例の「エッフェル塔ポーズ」で知られる松川るい氏が、自民党女性局長を辞任するようです。事実上の更迭との見方も出ています。松川氏としては残り5年の任期、有権者が事件を忘れてくれるのを待つつもりでしょうか?ただ、改めて今回の騒動を振り返っておくと、特定野党や特定メディアよりも、どちらかというとSNSなどを通じ、一般に「岩盤保守層」と呼ばれる人たちからの批判が強かったのではないでしょうか。これについて、その意味をしっかり振り返っておく必要があります。
目次
「うな丼大臣」の更迭を要求した立憲民主党議員
当ウェブサイトなりの主観的な見方ですが、得てして特定メディアや特定政党というものは、とくに与党の政治家の不祥事に食いつき、それらをあげつらう傾向があるように思えます。谷公一・国家公安委員長が「うな丼を食べた」と発言したことを、一部のメディアと政党が「問題視」したことが、その典型例でしょう。
今年4月15日午前、岸田文雄首相が衆院選の補選の応援演説で和歌山県を訪れた際、演説会場に爆発物が投げ込まれ、犯人はすぐに取り押さえられるという事件が発生しました。この事件を巡って、谷氏は自民党議員のパーティで、「(首相襲撃後も)うな丼をしっかり食べた」と発言した、というのです。
これについて当時、報じたメディアは「治安対策担当閣僚による失言として、批判を浴びそうだ」と勝手に「失言」扱いし、さらに立憲民主党の宮口治子・参議院議員に至っては参院本会議の場で谷氏を「うな丼大臣」などと呼んだうえで「即刻更迭」を要求したのです。
はて、これのいったい何が問題なのでしょうか。
岸田首相襲撃事件があったとき、谷氏はうな丼などを食べるのを即刻止め、事件のあった和歌山に駆け付けなければならなかった、とでもいうのでしょうか?事件発生直後、谷氏自身が「どこにでも瞬間移動できるドア」などの「ひみつどうぐ」を使用して現場に急行し、犯人を取り押さえるべきだった、とでもいうのでしょうか?
正直、あまりにもバカらしい話です。
谷氏は国家公安委員長という職責にあり、一国の治安という重責を担う立場ですが、大臣が個々の事件にいちいち陣頭指揮を執るというものでもありません。大臣ら政治家の大きな役割は、現場の警察官らが安心して働けるように環境を整えることです。
谷氏の「うな丼をしっかり食べた」なる発言が「問題だ」と考えること自体、無理があります。
というよりも当ウェブサイトなりの主観的断定で恐縮ですが、日本の政治を悪くしているのは、まさに「うな丼発言」を問題視するような特定メディアと特定野党ではないかと思わざるを得ないのです。
安倍、菅政権の時代にスキャンダル追及は刺さらなくなった
このような文脈に照らすならば、自民党の閣僚や議員は、本当に大変な立場であるという言い方もできるかもしれません。一挙手一投足を、特定メディアや特定野党が「監視」しているからです。
ただ、安倍晋三政権や菅義偉政権の時代であれば、野党・メディアの「スキャンダル追及」が、少なくとも保守派の有権者の心に刺さることは、あまりなかったのではないでしょうか。
安倍晋三総理大臣や菅義偉総理大臣の時代を通じ、雇用環境が著しく改善し、(中途半端ながらも)経済成長が始まり、安全保障環境が大きく好転し、日米関係を筆頭に、外交面でも顕著な成果が出ていたからです。
とくに、日本に対する無法行為を繰り返す韓国や北朝鮮、中国などに対しては、一歩も引かず、毅然として国際法の順守などを要求し続けた姿勢は、保守性向の有権者にとっては大変心強い態度に見えたのではないでしょうか。
唯一残念なことがあるとしたら、2度に及ぶ消費税等の増税などで景気回復が腰折れしたことですが、それでも安倍、菅両総理が官僚主導型の政治からの脱却を図り、政治主導でさまざまな成果を上げていたからこそ、特定メディア・特定野党の「揚げ足取り」型のスキャンダル追及が空振りに終わったのだと思います。
岸田政権の相次ぐ失政が保守性向の有権者の怒りを誘う!
