政府は昨日、佐渡金山の世界遺産登録推薦を閣議了解しました。やるなら徹底的にやるべきです。その際のポイントは、①ファクト(事実関係)をベースに、②全世界に対して説明し、③ウソを徹底的に粉砕する、というものです。そして、外務省などは穏便にことを済ませようとしているのかもしれませんが、残念ながらそれは不可能です。なぜなら相手も歴史プロパガンダで世界を騙そうとする気マンマンだからです。
佐渡金山の世界遺産推薦を閣議了解
日本政府が佐渡金山の世界遺産登録を推薦する方針を巡っては、週末の『佐渡金山世界遺産登録は政治ではなくファクトで勝負を』でも取り上げたとおりですが、これに、続報がいくつかありました。
岸田文雄首相は金曜日、佐渡金山の世界遺産登録を推進する方針を明らかにしました。これについては2015年の明治期の産業革命関連施設の世界遺産登録という「汚点」を思い出しておかねばなりません。そして、その轍を踏んではならないことは間違いありませんし、これに加え、韓国のさまざまな不法行為については、利息を付けてそのコストを負担させなければならないのです。世界遺産登録にむけて…「岸田から妥協を引き出すのは安倍・菅より難しい」昨日の『鈴置論考に見る文在寅政権の5年と「日韓関係の未来」』では、わが国を代表する... 佐渡金山世界遺産登録は政治ではなくファクトで勝負を - 新宿会計士の政治経済評論 |
昨日の閣議(一般案件)で、正式に「『佐渡島の金山』の世界遺産登録に向けた推薦について」とする件が了解されました。
そもそも論ですが、「現在の日本は世界遺産登録よりももっとやらねばならないことがあるのではないか」、といった指摘(ないし批判)があることについては、そのとおりでしょう。実際、コロナ対策、経済対策、経済安全保障、「自由で開かれたインド太平洋」推進など、課題はいくらでもあります。
ただ、当ウェブサイトの見解ですが、この世界遺産登録自体、2015年7月に明治期の産業革命関連施設を世界遺産登録した際の、「大きな失態」とも密接に関わっているからです(ちなみに当時の外相は、現首相でもある岸田文雄氏でした)。
その「大きな失態」とは、『ユネスコ軍艦島遺憾決議、日本は「根元を断つ」努力を』あたりでもまとめたとおり、外務省が「やらなくても良い譲歩」をやったことで、今日に至るまで、「戦時中に違法な朝鮮人の強制労働がなされた」とする歴史プロパガンダに、良いように利用されてしまっているからです。
不法行為の全コストを、利息付きで韓国にお返ししよう個人的におそれていた事態が実現しました。明治期の産業革命施設の世界遺産登録を巡り、2015年7月に日本の外務省が切った「空手形」が、ブーメランの形で返ってきたからです。複数メディアの報道によれば、ユネスコ世界遺産委員会は22日、「軍艦島の朝鮮人強制連行・強制労働に関する展示方法や展示内容が不十分」とする趣旨で、日本を非難する声明を全会一致で採択したのだそうです。結論からいえば、これについては「放置」せざるを得ず、かわりに「根元を断つ努力」をしなけれ... ユネスコ軍艦島遺憾決議、日本は「根元を断つ」努力を - 新宿会計士の政治経済評論 |
世界遺産登録巡る「3つのポイント」
だからこそ、基本的には、「ファクト(事実関係)をベースに」(※ポイント①)、「国際社会に対して」(※ポイント②)、「徹底的に」(ポイント③)説明していかねばなりません。
ここで、ポイントは3つあります。
最初のポイントは、「事実関係」です。
そもそも論ですが、プロパガンダを唱える者は、事実を極端に嫌います。
自称元慰安婦問題で、J・マーク・ラムザイヤー教授が、いわゆる慰安婦の強制性がなかったことを証拠付きで説明したら、具体的な証拠なしにそれを「妄言」「歪曲」と決め封殺しようとしたこと(『韓国紙、ラムザイヤー氏反論を妄言・歪曲と決めつける』等参照)は、その典型例でしょう。
あるいは、「強制労働」などと主張する意見に対しては、「年金に加入していた」、「給与を得ていた」となどの「ファクト」(『「強制労働」なのに年金加入?不自然過ぎる徴用工問題』等参照)をベースに、「強制労働はあり得ない」ということを、相手の言い分を徹底的に論破・粉砕していかねばなりません。
