どうして立憲民主党の政治家は法律を守らないのか
昨日の『「立憲民主党への政権交代」が発生し得ない理由とは?』で立憲民主党の奇行の数々について取り上げたばかりであるにも関わらず、もうひとつ、看過できない話題が出て来ました。立憲民主党の幹事長ともあろう人物が、交差点の車道側で堂々と街頭演説し、クラクションなどの受けたのだそうです。これをいったいどう考えるべきでしょうか。
福山哲郎氏、交差点で街頭演説しクラクションなどを受ける
最初に、衝撃的な姿を紹介しておきましょう。
福山哲郎・立憲民主党
今朝は、京都で街頭演説。いつもの四条大宮駅。なかなか京都に戻れず、合間を縫っての街頭です。この後すぐに上京しましたが、今朝は本当に多くの皆さんから激励やクラクションの応援を頂きました。コロナ感染の不安が近畿圏にも広がる中、菅政権への怒りや不満が広がっていることを改めて実感。
―――2021年4月5日 19:43付 ツイッターより
【参考】スクリーンショット
(【出所】ツイッター)
ツイートなさったのは、立憲民主党の福山哲郎幹事長です。
『福山哲郎氏、交差点で演説しクラクションを鳴らされる』という当記事のタイトル、釣りでも煽りでもありません。ツイート本文でもわかるとおり、ご本人が自らそう宣言されている、というわけです(もっとも、ご本人はクラクションを「応援」と受け止めておられるようですが…)。
ちなみにご本人が立っておられた場所は、京都市のちょうど四条通と大宮通が交差する交通の要衝で、しかも歩道部分ではなく車道部分です(※余談ですが、『グーグルマップ』のストリートビュー機能を使うと、この場所で日本共産党がのぼりを立てて演説をしている様子も確認できます)。
正直、控え目に申し上げて「非常識」と言わざるを得ません。
しかも、あくまでも一般論で申し上げるなら、左折レーンの左端に、正当な理由もないのに人が立っているのは大変に迷惑です。大型車の運転手からすれば、迷惑この上ありません。
こんなにある!立憲民主党の奇行
こうしたなか、ここに紹介した福山氏の事例は、ごく一部の人罪の極端な行動だけをあげつらうように紹介したものではありません。
昨日の『「立憲民主党への政権交代」が発生し得ない理由とは?』を含め、以前から何度となく述べてきたとおり、立憲民主党という政党には、なにかと理解に苦しむ行動を取る政治家が数多くいらっしゃるようなのです。
ここ数週間の話題だけでも、次のとおり、「ネタ」はいくらでもあります。
- 立憲民主党の常套手段である審議拒否を巡り、村田蓮舫・代表代行や安住淳・国対委員長らが「メディアが『審議拒否』を『常套句』のように報じている」と立腹(『審議拒否」報道に立憲・村田氏ら「常套句」と逆ギレ』等参照)
- 立憲民主党を筆頭とする野党議員の質問通告の遅れが官僚の長時間労働の原因となっているとの指摘に対し、安住淳氏が「陳腐な話」としたうえで「むしろ政府に問題がある」と逆ギレ(『「逆ギレの立憲民主党」質問通告遅れを政府に責任転嫁』等参照)
- 安住淳氏が国民民主党、日本共産党の国対委員長とともに、「コロナ第4波が到来したならば内閣総辞職に値する」との認識で一致したと発表(『野党3党「コロナ第4波到来なら内閣総辞職に値する」』等参照)
- 枝野幸男代表が記者会見で、「菅義偉内閣が退陣し、立憲民主党を少数与党とする『枝野幸男内閣』を暫定的に組閣したうえで、次期衆院選まで危機管理に当たるべきだ」と述べた(『さすがに無理がある、民意を否定する「枝野内閣」構想』等参照)
…。
いやはや。
要するに、一事が万事、こうなのでしょう。
立憲民主党の皆さんは、法令順守意識も低く、自分たちの行動を振り返る謙虚さもなく、そればかりか国民生活を人質に取り、「審議拒否」に邁進する日々。こんな人たちに「危機管理」ができるとも思えません(というか、立憲民主党が政権を取る事態こそが日本の存亡の危機ではないでしょうか)。
いずれにせよ、立憲民主党の人たちは、よくぞここまで、ネガティブな話題ばかり作って下さるものだと思います。こんな政党の前身である民主党に、私たち日本国民は2009年8月の衆議院議員総選挙で、圧倒的多数を与えたのだと思うと、背筋が凍ります。
「例の青狸」からタイムマシンを借りて12年前に戻り、民主党に投票した自分の横っ面をはたいてやりたい、という気持ちになる方もいらっしゃるかもしれません(※ただしウェブ主自身は小選挙区、比例区ともに自民党に投票しましたが…)。
「どうして支持率は上がらないのか」
ただし、ここで何よりも重要なことは、過ちは過ちと認めたうえで、「過ちは繰り返しませぬから」と宣言することでもあります。