しかし、岸田文雄首相は、どうでしょうか。
岸田政権はたしかに、原発の再稼働や新増設方針、経済安全保障強化、防衛費増大、日米豪印「クアッド」連携強化、マイナンバーカード推進などの「成果」も多いのですが、これらのなかには安倍、菅両総理の遺産を引き継いだものも多く、岸田首相が自身のイニシアティブで独自に進めたものだとは言い切れません。
その岸田首相自身が推進したものといえば、やはり「2022年参院選公約に含まれていなかったLGBT法の強行採決」でしょう。これにより、安倍、菅両総理の時代に自民党を支持していた「岩盤保守層」のうち、少なくない人たちが、自民党離れを起こした可能性があります。
また、岸田首相が財務省や外務省などの言いなりになっているとの疑念は尽きません。
とくに、いわゆる「サラリーマン増税」や社会保険料負担の増大などを含めた国民負担の増大に関する観測気球の数々は、岸田首相が国民経済の方向ではなく、財務省の「増税利権」を重視しているのではないかとの疑念を抱くに十分です。
また、対韓外交では自称元徴用工問題での一方的譲歩を筆頭に、日韓通貨スワップ復活、(おそらくはパブコメの9割以上の反対を無視しての)韓国の「(旧)ホワイト国」再追加、2018年12月に発生した火器管制レーダー照射事件を不問に付したことなど、まさに「国益をドブに捨てる」政策を、絶賛展開中です。
正直、この「国益をドブに捨てた対韓外交」だけで、すでに経済安保や防衛費増大などの「プラス効果」を完全に打ち消したと考えて良いでしょう。要するに、岸田首相は安倍総理や菅総理の遺産を食い潰したのです。
私たち国民もバカではありませんから、メディアがいかに「増税必要論」を喧伝しようが、いかに「韓日関係改善の必要性」を強調しようが、そのようなものが何の意味もないことなど、気付かないわけがありません。
対韓外交でふざけた主張を繰り返した松川るい氏
ただ、自民党・安倍派(清和政策研)に所属する立場でありながら、安倍総理の対韓外交のレガシーをぶち壊しにしようと主張した議員がいたこともまた忘れてはなりません。
それが、松川るい・参議院議員です。
これまで『自称徴用工で対韓譲歩促す松川るい議員のインチキ理論』や『松川るい氏のツイートに見る「日韓関係改善論」の詭弁』、『「徴用工解決で安保協力が進む」という松川議員の詭弁』などでも指摘してきたとおり、松川氏の対韓外交に関する主張は、いろいろと不適切なものが多いのが実情です。
というよりも、松川氏の「日本が韓国に譲歩することで日韓関係が改善される」といった、インチキ理論の数々を眺めていると、彼女の主張の多くは、旧態依然とした外務省の理論そのものでもあります。あまりにも国民を舐め腐った、ふざけた主張です。
実際、松川氏自身は外務省出身者でもあり、また、夫である新居雄介氏は現時点でも国際情報統括官を務める外務省の幹部職員でもあります。つまり、松川氏は「自民党議員」の皮をかぶり、自民党の内部から外務省の理論をゴリ押ししているようにしか見えないのです。
当然、韓国の対日不法行為の数々に対する決して少なくない数の日本国民の怒りの矛先は、こうしたインチキ理論を唱える松川氏らに向かうことは、ごく自然な流れでしょう。当ウェブサイトとしても、松川氏に対する批判の数々は、こうした言動が招いた「自業自得」であると断じざるを得ないのです。
批判を浴びたパリ物見遊山事件
例の「ディナークルーズ」事件も、こうした文脈で振り返っておくと、どうしてネット上でここまで「炎上」したのかが、なんとなく見えて来るのではないでしょうか。
これは、松川氏のほかに今井絵理子・広瀬めぐみ・梶原大介の各参議院議員、地方議員、および新居氏と松川氏自身の小学4年生の次女などを含めた、総勢40人近い「訪問団」がフランス・パリを訪問し、物見遊山に興じたとされる「事件」です。
