クアッドの本領は「豪州の政権交代」でこそ発揮される
ジョー・バイデン米大統領が日本を訪れ、岸田文雄首相と会談を行いました。一部報道では米国が日本の常任理事国入りを支持したとの情報もありますが、こうしたなか、やはり注目すべきは日米豪印「クアッド」会合でしょう。というのも、クアッドには「内部牽制」という重要な効果が含まれている、というのが当ウェブサイトなりの見解でもあるからです。
目次
【速報】バイデン大統領が日本の常任理事国入りを支持か?
まずは、大変に重大な話題が出てきました。
いくつかのメディアの報道によると、日米共同記者会見で岸田文雄首相は、ジョー・バイデン米大統領との首脳会談のなかで、「改革された国連安保理」において「日本が常任理事国になることを支持する」とする趣旨の発言をしたのだそうです。
【速報】日米首脳共同会見 バイデン大統領 日本の国連「常任理事国」入り支持を表明
―――2022/05/23 14:31付 Yahoo!ニュースより【※FNNプライムオンライン配信】
これが事実であれば、大変に踏み込んだ発言です。
もしかして、バイデン氏、あるいは米国側には、将来、ロシアを何らかの形で国連常任理事国の地位から追放し、日本を新たな常任理事国に加えるという構想でもあるのでしょうか。大変に気になるところです。
本件について「続報」などがあれば、また紹介したいと思う次第です。
「内部牽制」としてのFOIPとクアッド
さて、麻生太郎、安倍晋三、菅義偉の各総理大臣の「置き土産」は数多くあるのですが、そのなかでもとくに大きなものが、「自由で開かれたインド太平洋」、あるいは “a Free and Open Indo-Pacific” を略した「FOIP」ではないかと思います。
このFOIPは、日本が「自由、民主主義、人権、法の支配」といった重要な基本的価値を共有する国と連携していく、という決意表明のようなものであり、そ具体的な成果のひとつが、日米豪印4ヵ国の教義枠組みである「クアッド」です。
昨年の『近隣国重視から価値重視へ:菅総理が日本外交を変えた』でも詳しく議論したとおり、このFOIPと「クアッド」には、重要な意義がいくつかあります。
日本時間の土曜日早朝、菅義偉総理は訪問先の米国で史上初の対面での日米豪印首脳会談に臨みました(厳密には、今年3月のテレビ会議を含めれば、首脳会談としては2回目ですが…)。少しインドのトーンが弱いというのは気になるところではありますが、ただ、今後は「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)が日本外交における基軸となることは間違いありません。まさに菅政権の最後の仕上げ、というわけです。クアッドではなくFOIPが重要先日の『日本外交は「クアッド+台湾」>「中露朝韓」の時代へ』では、「最後の最後まで仕... 近隣国重視から価値重視へ:菅総理が日本外交を変えた - 新宿会計士の政治経済評論 |
その意義とは、「基本的価値」を共有しない国々――とくに、中国やロシア――に対する協力な牽制であるだけではありません。FOIPにコミットする諸国同士の「内部牽制」、という点にあります。
この「内部牽制」という用語は、もともとは会計学(監査論)の専門用語ですが、わかりやすくいえば、「組織内部、ないしは目的を同じくする複数の人が、お互いに役割を分担するなかでお互いの不正や誤謬を発見しやすくする仕組み」のことです。
クアッドの重要な仕組みは対中牽制ではなく相互牽制
では、具体的にこの内部牽制、クアッドでどう機能するのでしょうか。
人間関係も2人より3人、3人より4人の方が、この内部牽制が効きやすいとされます。
当たり前の話ですが、日本にとって、経済的にも軍事的にも、最も大切な相手国は米国ですし、米国から見て日本の地位は(とくに近年)非常に高くなっていることは間違いありませんが、いくら日米両国が経済大国であったとしても、やはり日米2ヵ国だけだと、どうしてもできることに限界があります。
