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    Categories: 外交

これが脅し?中国が日本に「関係再考する」と「脅す」

いまや一介の議員に過ぎない安倍晋三総理の発言に、中国が激しく反発している件で、続報がありました。「台湾を巡り日本がさらなる行動を取れば、中国は日中関係を再考するぞ」と「脅した」、というのです。でも、それってそもそも「脅し」になっているのでしょうか?個人的には、「再考したければ、どうぞ」と言い放ってお終い、という気がしてならないのですが…。

中国政府の反応がわかりやすい!

ここのところ連日、中国の動向を報告しているような気がします。

米国は中国における人権侵害などを理由として、いわゆる「外交ボイコット」の方針を発表しましたが(『米国が北京冬季オリパラ「外交ボイコット」を正式表明』等参照)、これに対し、中国外務省は大変にわかりやすい反応を示したからです。

米ホワイトハウスのサキ報道官は北京2022オリパラに関し、事実上の「外交ボイコット」をする方針を明らかにしたようです。といっても、五輪自体をボイコットするわけではなく、あくまでも「政府代表を送らない」というものです。こうしたなか、日本は欧米諸国の対中人権制裁に同調しなかった過去もあります。日本がFOIPを推進するという立場にあることを踏まえるならば、岸田政権には迅速な対応を期待したいところでもあります。本日の「速報」です。米国が来年の北京冬季オリパラに対し、外交官や政府代表などを派遣しないことを...
米国が北京冬季オリパラ「外交ボイコット」を正式表明 - 新宿会計士の政治経済評論

具体的には『米「外交ボイコット」に対する中国のわかりやすい反応』でも紹介したとおり、中国側はやたら舌鋒鋭く、「(米国の措置は)両国関係を傷つける」、「断固たる対抗措置を取る」などと述べたからですが、本当に自分たちにとって都合が悪い話が出てきたら、口をつぐむことができない人たちなのかもしれません。

米国の北京オリパラ「外交ボイコット」に対し、やっぱり中国外務省が舌鋒鋭く批判しました。本当にわかりやすい国です。口をつぐむということができないのは中国の特徴なのかもしれません。その一方で、わが国はこれにどう対処するのか、とくに「決められない」岸田首相の性格が悪い方向に出ないかについては、大変に気になるところです。「口をつぐむ」ということができない中国外務省昨日の『米国が北京冬季オリパラ「外交ボイコット」を正式表明』で「速報」的に取り上げましたが、米ホワイトハウスのジェニファー・サキ報道官は現...
米「外交的ボイコット」に対し中国が予想どおりの反応 - 新宿会計士の政治経済評論

そして、こうした「中国節」は、日本に対しても全開です。

安倍総理の台湾外交に中国が反発』では、岸田文雄・現首相が率いる政権の閣僚でもない、一介の衆議院議員に過ぎない安倍晋三総理の発言に対し、中国外交部が舌鋒鋭く批判を展開した、という話題を取り上げました。

安倍晋三総理が昨日、台湾のフォーラムにリモート登壇し、「台湾のTPP参加を支持する」、「台湾有事は日本有事だ」などと発言。これに中国が猛反発したようです。安倍総理は首相在任中にはなかったフリーハンドを得たようであり、今後はさらなる活躍も期待できそうですが、それにしても中国というのも、本当にわかりやすい国だと思う次第です。安倍総理は退任後も存在感安倍晋三総理といえば、2012年12月26日に再登板して以来、2020年9月16日に辞任するまで、連続してじつに2822日にわたって在任しただけでなく、第一次政権も含め...
安倍総理の台湾外交に中国が反発 - 新宿会計士の政治経済評論

もっとも、『安倍晋三総理の自由度は公職を離れて飛躍的に増加した』でも触れたとおり、安倍総理の側は「一国会議員に注目してもらい大変光栄だ」などと、中国に対しキレッキレの反応を示しているのです。

