ウラジミル・プーチンは27日、世界が「第二次大戦以来の最も危険な10年に直面している」と述べ、ウクライナ戦争の責任を西側諸国になすり付けようとしているようです。ただ、何を言おうが、非は全面的にロシアにあります。国際社会はロシアを敗北させるべく努力を続けねばなりません。こうしたなか、ウクライナ戦争に関連し、日本発の少し気になる話題もありました。
目次
盗人猛々しいウラジミル・プーチン
「いったいこの者は何を言っているのだろうか」。
朝っぱらから、思わずそうつぶやいてしまう記事を発見してしまいました。
世界は第二次世界大戦以来の最も危険な10年に直面=プーチン氏
―――2022年10月28日2:05付 ロイターより
ロイターによると、ロシアのウラジミル・プーチン大統領は現地時間の27日、ロシア専門家との会合で、「ウクライナへの軍事侵攻に後悔はない」としつつ、「世界は第二次世界大戦以来、最も危険な10年に直面している」、などと述べたのだそうです。
現在の世界が第二次大戦以降、最も危険な状態に置かれている、などとする指摘には同意できますが、その状態を作り出した張本人こそ、まさにウラジミル・プーチンです。盗人猛々しいとしか言いようがありません。
しかも、ロイターによると、プーチン大統領は「衰退している西側諸国がロシアに対し、核による脅迫を行っている」などと指摘。西側諸国が戦争をあおり、世界中に混乱をもたらす「危険で血に染まった汚い」地政学的ゲームを展開していると非難したのだとか。
この手の「自分がやっていることを、あたかも相手がやっていることであるかのごとく自己投影する」というのは、「赤クアッド諸国(※)」に共通する特徴なのかもしれません(※「赤クアッド」とは、かつて当ウェブサイトの読者コメント欄に書き込みをいただいた用語で、中国、ロシア、北朝鮮などの無法国家を指すものなのだそうです)。
戦争の責任を西側諸国になすり付ける
それだけではありません。
同じくロイターが配信した次の記事によると、プーチン大統領は「ウクライナの領土保全を保証できるのはロシアだけだ」と述べ、「紛争を引き起こしたのは北大西洋条約機構(NATO)と西側諸国だ」、などと改めて主張したのだとか。
ロシアのみがウクライナ領土の保全を保証可能=プーチン氏
―――2022年10月28日4:00付 ロイターより
この期に及んで「ウクライナ戦争の原因を作ったのは西側諸国だ」、などとする言い分に拘泥するあたり、プーチン大統領自身も収拾がつかなくなっているのかもしれません。
このあたり、わが国にもごく一部に、「西側諸国はNATOを1インチたりとも東に拡大しないと約束したのに、その約束を破ったのは西側諸国だ」、などとして、ロシアによる今回の侵略行為を正当化する言説に加担する者もいます。
しかし、くどいようですが、「西側諸国がNATOを1インチも東に拡大しないと法的に確約した」という事実はいっさいありませんし、また、現実にNATOが東進している状況を作った責任が、ロシア自身の行動にあることは間違いないでしょう。
実際、かつて共産圏だった中・東欧諸国も、その多くがNATOに加盟し、欧州連合(EU)にも参加していますが、彼らがなぜそのような行動を取るのかといえば、旧ソ連時代・旧共産圏時代の人々の記憶が語り継がれているからではないでしょうか。
結局のところ、ロシアがNATOの東進を防ぐためには、ロシア自身が外国(とくにロシア周辺の中・東欧諸国など)から見て、西側諸国並みに「魅力のある国」に生まれ変わるしかなかったのですが、それをやらなかったのはロシア自身の責任です。
とりわけ「ソフトパワー」という視点に立てば、ロシアは中国と並んで諸外国を魅了することに失敗しているように見受けられます。
そういえば、ロシアからはマクド社もスタバ社も任天堂もソニーもディズニーも撤退してしまいましたが、これらはいずれも国をまたいで多くの人々を魅了している文化の象徴のようなものでもあります。そして、これらに類する魅力的な文化がロシアから発信されている様子はありません。
やはり、強権的な国からは魅力的な文化は生まれないのかもしれませんね。
NATO事務総長「ロシアは戦場でウクライナに敗北」
