朝鮮日報記事に見る、「記録を抹消し、捏造する韓国」
先日の『「ゴールポストを動かす国」を韓国メディア自身が証明』では、韓国メディア『中央日報』(日本語版)の記事の何気ない報道ぶりをもとに、「ゴールポストを動かしているのは、韓国という国だけでなく同国のメディアも同罪ではないか」と申し上げました。つまり、「約束破り」、「ウソツキ」は、韓国政府だけの問題ではない、という仮説です。その仮説を裏付ける記事が、韓国メディア『朝鮮日報』(日本語版)に、今朝、掲載されていたようです。
目次
ゴールポストを動かす韓国
「韓国は、ゴールポストを動かす」――。
このことは、日本政府の公式見解であるだけでなく、もはや日本国民の共通認識になりつつあると考えて良いのではないでしょうか。
先日の『「ゴールポストを動かす国」を韓国メディア自身が証明』では、茂木敏充外相が5月31日、参院予算委員会で自民党の有村治子氏の質問に対し、韓国を「ゴールポストを動かす国」と述べた、とする話題を紹介しました。
なお、有村議員と茂木外相のやり取りの詳細については、本稿では繰り返しません。産経ニュースの次の記事などをご参照ください。
「韓国によりゴールポストが動かされる」 朝日報道は「極めて問題」慰安婦問題 外相、官房長官が答弁
―――2021/5/31 12:57付 産経ニュースより
ただ、この「茂木発言」を受け、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に掲載されたこんな記事が、なかなか良い感じで(?)噴飯物です。
「韓国によってゴールポストが常に動かされる」 文政権の慰安婦対応を非難した茂木氏
―――2021.06.01 07:24付 中央日報日本語版より
中央日報は、安倍晋三政権と韓国の朴槿恵(ぼく・きんけい)政権との間で2015年12月に取り交わされた日韓慰安婦合意を巡り、次のように述べているのです。
「朴槿恵(パク・クネ)政府時期に成立した2015年韓日外相間慰安婦合意は、旧日本軍慰安婦問題がこの合意を通じて最終的かつ不可逆的に終結したと宣言した。しかし、合意直後から交渉過程での被害者排除問題が取り沙汰され、謝罪表明を巡る当時安倍晋三首相の真意問題が提起された。」
それを報じたメディア自体が「ゴールポストを動かしている」
「朴槿恵」の読み方を「ぼく・きんけい」ではなく「パク・クネ」などと表記している点は、とりあえず無視します。
問題は、「交渉過程で被害者排除問題が取り沙汰された」、「安倍晋三首相の真意問題が提起された」、などの記述にあります。
正直、慰安婦合意自体もれっきとした国際合意ですので、韓国の国内事情は関係ありません。交渉過程において問題があったというのならば、それは韓国政府を批判すべき話であり、日本に対してそれを要求するというのは明らかに筋違いです。
また、「安倍晋三首相の真意問題」とは、韓国の慰安婦財団側から2016年9月ごろ、安倍晋三総理大臣に対し、自称元慰安婦らへの「お詫びの手紙」を書くなどの「追加措置」を求められ、安倍総理がこれに対し追加措置を講じるつもりは「毛頭ない」と述べた、という話題のことでしょう。
合意にない行動を求めること自体、国としての信頼を喪失させることにつながる、という点を理解していないのは、当時と現在の韓国政府だけでなく、中央日報自身もまったく同じです。
あるいは、今になって思い出せば、韓国側の「追加措置要求」も、ある意味では「サラミスライス」の一環だったのかもしれません。要するに、1ミリでも良いから日本に譲歩させ、それを足掛かりに合意を無効化しようとする動き、というわけです。
余談ですが、中央日報にはこんな記述もあります。
「その余波を受けて合意に基づいて発足した『和解・癒やし財団』が2018年11月に解散するなど、被害者が反発する中で、合意は事実上効力停止状態に陥っていた」。
この書き方だと、慰安婦財団はまるで安倍総理の「毛頭ない」発言で解散に追い込まれたかに見えますが、それは明らかに事実に反します。
慰安婦財団は「その余波を受けて解散した」のではありません。「韓国政府が自らの判断において慰安婦財団を解散し、慰安婦合意を破棄した」のです。
中央日報は事実関係を捏造しないでください。
耳慣れない「記録抹消刑」
こうしたなか、韓国メディア『朝鮮日報』(日本語版)に今朝、ある意味で非常に興味深い記事が掲載されていました。
【コラム】記録を消せば歴史が立ち直るのか
―――2021/06/06 07:31付 朝鮮日報日本語版より
(※なお、朝鮮日報の場合、記事自体は公表されて数日経過すると読めなくなるようですので、もし読みたいという方がいらっしゃれば、早めにどうぞ。)
この記事は、韓国のとある地方政府が最近、全斗煥(ぜん・とかん)政権時代に設置された石碑を撤去することに決めた、という話題です。問題の石碑は全斗煥の揮毫が彫られたもので、親与党系の市民団体が撤去を要求していたのだとか。
正直、全斗煥氏と親与党系の市民団体がどういう対立をしていたのかを含め、韓国国内の細かい政争について、個人的にはあまり興味はありませんし、本稿における本論とは無関係ですので、このあたりの事情は省略します。
それよりも注目したいのは、「気に入らない前任者の石碑、建造物、銅像彫刻を一切なくしてしまう『記憶抹殺刑』」という、わが国ではあまり一般的ではない刑罰の存在です。
朝鮮日報は、この「記録抹殺刑」はエジプトのファラオやローマ皇帝などが好んだものだ、などとしていますが、むしろ韓国で一般的に行われている行為そのものでしょう。
【参考】朝鮮総督府
(【出所】韓国政府ウェブサイト。なお、同建物は1995年から翌年にかけて解体された)
歴史抹消は朝鮮民族の宿痾?
