参院選の投票先も「維新>立憲」=朝日新聞の世論調査
朝日新聞の世論調査によれば、来年の参院選で日本維新の会の候補者に投票すると答えた人の割合が、立憲民主党の候補者に投票すると答えた人の割合を上回ったようです。この背景には、単なる2つの政党の勢力が変わるというだけでなく、もっと大きな変化――たとえば、「マスメディアに対する有権者の信頼度」――という視点も加えてみると、面白いかもしれない、と思う次第です。
内閣支持率の最新版
昨日の『政党支持率「維新>立憲」定着か』では、当ウェブサイトで「定点観測」的に眺めている世論調査をもとに、内閣支持率や政党支持率の概要を確認してみました。
こうしたなか、本稿では朝日新聞の最新調査の結果も手に入ったので、昨日の2枚の図表をアップデートしてみたいと思います。
まずは、内閣支持率です(図表1)。
図表1 内閣支持率(2021年11月~12月)
メディアと調査日 | 支持率(前回比) | 不支持率(前回比) |
---|---|---|
日経・テレ東(11/10~11) | 61.0%(+2.0) | 27.0%(+2.0) |
読売新聞(12/3~5) | 62.0%(+6.0) | 22.0%(▲7.0) |
共同通信(12/18~19) | 60.0%(▲0.5) | 22.7%(▲0.3) |
産経・FNN(12/18~19) | 66.4%(+3.2) | 26.2%(▲4.5) |
時事通信(12/10~13) | 44.9%(▲2.2) | 24.0%(+2.7) |
朝日新聞(12/18~19) | 49.0%(+4.0) | 23.0%(▲4.0) |
(【出所】各社報道より著者作成)
当ウェブサイトで「定点観測」している6つの調査のなかでは、内閣支持率は時事通信と朝日新聞のものがいずれも40%台、というわけですが、朝日新聞の最新調査だと前月比4ポイント上昇したものの、依然として49%に留まっています(※ただし、日経・テレ東のものだけ11月の調査を掲載しています)。
このあたり、当ウェブサイトのこれまでの観測だと、自民党政権に対する支持率は、読売新聞が高めに、朝日新聞が低めに出る、という傾向がありますので、今回だけが特殊、というものでもないのかもしれません。
政党支持率の最新版
一方で、政党支持率については、図表2のとおりです。
図表2 政党支持率(2021年11月~12月、カッコ内は前回比)
メディアと調査日 | 自由民主党 | 立憲民主党 | 日本維新の会 |
---|---|---|---|
日経・テレ東(11/10~11) | 44.0% | 9.0% | 13.0% |
読売新聞(12/3~5) | 41.0%(+2.0) | 7.0%(▲4.0) | 8.0%(▲2.0) |
共同通信(12/18~19) | 43.8% | 11.6% | 12.5% |
産経・FNN(12/18~19) | 38.6%(▲1.6) | 7.2%(▲1.8) | 8.1%(▲3.6) |
時事通信(12/10~13) | 26.4%(▲0.8) | 5.0%(▲0.4) | 4.9%(+0.2) |
朝日新聞(12/18~19) | 36.0%(±0) | 8.0%(▲1.0) | 7.0%(▲2.0) |
(【出所】各社報道より著者作成)
こちらも同様に、自民党に対する支持率が20%台に留まっている時事通信の調査結果を除けば、どのメディアの調査でも30%台後半から40%台、といったところです。
これに対し、立憲民主党に対する支持率は、共同通信のものが10%台ですが、それ以外の調査ではいずれもヒトケタ台であり、しかも、時事通信と朝日新聞の調査結果を除けば、どれも支持率では日本維新の会に抜かれていることがわかります。
参院選での投票先、維新と立憲が「逆転」
こうしたなか、朝日新聞の昨日の記事で、こんなものがありました。
立憲「期待しない」43%、参院投票先は維新が上回る 朝日世論調査
―――2021年12月20日 20時10分付 朝日新聞デジタル日本語版より
47歳の泉健太氏が立憲民主党の新代表に選ばれたことについて、朝日新聞の電話調査によると、立憲民主党に「期待する」は40%、「期待しない」が43%にとどまったのだそうです。
また、来年の参議院選挙における立憲民主党の日本共産党との選挙協力に関しても、「進めるべきだ」が21%、「進めるべきではない」が52%だったのだとか。