「強制徴用被害者が年金に加入していた」というのは、ストーリーとしても、かなりの無理があります。自称元徴用工側が日本共産党衆議院議員の支援を得て、厚生年金への加入が認められたという記事がありましたが、もしその年金加入が事実だったとすれば、むしろ自称元徴用工側が主張する「強制労働」というストーリーが虚偽であり、実態がたんなる応募工に過ぎない、という証拠ではないでしょうか。自称元徴用工問題の不思議さ自称元徴用工、すなわち「戦時中、日本に強制連行された」と自称する者たちが日本企業を訴え、韓国の最高裁... 「強制労働」なのに年金加入?不自然過ぎる徴用工問題 - 新宿会計士の政治経済評論 |
次のポイントは、説明する相手は「国際社会」である、という点です。
相手がわが国を貶めることだけを目的に、最初からウソをでっち上げている以上、二ヵ国間でいくら「協議」しても意味がありません。そうではなく、事実関係の説明も、最初から「国際社会に対して」行わねばなりませんし、該当国の意見に忖度(そんたく)する必要はありませんし、してはなりません。
外務省の2015年の大失態
そして、最後のポイントは、「相手国の立場には一切配慮せず、やるならば徹底的に相手のウソを粉砕すること」、です。
少しでも相手国の立場に配慮してしまうと、佐藤地(さとう・くに)ユネスコ大使(※当時)のように、あたかも関連する施設で強制労働がなされたかのような誤解を国際社会に対し与えてしまいます。
ここで、2015/07/14付の外務省『「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業」のユネスコ世界遺産一覧表への記載決定(第39回世界遺産委員会における7月5日日本代表団発言について)』などをもとに、佐藤地(さとう・くに)ユネスコ大使の発言を意訳しておきましょう。
「日本は非常に多くの朝鮮人を含めた労働者がいくつかの場所で、1940年代に厳しい環境の下、自らの意思に反して連行され、強制労働に従事させられた<中略>ということの理解の促進に向けた行動を取る準備がある」。
客観的に見て、この発言、「日本による朝鮮人の強制連行・強制労働」が事実であると、日本政府自身が認めたようにしか見えません。
さらに呆れたことに、これに対し、外務省はこんなことを言っています。
- 「意思に反して連れて来られ(brought against their will)」と「働かされた(forced to work)」との点は,朝鮮半島出身者については当時,朝鮮半島に適用された国民徴用令に基づき徴用が行われ,その政策の性質上,対象者の意思に反し徴用されたこともあったという意味で用いている。
- 今回の日本代表団の発言は,従来の政府の立場を踏まえたものであり,新しい内容を含むものではない。
- 今回の日本側の発言は,違法な「強制労働」があったと認めるものではないことは繰り返し述べており,その旨は韓国側にも明確に伝達している。
…。
なぜ当時の外務大臣は、この文章を書いた者を懲戒免職しなかったのでしょうか(※くどいようですが、当時の外相は岸田文雄・現首相です)。
まったく呆れて物も言えません。
どのみち「穏便にことを済ませる」ことはできない
ただし、日本の側が「穏便にことを済ませよう」としていたとしても、今回の件については、残念ながら、どのみち「穏便に」済ませることはできません。韓国メディア『中央日報』(日本語版)には今朝、こんな記事が出ていました。
日本、「佐渡金山」世界遺産推薦書を締切間際に提出…韓国は「全方向対応」へ
―――2022.02.02 06:47付 中央日報日本語版より
中央日報によると、日本政府が佐渡金山の世界遺産登録推薦書をユネスコに提出したことに関連し、次のように報じています。
「韓国政府は『全方向対応』に出る計画だ。外交部当局者は『政府は関係機関や専門家で構成された官民合同TFを中心に、国際社会と積極的に協調し、体系的かつ全方向的な対応を実施していく考え』と明らかにした」。
またしても、韓国側によるウソのプロパガンダが、全世界に対して展開される、ということです。
しかも、中央日報のこの記事自体、本文でも「佐渡金山は日帝強占期に多くの朝鮮人が動員されて過酷な労役を強いられた現場だ」というウソをさり気なく混ぜていますが、こうしたウソを放置しておけば、自称元徴用工判決などの韓国による国際法違反にも、何らかの影響をもたらしかねません。
結局は徹底的にやるしかない
