自称元徴用工・資産差押に関する続報と日本政府の反応
自称元徴用工による「三菱重工の」金銭債権差押に関し、他のメディアの報道も調べてみましたが、報じるメディアによってどうも事実関係に若干の齟齬があるようです。というのも、一部メディアは、差し押さえた資産が三菱重工のものではなく、子会社ないし関連会社に対するものだと報じているからです。一方、現時点で日本政府としては、まだ明確な対抗措置は打ち出していないようですが、はたして…。
金銭債権の差押というインパクト
さきほどの『徴用工「金銭債権の差押」の衝撃』では、いくつかのメディアの報道をもとに、韓国の自称元徴用工らが三菱重工(の子会社)の韓国企業に対する売掛債権を差し押さえた(らしい)、とする話題を取り上げました。
これらの報道が事実ならば、日韓関係において、韓国はついに「踏み越えてはならない一線」を踏み越えてしまった可能性があります。あくまでも日本など先進国の法に基づけば、金銭債権(とくに売掛債権)の場合、それを差し押さえた段階で、差し押さえられた企業に実損害が生じる、との見方が成り立つからです。
この点、昨年の『非上場株式の売却、「法治国家では」とても難しい』などでも指摘したとおり、日本製鉄や不二越のように、たとえば差し押さえられている資産が非上場株式だった場合、「差し押さえられた段階」ではまだ実損害が出ていない、との見方もできなくはありませんでした。
なぜなら、株式の場合は差押を喰らったとしても、直ちに「株主としての権利行使」ができなくなるわけではなく、また、売却が実現するまでに、売却価格の決定や入札者の募集、株主の名義書換など、大変長い道のりがあるからです。
このあたり、マーケットで株価が決定され、すぐに株式譲渡が実現する上場会社株式とは、まったく事情が異なるのです。
これが、当ウェブサイトで長らく、「なぜ韓国側では、非上場株式だの、知的財産権だの、わざわざ換金し辛い資産ばかり選んで差し押さえているのか」、「本当に強制売却でカネを取り立てるつもりがあるなら、金銭債権などのように、もっと換金しやすい資産を選んだら良いじゃないか」、などと申し上げて来た理由です。
本来の目的から逸脱していませんか?
もっとも、個人的な見立てだと、まさか本当に金銭債権の差押に踏み切るとは考えていませんでした。
それをやったら日韓関係が崩壊する可能性が飛躍的に高まるからです。
個人的な予測に基づけば、自称元徴用工側の「本当の目的」とは、日本企業や日本政府に基金ないし財団のようなものを設立させ、「元徴用工だった」と名乗り出た人間やその遺族らに対し、裁判などの面倒な手続なしに謝罪と賠償をさせる仕組みを作ることだったのではないでしょうか。
そうだとすれば、わざわざ換金し辛い資産ばかり選んで「売却するぞ、売却するぞ」と脅し、日本企業と交渉しようとしてきた彼らの行動がうまく説明できますし、おそらくそれが真相に近いのだろうと思うのです。
そのような見方が正しければ、今回の彼らの行動は、「金の卵を産む(かもしれない)ガチョウを食べようとする」ようなものであり、瀬戸際外交・瀬戸際戦術が大好きな彼らとしては、ちょっと「軽率」だったのではないかという気がしてなりません。
開いたのは「損害賠償への道」ではなく…
さて、本稿では他メディアの反応についてもいくつか紹介しておきましょう。
韓国の「左派メディア」とされる『ハンギョレ新聞』は今朝、日本語版にこんな記事を掲載しています。
韓国裁判所、三菱重工に渡る現金を差し押さえ…強制動員被害者への賠償の道開くか
―――2021-08-19 08:46付 ハンギョレ新聞日本語版より
同紙の独自の取材などを含めれば、事実関係は次のとおりだそうです(※日本語表現については一部手直ししていますが、事実関係の誤りと思われる記述については修正していません)。
- 水原(すいげん)地裁安養(あんよう)支部は12日、自称元徴用工1人と他界した3人の遺族が今月初めに三菱重工を相手取り、同社が「韓国国内の会社」から受け取る物品代金に関する債権を差し押さえてほしいと提出した命令申立てを受け入れた
- 「韓国国内の会社」とはLGグループ系列のLSエムトロンで、金銭債権はトラクターのエンジン部品を購入した代金8.5億ウォン(約8050万円)だ。差押効力が生じたことで、同社は18日以降、三菱重工に送金できなくなった