一介の衆議院議員の発言に中国外交部が反発するというのも凄い話です。安倍晋三総理大臣は、却って公職を離れたことで発言や行動の自由度が飛躍的に高まったのかもしれません。靖国参拝、対台湾議員外交などでさまざまな活躍をしている安倍総理ですが、例の北京五輪「外交ボイコット」についても発言があったようです。一介の議員の発言に中国が反発先日の『安倍総理の台湾外交に中国が反発』では、台湾のフォーラムにリモート登壇した安倍晋三総理が「台湾有事は日本有事」、「台湾のTPP参加を支持する」などと述べたことに対し、...
安倍晋三総理の自由度は公職を離れて飛躍的に増加した - 新宿会計士の政治経済評論

考えてみれば、安倍総理は8年近くもの間、揚げ足取りを専門とする野党やオールドメディアの執拗な攻撃をかわし続け、大型国政選挙にも6回連続で勝利して政権を維持し続けた人物でもあります。

独裁国家の報道官ごときがかなう相手ではありません。

中国が「関係再考」と「脅し」(?)

こうしたなか、産経ニュースには昨日、共同通信のこんな記事が掲載されていました。

中国、対日関係再考と脅し 香港紙報道

―――2021/12/9 22:07付 産経ニュースより【共同通信配信】

共同通信によると、香港紙サウスチャイナ・モーニングポストに9日、中国外交部の華春瑩(か・しゅんえい)外務次官補が「台湾をめぐりさらなる行動を(日本が)取れば、中国は両国関係を『再考』すると垂秀夫駐中国日本大使を脅した」とする記事が掲載されたのだそうです。

いろいろとツッコミどころだらけの話です。

そもそも「台湾をめぐる言動」も、日本政府の公式の立場を反映したものではありません。

総理大臣経験者であるとはいえ、また、自民党の最大の派閥の会長であるとはいえ、安倍総理はあくまでも「一介の衆議院議員」に過ぎませんし、その「一介の衆議院議員」が台湾のフォーラムで発言した内容にすぎないからです。

もちろん、安倍総理が再々登板する可能性はゼロではありませんが、安倍総理のことですから、もしそのようなことがあれば、総理大臣として相応しい言動をするでしょう。

また、「再考する」と言われても、「はぁ、そうですか」としか言い様がありません。

このあたり、米国との対立が激しくなり、また、欧州からも人権抑圧状況に対する疑念の声が高まるなか、日本との関係を決定的に損ねるわけにはいかないという中国政府の苦しい内情が、「再考する」という、脅しにもなっていないような微妙な表現に尽くされているように思えてならないのです。

これが「外交上手な国」と思えない

いずれにせよ、ここ数日、当ウェブサイトでもしばしば議論していますが、どうも中国という国は、外交が上手ではないように思えてなりません。周辺諸国を敵に回しまくっているからです。

日本に対しては東シナ海における領土挑発を強めていますし、フィリピン、ベトナム、インドネシアなどASEAN諸国とも南シナ海における領土問題を抱えています。

さらには、中国にとっての最大の「資金供給源」であったはずの英国を、香港問題で敵に回しつつありますし、チベットやウイグルなどにおける人権侵害疑惑は、欧米諸国に対し、大変に強い反発を招いているからです。

このあたり、『外交ボイコット巡り優柔不断な首相に保守系議員が不満』でも見たとおり、日本の岸田文雄首相の煮え切らない反応は気になるところではあります。

「岸田首相、大丈夫ですか?」――思わずそう言いたくなる今日この頃です。10万円給付金を巡る混乱に続き、今度はバイデン政権が打ち出した外交ボイコットへの煮え切らない態度。どうも岸田文雄政権については、見ていて不安になります。自民党内では保守系議員らからの突き上げもあるようですが、その一方で親中派議員からは政府の煮え切らない態度に理解を示す向きもあるようです。カナダも外交ボイコットへ=産経『米紙「ジェノサイド五輪」:外交ボイコットは広まるか』でも報告した北京五輪の「外交ボイコット」に関連し、その後も...
外交ボイコット巡り優柔不断な首相に保守系議員が不満 - 新宿会計士の政治経済評論

