不法行為の全コストを、利息付きで韓国にお返ししよう
個人的におそれていた事態が実現しました。明治期の産業革命施設の世界遺産登録を巡り、2015年7月に日本の外務省が切った「空手形」が、ブーメランの形で返ってきたからです。複数メディアの報道によれば、ユネスコ世界遺産委員会は22日、「軍艦島の朝鮮人強制連行・強制労働に関する展示方法や展示内容が不十分」とする趣旨で、日本を非難する声明を全会一致で採択したのだそうです。結論からいえば、これについては「放置」せざるを得ず、かわりに「根元を断つ努力」をしなければなりません。
ユネスコ、日本への非難決議
今後の日韓関係の、いや、今後の日本外交の「モデルケース」が出て来ました。
ユネスコ(※)世界遺産登録されている長崎県の端島(通称「軍艦島」)に関し、東京都新宿区にある「産業遺産情報センター」の展示方法や展示内容などを非難する決議が、ユネスコ「世界遺産委員会」で22日、採択された、などとする趣旨の報道がなされているからです。
(※ユネスコ(UNESCO)とは:「国際連合教育科学文化機関」のこと。 “UNESCO” は英語の “United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization” を略したもの)
ただし、これについて原文で確認しようとしたのですが、ユネスコのウェブサイト上、該当する決議案のようなものは、現時点では確認できません(探し方が悪いせいでしょうか?)。したがって、ここではそれについて報じたいくつかのメディアのリンクを紹介しておきましょう。
軍艦島「遺憾」決議の歪んだ調査 元島民「再調査を」
―――2021/7/22 22:51付 産経ニュースより
軍艦島巡り「強い遺憾」採択 世界遺産委/朝鮮半島出身労働者の説明「不十分」
―――2021年7月22日 22:05付 日本経済新聞電子版より
ユネスコ、「日本の軍艦島歪曲」決定文を全会一致で採択…日本は沈黙
―――2021.07.23 06:52付 中央日報日本語版より
日本の軍艦島説明に「強い遺憾」 改善を要求=ユネスコ
―――2021.07.22 21:59付 聯合ニュース日本語版より
これらのメディアの報道を総合すれば、決議が行われたのは22日で、ユネスコ世界遺産委員会が「明示日本の産業革命遺産」を巡り、「多くの朝鮮半島出身者などが意思に反して連行され、厳しい強制労働に従事したことの理解を助ける展示」などが不十分などとして「強い遺憾」を表明したそうです。
また、決議自体に法的拘束力はないものの、日経電子版は「同委員会は2022年12月1日までに取り組みを報告するよう求めた」ため、「日本が対応を迫られる可能性がある」、などとしています。
これについて、どう考えるべきでしょうか。
日本の側にもかなりの責任がある
世の中的には、韓国に対する怒りの声も強いのですが、本件に関する当ウェブサイトの考え方は、ちょっと異なります。結論的にいえば、今回の決議自体、国際社会から見れば「日本が約束を果たしていない」と受け取られても仕方がないものです。
昨年の『「約束破り」の常習国家が日本に「約束を守れ」と要求』などを含め、これまでに当ウェブサイトで何度となく述べて来たとおり、そもそも日本は明治期の産業革命関連施設の世界遺産登録自体、すべきではありませんでした。2015年の段階で、すでにケチがついていたからです。
これらの世界遺産登録がなされたのは2015年7月のことですが、これに先立って、韓国側からはそれこそ国を挙げ、「朝鮮人労働者の強制労働が行われた施設が含まれている」として、ロビー活動を中心とした猛烈な妨害工作がなされました。
しかも、自国で中東呼吸器不全症候群(MERS)が蔓延しているなか、防疫対策などそっちのけで、尹炳世(いん・へいせい)韓国外交部長官(当時)がわざわざ訪欧するなどして、日本が登録しようとしている世界遺産が「朝鮮人を強制労働させた場だ」などとする虚偽の事実を言いふらしたのです。
こうした虚偽の歴史を捏造し、日本を貶めるというのは、韓国、中国、北朝鮮の常套手段ですが、それと同時に当時の日本の外務省も、かなり対応がマヌケでした。
ここでは、2015年7月5日、佐藤地(さとう・くに)ユネスコ大使が発言した内容を、そのまま紹介しましょう。
Madame Chairperson,
Thank you for the opportunity to deliver this statement on behalf of the Government of Japan.
It is quite an honor for the Government of Japan that the ”Outstanding Universal Value” of this property has been duly evaluated and that, with the support of all Members of the Committee, it has been inscribed on the World Heritage List by a consensus decision.
The Government of Japan respects the ICOMOS recommendation that was made from technical and expert perspectives. Especially, in developing the ”interpretive strategy,” Japan will sincerely respond to the recommendation that the strategy allows ”an understanding of the full history of each site.”