これに関するハンギョレ新聞の評価は、「強制動員被害者(※自称元徴用工のこと)が実際に賠償を受け取れる可能性が高くなった」、というもので、記事タイトルにある「賠償の道開くか」の表現には、これを歓迎する雰囲気が漂ってきます。
(※余談ですが、先ほどの『徴用工「金銭債権の差押」の衝撃』で申し上げたとおり、当ウェブサイトとしては、彼らが開いたのは「賠償への道」ではなく、「日韓関係破綻への道」、という可能性が高そうだと思う次第です。)
そのうえで、ハンギョレ新聞は原告側の代理人による、こんな発言を紹介しています。
「三菱重工が判決履行を拒否した場合、差押債権に対する取立て命令に基づき、LSエムトロンに直接債権を取り立てる予定だ」。
もうその段階ではないと思いますが…。
「子会社の金銭債権差押」が事実なら、ずいぶん雑な手続ですね
もっとも、他メディアの既報によれば、差し押さえられたのは三菱重工自体の金銭債権ではなく、その系列会社に対するものだ、という情報もあります。たとえば、韓国メディア『中央日報』(日本語版)、『朝鮮日報』(日本語版)の次の記事などがそれです。
三菱側、韓国内現金資産、初の差し押さえに「判断確認中」
―――2021.08.19 10:29付 中央日報日本語版より
強制徴用:三菱重工の韓国国内債権、水原地裁が差し押さえ命令
―――2021/08/19 09:18付 朝鮮日報日本語版より
(※朝鮮日報の記事自体は公表から数日経過すると閲覧できなくなるようですので、ご注意ください。)
朝鮮日報によると、金銭債権の差押を喰らった会社は「三菱電機」とあり、中央日報だと「三菱重工業エンジンシステム」とあります。このあたりは、事実関係の公表を待つ必要がありそうですが、もしも別法人に対する金銭債権の差押がなされてしまったのであれば、手続としてはじつに「雑」です。
なお、本論とあまり関係ありませんが、朝鮮日報の記事では「債券(さいけん)」という単語が2ヵ所ほど出て来るのですが、これはおそらく事実誤認です。「債券」は「債権(さいけん)」と日本語の発音が同じで紛らわしいのですが、概念としてはまったくの別物だからです。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
なお、加藤勝信官房長官の本日午前の記者会見をメディアのライブで視聴したところ、原則的な立場を繰り返すのみであり、現時点で日本政府からの対抗措置のようなものは発表されませんでした。
おそらく、日本政府としては、まずは事実関係の確認と分析の作業を進めているのでしょう。
このあたりについては続報を待ちたいと思う次第です。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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スパイ逮捕とアフガン事態で「こっちを見るな!」と焦りすぎ、手が滑ったんでしょうか・・・?
なんか、都合が良すぎて逆に不気味ですw
>おそらく、日本政府としては、まずは事実関係の確認と分析の作業を進めているのでしょう
なんとなくだけど、生ぬるいことを言いそうな気がして心配なのです♪
少なくとも売掛債権が回収できなくなれば、通常の企業であれば、新規の納品は不可能でしょう。
トラクター用のエンジン若しくはエンジン部品の様ですが、新規生産とか既に販売した製品の保守などはどうするのでしょうね。
別のエンジンを載せた新たな製品を開発するのかな?
既に販売した製品は、保守が出来なくなるので、エンジン載せ替えのリコールかな?
LGエムトロンには、とんでもない費用が発生すると思われます。
恐らくこれまで同様の裏取引には応じないでしょうから、この先が楽し心配です。
「三菱重工が判決履行を拒否した場合、差押債権に対する取立て命令に基づき、LSエムトロンに直接債権を取り立てる予定だ。」
これって、日本企業と取引のある、韓国の親日企業への制裁ですよね。
三菱(の子会社らしい)は、LGの子会社から商品の代金を約束の日までに受け取れば、ok。
受け取れなければ、日本で民事裁判を起こすのでは?
外国との金融に詳しくないので、今後の展開を期待して見守ります。
そろそろ韓国経済が本当に破綻しそうなので、
「破綻の引金を引いたのは日本ニダ。日本が悪いニダ。」
という形にしたいのでしょうか。
イーシャ様
韓国は、いろいろと相当困っていると思います。
だから、八つ当たり的に日本も困ればいいニダ!っていう感じかも?