さて、それはともかくとして、今年6月に英軍の制服組トップが、「ロシアはすでに戦略的に敗北している」と述べたことを思い出します(『英軍制服組トップ「ロシアはすでに戦略的に敗北した」』等参照)。
ロシアのラブロフ外相はBBCのインタビューに対し、「我々はウクライナに侵攻していない」と述べたそうです。なかなかに驚く認識ですし、「ウソにウソを積み重ねるとウソに呑み込まれる」という実例そのものでもあります。その一方で英軍制服組トップのラダキン参謀総長は「ロシアはすでに戦略的に敗北した」とする認識を示したのだとか。ロシアが払った犠牲が大きすぎるロシアによるウクライナ侵略の開始から、もうすぐ4ヵ月が経過します。非常に残念なことに、ロシアによる違法な侵略行為はいまだに続いており、ウクライナで多く... 英軍制服組トップ「ロシアはすでに戦略的に敗北した」 - 新宿会計士の政治経済評論 |
こうしたなか、これと似たような認識が出てきました。
ロシアは戦場でウクライナに敗北している NATO事務総長
―――2022.10.27 10:19 JST付 CNN.jpより
米メディア『CNN』(日本語版)によると、NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は26日、ロシア軍がウクライナで敗北している一方、ウクライナ軍は強力になりつつあると述べたのだそうです。
「ストルテンベルグ氏によれば、ウクライナ軍は週ごとに強力になり、装備も良くなっているという」。
「週ごとに強力になり、装備も強化されている」というのは、西側諸国による支援のためという要因もありますが、おそらくはそれだけではありません。戦車を含めたロシア軍の兵器などの鹵獲(ろかく)も続き、ロシアによる戦い方そのものにも習熟してきたからではないでしょうか。
ちなみにCNNによると、ストルテンベルグ氏は、「戦争は最終的に交渉のテーブルで終わる」ものだとしつつも、その交渉のテーブルで「何を達成できるかは戦場での強さに依存している」と指摘したそうです。平たく言えば、「戦場でロシアをコテンパンにやっつければ交渉も有利に進むよ」、ということでしょう。
フィンランド国防相、日本との防衛協力に意欲
さらには、ロシアの戦略的なミスは、周辺国の多くを敵に回しつつあることでしょう。ロシアのやり方が下手なのは、国際法を蹂躙するような戦争を隣国に仕掛けたことで、周辺国が一致団結してしまったことにあります。
昨日は日本を訪問中のフィンランドのアンティ・カイッコネン国防相が都内の日本記者クラブで会見し、「両国とも(ウクライナを侵略している)ロシアを隣国として抱え、安全保障上の課題を多く共有している」として、日本との防衛協力を「もっと進められる」との考えを示したそうです。
フィンランド国防相、日本との防衛協力「もっと進められる」…「ともにロシアが隣国」
―――2022/10/27 17:09付 読売新聞オンラインより
フィンランドといえば、長年、NATOに参加せず、軍事的には中立の立場を貫いてきた国ですが、ウクライナ戦争勃発後に、スウェーデンとともにNATOへの加盟申請に踏み切りました。申請が承認されれば、フィンランドも正式なNATO加盟国となる予定です。
北方四島や千島列島、樺太などを不法占拠されたままの日本にとっても、ロシアに対する世界の厳しい目が向けられている状況は、領土問題を一気に解決するチャンスでもあるのです(岸田文雄・現首相や林芳正外相らがそのことを理解しているかどうかは別として)。
ロシア向け中古車輸出は大盛況
ただ、こうしたなかで少し気になる話題があるとしたら、日本からロシアに対する中古車の輸出が継続している、とするものでしょう。
中古車300台以上「すべてロシアに」…経済制裁の対象外 日本の中古車需要が急増
―――2022/10/25 15:16付 Yahoo!ニュースより【FNNプライムオンライン配信】
FNNプライムオンラインによると、とある海外向け中古車販売店では、ロシアからの中古車の発注が、ここ半年ほどで約3倍に増えたのだそうです。
折からの円安に加え、欧州の自動車メーカーや部品メーカーがロシアから撤退し、ロシア国内でも新車の製造が難しいため、日本から中古車の輸入が増えるのも、ある意味では当然のことでしょう。しかも、FNNによれば、これらの中古車は「経済制裁対象の600万円基準」に該当しない、というのです。
