部数の急減、夕刊の廃止、購読料の相次ぐ値上げ、そして新聞報道に対する止まらない一般人からの批判――。正直、個人的には新聞業界の苦境は自業自得ではないかとの気もしないではないのですが、最近、新聞業界の苦境を知らせる話題には事欠きません。こうしたなか、本日は再び、例の「インチキ論説」の奇行…、じゃなかった、寄稿を受けました。今回のテーマは「新聞購読クーポンの配布などを通じた新聞社への補助金の提言」だそうです。論旨もムチャクチャですが、どんなことが書かれているのでしょうか?
目次
文化を守れ~
先週の『「文化守るためウェブ書店を取り締まれ」のナンセンス』では、自民党のとある議連が街の書店を守るために、ウェブ書店への規制や書籍クーポンの配布などを提言した、などとする話題を取り上げました。
「街の書店がどんどん消滅している」。これはおそらく事実でしょう。ただ、だからといって「書店を保護しろ」、「ネット書店を規制しろ」、「図書館は書籍の収蔵をやめろ」、「書籍クーポンを配れ」、といった主張は、いかがなものかと思います。それに、著者自身の持論ですが、世の中、規制業種は必ず廃れます。文化人といえば普段は舌鋒鋭く政府を批判する人が多い業界だという印象を持つ人も多いと思いますが、その近接業界から「我々を保護しろ」という要望が出て来るというのも興味深い限りです。書店数は20年近くでほぼ半減:大... 「文化守るためウェブ書店を取り締まれ」のナンセンス - 新宿会計士の政治経済評論 |
この提言、冷静に読み返すまでもなく、ナンセンスそのものであるとともに、非常に危険なものでもあります。
「既存業界(例:街の書店)にとって脅威をもたらしているもの(例:ネット書店)を規制せよ」という発想は、自由主義経済を否定するものであるだけでなく、自由経済競争を通じた社会の進歩そのものを妨げるものでもあるからです。
そして、この政策提言、新聞業界にも同様に成り立ちそうです。というのも、「今まさに滅亡しようとしている業界に対し、公的資金を入れて延命しよう」という意味において、発想がそっくりだからです。
こうしたなか、例の「旧宿会計士」なる怪しげな者から当ウェブサイトに対し、再び、こんなインチキ論説の寄稿を受けました。いや、「寄稿」ではなく「奇行」というべきでしょうか?
さっそく紹介します。
新聞業界を守れ!
報道の社会的役割
報道の役割とは、なにか。
それは、たしかな情報の提供を通じ、人々に先行きを示すことにある。この世の中はますます複雑さを増しており、新聞記者を中心とするジャーナリストの社会的重要性は、ますます高まっている。
ジャーナリストとは、いわば、知的訓練を積んだ情報発信の専門家だ。
インターネットが発達し、誰もが気軽に情報発信できる時代が到来したことは事実だが、知的訓練を積んでいない素人が生半可な情報発信をすることは、世の中に混乱をもたらしかねない。こんな時代だからこそ、知的訓練を積んだジャーナリストらが権威を持つことが必要なのである。
一例を挙げよう。
大手すしチェーン店で醤油さしを舐めるなどの行為を行い、その姿をSNSに投稿したとして、先日、チェーン店の運営会社が少年を相手取って総額約6700万円の損害賠償を求める訴えを起こした。
これによりすしチェーン店が被った直接的な損害は、醤油ボトルを入れ替える費用だけでなく、客が激減したことで利益が失われたことや衛生管理の信用が損なわれたことなどにも及ぶ。今後、迷惑行為防止対策次第では、損害賠償額はさらに膨らむ可能性もあるという。
これなど、素人が気軽に情報発信できるようになったことの弊害の最たるものだ。
問題は、それだけではない。
最近話題の『ユーチューブ』と呼ばれる動画サイトなどを見ると、テレビ番組をアップロードしたと思しきコンテンツも大変に多い。一般社団法人日本民間放送連盟『違法だよ!あげるくん』のサイトにもあるとおり、テレビ番組を許可なくアップロードして公開することは、違法だ。
インターネットの発達により、たしかに世の中は多少、便利になったかもしれないが、こうした違法行為、不法行為が蔓延するようだと、先が思いやられる。
