英紙、「南京30万人犠牲説」に間接的に疑念を呈する
英メディアが「南京大屠殺(南京大虐殺)」について、「犠牲者数が30万人とする公式数値には疑問がある」とする話題を、間接的に報じました。中国が日本に対して仕掛けて来ている歴史プロパガンダを楽観視することはできませんが、それでも「外交ボイコット」の流れのなかで、欧米など第三者の目が当たることは、決して悪いことではありません。
自称元慰安婦などの歴史問題
自称元徴用工問題や自称元慰安婦問題を筆頭とする、韓国が国際問題化した、あるいは国際問題化しようとしている歴史問題は、その多くが韓国による捏造に基づく不法行為を見るべきだ、というのが、当ウェブサイトでもこれまで何度となく申し上げて来た論点です。
たとえば、自称元慰安婦問題に関しては、次の①~④という構成要素から成り立っています。
自称元慰安婦問題の構成要素
- ①戦時中(1941年12月9日~1945年8月15日の期間)
- ②日本軍が組織としての正式な意思決定に基づき
- ③朝鮮半島で少女のみ20万人を強制的に拉致し
- ④本人の意に反して戦場に連行して性的奴隷として使役した
(【出所】著者作成)
しかし、こうした①~④のストーリーのそれぞれについて、韓国側には確たる証拠などありませんし、むしろ自称元慰安婦らの証言や年齢などの客観的事実を集めていくと、①~④のストーリーと矛盾するものが多々出現してきてしまうのです。
この点、1993年に当時の日本の官房長官だった河野洋平が発した、いわゆる『河野談話』に代表されるとおり、歴代の日本政府自身がこの①~④のストーリーを明確に否定してこなかったことで、この問題は国際社会から、あたかも事実であるかのごとき扱いを受けているフシがあります。
いずれにせよ、ウソの歴史で日本が糾弾されるのは、多くの日本人が、本当に忸怩たる思いを感じる部分ではないでしょうか。
歴史プロパガンダの本家は中国
ただ、歴史捏造という意味では、それをさらに上回る国があります。
中国です。
中国は日本に対し、「南京大屠殺」(あるいは「南京大虐殺」)、すなわち1937年12月に日本軍が中国・南京を占領した際、中国の便衣兵や一般市民など30万人が日本軍の手によって犠牲となったとされる事件を、現在でも大々的に、国際社会に対して訴えています。
ただ、歴史的な史料、あるいは客観的な事実などに基づけば、そもそも南京市の人口が当時20万人だったとされるなかで、どうやって30万人もの人々を日本軍が手にかけたのか、謎が多いのも事実です。
個人的にはこの「南京大屠殺」、日本軍による何らかの戦闘行為はあったのではないかと思う反面、この「30万人」という数値自体、どうも信憑性に欠けるのではないか、というのが現時点での感覚でもあります。
もっとも、この「南京大屠殺」を扱った書籍や映画などが世界的にもベストセラーとなったことなどの影響もあるのでしょうか、「日本軍」「南京」「30万人」というキーワードが、世界中であたかも事実であるかのごとく、独り歩きしていることは間違いないでしょう。
このあたり、「日本自身が無実を晴らすのがとても難しい」というのは、自称元慰安婦問題と構造がよく似ているのかもしれません。
英メディアが間接的に「30万人に疑問」と報じる
ところが、何事もやり過ぎるのはよくない、といわれるとおり、ここに来てもしかすると流れが大きく変わるかもしれない、という兆候を発見しました。
英国の『ザ・タイムズ』というメディアが現地時間の12月17日に、こんな記事を掲載したのです。
Chinese teacher sacked for questioning death toll in Nanjing massacre
―――2021/12/17 10:25 GMT付 THE TIMESより
無料版で閲覧できる部分は導入部のみですが、こんなことが記載されています。
- 中国のジャーナリズム論の教授は、南京大屠殺で日本の手により犠牲となった人々の正確な人数を知ることは不可能であると述べたことを撮影され、その後、中国の国営メディアから批判され、解雇された
