X

小西議員「事実曲解などの速やかな削除や改善」を要求

小西洋之・参議院議員が日曜日夜、「事実の曲解などによる誹謗中傷等を行っているYouTube等やその拡散コメントに法的措置を取る」としたうえで、「速やかな削除や改善」を求めると警告しました。他人を自由に批判するわりに、他人が自分を批判することは許さないというのは、なかなかに強烈なダブル・スタンダードです。しかも小西氏は国会議員という政治的な権力者です。自身に対する批判を許さないという姿勢の方が許されません。

週末の『「総務省の精査結果」で「小西文書」の前提条件が崩壊』でも取り上げたとおり、例の「小西文書」問題を巡っては、総務省が先週金曜日に公表した「追加報告」により、あらかた「勝負」がついたと考えて良いでしょう。

それでも高市大臣レクがあったと言い張る目的は「組織防衛」か「小西文書」の前提が崩れてしまったようです。総務省が金曜日に公表した追加報告に基づけば、当時の礒崎首相補佐官が総務省に対し、放送法の解釈変更を強要した事実は発見されなかったからです。もっとも、総務省による捏造の疑いが極めて濃厚な2015年2月13日の「高市大臣レク」を巡っては、総務省はこの期に及んで「大臣レクが行われた可能性がある」と言い張っています。その目的は、おそらくは総務省による「組織防衛」でしょう。「小西文書」に対する総務省の精査作...
「総務省の精査結果」で「小西文書」の前提条件が崩壊 - 新宿会計士の政治経済評論

小西洋之・参議院議員、あるいは小西氏が所属する立憲民主党側は、この「小西文書」を「安倍政権時代に政治が放送法の解釈を変更するように圧力をかけていた証拠」として使おうとしていたフシがあるのですが、その前提条件がほぼ崩れてしまったのです。

ただし、この総務省による「精査結果」、問題の「2015年2月13日の高市大臣レク」を巡っては、たいした根拠も出さず、「あった可能性が高い」などと決めつけているなどの問題もあるのですが、これについてはおそらく、「大臣レク」が「あった」ことにしなければ、今度は総務省が非常にまずい立場に立たされるからでしょう。

先週の『総務省小西文書巡り池田氏も「総務官僚捏造説」を説明』などでも取り上げたとおり、複数のジャーナリストらはこの総務省文書の正体が「総務省の官僚が礒崎・首相補佐官を説得するために、安倍晋三総理大臣や高市早苗大臣の発言を捏造したもの」という可能性を示しています。

著者自身も、その可能性が最も説得力の高いものであると考えています。

いずれにせよ、この「小西文書」問題、今後の最大の焦点のひとつは、「どこの誰が小西氏に文書を手渡したのか」、であることは間違いないでしょう。

ただ、そうなると非常にまずい立場に立たされるのは小西氏です。

その小西氏は日曜日の夜、こんなツイートを発信しました。

小西氏は「顧問弁護士と相談」し、「事実の曲解などによる誹謗中傷等を行っているYouTube等やその拡散コメント」に対し「法的措置を講じる」、などと発言。それらの「速やかな削除や改善」を要求しました。「報道の自由を守れ」と叫ぶわりには、ネット空間の表現の自由にはずいぶんと厳しい姿勢をとるようです。

ちなみに当ウェブサイトもこの小西文書をずいぶんと取り上げてきましたので、当然、ここでいう「削除や改善」を要求している相手には、当ウェブサイトも含まれると考えて良いでしょう。

当たり前ですが、当ウェブサイトの場合、小西氏の「削除や改善」の要求には、応じません。

それどころか、より一層、事実関係やそこから考察される仮説に基づき、自由にこの問題を議論するつもりですし、当たり前ですが、もし法的措置を講じられた場合は受けて立ちます。

国会議員は政治的な権力者であり、この日本は自由・民主主義国家なのですから、政治的な権力者である国会議員に対しては、その言動などに対し、広範囲な批判の自由が認められています。批判されるのが嫌ならば国会議員を辞職するのが筋でしょう。

(※といっても、ある政治家が国会議員を辞めて「私人」に戻ったとしても、その政治家の国会議員時代の行動に対しては引き続き自由に批判することができるため、「批判されるのが嫌だから議員辞職する」といっても、あまり意味はないかもしれませんが…。)

いずれにせよ、自分は他人を批判することができるけれども、他人が自分を批判することは許さないというダブル・スタンダードは許されません。そのことは強調しておきたいと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (21)

  • 自分は散々「誹謗中傷」しておいて、他人が少し批判したらこれだ。
    一度痛い目を見ないと分からんらしいな(法的に)

  • >「事実の曲解などによる誹謗中傷等を行っているYouTube等やその拡散コメントに法的措置を取る」

    司法の場で争うってことは、「事実の曲解に関する”挙証責任”」が果たされるのですね・・。

  • 立憲民主党は先の選挙で国会は政策の建設的な議論の場ではなく、雑誌のゴシップ記事の披露の場だと言う信念をお持ちな強烈な人たちが少なからず落選して、ゴミ掃除が多少は出来たと思いきやまだまだどうしようない人が多く残っていますね。本当に困ったことです。宏池会同様に選挙毎に浄化(=落選)していかないと日本の政治が良くなりませんし、日本国そのものが良くなりませんね。と思います。