著者自身も「中古車」は意外な盲点だったと思いますが、乗用車も軍事転用は容易です。また、ロシアでは今後、自動車類の「共食い整備」が進むとみられるなか、たとえ中古車であっても、ロシアに対しては自動車部品を供給しているようなものでもあります。
したがって、こうした経済制裁の穴を放置し続けることは望ましくありません。
ロシアを敗北に追い込むための国際的な努力にわが国が率先して参加しなければならないことは当然ですが、輸出品目を点検し、改めて制裁の穴を開けないようにすることも大切ではないかと思う次第です。
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中古日本車が大量輸出されるようになったとの記事は NHK が 10/21 に配信しています。富山放送局とウラジオストク支局の合同記事で、よく書けています。
『WEB 特集 制裁下のロシアで日本の中古車が売れるわけ』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221021/k10013862371000.html
>「自分がやっていることを、あたかも相手がやっていることであるかのごとく自己投影する」
これって、自分のやりたいことややってることの主語を相手に置き換えるだけなんすよね。botでも十分じゃないかと。
「偽旗作戦」と呼ばれてるやつも同じじゃないですかね。立派なネーミングをされてますけど、彼らの脊髄反射的な反応であってあまり深く考えてないんじゃないですかね。
レーダー照射思い出しました。
>ベーカー長官はドイツの統合と、今後の見通しについて、次のように説明した。「われわれは、ドイツの中立を望んではいない。何故ならば、中立ドイツは自らの核兵器潜在能力を持つ決定をするかもしれないからだ。米軍がNATOの枠内でドイツ駐在を維持することができるのならば、現在のNATO軍事管轄範囲から1インチといえども東方方向へ拡大することはない」
>ロシア社会から見ると、「話し会いの中身をきちんと文書化していれば、こんなことにはならなかったはずだ」というところだろう。口だけの約束では、法律的にはきちんとした合意にはならない。ゴルバチョフ大統領の評価は、「米国の勢いに負け、いいように引き回され、譲歩し、結果的に、国家利益を米国に売り渡した」となっていく。
>プーチン大統領に言わせれば、ゴルバチョフ大統領がきちんと西側との話し合いをまとめていれば、ウクライナへの「特別軍事作戦」も、必要ではなかったかもしれない、となる。
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20220902/se1/00m/020/005000d
というように、発言はしっかりとあるんですよね。合意文書を作成しなかっただけで。
契約という概念を考えれば、口約束でも契約であって、合意文書が無ければ無効というわけではない。合意文書は、言った言わないの水掛け論を防ぐためのものだからね。
合意文書がなければ好きに否定してよいというのであれば、中国や韓国が日本に対してやっていることも、合意文書がなければよいということになるよね?
合意文書の理屈を持ち出すのは悪手でしょう。
ベーカー・ゴルバチョフの口約束は合意文書がないから水掛け論になる上に、NATO東方拡大時のNATO・ロシア基本議定書という合意があります。
合意を順守しない異常性が東欧諸国がNATOに走った理由で、戦争はその証明です。
日本についてはイアンフという水掛け論以前の空想はともかく、韓国が好きに否定できなくなったのは慰安婦合意という毒杯を飲んだためです。
つまり合意文書はとっても大事。
NATO・ロシア基本議定書:NATOより
https://www.nato.int/cps/su/natohq/official_texts_25468.htm
あげていただいたベーカー長官の言葉は、「米軍がドイツに駐留できれば当時のNATOの管轄範囲の東方に米軍が駐留することはない」
と言っているだけで、NATOが拡大しないとは言っていないように見えますがどうでしょうか?
