以前から当ウェブサイトで議論しているとおり、現在の日韓関係については決して「良好」ではありません。お互いに意思疎通することもままならない状況となりつつあるからです。ただ、最近は韓国が日本を非難するネタに、中国が悪乗りしてきているフシがあります。つまり、中国と結託した韓国がますます増長し、日本に不法行為を仕掛ける、というわけです。これは、由々しき問題です。「日米韓3ヵ国連携」という建前を言っていられる場合ではないのかもしれません。
目次
拙著の目的
外交は一般人の感覚の延長にある
普段から当ウェブサイトでしばしば述べているとおり、外交関係とは、べつに外交官や国際政治学者らでなければ議論してはならない、という代物の論点ではありません。国が人間の集合体である以上、国同士の付き合いである「外交」も、私たち一般人の「人付き合い」と、究極的にはまったく同じだからです。
ただし、私たち個人レベルでのおつき合いと異なり、国同士のおつき合いは、圧倒的に多くの人々に大きな影響を及ぼしかねないものでもあります。だからこそ、外交当局者などの責任ある立場であれば、おいそれと「断交」などと口にしてはなりません。相手国との国交断絶は、基本的には「最後の手段」です。
この点、日中関係や日韓関係、日露関係などについては、やはり相手国の日本に対する常軌を逸した振る舞いに「腹が立つ」という人も多いでしょうし、いっそのこと「断交」だ、「戦争」だ、などと宣言できればスッキリする、などと感じる人もいるでしょう。
しかし、それと同時に、非常に残念ながら、中国は日本の最大の貿易相手国であり、また、韓国は(最近でこそ台湾と並んでいるものの)やはり日本経済にとっては重要性が高い相手国でもあります。
したがって、こうした経済的な重要性を無視して相手国と「断交しろ」などと叫ぶのは、たしかに気持ちはよいかもしれませんが、大変に無責任な態度でもあります。
「パンチ力に欠く作品」で結構です
拙著『韓国がなくても日本経済はまったく心配ない』を刊行した目的も、結局のところ、対韓制裁も「しかるべきステップを踏んでいかなければならない」という点を強調することにありました。
昨晩時点でアマゾン上のカスタマーレビューは20件ついており、平均すると5点中4.5点という、身に余るほどの高評価をいただいていますが、約1名の方のみ、「パンチ力を欠く作品」などと酷評なさっているようです。
拙著が「パンチ力を欠く」と思われるのであれば、勝手にそう思っていただければ結構です。
事実無根の内容を「センセーショナル」に書いたつもりはありませんし、これからもそうするつもりはありません。少なくとも金融評論家という立場上、客観的な統計、法令、事実関係などから導き出せる現実的な内容を重視しているつもりだからです(それが実践できているかどうかは別として)。
日韓関係に「中国」ファクター
急速に対中傾斜強める韓国
ただし、昔から、「現実は小説より奇なり」、とも言います。
とくに韓国に関しては、第二次安倍晋三内閣の初期のころは、「基本的価値と戦略的利益をともに共有する最も重要な隣国」に位置付けていましたが、その韓国は、次第に日本の外交上の地位を下げ、いまや「基本的価値の共有」という記述は削除されてしまっています。
その理由にはさまざまな要因が考えられると思います。
当ウェブサイトでも何度も指摘したとおり、自称元徴用工問題、自称元慰安婦問題を含め、韓国が国を挙げて、日本に対して約束破り、ウソ、国際法違反などのさまざまな不法行為を仕掛けてきていることが、そのひとつの原因であることは間違いありません。
しかし、それだけではありません。
私たち日本人が無視してはならないのは、最近の韓国が対中傾斜を強めている、という事実です。
たとえば、先月3日の中韓外相会談自体、台湾が実効支配している福建省金門県から5キロと離れていない対岸にある厦門市で実施されています(『日米首脳会談の直前に「台湾の目の前」で中韓外相会談』等参照)。
また、最近だと福島第一原発のALPS処理水を「汚染水」と呼び、その海洋放出を舌鋒鋭く批判しているのが、韓国だけでなく、中国と北朝鮮でもあります。
