高い支持率が出る傾向にあるはずなのに、この3つの調査に限定すれば、「不支持率-支持率」に関しては産経・FNNのものが岸田政権にとって最も厳しい値が出た格好です。
参考までに、先月の支持率調査についても再掲しておきましょう(図表2)。
図表2 内閣支持率(2023年10月)
メディアと調査日 | 支持率(前回比) | 不支持率(前回比) |
時事通信(10/6~9) | 26.3%(▲1.7) | 46.3%(+2.3) |
朝日新聞(10/14~15) | 29.0%(▲8.0) | 60.0%(+7.0) |
読売新聞(10/13~15) | 34.0%(▲1.0) | 49.0%(▲1.0) |
共同通信(10/14~15) | 32.3%(▲7.5) | 52.5%(+12.8) |
産経・FNN(10/14~15) | 35.6%(▲3.3) | 59.6%(+3.5) |
日経・テレ東(10/27~28) | 33.0%(▲9.0) | 59.0%(+8.0) |
(【出所】各社報道をもとに著者作成)
こちらの調査だと、不支持率と支持率の差は、最も大きい朝日新聞のものでもせいぜい31ポイントだったことがわかります。全体的に、支持率と不支持率の落差がさらに拡大しているという傾向にあることは間違いなさそうです。
有力野党の不存在
もっとも、それ以上に興味深いのが、政党支持率です。
時事通信によると、自民党に対する支持率は19.1%で、「政権復帰以来最低だった前月からさらに1.9ポイント減らした」、とあります。時事通信の今回の調査結果をもとに「青木率」(※)を計算してみると40.4%と、「危険水域」とされる50%を大きく下回っています。
青木率とは:
自民党の故・青木幹雄元参議院幹事長が提唱したとされる経験則に基づく指標で、内閣支持率と第1党に対する政党支持率の合計値が50%を超えているかどうかで内閣が退陣するかどうかを判断するという、永田町界隈では重視されているらしい判断基準のこと
これだけを見ると、岸田内閣はもはや危機的な水準、というわけですが、それよりもっと驚くのが、自民党以外の政党に対する支持率です。
記事によると自民党以外の支持率は▼日本維新の会が4.6%(前回比+0.7)、▼公明党4.1%(前回比+1.0)、立憲民主党2.7%(前回比▼0.4)…、などとなっており、これに「れ新」1.6%、日本共産党1.1%、国民民主党0.9%、社民党・参政党各0.5%――などが続いています。
ということは、①最大野党たる立憲民主党は、いまや日本維新の会どころか公明党の後塵すら拝するようになったこと、そして②少なくとも時事通信の調査では、国会議員を輩出している政党の支持率をすべて足し上げても、自民党に対する支持率に到達しない、ということです。
政権交代が生じる可能性はまだ低い
もちろん、政党支持率と各政党の獲得議席数がきれいに比例するわけではありませんが、少なくとも最大野党たる立憲民主党が次回総選挙で、政権与党としての自民党の地位を脅かす可能性は、(支持率調査だけで見るならば)極めて低い、ということです。
また、立憲民主党に代わって最大野党を目指すと公言している日本維新の会にしたって、支持率「だけ」で見たら、政権の座には現状、かなり遠いことは間違いありません。
実際、今年4月と10月に行われた衆参両院の合計7つの補選でも、自民党は5選挙区を制しており、維新が1選挙区を、立憲民主党が(日本共産党、社民党、国民民主党助けを得て)やっと1選挙区を制したという状況を見ると、こうした支持率は実態とさほど乖離しているとも思えません。
ちなみに当ウェブサイトで「定点観測」している世論調査については、あと3つ残っていますが、予想するに、どの調査でも内閣発足以来の過去最低を更新するでしょうし、どのメディアも「危険水準だ」という表現を使うのではないでしょうか。
あるいは自民党内からの「岸田おろし」の流れが出てくることを、これらのメディアとしては期待しているのかもしれません。
ですが、あまり「低支持率」で煽り過ぎると、岸田首相が「サプライズ解散」を仕掛けてきたときに、メディアの皆さんは困るのではないでしょうか。現実に自民党が過半数を大きく割り込むまでの惨敗を喫する可能性は、さほど高くないからです。