朝鮮日報によると、この「記録抹殺」が発生しているものの事例としては、次のようなものがあるのだそうです(引用にあたり、人名のフリガナは正しい表記に修正しています)。
- 朴正煕(ぼく・せいき)元大統領がハングルで揮毫した光化門の扁額は、盧武鉉(ろ・ぶげん)政権時代の2006年に撤去された
- 現政権発足後、顕忠祠や忠義祠、「万人の塚」などに掲げられた朴正煕元大統領揮毫の扁額を取り外すべき、という声が強まり、朴正煕大統領に言及した国会の「竣工記」や全斗煥元大統領の国立大田顕忠院の扁額は、昨年姿を消した
- 顕忠院の6・25有功者墓地は毎年「親日破墓」騒動に悩まされている
…等々。
その上で朝鮮日報は、北朝鮮においても同じく「記録抹消」が発生していると指摘します。
「北朝鮮は、かつてのファン・ジャンヨプ、張成沢(チャン・ソンテク)はもちろん、最近では文在寅(ムン・ジェイン)大統領さえも、自分たちの公式の写真集から消してしまった」。
どうして気付かないのか?
「ファン・ジャンヨプ」とは北朝鮮の思想家で、のちに韓国に亡命した黄長燁(こう・ちょうよう)氏(2010年死去)のことであり、また、張成沢(ちょう・せいたく)は北朝鮮の独裁者である金正恩(きん・しょうおん)の叔父で、2013年12月12日にむごたらしい方法で処刑されたと伝えられる人物です。
ちなみに文在寅(ぶん・ざいいん)現韓国大統領は北朝鮮との関係改善に全精力を注いできた人物ですが、その文在寅氏ですら、北朝鮮は「公式の写真集から消してしまった」ということです。現職の韓国大統領が黄長燁、張成沢という2人の死者と並べられるというのも、なかなか強烈ですね。
朝鮮日報はこれについて、こう懸念を述べます。
「統一が成立したとしても、こんな記録だけで北朝鮮史をまともに記述できるのかと歴史学者らは恐れている」。
…。
どうしてここまで記述しておきながら、「韓国における日韓関係史も捏造がかなり含まれている」と気付かないのでしょうか?いや、気付いていながら敢えて指摘していないのでしょうか?
謎です。
いずれにせよ、べつに統一が成立しなくても、現時点で「大韓民国史」をまともに記述できていない現状を踏まえると、現在の韓国に北朝鮮を嘲笑する資格はありませんし、やはり彼らの「歴史抹消」は、もはや朝鮮民族の「宿痾(しゅくあ)」のようなものではないかと思わざるを得ないのです。
ルトワック氏「彼らが憎んでいるのは先祖」
こうしたなか、米国の政治学者で米戦略国際問題研究所(CSIS)のシニアアドバイザーでもあるエドワード・ルトワック氏は著書『中国4.0』(文春新書、2016年3月20日第1刷発行)で、次のように喝破しました。
「日本の謝罪問題についても一言言っておきたい。日本は韓国に対してすでに十分すぎるほど謝罪したし、これからも謝罪しつづけなければならないだろうが、それらは結局、無駄である。なぜなら韓国がそもそも憎んでいるのは、日本人ではなく、日本の統治に抵抗せずに従った、自分たちの祖父たちだからだ」(同P129)。
【参考】『中国4.0』
(【出所】アマゾンアフィリエイトリンクより)
けだし、名言です。
日本の35年間の統治は、韓国が望んだものだったかどうかはさておき、少なくとも現地に駐在する日本人が恒常的に身の危険を感じるほどの組織的な抵抗は記録されていません。これなど、当時の韓国人が日本統治を受け入れていた証拠でしょう。
しかし、韓国国内では、日本の「植民地支配(?)」に対し、当時の民衆が敢然と抵抗したことにされています。
だからこそ、いわゆる「慰安婦問題」、すなわち「①戦時中(1941年12月9日~1945年8月15日の期間)②日本軍が組織としての正式な意思決定に基づき③朝鮮半島で少女のみ20万人を強制的に拉致し④戦場に連行して性的奴隷として使役した」、というウソが平気で出て来るのでしょう。
ただ、この慰安婦問題自体も、「少女が20万人もさらわれているのに、男たち(父、兄、弟など)や恋人たちは、なぜそれを座して見ていたのか」、という矛盾をはらんでいます。
韓国は自国にとって都合が悪い歴史をせっせと抹消し、都合が良い歴史をせっせと捏造(つく)り上げているわけですが、結局のところ、ウソはウソです。100回繰り返そうが、1億回繰り返そうが、ウソから出た与太話が事実になることはありません。
そして、小さなウソを糊塗するために中くらいのウソを、中くらいのウソを糊塗するために大きなウソを捏造し続けた結果が、今日の大韓民国と北朝鮮、というわけなのでしょう。
いずれにせよ、今朝の『台湾に続き、「友好国」にワクチンを優先提供する日本』などでも触れた「友好国」の要件を、韓国や北朝鮮が満たしているのかどうかについては、じっくりと判断することにしましょう。
本文は以上です。
日韓関係が特殊なのではなく、韓国が特殊なのだ―――。
— 新宿会計士 (@shinjukuacc) September 22, 2024
そんな日韓関係論を巡って、素晴らしい書籍が出てきた。鈴置高史氏著『韓国消滅』(https://t.co/PKOiMb9a7T)。
日韓関係問題に関心がある人だけでなく、日本人全てに読んでほしい良著。
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【おしらせ】人生で10冊目の出版をしました
自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題、火器管制レーダー照射、天皇陛下侮辱、旭日旗侮辱…。韓国によるわが国に対する不法行為は留まるところを知りませんが、こうしたなか、「韓国の不法行為に基づく責任を、法的・経済的・政治的に追及する手段」を真面目に考察してみました。類書のない議論をお楽しみください。 |
【おしらせ】人生で9冊目の出版をしました
日本経済の姿について、客観的な数字で読んでみました。結論からいえば、日本は財政危機の状況にはありません。むしろ日本が必要としているのは大幅な減税と財政出動、そして国債の大幅な増発です。日本経済復活を考えるうえでの議論のたたき台として、ぜひとも本書をご活用賜りますと幸いです。 |
朝鮮人が、友好の相手になるかどうかは、日本国内にいる「同胞」を見れば分かるでしょう。
歴史の改竄は、中国の属国として統治して来た朝鮮として、当たり前の事に思います。
日本でも2600年前の神武天皇に始まり、数100年間は「統治者にとって都合の良い歴史」が、有るんだと思います。
