「林外相が韓国との意思疎通を強化する意思」、本当?
先ほどの『意外と悪くない、林芳正氏の外相への抜擢「岸田人事」』では、林芳正氏が外相に就任して初めての記者会見について、内容を紹介しました。これに関連し、本稿ではもうひとつ、この林氏の会見や韓国側の政治家のメッセージなど、韓国メディアに報じられた内容を紹介したいと思います。端的にいえば、引用する文言の順序を少し変えるなどすれば、記事から読者が受ける印象がずいぶんと変わってしまう、ということです。
目次
なぜ日韓関係は「健全ではない」のか?
現在の日韓関係が健全かどうかと問われれば、たいていの人は、「健全ではない」と答えるでしょう。
その理由は、韓国が日本との約束、条約、国際法などを破っているからです。
たとえば、現在の日韓間における「懸案」の典型例が、自称元徴用工問題や自称元慰安婦問題などの歴史問題ですが、これらには次の2つの問題があります。
歴史問題の本質的問題点
- 日韓間の請求権に関するあらゆる問題は、1965年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決済みである。また、慰安婦問題は2015年12月の慰安婦合意で最終的かつ不可逆的に解決済みである。
- 韓国側が主張する「被害」の多くは、(おそらくは)韓国側によるウソ、捏造のたぐいのものであり、最終的には「ウソの罪をでっち上げて日本を貶めている」のと同じである。
(【出所】著者作成)
(※ちなみにこの2つの論点、当ウェブサイトではすでに何十回、何百回となく申し上げてきたものですが、それでも当ウェブサイトのような弱小サイトだと、社会的影響力など微々たるものですから、やはり今後も、何度でも繰り返していきたいと考えている次第です。)
そして、なぜ韓国が日本との約束を破るのかといえば、その原因は「日韓関係の特殊性」にあるというよりはむしろ、「韓国の特殊性」にあると考えるべきです。
『鈴置論考、「日韓の」ではなく「韓国の」特殊性に言及』でも紹介した、韓国観察者の鈴置高史氏が7月16日付『デイリー新潮』の『文在寅が菅首相をストーカーするのはなぜか 「北京五輪説」「米国圧力説」……やはり「監獄回避説」が有力』で述べた次の内容は、本当に至言です。
「平気で約束を破り、堂々と他人を裏切る韓国と首脳会談を開こうとする国はまず出てこない。何を取りきめようが、すぐに反故にされるからです。日本と韓国がうまくいかない原因は『日韓関係の特殊性』ではなく『韓国の特殊性』にあるのです」。
我々は、そんな「特殊な国」と向き合っているということを、少し深刻に自覚した方が良いのかもしれません。
日本の外相の発言に韓国メディアが一喜一憂
それはさておき、先ほどの『意外と悪くない、林芳正氏の外相への抜擢「岸田人事」』では、第101代内閣を発足させた岸田文雄首相が「抜擢」した林芳正外相の記者会見録を取り上げたのですが、これに関連し、韓国メディアにいくつか報道がありました。
たとえば、韓国メディア『中央日報』(日本語版)は昨日、こんな記事を配信しています。
日本新外相「日韓関係を健全な関係に戻し、意思疎通を加速していく」
―――2021.11.11 16:02付 中央日報日本語版より
個人的に、「日本の外相の発言に一喜一憂しても仕方がなかろうに」、などと思ったのはここだけの話ですが、リンク先の記事も、なんだか曲解があるように思えてなりません。
中央日報の記事では、冒頭で、こう述べています。
「日本の林芳正新外相が就任後初めて記者会見し、韓国との意思疎通を強化するという意思を表した」。
これだと、まるで「林氏が外相に就任したことをきっかけに、これまで停滞していた日韓の意思疎通が加速していく」かの言い分に見えます。
これに加えて中央日報では、林外相の「日韓関係を健全な関係に戻し、そのうえで幅広い分野で協力すべく、外交当局間の協議や意思疎通を加速していきたい」とする発言についてもあわせて紹介しているため、こうやって眺めてみると、林氏が韓国との新たな協議を始めるかに読めてしまいます。