More specifically, Japan is prepared to take measures that allow an understanding that there were a large number of Koreans and others who were brought against their will and forced to work under harsh conditions in the 1940s at some of the sites, and that, during World War II, the Government of Japan also implemented its policy of requisition.
(【出所】2015/07/14付 外務省『「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業」のユネスコ世界遺産一覧表への記載決定(第39回世界遺産委員会における7月5日日本代表団発言について)』。下線部は引用者による加工)
客観的に見て、日本政府は強制連行と強制労働の事実を認めた
この文章、いったい何が問題なのでしょうか。
上記文章のうち、下線を付した部分を意訳します。
「日本は非常に多くの朝鮮人を含めた労働者がいくつかの場所で、1940年代に厳しい環境の下、自らの意思に反して連行され、強制労働に従事させられた(中略)ということの理解の促進に向けた行動を取る準備がある。」
日本自身がこうハッキリと述べているのです。客観的に見て、これは日本政府自身が朝鮮人の強制連行・強制労働の事実を認めたのとまったく同じです。
ちなみに外務省はこの “forced to work” については「違法な強制労働があったと認めるものではない」、「その旨は韓国側にも明確に伝達している」、などと述べています。
原文をそのまま引っ張っておきましょう。
- 「意思に反して連れて来られ(brought against their will)」と「働かされた(forced to work)」との点は,朝鮮半島出身者については当時,朝鮮半島に適用された国民徴用令に基づき徴用が行われ,その政策の性質上,対象者の意思に反し徴用されたこともあったという意味で用いている。
- 今回の日本代表団の発言は,従来の政府の立場を踏まえたものであり,新しい内容を含むものではない。
- 今回の日本側の発言は,違法な「強制労働」があったと認めるものではないことは繰り返し述べており,その旨は韓国側にも明確に伝達している。
意訳すれば、「前から政府が答弁している内容と矛盾してないの!外務省に責任はないの!韓国にもちゃんと伝えたの!だから大丈夫でしょう?」、といったところでしょう。
なにをたわけたことを言っているのでしょうか。
普通に考えたら、 “a large number of Koreans and others who were brought against their will and forced to work” などと表現すれば、韓国側がその言葉尻を捉えて、「ほら!日本政府も強制労働を認めた!」などと大騒ぎすることは、火を見るより明らかだったでしょう。
それだけではありません。
この文章を読んだら、「あぁ、日本は大量の朝鮮人を本人たちの意思に反して強制連行して強制労働させたと認めたんだね」、としか受け止められません。外務省的には「認めていない」という立場を主張しているのですが、そんな外務省内の屁理屈、国際社会で通用するわけがありません。
ドイツ人専門家が「展示は不十分」
実際、先ほど紹介したリンクのうち、産経の記事を読んでおきましょう。
- 「6月7~9日、ユネスコが派遣したドイツ人の専門家が産業遺産情報センター(東京都新宿区)を訪れた。日本政府が2015年7月の世界遺産登録時に『(軍艦島などでの)犠牲者を記憶にとどめる』と表明した措置が履行されているかどうかの確認だった」。
- 「ドイツ人は館内を視察し、『(朝鮮半島出身の)犠牲者の展示がない』との主張を繰り返したという。韓国が唱える朝鮮人労働者への非人道的な待遇は記録や証言で裏付けに乏しく、元島民は差別的対応はなかったと証言している」。
あたりまえです。
外務省の重過失により、結果的に日本政府自身が違法な強制連行と強制労働の事実を認めたのですから、こうなるのは当然でしょう。
いちおう、産経の記事では「外務省は水面下で巻き返しを図ったが、日本の国際社会での評価をおとしめようとする韓国の『政治工作』が成果を収める結果となった」と書いていますが、そもそも外務省や佐藤地なる者のチョンボが大きすぎるため、どちらかといえばこれは日本のオウンゴールではないかと思えてならないのです。
しかも、佐藤地なる者は、信じられないことに懲戒免職されなかったばかりか、その後は現在はハンガリー大使に栄転しました(現在は退任したようですが)。まったく外務省という組織は完全に腐敗し切っていると言わざるを得ません。
政治家や私たち国民は、外務省に対し、もっともっと強く怒って良いと思います。
この問題自体は放置するしかない
では、日本は今後、どうすれば良いのでしょうか。
外務省の「処理」は今後のこととして、まずは今回の件、正直、日本の側にも大きな過失があるのですが、それと同時に決議に法的拘束力がない以上、基本的には「無視する」しかないと思います。
決議どおりに対処したら、「朝鮮人の強制連行・強制労働」という、歴史的事実に反する韓国のプロパガンダをそのまま展示せざるを得ないわけですし、そのことは私たちの国・日本を不当に貶めるだけでなく、人文科学の一分野である歴史を日本自身が歪めるのと同じ効果をもたらすからです。