ただ、それと同時に、現在の中国が世界の主要国を相手に、どんどんと立場を悪くしているように思えるのは、中国の自業自得、という側面もあります。

いずれにせよ、中国が産業や金融で世界に覇を唱えようとしているように見える点に対しては、引き続き関心を払い、警戒を緩めるべきではありませんが、それと同時に、中国はとうてい、「外交上手」な国には見えないとも思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (67)

    • sqsq さん

      日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/nc_seimei.html
      >二 日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する。

      此方との整合性を如何持たせるかですかね。

      • 「台湾は中国ではない」でオシマイでしょう。
        ついでに、「日本政府は中華民国の大陸反攻を支持しない。大陸における唯一の合法政権は中華人民共和国であるとする認識はいささかも揺らいでいない」としておけば、北京は絶対に容認しないでしょうが、一つの主張ではあります。
        つまり、故李登輝総統が言われた「一つの中国。一つの台湾」ですね。

        • >「台湾は中国ではない」でオシマイでしょう。

          台湾自身が憲法を改正して,少なくとも「我が国の領土は台湾島および附属島嶼だけである」と領土の規定を改めない限り,その理屈はどこにも通用しませんよ.

          仮に台湾がそのロジックを成立させるために憲法改正を行うのであれば,同時に国号も従来の「中華民国」でなく「台湾共和国」のような「中華」という語を捨て去った国号に改めると尚良い.

          いずれにしても以前から何度も書いている通り,台湾自身が憲法を改めることで「我が国は中国ではない」と世界に向けて宣言しない限り,「一つのチャイナ」を呑んで共産チャイナと国交を結んでしまった国々が台湾にしてあげられることは極めて限られています.

          要するに

          >つまり、故李登輝総統が言われた「一つの中国。一つの台湾」ですね。

          という故李登輝さんが掲げた台湾独立の理念を,台湾自身が憲法改正によってちゃんと中身を入れて実体化する作業が不可欠だということです.

          現時点の台湾(というか中華民国)憲法では「一つの中国。一つの台湾」という理念と完全に矛盾していますから.何しろ台湾も共産チャイナも領有権を主張する領土がほぼ同じですから,どちらかをその領土の正統な統治者と認めれば他方は否応なく反乱軍と看做すしかありません.

          • 中華民国憲法に規定された中華民国の領土とは以下にあるのみです。

            第四条 中華民国の領土は、その固有の領域による。国民大会の決議を経なければ変更することができない。

            また、憲法には国民大会及び立法院議員の選出にあたって、蒙古各盟など大陸からの選出を想定した項目があるのですが、2006年の憲法修正により、いずれも「自由地区の直轄市および県市」からの選出と改められており、大陸からの選出は排除されました(憲法修正第一条および第四条)。さらに、修正第九条により、事実上台湾省が廃止されています。

            なお、修正第十一条に見るように、「自由地区」と「大陸地区」という言い回しがなされているように、「大陸地区」が憲法第四条に言う「固有の領域」には含まれていないとまでは明言されていませんが、同時に大陸地区が「固有の領域」に含まれているとも明言されていません。

            以上から考えると、特に中華民国憲法を改正せずとも、「一つの(大陸)中国、一つの台湾」という主張は可能だろうと考えます。

            参考: https://www.roc-taiwan.org/jp_ja/cat/15.html

        • 無役の蓮舫さんに

          「台湾は国ですよねぇ?」

          「だからペラ紙一枚の黒塗り国籍離脱証明書国会に持って来たんですよねぇ?」

          「中華人民共和国も多重国籍認めてないですよねぇ!」

          って聞いてみたい。

          まさか国家だとまるで思ってない所の国籍離脱証明書って偽造証明書を振りかざしてたんじゃないですよね?