これについては先日の『保守層を激怒させる?松川るい氏「ディナークルーズ」』でも指摘しましたが、当初は「四六時中仕事をしているわけでもあるまい」、「空いた時間に観光をして何が悪い」、といった擁護論もあったものの、その詳細が判明するにつれ、見事に擁護論が消えてしまいました。
「自民党議員」として、やるべきことはほかにあったのではないか?これは、自民党に投票した有権者を激怒させ、あるいは失望させたのではないか――。「報道が事実ならば」、という前提は付きますが、松川るい氏らのフランス旅行は、明らかに観光・買い物目的のツアー、あるいは「業務研修」を装った事実上の慰安旅行のようなものでしょう。というのも、『スマート・フラッシュ』が公開した例の旅程表、見れば見るほど、業務出張とは言い難いものだからです。というよりも、自民党の国会議員ならば、せっかく高い航空運賃を支払い欧州に... 保守層を激怒させる?松川るい氏「ディナークルーズ」 - 新宿会計士の政治経済評論 |
というのも、写真週刊誌『フラッシュ』が報じた旅程表を見ると、「業務」と思しき時間はどう見積もっても5時間から6時間に過ぎず、これに対し観光や深夜までセーヌ川のディナークルーズなどの遊興時間が少なく見積もって10時間ほど取られていたからです。これだと「観光がメイン目的の旅行だ」と批判されても仕方がありません。
しかも、「業務時間」中は、松川氏と新居氏の次女は日本大使館に預けられ、大使館員が世話をさせられていたとの報道もありますし、旅程表では在仏日本大使主催のワインがぶ飲み大会なども入っているなど、明らかに公私混同と断じざるを得ない行事も含まれています。
保守層は「自民党議員が」それをやることに対し激怒した
ただ、想像するに、保守層を激怒させた本当の理由は、「松川氏自身が自民党所属議員だから」、ではないでしょうか。
この点、フランスは国会議員の訪問先として、悪いチョイスではありません。労働力不足、エネルギー問題、外交・安全保障環境など、内外に大量の課題が山積している現在の日本にとって、フランスの原発政策や外交・安全保障、移民、治安問題などは、良い面でも悪い面でも、学ぶべきことがたくさんあるからです。
したがって、同じ自民党議員であっても、仮に訪仏したのが小林鷹之・衆議院議員あたりならば、訪仏テーマは「セーヌ川ディナークルーズと日本大使館主催ワインがぶ飲み大会」ではなく、「セキュリティ・クリアランスの実践状況」や「経済・エネルギー安保政策」だった可能性が濃厚です。
また、かつて青山繁晴・参議院議員がやったように、自民党議員がせっかくフランスに行くなら、原発で処理水の海洋放出状況をヒアリングしたり、日本も資金を拠出している南仏の核融合実験炉「ITER(イーター)」の視察であったり、テーマはほかにもいくらでもあります。
なお、余談ですが、(絶対にありえない話ですが)億が一、山手線の駅名を冠した怪しい自称会計士が自民党所属議員となったならば、真っ先にスイス連邦・バーゼル市にある国際決済銀行(BIS)とロンドンにある国際会計基準審議会(IASB)を訪れると思います。
(※金融規制の専門家という立場からすれば、欧州で重要なのはバーゼル、ロンドン、フランクフルト、ブリュッセルなどであって、決してパリではありません。)
いずれにせよ、自民党支持者にとっては、「自民党」を名乗る以上、「真面目に議員活動をやれ」と文句をつける権利はあるでしょうし、「真面目に議員活動をやらない者は更迭し、真面目に議員活動をする人を改めて立候補させてほしい」と思うかもしれません。
したがって、むしろ熱心な自民党支持者であれば、松川氏には議員辞職を求めるのが筋ですし、どうしても松川氏が議員を務め続けたいなら、むしろ主張がよく似ている立憲民主党にでも移籍すべきでしょう。
松川氏は女性局長を辞任へ
ただ、報道によれば、松川氏が選んだのは、議員辞職でも立憲民主党移籍でもなかったようです。
すでに複数のメディアが報じているとおり、松川氏は自民党女性局長を辞任することにしたそうです。ここでは読売新聞の22日付の報道を紹介しましょう。