とりあえずは韓国国民も喜んでいるそうですから、ムンムンの支持率も回復すると思います。
ちかの 様
文さんへの支持率さえ上げれば、何も問題ないのでしょう。
韓国が電気ノコギリで手首を切るのが楽しみです。
イラン産原油代金の踏み倒しなども持ち出し、
韓国へものを売る際には、「いつもニコニコ基軸通貨による現金先払い」
を求めるよう、世界に向けて警告しましょう。
重大な案件なので、衆議院選挙の争点にしても私は良いと思います。
あ〜。何にしても、雑なこと。雑な民族がやると、本線が見えにくくなる。朝鮮日報によると、三菱電機。中央日報だと三菱重工業エンジンシステム。ちゃんと発表してくれよ。雑だなぁ。そろそろ韓国経済は破綻だね?加藤官房長官の次の発表まで待つとするか(無視か塩対応か 笑)。
日韓関係に極めて重大な影響を及ぼす、このような重要決定について、司法府(裁判所)が行政府(大統領府)に事前に相談していない筈は無いと思います。
大統領府は、三菱重工業の子会社の売掛債権であることも含めて、事前にゴーサインを出していると思いますが、「差押までは了解するが、取立ては駄目だ」と念を押していると思います。
仮に、取立てまで実施して、日本政府の本気の「対抗措置」を招き、韓国経済が致命的な打撃を受けた場合、来年の大統領選挙で与党候補が敗北し、文大統領と取り巻き連中が監獄送りになる可能性があるからです。
日本政府としては「好きなようにしたら」で良いのではないでしょうか。本当は、いっそのこと取立てまで実行してもらった方が、スッキリして良いのですが。
結局またサラミスライスということなのでしょうね。
いい加減飽きて来ました。
逆の場合を想定してます。
これで報復に出て、「世界一の歴史に正しく生きている国民」が逆恨み、左派強硬派が勝ってしまう。という可能性もあるのでは?
その場合、日韓だけでなく、米韓関係が一気に崩壊するルートまでありえるのでは?
アフガニスタン情勢見る限り、切ると決めたらアメリカはばっさり切り落とすでしょうね。
これは三菱だか重工だかへの差し押さえ命令じゃなく、LGナンチャラ(韓国企業)への命令なんですね?
「個の口座に振り込めッ」って命令するんですかね?
それとも債権を没収して町金で割り引いて貰うんでしょうか?
で、LGナンチャラが執行停止を求める。
三菱だか重工だか(日本企業)は蚊帳の外にしておいて、田舎芝居をやろうと言うんですね。
それでまた何か月も「売る売る詐欺」が続けられるで、その間国民の反日感情を満足させ、大統領選に有利に働き、日本に反省する機会を与えられる、と言う所でしょう。
サラミ戦術の一環で、LGナンチャラも片棒を担いでるんじゃないですか。
差押えまではOKみたいなコメントがありますが、今回の場合認めてはいけないと思います。
弁済期が来ているのにもかかわらず売掛金が入らない段階で、今回の場合はOUTかと
差押のまま回収しなくても、差押後回収を行ったとしても、日本企業側からしたら弁済期に売掛金が入らないという事実になり、それはどっちになっても変わりません。
この事態は、間違いなく日本企業の損害です。
でんしお様へ
加藤官房長官は、本日の記者会見で、「『仮に現金化に至れば日韓関係にとって大変深刻な状況になる。これは避けなければならない』と述べ、日本が受け入れ可能な解決策を示すよう韓国側に求める考えを示した。」そうです。
越えてはいけない一線を「現金化」と表現してしまいました。今後、訂正する可能性もありますが、「現金化」という表現だと、「取立てさえしなければセーフ」と受け取られかねません。
さて、どうなることやら。
日本国政府の対応と、民間の対応は異なるのでは?
政府は、「現金化するまで丁寧な無視」する。それで良いと思う。
民間は、売掛金が入金されなかった時点で必要な手続きを行うでしょう。
私は素人ですが、この様な未入金に対する保険があるだろうし、
その保険を使うと、何らかの手続きが自動的に始まるのでは?