さらには、日本政府が「従軍慰安婦」などの表現を「不適切」と閣議決定した、という話題もありましたが(『従軍慰安婦・強制労働は「適切でない」と政府が認める』等参照)、これにこんな「続報」もありました。
中国外務省、歴史歪曲と非難 日本政府「慰安婦」答弁書
―――2021年04月29日20時14分付 時事通信より
つまり、韓国の日本に対する歴史戦争に、中国が「参戦」してきた、というわけです。
日韓関係においては「歴史問題」から「『汚染水』問題」に至るまで、さまざまな対立構造が生じていますが、これに中国が付け入って来るというのは、『中露朝韓「無法国家クアッド」を「正しく」警戒すべき』などで懸念していたとおりの展開でもあるのです。
外交官の勘違い:「クアッドに韓国を引き込め」
この点、日本政府や米国政府内では、この期に及んで「日米韓3ヵ国連携」を推進しようとする人たちがいるようです。ことに、思わず乾いた笑いが出てしまうのが、日経電子版に先月20日に掲載された、次の記事でしょう。
日米共同声明を聞く(1)「クアッド」韓国引き込みを
―――2021年4月20日 2:00付 日本経済新聞電子版より
リンク先は東大在学中に外交官採用上級試験に合格され、外務省国際法局長などを経て内閣官房副長官補兼国家安全保障局次長を務めたという方のインタビュー記事だそうです(※退官済み)。有料版限定ですが、正直、カネを払っても読む価値があるとも思えません。
この方は中国に対抗するうえで、日米豪印の「4ヵ国の枠組みだけでは足りない」として、「民主主義国家であり、60万人の兵力を持つ軍事大国」である韓国を、「日本としてクアッド・プラスアルファに引き込まねばならない」と述べていらっしゃいます。
大変申し訳ないのですが、いったい何周遅れの議論をなさっているのかと思います。
たしかに韓国は、見た目こそ「日本と同じ民主主義国家」ですが、そもそも根本的な次元で法治と国際法を軽視し、ウソをついて約束を破る国を、韓国が日本と価値を共有する国といえるのかどうか、いま一度考え直してほしいと思います。
しかも、この方は中国市場を巡って、次のように述べます。
「成長する中国市場はなかなか捨てがたい。それでも戦争はマーケットと異なる論理で始まる。」
この点については、当ウェブサイトでかねてより報告しているとおり、基本的な貿易統計から判明する日中貿易の実態を踏まえているとは言い難いでしょう(『国基研で「数字で読む日中関係」について意見交換した』等参照)。
高学歴のエリートの方が、どうしてこういう思い違いをするのかはよくわかりません。
もっとも、外交官出身の方が、外交についてかなりの思い違いをなさっていると思しき事例は、べつにこの方に限られません。まさに、「外交官の外交知らず」、といったところでしょう。
韓国はもはや中国とともに日本の「仮想敵国」に
ただ、本質的には、もっとシャレにならないことが発生しています。
韓国は、中国と結託して日本の利益を侵害し始めているのです。
中国メディア『人民網』(日本語版)に数日前、中韓両国が海上で「合同パトロール」を実施した、とする記事が掲載されていました。
中韓の海上法執行機関が合同パトロールを実施
―――2021年04月28日15:21付 人民網日本語版より
リンク先記事では、具体的に、どの海域を「合同パトロール」したのかは示されていませんが、歴史的に中国を恐れ、敬う韓国のことですから、なし崩し的に「合同パトロール海域」を拡大し、やがては尖閣諸島や竹島などもその範囲に含まれる可能性が出てくるでしょう。
そうなって来ると、「日米韓3ヵ国連携」と迂闊に述べること自体、却って日本と米国の国益に背く、という状況が生じつつあるのです。まさに、当ウェブサイトで言うところの「無法国家クアッド」もしくは「赤クアッド」そのものでしょう。
(なお、「赤クアッド」については『「赤クアッド」?北朝鮮巡り中国、ロシアに近づく韓国』などもご参照ください。)
韓日フォーラムvs輸出制限
いったい何周遅れやねん!