- この教授は、1937年の残虐行為で犠牲となったとされる30万人という公式の数値を巡っては、「犠牲者の名前などの具体的な証拠がなければ、中国の歴史小説の一般的な記述に留まる」と述べていた
…。
なかなか、興味深い話です。
自称元慰安婦問題、自称元徴用工問題などに関してもまったく同じことがいえますが、中国や韓国が主張する歴史問題には、具体的な証拠に乏しく、科学的・客観的な検証に耐えられないケースが多いのかもしれません。
そして、ここに来て米国が中国における人権侵害などを理由に「外交ボイコット」を表明し、これに英国、豪州、カナダなどが賛同するなかで、「中国がウソをついて歴史被害を水増ししている」という事実に、西側諸国でも気付く人が増えて来たことは、日本にとって決して悪いことではありません。
第三者の目が入ることは歓迎すべき
実際、やはり歴史の事実というものを究明しようとする動きは、止められるものではありません。
米ハーバード大のJ・マーク・ラムザイヤー教授による論考(『傾聴に値するラムザイヤー教授の「日本語メッセージ」』等参照)に代表されるように、歴史的な一次資料に基づき、その正確な実態をアカデミックに究明しようとすれば、どうしても国家によるウソにたどり着かざるを得ません。
この点、ラムザイヤー氏は日本語が堪能であり、本当の意味で「日本や韓国、中国などと無関係の第三者」といえるかは微妙ですが、ただ、歴史検証は徐々に広まっていく、という側面もあります。
その意味では、「南京大屠殺」に対し、日本とも中国ともまったく無関係のメディアが触れたことの意義はそれなりに大きく、欧米社会など「第三者」の客観的視点から光が当たるのは、日本にとっては歓迎すべき現象であることは間違いないと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
中国ほどの実力があれば証拠の一つや二つ容易く捏造できそうなものですが。
南京は当時人口24万人と言われ、先ず国民党軍による戦闘が行われ、その後帝国陸軍が侵攻し戦闘が行われた。貴方ならどうしますか? 国民党軍が来ると言う話が伝われば、普通郊外へ避難しますよね。その後日本軍が来ると聞けば、おいそれとは南京には戻らないでしょう。
また、人民解放軍は軍服を着用せず民間人との区別がつかなかった。明確なジュネーブ協定違反に該当します。
昔の中国では白髪三千丈と言い、三は沢山の意味も有りました。30万人殺害されたとは、沢山殺害されたと言う意味かも知れません。それが後世文字通りの30万に政治的に転化されたとしても、戦闘後ドイツ人宣教師が南京を歩いて勘定した死体(戦闘服を着用していない兵士も含み)5000人あまりであったとしても、彼等にとって矛盾を感じないかも。因みに、救国の英雄である毛沢東は、南京虐殺に言及して日本を非難した事はありません。
強いて言えば、林彪指揮する人民解放軍が新京(長春)を包囲、50万人を超える中国人を餓死させた事の是非を問うべきでしょう。
佐渡の番人様
中共の南京虐殺人数30万人として、当時の南京の人口24万人より
多いのは何故でしょうか?(ノーベル文学賞が欲しい人の説、40万人)
日本軍が南京入場した次の日の写真に中国人が笑って映っているのは、
プロパガンダ写真だとして、その写真に写っている中国人はキョンシー又は
ゾンビ? ゾンビとして、今の中共人の多くはゾンビなんだ~。
ジョークはこれまでとして、南京虐殺問題を造りあげたのは、米国の指示を
受けた中国在住米国籍宣教師によるものであり、英国がチョット何か言った
としても何も変わりはありません。
米国の中国利権を日本が犯したので、日本を懲らしめようとして起きた問題です。
南京の人口推移
http://seitousikan.blog130.fc2.com/blog-entry-123.html
>当時
※具体的(年月日)な表示がなければ説得力が低下すると思うのは私だけ?