      • クロワッサン様

        記載されている中国に台湾を含むと記載していないので
        台湾は中国でないとすればOKなのでは?
        中国を中華民国の略称とすれば、中国大陸が台湾(中華民国)の領土になって
        しまいそうな気がするが?さて。

    • だんな様

      とりあえず豪州には来年春先まで石炭輸出禁じてもらいたいですね。

      急造原発の発電じゃ北京五輪間に合わないし、五輪に発電リソース強制的に割くと、国内どこかの地域じゃ給電不足になるし…

      只でさえ、五輪ブルーの為に泥炭での街単位セントラルヒーティンク停めるんだし。

      • がみさま
        >とりあえず豪州には来年春先まで石炭輸出禁じてもらいたいですね。

        もう中国が、耐えられずに輸入しているらしい記事を見た記憶があります。

  • 対中国は、対韓国とは異なり、はるかに厄介で困難です。しかしながら、最も大事なことは、①中国がもし仮に米国に代わって世界の覇権を握るとすれば、それは最悪の事態であること②共産主義との対決はヨーロッパが最前線でしたが、専制主義との対決は東アジアが最前線であること、だと考えています。そのうえで①他国との協調②中国の市場価値③中国の成長鈍化といったあたりを、睨みながら、戦略を構築していく必要があります。台湾問題について、元首相で現在は一介の国会議員である安倍晋三氏が強めの警告を発することは、きわめて当を得たものと考えます。中国の反応も想定の範囲内でしょう。北京オリンピックの外交ボイコットについては、未だに対応がはっきりせず、米国からの信頼は、AUKUSやファイブアイズより劣るものとなったでしょう。「たして2で割る」室伏長官や山下JOC会長の派遣でお茶を濁すような対応は止めて頂きたい。

  • 「中国文明信仰」は中国と中国人を知れば知るほど壊れていくものです。豪華な食事でもてなされ、先生と呼ばれて、パンダを貰っていい気になっていた「担がれやすい日本人」たちはそうそうに目を覚ますべきですね。

  •  中国を理解する一つのポイントは、内>外という行動原理から抜け出せていない点でしょうか。
     地域覇権国家という歴史的経緯から見ると、その行動原理は、かつては正しかったのです。例えば、ベトナムでは独立国家が成立するのは中国に強力な統一王朝がない時でした。内側を強くすれば外は何とかなったわけです。もっとも、地理的に絶妙な位置にある日本は別でしたが。
     ところが、東アジアに西欧が絡み、理念や市場がグローバル化したことでこの原理は通用しなくなったわけです。鄧小平はこのことを、いやいやながらも理解していたのかもしれません。
     習近平にそういう理解はなさそうで、経済的な成功が今まで隠していた本性を露呈させている、それが現時点なのでしょう。
     グレートファイアウォールによる言論統制が効果をあげて、内側も共産党だけ考えればよいと思っている節もあります。トンチンカンな外交は、対外的な感覚が劣化している以外の説明は思い付きません。
     彼らの線路は真っ直ぐ破滅へ向かっています。いつ、どんな形でそれが起きるのか、世界がどこまで巻き込まれるのか、我々が考えて備えるべきはそれでしょう。

  • 中国は外交ボイコットに関して「東京オリ・パラには中国から閣僚級を派遣したのだから北京オリンピックには日本に信義を守り返礼せよ」と求めていますが、当時東京オリンピックを中止せよと言っていたのは日本のマスコミだけで、海外でそのような話はなく周囲を押し切って参加するという状況ではありませんでした。つまり中国は普通に参加した(敢えていうなら邪魔しなかった)だけであり、それを恩に着れというのでしょうか。
    今まで中国が信義を守ったことがあったか、あまり思い出せません。数年前には政府主導の反日デモを大々的に広め、ノージャパンをやりまくった上に、尖閣諸島で大型武装船による圧迫を恒常化させて日本にドスを突き付けている中国が「信義を守れ」とは、まるでヤクザ映画のワンシーンを見るようです。
    ところで、東京オリンピックの時はオリンピック中止キャンペーンを日々行った日本のマスコミ・野党・有識者とか称される方々は、今何故か一切鳴りを潜めています。「女性がいると会議が長くなる」と言っただけで大騒ぎしたマスコミはウイグル人や中国テニス選手の動向には一切興味がないようです。コロナが収まっていない上にオミクロン型がこれから猛威を振るうであろう状況でオリンピックを開催することに対しても日本のマスコミは一切取り扱いません。感染して死ぬのは中国人だから関係ないとでも。それとも中国共産党政府が大丈夫だと言うから大丈夫なんだとか。結局、マスコミ・野党・自称有識者専門家も政敵を攻撃するために「人権」を都合よく使っただけの似非人権主義者と呼ばれても仕方がない状態と思います。