マスゴミと非難して留飲を下げる程度の低いネトウヨたち
ただ、最近はこれに飽き足らず、新聞やテレビなどのマスコミを「オールドメディア」、「マスゴミ」などと侮辱的に呼称し、報道の役割を全否定するかのようなブログサイト、ウェブサイトなども目立ってきた。マスゴミと批判して留飲を下げたつもりなのだろうか。
そのなかでも特に弊害が大きいのは、ネット上で右翼的な言動を繰り返す者たち(いわゆる「ネトウヨ」)や、その「ネトウヨ」の取り巻きらが支持しているネトウヨサイトだろう。
山手線の駅名を付した怪しい自称会計士(おそらくは程度の低いネトウヨ)が運営するウェブ評論サイトの場合も、やたらと舌鋒鋭く「オールドメディア」攻撃をするが、こうしたネトウヨサイトの多くは、報道の役割を完全に誤解している。
そもそもこうした自称会計士らを含めたネトウヨ層が得意げに「ネットの時代だ」などと自慢しているわりには、彼らのサイトの多くは、報道記事を引用している。早い話が、報道がなければネトウヨサイトの多くは運営することすらままならないのだ。
皮肉なことだが、こうしたネトウヨサイトの多くは、報道の役割がいかに重要であるかを、身を持って代弁している、というわけだ。
日本の報道の自由度は大変に低い
さて、報道の役割の重要性は、何度強調しすぎてもし過ぎではないだろう。
ただ、ここで皆さんには厳しい現実を認識していただく必要がある。日本の報道の自由が危機にさらされているのだ。
フランスに本部を置く「国境なき記者団(Reporters sans frontières, RSF)」が毎年公表している「報道の自由度」と呼ばれる調査では、日本の順序は常に非常に低く、2023年版も日本のランキングは68位で、これはG7で最低となった。
なぜ、日本はこれほどまでに報道の自由度が低いのか。
その原因はいくつかあるが、ジャーナリストの身の安全性を保障する社会体制に不備があることも、大きな要因のひとつだ。少し長いがRSFのレポートの原文から日本に関する記述の一部を抜粋し、日本語訳しておこう。
日本のジャーナリストの勤務環境は比較的安全だが、「中傷的」とされるツイートをリツイートしただけで政治家に訴えられたジャーナリストもいる。政府批判、福島原発事故により生じた健康被害など、「非愛国的」とみなされる問題を取り扱うジャーナリストらに対しては、SNSではナショナリストらのグループから定期的に嫌がらせが行われている。2022年12月には、日本外国特派員協会は爆破予告に加え、2人のジャーナリストらに対する殺害予告の電話を複数回受けている。
「SNSでジャーナリストに定期的な嫌がらせを加えるナショナリストらのグループ」とは、おそらくは「ネトウヨ」のことだろう。すなわち、こうした「ネトウヨ」の存在は、ジャーナリストらが伸び伸びと情報発信をすることを妨害している、という意味だ。
日本に健全なジャーナリズムを取り戻すためには、安倍晋三政権を含めた極右的な政治勢力の報道に対する規制を防ぐとともに、ネトウヨグループらのジャーナリストらに対する過激な批判を規制することも検討しなければならないだろう。
新聞部数の減少は急速:危機的状況に
日本の報道に危機をもたらしている要因は、それだけではない。
これまで報道を通じて国民の知る権利を担っていた新聞が、業界崩壊の危機にあるのだ。
とりわけ新聞の部数は右肩下がりであり、一部では「夕刊はあと5~7年後に、朝刊はあと10~12年後に、それぞれ廃刊ラッシュが訪れる」などと、まことしやかにささやかれている。
たとえば一般社団法人日本新聞協会のデータに基づけば、朝刊(セット部数+朝刊単独部数)についてはここ5年で部数減少に拍車がかかっている(図表1)。
図表1 朝刊部数(セット部数+朝刊単独部数)
図表2 夕刊部数(セット部数+夕刊単独部数)
結果的に新聞部数全体もここ数年で加速的に部数が干上がっていることがわかる(図表3)。
図表3 合計部数
「夕刊は5~7年後」、「朝刊は10~12年後」という表現が、決して誇張でも何でもないことは明らかだろう。
すでに夕刊廃止ラッシュが始まった?