ただし、「諸悪の根源を断つ」という努力は、必要です。体にたとえていえば、癌を放置したまま熱を下げる努力をしてもあまり意味がないのと同様、いつまでも対症療法を続けるわけにはいきません。
まずは、日本の隣に、悪意をもって不当に日本の名誉と尊厳を貶めようとしてくる国が存在しているという事実を深刻に受け止めるべきです。
そのうえで、日本にできることは「癌細胞に栄養を供給しない」ことでしょう。
ユネスコ側が日本に「2022年12月までの対処」を求めるならば、日本は2022年の段階で、「ごめんなさい、 “forced to work” という表現は当時の外務省担当者の暴走でした」くらいの声明を出しておけば良いと思います。
また、それ以降もしつこく何か言って来るようであれば、世界遺産登録を謹んで返上したうえで、ユネスコへの資金拠出を止めるべきでしょう。
まずは、時間を稼ぐべきです。
というのも、諸悪の「根元」を断つためには、この「ユネスコ遺産問題」だけでなく、自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題などを「包括的に」解決することを目指さなければならないからです。
その「包括的解決」が意味するところは、拙著『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』でも報告した、「不法行為の全コストを、利息を付けて韓国に負担させること」にあります。
だからこそ、日本政府がこうした「包括的解決」の努力をするのであれば、このユネスコ云々の問題については、正直、個別対応するのではなく、放置しておいて良いと思う次第です。
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募集工も売春婦も「意思に反して」その境遇に置かれた人は一定数居ると思います。
最近でも囲い込みなどと言うタコ部屋まがいのものがあるのですから、戦前に全く無かったと言うのは考えられません。
で、これらの不法労働者斡旋の実体を調査し、その中で軍艦島がどうだったか、朝鮮人の比率がどうだったかを「丁寧に説明」すれば良いのです。
これは当時の日本の恥部に触れることなのでやりたくは無いでしょうが、ここまでくれば洗いざらい出すくらいの事はしなければならないでしょう。
今のままではそれこそ何十万と言う朝鮮人が強制連行されたという「雰囲気」だけが広がってしまいます。
勧告を奇貨として、自由応募工の実体・給与・待遇などを当時の資料を添えて展示すればよいし、軍艦島ではなく他の場所であったとしても、その不法斡旋の実態などを展示すれば良いのです。
今後売春婦などでも勧告があれば、同様に女衒の存在やピー屋の実態、売春婦の待遇などを詳細に展示して行きましょう。
日本に文句を言う度に、事実がどんどん明らかになると言う事に気づけば、韓国の勢いも鈍るのではないでしょうか。
ただ担当が外務相と文科省というのがどうも頼りないので、経産省や国交省も是非後押しをしてほしいのです。くれぐれも電通などに丸投げしないよう願います。
根元→根源かと思ってましたが。
ユネスコ、韓国、外務省のどれを潰す話かと思ってました(岸田氏が抜けてる?)。
軍艦島の話は、他の部分は評価が高いので、韓国が言ってくる話を事実を積み重ねて否定する以外に方法は無いと思います。
韓国の嘘歴史をまとめた、日本史研究館を作るのは、どうでしょうかね。
「こんげん」の漢字としては「根元/根源」どちらも正しいのですが、一つの文章に両方出てくると混乱しますね。どちらかに統一して頂ければと思います。
「ムービングゴールポストの変遷年表」を是非とも展示して欲しいですね。
根本を断つと読んで、いよいよユネスコを脱退する画策を始めるのかと思いました。国連も中韓が出資を増やし人も多数送り込むようになって、すっかり体質が変わりつつあるようです。今のユネスコの議長国は中国の筈で、ますます分が悪いです。
世界遺産は観光業に大いに貢献しましたが、それ以上のものは何かあったのでしょうか。世界遺産に登録されていなくても学術的に重要な遺跡・遺産は多数あります。最初から世界遺産などともてはやす特別扱いは反対でした。「政治目的に利用されるなら、世界遺産もユネスコもやめちまえー」って少し過激ですかね。観光業界から叱られそう。
観光業そのものを否定する気は毛頭ありませんが 観光立国なる言葉には違和感を覚えます。1億を超える人口を観光で支えられるはずもない。日本の美しい自然は確かに観光資源だが これも 行き過ぎると自然破壊に繋がり ブーメランとなる。観光地も今はコロナで閑散だが 一時はここは日本かと疑われる中国人観光客ばかり。到底旅の風情を楽しむことなどできなかった。また 中国資本の観光バスと中国資本のホテルが儲かるだけで けっして日本の利益にはなっていない。そして日本の老舗の旅館などが倒産し 日本のおもてなしも失われていく。カネに目がくらんだ連中が日本の文化を破壊している。
そうですね。おっしゃることに全面的に同意します。私は外務省の失策云々と言うより、そもそも、どんなものにも、いちいち世界遺産などという〝世界的権威” のお墨付きなるものを欲しがる日本人の権威依存根性にうんざりします。
外務省も地元の熱意におされて、不利な状況をおして登録をあせったのかもしれませんね。要するに、スタートから足元を見られていたのでしょうね。
たしかに佐藤地さんの力量も問題でしょうが、佐藤地さんだってこれでも登録のために逆境の中、精一杯やったのかもしれない。むしろその上役が問題でしょう。外務省幹部や岸田さんはどうだったのか?佐藤地さんをしっかりサポートできたのか?あるいは指示、指導できたのか?
