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東京都の事例:「50~64歳」のワクチンを優先せよ

「菅が悪い」?この程度で済んでいるのはむしろ菅総理のおかげだ

昨日の『飲酒、転落…身内の不祥事に「ダンマリ」決め込む業界』などでも述べたとおり、昨今の新規陽性者の急増の裏で、テレビ局の従業員らによる「自粛要請違反」事例が相次いでいたようです。こうしたなか、東京都のケースでいえば、今週、重症者数が増えてきたことと、新規陽性者に占める50歳の割合が増えていることなどが、大変に気がかりです。

重症者が増えてきた

以前から当ウェブサイトで「定点観測」的に東京都における新規陽性者数を追いかけてきたのですが、以前から懸念してきたとおり、重症者数が増えてきました。

新規陽性者数の激増を牽引してきた若年層(とくに20歳代)については、ここ1~2週間で割合が減り、かわって10歳以下、あるいは50歳代、60歳代の新規陽性者が増えているように見受けられるのです。

そして、以前、当ウェブサイトにて「発見」したのは、重症者数は60歳代の新規陽性者数と密接な関係があるらしい、という傾向です。こうした傾向が、くっきりと出てきました。

新規陽性者、東京都で5773人!

まずは、事実関係を整理しておきましょう。

東京都・8月13日(金)の状況
  • 新規陽性者数…5773人(前日比+784人/前週比+1258人)
  • 7日間平均値…4156人(前日比+180人/前週比+335人)

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』より著者作成)

ここ数日、新規陽性者数の増加傾向が止まったかに見えたのですが、金曜日には再び前日比+784人、前週比+1258人と新規陽性者が激増し、7日間平均値も大きく伸びました。

なにより気になるのは、重症者数がすでに200人を超え、昨日時点で過去最多の227人に達しているという点でしょう(図表1)。

図表1 新規陽性者数と重症者数の推移

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』、『新型コロナウイルス感染症重症患者数』より著者作成)

図表1では、新規陽性者数を左軸に、重症者数を右軸にしたうえで、単位は左メモリが1000人刻み、右目盛りが100人刻みに設定しています(つまり左軸「新規陽性者数」は右軸「重症者数」の10倍)。

これによると、昨年末から今年初めにかけての時期、新規陽性者数(の7日間平均値)と重症者数については、ピタリとではありませんが、ほぼ一致して動いていました。

しかし、今般、7月初旬からの新規陽性者数増加局面では、しばらく重症者数は増えなかったのですが、8月に入ってからこれが急増し、現在は過去最多の200人を超える227人に達しているのです。

重症者数と60歳以上の新規陽性者数はピタリと連動する

ちなみに、「重症者数」と「60歳以上の新規陽性者」を1枚のグラフに表現すると、両者にはかなり密接な関係があることがうかがえます(図表2)。

図表2 重症者数と60歳以上の新規陽性者

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』、『新型コロナウイルス感染症重症患者数』より著者作成)

ただし、65歳以上に関しては、人口の8割超が2回のワクチン接種を終えていると考えられるため、おそらく、「60歳から64歳」と、その下の「50歳から59歳」の2階層における陽性者・感染者の重症化が大きな問題ではないか、というのが、現時点の個人的な予想です。

社会的な問題の中心は50~64歳へ?

実際、年齢階層別に確認してみると、新規陽性者全体に占める60歳以上、70歳以上の割合は、7月以降、大きく減っていることが確認できるのですが、「50歳以上」に関しては、大して減っていないどころか、最近は微増傾向にあることが確認できます(図表3)。

図表3 東京都・新規陽性者に占める50歳以上の割合

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』より著者作成)

また、これまで新規陽性者数の激増を主導してきた20歳代の割合が低下しているのも気がかりです(図表4)。

図表4 東京都・新規陽性者に占める30歳以下の割合

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』より著者作成)

この点、東京都のデータだと、「60歳代」については「60歳から69歳」が含まれており、「60歳~64歳」と「65歳~69歳」にわかれていないため、このあたりは想像するしかありません。

また、新規死亡者数については、昨日時点で7人と、昨年末から今年初めにかけての時期と比べれば落ち着いている状況にありますが(図表5)、重症者数が大きく増えていることに照らすと、これが再び増大してくる可能性があることには、十分な注意が必要でしょう。

図表5 新規陽性者数と新規死亡者数

(【出所】東京都『新型コロナウイルス陽性患者発表詳細』、『新型コロナウイルス感染症重症患者数』より著者作成)

「感染」爆発の犯人はテレビ局と小池百合子東京都知事か?

この点、『飲酒、転落…身内の不祥事に「ダンマリ」決め込む業界』なども含め、当ウェブサイトでこれまで何度となく述べてきたとおり、自然な発想として、7月以降の新規陽性者急増局面をもたらした最大の要因は、おそらくは若年層の「自粛破り行為」でしょう。

とくにテレビ朝日を筆頭とするマスメディア各社の従業員が、東京都などの自粛要請を無視し、深夜に飲み会などを積極的に実施しているという「疑惑はますます強まっている」状況にありますし、それらを取り締まらずに放置している小池百合子・東京都知事の責任も重大でしょう。

余談ですが、唯一「幸い」なことがあるとしたら、菅義偉総理大臣が5月7日に「1日100万回目標」を掲げたことで、高齢者に対するワクチン接種が急ピッチで進んだことでしょう。

そういえば、多くの方はお忘れだと思いますが、菅総理自身は4月17日、ファイザー社のアルバート・プーラCEOと電話で会談し、ワクチンを確保してきた功労者でもあります(とりあえず、「スガのせいで感染爆発した」などとおっしゃる方は、頭を冷やし、事実関係を冷静に見直すことを強くお勧めする次第です)。

いずれにせよ、現在はワクチン接種と「感染」爆発の競争の様相を呈しています。

ワクチン接種があまり進んでいない年代のなかでも、まずは「50歳から64歳まで」の、重症化率が最も高い年代層へのワクチン接種が押しがれるゆえん、という次第です。

新宿会計士:

View Comments (66)

  • 去年の夏、東京で陽性者が400人を超えて驚いた記憶がある。現在の状況と比べると去年の夏は「さざ波」だったと言えるだろう。現在のひどい状態の責任の一端はメディアの煽りにもあると考えている。今となっては「さざ波」にすぎない状態をまるで津波のように煽ったせいで、ひどいといってもこんなものかという妙な自信を国民に与えてしまい路上飲み、自粛要請無視の飲み屋が多くなり感染が増えたのではと考えている。メディアは今も攻撃しやすい政府や自治体を的に煽ってくれる専門家にしゃべらせている。攻撃しても感染は減らないし、お客様意識(感染が広がるのは政府のせい、この問題は政府が解決しろ)を広めるだけだ。感染すれば家族や仕事にどのようなリスクが及ぶのかを考え、自分の問題だと思って危険な行動をやめてほしい。