韓国の捏造が目につくのは、現在進行形の上、左右の政権交代の度に「統治者にとって都合の良い歴史」を左右葛藤の仕返しのように頻繁に行う事が、原因の一つだと思います。
もう一つは、反日や半万年の歴史など、韓国憲法に書かれている事を真実とするため。
いずれも韓国の統治者による国内の問題なのですが、それを他国に押し付けるのが迷惑で、最大の被害国は日本です。
歴史の改竄と合わせて韓国が統治の手段としたのが、「朝鮮民族優越主義」です。
これも国内だけでは済まないので、迷惑を被る国が沢山出ていますね。
だんな様
>国内だけでは済まないので、迷惑を被る国が沢山出ていますね。
カノ国にかくもおかしな人間が多数棲息するとは思ってもみなかった諸外国では、初めのうちはずいぶん戸惑ったとは思いますが、最近ではどうあしらえばいいか、テンプレができてきたようにも見えますね。
あちこちのナショナルギャラリークラスの博物館で、「日中の歴史文化のコーナーに比べて、朝鮮「文明」への割り当てが不当に小さいニダ」と駄々をこねまくったら、「だって、展示するほどの物がないんだもん」でお終いにされつづけているのが、その一例。
さらに事態は、「あの国には、重要な文化物は貸し出さん」というところまで、進んでいるようですが。日本相手なら、何してもいい、なんて思ってると、世界から孤立するだけということに、はっと気づく。そんな日は来るんでしょうか?
伊江太さま
韓国ネタで使われるのは、「世界が韓国から孤立する」ですね。
どんな国/地域でも、現体制の正統性を主張するために、前体制を否定的に評価することは行われます。しかし同時に、前体制の再評価も行われるのが文明諸国の通例です。
先日話題になった「暗黒の中世 (The Dark Ages)」の再評価とか、日本だと江戸時代の再評価とか。
支那の場合だと、易姓革命による王朝交代が前提になっていて、現役の王朝は「実録」という形で、歪曲しにくい行政文書を残し、次期王朝がそれを元にして前王朝をある程度は客観的に描写しつつ、易姓革命に至る正統性を主張するために前王朝末期の不徳を強調するという「正史」編纂のルールが受け継がれています。前王朝もしかるべき正統性を持っていないと、それを継承した現王朝の正統性も怪しくなるので、前王朝を全面否定しないわけです。
朝鮮の場合、中華の正史ルールを守って、三国史記から高麗史までは割とまともに史書編纂が行われていました。李氏朝鮮になっても、朝鮮王朝実録は上述のルールに従って記録されていました。後継王朝があれば「朝鮮史」というべき正史が編纂されたでしょうが、日韓併合によって正史編纂の主体がなくなってしまい、ほったらかしです。
そんなことより、李氏朝鮮がそれまでの半島の王朝と比べて異様なことは、王朝の行政を担う官吏であるはずの科挙合格者達が、官僚としての仕事を怠り、党争に明け暮れたことです。派閥ごとに王候補者を担ぎ上げ、血で血を洗う党争を続けた結果、前派閥の一党を粛正することが繰り返され、あたかも王の交代ごとに易姓革命が行われるかのような惨状を呈しました。
このメンタリティーが今の韓国に受け継がれていると考えるのが自然な仮説であろうと思います。
しかし、日韓併合の35年間、党争も易姓革命もありませんでしたし、より濃厚に李氏朝鮮の再現と目される北朝鮮は、身内の粛正は行いつつも、権力継承者は前権力者の否定は行っていません。韓国にのみ一世代易姓革命が再現されているのは、謎と言えば謎です。
あるいは、北朝鮮は党争の愚を反省し一掃できたが、韓国は地のままでなし崩しに形だけの民主主義体制を作ってしまったのかもしれません。
>韓国にのみ一世代易姓革命が再現されているのは、謎と言えば謎です。
妄想です。
米ソが統治者を選んだせいかもしれませんが、韓国と北朝鮮は、日本統治が終わった際に朝鮮王朝を否定しました。
その時点で北朝鮮は、金王朝が出来ましたが、韓国は民主主義による大統領を国家元首とする体制に変わりました。
韓国の大統領は、在任中は王のような権力を持ちますが、末路はご存知の通りです。
朴槿恵大統領を弾劾する事で、韓国国民は大統領=王を変える事が出来る体制になったと考えていると思います。
思考ダダ漏れですが、答えになってませんね。
「一世代易姓革命が再現されている」のは、
まあ大体の大統領は、無能で汚職してますんで、「前政権を否定する事が、現政権の正統性だと考えるから。」で、どうでしょう。
構造主義文化人類学では、前近代社会における「王殺し」という概念が語られます。説明しだすと物凄く長くなるのでかなり荒っぽく要約すると、「王」は聖性を保持しているがゆえに「王」たりうるのだが、その聖性に陰りが生じた際、すべての穢れを背負う形で「王」は殺され、次代の「聖なる王」が立てられなければならないというものです。
韓国において大統領がほぼ例外なく悲惨な末路を辿るのは、ベースとして疑似的な易姓革命観念が絡んでいるという点には全く同意なのですが、同時にこの「王殺し」のアナロジーも成立しているような気がします。聖性を喪った(=任期が切れた)王は「殺され」なければなりません。そうしてこそ初めて次代の王の聖性が保証されるからです。これに易姓革命観念が付加されると、さらに前代の全否定となって表れるのかもしれません。
まだ思い付きレベルなので、さらに深い考察が必要ですが、文化人類学的視点の導入というのもちょっと面白そうな感じがします。
なお、「王殺し」についての詳説は「暴力と聖なるもの」(ルネ・ジラール)あたりを参照してみてください。
北朝鮮は、王を殺すのではなく、王が崩御してから権力継承が行われてきました。この点を厳しく守ってきたことが、韓国の一世代易姓革命よりも秩序立った体制維持の秘訣かもしれません。
韓国の反日にも、疑似易姓革命の要素があるかもね。
韓国にとって日本は、失墜した元支配者。
その時点で、今の大韓民国を肯定する為に全否定されるべき存在。
日本人にとって戦前の日本は、各論で反省点や問題点はあっても
総論で否定・抹消する事は考えられない、自分達の経歴。
だから日韓の歴史問題の対決は絶対に無くならない。
韓国の「正史」では、「大韓帝国→大韓民国臨時政府」となっており、日帝支配はなかったことになっているので、残念ながらあてはまらないでしょう。
それいつも思うんですけど、1910年から1919年は日本だったってことでいいんですかね?