私は、こんなところに国家としての意思の無さを感じます。たとえば、慰安婦問題、徴用工問題だって、とんでもないでっち上げだと言うのなら、なぜ教科書にそれをキッチリ載せない?今ですら、「検定で〝従軍” を入れるなと、強制があった。けしからん。」などと、朝日新聞様から政府、文部省に文句を許す体たらく。何事にも国民、国家に反対する個人、組織、外国勢力は存在します。国家の意思なくして、これらと戦うことは不可能です。こんなところにすら国家としての意思を反映させることができないようでは、憲法改正、本当の日本人による主権国家の設立など永遠に無理でしょう。
対応案は、案①放置/案②公開討議など色々あるでしょうが、小生は案②に一票です。
今回のユネスコ勧告により、韓国の主張が正義と認定された状況ですから、放置すれば「日本は勧告を認めている。」と世界各国から判断される危険性がある。
韓国の主張が事実でないなら、韓国の主張又は広報すべきとユネスコが判断する客観事象をテーブルに上げ、客観的事実に基づく検証を第3者を交えてすべきと考えます。
客観的事実に裏打ちされた自称であれば、世界に向けて広報すれば良い、と思います。
実際に起こった事象なら、多くのエビデンスが発見されるでしょうが、架空の事象ならエビデンスは発掘出来ないでしょうし、捏造エビデンスは正体を暴かれるでしょうから。
還暦5号 様
同意します。
今までは大人気ないだの、反論すれば余計火の手が大きくなるなど、要するにことなかれ主義の言い訳を並べて何もしなかったんです。
黙って無視しとくってのはそりゃあ楽ですわ、しかしそれが相手の言い分を認めることになると言うのは、仰る通りです。
外務省に専属の部局を設けて、韓国が一つ言えばその2倍・3倍の丁寧かつ詳細・緻密な説明をすべきです。
門外漢 さま
コメント、有難うございます。
下世話な感情でしょうが、賛同して頂ける方の存在は嬉しいものです。
私も賛成します。もう、対策をとることは日本として約束してしまったのです。徹底的に対応するしかありません。
何もしなければ日本は嘘つきです(これは反論の余地のない事実)。嘘つきの言うことはすべて嘘だと思われるでしょうから、韓国の主張が全面的に正しいと国際社会は認めるでしょう。
事実以外の展示説明は出来ません。
の一言で終わりですね。
嘘によるユネスコ世界遺産を強要するなら脱退もやむなし、とでも付け加えていただきたいです。
サラダチキン様は、一貫して外務省、というよりも外交官に共感的でした。私は、外務省は反日組織だと見做しています。エビデンスを元にどちらが正しいかを議論することは困難ですが、佐藤地氏の振る舞いは、外務省反日組織説の傍証くらいにはなるのではないでしょうか。
外務省が反日組織といっても、所詮は国家公務員の集合体です。ショッカーやギャラクターではありません。日本破壊の志を持って入省する若者はいないでしょう。組織風土の為せる業だと思います。
その組織風土を形成したのは、
・戦前から脈々と続くコミンテルン/中共の工作
・GHQの日本弱体化構想/WGIPによる戦後官僚機構の方向付け
・一度方向が決まってしまうと、前例主義に囚われ、自己改革ができない役人根性
あたりだと思います。
阿野煮鱒様
圧倒的に、GHQの日本弱体化構想/WGIPによる戦後官僚機構の方向付け、が原因かと思います。
文科省にも同じ匂いを感じます。
なお、アメリカをはじめとする欧米諸国が信奉する「戦前の日本絶対悪論」を日本人、それも政府関係者にも関わらず共有しているのが、旧来の外務省や文科省の役人なんだと思います(若い人は違うのかも)。。
まあ、いわゆる高学歴の人間は微妙に左寄りです。それが知的な証明でもありましたからね。
戦前生まれはともかく、団塊の世代くらいからは左寄りです。年々その傾向は薄れてきていて、私の世代くらいだとうっすら左寄りという程度です。
また、左寄りと言っても意図的に日本を壊してやろうと思ってるわけではありません。他国、特に中韓に少々融和的であるくらいです。
もっと大きな問題は「歴史戦」は外交官にとって、優先順位がかなり低い仕事で、かつ全く面白くもない苦痛な仕事だということです。うまくやって当たり前、失敗したら叩かれるだけで全く報われない仕事です。さらに言うなら、歴史戦を戦うトレーニングも受けていませんので、対応は行き当たりばったりになるのです。
反日行為をすれば国をあげて絶賛してもらえ、個人のやりがいも満足度もあり、高揚感も得られる韓国側と正反対です。
誰しも結婚の準備は楽しいですが、離婚の手続きは苦痛です。
会社立ち上げはやりがいがありますが、破産手続きは辛いだけです。虐めるのは楽しいかもしれませんが、虐められるのは面白いわけがありません。
歴史戦の守備側なんて本当に面白くもない仕事なんですよ。モチベーションがあがるわけもない。外交官も人間ですから、楽しい仕事は人一倍打ち込みますが、そうでない仕事は気がすすまないですね。
そもそもリソースも時間も与えられてないし、戦略も与えられてないから、その場しのぎなことしかできない。
「官僚なんだから、気が進まない仕事でも120%の力を発揮しろ!」と思う方は、軍における兵の士気の重要さを考えてください。士気が恐ろしく低い軍がまともに戦えると思いますか?