  •  「2回目まで接種」と答えた人を年齢別に見ると、70歳以上で90.7%、60歳代で66.3%に達する一方、50歳代は25.6%と急減。さらに、40歳代20.6%、30歳代16.9%、18~29歳12.9%と、若年層ほど接種が進んでいない状況が鮮明になった。
    https://www.jiji.com/jc/article?k=2021081300773

    20歳以下でもそこそこ完了してるのね。

    • 下げ止まってきたかな。

      >政府のコロナ対応を尋ねたところ、「評価しない」が前月比3.9ポイント減の55.2%、「評価する」が同3.0ポイント増の25.7%。
      内閣支持、横ばい29% コロナ対応「評価せず」半数超―時事世論調査
      https://www.jiji.com/jc/article?k=2021081300762

  • 基礎疾患があるので、既にファイザーワクチンを二回接種し終えました。
    今日で二回目接種から10日目、抗体が完全にできる時期らしいです。
    デルタ株急速蔓延のなか、何とか間に合いました。
    政府自治体には御礼申し上げます。

  • 実際のところ感染拡大は誰かのせいではありません。コロナの感染力のせいです。政権のせいのする野党の真似をするのは同レベルに落ちるようで私は嫌ですね。
    完封は不可能な感染拡大にいかに力を合わせて対抗するか。どういう言論を繰り広げればより皆の行動を適切なものにできるか。そこを追い求めたいです。趣味で言論を楽しむ立場ですが、やっぱり世に貢献した、せめて貢献できた気分に浸りたい。 私はそう考えます。

  • 年齢層別の優先順位のつけ方は、自治体に委ねられているようですね。
    細かいところでは、65歳未満は5歳毎に区分している一方、65歳未満は一斉に予約開始した自治体もあるようです。
    また、高校生以下は夏休み中に接種を終えられるよう配慮している自治体もあるようです。
    高い年齢層から順にする方が全体としての効果は大きそうですが、具体的にどんな違いが生じるかには、科学的に興味があります。
    高校生以下への配慮は、学校を休ませる必要がないという意味ではいいかもしれませんね。

  • 50を過ぎた老兵です。やっと再申請して(届かなかったのに、再申請させられました、何故「再」なんだろうねえ)クーポン券を手に入れましたが、予約は取れないです。毎日検索画面を見てもエラーしか出ませんね。いいかげん見飽きたのであきらめようと思っています。まぁ、次の出兵があると信じて体は鍛えておきます。また自称黒田武士なのでエチルアルコールで毎晩消毒も欠かさずにやっておきます。ジタバタして醜態をさらしては主家の名を汚しますので。

    • 気分は黒田長政公の家臣様

      私の仕事仲間は、色々探し回って職域接種の対象者に潜り込み、無事先日二回目の接種を終了しました。
      職域接種対象会社に所属していなくとも、保険組合や地域の著名な会社が住民に職域接種サービスを行う等、探してみれば結構あるようです。
      また奥様等が保育所や介護士施設等に勤務している場合家族全員を接種対象としている自治体等もあるようです。

      モデルナワクチンの在庫も、ある所にはあるようですから、都道府県を超えて探すのもひとつの案かと思います。

      官兵衛公の重臣たる家系を絶やさないためにも、早めの接種をお勧めします。

      • PONPONさん、ありがとうございます。

        クーポン券の送付がかなり遅かったので、時期を逸したようです。ほんの少し前ならあったようですが、今は無いですね。侍大将以上の首を取れたら家系が絶えても許してもらえるでしょう。それに武勲を挙げて名を残せば家は誰かが継いでくれると思っています。黒田隊はまた黄海道を攻め上りたいです。あっ、38度線を超えるとまずいかな。

        • 気分は黒田長政公の家臣様

          私は日本武士道が大好きです。
          黒田隊の半島での働き、誠にあっぱれでありました、半島においても素晴らしい軍師ぶり、如水公を尊敬しております、
          黒田長政公の家臣様におかれましても、先祖にならっての現在の対韓国戦、奮闘を期待しております。

    • 気分は黒田長政公の家臣 様
       
       さすがは黒田武士、10月末には接種できるでしょう。今は他の人を助けていると考えるしかないかもしれませんね。
       ただ、”仕事柄外出がある”という場合はあまり悠長にもしていられないでしょうから、いくつかの病院に電話してキャンセル待ちの列に登録するという手もありますよ(公式には予約満杯でもキャンセルはどうしても出るので)。この辺りはアナログの威力はすごいです。
       私の40代の友人は、顔見知りの医院のキャンセル待ちで2回接種を完了させています。
      Googleマップでも病院をクリックすると接種を実施している病院・開業医の情報を出しています。

  • 感染拡大は菅さんとは無関係だと思いますが、国民へのメッセージの出し方や、医療供給体制の危機管理に関しては盆暗だと思います。いいブレーンがいないのかな?まあ、立憲がやればもっと酷いことになった可能性が高いので、相対的にはマシという考え方もありますが。
    マスゴミや医師会に足を引っ張られた、という側面もありますかね。
    ワクチン接種は順調なので、新規感染者数増加の鎮静化は近いと思いますが、それまでに医療供給体制が持ちこたえられるか、というか、持ちこたえられるような知恵を出せるか、が菅政権の命運を決する、といったところでしょうか。

    • 市井の内科医 様
       仰る通りですね。
       ただ、プライムオンラインを見ていると東京都医師会も実態は不明ですが、ここに至って、表向きは前向きな話をしていましたね。ただ、政治家・官僚や多くの医師・学者さんは、EBM等と宣って、未だ平常運転の様です。

       菅さんが”緊急事態にモードを切り替える!”と宣言してロナプリーブとイベルメクチンの増産と確定買取を宣言し、イベルメクチンは軽症者、ロナプリーブは中等症以上でそれぞれ重症化因子を持つ罹患者への開業医での積極投与を10月末までの期間限定で進めれば、”危機管理の菅”として長期政権も可能と思います。並行してエビデンスを収集・解析・評価するのはもちろんです。

       緊急時には時間をかけて最良手を探すような立民手法はペケ(一昨日お出で)。拙速でも次善と思われる策を実行するのが王道です。何が次善であるかは結果論ですが、思考過程決定過程を公開すれば、皆納得すると思う。 其れを選挙で否定するなら日本国民は愚民という事です。

