福島原発のALPS処理水のことを「汚染水」と呼んで非科学的に批判するのは韓国国内の悪い癖ですが、これに関し、韓国メディアによると英オックスフォード大学の名誉教授は韓国国会で、これらの言説を木っ端みじんに破壊したようなのです。ただ、それ以上に不思議なのは、こうした科学的主張に対し、韓国側から科学的観点に基づく反論が出てこないことでしょう。
「安全性の問題」ではなく「倫理性の問題」?
東京電力・福島第一原発で多核種処理装置(ALPS)による処理水の海洋放出を巡って、韓国メディアなどからは連日のように、さまざまな主張が出てきています。
『「汚染水検証」主張する韓国紙が無視する不都合な事実』でも紹介したとおり、韓国の専門家は、ALPS処理水の安全性については科学的には理解しているようなのですが、それを「安全性の問題ではなく、倫理的な問題である」などと主張しています。
ブーメランが大好きなのは「国民性」なのでしょうか?韓国メディアで最近、福島第一原発のALPS処理水海洋放出に関する「安全性」に関する記事が多々掲載されますが、それらの多くは、「科学的には安全だけれども心理的には不安感がある」といったものであったり、酷いときには科学的根拠なしに「汚染水の海洋放出を止めるべき」というものであったりします。ただ、「不安だ」「海洋放出を止める代案を出すべきだ」とおっしゃるのなら、まずは韓国国内の「不都合な事実」を直視したうえで、自国でそれを実践する方が先ではないでし... 「汚染水検証」主張する韓国紙が無視する不都合な事実 - 新宿会計士の政治経済評論 |
要するに、「科学的には安全だけれども心理的には不安」だから「検証させろ」、ということでしょうか。
あるいは、こうした非科学的な態度も、「常に日本に対して優位に立ちたい」という歪んだ審理の裏返し、という見方もできるかもしれません。
逆に、何をやれば韓国は満足してくれるというのでしょうか。
想像するに、「福島原発の『汚染水』の海洋放出は韓国の皆さまの不安を招くものであり、本当に申し訳ございません」と岸田文雄首相あたりが韓国に謝罪したうえで、「どうやれば安全に放出できるか」について、「韓国の指導を仰ぐ」、といった態度に出れば、おそらく韓国国民としては溜飲が下がるのではないでしょうか。
英オックスフォード大名誉教授、処理水の安全性を断言
もっとも、こうした歪んだ心理も、科学の前には無力です。
韓国メディア『ハンギョレ新聞』(日本語版)に20日付で掲載されたこんな記事は、その典型例でしょう。
「福島原発処理水はきれいな水」と主張した英国教授、韓国国会で「10リットル飲む」
―――2023-05-20 07:39付 ハンギョレ新聞日本語版より
ハンギョレ新聞によると韓国の与党「国民の力」が国会に招待した英オックスフォード大のウェード・アリソン名誉教授が19日、福島原発の処理水については1リットルどころか「10リットルほど飲むことができる」などと発言したのだそうです。
それだけではありません。
列挙していくと、韓国メディアでよく見かける言説について、容赦なく木っ端みじんにしているのです。
記事に出て来る記述をQ&A形式にアレンジしておくと、たとえば、こんな具合です。
Q:福島産水産物は放射能の影響がなく安全なのか?
→韓国産水産物や他の地域の水産物と同じであり問題はない
Q:処理水を飲むことはできるのか?
→水を飲んだとしても(放射性物質の半減期である)2週間程度が経過すれば、(放射線の数値は)緩和される
Q:福島原発「汚染」水が人体に及ぼす影響は?
→医療用CTなどから出た放射線より数値は遥かに低い。一般的に浴びる可能のある(放射線量の)数値と比較した場合、それほど高いものではない
Q:日本が提供する福島原発「汚染」水の放出関連の情報は信頼できるのか?