ついでに言えば、武器もなく戦略もなくて戦いに勝てると思いますか?それで負けたら兵士のせいですか?
歴史戦を戦う基盤もモチベーションも韓国とは数百倍も数千倍も違うわけですよ。これを現場の外交官の責任だけにするのは無理があります。
日本全体が歴史戦を戦うことを避けてきた結果なんですよ。外務省だけに責任を押し付けても解決はしません。外務省を過剰に叩けば、優秀な人材が逃げ出し、さらに外交力が弱るだけです。
一般の国民にできることは、歴史戦のネタが出てくるたびに怒りの声をあげることです。(ヘイトや根拠のないデマはだめです)
官僚は政治家に弱いです。極端に弱いです。蛇に睨まれたカエルのようなものです。局長クラスですらそうです。
そして、政治家は世論に弱いです。オールドメディアが世論に影響を与える度合いがまだまだ大きいのは残念ですが、ネットの世論もだんだん無視されにくくはなってます。
慰安婦像問題では、現地の領事館が「国民が怒ってるから、なんとかしろ!」と本省から怒られることもあります。(突然言われても、ほとんど何もできませんが)
外務省に多々の問題はあるものの、そこにだけ責任を押し付けて満足してるだけでは、ただのニーオナです。文大統領を笑えません。
自分たちも何ができるかも考えましょう。
意外にできることはありますよ。特にこういう影響力の大きなサイトに集まる皆さんなら。
私もサラリーマン時代、愛社精神を発揮して勤労することを求められ、それに見合う対価は無視され続けた経験を持ちますので、組織がその構成員に本気で戦うことを求めるなら、それに見合う武器弾薬(リソース)と、戦果に見合う報酬の必要性は理解します。
ただね、佐藤地氏の振る舞いは、戦う環境が整っていなかったからという言い訳が虚しく響くレベルだったと思います。とても同情できません。
鶏が先か卵が先か、ではありますが、外務省職員に対する考課基準の見直しはもちろん必須として、外務省の皆様にも、現在の省内理論が国民に通用するものか、また国際社会に通用するものか、ご再考頂きたいとも思います。
もちろん、政権を担う政治家の見識も問われるところです。目下の所、安倍総理に比肩するという贅沢は言わないまでも、安倍総理の後継になり得る政治家が見当たりません。
私はこの佐藤地氏のことを知らないのですが、最大限彼よりの発想をしてみると、こう考えていたのではないかと思います。
* 世界遺産登録が何よりの国益になる
* 一旦登録さえしてしまえば「説明義務」などは後でどうとでもなる。韓国も日本相手によくやってることだし、説明義務はなあなあで済ませてくれる
一つ、皆さんが見過ごしてることがあります。
韓国の反対を理由に日本が軍艦島の世界遺産登録を断念していたら、それはそれで日本のダメージになったということです。
韓国が反対さえすれば日本の登録は簡単に止めれるという別の悪しき前例になったでしょう。
また、佐藤地氏の発言内容は、韓国に付け入るすきを与えましたが、これが逆の立場だったら大した失点にはなってないと思うのですよね。韓国外交官が日本を利する発言をしても、韓国は官民の外交リソースを全力投入して、それを打ち消し、さらに日本にダメージを与える活動をしたと思うのですよ。
つまり、佐藤地氏の失策は失策ですが、それが致命的にな失策になってしまう現状は、よほど大きく根本的な問題だと感じます。
チキンサラダ様
チキンサラダ様>日本全体が歴史戦を戦うことを避けてきた結果なんですよ。外務省だけに責任を押し付けても解決はしません。
同意します。全くその通りどころか先ずは国民への安全保障の本質に関する教育から実施しないと。
当方が学生時代は歴史はただの暗記教科で安全保障との関連付けは皆無でしたが、安全保障との関連付けや当時の条件下でどのように行動するべきかのディベート等の「手段としての歴史教育」って今の日本で若者相手にはされているのでしょうかね(笑)。
安全保障は「政治・経済」という科目で扱いますね。ただ、履修者は恐ろしく少ないですね。
私は中学高校で現代史も勉強したので、あまり実感がないのですが、公立高校などでは現代史をあまり勉強しないそうですね。