  • 新宿さんとこが訴追されたなら、暇空さんとこみたいにクラウドファンディングしてください。
    お布施します。

    そもそも小西は「全て勝ってる」と言ってるけど、そんな事実はあるのかなぁ。
    戦っていないから不敗伝説なんでしょうに。

    たしか2014年に百田さんとこ(NHK)に似たような恫喝をしてましたよね。

    亡命も口だけ番長でしたからねえ。

    •  私も事例は知りませんが、本当に全戦全勝なんじゃないですかね。
       丁寧に事実を挙げて「これはどうなんだ」というのはスルーし、「顔が気持ち悪い」「態度が気持ち悪い」「生理的に無理」「臭そう」「そこらのゴミクズ以下」「雑魚」などといった本当の罵詈雑言、絶対に勝てる発言にのみ絞って訴訟すれば良いだけですから。

       あ、上記は例えばのハナシです。別に私が小西先生に対して常日頃からそう思っているわけではありませんよー?

      • まあ、町でも関わるとやっかいな手合
        というのもいてしまうわけで、
        私なんか定冠詞の「THE」をつけて
        「THE小西議員」=略称:ザコニシさん
        と敬意を表してお呼びして差し上げてます。

    • 暇空さんがいなければ、リーガルハラスメントに対抗しようという人は現れなかっただろうね。
      暇空さんのやり方を見る事で一般人でも戦えるという小さな希望にはなりましたから。あくまでも小さな希望です。暇空本人のスペックがやばいので。

    • CRUSH様

      小西議員が告発するなら、某山の手線駅を冠するサイトより、まずは「高橋洋一チャンネル」でしょうね。

      果たして、出身官庁の格の違いを超えて、下克上勝訴の可能性、ありやなしや?

      • 高橋洋一チャンネルでの暇空茜ネタは、
        「おまけ」
        みたいな扱いですから、主敵みたいな扱いをしてくれるのかなぁ。
        少し不安です。

        コニタンみたいなクジラが腹を見せてるのに。(笑)

  • まー打率防御率も規定打席数なり規定投球回数なりをクリアしてんと公式記録としては認定されへんですしなあ
    訴訟沙汰なんて庶民等しくお馴染みの~てな回数こなすモンでもあらしまへんし
    とりま"全勝一覧表"でも探してみまひょか??

  • 所詮、人というには、自分が見たいものしか事実と認めたくなく、見たくないものは事実でないと信じたいもので、見たくない事実を突きつける(?)人間には(少なくても内心では)怒り出すものです。(もちろん、仲間内の目がありますから、それを外に出すかは別問題です)
    だから、小〇議員にとって、事実曲解をしているYouTubeは見たくなく、それ故に事実ではないのでしょう。(もちろん、この後、決定的な証拠が出てくる可能性はゼロではありません。だから、それを待っているのでしょう)
    「自分が気にいらないからと言って怒り出す」症状は、認知症の初期症状にもあるのではないでしょうか。
    それにしても、小〇議員が事実曲解しているYouTubeに法的措置をとるのなら、高市早苗議員が事実曲解しているマスゴミに法的措置をとっても許されるのではないでしょうか。(古くはロス報道から、今の暇空茜氏まで、オールドメディアに対して、一般人が(金銭的問題や時間的問題を解決できれば)法的措置をとる時代になったのかもしれません)
    蛇足ですが、小西文書が間違っていたという前提付きですが、その後にオールドメディアが報道する際に裏付け取材が求められるようになったら、オールドメディアは「事実確認しなければならなくなったら、現場が委縮する」と言い出すのではないでしょうか。

    • すみません。追加です。
      朝日新聞が、小西議員に不都合な事実を報道しなければ、朝日新聞読者は小西文書が正しいとして、動くことになります。ということは、朝日新聞が「小西議員がYouTubeで批判されている」と書けば、朝日新聞の読者投稿で「YouTubeは、小西議員への不当な攻撃はやめろ」というのが来るのでしょうか。(朝日新聞信者と我々とでは別の世界線を生きている、ということでしょうか)

  • 「高市大臣の首を出せ、さもないと国会審議に応じないぞ!」との取り引きが、二、三日前に「キシダ」と立憲民主党の間で水面下で行われていたとか?

    お時間のある方はどうぞ…
    (百田尚樹氏の動画から)
    https://m.youtube.com/watch?v=1-Nvelh4mDw

  • 政治家は国民にとって政治的思想信条に共感できるから支持する、違うから支持しないという存在であってほしいものです。
    人間としてクズだから支持しないという政治家が特定野党にはあまりに多い。
    国会議員という立場の人間が、国民が自分の意に沿わないとみるや訴訟をちらつかせて言論封殺してくるなど言語道断。

  • クイズ王が法律云々言ってますが、そもそもアレの遵法精神ってまともでしたかね?

    日頃法律を蔑ろにしてるくせに困ったら法律で身を守ろうとするとかならば、控え目に言っても「相当のゲス」なんじゃないかと。

1 2