また、日米関係では、ときとして米国が日本に対して「無茶振り」をしてくることもありましたし、理不尽な要求を突き付けられたこともあります。現状の日米同盟がややもすれば片務的なものである以上、力関係が偏ってしまうのも、止むを得ない話です。
ところが、ここにもう1ヵ国、さらにもう1ヵ国、と、「仲間」が入ってくれば、目的を同じくする国同士でお互いに牽制し合う効果が期待できます。そのひとつが、何らかのトラブルで関係がギクシャクしてしまったときに、それが「修復できない亀裂」にまで発展することを予防する効果です。
たとえばかつての日米貿易摩擦のように、どんな国であってもトラブルはつきものですが、ここに日本と米国以外の第三国が介在し、第三者的な目で「今回は日本が悪いぞ」、「今回は米国が悪いぞ」、などと「口添え」してくれれば、それだけで関係が円滑になることが期待できます。
また、目的を同じくする4ヵ国が集まることで、一種の「抜け駆け」、すなわち「米国が勝手に中国と和解(?)する」などといった行動を防ぐ効果も期待できます。
すなわち、自由、民主主義、法の支配、人権尊重などの近代主権国家としての普遍的な価値を愛する4ヵ国がガッチリと手を組むことで、これらの4ヵ国が、中国などの無法国家による人権侵害、違法な海洋進出などを「絶対に許さないぞ」とする共通の目標で結束することができます。
政権交代による抜け駆けを防ぐクアッド
どこかの国が、「やっぱりウチの国の商売が大事だわ」、「多少の人権侵害に目をつぶって中国産の安い商品をガンガン買い入れましょう」、などと言い出せば、ほかの3ヵ国から白眼視されます。政権交代を機に、国の外交方針がガラッと変わってしまう、といったことも生じ辛くなります。
実際、クアッド自体は日本の安倍晋三総理、米国のドナルド・J・トランプ前大統領、豪州のスコット・モリソン前首相、そしてインドのナレンドラ・モディ首相の4者で発足したのですが、この4ヵ国のうち、モディ首相以外の3ヵ国で政権が交代しました。
ちなみに日本の場合は安倍総理の後継者が菅総理、菅総理の後継者が岸田文雄・現首相であり、岸田首相自身が宏池会出身であるため、「政権交代のようなものだ」と指摘する人もいるのですが、それでも現在のところ、日本政府はFOIP、クアッド重視の姿勢を全く変えていません。
岸田首相があろうことか、「親中派」とも目される林芳正氏を外相に据えた格好ですが、日本の外交が安倍、菅両総理の時代から大きく変わることはないというのが、著者自身の考え方でもあります。
というよりも、米国はむしろバイデン政権時代の方が、クアッドに積極的に取り組んでいます。トランプ前大統領が共和党でしたが、ジョー・バイデン大統領は民主党であり、明らかな政権交代が生じたにも関わらず、米国の「クアッド重視」方針は変わっていません。
豪州の政権交代でクアッドの本領発揮か
というよりも、そもそもこのクアッド自体、非常に緩い連合体です。
2月24日のロシアによるウクライナ侵攻では、少なくとも日米豪3ヵ国は結束して、ロシアに対して厳しい制裁を打ち出しましたが、インドは対ロシア制裁にも加わらず、国連でのロシア非難決議等では棄権票を投じています(『「ロシア非難」で一枚岩になったとはいえない国際社会』等参照)。
国連総会が賛成多数でロシアを国連人権理事会から追放「我が代表、堂々退場す」。国連総会は賛成多数で、ロシアの国連人権理事会への参加資格を停止する決議案を採択しました。これを受けてロシアのゲンナジー・クズミン国連次席大使は、「ロシアはすでに人権理事会を任期途中で去ることを決定している」と発言したそうです。ただ、報道を眺めていて少し気になるのは、本当に「国際社会の圧倒的多数」がロシア非難に傾いているのか、という点です。国連総会、ロシアの人権理事国資格停止を賛成多数で採択国際連合総会は現地時間の7日... 「ロシア非難」で一枚岩になったとはいえない国際社会 - 新宿会計士の政治経済評論 |