古代中世も大変面白いですが、近世あたりからは現代に大きく影響を与える出来事が多いので、歴史教育の重心を移すべきかもしれませんね。
あと、政治経済も受験で必須にしてしまえばいいのに。
日本は今の状態を続ければ良いですね。
事実に反した韓国側の主張を受け入れるなど言語道断、当初から企まれていた韓国側の罠に落ち、徴用工問題が慰安婦問題(敗北)ぼ二の舞になるのは必須です。
ユネスコ側へは、日本が認識している事実を伝え、佐藤元ユネスコ大使の発言は説明不足であったこと、場合によっては事実誤認の発言をしたと素直に認めるべきでしょう。
ユネスコが世界遺産登録取り消しをするのなら、それはそれで良いと思います。
これを機に、日本は歴史建造物を観光地化して儲けるために世界遺産登録を利用することはやめるべきでしょう。。
昨今の地方の世界遺産登録活動は目に余るさもしさです、招致登録コンサルタント等も跋扈している模様です。
魅力ある遺産ならば、しっかり世界に発信すれば良いだけです。
なお討論すべき、という意見には私は与しません。
事実は事実として存在しているにも関わらず、韓国側と討論することで「日本は歴史を修正しいる、反省していない」という国際世論が広がり、藪蛇となる可能性が高いと思われますので。
戦前の日本絶対悪論が染みついている欧米に対しては、いかなる証拠を突きつけても無理かと思います、証拠を偽造していると一層批判を浴びるだけでしょう。
もしくは討論する
相互コメントになりますが、賛同いたします。
ほぼ異口同音ですね。
私も討論は不要且つ不毛だと思います。
歴史的事実のみを発表してそれ以上の対応はすべきではありません。
世界遺産の登録を取り消されるのならそれもOKです。
登録のために事実を曲げるのは売国行為であり、日本の信用を毀損する事に繋がると思います。
はるちゃん様
>歴史的事実のみを発表してそれ以上の対応はすべきではありません。
その通りです。
韓国は当初から戦略的に、徴用工問題を第二の慰安婦として二匹目の泥鰌を狙っていました。
世界に徴用工問題を喧伝し、日本を糾弾する国際世論を構築しようとしていたのです。
軍艦島は、その宣伝のための駒としてうってつけです。
軍艦島の映画、及び産業遺産登録センターでの日本政府による強制徴用と労働を記した徴用工の労働姿のモニュメント(第二の少女像」等々。。
日本は客観的事実を証拠を添付してユネスコに送付するのみで足ります。
決して世界の前で韓国と何が正しいかを討論すべきではありません。韓国の罠にはまる危険性大です、今回のドイツ人の調査員も背後に韓国の姿を感じます。
残された軍艦島での日常を捉えた写真や元島民の証言ビデを等を展示しておけばよいのではないでしょうか?
ドイツについては、青山繁晴参議院議員が以下の動画で
警鐘を鳴らしておられます。
(以下動画の20:00当たりからの
「ドイツで進む「慰安婦」工作」)
https://www.youtube.com/watch?v=lKp3CIbzntE
史料に基づいて国際社会に歴史的事実を訴えるべしというご意見が多数のようです。それは正論です。しかし正論が通用しないのが現実社会です。
過去何十回も私が書いてきたことの繰り返しになって恐縮ですが、戦後秩序は、事実によってではなく、先勝国史観というフィクションによって構築されています。それによれば、日本軍は絶対の悪であり、東京裁判はそれに正義の鉄槌を下したのです。日本は主権回復に中って受諾したサンフランシスコ平和条約によって、東京裁判を受け入れています。今さらそれを蒸し返しても、歴史修正主義のレッテルを貼られるだけです。
この状況を根本から覆すには、次の世界大戦で戦勝国になるしかありません。でも、戦勝国になったはいいけれど、世界は「ヒャッハー」とか「あべし、ひでぶ」とか、「真っ赤な海」とかになっているかも知れません。
もちろん私は、永遠の敗戦国根性を掲げて、世界からのイジメの対象になり続けるのを推奨したいわけではありません。ただ、正しい者が勝つとは限らない現実世界では、正しい者であるよりも、強い者や賢い者になって、現実をこちら側に削り取る老獪さも必要ではないかと訴えます。