さて、正直に申し上げるなら、現在の日本にとっての韓国とは、「中国と一緒に日本を滅ぼそうと仕掛けてきている無法国家」そのものだと思います。
もはや「関係改善」などを議論する段階は過ぎ、現実的には然るべきタイミングが到来した瞬間を狙って、韓国が日本に対して行ってきた不法行為のコストを一気に韓国に負わせなければならない、とすら考えているほどなのです。
ただ、こうした認識に対し、何周かはわかりませんが、とにかく「周回遅れ」と言わざるを得ない記事が昨日、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に掲載されていました。
<危機の韓日関係、連続診断23>米中技術覇権に対応して韓日が「第3の技術軸」協力を=韓日ビジョンフォーラム
―――2021.04.30 11:23付 中央日報/中央日報日本語版
この「韓日ビジョンフォーラム」は、当ウェブサイトでかなり以前から紹介してきた、韓国内の「日本専門家」と称する人たちが、いかにして「韓日関係」を「リセット」しようとしているか、という噴飯物の連載シリーズです。
シャレで読む分には面白い、という性格もあったのですが、今回の稿に関しては、ちょっとシャレでは済まされません。というのも、米中対立が技術分野にも及ぶなかで、この記事では次のように主張しているからです。
「韓国と日本も過去の問題をめぐる葛藤を乗り越えて先端技術分野で協力を模索すべきだという声が高まっている」。
いったい何が面白くて、中国と一緒に日本を攻撃しようとしてきている国と一緒に先端技術分野で協力しなければならないのでしょうか。
ちなみに、「過去の問題を巡る葛藤」に一方的にとらわれているのは韓国であって、日本ではありません。その葛藤は「ともに乗り越える」ものではなく、もし克服したければ、韓国が自力でやらねばならない話であり、日本がそれを支援する義理もありません。
日本が必要なのは、むしろ対韓技術防衛
中央日報の記事によると、4月28日に開催された「第23回韓日ビジョンフォーラム」では、「第4次産業革命時代の韓日技術協力案」が議論された、ということだそうですが、例によって日本側の専門家の名前は見当たりません。
すべて、韓国側で一方的に議論している内容です。
ただし、パネリストの発表内容自体、私たち日本人としては、「警戒する」という目的から一読する価値はあるかもしれません。
- 韓国が強調する第4次産業革命は、人工知能(AI)やビッグデータなどデジタル技術を活用した「超連結基盤の知能化革命」と定義することができる
- 韓国・日本はデータインフラ構築で協力することが可能だ
- インフラを構築する過程では力を合わせ、その後にそのインフラを各自のビジネスに合わせて活用し、競争することができる
要するに、ブロックチェーンやバーチャルリアリティ、人工知能などの分野において、「日本が有している技術を奪うぞ」、という宣言と考えるべきでしょう。
いまこそ、「ジャパングループ」を!
ここで思い出しておく必要があるのは、日本政府が2019年7月、韓国を輸出管理上の「(旧)ホワイト国」、つまり現在の「グループA」というカテゴリーから削除し、現在は「グループB」に設定している、という事実です。
【参考】輸出管理の仕組み
(【出所】経産省)
(※輸出管理の仕組みについては『輸出管理の仕組みをまとめてみた』で、韓国に対する輸出管理適正化措置が取られたかについての考察は『対韓輸出管理の厳格化は日本を守るために必要だった?』でそれぞれ報告したほか、拙著にも転載していますので、是非ご参照ください。)
ただし、「グループB」といっても、「特別一般包括許可」などの仕組みを使うことが可能であり、かなりの優遇対象国です。
こうしたなか、輸出管理を巡っては、『先端技術の輸出管理が実現なら「ジャパングループ」』でも報告したとおり、日本が主導する形で、あらたな輸出管理の仕組みづくりが進められている、といった報道がありました。
具体的には、昨年9月に日経電子版が報じた、次の記事です。
輸出規制枠組み、米などに提案へ 先端技術で政府検討
―――2020/9/27付 日本経済新聞電子版より
記事タイトルが「輸出『規制』」となっていますが、これは誤りで、正しくは「輸出管理」のことですのでご注意ください。
その点はさておき、この日経の記事によれば、「民間技術を活用して国防力を強める中国」を念頭に置きつつ、「国際的に緊密に連携し、すばやく輸出の制限ができるようにする」という仕組みが検討されているそうです。
また、日経の説明によると、日本が既存の輸出管理レジームではなく、新たなレジームの立ち上げを提案する理由は、既存のレジームは参加国が数十ヵ国に達するなどしていて、意思決定に時間がかかるからだそうです。
具体的には、①AI・機械学習、②量子コンピューター、③バイオ、④「極超音速」の4分野が中心なのだそうですが、これがもし実現すれば、「日本の提案による輸出管理の仕組み」ということで、さしずめ「ジャパングループ」とでも呼ばれるのではないでしょうか。
いずれにせよ、ジャパングループの創設が急がれます。
むしろ韓国は仮想敵国へ?