韓国政府の日韓GSOMIA破棄騒動、海上自衛隊哨戒機への火器管制レーダー照射問題、輸出規制厳格化への「対抗」措置や、大統領(予備選)候補の「東京五輪ボイコット」主張、民間での「NO JAPAN」運動など数え上げればきりがありませんが、韓国側が居丈高に大声上げて拳振り上げてもこちら(日本側)が事実を指摘しほぼ静観(無視?)していると、韓国側にとって問題は未解決でありながらいつの間にか無かったがごとく韓国側が振る舞うパターンが続いています。大きな例外は朝日新聞社等が加担して韓国側が味をしめたいわゆる「慰安婦」問題。
で、自称「徴用工」問題ではどうなるのか。要注視。
今年ももうすぐGSOMIAの継続、非継続の決定期日がやってきますね。ニュースにもなりませんが(笑󠄀)
世界がいい感じに煮えてきましたねw
中共はタリバンの後ろ盾に立ち、直後にタリバンがアフガンの大部分を制圧。国内の言論統制も進めながら戦時体制を着々と固めているように見えます。本格的な東進に取り掛かるのも時間の問題という場面で、南鮮のこれですよ。
このタイミングで南鮮がいつもの瀬戸際サラミを投げ捨てたこと、ただの偶然で片付けるのは流石に楽観が過ぎます。
流れを見てる感じだと、自称難民の武装暴徒が半島から押し寄せてくる前に、アメリカ国内で大きな動きがあるのではないかと推測します。
初動を米軍に頼るのは危険な状況だと思うので、日本政府には自衛隊単独で即応できるよう諸々準備を整えていただきたい……。
共同通信の報道によると、原告は三菱重工に交渉する事を求めていて、謝罪と賠償を要求しています。これが実現しないとLSエムトロンへ強制執行で取り立てると言っています。
つまり、基本的に慰安婦詐欺と同じで、
謝罪してない謝罪しろ!→[謝罪する]→罪を認めたな!?賠償しろ→[金払う]→謝罪してない謝罪しろ!→……
の永久ループで、金をたかり続けるという構図のようですよ。
江州浪人 様
>原告は三菱重工に交渉する事を求めて
もうその手は古いんですがね。
何時まで過去の成功体験を引き擦って行くんでしょう?
半島が滅亡ないし地獄になる釜の蓋を開いただけである。
半島民について全ての憐れみ同情親愛人間性を否定するに至る。
もはや憐憫の欠片すら感じない。
対韓国で考えれば制裁というのはそうハードルが高いことではないと思うのですが、米国との関係、後ろに北朝鮮、中国、ロシアが控えている中での極東でのパワーバランスも考慮した上で、日本政府も韓国に致命的なダメージを与えるのはためらっているのかなあと推察しています。なんだかんだでこの地域で基盤が一番不安定なのが韓国だろうと思います。韓国が雪崩れたときの対応ができる法整備や防衛手段が急がれます。
今までは資産の差し押さえだから、「現金化しない間はセーフ」って謎のルールで済ませて
きたけれど、今回は現預金の差し押さえだから、あきらかにアウト!!
日本政府は、直ちに制裁を宣言するべき!!
あら?
大変だ?!
なのに、カンチャイルさんは呼ばれてすらないのですね笑
今回の売掛金差押えは日本政府と三菱重工を話し合いの場に引きずり出すための瀬戸際戦術の一環でしょうね。
ただ売掛金を差押えられれば明らかに実害が発生します。
私は株式の差押えでも実害は発生していると思いますが。
日本政府はもうそろそろ目を覚ますべき時期では無いかと思います。
でないと腰抜けだと思われます。
もう思われているかも知れませんが。
三菱重工との取引否定 元徴用工訴訟で韓国企業
https://news.yahoo.co.jp/articles/d247c3ca701c6ca42b6fc3fed54e39608dc38c28
時事通信の記事なので、信用度は20%くらいでしょうけど、LSエムトロンが、「取引していたのは三菱重工じゃない、裁判所に陳述する」とかほざいているそうです。
前にも書きましたが、エンジン若しくはエンジン部品がが入手出来なくなって、トラクターが生産中止となるか、既存製品のエンジン載せ替えのリコールに追い込まれれば良いと思います。
ついに地雷を踏んだんじゃないかなぁ。
元一般市民様
三菱重工と三菱重工エンジンシステムは法人格が別なので、LSエムトロンの有する三菱重工エンジンシステムの債権を差し押さえることはできませんが、「法人格否認の法理」が適用されれば合法的に差し押さえることができるようです。
~例えば親会社が子会社を単に不採算部門だけ切り離し、親会社の生き残りのために設立した場合や子会社が全く活動をしていない形骸会社になっている場合等、個々の取引関係において子会社の法人としての独自性を否定し、親会社に責任を負わせることがある~