「正史」では、日韓併合条約は不当で不法だからそもそも無効ということになっているので、「臨時政府」成立以前は、日帝に不法に占拠され、主権を行使できなくなっていた状態だったとでも言うのでしょう。
韓国人に時系列の概念とか論理的整合性を求めるのは、木に拠って魚を求めるのと同様です。
北朝鮮は李氏朝鮮ではなく、大日本帝国の天皇制を模しているのでしょう。天皇制は朝鮮人民にとって垂涎の制度だったのだろうと推察できます。
一方の韓国は易姓革命を大統領一代ごとに繰り返していますね。なぜそうなったのかは、わからないですが、龍さんと同じく構造人類学で言う、王殺しのロジックがわりときれいに適用できる気がします。
王は穢れの最たるものを象徴しているがゆえに、何人も寄せ付けない聖性を持ち、そしてだからこそ万人の罪を一身に背負って死ななければならないのでしょうね。
韓国大統領が必ず引き起こす腐敗と、その責任をとらされる刑罰は、まさにそれが当てはまりますね。
ふと思った事。
文在寅大統領は現在南北朝鮮の統一を悲願としてます。
ただ、今の北朝鮮の領土の北部は、古くは高句麗、李朝による統一までの時代は渤海なり遼なりの領域になっています。
その分、北朝鮮の国民は韓国側ほど統一朝鮮に対する帰属意識は薄いのかな?という気もします。
過去の歴史や地理的要因より、金氏の独裁や主体思想による要因が大きいのかもしれませんが。
阿野煮鱒 様
>北朝鮮は党争の愚を反省し一掃できたが
これは事実と異なります。北朝鮮の歴史は党争の歴史です。
金日成を委員長とする朝鮮労働党は結党当初から、満州派(パルチザン派)、甲山派、ソ連派、延安派(中共派)、南労党派(旧南朝鮮労働党)といった多くの派閥の寄せ集めであったため、権力党争が絶えませんでした。
朝鮮戦争後、まずは南労党派が統一失敗の責任を押し付けられて粛清します。
1956年のスターリン批判後、ソ連派と延安派が金日成を失脚させるクーデターを計画しましたが、事前に察知した金日成が逆に粛清しました(8月宗派事件)。
50年代には満州派とそれに協力した甲山派がポストを独占し、他の派は粛清されました。これによりソ連との関係が一時悪化します。そして金日成の失政を止める者がいなくなり、北朝鮮経済は低迷します。
60年代には金正一が主体思想を基に満州派をまとめ、甲山派に失政の責任をなすりつけて粛清します。この時に建国史が、「朝鮮内外の抵抗運動によって建国された」から「金日成夫妻の指導力で満州パルチザンが日本に勝利し、平壌に凱旋して建国された」と書き換えられました。
当時の北朝鮮は権力の世襲が肯定されておらず、金日成が誰を後継者にしたかったのかはわかりません。しかし金正一は学力の低さと素行の悪さから満州派の(北朝鮮の、ではなく)後継者と目されておらず、異母弟の金平一を推すグループもあったようです。
それでも党内を満州派で独占する事に成功し、さらに軍の掌握にも成功した金正一はようやく金日成から後継者とされ(ついでに隠し子の金正男も孫と認知され)、金正日と改名。金日成の死後に跡を継ぎます。金正日は後継者を「勝ち取った」という面もあるのです。
それでも権力の世襲を批判する声はあり、クーデター計画がありました。ところがソ連崩壊の混乱の最中にこの計画が漏れ、金正日はソ連の留学経験者を粛清します。
他にも第6軍団のように反乱を理由に粛清・解体されたところもあるようです。
満州派の重鎮は高齢に伴って引退し、その子弟が跡を継ぎます。
金正日が後継者になった後から「苦難の行軍」と呼ばれる大飢饉が起こり、金正日への批判が高まります。金正日は妹の夫・張成沢を「深化組」という秘密警察のトップに据え、金正日に批判的な人物を逮捕、大飢饉の責任をなすりつけて粛清しました。大躍進政策では毛沢東の権力が揺らいで失脚しましたが、苦難の行軍では逆に金正日の権力強化に利用されたのです。
張成沢とその一派は深化組事件の功績により、権力と富を欲しいままにします。
その後もいくつかクーデター計画があったようですが、疑いがかかった時点で粛清が行われました。
金正恩が後継者になるにあたって、権力の世襲を否定する声はあまりなかったようです。それでも金正恩の子飼いの派閥と張成沢の派閥は仲が悪く、金正恩の権力掌握後に張成沢一派は粛清されました。
その後もいくつかの派閥はあるようで、金正恩に寄って粛清された派閥の話がニュースで漏れてきてます。真相は不明ですけれども。
以上を振り返っても、北朝鮮の歴史は党内の権力闘争の歴史と言えます。その凄まじさは李氏朝鮮、そして韓国と何ら異なりはしません。
余談ですが、朝鮮日報の「(記録抹殺刑は)ローマ皇帝などが好んだものだ」というのは正確ではありません。
記録抹殺刑Damnatio memoriaeは元老院の決議によって行われるものです。ローマ皇帝の意のままに行われる事はなく、特定の人物をそれに処す場合は必ず元老院に決議案を提出し、議論と採決を受ける事が必要でした。
公式に記録抹殺刑がなされたのは、ティベリウス帝の腹心として権力を振るうもそのティベリウス帝に粛清されたルキウス・アエリウス・セイヤヌス(なんだか平頼綱、エジョフ、林彪を思わせます)、治世中に恨みを買っていた元老院から暗殺後に処せられたドミティアヌス帝、兄・カラカラ帝に暗殺された後に処せられたゲタ帝の3名です。
なお、記録抹殺刑がなくても失脚・死亡した人物の彫像が破壊された事はありますが、それは皇帝が命じたとは限らず、兵士や市民が行った事を黙認しただけのケースもあります。
朝鮮日報の記者も、歴史ネタを引用するならもう少し調べてから書いて欲しいですね。
補足ありがとうございます。
私の北に関する勉強不足が露呈しました。
阿野煮鱒 様
>現体制の正統性を主張するために、前体制を否定的に評価する
これが上手く機能しない国が日本だと思います。
権威の基が万世一系であるため、前政権を全否定することは権威の基を全否定することになり、自分の権威基盤も無くなってしまう事になりますから。
なので前政権を批判しながらも抹殺するところまでは追い込めない、徳川家も明治期に侯爵で残ってる。
これを美点とみるか、生温いとみるかは分かれるところなんでしょうね。
他の立憲君主国も同じなんでしょうか?