        • ひろた 様

           FDAトピック紹介ありがとうございます。
           ただ、これは米国らしい警告トピックで日本には当てはまらないと思います。
          即ち、素人が、他の動物用であったり、標準処方を無視して摂取した場合に有害であるという警告です。
           医師が、標準的な使用量を他の服用薬及び患者の状況を考慮しながら処方する分には問題ないと読めます。(普通に処方されているのだから当たり前です。)
           平時であればエビデンスが固まってから処方するのは当然ですが、医療崩壊目前の今は、ワクチンがいきわたる迄の期間限定で、効果が少々怪しくても走りながら調整しつつ対応すべきと思います。
           

           

          • > 医師が、標準的な使用量を他の服用薬及び患者の状況を考慮しながら処方する分には問題ないと読めます。

             その標準使用量は寄生虫に対する使用量です。コロナウイルスに対して本当に効くのか、効くにしてもその量で十分なのかはまだわかってません。コロナに効く量が標準使用量を大きく超え、副作用を起こしかねない量に至る可能性はあります。

            >即ち、素人が、他の動物用であったり、標準処方を無視して摂取した場合に有害であるという警告です。

             それだとコロナに対して使う事も「有害」になります。

             医師とて基本的には薬の添付文書に書いてある用法用量を守って使用しています。その点に於いては素人と変わりありません。
             医師が各自の判断でコロナ治療に使う事はありますが、それで有害事象が起きた場合は処方した医師が責任を負う事になります。
             そして、「イベルメクチンを投与したコロナの患者さんが治った」からと言って「イベルメクチンがコロナに効果があった」かどうかはまた別問題です。本当に効くのかわからない現段階では、厚生労働省以上のレベルから推奨させる事はできません。

            > ワクチンがいきわたる迄の期間限定で、効果が少々怪しくても走りながら調整しつつ対応すべきと思います。

             繰り返しますが、イベルメクチンがコロナに効くかどうかはまだわかってません。治験なら別ですが、効くかどうかわかってもないのに臨床で使えというのは暴論です。
             効果の怪しい薬を患者さんに飲ませて人体実験をしろ、と主張しているのと同じです。
             また、イベルメクチンには頻度は低いものの死亡率が高い中毒性表皮壊死症という副作用もあります。軽症のCOVID-19は自宅療養でも10日程度で治るのに、イベルメクチンを飲ませたせいで患者さんを殺してしまう事だってあり得るのです。
             それで患者さんが死んだら責任は誰が取ってくれるのですか?あなたが取りますか?

             走りながら調整するのは人の命が関わってない場合の話。人の命が関わる事なのに効果と安全性を確かめないまま走るのはただの無責任です。下手したら大量殺人になりかねません。家畜を扱うのとは訳が違います。

            > 菅さんが”緊急事態にモードを切り替える!”と宣言してロナプリーブとイベルメクチンの増産と確定買取を宣言し、イベルメクチンは軽症者、ロナプリーブは中等症以上でそれぞれ重症化因子を持つ罹患者への開業医での積極投与を10月末までの期間限定で進めれば、”危機管理の菅”として長期政権も可能と思います。

             失礼ですが、これでは素人の思いつきと妄想です。ナンセンス過ぎて話になりません。間違いなく失敗します。10月末の根拠もないし。

          • とある福岡市民さまのコメント(2021/08/15 02:36)
            への返信です。

            とある福岡市民 様
            >これでは素人の思いつきと妄想です。

             は、その通りかもしれませんが、素人でもこの程度のことは考えるのです。
            医療従事者からはもっと良い案が出てくることを期待しています。

            ただ、尼崎の長尾先生や福岡記念病院等少なくない医師がイベルメクチンをコロナ治療に使って成果を上げている事実があります。
            成果については後で。

            加えて、北里大学と東京都医師会が治験を開始(した?)しようとしている筈です。
            そこで問題になっているのはイベルメクチンの入手性です。
            提案の主眼はその入手性を改善しようというものです。

            なので、全く根拠のない話ではありません。
            https://www.tokyo.med.or.jp/wp-content/uploads/press_conference/application/pdf/20210309-5.pdf

            >間違いなく失敗します。

             この根拠はどこから来るのでしょうか? ご説明願えますか?

            >10月末の根拠もないし。

             このサイトをご覧いただいている方には説明不要と思っていました。
             https://shinjukuacc.com/20210810-02/
             と、
            “政府は9月末までに、ファイザー製と米モデルナ製だけで12歳以上の接種対象者をカバーできる量(計2億2000万回分)を契約している。”
            https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210718-OYT1T50098/
            に、9月末に入ってきた分を打ち切るのと、多少納入が遅れても、1ヵ月見れば十分だろうという見込みです。アストラゼネカ製もバックアップとして準備していると思います。

             >その標準使用量は寄生虫に対する使用量です。

            経験の少ない未熟な医師はここからスタートすると思っています。が、上記長尾医師や東京都医師会が標準使用量は公開していると思います。多分寄生虫に対する使用量だと思います。

            >コロナウイルスに対して本当に効くのか、効くにしてもその量で十分なのかはまだわかってません。コロナに効く量が標準使用量を大きく超え、副作用を起こしかねない量に至る可能性はあります。
            この部分は、治験データ・臨床データを取りながら走りながら考えようと言っています。
            (安全性確保・他は医師と倫理委員会の常識範囲)

            >それだとコロナに対して使う事も「有害」になります。

             標準処方を寄生虫処方の標準処方量と禁忌他注意事項と書けば納得いただけますか?
             
            >医師が各自の判断でコロナ治療に使う事はありますが、それで有害事象が起きた場合は処方した医師が責任を負う事になります。

             それが無資格医療との違いでしょう。FDAの主眼もこちらです。素人判断で飲むなと。

            もしかして“医師は菅さんの指示通り動く単なる投薬機になれ”と言っていると誤解されてます? そんな提案ではありません。常識範囲内の話です。

            >そして、「イベルメクチンを投与したコロナの患者さんが治った」からと言って「イベルメクチンがコロナに効果があった」かどうかはまた別問題です。

            効果があったか否かをあらゆる角度から検証する必要はありますが、別問題ではありません。

            >厚生労働省以上のレベルから推奨させる事はできません。

             上記はどういう意味でしょう?
             厚生労働省がこの国の医療行政のトップと思うのですが。

            > 繰り返しますが、イベルメクチンがコロナに効くかどうかはまだわかってません。治験なら別ですが、効くかどうかわかってもないのに臨床で使えというのは暴論です。

            そう考える方がいらっしゃるのは否定しません。一方、上記東京都医師会の資料や長尾医師の経験からは効果がある“可能性が高い”と推察できます。

            > 効果の怪しい薬を患者さんに飲ませて人体実験をしろ、と主張しているのと同じです。

            これは極論ですね。ただ極論にお付き合いすれば、その基準で言えば医師の投薬は人体実験其のものでしょう。

            >また、イベルメクチンには頻度は低いものの死亡率が高い中毒性表皮壊死症という副作用もあります。軽症のCOVID-19は自宅療養でも10日程度で治るのに、イベルメクチンを飲ませたせいで患者さんを殺してしまう事だってあり得るのです。
             それで患者さんが死んだら責任は誰が取ってくれるのですか?あなたが取りますか?