いや、現実にはもっと早く、その危機が訪れるかもしれない。
現に夕刊に関しては、すでに東海3県で、朝日、毎日、読売の3大紙が夕刊の発行を取りやめている。もちろん、新聞各紙により経営状態はまちまちだし、東海地区の場合はもともと中日新聞が強い地盤を持っているという事情もあるため、東海地区の例を一律に全国に当てはめるべきではない。
ただ、一部報道だと、夕刊廃止という動きは他地区にも波及する気配を見せており、とりわけブロック紙の一角を占める北海道新聞を巡って「年内にも夕刊を廃止するのではないか」といった観測も出ているという。
場合によっては、夕刊廃止の動きは、あと2~3年で一挙に全国に拡大するかもしれない。
また、新聞社の経営状態も思わしくない。
このあたり、新聞社の多くは非上場会社であるため、経営状態を詳らかに知ることは難しい。新聞社は日刊新聞法により株式の譲渡制限を定款に設けることが許されているなどの事情もあってか、特に大手新聞社は上場していないからだ。
ただ、辛うじて断片的に手に入る情報だけで見ても、経営体力のない地方紙を中心に、このウクライナ戦争の勃発を受けた紙代などのコスト上昇圧力に耐えられず、今期は経常赤字ないし営業赤字に陥っている事例も多いと見られる。
また、大手全国紙のなかでは珍しく有価証券報告書などを提出している株式会社朝日新聞社の例でいえば、2023年3月期は売上高が前年比で減少する一方、売上原価や販管費が膨張し、2年ぶりの営業赤字に陥っているという。
最大手の株式会社朝日新聞社ですらこういう厳しい経営状態にあるのだから、趨勢としての売上高の減少に加え、物価上昇などによる売上原価・販管費の上昇が、多くの新聞社の経営にとっては「ダブルパンチ」となっているであろうことは想像に難くない。
報道の自由と文化を守るための書店業界の動き
やはり、このままではよくない。
ジャーナリズム、とりわけ新聞は、報道を通じて日本の戦後民主主義を支えてきた。そして、軍部の独走により太平洋戦争に突入していったことへの強い反省に基づき、クオリティ・ペーパーと呼ばれる新聞を中心に、日本が戦争に巻き込まれないよう、憲法の精神を生かせと主張してきたのだ。
新聞はまさに、日本にとっては文化を守り育て、育み、日本が戦争に巻き込まれることを全力で防いできたのである。
こうしたなかで、ひとつの「朗報」が出てきた。
ウェブ評論サイト『プレジデント・オンライン』が配信した次の記事によると、自民党の「書店議連」(会長・塩谷立元文科相)は4月末、日本の書店再興に向けた初の政策提言書をとりまとめ、5月24日に党文部科学部会・文化立国調査会合同会議に報告したのだそうだ。
大手出版社は絶好調なのだが…日本全国で「書店がひとつもない街」が増えているアマゾン以外の要因
「街の本屋さん」が全国で急速に姿を消している。1980年代には2万5000店を超えていたが、今や3分の1にまで減少し、最近20年間に限れば半減した。書店が1店もない市区町村は4分の1にも上る。ふと気がついたら近所の本屋さんが消えていたという経験がある人は少なくないのではないだろうか。<<…続きを読む>>
―――2023/06/06 08:17付 Yahoo!ニュースより【PRESIDENT Online配信】この記事は、もともとは書店を保護するための対策として、自民党の部会が「不公正な競争環境等の是正」、「デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進」、「文化向上・保護の視点からの書籍購入クーポンの配布」などを提唱した、とするものだが、これが大変に興味深い。内容は新聞業界にも通じるものばかりだからだ。
ネット規制+新聞クーポンの配布で新聞業界保護を図れ!