本件にちょっとは関連しそうですが、現在の中国で起きている人権問題については昨日NHKで取り上げられていました。ごく普通の多くの人が視ていたと思います。公安の人間が交友関係を洗っていたりインターネット上に流れる情報も恣意的に改竄する様子も放映され、中国怖い、と感じた人は多かったでしょう。
私も昨日のNHKスペシャルは見ました。日本やトルコなど海外に住む反中国政府活動をしているウイグル族に対して国家安全部が中国にいる親族を脅して協力者になるよう迫ってました。中国にいる親族は脅されているのか、自分は幸せだ、国家に協力すべきだと言って説得する様は不憫でした。
先日、元共産党常務委員の張高麗に性的関係を迫られたと告発したテニス選手が、そんな事実はないとテレビに対してしゃべる姿もウイグル族に通じるものがありました。
ほんとのことを指摘した中国の教授も解雇され、真実はなかなか出てきません。中国ではそうやって嘘が宣伝され真実になるのです。
政府が南京大虐殺84周年というイベントを行うなか、それに反する授業を行った講師を大学が解雇したと言う論調が強いです。講義がネットに流れ炎上しました。また別の大学教員も別の理由で降格されたりしています。
コッチはわかりやすいし無料ですがSCMPなので後半は香港総督が中国政府を支持していると続きます。
https://www.scmp.com/news/people-culture/social-welfare/article/3160117/two-mainland-university-lecturers-punished
大人も子供も混じってたっていうなら、平均体重30kgとして30万人の遺体は9000トン。大八車に5人(150kg)ずつ乗せてどこかに運ぶとしたら大八車が延べ6万台。1台に二人がついたとして延べ12万人が働いた。アウシュビッツのような遺体焼却などの話は無いから、地面を掘って埋めたとしたら、地下に厚さ1mで遺体を占積率50%で埋めていったとしたら18000m2の土地面積。10m四方の墓地が180か所。厚さ50cmほど(2-3段重ね)なら倍の数。
で、南京近郊で大量の遺骨が出てきたのか????
かつての20万人も今の30万人も、理屈で言ったら有り得ない話なのは明らかであり、深刻な問題は、そんな作り話を何十年に亘って野放しにしてきた歴代の政治家・官僚と、対応を許さなかったマスゴミの責任が問われないことにあるように思います。
30万人も死んだというのなら、なぜ遺骨発掘事業をしないんでしょうね。南京へ行くと、「うちは何百年もここで商売してるんだ」という人とよく出会うといいます。30万人も殺しておいて、かなり殺し漏らしがあったのでしょうかね。
南京事件とやらがあった後、南京国民政府(汪兆銘政権)が成立してます。1941年に現代にして約3兆円規模の金を日本から援助してもらっています(英語のニューヨークの新聞で確認しました)。30万人犠牲説が本当ならこの汪兆銘とやらは30万の同胞の死体がまだ埋まっている地で、日本から3兆円のおこずかいをもらった厚顔無恥な男ということになります。
30万も死んでいるなら、はよ遺骨発掘事業をしなさいと。ついでに擁護するなら、ドイツでユダヤ人が600万も殺されたんなら、遺骨が見つかるはずです。なぜできることから検証しようとしないんですかね?