さて、このジャパングループが創設された場合には、輸出管理の仕組は、どうなるのでしょうか。
最も有力な仮説は、現在はグループA~Dという4段階のカテゴリーについて、「グループA」のさらに上に「グループS」などの仕組みが設けられることではないかと思います。
つまり、輸出管理上、最も優遇される相手国、ということです。
当たり前ですが、この対象に含められるべきは、「本当に信頼できる国」のみでしょう。
また、このジャパングループの創設が実現することを願いたいのですが、それと同時に並行して経産省に進めていただきたいのが、韓国に対する輸出管理上のカテゴリーについて、本当にグループBで良いのか、という点です。
先ほど紹介した中央日報の記事は論外ですが、韓国の産業界は、あわよくば日本が輸出「規制」(原文ママ)を撤回し、韓国を再び「ホワイト国」に設定することを求めているフシがあることはたしかです。
しかし、現実に検討しなければならないのは、韓国をグループBからグループAに格上げすることではなく、むしろグループBからグループCに格下げする必要がないかどうかを早急に点検することではないでしょうか。
おりしも、このゴールデンウィーク中は、G7外相会合がロンドンで開かれ、韓国もオブザーバーとして議長国である英国から招致されているのだそうです(『日米韓3ヵ国外相会談を嬉々として報じる韓国メディア』等参照)。
日韓間のやり取り(あるいは日本政府の韓国に対する接し方)については、早ければこのタイミングである程度のことが判明するかもしれません。こうご期待、といったところでしょう。
View Comments (24)
今年の外交青書じゃ特亜カテゴリーを作って韓国も底に入れてたから、OBはともかく外務省でも一応そういう方針ってことでしょうね。
>どの海域を「合同パトロール」したのかは示されていません
これ自分も気になってたんですよ。普通に考えたら西海wですが、まさか日本海や南シナ海じゃないでしょうね?日本のメディアもわざとそこに触れないようにしてるように見えるから有り得る話。
>米中技術覇権に対応して韓日が「第3の技術軸」協力を
これ見て、鈴置さんの2007年のコラムで「一人で漂流するのは怖いから一緒に漂流してくれ」って書いてたのを思い出しました。
韓国の不安(2007/10/1)
https://web.archive.org/web/20080518134717/http://www.nikkei.co.jp/neteye5/suzuoki/20070928n5a9s000_28.html
まるで進歩していない、というか、明博で寄り道したけど帰ってきたぜ!というか。その頃からわかってたんだから、少しは準備しときゃいいのに。
(文中より引用)
共同行動への呼びかけは、日本にとっては「一人で漂流するのは怖いから一緒に漂流してくれ」という「溺者の誘い」に映る。
匿名さま
この記事を読んだことを覚えています。あのころから鈴置氏の言説には当方注目し続けていました。進歩できない半島人にはほとほとうんざり。なんとかフォーラム、知識人会議、経済人会議はもう信用できません。往時になく新たに生まれた「未来ファクター」とは
・新聞テレビへの信頼が地に堕ちていること
・台湾島の本質的重要性に気が付いたこと
の2点でしょうか。香港は残念なことになりましたが誰も救えなかったのです。
鈴置さんの2007年のコラム 明日発表しても立派に通用します。半万年少しも進歩しないのをみると 民族による優劣論もありかなと思えてしまう。
これが明日発表されても全然違和感ないですw
「後戻り」できない韓国(2007/11/26)
https://web.archive.org/web/20080511180945/http://www.nikkei.co.jp/neteye5/suzuoki/20071122n5abm000_22.html