このように考えていくと、クアッドが今後、ただちに「アジア版NATO」にまで発展するというものでもありませんが、とりあえずは現在のような緩い連合でありつつも、「価値同盟」としての内部牽制を働かせるのが良いのではないか、というのが、現時点における当ウェブサイトなりの見解でもあるのです。
こうしたなか、豪州でもモリソン前首相は自由党・国民党の連立政権を率いていましたが、21日投開票の総選挙で労働党が勝利をおさめ、アンソニー・アルバニージー(Anthony Albanese)氏が本日、新首相に就任しました。報道等によれば、クアッド首脳会合にはアルバニージー「首相」が参加するそうです。
米国の事例を考えるならば、この「クアッド」という連合がある以上、豪州がいきなり親中路線にシフトするというのも考え辛いところでしょう。あるいは、豪州でも政権交代が生じたいまこそ、クアッドの本領発揮、といったところでしょうか。
それよりもむしろ、日本がFOIPやクアッドを提唱した国であるという事実があれば、日本と同じ価値観を信奉する国々(とくに英国、フランス、カナダ、ニュージーランド、台湾など)との間で、将来的な連携の可能性がさらに深まります。
こうした効果も、クアッドに含まれていることは間違いないでしょう。
クアッド粉砕デモ:いつもの面々
最後に、ロイターが発信したツイートに、大変味わい深いものがありました。
「クアッドに抗議するグループ」が東京都内でデモを行ったのだそうです。
いつものとおり、太鼓を叩いたり、音楽を鳴らしたり、「クアッド粉砕」と叫んだり、と、「反原発集会」や「反米軍基地集会」などで見かけるような行動パターンです。
どうして彼らは中国やロシア、北朝鮮などに対して抗議しないのかが不思議でならない、などと思う次第です。
View Comments (25)
「世界大統領を輩出したウリたちを差し置いて―」と 楽しい展開を期待しちゃいます。
アメリカの韓国への薄い態度と 日本への濃厚な会談。
これが日本の”国格”ですよ。
(奴らが好きな”国格”という言葉を わざわざ使ってみました)
ひねくれものなのでしょうか…
私、現在の形態の国連がまるでダメだと思っているのでそこの常任理事国になる事に意味を見いだせません。
その国連にはロシアも中華人民共和国も相変わらず入っていて常任理事国やってるんでしょう?
日本を敵国とする条項も残ったまま、支出だけ増えるんですか?
現行国連のまま世界が維持していくなら、常任理事国の解体と第二次世界大戦時の敵国条項抹消の方が目指すべき道かと。
あんなにぶっ壊れて腐敗しきった組織、直すより新しい組織をつくる方にリソース割きたいものです。
私もがみさんと同じ考えです。
アメリカが日本を誘ったのは、負担を強いる(もしくは分担させる)為だと思います。
負担を増やすなら、それなりに見返りが必要です。
最低限、敵国条項はなくしてもらわないと、参加すべきではないと思います。
> あんなにぶっ壊れて腐敗しきった組織、直すより新しい組織をつくる方にリソース割きたいものです。
まったくその通りだと思います。価値を共有する新たな枠組みの方が、何倍も意義があると思います。
米英自身が、中露が拒否権持ってる国連なんて役に立たないという国際世論を作ろうとしている中で、日本が常任理事国に入るべきというのは、まあ、国連ディスり戦略の一環くらいじゃないかとも思います。機会があれば支持するよくらいの話で。
これを言ったことで今の米国には何のコストも発生しないと思います。
ただ、既存の常任理事国の一つが明言したことには、その言葉通りの意味はあると思います。
日本の世論の反応はよくわかりませんが、それでホルホルしてる人ってそう多くはないんじゃないでしょうかね。
そうそう、話は変わりますが、ビジネス経験のない人の経歴・実績紹介の事例を知ってますよ。
https://www.izumi-kenta.net/profile/
あ、ご存知でしたっけ?w
言うほど「ダメだ」と思われていない、新組織?何言ってんのと反応されてしまうのが現状です。
ただ今現在ロシアのお陰で実態を広めるチャンスが来たとは言えますがね
マスオ様
元ジェネラリスト様
まったくですよね…