人間山を毒殺するのは可能だが
殺したとたんに1728人分の死体が発生するので処置に困る
とか小人が議論する小説があった気がする
元々は百度の動画が原因らしい
12/17 レコードチャイナ
https://www.recordchina.co.jp/b886712-s25-c30-d0052.html
https://www.recordchina.co.jp/b886706-s25-c30-d0052.html
12/18 サーチナ
http://news.searchina.net/id/1704290?page=1
日経報道はサーチナからの引用
中国の報道の数字は信用できない
中国や韓国の虚偽発言には、人口動態学的アプローチによって反論できるのでは?と考えるものです。
先ず当時の南京市の全人口がどれぐらいのものであったかを考えれば、彼等の主張がどれほど荒唐無稽なモノかが理解できますし、韓国人の云う強制慰安婦20万人説は朝鮮半島在住の朝鮮人人口がおよそ1500~1600万人だったことに基づけて考えるならば、どれだけ出鱈目だったのかがはっきり見えてきます。
当時の南京市の人口については、きちんとした統計も残されていない事もあり諸説あるのですが、概略20万人から50万人程度であったことは間違いないようです。これに南京政府関係者や軍隊(中華民国軍)の人数が15万人程度加わります。
しかし日本軍による南京陥落時にはこれら政府関係者や軍人らは真っ先に逃げ出したと云われておりますので、市街地に残っていたのは市民や数少ない便衣兵程度であったと考えるのが合理的でしょう。また戦火から市外に逃げ出した市民も相当数いたはずですから、実際に30万人も残っていたのかどうかは疑問の残るところです。
事実東京裁判の時、日本側の弁護士を務めたロヴィン氏が「南京に於て殺害された数は30万となって居りますが、私の承知して居る範囲に於きましては南京の人口は20万であります」と発言したとき、ウェッブ裁判長が慌てて制止した、という記録も残されているそうです。
まぁ実際に30万人という人数は、私が現在暮らしている街の人口よりやや少ない人数ではありますが、これらを僅かな日数で殲滅(ジェノサイド)できるのかどうかは、少しでも想像力のある人間であればすぐに判りそうなものです。
第一死体は勝手に消えてはくれません。必ずや生き残った者が何らかの処理を行わなければ、市街地には膨大な遺骸が残されたままとなります。当時南京を陥落させた日本軍に30万人もの遺骸を処理できる能力があったとでも云えるのでしょうか?南京陥落時の日本軍の総兵力は10万人から12万にという説が有力だそうですが、中には戦闘によって死亡あるいは負傷した兵もいたでしょうし、なによりも上級将校から兵卒までをも含んだ人数ですから、実働できる人数ははるかに少なかったと思われます。
仮に30万人もの市民が犠牲になったとするならば、そして日本軍総出で死体処理を行ったとするならば、日本兵1人が3人ずつの南京市民を埋葬しなければ、処理しれないのです。しかし、実際にはそのような大規模な処理を行ったという記録は、日本軍には一切ありません。実に不思議な話です。
また朝鮮半島在住の強制慰安婦の人数ですが、この20万人という数字は男女合わせた人口の実に1.25%に相当します。ということは全女性の約2.5%に当たるわけです。そしてその全女性のうち慰安婦として活動可能な年齢層(おそらくは17~18歳から30歳ぐらいまででしょうか?)という条件で絞り込んでいけば、このパーセントは更に大きな数字となってくるでしょう。
おそらくは慰安婦として適齢年齢の女性のうちの数十パーセントが強制的に連行されなければ、到底成立しうる数字ではないことは、少しでも算数(数学ではなく)ができ自分の頭で考えることのできる人間であれば、判ることだと思えるのです。これまた実に不思議にして奇っ怪極まるなる話ではありませんか。
中国には、白髪三千丈という言葉がありますね。
私が子供の頃、髪の毛は抜け始めてわかる長~い友だち、というCMがありましたが、白髪は伸びはじめてわかる長~い嘘の始まり、という理(ことわり)のことなのかもしれません。
よくある南京大虐殺否定論者への反論として、
「数の問題ではない。30万が3万だったなら、悪くないとでも言うのか?」というのがある。
確かに、犠牲者が3万人だったとしても、日本軍による非戦闘員への無差別虐殺があったとしたら、許されることではない。
