「#脱糞民主党」、「#AV禁止党」、「#立憲民主党いらない」――。SNSなどを中心に最近流行している立憲民主党関連のキーワードが充実してきました。その立憲民主党は細田博之衆院議長に対する不信案の提出の準備をしているようですが、細田議長のセクハラ疑惑を追及する以前に同党は脱糞疑惑を社会に向けて誠実に説明する方が先ではないでしょうか。こうしたなか、泉健太代表自身が「とあるツイート」をしたようです。
AV禁止党、脱糞民主党
立憲民主党といえば、このところ、いくつもの醜聞が聞こえてきます。
たとえば先日の『立憲民主党「AV禁止法」の衝撃』でも触れたとおり、立憲民主党の議員が「行為を伴うアダルトビデオの禁止」を打ち出したことは、少なからぬ人々に衝撃を与えました。これを受けて一部では「AV禁止党」などのハッシュタグも流行しているようです。
最近「見せ場」がなかった立憲民主党が、久しぶりに注目を集めているようです。ただし、それが「良い意味」であるとは限りません。むしろ普段から不勉強な人たちが無理くりに法律を作ろうとして「悪目立ち」している、という事例でしょう。果たして「AV禁止法」は、厳しい安全保障環境のなか、原油高などに直面している現在の日本にとって、「喫緊の課題」といえるのでしょうか。立憲民主党を中心とする「AV禁止法」「立憲民主党の社会党化」、という表現が思わず頭をよぎりました。『デイリースポーツ』を含めた複数のメディアで... 立憲民主党「AV禁止法」の衝撃 - 新宿会計士の政治経済評論 |
これについては「職業選択の自由に反する」といったツッコミもさることながら、ネット上では「所属議員に下半身系の醜聞が絶えない立憲民主党からそのような法案が出て来ること自体が理解できない」などの反応も出ているようです。
ただ、立憲民主党を巡って、この「AV禁止党」をかき消すほどに強烈だったのは、「脱糞疑惑」でしょう。なぜなら「AV禁止党」に代わって、「脱糞民主党」なるトレンドが生成されてしまったからです。
この疑惑、あくまでも現時点においては「単なる疑惑」に留まっているのですが『立憲民主党は「高級焼肉店脱糞疑惑」で説明責任果たせ』などでも指摘したとおり、立憲民主党が平素より、「疑われた側が無実であることを立証しろ」と主張していることを忘れてはなりません。
これまで品位を保とうとして、なんとか記述を誤魔化してきましたが、もう諦めます。「立憲民主党脱糞疑惑」を巡っては、さすがにその「行為そのもの」を記述しないわけにはいかないからです。本稿では昨日も議論した「例の問題」を巡って、改めて論点を整理するとともに、普段の立憲民主党の態度に照らすなら、本件を巡っても同党が説明責任を果たさねばならないとする点について確認してみたいと思います。品位を保つのを許してくれない立憲民主党当ウェブサイトでは「読んでくださった方々の知的好奇心を刺激すること」を目的にして... 立憲民主党は「高級焼肉店脱糞疑惑」で説明責任果たせ - 新宿会計士の政治経済評論 |
実際、『「最低でも店外」-自身で「見せ場」作った立憲民主党』でも紹介したとおり、立憲民主党は現在、細田博之衆議院議長に対し、「10増10減」発言と並び、週刊誌が報じた「セクハラ疑惑」への説明を要求し、さらには議長不信任案提出の構えを見せています。
国会を「見せ場作り」の場と勘違いしているのが立憲民主党などの野党なのだとしたら、その「見せ場」はもうあるじゃないですか――。立憲民主党は来週にも細田博之衆院議長の不信任案提出を予定しているのだそうですが、それをやるよりも先に、自分たちの「例の疑惑」を追及したらよいのではないかと思います。あるいは「最低でも店外」、でしょうか。国会は見せ場作りの場じゃありません最近、個人的に気になっている表現があるとすれば、それは「見せ場」です。先月の『時事通信調査で立憲民主党が支持率最低:4番手に沈む』では、時... 「最低でも店外」-自身で「見せ場」作った立憲民主党 - 新宿会計士の政治経済評論 |
「週刊誌が疑惑を報じた!」、「あなたはその疑惑が無実であることを証明しなければならない!」
こうした自分たちの追及姿勢に照らすなら、週刊誌が報じた「脱糞疑惑」を巡って、それが無実であることを証明しなければならないのは立憲民主党の側でしょう(それとも「最低でも店外」とかいうつもりでしょうか)。