そのうえ、昨日の『首相は「年内解散しない」と見せかけているだけなのか』でも取り上げたとおり、あくまでも政局だけ考慮に入れたうえで合理的に判断するならば、岸田首相にとっての最善の選択肢は、できるだけ早い時期の解散です。
こうした見立てが正しいかどうかについては、もしかしたら案外遠くない将来に判明するかもしれません。岸田おろしの動きに対抗する首相の解散権という存在には、依然として注意を払う必要があるのではないか、などと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
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おはようごさいます。早速ですがほんじつの朝イチの「お題」は「岸田政権の支持率」ということで暗閑としております。未だに支持する人間がいるということに「野党のだらしなさ」があると同時に「議員のサラリーマン化」があり「国民の危機意識の欠如」が現れているとおもいます。本来国民の木巧たる議員は国民の幸せのために減私奉公しなくてはならないのに私利私欲にかられ問題を傍観するに終始する議員が多すぎると思慮しております。昨日高市早苗氏の勉強会立ちあげについて「閣僚で岸田氏を支える立場なのに」という意見が発信されたのにはビックリだ!勉強会とは、いまは何が問題なのかを勉強し共通認識を深めるこの一時に尽きるとおもうのだ。岸田を倒閣するのかしないのか。しないのであればそれこそ岸田を守り支え続けるべきだし、日本のこれからを担うのであれば国のあり方を真剣に考える、形にし、実行すべきであろう。自分たちに関わる法案はスピード審議し国民の不満は後回し。中国の尖閣付近のブイ設置に抗議し撤去を主張したのは高市早苗氏のみ。上川外務大臣でさえ傍観なのだ。情けない。これが岸田の言う「適材適所」なのか。中国には在らぬ疑いで勾留されている日本人がいて、北朝鮮には拉致被害者が半世紀近く経っているのに成果が小泉訪朝以降みいだせない。なにが「私、直轄でェ~だ」なにもできてはいないではないか。これも軍事力がないからだ。だから、なめられるのだ。何が話し合いだ。話してわかるならイスラエルvsハマスもロシアvsウクライナも中共vs尖閣も解決しているわ!今の日本にはオリンピックも万博もいらない。維新の吉村はなにを詭弁を労しているのか。橋下元代表にいたっては言い出しっぺなのに言い訳に終始している。今の議員の大半は自己利益の為にだけ働く。国家感があるのが見受けられない。このままだと日本は終わる。ハッキリと思う。
逆に、なぜそこまで岸田政権を低評価できるのか、不思議ですけどね。
僕のモノサシでは、政治のプライオリティは、物価と雇用。
世界中と相対評価して、よくやってます。
【物価】
ガソリン補助金じゃぶじゃぶ
原発再稼働推進(処理水はケリ着けた)
相対的に異様に安い物価のまま安定
【雇用】
人手不足顕在化
大卒就職率飽和
賃金上昇トレンド
100点ではないし、LGBT とかアホなことしてるけど、有権者としてとりたてて騒ぐような欠陥はないかと。
自分のモノサシがなくて、
「大手メディアを鵜呑み」
にしてる人たちは、自分自身のリテラシーとかエコーチェンバーとかを少し再確認なさるべきかと。
まーしかし岸田はカリスマゼロですな。
(笑)
政治家にカリスマ性が必要だと僕はそんなに思わんですけども。
えっ?
ちゃんとした実績のあること(仕事)をやっていれば、カリスマ性は誰にでも出来てくるものではないの?
菅さん、外見は普通の人だけれども、彼の仕事の実績をみれば、そこに仕事人としてのカリスマを感じる。
菅さんには、仕事人としての凄みを感じる、これをカリスマ、という。
つまり、芯のある仕事=自分の思想と意思に基づいてやる仕事をやっている人物には、カリスマを感じる。
岸田氏にカリスマを感じないとすれば、それは、彼が自分の思想と意思に基づいてやっているのでは無く、単に目の前にある課題を誰でもやる方法でやっている、やらされている?に過ぎない、ということになる。
列挙された事柄、実績と言えるものですか?
逆にこれをやらなかったら、やれなかったら、一体、この人は何?という事柄ばかりです。
>列挙された事柄、実績と言えるものですか?