しかし、30万か3万かの違いは、“殺し方”の大きな違いにつながる。
日本軍の南京入城の日時は分かっているので、その日から何日間で起こったことなのかも分かる。
もし30万人なら、それこそ中国人のイメージ通りに、日本軍は見かけた市民を手当り次第殺して回らなければ、短期間でそれだけの犠牲者は生み出せない。
一方、3万なら、戦闘に巻き込まれたりして亡くなった方の数として、不自然ではない。
ぼっつ さん
そもそも南京で日本軍が殺したのは便衣兵や便衣兵と勘違いされた市民だって考えるのが合理的で、3万人だろうと全員が市民って訳じゃなくて、という。
いわゆる「南京大虐殺」については、まずそのような事件が本当に発生したのかどうかという問題と、何人の犠牲者が出たのかという問題を分けて議論する必要があります。往々にしてそれらの議論はごっちゃにされ、例えば「30万人説」を否定すると「お前は事件そのものを否定するのか!」と激昂する人がいたりします。そういうよほど頭が悪いか、または政治的目的をもった煽動を目論んでいる人たちには引っ掛からないようにしましょう。
一応簡単にまとめておきますが、まず南京陥落後の混乱時に、日本軍によって殺害された民間人および捕虜がいたのか、つまり「事件」そのものがあったのかどうかという点ですが、この点については「あった」ということでほぼ確定していると思います。
1980年代に偕行社(旧陸軍の将校クラブ)が南京戦に参加した陸軍将校から証言を集めたところ、確かにそのような事例があったという多くの証言が集まりました。それらを集計すると、概ね3000人程度から1万人程度の範囲で、民間人や捕虜を殺害したと推計されました。その他の調査と合わせると、少なくとも数千人、最大で2万人弱の犠牲者があったものと考えられます。旧陸軍将校が戦後もだいぶたってからわざわざ嘘を言うとも思えませんので、「事件」と呼ぶに足ることが発生したことはまず確かであると考えます。
その一方で「30万人説」ですが、こちらについてはほぼ中国共産党の駄法螺と考えて良いと思います。当時の南京の推定人口が約25万人程度であり(1)、陥落1か月後の城内の様子などの証言などから、全住民を殺したなどとは考えられません。おそらく、中国伝統の「屠城」からの発想で、プロパガンダとしてそう言われたものと考えるべきでしょう(2)。
(1) 元々の南京の人口は約100万人だったものの、戦火の広がりと当時の民国政府の混乱
ぶりから多くの住民が逃げたため、残ったのは25万人程度だったとされています。
この点を考えると、当時の人口推計にはかなりの幅があっても不思議はありません。
(2) このようなプロパガンダは他にもあり、例えば、一時期よく喧伝された「三光作戦」
ですが、多くの日本人はこの字面をみて「???」となるでしょう。実は、現代中国語
では「光」という字に「~し尽くす」という意味があります。日本語ではありえない
用法ですので、「三光作戦」という呼称が中国製であるのは明らかだと思います。
ということで、現時点での私なりの結論は「『南京事件』は確かにあったが、犠牲者30万人というのは虚構である」というものです。そして、犠牲者の数を最小限に見積もっても数千人の犠牲者を出した以上、南京攻略司令官であった松井大将の責任は免れないと考えます。国民党軍唐生智上将の出鱈目ぶりとか便衣兵の存在を考慮に入れても、免責とはされないでしょう。
そうです、まず「三光作戦」という用語から疑わないと。日本語の「光」には「しつくす」という意味がありませんから。
日本軍の作戦名に外国語である英語で「Operation Enduring Freedom」と言ったりしません。考えればわかることなのに。
記事を検索していたら、朝日の怪しげな記事がありました。まず「中にいる敵」からどうにかしないと。
私も龍様の説明のとおりだろうとは思いますが、中国の宣伝戦の力は強力なので、嘘を覆すのは大変です。ところで、私が三光作戦という言葉を初めて知ったのは20数年前の高校の世界史の授業でした。今思うとだいぶ左な先生ですが、その頃から中国の宣伝は日本の教師にまで浸透してたわけです。
月給を全部使い切ってしまう人を月光族と言うらしい。
ここでも光が滅すると使います。
三光作戦は小学生の頃、左翼の先生に教えられました。
その時に、何故光にしつくすと言う意味があるのか、日本語の使い方がオカシイと思ってました。
そして、何故南京だけに虐殺があったのか?
