X

安倍総理メッセージ「失敗から立ち上がることが大切」

今年3月に挙行された近畿大学における卒業式における安倍晋三総理のスピーチが、すばらしいと評判になっているようです。全部で15分ほどの短い動画ですので、まだの方は是非ともご視聴ください。そこにあるのは「失敗しても立ち上がる」という力強いメッセージだからです。

安倍晋三総理が、じつはピアノを弾くことができるというのは、「知る人ぞ知るエピソード」のひとつといえるかもしれません。

じつは、安倍総理は昨年10月、東日本大震災から10周年を祈念した「ジャパン・スピリットコンサート2021」というイベントで、(ビデオ参加ではありますが)『花は咲く』というピアノ楽曲を弾いたのです。

ちなみに、YouTubeの「あべ晋三チャンネル」は、残念ながらコメント機能はオフになっていますが、現時点でチャンネル登録者数が127万人に達しているようです。

そんな安倍総理が近畿大学の卒業式でゲストスピーカーとしてメッセージを寄せた動画も話題を集めているようです。

動画自体は15分少々と短いものですので、是非とも視聴していただきたいと思います。

というのも、安倍総理自身、2006年にいったんは内閣総理大臣に就任するも、参院選の敗北や難病の潰瘍性大腸炎などの要因もあり、たった1年で政権を投げ出したという、非常に苦い失敗経験を持っている人物だからです。

しかし、安倍総理は失敗しても、立ち上がりました。

2012年12月に第2次内閣を発足させ、そこから2822日間、約7年8ヵ月連続で在任するなど、「憲政史上最長の政権」を記録したのです。

もちろん、安倍総理自身が「アベノミクス」を狙い通り完全に成功させたか、あるいは宿願の改憲、日本人拉致事件の解決などを達成したかといわれれば、そこは残念ながら、まだまだ不十分な点はあったでしょう。

ですが、その反面で安倍総理は「自由で開かれたインド太平洋」を世界に唱え、「価値外交」を大々的に展開し、日米同盟はかつてないほどの高みに発展し、その結果、日米豪印クアッド、日英・日欧・日ASEAN・日台などの重層的な外交が構築されました。

2014年と2018年には、『タイム』誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれましたし、G7サミットでは、それこそG7全体における議論を引っ張るほどの力を持ちました。

その「安倍晋三」という政治家を生んだ国は、ほかならぬ私たちの国・日本です。

「失敗しても力強く立ち上がる」。

考えてみれば、これは安倍総理だけのことではなく、私たち日本人の生き様そのものではないでしょうか。

あらためて、安倍総理には「本当にありがとうございました」、と申し上げたいと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (22)

  • 泣ける、、涙がとまらない。モリ、カケ、サクラで安倍晋三総理を叩き、辞任にまで追いこんだ、、、あれはなんだったんだ?総理が暗殺されたことを美談にするなという声もある。オレは政治が必ずしも清廉潔白である必要はないと、思う。国民の生命と財産を守り、国土を愛し、国を愛した安倍晋三をなくした喪失感は埋められるものではない。昨年の9月に親父が逝った。91歳だった。18年に及ぶ闘病の末だったけど天寿を全うしたと信じている。総理は、安倍晋三総理は自分の人生が終了したのを理解しているだろうか。せめて安らかに、穏やかに向こうの世界では過ごして欲しい。合掌

  • 伊藤博文、山県有朋、井上馨などは、維新第一世代と比すれば小者と見做されていましたが、
    明治時代に大日本帝国の土台を築いたのは彼らでした

    遠藤周作の「イエスの生涯」「キリストの誕生」辺りを大昔に読みましたが、
    イエスの弟子の12使徒は、大した人物でも無く、イエスという英傑に頼り切っていました
    しかし突然のイエスの死の後、弟子達は、哭きながら、叫び合いながら、主が何を言っていたのかを記録し、
    パウロを中心とし、その後の布教に命をかけて行くのです

    大げさと言われるか知れませんが、これが現在の全ての保守人士に求められている事だと思っています

  • 安倍晋三がいなかったら日本はどうなっていたのか?
     功罪と称して批難される方もみうけられるようですが
    安倍晋三の功績をたたえ 
    偲びたいと思います
    *敬称略

  • 情報提供ありがとうございます。素晴らしいです。これを観て思い出したホームページがあります。
    昔、首相官邸ホームページだったと思うのですが、安倍首相の想いを表明したものを読み感銘を受けたことがあります。先ほど当時の所信表明演説など読んだのですが、何か違う。あれをまた読みたいのですが..。