これについて、もう少し具体的に見ていこう。
このうちとくに「不公正な競争環境等の是正」は、「著作物再販制度を厳守するため」、「ネット書店の実質的な値引き販売の実態調査を行う」とともに、「公共図書館への過度の値引きや蔵書を抑制するルールを作る」、とするものを意味している。
ネット書店を禁止/規制せよ、といった動きが出て来るのであれば、同様に、新聞記事のネット配信を規制する法律を作るべきだ、といった動きが出て来てもしかるべきだろう。著作物の再販制度に穴をあけているのが、まさに新聞記事のネット配信だからだ。
これに加えて政策提言では「書籍クーポン」なるものも含まれているのだが、これも全く同様に、新聞業界に適用されるべきものである。
新聞は現在、一定要件を満たした場合には消費税等の軽減税率の対象とされているが、正直、消費税の軽減税率だけではなく、新聞購読そのものに半額の補助金を出すなど、思い切った方策が必要である。
くどいようだが、新聞社が倒産して困るのは日本の市民だ。
日本の新聞社は戦後、「報道」の力を駆使し、日本が戦争に巻き込まれないよう、日本の民主主義と憲法をしっかりと守り育ててきた。その新聞社が、このインターネット社会において倒産して良いというのだろうか。
新聞の記事のネット配信規制に加え、新聞社に対する補助金の制度化を望みたい。<了>
読後感
「自分たちへの批判は許さない」
いつも申し上げている通り、頭を使わないで記事を執筆するというのは、本当に楽です。
ちなみに本文中にメチャクチャに矛盾している箇所がいくつかあるのですが(政権による報道機関への規制をかけるな、などと言いながら、「ネトウヨ」による報道機関への批判を規制しろ、と主張する場所など)、普段、当ウェブサイトをご愛読いただいている方であれば、酷過ぎて思わず乾いた笑いが出て来ることでしょう。
早い話が、「俺たちジャーナリズムには第三者を批判する自由がある」が、「第三者が俺たちジャーナリズムを批判する自由はない」、というわけですね。
ちなみに週末の『ついに日経新聞も値上げも「ウェブ版据え置き」の意味』では、ついに日経新聞が紙媒体の新聞の値上げラッシュに便乗した、とする話題を取り上げました。
日経新聞が7月から値上げです。値上げ幅は朝・夕刊セットで600円、朝刊のみで800円(!)であり、とくに朝・夕刊セットの月ぎめ購読料は5,500円、年額66,000円になります。新聞購読を止めれば、浮いたカネで年1回くらいは千葉県の某遊園地に家族で遊びに行けるかもしれません。ただ、日経新聞の値上げ戦略は、独特です。ウェブ媒体限定版の月ぎめ購読料は4,277円で据え置きだからです。日経新聞は明らかに、紙媒体の発行を止めようとしているようにしか見えません。新聞の値上げ当ウェブサイトで最近、しばしば取り上げている話題の... ついに日経新聞も値上げも「ウェブ版据え置き」の意味 - 新宿会計士の政治経済評論 |
日経新聞はおそらく、ウェブ戦略に成功を収めつつある数少ないメディアのひとつですが、その日経新聞の値上げは、株式会社日本経済新聞社として、紙媒体のメディアの廃止戦略に舵を切ったようなものといえるかもしれません。
「責任あるマスコミが権威を持つ社会にしなければならない」
ただ、新聞業界が緩やかな死を迎えようとしているなかで、ふと思い出したのが、「責任あるマスコミが権威をもつ社会にしていく必要がある」、とする主張です。
これは『ウェブ評論の時代に考える「毎日新聞の記事削除」事件』などでも取り上げたとおり、2011年1月10日付で読売新聞に掲載された、評論家の山崎正和氏(2020年8月に他界)のインタビュー記事で出てきたものです。
テレビ朝日の玉川発言に続き、今度は毎日新聞が虚報を出したようです。駐ウクライナ日本大使館にウクライナ語の専門職員がひとりもいないという批判です。ただ、この毎日新聞をもとにした立憲民主党議員の質問に対し、外務省は「事実とは異なる」と一蹴し、「ロシアのウクライナ侵攻以降も一貫して、それぞれの言語を専門にする職員を配置している」と答弁。毎日新聞は該当する記事を読めなくしてしまいました。ウェブ評論の時代当ウェブサイトはただの一般人のウェブサイトです当ウェブサイトは「知的好奇心を刺激すること」を目的に... ウェブ評論の時代に考える「毎日新聞の記事削除」事件 - 新宿会計士の政治経済評論 |
ただし、古い記事であるためか、読売新聞オンライン上にも掲載されていませんが、その山崎氏の発言の一部を当時のメモから再現しておくと、こんな具合です。
「ブログやツイッターの普及により、知的訓練を受けていない人が発信する楽しみを覚えた。これが新聞や本の軽視につながり、『責任を持って情報を選択する編集』が弱くなれば、国民の知的低下を招き、関心の範囲を狭くしてしまう。ネット時代にあっても、責任あるマスコミが権威を持つ社会にしていく必要がある」。
あれでしょうか?「マスコミ以外の者は評論をするな」とでも言いたいのでしょうか?