それだけ残虐な日本軍なら行く先々で虐殺があろう筈なのに、なぜ南京だけなのか?
それは、首都を落とされたら虐殺されるという中国の常識があるからで、日本には住民を虐殺する理由も文化もないのに起きたと言うのが不思議に思ってました。
sey g様
横山光輝の漫画ですが、史記を読んでると、都市を攻め落とす時に何十万人も虐殺する場面が時々登場します。特に秦が長平の戦いで趙の捕虜40万人を生き埋めにしたとか、当時の人口からしても明らかに誇張された数字が出てきます。もしかしたら、南京もこのノリなのかもしれません。
そーいえばキングダムにもそういうシーンがありました。
イギリスもアメリカもさんざん中共の味方になって日本叩きしてきましたからね。
中共は無関係ですが、米大統領FDRは戦時には日本兵の人骨で拵えた文具を執務室で愛用していたという猟奇的な話もあります。
それにしても中共を国連安保理常任理事国にして台湾を外した経緯はさっぱりわかりません。対ソ牽制に利用できる、ソ連に対抗するためならなんでもいい、ぐらいに考えていたのか?
今回の話も、ごくごく弱い関連性で「間接的に」述べただけなので、イギリスが当時(も今も)中共の「南京大虐殺」を肩を持って日本を異質な国、残虐な国として居たことには変わりないし、今後も当分見直して日本に謝罪するような事にはならないと思います。
ちなみに日共内部では帝国主義一般に関しては「悪いもの」という話はしてきたが、ことその話が日本や大東亜戦争の件に及ぶと「それはそれ、これはこれ」と話の中から忽然と消え失せ日本だけが「日帝ガー」という中共のような物言いになっておりました。「歴史の先生」然としていろいろ本を書いていた不破哲三氏にしても同様。
週刊新潮の高山正之氏のコラムを発見して当時は反発しながら「批判的に」読んでおりましたが、かなり教えられるところが多かったです。
南京戦については、どちらの主張も犠牲者数・人口に囚われがちですが。どうも圧倒的なスーパー日本軍があわれな民間人しか居ない南京を蹂躙したかのような印象の”設定”がまず問題に思います。
日本軍は事前の上海戦で消耗していること、蒋介石が戦略では日本軍の前線を遠く広くさせ外国の支援を待ち、戦術では撤退戦術、焦土戦術を採用しており、南京は足止めに使ったとはいえそれなりの兵力を置いていたこと、その兵力差は日本側20万に対し中国側6万~十数万と、よくいう「攻城戦には攻め手は3倍の兵力を要する」に違わないこと(その上、中国側は当初防衛側は20万だぞと虚勢をはっていた)から日本軍が最初から民間人を狙って殲滅を企図するなどというナメプする余裕はないこと、外国首都入城でもあるため一応は規律徹底を呼びかけていたこと(ただし実際の規律は緩かったという説も有り)、南京は(中心部は)城塞都市である上に住民の事前脱出が確認されていること……等々。
そもそも敗北側とはいえ中国側の資料があまりに少ないのが、後出し設定し放題の現状の原因です。冷徹な歴史研究に任せてほしいものです。
脱北者のyoutuber(なぜか日本在住)がその父親にインタビューと称してその祖父からの伝聞としてまったく史実に基づかない証言をしており、ことごとくコメントで論破されてますがそれにはまったく反論せず、引き続き刺激的なタイトルで視聴数を稼ぎ広告収入を得ている模様です。(アホな日本人がお涙頂戴話にコロっと騙されコメントしている様はため息が出ます)
これも奴らにとっては証拠など関係なく、捏造でもなんでも証言さえ表へ出せば飯の種(利権)となると思ってる証左です。
http://yu77799.g1.xrea.com/giseisha.html