はたして、本当でしょうか。
引用する順序などを変えるだけで印象がずいぶん変わる
結論からいえば、中央日報の記事にウソはありません。しかし、林氏が発言した内容や順序を変えてあることで、記事の読み手が受ける印象がずいぶんと変わってしまっているのです。
外務省の原文で確認すれば、これは韓国『聯合ニュース』の李記者の質問に答えたものですが、順番に読んでいくと、べつに林氏は無条件に韓国との対話・協議を加速させる、などと述べたわけではないことがわかります。
該当するやりとりを、全文抜き出しておきましょう。
聯合ニュース・李記者
韓国と日本の関係についてお伺いします。2019年12月の安倍政権時代以降、両国の間で正式な首脳会談は開かれていません。そして、外務当局の間でも意思疎通がそんなに円滑に行われていないと見られます。外務大臣として、韓国との意思疎通、コミュニケーション、高位級レベルの会話をどういうふうに進めていくか、教えてください。
林外相
先ほども同趣旨のご質問があって、お答えしたとおりですが、更に、日韓関係、全般についての考え方ということで申し上げますと、韓国は重要な隣国であるということでございますので、非常に厳しい状況にある日韓関係をこのまま放置するわけにいかないというのが私(林大臣)の考え方でございます。同時に、これも先ほどの繰り返しになりますが、国と国との約束を守るということは、やはり、国家間の関係の基本であると考えております。日韓間の難しい問題について、韓国側には適切な対応を取ってもらう必要があるというふうに考えております。日韓関係を健全な関係に戻して、そして、その上で幅広い分野で協力すべく、外交当局間の協議や意思疎通、これを加速していきたいというふうに思っております。
…。
いかがでしょうか。
林氏の発言だと、「国と国との約束を守るのは国家間の関係の基本」であり、だからこそ「日韓関係を健全な関係に戻」すためには「韓国側に適切な対応を取ってもらう」ことが必要で、「幅広い分野での協力を加速」するのはこれらの措置が講じられたあとの話だ、ということがよくわかります。
ちなみに中央日報の記事では、「国と国との約束」などの文言についても一応引用されてはいるのですが、このあたり、「ウソを述べているわけではない」にせよ、どんな順番でどの発言をどう報じるか、どの発言を引用し、どの発言を省略するか、などによって、記事から受ける印象がずいぶん変わることは間違いありません。
関係を壊した側から「協議しよう」と言われましても…
ただ、日韓関係を巡って「協議が必要」などとする見解を出しているのは、メディアだけではありません。
たとえば、韓国の鄭義溶(てい・ぎよう)外交部長官(※外相に相当)は林氏に対し、外相への就任を祝う書簡を送り、「韓日関係発展」への協力を呼び掛けた、とする話題を、『聯合ニュース』(日本語版)が報じています。
韓国外相が林氏に就任祝う書簡 韓日関係発展へ協力呼びかけ
―――2021.11.11 16:40付 聯合ニュース日本語版より
また、同じく聯合ニュースには、韓国の朴炳錫(ぼく・へいしゃく)国会議長が、細田博之・新衆院議長に対し、「両国間に山積する懸案をともに解決し、両国の議会関係もさらに発展させるべきだ」などとする書簡を送付した、という話題もありました。
韓国国会議長「ともに懸案解決を」 新衆院議長の細田氏に書簡
―――2021.11.11 19:45付 聯合ニュース日本語版より
このあたり、正直、何かと理解に苦しむ点です。
日韓間に「課題が山積」している点については、まったくそのとおりだとは思います。
しかし、それらの課題を「どちらが作ったのか」、そしてそれらの課題により、「どちらがより困っているのか」については、冷静に考えてみる必要があります。
「日本が原理原則を曲げて譲れば良い」?そんな単純なものではない!