原文からでないので解釈違いもありそうですね。
一つ言えるのは、米国はNATOの構成国でしかない、米国が主導権を持っているわけではない、これに尽きると思いますよ。
>領土問題を一気に解決するチャンスでもあるのです(岸田文雄・現首相や林芳正外相らがそのこ とを理解しているかどうかは別として)。
残念ながら岸田、林のぼんくらコンビには無理だど思います。
岸田は人事に失敗し岸田降ろしがじわじわで思いはそれどころでは無いでしょうし、林はハニトラ、当て逃げ事件で頭が痛そうですし、国家の事など考えている場合では無いでしょう。多分。
フィンランドは対戦中にソヴィエトに攻められたためやむを得ずナチスドイツを頼るのですが
ヒトラーも勇猛に戦うフィンランドに支援を惜しまず
最後にはMe109まで配備されていたといいます。
また、日露戦争でロシアを破った日本に対しリスペクトを持つ人も少なくなく
同じ枢軸側だったことから「前の戦争で味方だった国」と呼ぶ人もいるそうです。
×対戦中
○大戦中
しつれい
素朴な感想ですけど、「全ての戦争の原因は、相手国がつくった」という昔から言われてきたことを、プーチン大統領も言っただけではないでしょうか。
すみません。追加です。
プーチン大統領の理屈によれば、戦争の原因を作ったには西側諸国だそうですが、その中に日本も入っているのでしょうか。
「西側諸国が戦争の原因を作った」ー>「日本も西側諸国に含まれる」→「日本のなかには朝日新聞もある」ー>「朝日新聞が戦争の原因を作った」
東進しないといっても、ウクライナが国として望めば、
民主主義国家の集まりとして、迎い入れるという選択肢は、
当然、出てくるわけで。
やはり、ロシアが上手く囲い込めなかっただけでしょう。
特に、クリミア半島で占領したのは、失敗だったと思います。
で、中古車に混ざって、盗難車も増えているんじゃないかと思う、今日この頃。
ロシアから、あるいはプーチン氏からはそのように見えたであろうと点で、おそらく彼はウソをついてるつもりなどなく、強弁しているという意識もないだろうと思います。ただし、それが(ベラルーシを除く)他国から共感を得られるかというと、まあ難しいでしょうね。表立って反発し、非難する国々と、そもそも関心を示さない(けれども、小麦や天然ガスの高騰には困っている)国々とに分かれ、ロシアの行動を是認し、支持してくれるのは、ベラルーシと、あ、北朝鮮もあったか、プラスいくつかの小国程度だと思います。
歴史的に、ロシアとドイツという東西二強に挟まれ、酷い目にあってはきたけど、単独ではその両国に抗しようもない中東欧諸国は、ソ連崩壊後、ロシアが国内的に混乱して動けないどさくさに紛れてNATO加盟をはたしましたが、ロシアから見れば、火事場泥棒のように見えたことでしょう。プーチン氏が剛腕を振るってロシア国内をなんとか安定させた時には、既に時遅しだったわけです。
もちろん、ロシアの眼に状況がどのように映っていようが、今回のロシアの行動が正当化されることはありません。国連憲章が現存し、多くの国が加盟して憲章に従っている以上、ロシアの行動は「実力でもって国境線を変えようとす試み」、すなわち侵略に他ならないとしか見做せないからです。クリミヤ半島に関しては、歴史的経緯から考えて、議論の余地が全く残ってないわけでもないと思いますが、ウクライナ東部や南部については議論の余地などないでしょう。
そもそも長期戦なんか想定していなかったであろうロシア軍の補給が限界に近付きつつあるようですが、ウクライナ軍を支える各国の支援もけして無限ではありません。一部では息切れの気配も伝わってきています。このまま冬を迎えると、ただひたすら人命とウクライナの大地だけが損耗し続ける泥沼の消耗戦になってしまう可能性が徐々に高まってきているように感じます。とりあえず、現状では、明るい未来のシナリオがどうにも思い浮かびません。
つまるところ泥沼の消耗戦を制すものが土地を支配することになりそうですね。
ウクライナは防衛戦ということで士気がロシアは消耗を恐れない独裁制と総合的な国力がアドバンテージと言ったたころでしょうか。