だから記録も簡単に抹消できないで、歴史の継続性や辻褄合わせ・前例踏襲に神経質なほど力を入れるのかも知れませんね。
門外漢 様
横から失礼します。
> これが上手く機能しない国が日本だと思います。
それはむしろ機能させない方がいいです。前政権の関係者の迫害を執拗に行うと戦争がいつまでも終わりません。また、新政権が転覆すれば今度は自分が同じ目に遭います。トップを死なせ、中枢を滅ぼせば後は許して同化する、という方が長期的に見ればいい事の方が多いです。さらに、出家すれば命は助けるなんて甘い事もしてきました。だから日本は朝鮮のように復讐の連鎖が起きずに済んでいます。
> 他の立憲君主国も同じなんでしょうか?
立憲君主国に限ればその通りです。ヨーロッパの場合は新王朝は前王朝の血縁者である事が多く、またアジアもタイやマレーシアは前王朝をある程度正当化し、その権力基盤を受け継いでいるという立場を取ってます。前王朝の末期の王は否定しても、前王朝そのものを否定はしません。
結局は自己否定になってしまいますから。
共和制国家の場合は王制時代を丸ごと否定する事もしばしばあります。ピューリタン革命、フランス革命、ロシア革命がそうですね。
中国の場合も前出の理由で全否定はしません。末期の帝王を暗君と断じて「その暗君のせいで滅んだ」と責任をなすりつけるパターンが多いです。本当は国家体制そのものに問題があるからかもしれないのに。
とある福岡市民 様
ご教示有難うございます。
皇室・王室は、暴発を防ぐための安全装置みたいなものですかね。
門外漢さま
”現体制の正当性を主張するため、前体制を否定的に評価する”例は日本にもあると思います。
それは、日本書紀における、武烈天皇の記述です。日本書紀で、武烈天皇は散々こき下ろされています。
様々な悪事を行い、とか、孕んだ婦人の腹をえぐり、その胎内を観察したとか、人を殺すのを楽しみにした等です。一説によると、これは武烈天皇の後継の継体天皇の正当性を主張するためではないかと云われています。
確かに、継体天皇の出自はあいまいだし、天皇になって大和地域に都を造るのに何年もかかっています。継体天皇の存在を面白くないと考えた勢力が多くいたことを裏付けていると思います。だからこその、武烈は悪い天皇という説でしょう。
ひでさん 様
お説の様に、継体朝は王朝交代とも言われて居ますが、まあそれも応神5世孫として一応万世一系は、形の上では、保たれています。
武烈帝の事績も中華の王朝交代時の事績(テンプレ)を引き写しただけでしょう。時代が下っても、殿様を押し込めて強制的に代替わりするときにも、こんな記述があるようです。
日本軍も負けていなければ、大陸で「孕んだ婦人の腹をえぐり、その胎内を観察したとか、人を殺すのを楽しみにしたとか」言われなかったと思います。一種の様式美でしょう。
実際にはどうだったか別として、歴史上は王朝交代ではない、と言うよりも、交代と言えなかったのだと思います。
そこに万世一系の呪いがあるように思うのです。
ファンタジーで、古代王国の先住民が、今はなき超技術で作ったものが 現代の技術でどうしても作れないという話があります。
戦後の半島では、同じ様な感覚が味わえてたのかも知れません。
戦ってこなかった父祖を呪う。
これは、一生懸命受験勉強せずに望みの大学に行けなかった者が、ホントなら俺はこんな二流大学に通うような人間じゃないんだと、なけなしのプライドを守る様なものなのでしょう。
> 一生懸命受験勉強せずに望みの大学に行けなかった者が、ホントなら俺はこんな二流大学に通うような人間じゃないんだと、なけなしのプライドを守る様なもの
これは韓国で言うところの「恨」そのものです。「本来はこうあるべきだった自分が疎外されているのは、何者かによる不当な干渉のせいだ」という奴ですね。
「恨」が往々にして理不尽であることは韓国人にも多少は自覚があるのか、「恨」は解きほぐされるべきものとされています。けして晴らすべきものではありません。だから、きっと、魔太郎は韓国では活躍できないことでしょう。
ファンタジーを持ってこなくても、ローマ帝国時代のものを中世には再現できていませんでしたからねえ。
りょうちん様
たしかに。
ルネッサーンス。
韓流歴史ドラマの時代考証を無視した内容、整形手術顔の多さ、KPOP芸能人の化粧顔、実力より見栄を重視する文化等、あらゆる全ての事象が韓国人の捏造体質を表しています。
おそらく本人たちには何ら罪悪感もなく、「こうあるべき」が「こうである」ことよりも正しい真実である、と考えているのでしょう。
日経新聞元ソウル支局長の田村氏によると、以下であるとのこと。