正直、大変に傲慢な発言と言わざるを得ませんし、新聞社の「中の人たち」を眺めていると、「知的訓練」とやらを受けているようには見えないケースも多く、とくに「国の借金」について主張する記事の執筆者らには、経済、金融に関する専門知識が根本的に欠落しているケースが目につきます。
なんだか悪い冗談のようですね。
いずれにせよ、本「インチキ論説」自体、こうした「ジャーナリスト(笑)たちの傲慢」を想像しながら書いてみたものですが、自分でいうのも変ですが、短い文章の中に多くの矛盾を詰め込むことにはそこそこ成功しているのではないかと思う次第です。
View Comments (23)
>>>『責任を持って情報を選択する編集』が弱くなれば、国民の知的低下を招き、関心の範囲を狭くしてしまう。ネット時代にあっても、責任あるマスコミが権威を持つ社会にしていく必要がある
これは、ブログやツイッターが出始めた頃に言う人間もいたが、今こんな事言う人はいないですね。
それよりも、YouTubeも含めて多様な情報を得る機会が増えて、何か利口になった気がしている今日この頃です。
これは、新聞・TVの偏狭な情報に接する機会が殆ど無くなって、頭がスッキリしたことも大きい。
本にしても、多分、最早時代遅れになりつつあるように感じます。本は、出版する迄時間と手間がかかり過ぎます。そして得られる知識・情報は、2〜300ページ分程で、手間の割には得られるものは少ないように、最近感じるようになりました。
多分、紙は、情報伝達の手段としては、効率の悪いものという認識が生まれて来たのかも知れません。
しかし、電子媒体は、電子的なものなので保存やアーカイブとしては、喪失リスクは大きいし、規格が変わった時に読み出しが出来なくなるリスクもあるので、保存やアーカイブにおいては紙の必要性は残るはず。
これは、各自が自分の判断でやればいい事。
>>>国民の知的低下を招き、関心の範囲を狭くしてしまう
これは、正に、今まで、新聞・TVが国民に対して犯して来た罪のことですね。
新聞が無くなれば、国民は、馬鹿げた記事を読まなくなるので、賢くなりますよ。
Hallucination ハルシネーションという単語がにわかに語られるようになりました。『幻覚作文』と訳語をあてるべきでしょう。幻覚作文とはつまり新聞記者がやっていることです。すっきり納得が行きますね。
何度でも書きますよ
昭和帝は日支事変の拡大にも国際連盟からの脱退にも三国同盟にも対米開戦にも反対していた
軍部に同調して国民を煽り立てたのは朝日新聞
毎度、ばかばかしいお話しを。
昔は愚民は幕府に対して、今は愚民が新聞業界に対して従うのが、日本の伝統的文化である。
(なるほど、水戸黄門の葵の御紋と、朝日新聞の名前は同じなのですね)
これって、笑い話ですよね。
素朴な疑問ですけど、「新聞は責任あるマスゴミ」と思われているのでしょうか。新聞以外の、責任あるマスゴミは存在しないのでしょうか。
蛇足ですが、昔のことですが、田中角栄(元)総理の田中金脈を最初に報道したのは文藝春秋でした。この(当時の)文藝春秋は、責任あるマスコミではなかったのでしょうか。
「新聞社は報道の力を駆使し、日本が戦争に巻き込まれないよう、日本の民主主義と憲法をしっかりと守り育ててきた。その新聞社が、インターネット社会において倒産して良いというのだろうか」→構わない。今までおごっていたからだ。
「新聞が無くなれば困るのは国民だ」→アンタラ、ジャーナリストだよ!(笑)
「ジャーナリズムには第三者を批判する自由があるが、第三者がジャーナリズムを批判する自由はない」→双方に有るが、曲解を誤誘導させることをジャーナリズムはしてはならない。たいがいワンオペのSNSは影響力は小さい。しかしそれが大きな流れになる事は多い。偏向の押し付けはいけない。
ーー以上、論破!