松川るい氏が自民党女性局長を辞任へ、事実上の更迭…仏研修「観光旅行のよう」と批判
―――2023/08/22 05:00付 読売新聞オンラインより
読売によると松川氏が21日、自民党執行部に対し、「辞表を提出した」ことを、複数の党関係者が明らかにしたのだそうです。また、同党は22日の役員会で受理を決める方向、などとしており、後任の女性局長については「9月中旬の内閣改造・党役員人事」まで空席とする案が有力なのだそうです。
正直、ずいぶんと遅く、ずいぶんと甘い処分と言わざるを得ません。
また、例の物見遊山が批判され始めたのは7月末から8月初旬にかけての時期ですが、読売が報じるとおりの「事実上の更迭」だとしたら、どうしてここまで遅くなったのでしょうか。
この点、先日の『松川氏への「離党勧告」協議の中止を茂木幹事長指示か』などでも紹介したとおり、大阪府連・枚方支部からは松川氏に対する更迭要求も出ており、府連で松川氏の離党勧告などを協議しようとしたところ、これを茂木敏充・自民党幹事長自身が潰したとの写真週刊誌『フラッシュ』の報道もあります。
あくまでも報道ベースですが、茂木氏と松川氏の間では、松川氏が参院から衆院への「鞍替え」に成功したあかつきには、安倍派を離れて茂木派に入るとの「密約」もできていたとの話もありますが、茂木氏が松川氏を徹底的に守ろうとしていたのかもしれません。
こうした考察が正しいなら、「松川氏を巡ってはSNSなどでの炎上が泊らず、茂木氏としてもさすがにこれ以上、松川氏をかばいきれなくなった」、という仮説も成り立ちます。
いずれにせよ、一部報道では9月の内閣改造で閣内入りもうわさされていた松川氏ですが、今回の「事実上の更迭劇」で、少なくとも大臣の芽はなくなったと考えて良いでしょう。
ただ、松川氏自身は参議院議員であり、参議院には解散はありませんので、少なくともあと5年間は、議員としての身分が保証されています。
有権者が松川氏の「対韓インチキ外交論」や「エッフェル塔ポーズ」を忘れるまで、おとなしくしてほとぼりを冷ますというのは、松川氏にとり、ある意味では「合理的な生存戦略」なのかもしれません。
ということは、有権者がそれ以上に賢くならなければならないことは間違いないでしょう。
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松川氏を守ったことで、さらなる自民党批判を呼び起こすのは必定です。唯一の政権能力のある政党がこんなに国民の批判を浴びるのは、国益に良くない。岸田氏は能力も無いのに己の地位に固執して、国益をどんどん失っている。類は友を呼ぶというのか、岸田氏周辺もろくな人材がいない。というか、ろくでなしが集まって来ている。
自民党は2009年以来の危機かと思います。あの時は民主党という、中身はともかくライバル政党があったが、今は無い。オールドメディアも流石に立憲上げは出来ないようで、石破氏上げを始めた。自民党は一日も早く岸田氏を下ろし、オールドメディアのキャンペーンに我を失わずに、保守政党にふさわしいリーダーを選んでいただきたいです。
>有権者が松川氏の「対韓インチキ外交論」や「エッフェル塔ポーズ」を忘れるまで、おとなしくしてほとぼりを冷ますというのは、松川氏にとり、ある意味では「合理的な生存戦略」なのかもしれません。
しばらくは逼塞せざるを得ない立場にあるくらいは自覚されてるようですね。言い訳に窮して、という部分もあるでしょうが、Xーツイッター活動も8月に入って休止中のご様子。
DJ SODAの件なんか、結構香ばしいご意見を表明されかねなかった?ところでしょうが、またまた大炎上ってことにならなかったのは、何よりです(笑)。