「日本において、歴史というのは過去に起こった事実を客観的に検証し事実に迫ろうとするものですが、韓国においては事実とは関係なく「こうあってほしい」「こうあるべきだ」という結論をもとにストーリーを作り、その結論を決めるのは戦いの勝者、つまり時の権力者です。」
https://niigatakenjinkai.com/kouhou/?p=2980
しかし、大なり小なり、どこの国でも上記傾向はあるかと思いますが、韓国は極端すぎますね、まさにカルトの領域です。
親分の中国は、客観的な歴史事実を資料として残そうとする文化があるというのに。。
中国では、次期王朝の主観が正史となります。ですから、どこまてが真実かは計り知ることが難しいのです。(それでも、私は躍動感溢れる中国正史が好きですが)
韓国はその劣化コピーなのでしょう。
韓国政府および少なからぬ韓国人がいう「おかしな歴史観」を正すのに、彼らをなじる必要はありません。わたしたち日本人が、より正確な古代史(おおむね7世紀以前)と現代史を身に付ければよいのです。なぜか学校で教えない領域でもありますが。
古代史でいえば、7世紀以前に「韓国、または韓国の原型」はありません。漢書や魏志に登場する、韓とは現地化した漢人(北方系中国人)、ワイは扶余・高句麗と近縁の国家を成立させなかった人々、倭とは日本人の原型です。
5世紀になると倭国の王たちが中国南朝との国交を始めますが、中国南朝に共通している認識は、「朝鮮半島の南、1/3ほどは倭国の領域であり施政下」にあることを認めていることで、これが極東アジア史の基盤です。
7世紀後半、倭国が属国である百済救援のために一連の百済戦役を戦いますが、同様に倭国の属国であった新羅は唐と結びました。このあたり、日本書紀は多くを語りませんが、新羅王・金春秋が薨去した直後であり、倭国の有力な海将である安曇比羅夫が新羅を弔問しており、何らかの協定が話し合われた可能性が大です。
倭国水軍が唐水軍(これには降伏した百済水軍が加わっていた!)に敗れたことで倭国は朝鮮半島の領土権益の全てを失いますが、新羅軍は百済の残党とは戦いながら、倭国軍との戦闘を避けています。
その後、新羅の期待とは違って、唐は百済、高句麗を滅ぼすと朝鮮半島を直接支配します。漢代の四郡支配と同じ考え方です。
これに新羅が反発して、唐と戦争を始めます。倭国の権力者は天智になっていますが、天智は唐を警戒しつつも友好政策(現代のアメリカと日本の関係に似る)をとり、唐に協力して新羅への出兵の準備を始めます。これに反発したのが大海人(のちの天武)で、天智・大友の近江朝廷を倒したのが壬申の乱・ということになります。
唐の朝廷が后妃・武則天のために弱体化していたことが倭国や新羅にとって幸運でした。結局、新羅が唐に詫び、暦法・法体系を唐にあわせることで一件落着となりました。
この後、新羅は急速に倭国と疎遠になり、倭国も唐との直接外交再開に向けて準備を始めた7世紀末ころが、現在の韓国につながる新生・新羅の登場、でしょうね。日本書紀は7世紀末から編集が本格化しました。新羅と深く関わった天智・天武いずれも崩御した後ですから、書紀が新羅をあしざまに記述できたのです。
こういうことを、現代の韓国の人々に教えてあげることが重要でしょう。聞きたくない、あるいは腹をたてる人も多いと思いますが。
お虎さま
お虎さんの時代認識は、正しいと思います。
「韓国人は、日本人が嘘をついている」と言うって、お話にならないと思います。
もう日韓(日朝)で、歴史認識を共有するなんてことは、あり得ないんだと思います。
茂木外相が「韓国によって、せっかくのゴールポストが常に動かされる状況がある」と非難した。ココまでは日本人なら例えどなたでも納得だと思います(ルーピー、菅、志位らを除く)。
前政権の業績、遺構等は徹底的に破壊し燃やし尽くす。灰にする。コレを、ずーっと繰り返している。だから朝鮮総督府の建造物なんて日帝の残滓だとか言って、潰して粉々にしてまったく異なるモノを作るしかない(それもいずれ破壊されるだろうから、造りはええ加減な箱ものしか出来ない 笑)。
北朝鮮の与正が開城の事務所を爆弾で破壊しました。ああいう事が好きな民族なんです。派手にぶっ壊す。子供の火遊びです。
もともと頭の構造が我々と違うのか、DNAがオカシクなっているのか、同じ人間の格好はしてますが、例えば日、台、朝のヒトを並べても、見かけでは分かりませんが、言葉は通じなくても行動、所作、相手を尊敬する態度などで即、判別出来ます。朝だけ異様なんです(爆笑)。
祈!五輪不参加!