→日本が国際原子力機関(IAEA)などの機関をだますとは考えられない。IAEAも処理水放出過程をモニタリングする役割を誠実に遂行する
…。
これは見事に韓国の主張を粉砕するものばかりです。
何故か科学的観点からの反論が出てこない
ちなみにハンギョレ新聞によると、アリソン教授は40年以上にわたり放射線分野で研究してきたそうですが、そのような専門家が科学的な観点から、じつに歯切れよく断言しています。
また、教授を招待した与党の議員は、福島原発「汚染水」(※原文ママ)を巡る各種の懸念について、こうも述べたそうです。
「トリチウムに対して恐れが強いようだが、日本が出すトリチウムが多いと言うのであれば、中国の原発から西海(黄海)に出される量ははるかに多い」。
いずれにせよ、福島原発の処理水を巡っては、韓国国内の主張の多くは非科学的であることは明らかでしょう。
ただ、それ以上に興味深いのは、この英国人名誉教授の主張に対し、ハンギョレ新聞が科学的視点から批判しているというフシはないことです。
この「不都合な事実」にはダンマリを決め込み、ひたすら批判プロパガンダを繰り返すという態度が、日本国内の左派メディアや特定野党とソックリに見えてならないのは、気のせいでしょうか。
View Comments (27)
科学を振りかざすな
自分は誰よりもエライとうぬぼれる新聞記者が何か言いそうです
毎度、ばかばかしいお話しを。
韓国:「福島処理水を問題視しない英国人教授は、親日派である」
これって、笑い話ですよね。
蛇足ですが、論理的問題ということは、何も変わらなくても、気持ち次第で問題になったり、ならなくなったりするのでしょうか。
首相、文大統領に福島の放射性物質は韓国の「100分の1以下」輸入規制念頭にクギ 産経新聞(会員限定) 2019.12.28
https://special.sankei.com/a/politics/article/20191228/0001.html
以降 マトモな科学的反論はなされていない
協議はIAEAとのみすればよい
日本国益に重大な影響を与えるプロパガンダ以外は無視すべきです
「報道しない自由」を発動しなかっただけでもマシじゃないですか。それとも「妄言ニダ!」として叩くことを前提にした記事でしょうか。日本のメディアは安定スルーでしょうね。
韓国社会の考え方は「自分がすればロマンス、他人がすれば不倫」という韓国語「ネロナムブル」(ダブルスタンダード)の蔓延なのでしょう。
だからこそ、まさに未処理の「汚染水」を垂れ流す月城原発とか古里原発のことにはダンマリを決め込み、福島第一原発のことばかり言い募るのです。
ちょっと嫌な想像ですが、これから韓国がやりそうな可能性のあることは福島第一原発がALPS処理水を放出した途端、未処理の「汚染水」を垂れ流して、日本のせいにした上で「謝罪」だの「賠償」だのいう可能性がありますね。
鈴置氏の指摘ではないですけど、日本への「外交カード」を持って日本から何かを引き出そうとするのは、韓国外交のお家芸ですからね。
韓国社会は、日本よりもはるかに感情的かつ非論理的な言辞が罷り通りますから、このような国とは「親善」ではなく、お互いが傷つけ合わない程度に遠い距離を保つ法が良いと思います。
韓国に愛はないのか
あるわけない
韓国がどうこう言う以前に、真面目に相手にする日本側にイラっとします。
何だかんだ言いながら、韓国のいうことを1番真面目に聞いてるのは日本人なんじゃないですか?
何も左翼や親韓の政治家、メディア、韓流ファンだけじゃなくて、「ネトウヨ」、嫌韓と言われる人々も韓国のいうことやることにいちいち真面目に反応する点では同じ穴のムジナかなとも。
好きの反対は嫌いじゃなくて無関心…なんて言葉がありますが、そういう意味ではこちらのブログ主さん、その読者の我々は日本きっての「親韓派」かもしれません。