「朝日新聞の調査だから、立憲民主党に「期待する」という回答がもう少し多いのかな」、などと勝手に感じていたため、ちょっと意外な気がしますし、少なくともこの調査結果からすれば、回答者の過半数が「立憲・共産」の選挙協力には否定的だ、ということでもあります。
さらには、朝日新聞の記事には「仮にいま、参院選があったならば、どの政党の候補者に投票するか」という設問も掲載されているのですが、これによると自民党が37%で政党支持率とほぼ同じですが、維新が16%、立憲が13%と、両政党の逆転が生じているのだそうです。
もちろん、朝日新聞のものに限らず、メディアが実施する世論調査に対しては、これを鵜呑みに信頼すべきではないことは言うまでもありません。
ただ、たしかに異なるメディアが実施するいくつかの政党支持率で立憲・維新の「逆転」が生じ始めているという事実、そして朝日新聞の調査ですら立憲民主党に「期待しない」という回答が多かったという事実を見ると、やはり、来年7月の参院選では何らかの「地殻変動」が生じる可能性もあります。
こうした「地殻変動」が良いことなのか、悪いことなのかはとりあえず脇に置くとして、個人的には来年7月の参院選までの動きについては、単に2つの政党の支持率が変わったというだけでなく、もっと大きな変化――たとえば、「メディアに対する国民の信頼度」――といった視点から眺める価値があると思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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参院選でのキャッチフレーズは「維新前進!」だったりするのかな?
どっかで聞いた気もするんだけど・・。
上手いなあ(^^♪
このところ、こちらのブログの更新が早くてついてゆくのが大変で、今日だけで5回目の更新です。もしかして、新宿会計士様はおヒマ?
各党の支持率と来年7月の参院選について、自民党が分裂するという少し大胆過ぎる予想をしています。理由は勿論対中国政策です。明日の中国ビジネスを心配する産業界にサポーターをもつ岸田政権と、日本が子や孫の代に中国領となり土地・資源や人を吸い上げられるのを見たくない安部派が割れる予想です。
もし立憲が健在なら安部派は最大派閥とは言え分裂して単独では先細りしかありません。しかし維新と安部派+岸田政権で冷や飯を食わされている議員が合体して、公明党なしの、より右寄り政党が出来れば、中国が毎日のように領海・空を侵犯している今日において、自民党のハト派に不満を持つ層とその他から、かなりの票を集められます。
もう一つの理由は岸田首相が選挙区で安部氏と因縁が深い林氏を外相に引き上げたこと。次の衆院選が何年後かは分からないけれど、例えば同じ選挙区から自民党の候補を二人は立てられないような状況を作り出して、高齢を理由に安部氏に引導を渡そうというストーリーを着々と準備していることです。安部氏が起死回生を狙うならば、まだ影響力の衰えていない来年中くらいしかしかないと思います。
しかし、維新が今後も勢いを増さないと絵に描いた餅になります。関西圏だけでは大分苦しいですが、東京でえらく顔を売っている維新創設者である橋下氏が関東で旗揚げして大阪勢と合わされれ希望はあるかと思います。
と、ここへ来て少し正気に戻って、・・・参院選だけで、そのような大転換が起きる可能性は難しいですね。自己欲求による希望的観測というやつでした。
維新の人は政権取るまでは鷹派な主張だったが
政権取ったとたんに、既存政権よりも徹底した鳩派になったけどね
新宿会計士様が意外だとご指摘以上に
朝日新聞でのこの調査数字は驚きです。
なんせこれまでさんざん
国民の意向とはかけ離れた主張のみならず
世論調査数字まであやしかったうえに、
はては勢い余ってか
もう操作してもしかたがない
出口調査の結果にまで(笑)
立憲民主党有利に肩入れしてきてしまった
朝日新聞さんの数字でもこの結果というのは
実態はさらに進んでいるのだろうと
感じます。
実質的に何もやっておらず中華コロナに関しても外交に関しても安倍ー菅ラインの遺産を食い潰しているに過ぎない岸田内閣の支持率が上昇している理由に関しては,私は次のように推測しています.
岸田政権は自民党政権ではありますが,安倍ー菅の時代とは異なり,茂木氏を党内を締める役の幹事長に据えて林氏に外相として日本外交を任せるという布陣を敷いており,共産チャイナのナチスもかくやと思わせる民族浄化に対する非難決議さえ拒否してしまったことでも実証されている通り,この政権が本質的に従中であるという事実が極めて明瞭になって来ました.