風向きがかわった。確かに日本人は忘れやすい民族ではあるが、「ドリル優子」の名前がしぶとく生き残っているのを、見ると有権者が「エッフェルポーズ」を忘れない公算が高い。小渕本人は生き残ったが「ドリル」は一生ついてまわる。父親が総理経験者だから後援者がしっかりしているんだと推察する。松川るいはまだ一期生で、そこまで強固な後援会があるとは、おもえない。選挙の度に「エッフェル姐さん」は蒸し返されるだろう。情報弱者の年寄はともかくインターネットの現代では「報道しない自由」を駆使されても、「エッフェル姐さん」は不滅だ!引導を渡したのは、茂木敏充だという。派閥のボスに見放されたら復活は難しい。
松川氏とは関係ないですが、福島第一原発の処理水を8/24から海洋に放出するそうです。
これはこれで評価されていいんではないですかね。
風向きがかわった。確かに日本人は忘れやすい民族ではあるが、「ドリル優子」の名前がしぶとく生き残っているのを、見ると有権者が「エッフェルポーズ」を忘れない公算が高い。小渕本人は生き残ったが「ドリル」は一生ついてまわる。父親が総理経験者だから後援者がしっかりしているんだと推察する。松川るいはまだ一期生で、そこまで強固な後援会があるとは、おもえない。選挙の度に「エッフェル姐さん」は蒸し返されるだろう。情報弱者の年寄はともかくインターネットの現代では「報道しない自由」を駆使されても、「エッフェル姐さん」は不滅だ!引導を渡したのは、茂木敏充だという。派閥のボスに見放されたら復活は難しい。
前都知事で国際政治学者で助教授の二枚目は正月に経費で家族旅行に行くは海外出張に5000万使うはその公私混同ぶりが凄かったです。
議員でさもしいお金の使い方をする議員は国民から厳しい目で見られる傾向があるようです。
松川氏は吝嗇家であられる。
『とにかくアカンるい松川』騒動で、彼女の閣内入りが消えたのは良かったのかもですね。
得意の語学力(英語・韓国語)を活かされた日には、目も当てられなかったかもですから。
パリ慰安旅行に続報が入りましたね。松川氏はその6時間でさえ研修に参加していない。子供を大使館に預け、どこかに遊びに行っていたようです。これは局長更迭では済まない。嘘を言っていたわけです。政治家失格です。議員辞職級の不祥事です。これは取り扱いを間違えると大変な事になります。
旧統一教会も松川るいも、ほとぼりが冷めるまでやり過ごそうとしている訳ですね。
天誅や人誅が下る事がなければ、両者ともまたロクでもない事をしでかすんでしょうね。。。
>ずいぶんと遅く、ずいぶんと甘い処分と言わざるを得ません
同じ不始末を身内がやっても立憲民主は更に大甘な処分か、あるいは「お咎め無し」で済ませても支持者からは不満の声が聞かれませんね。
未だに立憲民主にしがみ付いてる支持者はもはや「反自民カルト信者」でしかありません。
意外に私は松川議員を叩く気にならないのですよ。「問題」言うなら政党助成金自体が何に使っても(有権者買収以外)自由なツカミガネである事が問題なのであって、その範囲内だと言う事です。また、子供帯同と言うのも若いツバメを連れて行くよりはずっとマシなのであり、女性政治家なのだから旅行と言えば子供連れはある程度許容範囲。
例のエッフェル塔写真はダサダサのアホアホな写真ですが、もしかしたら同世代の女性にはウケたお茶目写真だったかも知れず。いや知らんけど。何れにせよ悪逆非道な国民の敵にはわたし個人としては全く思いませんでした。
松川議員の対韓政策は謂わば公然と語られた歯にキヌ着せぬ現在の多数派自民党議員の意見とさして変わらないモノであり、ご自身の口(筆)で説明されただけでも彼女は凡百の自民党議員より【正直】なのではないか?と。
逆に言うと未だ議員一期生にしてこれだけ外交が語れる自民党きっての外交通になり得る将来の大物なのではないか?と。多分3〜4ヶ国語はペラペラでしょう。有能で使い所あるのではないか。
松川議員が思想家なら叩くしかないが、高級官僚上がりの能吏ならば如何様にも今後も働いてもらえる。そんな気もします。擁護し過ぎましたかね?