本日、私の某SNSのタイムラインにchange.orgなる圧力サイトを用いて、日本の大手書店に対して、「人種差別につながるヘイト本を目につかない所に置け」と衆をたのんで要求をつけつける署名に賛同しませんか?と回って来ました。
これをシェアして流したのは私の知人で、去年はBLM大賛成、一昨年はLGBTQと女性の権利を主張すると言う、それぞれバラバラの各主張に賛同して「デモしました」みたいな更新した人でした。次々と多分【上から降りて来た】issueに深く考える事なく賛同してそれがカッコいいと思っているご様子。
でもこれ、単なるヘイト問題と言うよりも、ここの主さんの労作を含む所謂韓国関連の著書や中共がウイグルを弾圧して居るみたいな記述が中共ひいてはチャイナへのヘイトと主張する事を前提にそれらの本を一般書店から排除しよう、それらの本を販売する自由を書店から強制排除しようと言う動きと思いました。
で、今回の話題の後半の記憶抹殺ですが、正にこの様に抹殺されてしまうのでしょうね。最近は朝鮮半島だけのことでは無い様です。知人はアメリカ在住の理系の研究者ですが。アメリカのポリティカルコレクトネスとかactivistとか、自分は全く危険が及ばない所に居りながら世界の端まで指図する紛れもない米帝国主義の上に乗っているのに。
いつも興味深く拝読していましたが初めてコメントさせて頂きます。
韓国のニュースと現地の反応を翻訳してまとめられている別の某ブログの管理人さんが今日の投稿で聯合ニュースでは最近慰安婦合意を「韓日外交長官間合意」と記載するようになって来た、と指摘されていてはっとさせられたところに今回の投稿でした。
今回引用されている中央日報の表現も「2015年韓日外相間慰安婦合意」となっており、私の気づかないうちに少しずつ表現を変え、正式な合意ではなかったという韓国の国民情緒に沿うように徐々に歪曲している最中であることに気付かせて頂きました。
やはり甘やかしてはならない、油断ならない相手なんだと改めて感じました。
> 気づかないうちに少しずつ表現を変え、正式な合意ではなかったという韓国の国民情緒に沿うように徐々に歪曲している
それが実は歪曲にすらなっていないことに気が付かないのが韓国クオリティというものでしょう。外相同士の合意は、言うまでもなく国家間の合意です。
もっとも、文明国では外相というポジションは外交官の元締めであり、国家を代表するものと認識されますが、韓国では単なる通訳を意味するのかもしれません。
>>外相同士の合意は、言うまでもなく国家間の合意です。
日韓請求権協定に定める手続きすら履行しない国のことです。
正式な共同文書として残されなかった「合意」などウヤムヤにするのは朝飯前、とまでは言いませんが、声闘で何とでもなるものと考えているでしょう。
>韓国では単なる通訳を意味するのかもしれません。
我田引水の解釈を自国内で報じる「痛訳」ですね・・。
愛読者さま
朝鮮脳は、記憶の改ざんのハードルが低いんです。
レーザー照射問題時の韓国政府の主張の変遷を思い出して頂ければ、お分かりになると思います。
「日本の謝罪問題についても一言言っておきたい。日本は韓国に対してすでに十分すぎるほど謝罪したし、これからも謝罪しつづけなければならないだろうが、それらは結局、無駄である。なぜなら韓国がそもそも憎んでいるのは、日本人ではなく、日本の統治に抵抗せずに従った、自分たちの祖父たちだからだ」
これって、真実ですけどちょっと朝鮮人にとっては残酷かも。だったら、可愛そうなので朝鮮人の好きなようにさせるしかないような気がします...というのが戦後から条約、更に慰安婦合意までの流れだったんですね。
>朝鮮人にとっては残酷かも。・・
全くそんなことはありません。
嘘から生まれた国が真実にたどり着くことは無いですね。なので現実逃避し、ファンタジーの世界でウリは世界有数の優秀な民族と考え、何故がそれを現実世界で行動や言動に移す。
嘘から生まれたものが彼らにとっての「真実」です。そして、それが「真実」であるがゆえに、元になる「お話」すらも「真実」へと転化するのです。そこに事実が介在する余地はありません。「真実」に反する事実こそが「嘘」なのです。
ゆえに、彼らは現実逃避しているなどとは考えません。あくまでも、「真実」に基づく「正しい」主張をしているつもりなのです。
従って、彼らにどれほど事実を突きつけても受け入れられることはありません。なぜならば、それは「真実」に反するもの、つまり彼らにとっては「嘘」だからです。
龍様
嘘を真実と思い込む、最早思い込むなんて考えも無く行動できる領域に至っているのは、大戦後の建国以来今も続く独裁が理由の一つな気がします。都合が悪いことは消すか捻じ曲げ、異論が出ると親日レッテルで消去、ですから。
朝鮮史を見る限り、このような傾向が確立したのは李朝成立以降、つまりは朝鮮式朱子学を国家の基本と定めてからです。
もっとも、それ以前はそうでなかったかというと、そうでもありません。おそらくは、自己正当化するに足る語彙を持っていなかったためでしょう。朝鮮式朱子学がもたらした名分論などは、美辞麗句で自分自身をも騙す根拠と語彙を与えました。以来、朝鮮人は精神勝利に励む理屈に困らなくなったのだと思われます。
龍 様
確か、一眼国では両眼ある人間はカタ〇扱いされる、でしたね。
いえ、無眼国では一眼ある人間は……ですね。
「王様」ではあるけど、誰にも認知されない悲しい王様だというオチが付きます。
「韓国がそもそも憎んでいるのは、日本人ではなく、日本の統治に抵抗せずに従った、自分たちの祖父たちだからだ」
このエドワード・ルトワック氏の言葉を初めて目にした時は、「天才的な洞察だ」と感心しましたが、本日、改めて読んで思ったのは、この言葉は踏み込み不足ではないかということです。
つまり、「韓国人がそもそも憎んでいるのは、日本人ではなく、日本の統治に抵抗せずに従った、自分たちの祖父たちに投影された、卑怯で卑屈な韓国人自身だからだ」と言うべきではないかということです。
韓国政府は、「米中二股外交」を「米中等距離外交」などと美化していますが、実際は米中両国に対して、自分達が信ずる正義を正面から主張するのではなく「卑怯で卑屈な」外交をしています。