上のブログの孫引用ですが、
秦郁彦氏が「今となっては南京アトローシティによる正確な被害統計を得ることは、理論的にも実際上も不可能に近く、あえていえば”神のみが知る”であろう」
と述べたと言う事ですが、これに全面的に賛成します。
もはや、中国共産党、日本の右派左派のプロパガンダの影響を除去するのは当面不可能です。
せいぜい、最小人数から最大人数まで併記して、諸説あること述べるしかできません。
ただ、だからこそ中国側の三十万人と決めつけるのは明確に違うと言い切れます。
いつの間にか20万人から「30万人」説が定着してしまっていますね。しかし分かってよかったことは、「反日」の影の工作員はアメリカであって、イギリスはたまにこういう記事を書いてくれます。アメリカよりむしろ違う見方をしてくれるのがイギリスだったりします(まあ、BBCとかガーディアン紙とかいい加減な面もありますが)。むしろアメリカからはこうした検証記事は出ないでしょう。日米関係とは別に、イギリスと仲良くやってゆきたいものです。
我々が知るべきはまず第一に、中国人には「同朋意識(広い意味での)」や「同情」というものがありません。南京虐殺や靖国参拝反対などは、日本の社会党や朝日新聞などのメディアが中国に勧めたプロパガンダなんですが、「(国民党の蒋介石という別の皇帝の時代の出来事である)南京の出来事が私たちに何が関係あるのか」と、当時の中国共産党員には(仮に南京虐殺が真実だとしても)我々と何の関係があるのかといった、冷淡な態度でした。彼らには国家がつながっている実感や、同民族意識というものが希薄だということです。他人の痛みも分からない、それが中国人です。
中国にある南京虐殺記念館なるものに、南京虐殺の本当の証拠の写真は一枚もありません。私程度の知識でも、全部喝破できるほどです。19世紀に撮られた写真、そもそも捏造写真、実は日本人被害者の写真、日本の新聞社によって取られた別の目的の写真などなど。例えば、日本兵が普通に地元の農家から鶏や野菜を買って喜んでいる写真を「南京市民から食料を強奪した日本兵の写真」と嘘のキャプションをつけたりしています。
我々が心しておくことは、「反日」は徐々にフェードアウトしていくものではなく、逆に(中国の伸張に伴い)ますますひろがってゆくものだということです。我々の子供、孫の世代は対反日の知識がますます必要になるということです。
外国では、アメリカから出た「レイプ・オブ・南京」なるバカ書物が広く浸透してます。普通のアメリカ人はバカなので、小説・映画といったものも「第一文献」のように扱うバカ国家です。
この本の、今英語のウィキをチラ見しましたが、「ベストセラーでノンフィクションの著」とはっきり明言されています。これだけでも反日の裏ボスがアメリカだとわかります。
参考に英語アマゾンのこの本のレビューを見てみましたが、やはりたくさんのバカアメリカ人のレビューが並んでいるだけです。
作者のアイリス・チャン(個人)はジャーナリズム専攻、大学院に進んだようですが徹底的に調べたのですが何を先行したのか分かりませんでした。
まずおバカさんは科学の入っていないジャーナリズムとかいう学問を専攻している点、歴史を専攻していないので、文献を読み解く力があった激しくか疑問です。日本語や中国語の翻訳者を雇って書いたようですが、「翻訳家」には、文献の良しあしが分かりません。この本はあやふやな文献(多分証言でしょう)をもとにしたいい加減な小説程度のレベルです。作者が死んでいる、というか殺されたのではと思われる不審な点もありますし。
ええっ!? あれって小説じゃなかったんですか!!?