            責任は医師です。ただ、それは普通の医療事故と同様に判断されるでしょう。

            > 走りながら調整するのは人の命が関わってない場合の話。人の命が関わる事なのに効果と安全性を確かめないまま走るのはただの無責任です。下手したら大量殺人になりかねません。家畜を扱うのとは訳が違います。

            論理が飛躍しすぎです。これこそ妄想に近い。

            尼崎の長尾先生や福岡記念病院等の例、東京都医師会の資料から
            効果に対しては   “効果のある可能性が高い”
            安全性にたいしては “今までの使用実績から、通常の医薬品から逸脱するものではない”
            と思っています。

            なので、まともな医師が処方すれば“大量殺人になることは無い”と確信しています。

          • > もしかして“医師は菅さんの指示通り動く単なる投薬機になれ”と言っていると誤解されてます? そんな提案ではありません。常識範囲内の話です。

             違います。
             私が言いたいのは、イベルメクチンが効くかどうかわからない現段階で、軽症者に積極投与させる事を総理に進めさせよう、というあなたの主張は危険であり、暴論である、という事です。

             医師が各自で判断して投与する事については問題ありません。しかし政府レベルで推奨するなら効果や安全性が十分判明した上でなければなりません。効くかどうかわからない現段階でやってしまえば、何らかの問題が出た時に大きな被害が出かねませんし、政権とて命取りになります。

            > 素人でもこの程度のことは考えるのです。

             この程度の事しか考えられないから危険だと言ってます。効果を確認してから判断すれば防ぎ得た被害者が続出した場合の想定が全くなされていません。
             こんなものは患者さんに対しても国民に対しても無責任です。全くもって話になりません。

             ミチューリン農法やルイセンコの理論は効果が確認されないまま、政府レベルで推奨されました。その結果、あらゆる国で大凶作を起こし、多くの人を餓死させてしまいました。
             こう言った悲劇が医療で起きてなかったのは、効果や安全性が十分判明した上普及させた事、走りながら考えるという無責任な愚を冒さなかったからです。

             効くかどうかわかってないのにイベルメクチンを政府レベルで推奨しよう、というのは、大躍進政策や青山里方式でやってしまった事を医療で繰り返せと言うのに等しいです。

            > 9月末に入ってきた分を打ち切るのと、多少納入が遅れても、1ヵ月見れば十分だろうという見込みです。アストラゼネカ製もバックアップとして準備していると思います。

             それなら有効性が確認されているワクチンの方を使用し、10月以降分のワクチンを予約すればいい話です。効くかどうかわからないイベルメクチンを投与する根拠にはなり得ません。

            > この部分は、治験データ・臨床データを取りながら走りながら考えようと言っています。

             それなら北里大の治験結果を待ってから使用の可否を判断してもよいのでは?効くかどうかわからない現段階で政府レベルで推奨しよう、というのは患者さんに対しても国民に対しても無責任です。
             そういう無責任な主張をしておいて有害事象が後で判明した時の責任は医師が取れ、というなら「ふざけるな」としか言いようがありません。薬害エイズ事件のような社会問題と化したら「普通の医療事故と同様に判断される」訳がないでしょう。

            >  標準処方を寄生虫処方の標準処方量と禁忌他注意事項と書けば納得いただけますか?
            > 上記長尾医師や東京都医師会が標準使用量は公開していると思います。多分寄生虫に対する使用量だと思います。

             どうもイベルメクチンがコロナに有効と信じ込んでいるだけで、「どのくらいの量が有効であったとされるのか」を知らない上、寄生虫に対する用量とコロナに対する用量をごちゃ混ぜにしてるようですね。
             だからこの辺の話がかみ合わない。
             
            > 効果があったか否かをあらゆる角度から検証する必要はありますが、別問題ではありません。

             え?
             これが別問題であるという事さえも理解できないのですか?

             「風邪をひいた時にトンスルを飲んだら治った」というのを、「トンスルは風邪に効果がある」と言うのは別問題ではない、と言ってるようなものですよ?

            > ただ、尼崎の長尾先生や福岡記念病院等少なくない医師がイベルメクチンをコロナ治療に使って成果を上げている事実があります。
            > 尼崎の長尾先生や福岡記念病院等の例、東京都医師会の資料から
            効果に対しては   “効果のある可能性が高い”
            安全性にたいしては “今までの使用実績から、通常の医薬品から逸脱するものではない”
            と思っています。

             その資料は論文にまとめた上で査読されてるのですか?そしてこれまでに上がってきたイベルメクチンの有効性を否定する論文に対する反証になってますか?
             それができてないなら症例報告と変わりません。イベルメクチンの有効性の証明には程遠い。
             「効果がある可能性が高い」と「有効である」は違います。

             医師が各自で判断する分については「効果がある可能性が高い」の段階で投与してもいいでしょう。責任を医師が取るならば。
             しかし政府レベルで推奨するのであれば、「有効である」の段階にならなければなりません。現段階ではイベルメクチンのコロナへの効果はまだそこに至っていません。
             であれば、現段階では政府レベルの推奨はせず、治験結果を待ってから検討する事が安全かつ効果的です。
             
            > まともな医師が処方すれば“大量殺人になることは無い”と確信しています。

             あなたの確信に何の意味があるのですか?
             政府レベルでイベルメクチンの投与を推奨すれば、低い確率であっても中毒性表皮壊死症の発症例は増えます。この死亡率は20〜40%と高いです。
             対症療法でも治るはずだったのに、イベルメクチンを投与したせいで患者さんが複数亡くなる事はあり得ます。下手すりゃ犠牲者が10名以上出るかもしれません。そうなれば大量殺人として扱われます。
             あと、「まともな医師」と書きますが、その定義は?
             普通の医師が用法用量を守って投与しても、副作用は一定の確率で起きます。いわゆるまともな医師ならイベルメクチンの犠牲者が出ないと思っていたら、それは薬に対する理解が不足しています。
             