いや、もちろん、現在の日韓諸懸案を放置すれば、それらは日本にとっても、経済、産業、外交、防衛などの分野に悪影響を与えますし、実際に日韓防衛協力の停滞という実害が生じ始めているわけですが、問題はそこまで単純ではありません。
正直、日韓関係が対等で未来志向のものになるという保証がどこにもない以上、日本の企業や政府などが「日韓関係が近い将来、正常化される」、あるいは「日韓関係が正常化されなければならない」、といった前提を置いて動くのは少々危険でしょう。
なにより現実社会は、「日本が多少、国際法の原理原則を捻じ曲げたうえで韓国に譲歩すれば、それで日韓関係がうまく行く」、といった単純なものでもありません。
原理原則を捻じ曲げなければうまく行かないような関係がまともな国交と呼べるのか、そんな相手国と対等で未来志向の協力関係を築き上げることができるのかについては、あえてここで指摘するまでもないでしょう。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
国内各方面にいる用日呼応勢力から「ゆすぶり・懐柔発言」があるでしょうから、それら言説をファクトチェックの俎上に載せて吟味することも意味あることでしょう。ネタには困りそうにない。
林外相と茂木前外相が言ってることは、何人変わりません。
日本政府は一貫して、国際環境の変化に合わせて外交、安全保障政策を変えており、安全保障の考え方は、「日米同盟を基軸としてFOIPを実現する」です。その中で韓国の位置付けは、「日米韓同盟を重視する」から「アメリカの同盟国として北朝鮮問題の解決(のみ)に日米韓協力する国」となりました。
韓国外交は、国際環境の変化に依らず、韓国は先進国になったと思い込み、二股外交、嘘吐き外交、乞食外交をするだけです。明確な自国の将来像は無く、最終的な勝者に事大する事を考えています。
日韓両国の価値観の乖離は、広がり続けており日本にとって、韓国の優先順位は下がり続けています。
困らないと言いながら困る韓国は、アプローチを続けて来るでしょうが、日本政府は韓国の国際法違反の解消の後に協議する、韓国は協議して解決するというスタンスは、変わらないでしょうから、日韓関係のトレンドは変わらないでしょう。
随分前から、韓国は自分が踏み込んだ所から下がる事なく、「対話するニダ」、「譲歩するニダ」と言うだけで、何もしないでしょうと言って来ましたが、この状態がベースで、何かが起こればより悪化する事になり、良くなる事は無いでしょう。
なぜジャーナリストが健全な存在でなくなったかの重要人物の日本では松岡正剛が挙げられると思います。
例の大漁旗新聞等には中韓朝等が大量に入り込んでいるので薫堂をうけている可能性がかなりあります。
見出しをキャッチフレーズ化して、記事も語順を恣意的に組み換えることで読者を誘導し想定した結論を何気に刷り込む。
丸々嘘ではないが事実は解体して「真実」に再構築するのがジャーナリストの腕の見せ所…
嫌な風潮です。
松岡正剛氏がいろいろな意味で非常にいかがわしい人物であるという観方にはとても賛成なんですが、そもそも「健全なジャーナリスト」という語自体に矛盾が含まれていませんか?
ごくごく例外的に「立派なジャーナリスト」が存在していることは承知していますけれど、自称ジャーナリストでまともな人物っていましたっけ?
龍様
すいません、インしてなくて遅くなってしまいした。
うん、健全なジャーナリストはいないね…
オールドメディアの時代には入手ややこしい生の数値データありがたかったのかも知れませんが、今はネットで探せるし、自社調査のバイアスかかったデータばかり掲載している。
朝日がLINEで患者個人情報改変だか捏造して流布した医師の糾弾してるけど捏造っぷりが植村氏と同格で構図がそっくり。
自覚もなんにもない。
さすがにモリカケサクラの限界感じたのか公明批判を今ごろ始めてます。
朝日で優秀なのは販売店の営業と勧誘団なんじゃないのかな?