寝ぼけ眼ですが僕は実例をあげてますから、具体例で反論をどうぞ。
>逆にこれをやらなかったら、やれなかったら、一体、この人は何?という事柄ばかりです。
イメージで語るのはアホらしいのでわ?
というのが僕の言わんとする主旨なので、具体例でお願いいたします。
菅義偉は僕も好きですよ。
東京新聞社は大嫌いみたいですな。
東京新聞社は岸田のことも大嫌いみたいですよ。
CRUSHさんに同感です。
是々非々で語れなくなれば、人間として終わりです。
感情的に岸田を叩くのは頭使わず楽ですからねー
もちろん、ザイム真理教で増税派なんでそこは今みたいに声を上げ続ける必要があります。
やるおさん
最近投稿が有りませんが、りょうちん様、チキンサラダ様、とある福岡市民様等が投稿していました。彼らの投稿が私の考えと違っていても批判の投稿はしませんでした。きっと私の思いつかない考えが或るのだろう、と思っていました。
今も数名の尊敬する方々が居ますが、さより様も私が尊敬するひとりです。寺田町の高校に通っていた方、関西在住の方。他にも投稿を読めばスゴいと思う人がたくさんいらっしゃいます。
やるおさんは批判するだけの投稿のようにワタシには感じられます。違ったらゴメンです。
ヒトを批判すると、オレ偉くなったと感じる人が居るようです。
蛇足です。
私の明治生まれのがお里が知れる、私が学校に入学前に言ってました。雰囲気から大変マズイ事だと感じました。
ひとの振り見て我がふりなおせ、これもオフクロからの申し送り、と思って孫たちに伝えています。
LGBT法が騒ぐような欠陥ではない…?私は女性ですが、あれ大欠陥だと感じてますし、そして弊害が出てくるのはこれから徐々にだと思ってます。もうすでに内閣府が、性自認で部活動ができるようにとかアホなことを打ち出し始めてます。
LGBT法をどう考えるかは、岸田さんに対する評価がわかれる一因ではあるのでしょうね。
「異次元の~」「私、直轄の~」ことばは踊る。検討士、、遺憾砲、「LGBT」「中国による不当な勾留」「任命問題の欠如」「予定される増税」「処理水の海外への説明不足」「韓国優遇政策」「中国ブイ不撤去」「海外へのバラマキの意義と目的の説明不足」国内の経済対策不足、「尖閣諸島への対策の説明と目的」「台湾有事が勃発した時の対策日本国民はどうするのか?」、、物の高騰で実質増税状態。せめて食料品は消費税は廃止ないしは高級品のみ課税で。ガソリンにはトリガー条項発動で。これだけ支持出来ない理由を列挙してみた。これで支持できる理由を知りたい。どれも国民感情と生活に密着した事柄だとおもうが。
不支持の項目に同意します。
私は主に、岸田政権で安倍総理、菅総理が培ってきた外交政策を台無しにしたことが許せません。
特に先日拉致問題への言及していましたが、対して何もしていないことが許せません。
(安倍総理大臣が秘書官時代から長年拉致問題に取り組まれてきた経緯や、拉致被害者会からの信頼も寄せられていた話を知っているため)
岸田の中での優先順位の上位にすら入っていないのではないかと思う行動実績の無さに、被害者ご家族への悲しみと覚えるのと同時に岸田への怒りを覚えます。
スキャンダル系で低俗なのであまり触れたくは無いのですが、
息子を総理秘書官にして「国益に何も役立たなかった」ことも覚えています。
自分の子ども贔屓する前に、やるべきことがあることが判っていないのではない人物なのだと私は評価します。
私も岸田はまったく評価していません。ただ彼は、やることはやっているように思います。
それはなぜなのかと考えれば、日本が議院内閣制であり、自民党が政権を握っているからだと思ってます。大将が例えぼんくらだとしても、自民党はやはり腐っても鯛、層の厚さと政権運営能力のノウハウは間違いなさそうです。
岸田政権は、例えばLGBT法案をごり押ししても、韓国譲歩しても支持率は下がりませんでした。それは、メディアなどにとって岸田は都合がいい政権だからだと思います。ところがここに来て支持率が急落しました。その理由は、高橋洋一さんも仰ってましたが、ザイム真理教の逆鱗に触れたのではないかと思います。
「神輿は軽くてパーがいい」とはよく言いますが、他を見回しても岸田の方がまだ「マシ」だと思ってます。(繰り返しますが岸田個人は評価してません)しかし今後ますます岸田のネガティブ報道は増えていくように思います。そんな報道を横目に、少し冷静になって、是々非々で岸田と自民党が何をやったかを精査してもいいように思います。
人物、不在の時代ではないのか?