こうしたなか、昨日も紹介したとおり、読売新聞オンラインに掲載された、4月2日から4日にかけて実施された最新版世論調査では、菅義偉内閣に対する支持率が47%(前月比▲1ポイント)、不支持率は40%(前月比▲2ポイント)だったのだそうです。
菅内閣の支持率47%、感染者数影響の傾向が続く…読売世論調査
―――2021/04/05 06:33付 読売新聞オンラインより
メディアの世論調査に全幅の信頼を置くべきではないにせよ、何となく、この支持率が現在の世間の空気を反映しているような気がしてなりません。
こうしたなか、興味深いのは、政党支持率です。自民党は39%であるのに対し、立憲民主党は5%にとどまったのだとか(両党ともに前月比▲1ポイント)。つまり、自民党を支持する人は、立憲民主党を支持する人の、ほぼ8倍、というわけです。
誰の責任か?
日本の政界を「寂れた商店街」にたとえるならば、自民党は品揃えも品質も悪くて値段が高いスーパーマーケットのようなものでしょう。いちおう、「自民党スーパー」のチラシには目玉商品も印刷されているのですが、「セクシープラスチック」のように、どう考えても「目玉」ではない商品を押し付けて来ることもあります。
これに対し、「立憲民主党スーパー」は店頭ののぼりでも配布するチラシでも、自店の「目玉商品」ではなく、「自民党の悪口」ばかりを印刷して配っている「ダメスーパー」でしょう。
少なくとも自民党スーパーに行けば、高くても最低限、生活に必要なものは買えますが、立憲民主党スーパーでは欠品や不良品ばかりで、しかも返品もできないという状況だと考えていただければ良いと思います。
こうした状況は、だれが招いたのでしょうか。
新聞、テレビを中心とするマスメディアの責任が非常に大きいことは間違いないでしょう。
この点、「日本経済研究センター」という組織が2009年9月10日付で発表した『経済政策と投票行動に関する調査』というレポートの7ページによれば、テレビや新聞を信頼して投票した人ほど、2009年8月の衆院選では、比例区で民主党に投票したことが示されています(図表)。
図表 情報源と比例区投票先の関係
(【出所】(社)日本経済研究のレポートのP7を参考に著者作成)
すなわち、2009年8月の政権交代は、新聞、テレビを中心とするマスメディアによる明らかな偏向報道で国民の投票行動が歪められたからである、という側面があることは、否定のできない事実でしょう。
ただ、ウェブ主自身がこの10年少々、ウェブ評論活動をしてきた結果、とても幸いなことに、メディアの社会的影響力は急速に低下して来ていると思います。その気になれば、私たち一般国民が自分自身で政治に関する情報を集め、自分自身で判断を下すことができる時代が到来しつつあるのです。
選挙とはすばらしい候補者群から理想の候補者を選ぶ手続ではなく、「どうしようもない商店街で買い物をする際、少しでもマシな商店で選ぶ」ような作業です。だからこそ、私たち日本国民は、まずは選挙で必ず投票しなければなりませんし、棄権、白票はいずれも無責任極まりない行動です。
そのことを、口を酸っぱくして申し上げる以外に方法はないのだと思う次第です。
View Comments (19)
立憲は、教育上問題が有るので、子供に見せれない事例が多過ぎる。
応援の目的で警笛を鳴らすことは道路交通法違反です。もし福山幹事長のおっしゃる通りなら、支持者は法律違反をしていたことになります。
間違いなく、車道、それも交差点付近の危険な場所で演説していたのでクラクションを鳴らされたのでしょう。
この事象でも分かる通り、立憲民主党には国民の声は届きません。「危ない!どけ!」のクラクションが応援に変換されてしまうのです。こんなにわかりやすく国民の声が届かないことを見せてくれるなんてなんと親切なんでしょう。
立憲民主党は明らかに自分の支持者だけに向かって政治をしています。昔の民主党が一般無党派層を騙して政権を奪取したのとは明らかに違うやり方です。今の立憲民主党のやり方がどう党勢拡大に結びつくのか私には全く理解できません。おおかた、地方組織からの突き上げに汲々としているだけのように思えますが。
私もそう思いましたが、支持率約5%のうちの更に一部のコア立憲民主支持者なら、鳴らして応援するかもなぁ……とも思いました。
ちなみに共産党の街宣(といってもド田舎の農道ですが)も、農作業中に何かうるせーなと思って顔を上げて、"目が合った"だけで応援頂きましたアリガトウゴザイマスと烙印を押し付けられるので恐ろしいです。エンダーマンかよ。
共「毎日の農作業お疲れ様です!アベガー中略アベガー!ともに戦ってまいりましょう!」
私(あんたら暇で良いな……)
カンプナキマデノ無法者アラワル!