             繰り返しますが、走りながら調整するのは人の命が関わってない場合の話。人の命が関わる事なのに効果と安全性を確かめないまま走るのはただの無責任です。それがわからない人が人の命に関わる問題を扱うのはあまりにも危険です。やめて下さい。

          • とある福岡市民 様のコメント2021/08/15 11:45への返信です。

            とある福岡市民 様

             >医師が各自で判断して投与する事については問題ありません。

            という事は、
             COVID19用に、ワクチン接種完了までの処方量を確保することと、それをアナウンスすることには問題ないですよね。

            同じデータを見ても
            ・医療崩壊の可能性とその結果としての死亡者数
            ・ワクチン接種進捗の見込み
            ・イベルメクチンの有効性
            ・イベルメクチンの副作用の発生確率
            の現状認識(と予測)が違うので、これ以上議論しても無駄でしょう。

            COVID19ワクチン承認時の立民や共産党の論理立てを思い出します。

            > ミチューリン農法やルイセンコの理論は効果が確認されないまま、政府レベルで推奨されました。その結果、あらゆる国で大凶作を起こし、多くの人を餓死させてしまいました。

            は、比喩として妥当でしょうか? 単なるラベルではなく、具体例、その原因と対策が挙げられていると、少しは議論できるでしょうが、ここでやるつもりはありません。

            >それなら有効性が確認されているワクチンの方を使用し、10月以降分のワクチンを予約すればいい話です。効くかどうかわからないイベルメクチンを投与する根拠にはなり得ません。

            いま議論しているのは、ワクチンがあってもタイミング的に接種出来ない人が罹患した場合の話です。

            >それなら北里大の治験結果を待ってから使用の可否を判断してもよいのでは?

            当然、治験の中間データを逐次フィードバックするでしょうが、結果を待ってからと言うのでは今の医療崩壊に間に合うかどうかがポイントですね。

            > どうもイベルメクチンがコロナに有効と信じ込んでいるだけで、「どのくらいの量が有効であったとされるのか」を知らない上、寄生虫に対する用量とコロナに対する用量をごちゃ混ぜにしてるようですね。
             だからこの辺の話がかみ合わない。

            そうですね。議論がかみ合わないポイントは、加えて医療崩壊を考慮しているか否かでしょう。
            用量に関しては、安全性を考えるとここからスタートするのではないでしょうか。
            長尾先生や東京都医師会の用量指針も同様(成人男性3mgX4錠@60kg)だったと思います。
            有効性については、東京都医師会の資料をベースにに考えて居ます。
            https://www.tokyo.med.or.jp/wp-content/uploads/press_conference/application/pdf/20210309-5.pdf 

            > え?
             これが別問題であるという事さえも理解できないのですか?

            問題を定義せずに思い込みだけで、雑な議論をするつもりはないと言っています。

            >「風邪をひいた時にトンスルを飲んだら治った」というのを、「トンスルは風邪に効果がある」と言うのは別問題ではない、と言ってるようなものですよ?

            的外れ、且つ雑な比喩に付き合うつもりはありません。が、
            強いて言えば、風邪をインフルエンザに、トンスルをタミフルに置き換えた方が適切でしょう。(それが意図するものかは別として。)

            >医師が各自で判断する分については「効果がある可能性が高い」の段階で投与してもいいでしょう。責任を医師が取るならば。

            元々そう考えて居ます。

            >対症療法でも治るはずだったのに、イベルメクチンを投与したせいで患者さんが複数亡くなる事はあり得ます。下手すりゃ犠牲者が10名以上出るかもしれません。そうなれば大量殺人として扱われます。

            医療崩壊、及び放置したために亡くなる方との衡量が足りませんね。

          • > COVID19用に、ワクチン接種完了までの処方量を確保することと、それをアナウンスすることには問題ないですよね。

             そのアナウンスを政府レベルでやる事に問題があると何度も言ってるのですけど。

            > は、比喩として妥当でしょうか? 単なるラベルではなく、具体例、その原因と対策が挙げられていると、

             農家のご出身ならミチューリン農法やルイセンコ農法の話を知ってるかと思いましたが、知らないのですか?医療界であなたのようなせっかちな事をして悲劇を産んだケースが思いつかなかったのでこの例を引き合いに出しましたが。

            > いま議論しているのは、ワクチンがあってもタイミング的に接種出来ない人が罹患した場合の話です。

             だからこそ効くかどうかわからないイベルメクチンの使用を政府レベルで推奨するのはまだ早いと言ってます。

            > 問題を定義せずに思い込みだけで、雑な議論をするつもりはないと言っています。

             イベルメクチンが効くかどうか結論が出てない段階で、「有効である」と思い込んでいるような人がそんな事を言っても白けるだけです。

            > 的外れ、且つ雑な比喩に付き合うつもりはありません。が、
            強いて言えば、風邪をインフルエンザに、トンスルをタミフルに置き換えた方が適切でしょう。(それが意図するものかは別として。)

             不適切です。
             「イベルメクチンを飲ませたコロナ患者さんが治った」からと言って「イベルメクチンはコロナに効果がある」事にはならないという事を言いたいのですが、どうしても理解できないようですね。
             あなたは相関関係と因果関係の区別もつかないのですか?統計の基本中の基本さえわかってないようですね。

            > 医療崩壊、及び放置したために亡くなる方との衡量が足りませんね

             イベルメクチンが効くかどうかわからない以上、イベルメクチンに医療崩壊を防ぐ切り札として使う訳にはできません。むしろイベルメクチンによる思わぬ薬害や、他に有効な治療の開始を遅らせてしまう事により、医療崩壊がかえって悪化させてしまう危険さえあるのです。

             この事は何度も繰り返し述べてきたのですが、どうも理解できないようですね。

             政府のやり方があなたのような無責任でせっかちな態度ではなく、少し遅くとも慎重に行われて良かったと思います。

          • とある福岡市民 様のコメント2021/08/15 17:20 への返信です。

            とある福岡市民 様

             相関関係と因果関係のベン図を書いてみましょう。

            >「イベルメクチンを飲ませたコロナ患者さんが治った」からと言って「イベルメクチンはコロナに効果がある」事にはならないという事を言いたい・・

            同様に
            「イベルメクチンはコロナに効果がある可能性がある」ですよ。

            この問題の様に正解が未だ見えない問題に対するスタンスは、相関関係(観察)から入り、因果関係を推測し、それを仮説として、条件を振っても相関関係があり、仮設通りのメカニズムで説明できるか検証するのが常道です。なので別問題ではないと言っています。
            (イベルメクチンの場合には、全くの新発見ではないので因果関係の推測から入っているかもしれませんが)