とにかく政党助成金は「全て国民のために」などと言う目的を限定した「国費」では無く、その事で文句を言うなら煎じ詰めればそれは日共の議論通り。あなた自身が所得に応じた党費を月々支払い、自民党機関紙を購読するばかりで無く配達集金、更に普及拡張もして、自民党の財政を確かに支えて政党助成金自体の受取を拒否して法改正で廃止させるしかありません。ちなみに現状の自民党の正規の党費は到底自民党を支えるモノとなって居るとは言えません。だからこその政党助成金であり、ツカミガネなのです。
企業で活躍されている女性従業員の皆さんは「仕事」の出張業務に子供を連れて行くというのは特段の事情のみ許可されているのが一般的。
シングルマザーや乳幼児などの事情があるなら認められるのだが、
松川の次女は小学三年生で乳幼児ではなく、父親も長女も居る状況で出張に連れて行かないといけない理由は無いな。
マシとか許容範囲とかの匙加減の問題では無いよ。
今回の公私混同を問題と認識できない人は、議員というか社会人の常識が無いかなって感じ。
>企業で活躍されている女性従業員の皆さんは「仕事」の出張業務に子供を連れて行くというのは特段の事情のみ許可されているのが一般的。
いえ、公務員ならともかく(公務員の場合でも家族分を自己負担なら全く問題無く、あくまで倫理的にどう思うかという問題でしかありませんけど)企業ならそこはべつに…
むしろ子育てや家族の時間も重視される昨今でそんな「特段の事情がなければ認めない」とかやる企業は逆に大バッシングされますよ。
というか良い加減、自称リベラルみたいに「一般」「常識」を批判の為の批判に合わせて設定するのやめませんか。
後で自分で設定したハードルに苦しむだけなんですから。
子育てや家族の時間も重視される昨今では、仕事に同伴させる必要のない子供を連れていけないとバッシングされるとのこと初めて聞きました。誰にバッシングされるのか分かりませんが、従業員ですか?
正に公私混同してしまっている仕事と家庭を区別できていない方のご意見だなとしか・・・
風紀委員的に点数をつけるとしたらこんな感じでしょうか。
横綱 舛添要一 大名海外出張
大関 野々村竜太郎 城崎温泉出張
幕下 松川ディナークルーズ
論外 安倍首相の3500円カツカレー
公明党は信者の監視があり規律と風紀に厳しいですし共産は政党助成金を受け取っていない。この2党は外部の批判には鉄壁に見えます。
公費か自民党の党財政かと言う事で言うと舛添氏らの公金使いまくりと(政党助成金で使い途が余って居る自民党の財政からとは)比較にならないと思うのですが如何でしょう?