ユネスコに対しては、分担金の不払いのみならず、米国やイスラエル同様、脱退も手だと思います。
事実よりも真実が大事。これは韓国だけのことではありません。人間なんてそんなもんです。ナイーブであっては真実に勝てません。
阿野煮鱒様
完全同意です。
阿野煮鱒様
当方も完全に同意します。
完全な解決にはそれしかないですね。
そして、それは既に始まってるのかもしれませんよ。
韓国との間で歴史戦(世論戦の一種)、心理戦、法律戦はすでに始まっていると捉えるべきかもしれません。
この静かな戦争に対して国民が何ができるか、自分は何をすべきか考える時かもしれません。
ユネスコの遺産如き、無視です。だいたい日本が脱退したら大変存続が困る組織でしょう?ま、今すぐ辞めて、コトを大きくするのは良くないですが、ユネスコが言って来る事は、無視無視。
期限もまだ16か月もある。来年12月末に「展示方式を考える」と言えば良いです。2023年末にちょこっとイジればいい。勿論その間、韓国と徴用工判決について、相手が謝罪を言わない限り、話し合いや協議は不要です(結果は見えてますがね)。ですから3年後には気持ちを合わせれる友邦国を巻き込んで、脱退でしょうねー。金食い虫のユネスコ、で、報われる事はナシ、要らな〜い。
同感です。IWCを脱退しても日本は困っていません。事実が認められないなら、遺産登録を辞退したらといいと思います。
今回のケースは大いに今後の参考になるはずです。
とにかく登録さえしてしまえば後はなんとでもなるという戦略はジツハ韓国が得意にしてきたことです。登録(当面の目的の達成)さえしてしまえば、約束など反故にしてしらばっくれることを韓国はやり続けてきました。
そういう戦略にどう対応すべきかを今回、韓国は自ら教えてくれてるのです。
約束を反故にできないよう毒を潜ませておくこと、約束反故を糾弾できるポジションを確保しておくこと、他国、特に欧米の同意が得やすい人道を絡ませた正当化ロジックを構築しておくこと、約束が反故にされてることを多大な外交リソースを使って徹底して執念深く宣伝すること。
日本も韓国に約束させる時はこれくらいの保険と準備、そして覚悟がいるということです。
チキンサラダ様
もし日本のインテリジェンス組織(外交官含みます)にお知り合いがいらっしゃるならば、何故日本の外交部門は「基本的な価値を有しない存在」から受けた日本の国益損失を「見える化」して累積を公表しないのですかね?
いつも不思議なのですよ。
大東亜戦争での日本の開戦通告の時もそうでしたが、当時はソ連、今は中国に日本の主権を譲渡させる為にあの組織は活動をしていませんか?
当方には日本からの主権剥奪の為に活動をすることがインテリジェンス組織の存在目的であるようにしか見えません。
何故なのでしょうかね?
不思議です。
日本のインテリジェンスは極めて弱く小さな組織です。もともと弱かった上に戦後さらに弱体化されました。
国益の数値化は面白いアイデアですね。今どきやってる国もありそうですね。
外務省が国益を毀損しているように見えるのは、多かれ少なかれどこの国でもそうです。他国と融和的でないと外交交渉なんてまとまるものもまとまらないですしね。
日本外務省が他国よりも格段に融和的なのは、軍事オプションがないのが大きいですね。また、戦後「平和主義」という足かせをはめられてるのもかなり大きいかとは思います。
突出したことをするたびにアメリカに脅されて、萎縮しきってるのもありますかね。
チキンサラダ様
そもそも国益を第一に考えて業務を遂行する官僚なんて殆どいないのでは?
入省時ならともかく、その後は目の前のこなすべき業務に追われて国益なんて考える暇もないような。。
結局、国益に資する仕事をするか否かは官僚本人の心がけというより、日常の与えられた職務がそもそも国益に直結しているか否かのように思います。
つまり、外務省の「日常の与えられた職務そのもの」が国益に直結していない、パーティー開催参加や各種儀式の参加等、相手政府と仲良くするための仕事ばかりだからなのではないでしょうか?
外務省の職務内容を事実上最終的に決定しているのは誰なんでしょうね?