    • 日本のマスコミにはかなりの数のヒューミント(中韓の)が入っていると考えて間違いないでしょう。

      • 全員がそのヒューミントであることはないと考えられますが、ではその他の多くの社員はおかしいと思っても声を上げられないサラリーマンですか。しばしばマスコミ関係者が「世相を糺す」とかの大言壮語の割にはお笑い劇場ですね。

        • >> ではその他の多くの社員はおかしいと思っても声を上げられないサラリーマンですか。

          そのとおり、株式会社か一般社団法人か特殊法人の従業員で給与所得者であり、多くを期待しても虚しいだけだと思います。さよならぼくたちのてれびきょく。

    • 匿名29号様

      武漢コロナウィルスを全世界にバラマキ、東京オリンピックが1年延期に
      させた事を、中共が何もしていないと言うのですか?
      又、日本のマスコミ・夜盗が東京オリンピック開催する事で、問題を起こした
      事(開催中止・森会長辞任等)は、中共・南国の指示によるものです。

  • >いずれにせよ、中国が産業や金融で世界に覇を唱えようとしているように見える点に対しては、引き続き関心を払い、警戒を緩めるべきではありませんが、それと同時に、中国はとうてい、「外交上手」な国には見えないとも思う次第です。

    産業や金融で既に世界に覇を唱えている米国と、「外交上手ではない」という点で一緒って事ですね。

  • >いずれにせよ、ここ数日、当ウェブサイトでもしばしば議論していますが、どうも中国という国は、外交が上手ではないように思えてなりません。周辺諸国を敵に回しまくっているからです。

    私も常々思っていました。
    もっとオトナな対応で外交やればいいのに。せっかく大国なんだから鷹揚に構えて懐の深い度量の広いスタンスでやれば周辺国も積極的に頼りにするだろうに、なんで小人の態度しか取れないんだろ。そうすれば友好国もサポーターもプレゼンスも増えると思うんだけどなぁ。
    なんだろう。中共が単にヘタなのか、国民性?民族性?歴史的経緯?

    • 党内の権力闘争が激しいというのも理由の一つかもしれません。
      中国の国家構造は、結局のところかつての帝国時代とほとんど変わっていませんが、最大の違いは権力継承のルールが明確でないことです。帝国の頃は、まず血統という基準がありましたが、人民共和国にはそんなものはありません。帝国の頃ですら帝位交渉には血みどろの闘争があったりしたのですから、血統という基準すらない人民共和国では、さらに熾烈なものになっても不思議ではありません。
      従って、当然政敵たちは鵜の目鷹の目で現権力者の失点を探し、狙おうとしますので、対外的に弱みを見せることは致命的なものになります。習近平氏は数多くの政敵を葬ってきましたが、まだ完全なものではありません。故に、対外的に弱みを見せることはできないのです。強面一辺倒であるのは、それだけ習近平氏が国内掌握に不安を感じているからだと思います。

  • 鷹揚に構えて言葉を左右にし生かさず殺さず臣下の分を知らしめる。柵封国に対する彼らのやりくちに照らてみましょう。違いはなんでしょうか?
    「脅し上等」「そう言ってもらって光栄だ」くらいで十分です。
    「みかどこれをみてよろこばず」という彼らの側の記録もあることですし、ちょうどだと思います。

    • ああ、ごめんなさい。説明が足りてなかったです。
      現実世界で日本がとる行動とは別のハナシでした。
      中共贔屓でもないし朝鮮贔屓でもないしパヨクでもないので、責めないでね;;

    • 「戦狼さん、かっこいい
      「そうよキ〇ネ目にしびれる
      「もっと毒づきもっと大声で吠えてみて
      「中国の品位を世界に知らしめて」
      と声援が飛んでいます。

  • 譲歩すれば、それでやめるかと言えばそうではなく、逆に要求が大きくなって、更に半歩踏み込んできますからね。聞くだけ無駄です。

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