龍様への返信でした。
第一次大戦のヴェルダン攻防戦では、10か月ほどの期間で、独仏それぞれ30数万人の死傷者を出してます。100m前進するのに数の死傷者が出たとか。
この先、ロシア軍ウクライナ軍双方で、ミサイルなどの長距離打撃兵器の補給が途絶えた時には、似たような状況が再現されかねません。そうでなくても、100年前よりも火器類の殺傷能力は大幅に向上してますので、さらに悲惨な状況にもなりかねないでしょう。よもや21世紀になって、第一次大戦のような消耗戦が展開されるなど、想像だにしてませんでした。
現在の状況がどのように収束するのか、全く予想もつきませんが、どのような結末になろうとも、「めでたしめでたし」とはならないような気がします。
NATOの東方拡大でよく引き合いに出されるベーカーの発言ですが、交渉の当事者だった当時の大統領ゴルバチョフが2014年(クリミア侵攻後)のインタビューで「文脈が違う」「議論されていない」と言ってます。
力の信奉者のロシアがその後のNATO拡大をどう捉えるかは推して知るべしとは思うものの、「約束したじゃねーか」という言い方はできないでしょう。
「国民情緒が許さない」を通用させてはならんでしょうし。
あとはそもそも、そんなのは宇侵攻を可能とする理由にはならないので議論する意味がないと思います。
Mikhail Gorbachev: I am against all walls
https://www.rbth.com/international/2014/10/16/mikhail_gorbachev_i_am_against_all_walls_40673.html
(deepL翻訳で)
質問者)RBTH:ウクライナに関連して生じた重要な問題の1つは、NATOの東方への拡大です。西側諸国が東欧での将来計画を策定する際に、あなたに嘘をついたという感覚はありませんか?なぜ、あなた方との約束、特にベーカー米国務長官の「NATOは東方へ拡大しない」という約束に、法的な符号をつけるよう主張しなかったのでしょうか。ベーカー氏の言葉を引用します。"NATOはこれ以上東に1インチも移動しない"
ゴルバチョフ)M.G.:「NATOの拡大」というテーマは、当時はまったく議論されなかったし、持ち出されることもなかった。私は全責任を負ってこれを言う。
1991年にワルシャワ条約が消滅した後も、東欧諸国は一国もこの問題を提起しませんでした。西側の指導者たちも、この問題を持ち出しませんでした。私たちが提起したもう一つの問題は、NATOの軍事機構が前進しないようにし、ドイツ統一後に同盟からの追加武力を当時のドイツ民主共和国の領土に展開させないようにすることだった。ご質問にあるベーカーの発言は、そのような文脈でなされたものです。コールとハンス・ディートリッヒ・ゲンシャー(ドイツ副首相)はそのことについて話した。
2014年10月16日の記事ですか。すごいものを掘り当てましたね、G' job。
侵略戦争が始まって9か月になります。ゴルバチョフ氏は本年8月末に亡くなっており、今となっては8年前の発言をどう読み解くかでひとつ本が書けそうです。
ゴルバチョフがウソでもついていない限りは、狭い意味での"約束"が存在しなかったのは明らかな記事です。ウソの指摘は見かけてないです。
"約束"問題は2012年に突如発生した旭日旗問題と一緒です。
このインタビュー記事は複数の研究者や評論家から引用されてます。
2月3月頃は"約束"がホントにあったかどうか自分なりの結論を得たくて結構ググった記憶があります。
引用先の記事はすぐに出てきて結論は得ていましたけど、原典はググってもなかなか見つからず、ようやくURLを発見したのは6月頃でした。
ベーカーの発言が何を意味するかは多少ググればすぐわかるんで、まさか侵略開始から9ヶ月経過した今、ここにURLを貼ることになるとは思いませんでしたけどね。(笑)
元ジェネラリスト 様
素晴らしいとしか言い様がありません。今後、当ウェブサイトでも使わせていただきます。貴重な情報、本当にありがとうございました。