職場などリアル世界で韓国の話題などほとんど出ないし(少なくとも私の周囲では)。
こちらのブログにしても韓国関係の記事の多さにはいつも驚かされますし。
相手にしなかった結果、
「言ったもん勝ち」
で、奇妙な謝罪と賠償の利権が定着してしまったのが、戦後何十年間もの流れかと。
韓国に関しては、アンテナを立てておいて
「即座にその場でシンプルに」
反論しておくしか、いまのところ効果的な対策はありませんよ。
ホントに面倒くさいなぁーと。
ヤブカラシみたいな国ですわいな。
無関心と無知は違いますからね。
反日教育をし、日本人になら何をしても許されるとし、竹島の漁師を殺し不法占拠し、技術を盗み、漁業権ではやりたい放題、港を壊しても保証も賠償もしないで逃げて、・・・etc
上げればキリが無いですが、こういう行為はマスコミよって報道しない自由で隠され、やれ韓国コスメだ、韓国グルメだ、浮かれているのが現状ですからね。
レッドバロンさんが、両目を瞑り、耳を塞いでそういう韓国の一面を見ないのも、また人生だろうと思います。ただ、ここを訪れる人たちの多くは、テレビや新聞が報道しない、コアな話題やニュースを読みたくて訪れていると思いますよ。
そして、そういう(マスコミが隠す)話題こそ、国益に添わない事をコソコソとやっている政治家や権力者(官僚やNHK)の闇の部分に係わることが多いです。そう言う事を知って、声を上げていくことが、私は大事だと思ってます。
非難しているわけではないです。知って声を上げる事が「ネトウヨ」とされるのは不本意なだけです。周りで韓国の話題がなく、ご自身も興味がないのでしたら、それはそれでいいと思います。
すみません、何だか、韓国のやることなんてほっときゃいいんだ・・ネットの韓国記事なんて・・てな意味に思われたようで、それは不本意だな・・と。もちろん、私にしたって韓国のおかしなおかしな「反日」とか「いちゃもん」、マスゴミの韓国特別扱いや、自称「慰安婦」「徴用工」に対して「ふざけてる」と思うのは同様ですよ。
ただ、どれもこれも、ごくごく常識的に早い段階で即座に反論なり拒否なりすれば、大きな問題になるような話でもないのに(所詮大した国じゃないし)、日本側が変に「真面目に」「真摯に」反応するもんだから、話がややこしくなっていることがほとんどじゃないですか?自分には韓国の無茶苦茶さより、日本側の「隣国とは仲良くしなきゃ」みたいな強迫観念的な姿勢がコトをややこしくしている元凶と思えるのです。
あと趣旨が上手く伝わるか?悩ましいところですが、保守側によくみられる「韓国は米国、カナダ、そしてドイツにまで慰安婦像を立てたりして世界中に日本の悪口をいいふらしている。日本側が反論しないもんだから、「無実」の罪が既成事実化されてしまっている、韓国の外交に負けている・・」みたいな主張も、それはどうなんだろう?と思うからです。
個人的に冷静に考えれば、例えば慰安婦をめぐる韓国の行為なんて「アホ」としか言いようがないと思えます。例えば、米国やカナダ、ドイツに慰安婦像を建てちゃったりなんかしてますけど、それに関心を示すドイツ人、米国人、カナダ人なんてどれだけいるんでしょうか?韓国側に立った発言をするこれらの国々の人というのは韓国に何らかの利害関係があるか政治的立場(左派リベラル)から韓国サイドの発言をしている人が恐らくほとんどではないかと。
コロナ禍とそれに伴う中国の問題で最近は違っているかもしれませんが、基本的に普通の欧米人、というか東アジア人以外で東アジアの国際関係に知識や興味のある人なんてかなりの少数派です(現地に言って少し話してみればわかるかと)。ましてや日本と韓国で100年近くも前の事件に関心を示す人なんて本当に「物好き」に近いレベル。
さらにわかりやすくいえば、日本人で第一次大戦中のトルコによるアルメニア人虐殺をめぐる「歴史認識問題」に興味、関心、知識、意見がある日本人がどれだけいるのか?と。どちらが「正義」であれ別にアルメニアやトルコに関する見方に何の変化もない人がほとんどではないでしょうか?