政界も財界も、「人物」と呼べる人間がいなくなった。
財界で言えば、嘗て、本田宗一郎、盛田昭夫、松下幸之助・・・など、眩い程の輝きを持った巨星たちがいた。彼らには、夫々、独自の壮大な洗練された経営の理念や思想があったし、国家と世界を論じる大きな視野と高邁な思念があった。
今現在、財界という言葉がマスコミに出てくることも殆どなくなった。今、経団連、経済同友会などの話題がマスコミで取り上げられることも殆どない。今の経営者と言えば、利益ばかりを追求するイメージになったし、実際、彼らが語ることも儲けることばかりだ。
国家や世界を語ることも、無い。
政界では、吉田茂、池田隼人、などは理念と思想があったが、その後の政治家でそのようなものを持っている人物はいなくなった。が、佐藤栄作、田中角栄、中曽根康弘、大平正芳、などは、「人物の存在」を感じさせた。その後に続いた総理達は更に小粒になったが、竹下登などは小さいが存在は感じさせた。
然し乍ら、その後の総理達には存在を感じさせる人物はおらず、民主党などは論外の更に外。ただし、日本の政治家としては稀有な「戦略性」を持っていた安倍晋三は、別格であった。彼は、「人物」と言える日本の政治家の最後の「一閃」だったのかもしれない。
今、政界に人物はいるだろうか?人物の前に、存在を感じさせる人間がいるだろうか?
凡庸な小粒な人間ばかりだ。
これで、「支持」が出来るものだろうか?
「支持」するしないの前に、対象が小さすぎて認識できないのだ。
だから、「支持率」が、下がり続けるのは当然の流れだ。
政界に「人物」は、いない、与党も野党も新興政党も、日本のどこを探しても、「人物」はいなくなった。
同様に、財界にも人物はいない。金勘定をする商人ばかりになってしまった。
財界には、事業家もいない。これが、日本低迷の原因かもしれない。
みんな、小粒。どこを見ても、小粒。
岸田?Who?
政策がどうので、支持率が下がるのではない、人物が小さすぎて凡庸過ぎて、見えないから、視認できないから、支持するも何もない、ということだ。
ここは、「壮大な理念と思想」と、出来れば、「戦略」を示さない限り、誰も、「あなたを認識できない」。
激動の時代にならなければ、人物は現れない、ということではないでしょうか。(ただし、その人物が出てくるには時間差があります)
というより、激動の時代なら、多少の問題があっても、一つだけとびぬけている才能があれば、問題にならない、ということです。
世界を見ずに日本だけ見て、批判ばかりするのは楽ですねー
まるでマスゴミみたいだ
あなたの満足いく政治家は誰?フランスのマクロン?アメリカのバイデン?ドイツのショルツ?カナダのトルドー?イギリスのスナク?イタリアのメローニ?
そもそもあなたもwho are you??