これ見ると、明博って結構鈴置予言を覆してるんだなあって感じ。韓米スワップを達成してリーマンショックを乗り越え、返す刀で日韓スワップで為替操作して日本の産業を潰しまくるという。その後、調子に乗りすぎて恐慌資源外交と日本を見くびって自滅の道を歩む路線を敷くことになるけど。
本当にそう思います。でも2007年から韓国問題はアラームを上げる人もいたが放置されていたなという感想です。自分が韓国に関心を持った機会は「チャングムの誓い」で 随分と陰謀と妬みぶかいなあという印象と 一昨年の「ホワイト国」の二回で ホワイト国議論から遅まきながら少し連続的に ウオッチするようになりました。やはりマスコミが親韓派に占拠されていたのが まずかったと感じています。
匿名 様
>普通に考えたら西海wですが、まさか日本海や南シナ海じゃないでしょうね?
いいえ、黄海です。
>米中競争構図で韓国・日本が技術協力で第3の軸を作ってグローバル競争力を確保し
感覚的な批判でしかないんだけど、日韓が組んでも米中には対抗できないように思うのです♪
書いた人の意見は、「米中が対立してる中で、あっちについたりこっちについたりとフラフラしながら上手いことやろう」ってことなんだと思うけど、両方から殴られるか、それぞれのブロックから締め出されてしまうかするだけだと思うのです♪
まだ、技術じゃなくて農作物とか資源で食べていくってなら、米中からみてただのお客さんだから、こうもり作戦の余地もあるとは思うけど、米中がぶつかる分野で第三軸って、あんまし現実的じゃないと思うのです♪
七味さま
このフォーラムは、どう日本を騙すかという詐欺師の会議です。
米中ぶつかる中で、「日本を盾に美味しいとこ取りをする」というのは、今後の韓国のテーマになると思います。
現実は、日韓関係が悪化していますので、国同士では起こりませんが、企業で起こる可能性は有ります。
だんな 様
>「日本を盾に美味しいとこ取りをする」
なるほど!そういう見方もあるんですね。納得。
>国同士では起こりませんが
日韓議連は要注意ですね。
>韓国は中国と結託し始めた。
世間でいうところの「陰謀論」です。
結託したんじゃ無く、中朝工作員によって作られた文政権が、指示に従ってるだけ。
日韓離間は、ほぼ完了し、次の目標は、米韓離間、日米離間、日米の民主主義の破壊と分断になる。
韓国人は日米に深く入り込んでいますので、この目標達成に役に立つ。
韓日フォーラムの話
>韓国・日本が技術協力を通じて「第3の軸」を形成することができる。
日本は、韓国と「第3の軸」となるより、欧米と「第1の軸」となる選択肢があります。
「なんで日本が韓国を選ぶ理由が有るかね」と思うのが、普通だと思います。
仮想敵国の話
韓国ネットでは、日本は「敵国」で頭に仮想ついてません。
日本と戦争したらどうなるかという質問が、日常的に飛び交っています。戦争を除けば、米中も嫌悪の対象になり、このところ「韓国人は周辺国全てを嫌い」になりつつあります。
日本は韓国嫌いでも、戦争するという話は、見かけません。相手に滅びる、滅びろという話は、韓国は100%、日本は半々くらいかな。
> グループBからグループCに格下げ
だけでなく、韓国および韓国人に対する優遇措置をなくす方向で考えるべきです。
・航空機発着枠の削減
・特別永住許可の厳格運用
・特別永住許可という区分をなくし、一般の特別永住許可に一本化
などなど。
他にも、チェンマイ・イニシアティブにおける日本・中国・韓国は、他の国々を助ける立場であり、決して助けられることを想定していない(これを利用した日韓通貨スワップは認めない)と明言すべきでしょう。