そうかぁ…匿名けんたなら知ってましたっけ…
国連→常任理事国→東西陣営
とか短絡的で点と点しか繋がない御仁が「ビジネス」とか口走るのでビックリした次第。
戦争始めた当事国が常任理事国権限で自らの制裁を忌避する現状で、軍事や国家国体の違いにしか思い至らない御仁がビジネスと言う言葉を持ち出す愚かさに嘆息しきり。
国連の準組織にWHO・WTO・FAO・UNICEF等々があるわけなんですが、世界の穀倉地帯のウクライナでロシアで好き放題戦争やらかしていると悪影響をモロに喰らうのがアフリカや資源を持たない方の中東の国々で、たった今戦争止めても最低一年は飢餓に苦しむし、まだコロナ終わってない上に他の感染症(少なくとも深刻なのが三種類)まで流行り始めているって並列思考はしなくていい「ビジネスマン」様なんですかね。
世界で数百万〜数千万人が餓えと感染症で生死を彷徨う状況をたかが常任理事国入りだの核武装だので乱舞して国連刷新の喫緊性を嘲笑う仕事ってどんだけスケールの小さなビジネスなんだろう?
ロシアがウクライナから穀物かっぱらい、それが黒海から外に出られず、秋以降は欧州全域始め世界で暖房用熱源のエネルギーが完全に不足するし経済全体が萎縮するってロシアの抱きつき無理心中を不確定要素に考えていないビジネスってなにがあるんだろう?
一年後に、餓死者・凍死者・病死者の屍数えながら新しい世界や自分のビジネスについて考えるんですかね?
国連の機能不全ってそういう事ですよ?
まぁ不幸を商売にするビジネスもあるにはありますわね。
分担金の事を言っている方がいらっしゃいますが常任理事国じゃ無い現在だって日本が三番目に多い負担をしているんじゃ無かったか。
非常任理事国でも多大な負担をする位なら常任理事国で多大な負担をした方がいい。少なくてもルールを作る立場になれるんだから。
ちょっと待って様
そうなんです。
なぜか国連で3番目の負担をさせられているかと疑問に思うのが当然なんですが、その理由が「日本が敗戦国だから」なんです。
現在の常任理事国以上に負担してます。
なんでか理由も見当つきませんが、旧ソ連が第二次世界大戦後に建造して廃棄された潜水艦の廃棄管理費まで日本が払っています。
ウラジオストク辺りに行くと原潜でもない通常艦が半沈状態で港のはじに廃棄されてますが、回収して鉄にしない限り日本から金たかれるからあえて放棄されています。
理由が
「残存燃料等で海洋汚染をしないため」
だとかそんなのです。
充分汚染してますし原潜じゃないし戦後の廃棄武器なんて知ったこっちゃないし、なんで金むしられているのか訳がわかりません。
海洋汚染予防はその潜水艦持ってる国の責任で日本海や国際海域への犯罪なだけです。
だから敵国条項はなにがなんでも廃止しなければタカられるだけです。
現在最新の戦争当事国で新しい戦争を始めた国家は新制ロシアであり、旧ソ連同士でやってます。
第二次世界大戦終結時には存在しなかったロシアや中華人民共和国が常任理事国なのは異常事態です。
また現行国連で発議は加盟するどの国にも出来ます。
審議も可能です。
常任理事国である唯一の特権は国連総会での議決を
「否定」
出来る事だけです。
私は常任理事国が設置されている事自体が無駄だと思います。
毎日の更新お疲れ様です。常任理事国お誘いで日本政治家が浮かれて南朝鮮が発狂しているのが鉄板ですね。でも敵国条項を長年放置していた事は凄い障害になるでしょう。米国も調整する気があるかどうかな
そもそも腐敗した国連ガーとか言ってる2人いるが、ビジネス向いてないだろ
最善の手を打つ気が無いなら、韓国みたいにしょぼい国になるだけ
仰ってることが全くわかりません(ーー;)
ビジネス向いてないだろ・・・???(ーー)
最善の手・・・ご教示願います。
当時の大日本帝国の日本やナチスの時のドイツを入れてるだけだよ
今の日本やドイツではない
極右系の有◯や百◯に踊らされないほうがいい
彼ら極右はアベガーや朝日新聞と何ら変わらないからね
ガーと言ってる一人ですね私。
ビジネスばきばきやってますが貴方は?