全く読む気にもなれませんでしたので、「作品」への評価は避けますが、駄法螺を繋げた小説なんだとばかり思ってました。いや、あからさまなプロパガンダだろうとは思っていたのですが、まさかノンフィクションと銘打たれていたとは知りませんでした。
まあ、アメリカ人ならば「山海記」をノンフィクションだと言っても信じそうだしなぁ……
>龍様へ
私もあれってレベル的には「小説」だと思うんですが、ノンフィクションとして紹介されていますし、あの本のアマゾンレビューに「こんなひどいことが行われるなんて」といったおバカコメントで埋め尽くされております。「一番優れた国」みたいに言われていますが、1流のところは確かにありますが、映画を「一時文献」に扱っちゃう国ですからね。レベルが低いところは低いです。
アメリカ人、民度が低いんで困りますよね。映画『ゴジラ』を実話だと思っている人もいるくらい。
所詮は彼らもシロケダモノですから。
東中野 修道, 藤岡 信勝著
『「ザ・レイプ・オブ・南京」の研究―中国における「情報戦」の手口と戦略』
上記、おすすめです。
「レイプ・オブ・南京」は、アイリス・チャンが世界抗日戦争史実維護連合会より資料や写真などの提供を受け、全面的協力のもとに書き上げた書物。
日本語版出版に際し、東中野氏等は史実と異なる点の訂正又は文末註の追加を申し出たところアイリス・チャン氏に拒絶され、やむなく「レイプ・オブ・南京」の日本語版出版は断念したという。なお、『「レイプ・……」の研究』には、捏造部分や他所からの写真借用などが詳しく解説されている。
同じ東中野修道氏他共著の「南京事件 証拠写真を検証する」と「南京事件 国民党極秘文書から読み解く」という著書もあります。
証拠写真とされているものを相当な数検証されていて、よくここまで調べたなと思います。
生まれながらにして嘘を身につけている中国人(中華の方々)
世界が真実をいくら言おうが何も変わりません。
ビジネスで成功する人。それは悪い人。と聞きました。
自由民主主義は時間が多くかかり雑音(情報戦)に弱い
その間に専制国家は先に進んでしまいます。
現在の中国について言えば「天子を頂く国」。此につきます。
人民は 国土 は全て「天子様」の意のままに有ったり無かったり。
「昭王」が合従連衡で周囲の国を従えたのと何も変わりません
従える国中に「ロシア」も入るのですが
名古屋市長の河村たかしが「南京大虐殺はデマ」という意見広告を中日新聞に出そうとしたら、拒否されたという事件がありました。彼の父親が南京に入城した部隊の一兵卒だったから、当時の事情を聴いており、中国の言うことはでたらめだということを知っていたからです。爾来、国会議員のときに、国旗・国歌法制定に反対票を投じた河村たかしは、名古屋の一等地にある国有地が中国に払い下げらるのを阻止する等、中国のソフト侵略に対抗するスタンスをとっており、その意味では、評価に値すると思います。因みに、最近の中国の横暴のエスカレーションが明らかになるにつれて、北岡伸一教授の論調も、媚中色が薄れつつあるやな感じがします。
別にどうとも思いませんね。基本、英国人、欧米人は東アジアに関心がなく、その場の外交関係の良し悪しと好き嫌いで世論が変わってるだけですよ。第二次大戦前後の1930年代やバブル期の80年代、90年代は日本が脅威(と欧米側で思っていた)から中国のプロパガンダに乗っかって、日本側を「悪者」にしていただけだし、今は中国が世界的(少なくとも欧米や英国では)に顰蹙を買っているので中国側が「悪者」になっただけ。
南京「大」虐殺の数の矛盾なんて少し調べればわかることだし、チベット・ウィグルの問題なんて何十年前からあるのやら・・な話なのに今まで話が盛り上がらないというか関心を集めなかった方がよほど不思議です。
また何十年かして日本が彼らの「脅威」となり(来るかな?そんな時代)、中国が「哀れな貧しい国」になれば、また、南京「大」虐殺は「真実」になるんじゃないですか?