ここで、当ウェブサイトでは以前から何度も申し上げてきた、「日韓歴史問題における本質的な2つの問題点」を繰り返しておきます。
日韓歴史問題における本質的な2つの問題点
- ①日韓間の請求権に関するあらゆる問題は、1965年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決済みであり、自称元慰安婦問題は2015年12月の日韓慰安婦合意で最終的かつ不可逆的に解決済みである。
- ②韓国側が主張する「被害」の多くは、(おそらくは)韓国側によるウソ、捏造のたぐいのものであり、最終的には「ウソの罪をでっち上げて日本を貶めている」のと同じである。
(【出所】著者作成)
日本政府が現在、強く主張しているのは①の部分ですが、じつは②の部分こそが大事であり、この点についてはファクトをベースに徹底的に反論していかねばなりません。そして、こうした「ウソとの戦い」は、佐渡金山の世界遺産登録が成功しようがしまいが、しばらく続くと見ておくべきでしょう。
いずれにせよ、拙著『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』などを含め、これまでに何度も申し上げてきたとおり、韓国が日本に対し、歴史問題などで不法行為を仕掛けてきた場合、それに対するコストを、利息を付けて韓国に負担させなければなりません。
おりしも、『「日本の友人」である台湾が3番目の貿易相手国に浮上』でも取り上げたとおり、日本にとっての貿易相手国としては、2021年に台湾と韓国の逆転が生じています。
2021年の貿易統計で、輸出、輸入ともに台湾が韓国を上回った結果、台湾が日本にとっての3番目の貿易相手国に浮上しました。外務省は昨年の『外交青書』で、台湾を「基本的価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人」と位置付けています。そんな大切な友人である台湾との関係が深まることは、日本にとっても重要な意味があります。貿易高で台湾が3番目に浮上ついに貿易高で台湾が「3番目の相手国」に浮上しました。財務省税関が先週金曜日に公表した『普通貿易統計』によれば、日本... 「日本の友人」である台湾が3番目の貿易相手国に浮上 - 新宿会計士の政治経済評論 |
そして、日本が米国をはじめとする友邦を巻き込み、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」を推進し、CPTPP参加国を増やしていくなどすれば、産業・経済・金融面でも日韓関係は大きく変わっていくのではないかと思う次第です。
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雑談板でクロワッサンさんが紹介された記事ですが、
「負の歴史も示す必要」共産・志位氏 佐渡金山の世界遺産推薦
https://www.asahi.com/articles/ASQ216DWVQ21UTFK020.html
いみじくも、共産党志位委員長がこうおっしゃっています。
「歴史は戦争ではない。歴史は事実が何よりも大事。正面から向き合うことが大事で、戦場にしてはいけない。」
この部分には完全に同意です。
ただ、この言葉が向けられたのは、なぜか韓国ではなくて、仕掛けられた歴史戦を戦うと言っている安倍氏なんです。(笑)
敵は国内にもいますね。
徹底的にやるなら「日韓併合は合法だった」を含めなければなりません。
「下関条約で朝鮮は、清の属国から解放されて、独立国になった」位まで、やりゃあ良いんです。
そのとおり
日本のおかげで独立出来て、併合のおかげで李氏朝鮮時代や現代よりも韓国人は幸せだったと証拠を元に世界に知らせるべきです。
法治国家なので、同じ国民を政府が奴隷の様に働かせるなど出来ない事を言うべきですね。
だんな 様
そのためにも、「未開な世界最貧国だった李氏朝鮮」を明確にすべきです。
イザベラバードの朝鮮紀行や、両班が乗った猫車を奴隷が引く写真なども、世界に向けて、大々的に宣伝しましょう。
技術がなかったからか、染料がなかったからか、宗主国が許さなかったからかは知りませんが、李氏朝鮮の衣服には染色が施されていなかったことも。K歴史捏造ドラマで使われるというきらびやかな衣装は史実に沿うものではなく、韓国独自の衣装といえば乳出しチョゴリくらいだということも。