そもそも論理的じゃないアラシ書き込みのようですが?
最善の手が現行国連の常任理事国入りなんですか?
ただいま世界中が現行国連の限界に辟易して新しい秩序の構築を望んでいる百年に一度の機会なのに?
極右系やアベガーや朝日新聞がその手の新秩序について書いているソースがありましたらお手数ですがリンク貼ってご教示いただけませんかね。
私については韓国の事など視界の隅にすら入っていなかったので失笑してしまいました。
既に韓国は前政権の置き土産で見切れていますが?
勢いは良くて元気なんだなとは思いますが、理念も無く日々変わる情勢について行けてないのでしょうか?
最善手が常任理事国入り?
最善手が>>「当時の大日本帝国の日本やナチスの時のドイツを入れてるだけだよ」なんですか?
論理的思考を今一度基礎から学ばれてはいかがでしょうか?
お書きになっている事に意味が存在しません。
リアル路線で行きましょう
現実的に今すぐに新しい枠組みでいこう!なんて言っても誰も聞きませんよ
そもそも腐敗した国連ガーとか言ってる2人いるが、ビジネス向いてないだろ
最善の手を打つ気が無いなら、韓国みたいにしょぼい国になるだけ
こんな意味不明なことを書くこいつがビジネスに向いてないことはわかった。
敵性国家と規定されているのがナチスドイツと大日本帝国だから、今の日独とは違う国ってすごい花畑ですよね。
国際社会の枠組み刷新は英独仏はじめEUやNATO加盟国が既に結構前から言い出し、誰も聞かないどころか中立を堅持していたスウェーデン・フィンランドがEU加盟申請しスイスさえロシア制裁を表明。
モルドバ等の旧ソ連邦構成国家がNATO加盟申請の意思表面。
そもそも戦争の発端がウクライナのNATO加盟意思表明だった。
常任理事国のロシアは核をちらつかせながら、食糧流通・燃料流通・貨幣経済の破壊・航空機リースや西側諸国在ロシアの企業や工場の勝手な差押え接収による財産権の侵害と国際法無視(これは中華人民共和国や韓国やベネズエラも類似の国際線違反をやっている)。
誰も聞かないのではなく貴兄の理解が足りないだけじゃないですか?
人類が積み重ねてきた国際秩序や貨幣経済や食糧供給分業や国際法を一方的に破棄する行為をロシアがしているんですよ?
貴方のビジネスなるものに影響が出るまでにタイムラグがあるだけで、単なるモラトリアムに貴方は安住しているに過ぎません。
世界中の政治家・経営者・法律家・ビジネスマン等々で、自分の分野への影響を見定めて注視していないフロントラインの人こそが存在しないと思いますがね。
もっと簡単にしないと理解出来なかったですね。
失礼しました。
食べ物・燃料・電気の元・お金の価値・安全な生活を人質にして世界中に「要求飲まないと殺すし核使うぞ!」って強盗がロシアで、こくれんじょうにんりじこくって偉そうなだけの邪魔な地位で威張り散らしてる状況。
同じ裸の大将常任理事国に日本がなる必要は無い。
常任理事国自体を解体する!
ってだけの事を世界が言い出してるんですが、まだ難しい?