その結果,従中朝韓で反日売国を旨とするマスゴミ業界(特に主要新聞,テレビの東京キー局,共同通信,時事通信,電通など)は,自民党政権であるにも拘らず岸田政権を安倍政権や菅政権の時のように一種の虚報すら悪用してまでのネガティブな印象操作をしていない,これが岸田政権の支持率上昇に貢献していると推測します.
何故,従中反日マスゴミ界隈が岸田政権に対してそういう甘い対応をするかの理由を推測すれば,自民党政権だからと岸田政権を(安倍や菅政権と同様に)徹底的に叩いて岸田政権を下手に潰すと,次に立憲共産政権になれば彼ら反日マスゴミ連中の希望通りで良いのですが,次も自民党政権だと(岸田政権が既に露呈している問題を反省する結果として)対中警戒&対決という性格が強い政権となる可能性が大きくなってしまうので,従中という観点からは現状の岸田政権よりも大きなマイナスになる危険性が高いということでしょう.
要するに岸田さんは共産チャイナに魂を売ることでマスゴミからお目こぼしをして貰える結果として,国民から好印象を得ているということです.
同感です。
今のところ岸田総理は、安倍ー菅ラインの遺産を食い潰しているに過ぎないと思います。
マスコミは、泥舟状態の立憲民主党推しでは、自分達の将来も危ういと思ったのでしょう。
維新は自民よりも右なので推せません。
取り敢えず、リベラルで中韓配慮路線の岸田内閣を選択しているのではと思います。
今の国会は底辺校の生徒会長選挙で例えてみます。その様なものだと思うからです
自民党君も沢山の問題がある、たかが偏差値45の生徒なのですが、学年トップです
しかし対抗馬の、立憲民主党君と共産党君は偏差値35で、
「わたしわこうこうせいです」などと書いてしまう生徒です
しばしば、クラス内を立ち歩き、奇声をあげ、授業の邪魔をする、
よく高校入学できたなという生徒です
自民党君はコイツ等を見て、「勉強しなくても楽勝だな」と考えます。実際そうです
そうして、自民党君は「緩んで」いっています
(西村康稔が「国民は緩んでいる」といいましたね。お前ごときがと、大変腹が立ちました)
そして岸田君が生徒会長に当選しました。どう考えても、枝野君よりはまだマシだからです
しかしこうして、この学校の学力レベルは更に下がって行くでしょう
救いがあるとすれば、維新君と国民君の票も伸びた事でしょうか
これによって、立憲君と共産君が対抗馬として用済みになる事が、この学校のかすかな希望でしょう・・
何か面白い記事があったので載せときます。お粗末様でした
>立民支持層を年代別でみると、70代が占める割合が51・1%、60代が16・6%だった一方で、50代以下は32・3%にとどまった。現役世代の支持の弱さが改めて印象づけられた。
https://www.sankei.com/article/20211220-2DP4QEYKDFJWJMKWELCCYQVY3A/
リタイアしたジジババ連が暇つぶしに政治ネタで盛り上がるには、立民くらいの浮世離れした主張の方が面白いのです。どう転ぼうと生活は変わりませんし。
しかし現役世代は自分の飯が賭かってますからね、あまり変な話には乗って行けませんやね。
維新もあっち系だから、成長したら公明党とどっこいになるかな?
公明党もあっち系だし、仲間と見込んで又は取り込んで、維新公明党となるかが、問題だ。
基本的に政党は中道が良いのだが、新しく出て来る政党があっち系ばっかりで
ちっとも右翼系が増えない。
巷に溢れる黒いトラックは極右を偽装しているだけで、中身は極左だし。
極左になるには簡単だが、極右になるという事はかくも難しい問題なのだろうか?
(注:極左になるのは非常に簡単です。 教科書だけを一生懸命勉強したいわゆる優等生とか
不満をほんの少しでも持ち差別ダーと叫べば、簡単になれます。 極右の場合、広範囲な勉強が必要になります。 要:世界史と日本史+経済学)
ちょろんぼさま
>極右の場合、広範囲な勉強が必要
これに同意したらネトウヨに直行 … なんでしょうかね。
新聞記事を出し抜く積極姿勢は実際大事と痛感しています。
ちょろんぼ 様
>不満をほんの少しでも持ち差別ダーと叫べば、簡単になれます
私も、昔、失恋した時は革命運動に身を投じようと思ったものですww