隣国である中韓に対する地理的、歴史的に一番良く知っている日本人の知見が 周回遅れの外交官の無能さにより 世界に とりわけアメリカに伝えられていないのが大問題。経済界が目先の利益に飛びついているのも好ましくないが 外務省の勉強不足もしくは外国かぶれ認知症こそ 大問題である。
> 隣国である中韓に対する地理的、歴史的に一番良く知っている日本人の知見
かなり最近に至るまで、日本人の間でも「韓国人の生態」に関する知見がそれほど広くは共有されていなかったことを忘れるべきではないと思います。2002年以前は、日本でも韓国に対する好き嫌いという感情などあまり沸くことなどなく、単に無関心だったのですから。
中国に付いても、偉大な中国文明の上澄みだけ見て誤解している人など山ほどいました。
そのように考えれば、外務省の無能(否定はしませんが)ばかりを責めるのは、少々いかがなものかと思わないでもありません。外務省たるものが、市井の下々と同レベルでどうするという点には賛同しますが、かといって、外交官の感覚が下々とあまりにかけ離れ過ぎるのも、あまり望ましいことではないように思います。
問題は現在、そして今後の外務省の対応であると思います。
更新ありがとうございます。
「日米韓3ヵ国連携」を念仏の如く言い続けているのは、まず米国です。それを信じてるのか、地勢的に韓国を抑えておくのが有利という判断か。確かに今、駐韓米国軍が、スッポリ居なくなったら、南北、そして中国も好き放題やるでしょうね。
しかし米国も「日米韓3ヵ国連携」をどこまで本気で言っているかは、疑問です。あの国(朝鮮民族)は、根っから中国に逆らえません。逆に自由主義諸国を平気で裏切ります。米国としては、今はとりあえず「橋頭堡」として利用価値があるのでしょう。
韓国は厄介な国です。韓日フォーラムという名の韓国人だけのフォーラムとやらで、なんと米中覇権争いの最中に、「日韓で第4次産業革命時代の技術協力案が議論され、第3軸を目指す」(嘲笑)。盗まれるだけやろ。舌が何枚あるんだ?第一、韓国とタッグ組んだら日本の持つ力さえ100%発揮出来ない。裏切られて盗まれて、バカを見るだけ。
輸出管理の仕組みではグループAの中から、特に信じ合えるエクセレントな国をSにするのは良いと思います。なにせ、Aが多過ぎる。そのタイミングで韓国は中国、北朝鮮に近いグループCに蹴落とす(マズイ表現でした、括り直すです)のが良いでしょう。
韓国に対しては、会計士さんも言われる通り「関係改善」などを議論する段階は過ぎています。その話だけで周回遅れです。
現実的には「敵失」があればチャンス到来として、韓国が日本に対して行ってきた不法行為のコストを、一気に払わせる時と思います。時期的には来年5月の大統領選挙前、もしくは秋から始まるであろうゴタゴタ時です。
> あの国(朝鮮民族)は、根っから中国に逆らえません。逆に自由主義諸国を平気で裏切ります。
いや、問題はアメリカがこのことを未だにきちんと理解していないという点にあります。さすがに、以前のように「そんなバカな」と一笑に付すというほどではなく、「え~?本当にそうなのぉ?(疑いの目)」くらいには進歩したようにも見えますが、根本的には理解できているようには見えません。せいぜい、少々疑いの目を持ちながらも、「いやいや、そんなことあるわけないしぃ」と自ら打ち消している程度と思われます。
もちろん、アメリカ人全員がそこまでナイーブではないでしょうが、少なくとも政権の政策に影響を与えられるレベルの人たちの中に、少なからずそういう人たちがいると考えるべきです。でなければ、バイデン政権高官がこれほどしつこく「日米韓」を言い募ることはないでしょう。
まあ、だからこそ、日本としては頭が痛いのですが。
龍 様
>「日米韓」を言い募る