    • 外していたらごめんなさい。
      これのことかしら?
      https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10992693/www.kantei.go.jp/jp/97_abe/discource/20150814danwa.html
      平成27年8月14日内閣総理大臣談話

      >>日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。

      • 月長石さま。
        これです!ありがとうございます!
        このような首相に想いを、日本で活動する公共放送をはじめとするマスコミが殆ど伝えず、プルで取りにいかないと得ることができない、というのは本当に残念、国益を失していると思います。

    • 理系初老さん、ご紹介どうもありがとうございます。
      また涙に暮れてしまいました。ありがとう台湾。

      • 感謝様
        ご覧いただきありがとうございました。
        歌詞で「千島」「沖縄」が出てくること、恥ずかしながらこれを見るまで私は知りませんでした。本当にありがとうございます台湾。日本のマスゴミには逆立ちしても作れない作品でした。

  •  個人的に、「安倍政権の強さ」はまさにこの「失敗から学び立ち上がる」姿勢にあったのだと思っています。第二次安倍政権では、障壁となる野党マスコミの難癖への対応、隣国の扱い方などに大きな改善があり、多くは先回りして潰してあったりとスキがなかった。相当に周到な対策を練ってあったのだろうと思います。どこかのお偉いさんが使い古された言葉でただ失敗から学べなどと理想を言うのとは大きく異なり、動画の談話には説得力がありました。
     そしてその姿勢の源は、震災で打ちひしがれる日本人の姿からだったと。ならば、私たちは学び続けまた立ち上がっていかなければなりません。有能無能は様々ですが、勇気をくれる政治家というのは稀有だなぁ……

    しかし、つんく♂の言葉はふわっふわに軽くて大嫌いなのですが。言葉というのは受け取る側やどんな経験を通すかでこうも重さが変わるものかと思いました。

  • 安倍さんを好きでない人達が「安倍を神格化するな」とかほざいています。熱烈な安倍ファンであっても「神格化」なんて考えにも及びません。同じ人たちが、日本が普通に「自分の国は自分で守ろう」と呼びかけると「戦争のできる国にするな」とほざきます。「戦争をしない国」「戦争ができない国」と子供のころから言われ続けて70年。世界で最も(かどうかは少し自信がありませんが)平和を追求してきた日本を、まるで好戦国のように貶め続けてきたのは誰だったか。今は、戦争を仕掛けられないためにも自衛隊の強化をしないと、平和が保てないと思うのですが。

    • 安倍を神格化するなと騒いでいる人たちは自分らが生前の安倍氏を悪魔化してただけですよね。
      彼らは議論では勝てないから極端なことを言って恐怖を煽ったりして評判を落とすことしか出来ないのです。
      そういうやり方が支持を失いつつあるのは参院選の結果にも表れています。

  • この事件で多くの人が精神的な傷を受け、どうしようもない思いを抱えているのでしょう。
    それを少しでも癒やせるのが「お悔やみ」の気持ちを具体的に表すこと、
    たとえば「記帳」なのだと思われます。
    首都中心部までは行けない人々のために記帳台を役所に設置している自治体があるようですが、
    なんかある党の議員さんたちは直ちに中止しろ、と、おっしゃっているらしく。
    もちろん、この方達はなんの傷もないのでそう言うのでしょう。
    理不尽に命が奪われたことの衝撃、でもそれが自分達が大っ嫌いだった人なら、
    それを悼む人がいることさえ許せないのでしょう。

  • 安倍元総理は育ちの良さが滲み出てると思うんですよね。素直な人は単に羨ましいと感じ、知性、教養、信念、リーダーとはこうありたい(自分には無理だけど)と感じる。
    左翼界隈の人は正直心が歪んでるように思います。
    素直に他者を認めることが出来ず、こんなはずじゃない、自分が劣ってるのではなく、あいつが恵まれてるんだ。そんな風に思ってるのではないか。
    本当に惜しい方を無くしてしまった。いまだに信じられない思いです。

  • R.I.P. 安倍

    ちなみにR.I.P.とは
    requiescat in paceは、カトリック、ルーテル派、聖公会、メソジストなどの伝統的なキリスト教の礼拝や祈りにおいて、亡くなった人の魂の永遠の安らかな眠りと平安を願うために使われるラテン語のフレーズであり、その略。

1 2