          • > 「イベルメクチンはコロナに効果がある可能性がある」ですよ。

             それは同時に「イベルメクチンはコロナに効果がない可能性もある」という事です。「可能性がある」ところから治験を行った結果、プラセボに負けて開発中止となった薬は山のようにあります。
             東京都医師会の資料や長尾先生の経験ばかり調べるのは明らかに偏ってます。イベルメクチンのコロナに対する有効性に疑問を呈する側の論文も調べましょう。

             さっきも書きましたが、政府レベルで推奨したりアナウンスしたりするのは「可能性がある」段階ではなく、「有効である」と判明した段階で行わなければなりません。だから今進行している治験を待ちましょう、と言ってます。その結果を待ってからでも遅くはありません。

            >菅さんが”緊急事態にモードを切り替える!”と宣言してロナプリーブとイベルメクチンの増産と確定買取を宣言し、イベルメクチンは軽症者、ロナプリーブは中等症以上でそれぞれ重症化因子を持つ罹患者への開業医での積極投与を10月末までの期間限定で進めれば、”危機管理の菅”として長期政権も可能と思います

             「可能性がある」段階で政府が現場での使用を推奨してしまう事がなぜいけないのか。それは大躍進政策や青山里方式がそうして目も当てられない程の大失敗を犯したからです。それを始める時、毛沢東も金日成もあなたと似たような事を言ってました。
             いい機会ですから、ルイセンコ農法と合わせて調べてみて下さい。過去の失敗から学べる事はたくさんあります。

             農業であれば例え失敗しても人は死にません。やり直しの効く範囲の失敗で有れば検証して再挑戦すればいいし、それこそ走りながら考える事もできます。
             しかし医学や薬学では失敗すると人が死にます。亡くした命は取り返しがつきません。
             「医療崩壊、及び放置したために亡くなる方との衡量が……」とあなたはいいますが、イベルメクチンを軽症者に使った事で、かえって重い障害が残ったり命を落としたりする恐れだってあるのです。従来通り対症療法であれば救えたはずの人が。
             今のところ、イベルメクチンのコロナへの効果については否定的な見解が主流であり、あなたのような無責任な事を政府レベルで推奨したら、むしろ使わない方がかえって犠牲者が少ない可能性もあります。

             「その薬で数千人が助かるなら、薬の副作用で数人が死んでも小さな事だ」という考え方は医学薬学では受け入れられません。その数人の死を防げないと判明した時点で治験を打ち切られた薬がたくさんあるのです。ここが同じ科学でも、医学薬学と他の分野が大きく違うところです。

             この事を考慮せず、「医療崩壊、及び放置したために亡くなる方との衡量が……」などと、薬によってかえって苦しむ事になった人の事を考えない人には、そもそも医学や薬について語る資格がありません。
             「危機管理の菅として」……みたいな妄想など、最早笑うしかありません。

        • >副作用や危険性も問題視

          イベルメクチンは医師の判断でコロナ治療に使うことが許可されてます。
          本当に危険なら医師会や分科会はストップかけないんですかね。

          • 現 様
             興味深いペーパー提示ありがとうございます。

            このペーパーではイベルメクチンの対COVID19効能については懐疑的の様ですね。
            FLCCCとは立場が違うのでスタンスもかなり違いますね。
            FLCCCも効果があると言っている割には、NHIがやっとイベルメクチンをニュートラルに引き上げたと言っているので、本格的な特効薬として承認されるのはかなり先、または永遠に来ないかもしれませんね。
            また、オーサーがイタリアとチリと言うのはどういう関係でしょう? イタリアってかつては医療先進国だったからかな。

            イベルメクチンについて、直接のCOVID19増殖防止よりも、人体の免疫を刺激してウイルスに対する耐性を上げる方に注目されているようですが、治験結果が出るには時間がかかるでしょうね。

          • 上の方の資料とは、2021/08/15 10:15 10:15で提示されているパワポ資料(のpdf)でしょうか?

            これによると自然免疫等による細胞内でのウイルス増殖抑制を作用機序としているようなので、in vitroの実験系にも反映されるはずです。

            なので、

            >人体の免疫を刺激してウイルスに対する耐性を上げる

            についてはほぼ否定的と思われます。
            (文献が提示されていないので、判断できかねるところもありますが・・・)

            ちなみに、2021/08/15 16:32 16:32で提示されている方は削除されているようです。

          • 現 様のコメント( 2021/08/15 21:39)への返信です。

            現 様
             フォローアップありがとうございます。
             また、返信遅くなり申し訳ありません。
             もう読まれないかもしれませんが、念のため返信します。

            >上の方の資料とは、2021/08/15 10:15 10:15で提示されているパワポ資料(のpdf)でしょうか?
             上の方の資料が 現 様とのやり取りの何処にあるか判らずマップできませんが、
            “人体の免疫を刺激してウイルスに対する耐性を上げる・・”に関しては、
            より詳しい記述が

            くろだい 様が提示(2021/08/16 08:11)くださった
            >北里大学の八木澤先生らによる、イベルメクチンの臨床試験の世界的動向についてまとめられた総説・・・
            http://jja-contents.wdc-jp.com/pdf/JJA74/74-1-open/74-1_1-43.pdf

            にあり、その“6.おわりに”に投与量が非常識に多くなってしまうという批判に対する反論らしきものがありますが、私には付いてゆけません。

            くろだい 様の同コメントには
            >一方、COVID-19に対するイベルメクチンの投与については、EBMの観点で疑問視される意見もありました。
            https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=17787

            が20221/08/10に最新のコクランレビューを根拠として”EBMの観点で疑問視“しているようですが、前記”八木澤先生の総説“を読むと、それぞれの事情がある様な書きぶりで、どちらが正しいという簡単な話ではないことも分かりました。

            >ちなみに、2021/08/15 16:32 16:32で提示されている方は削除されているようです。

            に関しては2021/08/15 10:15 10:15で提示されているパワポ資料(のpdf)と同じものをリンクしたはずなのですが、どこかおかしくなっていますね。

             北里大学に出来るのは、有効性に関し、統計的に有意差があるというところまで(それ以上はお金が続かないのと、製薬会社の協力がないと時間がかかりすぎる)でしょうが、公益性という意味で頑張ってほしいと思います。有効性の証明も難しいかもしれませんが。