落ち着いて。誤爆だよ。
一番上の匿名のコメント、「そもそも腐敗した国連ガーとか言ってる2人いるが、ビジネス向いてないだろ最善の手を打つ気が無いなら、韓国みたいにしょぼい国になるだけ」という意味不明のコメントを書いてた奴がビジネスに向いてなさそうだなって思っただけ。
むしろこっちはがみさんに賛成。
>どうして彼らは中国やロシア、北朝鮮などに対して抗議しないのかが不思議でならない、などと思う次第です。
心の祖国なので護りたいのでは?と。
あの連中は心の祖国に国籍を一致させれば良いと考えるのですが、一致させると日本での工作活動とかに支障が出そうですね。
そう言えば、IPEFは13カ国ではじまるようですが、ユダは韓国かオーストラリアか。
>どうして彼らは中国やロシア、北朝鮮などに対して抗議しないのかが不思議でならない
言わずもがなでしょう。パヨク過激派はかの国に媚びて見返りを期待しているのかもしれませんが、裏切り者を一番許さないのが上記の諸国。
特にシナチスがウイグルやチベットを武力併合した後に何を真っ先にやったか、なんて考えすら及ばないでしょうね。
>どうして彼らは中国やロシア、北朝鮮などに対して
>抗議しないのかが不思議でならない?
ど~この誰かは知~ないけれど
だ~れもがみいんな知~いてえいるぅ~♪
という主題歌が昔ありました。
ここの読者と多数派国民良識層は
その正体を
韓流トンスルの伝統を受け継ぐ
ケツ好仮面さん なんだと
実は十分知っています(笑)
そうした奇異な団体が、
はてさてどんな集団なのかを
読者に正しく知らしめるのが
国際報道機関ロイターさんの役割のはずですが
既知で呆れられてる集団名をどうして
報じることができないのかが
むしろ不思議でなりません。
動画で参加者がかぶっている
60年代革命失敗活動家そのままの
ヘルメットで中核派のものだとわかりますし、
垂れ幕は中核派の「前進」HP掲載と
同じです。
さらにはピンクの色使いは
れいわ新選組は関係を
ごまかし否定しているもの
大石晃子氏など人物で
繋がりが見透かされてる
れいわ新選組の色使いと
偶然なぜだか一緒じゃあないですか(笑)
まあ、私達日本国民も
眉を顰めはしても
彼らについて語るとうざこい目に
あってしまうのを避けるのと同様に
ロイター記者さんも身の安全確保のために
記事に書けない事情と言うのも
理解できないわけではありません。
>バイデン大統領 日本の国連「常任理事国」入り支持を表明
リップサーヴィスは0円(バイデン氏はアメリカ人だから「¢0」の方が適切か?)ですよ.
それに,元のバイデン氏の発言をちゃんとチェックすれば分かる通り,この支持には「国連改革が実現したら」という前提条件が付いています.
ロシアと共産チャイナとが常任理事国として拒否権を握っている以上,今の国連を国連憲章などを始めとする国連の既存のルールに従って改革し安保理事会の常任理事国を入れ替えたり新たな国々を追加する(それも敗戦国として敵国条項の対象である日本やドイツ)を追加することが現実問題として不可能なことなど,アメリカは100どころか120も承知です.
つまりバイデンさんが共同記者会見で述べた「国連改革が実現したら日本が常任理事国になることに賛成する」という命題…この命題を含意(ならば)を表す記号として「⇒」を使って論理式の形で書くと…
国連改革が実現する ⇒ 日本が常任理事国となることにアメリカは賛成する
という含意の形の命題の条件部の「国連改革が実現する」という命題が偽である限り,結論部の「日本が常任理事国となることにアメリカは賛成する」が真であろうが偽であろうが関係なく,この含意の形の命題は真になります.
つまり,国連改革が現実に不可能であればアメリカは日本の常任理事国化に関して具体的に何の活動もしなくても,バイデン大統領の発言は嘘をついたことにはなりません.