三菱重工エンジンシステムと三菱重工とが実質的に別会社としてみなされるか否かがポイントでしょうが、韓国地裁は、おそらく強引に「法人格否認の法理」を適用するものと推定します。
そもそも、戦時中に徴用工と関わった三菱重工等の会社については、現在法人格が別になっている会社は山ほどあり、韓国側としては徴用工の訴訟対象とするために、この「法人格否認の法理」を適用することは予め想定しており、戦略的に練られた構想のように思います。
このタイミングで「法人格否認の法理」を適用せざるを得ない案件を出してきたのは、「現金化をするぞ、するぞ!」と日本企業と政府を脅しつけ、交渉のテーブルに引き出そうとしたにも関わらず、日本政府が頑として応じないため、しびれを切らして隠し玉を早めに出してきたものと考えられます。
なお韓国の目論みによれば、徴用工訴訟の対象となる日本企業は以下のように299社、今後その関連会社も含めて「法人格否認の法理」を適用されての訴訟対象となる可能性が大です。
https://www.news-postseven.com/archives/20181112_800188.html?DETAIL
文政権、及びそれを支える法律家や歴史家、活動家等が練りに練った戦略的な徴用工裁判、韓国を決して甘く見るべきではありません。
究極の目的は、日本統治の不法(違法)性を日本と世界に認めさせること、そのために最高裁の判事まで取り替え、嘘にまみれた映画まで作成したのですから。。
戦いの本番はこれからです、日本の命運、特に子供達等、子孫の命運がかかっています。
訂正です。
(誤)
LSエムトロンの有する三菱重工エンジンシステムの債権を差し押さえることはできませんが
(正)
三菱重工エンジンシステムの有するLSエムトロンに対する債権を差し押さえることはできませんが
事故の可能性も捨てきれませんが、瀬戸際外交の一つでしょうかね。
日本があまりに相手にしないので、思い切ってレッドラインぎりぎりいっぱいを狙ってきたというところでしょうか。
ここで日本が厳しい対応をすれば、事故であったかのように装い、従来のレッドラインの向こう側に戻って、またちびちびと瀬戸際を続けるのでしょう。
一方、日本の反発が強くないとみるや、レッドラインを日本側に押し込んで、新たに設定したライン付近でこれまた瀬戸際を繰り返すのでしょう。
日本側は従来より強硬な対応を見せないと、ラインを押し込まれますね。
JIJIから続報が出ましたね。
三菱重工との取引否定 元徴用工訴訟で韓国企業
https://news.yahoo.co.jp/articles/d247c3ca701c6ca42b6fc3fed54e39608dc38c28
> 三菱重工との取引がないことが確認されれば、命令の効力が消失する見通しだ。
命令を取消すこと前提の茶番だったって事でしょう。
元一般市民 様
その信用度20%の時事通信記事末尾の、「三菱重工との取引がないことが確認されれば、命令の効力が消失する見通しだ。」とはつまり、今回の裁判所命令が単に、「不発だった」「空振りだった」という猿芝居の可能性がありますね。
あくまでも日本国内法の場合ですが、裁判所はあくまでも中立で、申立債権者の申立に基づいて、(わずかばかりの手数料を納入させて)債権差押命令書を発布するだけです。
日本の裁判所の場合は、債務者(三菱重工)と第三債務者(LGなんとか)との間に、本当に債権債務関係があるか否かを調査する訳ではありません。
仮に本件差押命令が、「不発」「空振り」に終わったとしても、戦犯認定299社や、日本国政府に対する「脅し」にする狙いかも知れません。
ところで小生は、韓国側が本件差押に出てきた理由は、新宿会計士様が「するする詐欺」「サラミ作戦」などと主張し、韓国側を煽り、入れ知恵をしたことも大きく寄与していると考えています。
新宿会計士様の本ブログ記事は確実に、翻訳され、韓国側関係者に愛読されていると思います。
なので、新宿会計士様には是非、日本製鉄の場合には、日本製鉄がポスコ本体に対して有する「方向性電磁鋼板」のロイヤリティを差押取立するよう煽り、入れ知恵して欲しいと思います。・・・(蛸が自分の足を食う)
お金のことは本当に理解不能な私がこんなことを思いました。
LG何チャラの三菱へ支払い予定代金を差し押さえた。 ・・・今ここ
妄想
LG何チャラへ文が同額を振込み
自称徴用工へ支払い・・・判決は履行され韓国内はこれで治まる(漏れなければ)
三菱へはLG何チャラが決まった金額を送金 ・・・・日本も治まる
これを続けて文は後シラネ・・・・次期大統領様が何とかする(いつもの目の前だけ)
いつもの韓国ならこんなこともありかと