欧米人的には、特にアルメニア人、トルコ人移民をかかえる独仏では日韓のソレよりよほど関心が高いだろうと思われますし、現に2021年4月にバイデン大統領もこの問題に言及してますけど、日本ではネットでもリアルでもさっぱり話題になりませんでした(私が見る限り)。
普通の特別に意識高くない庶民でも国際関係は複雑で、簡単に善悪を判断できないことくらい知ってるし、何より興味がないからすぐに忘れる・・かと。
つまり、韓国のやっていることは何の役にも立っていないんじゃないじゃ?欧米人、その他の地域の関心は引かずとも、日本では大きく報道されるから、結局は日本人の嫌韓意識を高めただけで、その場合の損は客観的にみて韓国の方がはるかに大きいわけですよね。だからこそ「No JAPAN」もあっという間に尻すぼみになるし、新大統領も「彼なり」に日本と妥協しようとするわけで。
さらに原発といえば、フランスとドイツの間でも、原発大国、積極派のフランスがドイツとの国境近くに原発建設して「嫌がらせか?」と揉めたことがあるし、イギリスとフランスで「漁業権」をめぐっていつも揉めてますけど、日本人で常にウォッチして意見がいえる人ってどれだけいるんでしょう?また、日本と同様の敗戦国ドイツも竹島や北方領土など比べ物にならないくらいの領土をポーランドなど隣国に取られましたし、そのドイツ系住民は結構な迫害を受けました。
つまり、私が言いたかったのは、日韓関係というのは当事者には大変な問題でも、世界全体からみればよくある「近隣国の問題」。
左翼の「隣国であるのだから、もっと仲良くしなければならない。相手が謝ってほしいといっているのだから真摯に対応しよう」、保守側の「彼らの歴史認識はデタラメだ、正してやらねばならない、「歴史戦」に負けてはならない」・・どちらも私には「何だか違う・・」に思えてしまう・・てことです。
もう「不仲」の状態をデフォルトと考え、利害、主に安全保障上の問題でどうしても必要な場合は腹の底が互いにどうであれ「利用しあう」。「用日」「用韓」でいいじゃんと思った次第。実際、例えば、英仏関係なんてそんなもんですし。
長々と失礼しました。
レッドバロン様、ご意見&補足のご説明ありがとうございます。
確かに世界から見たらアジアのもめごとの1つとして、たいして興味もないでしょうね。同意します。
1点、だけ突っ込ませていだだくと、
> 日本では大きく報道されるから、結局は日本人の嫌韓意識を高めただけで
ここは違くて、報道されて嫌韓になったのではなく、数々の不法行為、反日運動、用日運動を多くの人がネットで知るようになり、嫌韓になったのが報道されるようになった、が正しいです。(因果関係が逆です)
レーダ照射事件の時、小野寺議員が「丁寧な無視」をしようと言いました。
これは、日本は言うべきは言い、相手が感情的に言ってくれば冷却期間を置こう、と言う趣旨だと聞いています。
また、2015年の慰安婦合意の時、安倍総理は韓国側から「お詫び文」を読んで欲しい、と要請されたけれども「合意文書の中に無い事はできない」と断ったそうです。(この時の外務大臣が岸田)
これこそが、できる事はできるし、できない事は断る、原理原則は曲げない、大人の国と国との関係だと思います。安倍総理になり、確実にその方向に舵を切って、疎遠止む無し、むしろ言いがかりをつけてくるくらいなら積極的に疎遠になろう、と言う関係になりました。レッドバロン様の仰る「不仲」デフォで、利害のみの関係です。
ところが岸田は、その路線をことごとく修正して、昔の大人と子供の関係に戻してしまいました。そして「仲良し」演出をしています。何一つ解決していないのに飴や餅を与えている状態です。福島の視察や岸田自身の「気持ちのお詫び」などがまさにそれで、蟻の一穴になりかねない言質を与えています。