そうそう、韓国独自の文化といえば、他にはトンスルくらいだということも。
直接関係がなくても、傍証として「貧しく惨めで未開な李氏朝鮮」を、とことん世界に向けて発信しましょう。
韓国が「そんな関係のないことまで言わないでくれ」と悲鳴を上げるまで、韓国の恥部を晒すのです。
宗主国に連綿と「貢女」を差し出していたことも、いい材料になります。
その他、ライダイハン問題、コピノ 問題、ラオスダムの決壊など、韓国が逃げ回っている卑劣な問題を各国が追求し易いよう、被害国を日本が支援する旨を明確にするのもいいでしょう。
併合前と後の南大門広場の写真も証拠として最適ですね。
韓国がどれ程ファビョっても徹底的に証拠を出して証明すべきです。
佐渡金山などの小さな狭い範囲でなく、これは全体を見渡さないといけない案件ですよね。
イーシャさま
「関係無い所を公の場で言う」は、好きですね。
中国絡みの話は、余り言わない方が良いように思います。
文科省の対応を見ると、期待出来ないので、タスクフォースのメンバーに期待したいと思います。
自民党は韓国政府の非難決議を出したとの事。頼りは、やはり隊長さんかな。
>「下関条約で朝鮮は、清の属国から解放されて、独立国になった」位まで、やりゃあ良いんです。
見てみたいですねー。「妄言」と上へ下への大騒ぎでしょう。韓国の「正しい歴史」では、李氏朝鮮は清との戦いに敗れ、形式的な朝貢を行なったものの、対等な関係であり、従属関係ではなかった、のですから。韓国の高校歴史教科書にそうありましたから、そう信じている人も少なくないでしょう。
三田渡の盟約は? 三跪九叩頭の礼は? 下関条約は? 何にも触れられていません。無かったことになっています。ポーツマス条約で、日本が朝鮮半島に優越的な権益を得たことは出てくるのに。
韓国が求める歴史問題の解決とは、韓国による歴史の捏造に付き合えということですから、日本が歴史の事実に真摯に向き合う程、解決は遠のくでしょう。ま、それでいいんじゃないでしょうか。
①韓国は条約も守れない「嘘つきの国」である
②韓国は度々遡及法が作られる「未開な国」である
③韓国はラムザイヤー教授の慰安婦論文に対して証拠で反論しない「卑怯な国」である
徹底的という意味では、このような問題が起きるたびにその都度かこつけて、上記の内容をセットで、日本国として韓国という国を世界に向けて宣伝して欲しいと思います。
大人げないと言われようが、韓国が嫌がることを積極的にやって欲しいと思います。
具体的な証拠を示さない相手に、事前の「二国間協議」は不要ですよね。どうしてもやるなら、外務省ではなく文化庁が「事務的説明会」をしてあげればよいと思います。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190712004800882
素朴な疑問ですが、日本で佐渡金山登録申請を批判している人や組織は、登録に反対しているのでなく、自民党政権に反対しているのではないでしょうか。つまり、ダブルスタンダードで立憲政権だったら、(しぶしぶかもしれませんが)賛同するということです。
立憲の人々は「安倍氏が総理の間は改憲の議論に応じない」と言って憚らない人々ですから、その支持者も「自民なら反対だけど立憲なら賛同」と言いだしても不思議じゃないです。
多分、「ダブスタじゃない」と言い張ると思います。
泉は佐渡金山の世界遺産登録に賛成とかいうポーズだけはしてますが、もし立件政権だったらそもそも世界遺産登録の話すら出ないでしょうね。
そりゃそうだなぁ、と思いました。
ただ、立憲政権だったとしても今回と同じように、産経が政府方針をすっぱ抜いて、世論に突き上げられて同じ結果になったかもしれません。
ここで怯まず韓国に配慮して登録見送りを選択したなら、岸田政権より初志貫徹力が高いということになるかもしれません。w
立憲が若者にも支持を伸ばそうと(本気で)思っているかどうかは、この佐渡金山登録問題で、若者も見ていることを前提にした行動がとれるかで分かるのではいでしょうか。(もちろん、新たな支持層を開拓するより、今の支持層を守ることに徹するかもしれませんが)
第4のポイントもあります。
それは今更言うまでもなく、わが国の外務省の存在でしょう。