新宿会計士さんが記事に書いてたことが、あなたはまるで分かってないですね。
故安倍晋三氏を失ったことは痛恨事でありました。世界を俯瞰できる稀有な人物でありました。ただ脇が甘く一票とカネを欲するあまり、統一教会に足をふみいれてしまった。氏は岸田を評価していなかった。氏亡きあと氏が存命ならば暗愚な岸田の政権は誕生しなかったと確信しております。
いつも的確なコメント大切に拝読させて頂いております。最後の一閃、、
そうかもしれない。竹下登、宇野宗助、森喜朗、麻生太郎こそ人気ははくしているが総理退任後だしね。最後、安倍以前なら小泉純一郎にまでさかのぼらなくてはならないが、氏は格差社会を弾みをつけてしまった。コロナがなければ安倍晋三氏も政権運用は楽だった。もり、かけ、さくらはよぶんだった。
少し引っ掛かったので
※以下は岸田文雄氏を擁護するものではなく、擁護するツモリもアリマセン
“(実相はさておき)既に鬼籍に入った過去の偉人立志伝中のヒト” と “現役で仕事してる最中のヒト” を「並列で比較評価 する コト 」に違和感を覚えました
モットモ安倍晋三氏が一次政権投げ出した時にも安倍氏を現在同様に評価をされておられたならゴメンナサイ
こんなとこにもアベガーが沸くのかよ
まじで認知バイアスの異常者だな
第一次政権では指定難病と闘いつつも悪化し、国政に影響させないために居座らずに辞任し後任に託した。
第二次政権では国政選挙6連勝し、国民からの信任を得て歴代最長期間政権を担った。
以上
安倍晋三氏は、小泉純一郎氏か後継指名した位でした。安倍氏は、期待される方でした。第一次政権の時も期待しておりましたが、残念乍ら短期でした。短期でしたので評価出来る実績はありませんでした。しかし、期待感は変わりませんでした。第二次政権では、期待以上の実績を上げたと思います。
>“(実相はさておき)既に鬼籍に入った過去の偉人立志伝中のヒト” と “現役で仕事してる最中のヒト” を「並列で比較評価 する コト 」に違和感を覚え
た、というレス主から
Q.
>モットモ安倍晋三氏が一次政権投げ出した時にも安倍氏を現在同様に評価をされておられたなら
A.
>安倍晋三氏は、小泉純一郎氏か後継指名した位でした。安倍氏は、期待される方でした。第一次政権の時も期待しておりましたが、残念乍ら短期でした。短期でしたので評価出来る実績はありませんでした。しかし、期待感は変わりませんでした。
岸田は安倍と違って期待してないから途中でも腐してます、ってことでFA.?
内閣支持率が最低更新、不支持率が高く、さらに野党に期待できないとなれば、また新政党が支持を集めるのでしょうか。(もちろん、その新政党がどうなるかは分かりません)
まあ鳴り物入りでぶち上げた「減税」策があれだけ不評なうえに、内閣改造で新たに任命した副大臣・政務官が続々と辞職ですからね。支持率がどんどん下がるのも当然、という気がします。
岸田首相は、来年6月までに、支持率の回復に努めて、そうならない場合は「9月の総裁選には出ない」と宣言するでしょう。総裁選を経て、9月に解散総選挙になると予想します。
ただ次期総裁の予想が難しい。1に茂木、2に河野、その後は、石破、高市、上川といったあたりでしょうか。菅という話もあるが、本人が固辞しているしね。岸田は茂木をかつぎたくないだろうな。麻生は下手すれば派閥が分裂しかねない。いずれにしても、解散総選挙は近いので、国民の受けが大事な戦いになりますね。
岸田政権を支持しないということが、他の政党や他の政治家の支持に繋がらない。
結局のところ、不支持の結構な割合の人達は岸田政権は嫌だが、他の政権はもっと嫌だという話でしょう。
これでは、選挙をしたところで現状と特に変わらないでしょうね。
相対的な評価で、結局は自民党に票が入る。仮に総裁を交代してももっと悪くなる可能性大だというのなら、岸田降ろしも選挙も起きないと思います。
むしろ、仮に選挙をしたら何でこの低支持率で、自民党がこんなに議席を獲得するんだという、マスメディアにとっては説明が難しい、面倒な事態になるのではないか。
政権に自覚して欲しいのは、支持率+不支持率の値が大きい(”どちらかと言えば”の部分を恣意的判断せずに掘り下げている)産経の調査でさえそのような結果であるということなのかと。
「異次元の~」「私、直轄の~」ことばは踊る。検討士、、遺憾砲、「LGBT」「中国による不当な勾留」「任命問題の欠如」「予定される増税」「処理水の海外への説明不足」「韓国優遇政策」「中国ブイ不撤去」「海外へのバラマキの意義と目的の説明不足」国内の経済対策不足、「尖閣諸島への対策の説明と目的」「台湾有事が勃発した時の対策日本国民はどうするのか?」、、物の高騰で実質増税状態。せめて食料品は消費税は廃止ないしは高級品のみ課税で。ガソリンにはトリガー条項発動で。これだけ支持出来ない理由を列挙してみた。これで支持できる理由を知りたい。どれも国民感情と生活に密着した事柄だとおもうが。