            其れとは別に、本題の“医療崩壊を起さない対策”の一つとして、最前線の先生方が珠切れを起こさず、頑張ってくれるのを期待しながら応援しています。

            どうもありがとうございました。

      • ロナプリーブは値段を考えれば(多分、相当高い)、開業医での積極投与は認めるべきではないと思います。だって、超軽症の患者でも、患者が投与を希望したら開業医が断ると思いますか?せめてCTで肺炎象がある、とか、明確な縛りをかけないと、乱用するのは目に見えてます。オプジーボと違って症例数が桁違いですから財政へのインパクトは甚大です。そんな金があったら他に使い道はいくらでもあります。
        個人的には、開業医は基本信じていません。今だって、きっちりお盆休みをとってる医者がほとんどです。医師会が何と言おうと、彼らが動くのは札束で頬を張られた時だけです。
        個人的には、ポンコツを当てにするより、重症者のスクリーニングと中等症Iの受け皿としてCTが稼働している急性期中小病院の活用を考える方が理にかなってると思いますね。経営的にも苦しい規模ですから、今後のパンデミック時などの災害対応にも積極的に協力することを条件に、恒久的な財政支援とかのスキームがあれば、乗ってくるんじゃないかな。当面はスクリーニング機能、中等症⇔重症患者の移動を目的に大規模病院をハブにしたネットワーク化まで持っていければ将来的な発展性もありそうですが。
        こんなことでもなかったら既得権でガチガチの業界ですから、ガラポンやるにはいい機会だったのになあ。
        そういう意味でも、菅さんは先を見るタイプではなさそうですね。

        • 市井の内科医 様

           素人の思い付きにコメントありがとうございます。
           仰る様に医療システムのガラガラポンは今がチャンスですね。

           大規模病院をハブにした中小病院のネットワーク化はすでに進んで居ると思っていましたが、感染症2類相当以上で保健所が間に入ることでネットワークが機能しないという話もプライムオンラインで長尾先生が仰っていました。

          菅さんは厚労族ではないので個別具体案をご自分では考えられないでしょうが、詳しい政治家、官僚は居るはずで、そこから知恵が出てこないのは何故なんでしょう。

          • 私が思いつく程度の案、東大出の官僚が考え付かないわけありません。しかし、医療関係の予算には限りがありますから、病院に金を回せば、開業医に行く金を削るしかない、ワクチン接種に絡んで医師会へ配慮する必要から潰された可能性はあるのかな。まあ、医師会は医療のグラウンドデザインより、開業医の利益ですから仕方ないとしても、それにワクチン接種程度の事業で折れる菅さんも情けない。そう考えると、やはり、菅さんは大局でものを考えずに、目の前の課題を片付けることに囚われるタイプ?トップ(総理)には向かない方なのかもですね。

          • 族議員の皆さんのベクトルは基本的に既得権益を維持伸長する方向に準じているから、ではありませんでしょうか?

        • 市井の内科医様

          ガラポンという点では、地域医療構想は中止になりそうにありません。

          https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000711449.pdf

          私が住む県では、感染症騒ぎが終われば病床数削減の議論の再開が待っており、感染症と将来の病床数削減の両方で戦々恐々といったところです。

      • 農家の三男坊様

        緊急時には時間をかけて最良手を探すような立民手法はペケ(一昨日お出で)。拙速でも次善と思われる策を実行するのが王道です。何が次善であるかは結果論ですが、思考過程決定過程を公開すれば、皆納得すると思う。

        ということですが、万一、C型肝炎のように、イベルメクチンによる重大な副作用や、将来的な薬害が発生した場合、思考過程決定過程を公開したとして、その被害者全てが納得するでしょうか。その被害者を追跡するだけでも大変な作業が生じますし、実際、私の医療機関でも未だに紙カルテの追跡調査に協力しています。

        拙速でも次善と思われる策を実行することには同意しますが、これまでの研究では、イベルメクチンが特効薬になり得るという結果は報告されていないと認識しています。だからこそ、日本での治験の結果を待つのも王道ではないでしょうか。

        • くろだい 様

          >万一、C型肝炎のように、イベルメクチンによる重大な副作用や、将来的な薬害が発生した場合

          これをどの程度の確率と見るかですが、イベルメクチンは実績があり、その範囲内で使う限り通常の薬と同等と考えることのできる確率だと思います。

          C型肝炎の場合、厚生省の対応が悪かったのが薬害としてクローズアップされた原因だと思います。東京都医師会のガイドライン(患者の同意を得る)と最新の知見をフィードバックして投与すれば、あのような訴訟にはならないと思います。

          >イベルメクチンが特効薬になり得るという結果は報告されていないと認識しています

          上の方で示した、東京都医師会の資料ではBIRDとFLCCCが”なり得る”というデータを示して居ます。

          >日本での治験の結果を待つのも王道ではないでしょうか
          医療崩壊が起きなければ、そういう考え方が普通でしょう。

          • 農家の三男坊様

            早速のご返信ありがとうございました。

            さて、ご引用されました東京都医師会の資料にございますBritish Ivermectin Recommendation DevelopmentとFront Line COVID-19 Critical Care Allianceのデータとのことですが、東京都医師会の資料には参考文献の例示がないのが残念ですね。

            両グループとも、引き続きイベルメクチンの有効性を主張してはいるのですが、その主張の根拠となる一部の論文が取り下げられたようです。これで特効薬になり得るのでしょうか?

            https://www.newswise.com/coronavirus/joint-statement-of-the-flccc-alliance-and-british-ivermectin-recommendation-development-group-on-retraction-of-early-research-on-ivermectin/?article_id=754488

            もし、将来的な薬害や、副作用のリスクよりもイベルメクチンの効果が高いということであれば、その根拠となる研究をご教示いただけますでしょうか。私も調べてみますので。

            また、現在進められている治験と、「最新の知見をフィードバック」との違いについてはどうお考えでしょうか。

          • くろだい 様 のコメント(2021/08/15 21:5)への返信です。

            くろだい 様

             情報共有ありがとうございます。

            >これで特効薬になり得るのでしょうか?