昨今「迷惑自転車」なんてのがニュースになったりしますが、
コノバアイ何て言うんでしょーネ?
…、『メ~ワク・議員』でいいのでは?
デモデモ…、いずれ、『メ~ワク・政治活動家』に、ジョブチェンジするんじゃねえか?
?? 写真を見て不思議に思ったこと:歩道に背を向けて、交差点を一瞬で通過する車のドライバーに向けて演説をしているのですか。後ろ側の歩道には一人もいません。敢えてこのアングルを狙ったのでしょうか。
街頭演説といえば候補者の周りを聴衆がぐるりと取り囲んでいる様を想像するのですが、ポツンと一人立って演説している写真をわざわざ選んだということは、孤立無援だということを強調したかったのでしょうか。
あの交差点で、斜向い(東北)が阪急のメインの出入り口、東の向いは市バスの乗り場です。
人の集積度は嵐電<<<阪急さん<バスかな。
四条大宮てほぼバスとの乗り換え駅です。
要はバス待ちの人をターゲットにしてるのだと思われます。
(バス待ちの間に耳を傾けてもらえるとは言っていない)
東側に陣取ると近すぎて喧しいわ!てなりますから。
Q : どうして立憲民主党の政治家は法律を守らないのか?
A : 二出川 延明「俺がルールブックだ!」「写真が間違っている!」
ツィッターのコメントの「車道キャビネットを気取っているのか」にはワロタ。
道路の反対側に交番があったのですが、見て見ぬ振りですか>府警
話は変わりますが、法令遵守を法令順守って書くの間違いじゃないんですけど、調べるとお馬鹿さんな人たちしか使わないようですよ・・・。
(福山氏の独白)
https://twitter.com/fuku_tetsu/status/1013576366082514944
>この場所は20数年間、街宣に立たせていただいています。
道路交通法
https://www.takaragaike.co.jp/doukou/s0505.htm
第七十六条(抜粋)
4.何人も、次の各号に掲げる行為は、してはならない。
二.道路において、交通の妨害となるような方法で寝そべり、すわり、しやがみ、又は立ちどまつていること。
罰則:第二項については第百十八条第一項第四号〔六月以下の懲役又は十万円以下の罰金〕
↑とのことだそうですね。
こういうのもありますよ。
刑法第124条
陸路、水路又は橋を損壊し、又は閉塞そくして往来の妨害を生じさせた者は、二年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。
同128条
第百二十四条第一項、第百二十五条並びに第百二十六条第一項及び第二項の罪の未遂は、罰する。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?law_unique_id=140AC0000000045_20200401_430AC0000000072
未遂罪くらいには問えそうですね。
車に演説しても無意味だし、流石に、この写真は信号待ちとか、そんな風景の切り取りじゃないのかな?
・・・・・・でも、立憲だしな・・・・
悪名は無名に勝るって言うけど、これも炎上狙って、わざとなのかな??
>悪名は無名に勝るって言うけど
問題は通名かも……
いつもお世話になっております。
立憲等とか党員に法律違反とか言ってはダメです。
そもそも法律を知らないし(法学部出身者もいるのに)、法律を作ることが
仕事である国会議員なのに、国会に出たくないし(審議拒否)、法律は作れないし
先生と呼ばれ、近頃の会社員と異なり給料・賞与は減額されず、リストラにも合わない
偉い人達なんですから。
会社員にzoomとかで、仕事しろと国は言うのに、国会でzoom等を使わないのは
何でしょ?
みんな口から泡ふいて怒号していて、あれじゃコロナ予防にならないよね。
そー言えば、選挙であの人達がどうして当選できるのか?
それが本当に不思議である。