>突出したことをするたびにアメリカに脅されて、萎縮しきってるのもありますかね。
ここが全てなのかもしれません。
パーヨクの工作員様、
外交官も国益を考えて働いてるつもり、なのですよ。
でも仰る通り、日々の仕事や権力争いに巻き込まれるうちに、だんだん省益や部署の利益のことだけを考えるようになりがちです。
入省したての頃のきれいな志も十年も経てば汚れてきますしね。
まあ、セクショナリズムはどこの会社でもあることでしょう。特に歴史が古い大会社なら。
そんな彼らを国益に集中させるためには、やはり政治家を通じて叱咤激励するしかないんですよ。
日本全体の世論が「韓国の暴論許すまじ」となると、外務省も無視できなくなります。
それがずっと続けば、場当たりな対応でなく、戦略的に韓国に応対していくようになります。
チキンサラダ様
当方の駄文にコメントを賜りありがとうございました。
チキンサラダ様>外務省が国益を毀損しているように見えるのは、多かれ少なかれどこの国でもそうです。他国と融和的でないと外交交渉なんてまとまるものもまとまらないです
このコメントには少し考えることがあるのですが、その前に日本の外交が戦後初めて世界の外交関係に影響を与えた安倍外交の組織同士の相互作用を見てみませんか。
先ずは当方の観点ではオバマ後期からトランプ時代が安倍外交の真価が有ったと考えますが、その時に当方の観点では「二つのトップの意思表示がされた」と思います。
①オバマ後期からの契約の誠実な実行。
②トランプ時代の「バランスオブパワー(当然国際政治の基礎です)に基づいたアメリカへの対中国包囲戦略の「トップからの」提示」
実は日米の外交関係は日米の合意を「日本がいかにして合意を骨抜きにするか」の鬩ぎ合いだったと思います。
上記①のトップの意思表示はインテリジェンス組織にはパラダイムシフトと捉えても良いと思います。
TPPに至ってはアメリカが投げた関税同盟を日本が面倒を見て「一粒で二重に美味しい」国益獲得に至っていると思います(笑)。
②に至っては空前絶後です。
機能の相互作用の観点では
アメリカ大統領の安全保障担当補佐官に「日本の現役首相が就任(笑)」してFOIP誕生に一役買ったのです。
内容自体は外交の教科書通りの力の均衡を目的として先ずは小異に拘らず此方に集まれ!の「ヨーロッパ政治史に良くあるパターン」です。
とはいえ日本の安倍外交の戦略観と外務省の尽力がないと機能しないのですが(笑)
ここまで見てチキンサラダ様のコメントを検討すると違った観点が出てくるのではないでしょうか(笑)
チキンサラダ様>外務省が国益を毀損しているように見えるのは
「トップから正しい指示と外交戦略がなかった」
からではないでしょうか(笑)。
ガベージイン、ガベージアウト。
システムの世界で言われているのですが、インテリジェンス組織についても同様ではないでしょうか。
ガースーが上記二点の条件維持できるはオリンピックでの開会式の対応を見ると怪しいですが、きちんと安倍外交の後継者が育って欲しいモノです(笑)。
そしてインテリジェンス組織側もそういった人間が出たら結果を出せるように自己改善するべきです。
以上です。駄文失礼しました。
チキンサラダ様>国益の数値化は面白いアイデア
当方は日韓関係の根元的な解決には以下しかないのではないかという仮説を持っています。
①主権国家の成立条件である「人間同士の絶対的平等観」を受容し一方で「人間同士の相対的な不平等」も容認する社会の条件を半島の「自称(笑)」主権国家から主権を取り上げる。
②半島の住人は全て核兵器を所持し、民主主義を実施しない国家の主権に属させて半島から長距離移動させて日韓の物理的な隔離を行う。
③半島の北半分は前述の国家の他民族をシャッフルで居住させて南半分はイスラエルの移民の一部を居住させて「東方エルサレム自治区」とする。
#条件がピンポイントですがアメリカに極東に関して強制関与させるにはこれしかないと思います。
当方は以前対アメリカと戦争に至った反省で河豚計画を現在に実現させる事が極東安定に寄与するのではないかと言う仮説を持っているのです。
そのわりに今回ガースーがユダヤ人軽視の行動を容認していましたので当方の心中はガースーは外交のセンス不足で総理失格です(笑)。
こういった主権剥奪の名分は払うべきモノを払えない為に主権を「本当に(笑)やむを得ず」剥奪するべきかと思います。
そのために国益毀損の見える化とその累積を実施するべきであると思います。いざというときに「仕方ないから借金のかたに日本としてはやむを得ず主権を取り上げるのです(目薬)」
半島の国家達が「基本的な価値を共有しない」間じっと国益毀損の金額をかさねていく必要があると思いますが、億が一、基本的な価値を共有して日本と国家同士の契約ができるようになれば、別途の主権剥奪の名分を検討する必要があると思います。
まあ、そのケースはないかと思いますが(笑)。
以上です。
駄文失礼しました。
あいつらしつこいから、自分たちの意に沿った展示がされるまで、何度でも何度でも繰り返し繰り返し、嫌がらせをしてくるでしょう。
なので、事実を丁寧に説明して展示することは大事ですが、結局、それでは解決しないと確信します。
外務省には、勇気を出して「過去の提出した文章は間違えてました」と言ってほしいです。
難しければ政治主導でもいいと思います。
一番ダメなのは、世界遺産に拘るあまり、事実を曲げて展示する事。
恐らく日本人の多くは、事実を曲げてまで世界遺産でいる必要はない、と思うと思います。
該当自治体や観光産業は大変かもしれませんが、事実を曲げて尊厳を失い、新たな日本ヘイトに利用されるくらいなら、世界遺産など返上して、ユネスコ脱退の道がいいと思います。