細田議長の不信任案に維新「厳しい」
その一方で、こうした立憲民主党の姿勢は、現在の国会ではあまり支持が得られていないようです。
時事通信によると、立憲民主党の馬淵澄夫国対委員長は7日、細田議長に対する不信任案を巡り、日本維新の会の遠藤敬、日本共産党の穀田恵二、国民民主党の古川元久の各国対委員長と国会内で相次いで個別に会談し、理解を求めたそうです。
立民、議長不信任の提出意向伝達 野党3党に理解求める
―――2022年06月07日12時53分付 時事通信より
ただ、このうち維新の遠藤氏は、細田氏の「10増10減」発言については「問題視している」としたものの、さすがに「セクハラ疑惑」の報道をもって不信任案提出の根拠とすることについては「厳しい」と慎重姿勢を示したのだとか。
また、日本共産党、国民民主党の両党の反応は時事通信には掲載されていませんが、想像するに、賛同する政党があるとしても、日本共産党か、せいぜい社民党、れいわ新選組くらいではなでしょうか(※ただし社民党所属の衆議院議員は1人に過ぎず、衆院でも立憲民主党と統一会派を組んでいます)。
いずれにせよ、当初の報道だと不信任案は7日にも提出する予定だったはずですが、いくつかのメディアの報道によれば、不信任案の提出は9日にずれ込むとの話もあるようです。こうしたスケジュール設定自体、立憲民主党が迷走している証拠でしょう。
立憲民主党が最大野党であることの「弊害」
こうしたなかで、当ウェブサイトではかなり以前から、立憲民主党が「最大野党」であることの「弊害」について指摘してきたつもりです。というのも、国会では慣例上、与党よりも野党に多くの質問時間が配分され、しかも野党の質問時間は最大野党がその配分を取り仕切るからです。
実際、立憲民主党は同じ野党である日本維新の会に対する質問時間の配分をわざと少なくするなどの嫌がらせをしており、これについては同党の足立康史衆議院議員などが問題提起しています(たとえば2021年2月5日付・産経ニュース『維新・足立氏、国民より短い質問時間に不満 立民・辻元氏に矛先』等参照)。
これに関し、時事通信に先日、こんな記事が掲載されていました。
野党に厚く、与党は少なめ 国会質問時間、割り当てのしきたり【政界Web】
―――2022年06月03日付 時事通信より
記事では予算委員会などの「テレビ中継されている」場では、慣例上、質問時間がおおよそ「与党3対野党7」の割合となっていることが多いと指摘。その理由について次のように述べます。
「なぜ、野党に多くの質問時間が割かれるのか。それは予算委が国会の中でも花形の委員会と言われ、特に野党にとっては数少ない『見せ場』となっているためだ。与党側は野党への配慮を示すことで、審議日程などで譲歩を引き出すことを期待する。長年続いている慣例だ」。
このあたり、かつてのように民放テレビ局などが質問映像を切り取り、「政府を舌鋒鋭く追及する野党議員」を格好良く報じてくれていた時代ならば通用した論理かもしれませんが、これが現代社会にも生き残っているという点は謎と言わざるを得ません。
というのも、衆参両院が「インターネット審議中継」を使い、中継をノーカットでリアルタイムに配信しているからです。最近になって、野党議員の質問が不勉強、低レベルかつ矛盾だらけではないかとの疑念が有権者に浸透しているのも、こうした「ノーカット中継」の影響が大きいのではないかと思えてなりません。
泉代表、「#立憲民主党いらない」をうっかりツイート
必然的に、最近のツイッター界隈では、「#立憲民主党いらない」といったハッシュタグも流行しているようです。
こうしたなか、ちょっと興味深い話題があったとすれば、泉健太代表自身が昨日、自身のツイッターにこの「#立憲民主党いらない」を含めた投稿をしてしまったのだとか。
「#立憲民主党いらない」泉健太代表がツイート 直後に「操作ミス」と訂正、投稿削除
―――2022/06/06 20:27付 Yahoo!ニュースより【J-CASTニュース配信】
J-CASTニュースによると、泉氏はこのツイートの直後に「操作ミス」と述べ、該当する投稿をすぐに削除してしまったのだそうです(※この「操作ミス」ツイートについては泉氏のアカウントに残っています)。