総務省のホームページを見ると昭和の国政選挙は70%推移であったのに平成になると50%台に落ち込んでいる。
https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/ritu/index.html
これが政権に大きく影響している。
自民党が国民不在の政治をしているので国民があきらめてしまっている。
選挙権が18歳以上に拡張したけれど、実際選挙に行く18歳以上の人は行く気があるのか。高市早苗大臣ではないけれど、女性の社会的地位が低いのか。
各政党もこのあたりの分析をしないと選挙には勝てないとおもう次第です。
ご指摘の通りあきらめにより投票をしない方も多くいらっしゃると思います。
政治に対して期待を持つのは難しいことだと私も思います。
投票率の低さの是非についてネット検索すると以下の様な考察を見つけました。
『投票率が低いことには、それ自体に政治的なメッセージが込められていることを忘れてはならない。率直にいえば、それは「選挙に行くほど重要な争点がない」と、多くの有権者が認識していることの現れである。例えば、日本人に兵役義務を課すかどうかが選挙で問われたら、おそらく投票率は跳ね上がるであろう。』
たしかに選挙では有権者の身に迫るような争点が常にあるとは限らないため、全ての選挙で高投票率を目指すことは難しいものなのかもしれないと思いました。
これは持論で本題からずれてしまうのであまり掘り下げられませんが・・・
投票率の改善だけで宜しければ、「投票を義務化する法律」を制定すれば
争点があまりない選挙においても投票率を上げることができると思います。
安倍元総理国葬の際の菅前総理の弔辞の抜粋
「あなたは一度持病が悪くなって総理の座を退きました。そのことを負い目に思って2度目の自民党総裁選出馬をずいぶんと迷っておられました。最後には2人で銀座の焼鳥屋に行き、私は一生懸命あなたを口説きました。それが使命だと思ったからです。3時間後には、ようやく首を縦に振ってくれた。私はこのことを菅義偉、生涯最大の達成としていつまでも誇らしく思うであろうと思います。」
誰か菅前総理を全力で口説いてくれないかなぁ・・・としか思わない今日この頃です。
元一般市民様。
私は維新支持ですが、私も誰か菅義偉さんを口説き落として欲しい、と思っています。
私も維新に期待していますが、政権の座に就くにはまだまだ修行が足りません。まずは野党第一党となり、何度かの選挙を経て、政権担当能力がある人材が育つことを期待しています。
次期総理に関しては、私も菅さんにお願いしたい一人ですが、安倍さんを失った菅さんの落胆ぶりが大変気になります。気のせいかも知れませんが。
願わくば、再度気を取り直して、安倍さんの遺志を継ぐという覚悟を持っていただけると良いのですが。
誰か説得してくれませんかね。
菅さんがやる気にならない場合は、菅さんが推す人が時期総理の有力候補になるかもしれませんね。
第二次安倍政権を
安倍晋三 ⇒ 本田宗一郎
菅義偉 ⇒ 藤沢武夫
と読み替えればあるいは判り易いかも。
菅氏も燃え尽き症候群は克服したかもしれないが自分が先頭切って行けるだけの生物的胆力を残していない様に見える。
岸田政権の支持率が反騰する可能性があるのは,消費税を5%に下げると発表した場合だけでしょうね.
但し,本ブログの多くの読者の方々が容易に予想されるように,岸田さんが消費税率下げを宣言をすれば財務省とそれに予算を握られている警察や脱税行為を握られているマスコミ連中によって岸田政権のメンバのスキャンダルが徹底的に公表されて支持率は一気に下落させられた上で内閣総辞職に追い込まれると私も予測しますが.
大蔵官僚出身の池田隼人による創設以来ずっと財務省の御用聞派閥であり続けて来た宏池会でずっと暮らして来た岸田さんが今さら財務省に弓引く真似ができるとも思えないので,消費税率下げによる支持率反騰は現実には有り得ないIFですが,岸田さんが自分は財務省によって使い捨てにされようとしている現状に気づいてイチかバチかに出れば,という意味で一厘くらいは可能性が残っているかも.
残念Jr.に世襲させたがっているMrs.岸田を振り切る家庭内戦闘力がMr.岸田にあるならば、宏池会割って(Mr.岸田vsそれ以外の宏池会)でもやるかもしれませんが、彼にその胆力が有りそうには見えないので一厘どころか一毛以下の可能性でないかと…。