「ワレワレハ言論デアル
なんぴとたりとてワレワレ言論に逆らうことは許されない
なぜならワレワレは言論だからだ」
「ワレワレハ新聞デアル
なんぴとたりとて新聞記事を疑ってはならない
なぜならワレワレが新聞だからだ」
「ワレワレハ公共放送デアル
なんぴとたりとて公平徴収に逆らってはならない
なぜならワレワレが公共放送だからだ」
はにわファクトリー様
ソレ、「新聞とは何ぞや」。「新聞記事とは何ぞや」。
今の世、ジャーナリストは体制を批判し害交を幇助し、国家転覆を狙う悪漢の尻馬に乗り、良民の日本人を惑わせ誤誘導する。それを有り難がっていた心底赤派の老人は介護施設行き、国賊の諸兄ら残余勢力も線香花火の如く最後の火の塊が落ちる瞬間が今である。合掌。
>彼らのサイトの多くは、報道記事を引用している。早い話が、報道がなければネトウヨサイトの多くは運営することすらままならないのだ。
ぜひとも、報道陣には「ネタの玉手箱」を超える存在意義を示していただきたく存じます。
大多数のサイトは、「評論サイト」であり、『批評サイト』ではないはずなのですから・・。
・・・・・
>新聞購読そのものに半額の補助金を出すなど
自爆営業(身内で買いまくる)勃発の凄まじい予感が止まらないですね。
新聞社における製造原価は、小売価格の50%未満のはずなので・・。
(あさま山荘風に味付けしてみました。こぶしを口に当てて読み上げると雰囲気ができます)
「立て籠もり中の新聞記者に告ぐ
キミたちは完全に包囲されている
無駄な抵抗は止めて筆を折り早く投降したまえ
後の仕事は生成 AI チームことロボット記者ネオが引き継ぐ
今のうちなら割増退職金が多いぞ
後に程減って行くのは知っているだろう
奥さん子供は心配している」
>立て籠もり中の新聞記者に告ぐ キミたちは完全に包囲されている
おもしろいですね!
今のところ、ChatGPTは嘘を堂々と答えるときもあるとのこと。
まあ、朝日の新聞の記事は疑って読め!と言われていますから
今は、ChatGPTは朝日新聞と同じレベルかな???
ChatGPTの方が上ですよ。
その理由
1.ChatGPTは、豊富なデータベースから情報を拾って来る。
だから、情報のベースがあるものは、信頼できる。
ChatGPTが問題なのは、そもそも、データが無いことに関して訊いた時に、適
当に答えて来る事。
2.ATMの記事が問題なのは、事件・事故・出来事に対して、取材が面倒だし、取材も自分の都合の良い所しか切り取らなくて、データが無い所は、自分の観念に従い美辞麗句を使い、理想主義・世界主義・連帯主義に基づいて、決まりきった定型文で記事を書き上げること。
これで、自分の頭と感性で考える習慣の無い人間をいつまでも洗脳し続けていることが問題なのだが、こんな文章書くのは慣れれば誰でも書けることで、新聞記者なんて、ATMにおいては辞められない、楽な仕事になっていること。
こんな記事、読み続けてる方が、問題ですよ。
「新聞記者がリスキリング(職能再開発)体当たり挑戦」
今回は元編集委員B氏(52)にインタビューしてみました。
「退職勧告を受けてもびっくりはしませんでした。雇用流動化は社論でしたから自ら率先して実践して当然だからです。いつまでも労働集約産業でもないでしょう。
人事部からは再就職先紹介もあったのですが、退職を機会にこれまで手掛けていなかった分野の知識を獲得整理したくて、冴えない再就職をするくらいならと考え、オンライン動画学習コース見放題クーポン半年分を受け取りました。これまでは仕事が忙しくてネット動画をゆっくり見ている時間などなかったですね。オンライン講師のみなさんは皆教えるのが上手で本当に驚いています。筆耕人生にはもう戻らないと思います」
爽やかに語るB氏でした(了)
今回のコメントは、余りにもリアル過ぎますね。
>新聞記者がリスキリング(職能再開発)体当たり挑戦
人の振り見て我が振り直せですね。
正直、事業構造改善費用を用意できる新聞社(日経・読売・朝日)は羨ましくもあります。
用意できない新聞社(毎日)でも、人手不足の世の中らしいので、路頭には迷わないと思います。
まあ、うらやましいですね・・・。
>>>事業構造改善費用を用意できる新聞社(日経・読売・朝日)は羨ましくもあります。