三菱重工と三菱重工エンジンシステムは法人格が別なので、LSエムトロンの有する三菱重工エンジンシステムの債権を差し押さえることはできませんが、「法人格否認の法理」が適用されれば合法的に差し押さえることができるようです。
~例えば親会社が子会社を単に不採算部門だけ切り離し、親会社の生き残りのために設立した場合や子会社が全く活動をしていない形骸会社になっている場合等、個々の取引関係において子会社の法人としての独自性を否定し、親会社に責任を負わせることがある~
三菱重工エンジンシステムと三菱重工とが実質的に別会社としてみなされるか否かがポイントでしょうが、韓国地裁は、おそらく強引に「法人格否認の法理」を適用するものと推定します。
そもそも、戦時中に徴用工と関わった三菱重工等の会社については、現在法人格が別になっている会社は山ほどあり、韓国側としては徴用工の訴訟対象とするために、この「法人格否認の法理」を適用することは予め想定しており、戦略的に練られた構想なのでしょう。
このタイミングで「法人格否認の法理」を適用せざるを得ない案件を出してきたのは、「現金化をするぞ、するぞ!」と日本企業と政府を脅しつけ、交渉のテーブルに引き出そうとしたにも関わらず、日本政府が頑として応じないため、しびれを切らして隠し玉を早めに出してきたものと考えられます。
なお韓国の目論みによれば、徴用工訴訟の対象となる日本企業は以下のように299社、今後その関連会社も含めて「法人格否認の法理」を適用されての訴訟の嵐となる可能性が大です。
https://www.news-postseven.com/archives/20181112_800188.html?DETAIL
文政権、及びそれを支える法律家や歴史家、活動家等が練りに練った戦略的な徴用工裁判、韓国を決して甘く見るべきではありません。
究極の目的は、日本統治の不法(違法)性を日本と世界に認めさせること、そのために最高裁の判事まで取り替え、嘘にまみれた映画まで作成したのですから。。
戦いの本番はこれからです、日本の命運、特に子供達等、子孫の命運がかかっています。
仮に韓国が保守政権になっても、韓国の戦略方針は何も変わらないと思います。
> 三菱重工と三菱重工エンジンシステムは法人格が別なので、LSエムトロンの有する三菱重工エンジンシステムの債権を差し押さえることはできません
半島人にそんな理屈は通用しません。
戦犯企業である三菱重工の親戚、子供、孫は全て責任を負う立場だという認識です。
この感覚は半島人にとって太陽は東から昇ると言うあまりにも当たり前の事と同じなのです。
はるちゃん様
>半島人にそんな理屈は通用しません
私のコメントを最後まで読んで頂ければと思いますが、韓国は日本企業に「法人格否認の法理」を適用することで合法的に差し押さえるであろう、と述べています。
その法理を利用して徴用工に関わった2と韓国が認識する299社の関連会社全てに対して。。
PONPON 様
成る程。かなり練った作戦の様ですね。
三菱重工エンジンシステムとLSエムトロンの力関係次第ですが、三菱重工エンジンシステムが、判決を無視してLSエムトロンに東京の口座への振り込みを要求し、併せて、以後の発注は前期を含めて東京の口座に円又はドルで着金(前払い)したのち物品送付に改めることが出来れば良いと思うのですがどうでしょう? このようなケースでは、契約はどうとでもなると思いますし、パーツが入らなくて困るのはLSエムトロンの方だと思います。
又は、すべての取引を東京渡し&支払いにするとか。
農家の三男坊様
>三菱重工エンジンシステムが、判決を無視してLSエムトロンに東京の口座への振り込みを要求し、併せて、以後の発注は前期を含めて東京の口座に円又はドルで着金(前払い)したのち物品送付に改めることが出来れば良いと思うのですがどうでしょう?
>又は、すべての取引を東京渡し&支払いにするとか。
上記、素晴らしい方法ですね。
しかしそれを実行すると、LSエムトロンは韓国内で袋叩きにあうでしょう。
また判決に従うと、以降三菱重工エンジンシステムとの取引継続が難しくなる可能性があり、LSエムトロンとしては悩むところでしょう。
LSエムトロンにとっての落とし所は、差し押さえれた売掛債権(三菱重工エンジンシステムにとって)は判決に従い、以降の取引に関してはおっしゃる方法にて三菱重工エンジンシステムに対して支払う、ということかと思います。
三菱重工エンジンシステムが受け入れるかどうかでしょうが、個人的には、商取引の大ダメージを与えるこのような判決が出る状況下、これを機に取引自体を見直すのが良いのではないかと思います。