想像するに、この「#立憲民主党いらない」のツイート、ツイッターの「サジェスト機能」のおかげでなかば自動的に入力されてしまったものではないかとも思えてなりません。
ついでに申し上げるなら、この泉氏のツイートに対しては、村田蓮舫氏の「削除。無かったことにはなりません。」などのツイートを貼り付けて来るユーザーもいたようです。
見事なブーメランですね。
💩 💩 💩 💩 💩 💩 💩 💩
いずれにせよ、泉氏のツイートなどを眺めている感覚で申し上げるなら、とくにインターネット層を中心に、「#立憲民主党いらない」と思っているユーザーも無視できない数存在するように思えてなりません。
このあたり、「議長不信任案提出」「予算委員会などでの見せ場作り」が立憲民主党に対する支持に本当につながっているのかを含め、今夏の参院選には見どころが詰まっているといえるのではないでしょうか。
View Comments (12)
元総務大臣・原口一博氏のツイートを記念に貼っときます。
現職の国会議員が、日本は「アメリカの属国」という認識だそうです。
どこのパラレルワールドの話なのか。
なろう小説の読みすぎじゃないですかね。
現状認識に問題のある人がまともな政策を考えられるとは思えませんね。
泉「」つい本音が…」
泉の意志を尊重し、以後脱糞民主党に関するツイートをするときにはかならず「#立憲民主党いらない」というハッシュタグを付けてあげることにしました。
しかしまあ
ここまで来ると立憲民主党(本名:週刊誌ネタ命党?)も痛痛しいですね。党首の方も自らよくご理解されているようですが、確かに要らないと思います。何方かがおっしゃっていましたが、この党は国会の場で「議論の質を落としている」元凶だそうで、小池百合子さん流には(再度即刻永遠に)排除しないとあきませんね。と思います。
>>この泉氏のツイートに対しては、村田蓮舫氏の「削除。無かったことにはなりません。」などのツイートを貼り付け
操作ミスでそんなことなるかよ。本音が出たんでしょう。蓮舫の言う通り、無かったことにはできない。
あらら(笑)
泉さんも
「#立憲民主党いらない」を
訂正しなければ、
おっ わかってるじゃないか!
と支持率微増したでしょうに。
蓮舫さんも
「削除。
無かったことにはなりません。」
が ご自身の今回の反応なら
受け狙いでやるなあと
評価されたのに、
過去の別件のツイートが
ブーメランで泉さんの
額に命中してしまった
だけでしたか。
予算委の質疑時間は立憲共産党の選挙対策の場になってますよね。しかも立憲の中枢メンバーばかりが多くの時間を取り(若手とかは時間がもらえない)、予算とは関係ないマスゴミのゴシップネタでイチャモンつける場になってる印象ですね。
あと、維新の質疑時間を少なくどころか配分しないとかもやってたようなおぼえもあります(うろ覚え)。その際は、与党が維新に質疑時間を配分してましたね
>「#立憲民主党いらない」
なんだ。「改心の一檄」なんかじゃなかったんですね。
謝ったハッシュタグなら良かったのに・・。
*しかしちょっと待って欲しい。〔中略〕彼らのベン明には、危険な臭いがする・・。
m(_ _)m
会計士さんのなんとか品位を保とうとしたけど諦めたの旨、かなりじわじわきます。もちろん、医学の世界では脱糞について知的好奇心に繋がるでしょうけど、焼き肉屋で政治家、みたいな話ですから。。。
私も、
新宿会計士さまの
なんとか品位を保とうの思いと、
しかしだからといって
およそ多数派国民良識層が
守り繋いできたこの日本に対して
それを逸脱する画策を
押し通そうとする人たちの
無体を看過していいものだろうか
との葛藤に
日々ご苦労なされての
心中お察し申し上げます。
ましてや本来それを追求すべき
日本のマスコミは不自然に
沈黙してしまい、
さらには、生き様同じくする
全国のハッピーメール会員なんかの
熱烈支援を受けてはいるものの
それは鼻つまみ者と呼ばれる人による
滑稽な砲撃攻撃姿勢まであるなかでの
この毅然とした姿勢に
共感と支持連帯を表明します。
コメント失礼します。
質問時間、与党が4割の方が今の日本国に有益かと。
立憲民主党いらないは変ですよね。共産党と協力した時点で消滅したのだから。名前も正式に立憲共産党に改めるべきです。
立憲共産党は何処迄無駄に突っ走るのかなぁ。