誰もが羨む日本を代表する超優良企業のS社は、優秀な専門職でない人、重役コースに乗らなかった人は、50才でほぼ全員、その時の退職積立金の10倍の退職割増金を貰って、お辞め下さいと勧奨ではなく規定コースとして告げられるそうです。
これは、昔から。巷には、そんな人たちが自分で会社を作って、元S社にいたという商品価値で営業をやっている人がうようよいます。
花の命も短いが、大企業のサラリーマンの命も短いですよ。
更に、銀行は、40過ぎると直ぐに、系列子会社か、融資先企業に出向させられ、2年後には、移籍し、収入大幅ダウンですわ。
新聞社だって、内情は同じです。
某大新聞だって、一番酷い再就職先は、新聞の勧誘ですからね。しかも、50代で。
昔は、どこの企業へ行っても、丁重に扱われていたこの敏腕記者の俺が、何故、という気持ちにキリを付けるのには、少しの時間がかかるでしょうね。
これも、昔からあることです。
>>>50才でほぼ全員、その時の退職積立金の10倍の退職割増金
補足します。
50才で、10倍の割増退職金と聞くと、凄いと思うかもしれませんが、これが、企業から見れば、大安上がりなんですね。
例えば、超優良企業で50才と言えば、年収1500万円以上はあるはずです。
この人を60才定年として、後10年雇用すれば、1億5千万円必要です。
が、日本の退職積立金は、勤続年数の後半の方が掛け率が大きくなっていますから、50才時では、それ程の積み立てにはなっていません。そこで10倍の割増金にしても、7千万円程で良いのです。
これは、企業にとっては、凄い人件費の節約になります。60才まで雇用すれば、退職金も数千万円になっていますから、差し引き1億円位を企業は節約できるのですね。
再就職支援企業に再就職先が決まるまでの支援を外注委託しても、精々、数百万円ですから、企業としては、安上がりです。
まあ、リスキリングという名前に方が、リストラよりは、当人にとっては受け入れやすいでしょうから、このネーミング「リスキリング」は、企業にとっては大歓迎でしょうね。
「リスキリング」という言葉で遊ぶのもいいですが、もう少し世の中のことを幅広く知ることが、自分の認識をより精緻にできるように思います。
まあ、世の中は、元のコメ主様が認識しておられるよりも、巧妙に厳しいですから。
>責任あるマスコミが権威を持つ社会にしていく必要がある
これは同意するのですよ。でも主体的に変化すべきなのは、社会の方じゃなくてマスコミ自身。そして権威をもったら責任はさらに重くなる。責任は無視して権威だけもちたいとか、どっかの実質だか心理的にだかG8な国の人じゃあるまいし……おや?
どうも「責任あるマスコミの権威を軽んじる社会」がけしからんって認識のようですが、「責任をとらないマスコミが権威を振りかざす社会」が現状。権威を持てるようにとっとと責任も持っておくれやす。
低レベルかつ無責任な営利組織を保護する必要は基本的にないでしょう。
ただ、ありがたいご寄稿の肩をもつわけではありませんが、
新聞社が衰退する
→取材にお金と手間を意かけられないから外注が増える
→報道の質がさらに下がる(少なくも格差が広がる)
ということになりはしないでしょうか。
ネットでくだらない記事が増えたら読む時間のムダだし、ストレスも増えそう。
他力本願で申し訳ないが、良質なメディアやサイトが増えることを願います。
>>>良質なメディアやサイトが増える
現実観察力が足りませんね。
ネット時代でなければ、このサイトのような、怪しげな会計士の、「多分、知的好奇心をくすぐる」記事は読めなかったでしょう?
ここで、大事なことは、「多分」という言葉が前提としてあることです。
ATMのように、俺たちは、知性の殿堂だ、などと思い上がっていないことです。
「権力も知性も、思い上がった時に腐り始める」のですから。
日本学術会議に送りたい言葉ですね~~~。
君達の知性は、もう腐りきっているよ、と。
時代は、良い方向に向かっていますよ。
しかし、「それを決めるのは、あなたです。」は、いつも真実でしょうね。
「知的訓練」が「専門性を高め、論理的な主張をする」ことでないとしたら
(1)どんなに批判をうけても誤りを認めず平然としていられるメンタルトレーニング
(2)過去の記憶(発言)を自由自在に書き換え、ゴールポストを動かしていく知的ゲーム
(3)信者を自由自在に洗脳するプログラム
あたりでしょうか?