その上で、「たとえ党財政でも政党助成金は公費」だとか言うのは無理筋だ、と。私の議論はそう言う論建てなんです。外務省の駐仏大使館員がどうとかと言うのも些事に拘泥して「疑惑が深まった」とか言い出す野党の様で。
その「怒り」の本来の向ける先は政党助成金を支出する政党法の方と言うかなりラジカルな議論だと。
また口には出さないものの自民党議員にも(維新にも他にも)松川議員と大差ない立場の対韓政策の認識は大勢居るだろう事。そしてそれを打開する「ちゃんとした保守の議論」なんて未だに大してまとまって居なくて、gdgdになるのではないか、と。
政党助成金は政党に対し政党交付金による助成を行うことにより、政党の政治活動の健全な発達の促進および公正の確保を図り、もって民主政治の健全な発展に寄与することを目的とした制度とのことですので本件に照らしあわせるとグレーなところですね。
国民と議員間の相互間の信頼に基づき弾力的に運用されることが望ましいと思います。
個人的な意見としては最近、貴乃花の本を読みまして物事を美しいか美しないかというフレームで見ています。
お金の使い方には人格が出ますので今回の松川議員のお金の使い方は当然美しくない。品性下劣との批判は甘んじて受けなければならない。
また国民の方でも一滴でも税金が注がれているからと声高に批判する姿勢はあまり美しく見えない。(皇族批判によく用いられる批判です)
松川氏の美しくポーズにより、国民の目がそちらに向いてしまった。かなり特殊な意見です。
政党助成金は自民党自身の中に消えたカネでして、この渡仏観光旅行に絶対に使われたと決めつけるモノではありません。使用目的を決めずに自由に使って良いカネです。例えるなら食べ物の何がエネルギーになっているかであり、少ないながら党費も『自由新報』の売り上げ金も政治家パーティー券の売上もコミで成り立つ自民党の党財政から認められた支出ですので、一旦自民党財政に繰り入れられる事でそれは「あり得る事」ではありますが税金の使途みたいな議論は不毛です。未だ簿記3級様の議論には「グレーゾーン」とのお話でその辺りご自身で整理が付いて居ないご様子。党職員の給与も福利厚生も同じ財布から支出されて居ます。「ツカミガネ」の意味をご理解下さい。そしてそれがどうしても税金だ公金だと言う意識になりがちなのはやはり政党法による政党助成金と言う法システムそのものの弊害が露呈した事なのでしょう。
そして政党助成金も辞めてしまうには自民党自身が持たない体質になっているのでは無いか? よくこの掲示板では日共が平党員から過大な党費を搾取して居て云々と言われて(揶揄されて)居たものですが、自民党も自主財源だけで運営するならば機関紙を売るなり党費を「搾取」のレベルで集めるなりしなければならない。そして新宿会計士様のご指摘通り、機関紙『しんぶん赤旗』でさえジリ貧でして紙媒体の機関紙の売上で党運営を潤す事も不可能になりつつある。況や『自由新報』をや。
そして党財政から「女性局」として公式に支出した渡仏旅行は100パー合法的で国民に対してはグレーゾーンは無いのです。この事で文句を言う権利があるのは党費を出している自民党員ぐらいか?でも渡仏したのも党員ですし。党員同士でカネカネ言うのも選挙の事を考えれば賢いやり方とは思えない。そこから先はどう党運営を律するかと言う話になります。
政党助成金は党に対するツカミガネですか。
私、定見なきゆえそれが是か否か回答しかねますが、ツカミガネと聞きまして思い出したのは新型コロナウィルス感染症対策用地方創生臨時交付金で
石川県能登町が2500万をかけて巨大なイカのモニュメントを作ったことです。
同じく、政党助成金というツカミガネで自民党が10メートルクラスの岸田像を建てたら、なんだかなぁと思うしだいです。
ただ、能登町のことは能登町で、自民党のことことは自民党で決め外野がワヤワヤ言うべきでないという意見があるということは認めます。