その意味で、現在の韓国人自身が日本統治時代の自分たちの祖父達と全く同じであり、将来も変わることが出来ないであろうということに、心の底では気が付き、絶望し、韓国人自身を憎んでいるのではないかということです。
「日本の歴史認識を攻撃して留飲を下げる」、「サッカーではレフェリーを買収し、バドミントンでは冷房の送風の向きを韓国選手が有利なように操作してでも勝利にこだわる」、「韓流ドラマ、Kポップス、K整形など異常なまでの歴史美化やカッコよさや美しさへのこだわり」、「G20加入、GDP10位以内達成、K防疫の成功などへの異常なまでの喜びよう」これらは全て、「韓国人が心の底で自分自身に絶望し、憎んでいること」に起因しているのではないかということです。
ここから先は、精神医学や心理学に詳しい方にお任せした方が良いと思います。
とても面白く、深いご指摘だと思います。
私も精神医学や心理学は専門外ですので、適切にカテゴライズできませんが、なぜ韓国人、特に若い世代ほど、機会があれば海外に移住したいと考えている比率が高いのかという調査結果を説明する一端であるかもしれません。
実際問題、現在の韓国は経済的に十分発展した国であり、言語や文化のことなどを考えると、海外脱出を望む若い世代が3割を超えるというのは、冒険心や無謀さの有無ということでは説明しきれないものがあると思います。
なかなか掘り下げ甲斐がありそうですね。
私はルトワック説に与せず、韓国の日本憎悪は、単純に華夷秩序に基づくものと考えます。
というのも、朝鮮通信使の記録を読めば明らかなように、李氏朝鮮時代から朝鮮人は日本を見下し憎悪していました。京都や江戸の華やぎ、女性の美しさなどに驚きつつ、「この犬にも等しい輩を、みな悉く掃討し、四百里六十州を朝鮮の国土とし、朝鮮王の徳を持って、礼節の国にしたいものだ」などどほざいています。
また、豊臣秀吉の朝鮮征伐は、その後もかなり日本に対する遺恨を残すこととなりました。徳川幕府の働き掛けにより、表向きは国交を回復したものの、内心の敵愾心は長く残りました。
つまり、日本統治が韓国の対日憎悪の発端ではないのです。昔から朝鮮人は変わっていません。
ルトワックも鈴置も韓国人が中国を畏怖し、華夷秩序を尊重している
みたいな事を言ってたけど、自分は正直疑わしいと思ってる。
中国は歴史上の大半において朝鮮よりも強大で、朝鮮に対して宗主国と
属国という上下関係を強いてきたから宗主国として認めてこられてきた
というだけの話で、韓国人が中国と中国人に敬意など持ってるとは思えない。
そもそも中国~千年というのは単一の国家の歴史では無く、中国という
地域で諸々の民族が色々な王朝を立て、概ね中華皇帝を中心とする
統治システムを流用してきた、地域史と言っていい。
朝鮮は蛮族と見下してきた民族による中華の王朝に征服された事も何度も
あるし、失墜したかつての主人の中国人に残忍、横暴に振舞った事も珍しくない。
日韓併合時代にも、当時朝鮮半島内にあった中国人街を襲撃して中国人達を
虐殺していた。
現在でも、在韓外国人で国籍による差別を最も受けているのは中国人と
ベトナム人というデータがある。
朝鮮人の本質はあくまで朝鮮人であり、決して中国人のもどきなどではない。
華夷秩序もただの方便。
日本が中国並みに横暴で尊大に振舞い、上下関係をきちんと思い知らせて
いたら、日本が優位な限りにおいては、日本を尊重していただろう。
> 韓国人が中国と中国人に敬意など持ってるとは思えない。
敬意など持ってないでしょう。ただ、懼れと怖れと畏れを持っていただけです。
だからこそ、他に威を借りられるものがあれば、いくらでも暴虐になれるのです。
> 朝鮮人の本質はあくまで朝鮮人
朝鮮人を朝鮮人たらしめている本質こそが朝鮮式朱子学なのであり、華夷秩序観念もその一部でしかありません。明清交替期に朝鮮知識人がなぜ「小中華」という自意識を持つに至ったのか、考えてみれば明らかなはずです。
> 朝鮮は蛮族と見下してきた民族による中華の王朝に征服された事も何度も
あるし、
元や清がそれに当てはまり、蛮族による征服王朝に対しては、朝鮮は常に面従腹背していたのです。
一方で、漢民族(この定義は突っ込むと怪しくなるのですが、ここではパス)の中華王朝に対しては、全面的に尻尾を振ります。
豊臣秀吉の朝鮮征伐を退けたのは明の援軍のおかげというのは、党争に明け暮れた李氏朝鮮の宮廷内においても共通の認識となっていました。
故に、女真族が打ち立てた清に対し、当初の朝鮮は「崇明排清」を露わにしていました。それがホンタイジの逆鱗に触れ、丙子の乱を経て三田渡の盟約に至ります。
以後の朝鮮は、「中原は蛮族の手に堕ちた。中華世界において、真に文明を保っているのは朝鮮である」という小中華思想に染まり、表向きは清の使者に迎恩門で三跪九叩頭しつつ、内心は見下すという屈折した態度を取ってきました。
小中華思想のキモは、華夷秩序自体は否定せず、立場上は序列二位の朝鮮が、実は序列一位の清よりも文明において優れていると強弁するところです。
阿野煮鱒様の仰る通り中華文明の忠実な僕であった朝鮮が、日本よりも文化的にも経済的にも劣ることが許せないのでしょうね。
中国の属国であることを誇りにしてきた朝鮮人は、何時の時代も日本よりも上位にあるべきなのです。
朝鮮5000年の歴史などという噴飯物の歴史観や、常に日本に対してマウンティングをしないと自我が崩壊しそうな根拠のない優越感も、現状を受け入れる事が出来ない悲しい朝鮮人の性なのでしょうね。
日本人は、このような韓国と韓国の国民感情に配慮することも、ましてや友好関係を築く事も、全く必要ないと思います。
韓国情勢の分析は政治経済関係者よりも精神病学者の仕事かもしれませんね。
「過去を抹消」なのは韓国だから、というより単純に中華思想だから、ではないでしょうか。
韓国に限らず中国だって過去の歴史は根絶やしですよね。
(5000年の歴史といいながらその連続性は…・・・とっても怪しいところですよね)
まあその一部である韓国ですからさもありなんかと。