安全保障のコストを考えれば、韓国を引き付けておくのが良いのでしょうけど、その分経済的・精神的な譲歩が大きいし、情報漏洩のリスクもあるんで、差し引きすればあまりお得でも無いと思いますけどね。
>インフラを構築する過程では力を合わせ、その後にそのインフラを各自のビジネスに合わせて活用し、競争することができる
>この分野は既得権でないため協力が可能だ。
彼らが発しているのは、「韓日協力の体を騙った”技術の無心”」です。
彼らが情報共有を望む「基礎分野こそが”日本の既得権”」なのにね・・。
> 中韓両国が海上で「合同パトロール」を実施した
さすがに、このタイミングでここまで踏み込んでくるとは予想できませんでしたねえ。
アメリカが対中包囲網構築に精を出しているこのタイミングで、よりにもよってその中国と合同海上パトロールを実施するだなんて、完全に中国の属国になったと宣言するようなものです。
さすがに、中国側からの要請(もしくは強要)だったのだろうとは思いますが、アメリカの眼にどのように映るか理解できなかったのか、それとも理解はしつつも中国様のご命令には逆らえなかったのでしょうか。前者であったとすれば、韓国政府の認識能力は5歳児以下なので、チコちゃんに叱ってもらわねばなりませんし、後者であったならば、韓国が中国の属国であることを自ら認めたことに他なりません。どう見ても悪手中の悪手です。
今のところ、韓国政府としては、本活動に関してアメリカなどから特にコメントが発せられてないことに胸をなでおろしているかもしれません。「大丈夫だ。誰も怒ってない」とか言って、用意していた言い訳をいそいそと仕舞いこんでいるかもしれません。
でも、実際には、単にバカバカしくてコメントする気にもなれないということなのではないかと思われます。それでも、アメリカの静かなる怒りのレベルを引き上げるには十分でしょう。
つくづく「最悪のタイミングで最悪の選択をする民族」なのだなぁと思わされました。
どこでやってたのかに関する報道を未だに見てないですが、南シナ海や日本海じゃなかったとしても北の瀬取り支援演習のメッセージしか出せていないと思います。ってか、この局面で自分のことしか見えてない奴がいるのって無茶苦茶危険です。地雷踏んで勝手に吹っ飛んでくれるのは構わないけど、それがサラエボ事件みたいな引き金になりかねない。
龍 様
実際に船を出して北の沿岸をパトロールしたなんて思えないんです。
どうせ米に対する当てこすりなので、
中「パトロールしたことにする」
韓「へい」
中「時期・場所は我々から発表する」
韓「へい」
じゃないんですかね。
韓国には腹が立ちますが、日本の主敵は支那です。米国もそうです。つまりは支那を孤立させねばならないのです。そのために韓国に譲歩するわけでは全くありません。それは日本の国益を損ないます。関ヶ原の戦いで徳川家康が小早川秀秋を銃撃して「徳川殿が怒っておられる」と蒼白になり豊臣方に突撃したように、韓国を脅しつけて支那に特攻させる「捨て駒」にする知略を働かせねばならないと思うのです。
とりあえず支那と韓国の分断として思い付くのが朝鮮戦争で戦火を交えたことです。支那が介入しなければ朝鮮半島は韓国により統一できていました。その辺りの「歴史認識問題」として火種を蒔くのです。
高句麗に関する歴史認識問題も火に油を注いで対立を煽るのも良いことだと考えます。
韓国&韓国人を甘く見てはなりません。
韓国は「蟲毒の王」なのです。何百年も属国=奴隷としてあらゆるものを捨てて命をつないできたのです。
そこには、潔いとか、名を取るとかのようなものは入る余地はありません。どんな汚い手を使っても「自分だけは生き延びる」事が最重要なことなのです。
まだまだ、反日が表に出ていますが、いざとなれば親日どころか、文字通り土下座くらい平気ですると思います。
情に弱い日本は、その時にきっちりと離縁状を渡せるようになっていてほしいです。