            は、”両グループとも、引き続きイベルメクチンの有効性を主張している” ので ”分かりません” としか答えられないですね。

            >将来的な薬害や、副作用のリスクよりもイベルメクチンの効果が高いということであれば、その根拠となる研究をご教示いただけますでしょうか。

            現時点では、BIRDとFLCC及び長尾先生の話しか知らないです。申し訳ありません。

            >現在進められている治験と、「最新の知見をフィードバック」との違いについて

            ”現在進められている治験”とは”北里大学と東京都医師会の治験”を指します。この結果が出てくるのは10月末以降になると思っています。下手したら1年くらいかかるともいわれています。
            ”最新の知見”とは、今想定している副作用以外の副作用等が発生した場合等のことを想定しています。
            ただ、10月末で区切っているので、そんな知見があるか判りませんがC型肝炎や原発村の様な無謬のイデオロギーに落ちないようにする意味です。

          • 農家の三男坊様

            早速のご返信(2021/08/15 23:03 23:03)ありがとうございました。

            北里大学の八木澤先生らによる、イベルメクチンの臨床試験の世界的動向についてまとめられた総説がございました。
            http://jja-contents.wdc-jp.com/pdf/JJA74/74-1-open/74-1_1-43.pdf

            一方、COVID-19に対するイベルメクチンの投与については、EBMの観点で疑問視される意見もありました。
            https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=17787

            個人的には、途上国での本来の使い方への影響、例えば価格高騰や耐性についても視野に入れたうえで検討が進められていると思っています。

            現在、北里大学様で進行中の治験の結果を期待して待ちたいと思います。ありがとうございました。

          • くろだい 様 のコメント(2021/08/16 08:11)への返信です。

            くろだい 様

             早速の情報共有ありがとうございます。

             イベルメクチンでなくても良いのですが、上手く対策が出来、この2,3ヶ月が山場と思われる、医療崩壊危機を上手く乗り越えられることを祈っています。
             
             ありがとうございました。

        • くろだい 様

          >イベルメクチンが特効薬になり得るという結果は報告されていない

          市井の開業医が使用して効果がありそうだと言っても医療行政に反映されますか?
          これを投与して重症化した患者は居ない(そういう報告はあります)、と言うだけでは多分治験にはならないんで、「効果は確認されない」となるんですね。しかし、そもそもコロナに対して積極的に治験を進めているのでしょうか?
          平時じゃないんですから、重篤な副作用が無いならどんどん投与すれば良いのです。
          実際には効くかも分かりませんし、プラシーボ効果で治るかも知れません。
          病床が逼迫して入院は出来ない、ホテル療養は療養とは名ばかりで治療は受けられない。
          自宅療養も医師がタッチしないから投薬すら出来ない。
          現状、医療は機能しなくなってます。
          抗体カクテルは点滴なので「入院」しなければ使えませんが、飲み薬なら自宅療養でも使えます。
          特にイベルメクチンは初期投与の効果が大きいと言われてるので、重症化して入院出来てからでは遅いのです。
          何もしないで「何時死ぬか」心配しながら寝てる「だけ」より、わずかな可能性があるなら投与するのが当たり前です。

          効果が確認されてないのは、飲食店の酒類提供だって同じなんです。

    • これを機会に一般国民に「救急医療の適正使用」の意識が高まってくれないかなあと思います。
      緊急性のない受診はステイツ並みに5時間待たせるくらいはしてもいいんじゃないかとw

      あと開業医も金曜日の午後遅くとか就業時間ギリギリに送ってくんのもいいかげんにしろwww。

      • 「救急医療の適正使用」の意識、に関しては、30年前から何の改善もないか、むしろ、悪化している印象ありませんか?言いたくはないですけど「生〇」の方の態度なども大きくなる一方です。
        とりあえず、救急車は一律5000円ぐらいは取ることから始めるといいと思いますが、そうすると、また立憲が「弱者切り捨てだ」とか騒ぐんだろうなあ。
        医師会が何と言おうと、周辺の開業医の皆さんは、きっちり1週間以上「お盆休み」をとられております。よく「地域医療に貢献したくて開業しました」とかHPに書いてるのを見るけど鼻で笑うわ。
        関係者だと思われたくないから「日本医師会」って名前やめてほしい。
        「日本開業医互助会」とか「日本医業経営者会」に改称願いたい。

  • 自治体の首長やメディアは政府に責任転嫁し過ぎているなと感じます。連日のように煽りまくり、それで陽性者急増が起きたら政府が悪いと言いまくる。メディアはそれで視聴率を稼ぎ、首長は政府の対応が悪いと言う。未曾有の状態なのだからもっと協力してやる雰囲気が必要なのだと思いますが。

    • めたぼーん 様
       仰る通りですね。
       そして、大阪維新にも日本維新にも失望しました。
       やっていることは、地方分権・自治の否定です。

       医療体制構築に関しても緊急野戦病院設置等、知事会が積極的に議論して立案し、
       必要な金・立法を国に要求すべきと思うが、やっているのは経済破壊と責任転嫁だけのように見える。

    • いろいろな施策がとられるとして、感染防止ないし感染拡大の根源は各自の行動にある訳ですから、マスゴミの煽りで国民の中に「感染するのは行政が悪いからで自分の行動のせいではない」というような無責任な考えが広まった結果が、今の爆発的感染拡大のように思います。

      • その通りだと思います。
        マスコミによってオリンピックは反社会的行為の様に印象付けられ、自粛破りの正当化に使われたりしてますね。
        その意味ではオリンピックが感染拡大に影響があったと言えなくありません。

  • 更新ありがとうございます。

    東京都と、首都圏の1都3県で一日の新規陽性者が11,000人というのは確かに多過ぎですね。他の地域(関西圏約3,000人、北海道、東海)に比べて、突出してます。

    65才以上は2回摂取済みとしたら、64歳以下〜50歳迄の新規陽性者が増えて、重症化していると思います。但し、私の近辺では若い人(20〜30歳代)の陽性者発生が口伝いに聞こえて来ます。

    自宅待機になってますが、容態は安定している人ばかりです。でも老人や中年で同居している方は自分の身体も心配です。なかなか強いウイルスですね。

    しかし、菅義偉総理の無策ではありません。五輪が終わりココゾッとばかり、マスコミは身内の犯罪を報道する訳でも無く、菅首相らに襲いかかる。でも、立憲民主党なら国民のせいにしますヨ。知らん顔して、ぐちゃぐちゃにしてます、きっと!

  • 管政権にはワクチンしか対策が無い!
    とメデアと夜盗から攻撃されていましたが、予防接種と治療薬しか対策が無い事は明らか
    だから世界はワクチンを必死になって打っているわけです
    国内でのワクチンと治療薬の開発製造の見通しはどうなっているのでしょうか。
    方針は出ていましたがそれが十分なのか、又は不足しているのか
    当然今回の新型コロナだけでは無く次の感染症への対応も含めて。

    そう言えば日本学術会議なる物の提言がさっぱり聞こえませんぇ
    非常事態に大所高所からのご意見が聞けることをお待ちします

    • 日本学術会議のWebサイトによると、ワクチンに関する公開シンポジウム開催、会長談話の発表などの活動をしているようです。
      マスコミ屋さんが喜ぶような情報ではないので報道もされないのでしょう。

    • >管政権にはワクチンしか対策が無い!
      足を引っ張るためにはそのようにしか言いようがないのだろう。
      で、対策案はというとPCR検査という非現実的な対案。

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