官邸のタスクフォースには期待していますが、事なかれ主義の首相と外務省が変な横やりをいれなかければと案じています。
支持率目当てのジグザグ運転首相は官邸でも霞が関でもなく運転手は国民であることを思い知るべきでしょう。
どうせ
国民の声を聞かないと独裁
国民の声を聞けば衆愚政治
なんだろ
早速、韓国が、戦時中に佐渡の鉱山で朝鮮半島出身者が働いており、「強制労働被害の現場だ」と、選定撤回を要求したそうな。
これに対して文化庁は
「文化遺産としての価値はあくまで江戸時代が対象」と回答したそうな。
これではまるで江戸時代以降では強制連行、強制労働があったような言い方です。
もっとはっきりと
「自由意志で朝鮮半島出身の日本籍の労働者も働いていた時代もあったが、そもそも江戸時代が対象でその時代には朝鮮半島出身は出稼ぎに来てはいないので全く関係ない。」
といってほしかった。
それで決裂するなら国交断絶も視野に入れ、中国並みの対応を韓国に施せばよい。
そもそも、江戸時代の佐渡金山は、昔から強制労働の代名詞だからね
>これに対して文化庁は
「文化遺産としての価値はあくまで江戸時代が対象」と回答したそうな。
3流弁護士の手続き論的闘争戦術。
典型的な木を見て森を見ずの対応。戦闘に勝って、戦争に負けるパターンですね。
岸田さんには政府内部に優先順位をしっかり浸透させることを期待します。
第二次大戦中、兵役による国内労働力の不足を補うため、大戦初期には募集により、大戦末期には徴用により、朝鮮半島からの労働者が『佐渡島の金山』で主に坑内作業に従事していたことは事実です。
その上で、『佐渡島の金山』の世界遺産登録について、韓国政府の主張は次の2点になると思います。
➀ 『佐渡島の金山』では、第二次大戦中、朝鮮半島出身者への「強制労働」が行なわれていた。
➁ 「明治日本の産業革命遺産」登録時に日本政府が約束した「適切な説明(展示)措置」が行なわれておらず不十分であり、このことはユネスコとイコモスの共同調査団も指摘している。日本政府は、『佐渡島の金山』世界遺産登録の前に、「明治日本の産業革命遺産」登録時の約束を誠実に履行せよ。
これに対する日本政府の反論としては、
➀ 第二次大戦中に『佐渡島の金山』で朝鮮半島出身者が労働に従事していたことは事実だが、全て募集に応募した者または国民徴用令による徴用に従事した者であり、1930年に国際労働機関(ILO)で採択された「強制労働条約」が禁止していた「強制労働」が行なわれたことは無い。
➁ 「明治日本の産業革命遺産」登録時に約束した「適切な説明(展示)措置」については、日本政府は誠実に履行している。
どちらかと言えば、➁のほうが紛糾しそうな気がします。この問題を日本政府がどのように乗り越えるのか、注目したいと思います。
>➁ 「明治日本の産業革命遺産」登録時に約束した「適切な説明(展示)措置」については、日本政府は誠実に履行している。
の最後の文は
日本政府は史実に基づいた説明を誠実に履行している。
とした方が親切ですね。
名無しの権兵衛 さん
②については、『韓国政府の主張を受けて日本政府が事実関係の調査を行ったところ、韓国政府が主張する内容は事実では無かった』ってところですかね。
佐渡金山に関しても、軍艦島と同じく結局は韓国主張の嘘っぷり、出鱈目さを挙げていく状況に向かうと思うので、どうせなら最初からその状況に持っていくのが手っ取り早いと考えます。
何せ、韓国側が主張の一番の基礎となる「日韓併合は違法である」が、韓国が「違法である」との結論に導こうとした国際的な学術会議で、「違法とは言えない」との結論が出ている訳ですし。
ポイントは日本の韓国併合は合法的なものだったと言う点です。ここを避けたら負けます。
韓国はここを突かれることを一番嫌いますから徹底的に攻撃すべきです。
今迄働いた事がないニートが、いきなり肉体労働をしたら そりゃ自ら応募してたとしてもあとから強制労働だとか奴隷労働だとか文句の一つや二つ言ったりもするでしょう。
問題は世間様がその嘘を真に受ける事ですね。
もし、戦後すぐなら 一緒に働いた仲間もいますし、その職場も残ってます。
そのニートの嘘も一目瞭然でバレてしまいます。
李氏朝鮮の両班は、テニスをしてる欧米人に対し そんな事は奴隷にやらせたらいいのにと言うぐらい肉体労働を忌避してました。
それをニートと同じ様に労働に慣れてない人間の戯言と見える様な説明が望ましいかも。