少なくとも私も、「不仲」デフォで、利害のみの関係に賛成です。
ところが岸田や外務省がそうさせてくれません。
なので、私はこのサイトに来て情報を仕入れて、間違ったことだと思う事は積極的に意見して、選挙に生かすことにしています。
こちらこそ、ダラダラととりとめのない話を失礼しました。
すみません、レッドバロンさんに向けてレスしたという体裁で、ROMの韓国ウォッチの初心者さんたちに向けて、イロハのイの字を書いてみた次第です。
アハハそうですなぁー、くらいで笑って収めてください。
とにかく面倒くさいのですよ、韓国のネチネチ悪質なタカリは、日本人向けのクリティカルとして研ぎ澄まされてるから。
(10Lも水飲めんよというのはともかく)日本以外の方から事実をつきつけて下さるのはありがたいことなのですが、福島事故の時点でもう
Q. 被災地よりソウルの自然放射線の方が高いくらいだが?
A. 原発のは悪い放射能、ソウルのは自然の良い放射能!!
とかやってたくらいなので、韓国側が科学に基づいて議論をする可能性は引き続きゼロでしょう。
それよりも"与党議員が"、韓国自身が出す放射線量ではなく"中国が"出す放射線量に言及したというのは面白いですね。韓国人には中国がとなると表向き反論しにくくなるでしょう。該当議員が、事実のためならば中国批判も厭わず出来る……というほどではないでしょうが。
農民様
>10Lも水飲めんよというのはともかく
一度に10Lも水を飲めば、数時間以内に9割方、尿となって排泄されてしまうだろうという現実論はともかくとして、
この英国人教授の言は、科学的というより、いやに挑発的。「どうせ、これくらい刺激的な例えでもして見せなきゃ、お前さんたち韓国人には理解できんだろ(ロジックの穴は見つけられんだろ)」みたいな、侮蔑的なものを感じます。多分日本で講演を頼まれたら、こんなことは言わんでしょう、
これでぐの音も出ないなら、馬鹿にされたとて仕方がないでしょうが、われわれがこれを、一種の錦の御旗みたいに掲げるのは、ちょっと問題だと思いますので一言。
10Lの水に含まれるトリチウムの放射能が人体に与える影響を、未壊変のトリチウムが時間経過とともに急速に体外に排出されていく挙動まで考慮に入れて算出すれば、CT検査で被曝するX線の影響を下回るというのは、多分本当なんでしょうが、これ、あくまで飲むのが一回こっきりだったらの話。
ALPS処理水に含まれるトリチウムの濃度は、仮に毎日1Lずつでも飲めば、健康被害が十分予想できるほど高い。だから、海洋放出するには、排出口付近の濃度が環境基準値を満たすまでに海水で希釈してから流す。
ここのところを誤解して、ALPS処理水自体が安全なんだと、あのはなしを受け取ってしまうと、「じゃあ、海に流さず、飲み水に使え」だの、「田畑に撒けばいいじゃないか」だのの、言いがかりを付けられる余地が生まれます。
イ・ジョンミンは科学的知識ゼロだの、ものの道理も分からぬただの馬鹿といった存在ではない。そう思ってた方が安全でしょうね。
完全なる釈迦に説法になってしまいますが、業務等で意図して計画的に放射線を浴びる(技師等)場合は国際機関により制限が設定されており、更に医療用では(その制限に収まらず必要な治療が不可能になるため)例外にすると聞きます。CT検査等がまさにその対象外とする放射線量でしょうし、その数値に至らないからといって「完全に安全」というのは確かに論理的ではないですね。
(ざっと調べたので他の方にも参考に)
日本での自然被曝量:2.1mSv/1年間
CT検査での被曝量:5-30mSv/1回
業務での計画被曝制限:特定一年50mSv かつ 5年間計100mSv
CT検査、結構な数値に見えますね。
各数値が超えた瞬間に放射線障害を起こすだとかいう意味ではなく、その上でこれらの数値に収まっても可能な限り低減を求めるという、やはり放射線が大衆にとって(衆愚には尚更)得体のしれぬ不安を煽りがちなシロモノであることは言えますか。しかしこうして数値を並べると幾分理解もしやすそうです。
余談。加工食肉は危険だ、なぜなら毎日30kgずつ一年間継続して食べると発がん性が懸念されるからだ、なんていう逆パターンですさまじい論理を出す組織なんかもあるようです。
>ALPS処理水に含まれるトリチウムの濃度は、仮に毎日1Lずつでも飲めば、健康被害が十分予想できるほど高い。
断定してますが本当ですがね?
ALPS処理水に含まれるトリチウムの濃度は15万
放出時には100倍希釈予定なので1500
WHOの飲料水基準が1万
オーストラリアは、トリチウムの飲料水中の濃度を7万6,103ベクレル/リットルとしています。これは、国際機関や各国が設ける規制値のうち、もっとも高いものです。「この水を1年間毎日2リットル飲んだ場合の被ばく線量を1ミリシーベルトとする」という想定に基づいて単純計算した値です。
参考
https://synodos.jp/fukushima-report/22597/
逆に、何をやれば韓国は満足してくれるというのでしょうか >
これはもう、我々日本人にはどうしようもない設問ではないでしょうか。
岸田文雄首相あたりが韓国に謝罪したうえで、「どうやれば安全に放出できるか」について、「韓国の指導を仰ぐ」、といった態度に出れば、おそらく韓国国民としては溜飲が下がるのではないでしょうか >
仮にそうしたところで、一時的に彼らの溜飲を下げられたにしても、次の瞬間、彼らはそれを奇貨として新たにさらなる無茶な要求を突きつけくるだけでしょう。
要するに今回の処理水放出にしても、それ以前の自称慰安婦問題あるいは自称強制徴用工問題にしても、問題の原因は日本側にあるのではなく、韓国国民の負の意識、つまりそれまで見下していたつもりの日本に何ら抵抗することもなく併合されたという、民族として拭いきれない屈辱感に起因しているワケです。日本側がその屈辱感を癒やしてやれる手段といえば、日本が進んで韓国に併合でもされなければ、その屈辱は永遠に晴らされないのです。無論日本人としては、そんなことは絶対にあってはならない、としか云えませんしね。
彼ら自身が自らの手でその歪んだ負の意識、即ち弱者のルサンチマンを克服できない以上、永遠に日本に謝罪を要求し賠償金を集り続けるつもりなのでしょう。
科学の土俵に乗らない無敵の相手に科学を説いても得心することはない。地下水が飲料水基準を超えて汚染されているからと豊洲市場移転を阻止しようとした勢力と同じ。視察を終えて何を言い出すのかと、日本国内で呼応する勢力の動向がお楽しみ。