トヨタ並み営業力。
内容無くて白紙でも契約とって来そうだ。
私も、韓国マスコミから小渕優子氏と並ぶ親韓派と紹介されていたことから、林芳正外相を危惧していましたが、先般のフジプライムニュース、そして外相記者会見を見て、大丈夫そうだなと期待しております。考え方にバランスが取れているし、いうべきことはきちんという。ところで、保守派の大統領候補ユン・ソギョル氏が、1998年の小渕・金大中による「日韓共同宣言」を再確認しようと、言い出しております。ここには朝鮮日報が紹介するような「過去の植民地支配への謝罪」は含まれていませんが(韓国マスコミは大手でもこの程度の事実確認すらしない)、「首脳間の緊密な相互訪問・協議を維持・強化」がうたわれており、国際法違反の状態を解消すべき韓国側の義務を、うやむやにしようとしているのかもしれません。それにしても、この宣言は、2001年に韓国国会が満場一致で破棄を求める決議をしており、「国家間の合意を守ろうとしない国・韓国」の恥の上塗りをするだけだと、思うのですけどねえ。そんなことも調べないんですかね。あちらの大統領候補と言われる人は。
taku様
韓国でも進歩系・保守系(朝鮮日報や中央日報のどこが保守なのかと思いますが)ともに、いかに世論誘導するか選手権ですもんね…日本もだけど…
事実を「真実」に書き換えて読書を恣意的に操作するってやり方が世界のジャーナリズムの本流になっているのが本当に嫌です。
まぁ小渕優子氏とはどなたも並べて欲しくないと思っていると…
なんで日本のマスコミの論調では初の女性宰相候補に小渕氏が入っているのでビックリするんですが。
小渕氏を候補にあげるマスコミは都議の木下氏なんかも有望視しそうなズレかただと思うのですが。
『無理を通せば道理が引っ込む』と言いますし、「無理を通して道理が引っ込んだ状態』が今の日韓関係だと言う事で。
それでも、「泣く子は餅を一つ余分にもらえる」と信じて、ウソ泣きをしながらこちらをチラチラと見ている状態ですね。
チラチラと、見ているうちはまだ良いが、思い募って恋焦がれ、ストーキングされてはたまらない。
失礼しました。。m(__ __)m
「台湾とわれわれ韓国とどちらが重要と思っているのか?」と彼らの口から言わせるように仕向けてみてはどうでしょうか。
まさに日韓関係は「無理を通して総理が引っ込んだ状態」ですね。
*相手にするのもばかばかしいですものね・・。
1. 歴史問題の本質的問題点についての括弧書きで、ブログ主は随分と謙遜された事をいわれていますが、私も韓国関連では原則的な点に付き、しつこく、繰り返し述べていく事が極めて重要と認識しております。全く同感です。引き続き宜しく御願い致します。
2. 韓国の勝手な理屈立ての報道はいつもながらですが、関係立て直し云々というのならば、同国がまずはやらねばならぬ事が自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題以外にも多々あります。例えば、福島第一原発の処理水の海洋放出について、汚染水だの、自国への有害性だのと世界に意図的に拡散してきた非科学的な主張、政治的意図をもった悪意に満ち満ちた主張などはまずもって早急に取り消すべきでしょう。そのような事に全く手をつけずに(つまり言いっぱなしにしたまま)関係立て直し云々として日本にボールを投げるという点に、やはりこの国の(チャイナも同じですね)歪みを感じてなりません。正にゼロ対100理論そのもの。自国の違法行為をまずは取り消し、これを謝罪するとの原点を満たさずはやはり段階的テーパリングを実行していくべきだと思います。少なく共、「加害者は千年たっても云々」との賜った国であるならば、なおさらの事、自らの違法行為には衿を正して直さねば。とここまで書いてはきましたが、やはり韓国には所詮は無理でしょうな。
奥の細道様
同感です。
韓国の粘りとものわかりの悪さ、には辟易します。
ただアチラに比べて日本は諦めが良すぎるのが、ねー。
二度と韓国には譲らない、覚悟というか。
「約束を守れ!」プラスアルファの、もう一工夫があれば、と、思います。
ちかの様
ある事象には名前を付けると人口に膾炙するという性質があると思います。
韓国(北朝鮮共通)の交渉姿勢として「ムービングゴールポスト」というものがありますが、本件については「ムービングスタートライン」ではないでしょうか?