そもそも,少なくともアメリカが対日戦略として仕掛けた2つのアクション,つまり
ー1.日本がアメリカを圧倒していた半導体産業を潰すために日本からの半導体の対米輸出に量的規制をかけることで日本企業に半導体生産の拠点を日本国外(つまり韓国)に移転させることによって日本の半導体生産能力を大幅に削減し,最終的に日本の半導体生産を壊滅させたこと
ー2.プラザ合意に始まる金余りによって日本がバブル経済に踊ってしまい最終的に日本経済をバブル崩壊というマネー敗戦に追い込んだこと(そしてこの2によって日本経済が受けた大きな傷は半導体産業がスケールの更新の際に毎回必要とする巨額投資を日本の企業や銀行に躊躇させることとなり,日本の半導体産業が韓国のそれに追い抜かれ潰される大きな原因となった)
によって,日本が経済的に二度とアメリカに対抗できないようにしてからは,アメリカ政府は「日本の常任理事国入りに賛成だ」という類のリップサービスぐらいはして来たので,今回のバイデン氏の発言は取り立てて喜んだりプラス評価するには全く値しないと私は評価しています.
そもそも敵国条項を放置したたま常任理事国になるなどロジカルに考えれば全く有り得ません.
しかしながら,何故か我らが外務省(今回も害務省と呼ぶほうが適切か?)の高級官僚様たちは「敵国条項の削除をアピールして実現してしまうと各国から『国連改革は一段落した』と看做されてしまい,常任理事国入りが逆に難しくなるので,敵国条項の削除は常任理事国入りまでやらない方が良い」などという奇妙な理屈で敵国条項削除のための活動を避けて来たそうですが.
常任理事国入りはともかく,敵国条項の削除に関して言えば,
ーA.日本とドイツが共に戦後は平和路線をひたすら追求し侵略などとは全く無縁な国家運営をし続けて来た実績や
ーB.アメリカ(と共産チャイナと)に次ぐ多額の国連分担金もきちんと負担し続けて来た実績
をきちんとアピールすれば,ロシアや共産チャイナも拒否権を発動するのは相当に難しく,とっくに敵国条項の削除に成功していたと私は推測していますが.(特に分担金で共産チャイナに抜かれる以前の分担金額2位の時代に強くアピールしていれば)
とにかく,今回のように論理的に見て実際の行動義務を負わねばならなくなる心配のないリップサービスは0円(マクドナルドでのスタッフ教育で徹底されるという「スマイル0円」を思い出しますね)ということと,欧米の政治家はこの手のリップサービスは非常に上手で頻繁に使うこととはお忘れなく.
迷王星様
上記意見に同意しますね。
いつもながら秀逸な議論です。
蛇足ですが、対ウクライナ侵攻の国際社会への貢献の面で言えば日韓両国は対ロシア批判の立場で真っ先に口火を切ったリトアニア共和国に劣ります。
日本の常任理事国入りは外交先進国であるリトアニア共和国が先ず常任理事国の地位を得てからゆっくりと日本の国際社会への貢献を基に是非を検討すると良いのでは無いでしょうか(笑)。
日本には他に国際社会でする事は多数存在すると思います。
もちろん敵国条項の課題もそれに含まれます。
以上です。駄文失礼しました。
いつも知的好奇心を刺激する記事の配信ありがとうございます。
常任理事国に日本が相応しい?
笑止。国際社会で欧米が受け入れられる戦略構想を「恒常的に」国として描けない岸田日本は常任理事国に相応しくありません。
FOIPやクアッドの次の課題は土地や主権をサラミスライスされるブータン王国やインド等の山々の国々に防衛や経済で中国の影響力を受けない形でどう自立させるかだと当方は愚考しますが、日本からそのような課題の「か」も出ていないでしょう?
それ以外で日本からの貢献ってありましたっけ?
場所やカネで無く戦略的な知恵こそが貢献する最大の要素ですが。
そういった条件未達で常任理事国の地位を日本に与える事は国際社会に決してプラスにならないと思います。
以上です。駄文失礼しました。