約束の履行があり、関係改善の話し合いが出来るという日本に対して、約束の見直しをして初めて(というよりそれが第一目標の)関係改善の話し合いなのですから。
中央日報さんに林・新外務大臣の言葉を翻訳してあげましょう。
「日韓関係、全般についての考え方ということで申し上げますと、韓国は重要な隣国である」
⇒これは、日本国外務大臣と言う立場上の建前です。
「非常に厳しい状況にある日韓関係をこのまま放置するわけにいかない」
⇒同じく、日本国外務大臣と言う立場上の建前です。
「国と国との約束を守るということは、国家間の関係の基本である。日韓間の難しい問題について、韓国側には適切な対応を取ってもらう必要がある。」
⇒日本国外務大臣と言う立場上の本音です。
「日韓関係を健全な関係に戻して、そして、その上で幅広い分野で協力すべく、外交当局間の協議や意思疎通、これを加速していきたい」
⇒同じく、日本国外務大臣と言う立場上の建前です。
いやいや
全部が建前でしょ
本音の部分は一つもないはず
意思疎通とは、言葉が使えるだけで出来るものではありません。
相手の言ってる事を理解する能力。言葉の行間をよむ能力。そして、自分の要求と相手の要求をすり合わせ、適度なキョリをはかる技術。
しかし、朝鮮半島には 上と下の関係しかなく 対等な関係がありません。
上の者は、下の者に命令するだけで、下の者の言う事を聞かなくても大丈夫です。
また、下の者は只々上の要求を聞くだけです。もし行間をよんで先回りなどしようものなら、生意気だと鞭打たれます。
そして、日本と交渉する官僚は ほぼ上の者です。これ迄の人生で相手の話をきく訓練は出来てないと思われます。
故に、日本がいくら遠回しに韓国がなんとかしろと言っても、ハッキリ言わないと理解できません。
日本人なら理解出来る外相の言葉も 半島の人には 何をしたらいいのかわかりません。
しかし、半島人にわかるように直接的な言葉、裁判所が言う事を聞けるように 韓国政府が代わりに支払う法律を作れ などと
言おうものなら 内政干渉になりますし、
正論に逆ギレする民衆が暴れ回ります。
それでも、今の様な物言いでは永遠の平行線。
韓国政府は日本の言うことは理解出来ずに、只々自らの要求をいい、日本は無視する。
この状態で困るのは韓国だけなので、この時間稼ぎを利用して ジョジョに関係を無くしていきましょう。
日本は韓国の表現として、「戦略的利益を共有する最も重要な隣国」から「重要な隣国」まで格下げをしてきましたが、まだまだ甘いです。
韓国の政府やマスコミは、日本のことを、「与み易し(くみしやすし)、相手として恐れるに足りない」と思っているのではないでしょうか。いくら好き勝手な記事や論評を書いても、「韓国は重要な隣国である」と言い続けてくれる弱い国なのですから。
岸田首相、林外相にお願いです 「韓国は重要な隣国である」から、「重要」という語を除いて下さい。世界の中で韓国のことを重要な国と表現している国は日本だけですよ。
「韓国は重要な隣国である」と言い続けていると、彼らに足元をすくわれますよ。
揚げ足取りになってしまいますが、「意思」と言うのは『人が周りの状況を観察・分析・理解して、こうしたいと思う事』です。 韓国の人達は文明人とは異なっていて観察・分析・理解を主観的・観念的なテンプレート思考の支配下に行い、客観的・理性的な人々と現状認識を共有していませんので、「大前提が妄想の産物である者達との意思の疎通」を試みても時間のムダです。