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10年前にスマホがまだ普及していなかったという事実

さすがにタクシーでSUICAに乗れる時代は到来しないが…

本日は、スマートフォンやその周辺論点をテーマに、ちょっとした雑感を掲載しておきたいと思います。わずか10年で爆発的に普及し、いまや私たちの生活シーンを完全に塗り替えようとしているスマートフォン。歩きスマホなどの「負の側面」もあるのですが、それとともに否が応でも私たちの生活に入り込んでいることもまた事実です。私たちはスマホといかに付き合っていくべきでしょうか。そして、社会はどう変わっていくのでしょうか。

スマートフォンを巡る話題あれこれ

「ゲームチェンジ」という概念があります。

これは、今までの考え方、しきたり、やり方が崩壊し、ガラッと世界が変わることを指す用語だそうですが、まさに現在、世の中で生じているのが、この「ゲームチェンジ」そのものでしょう。

何の話をしているのかといえば、インターネットの出現と進歩、そしてスマートフォンの爆発的な普及とこれに伴う人々の生活の変化です。

さて、そのスマートフォンが爆発的に普及し始めたのは、2010年前後のことです。総務省『令和2年版情報通信白書』に『情報通信機器の世帯保有率の推移』というグラフが掲載されています(図表)。

図表 情報通信機器の世帯保有率の推移

(【出所】総務省『令和2年版情報通信白書』の『図表5-2-1-1 情報通信機器の世帯保有率の推移』)

これで見ると、2010年に10%程度だったスマートフォンの普及率が2011年に30%弱、2012年に50%弱、2013年に60%を超過し、2015年には70%の大台に乗せています(ちなみに普及率は2017年から再び上昇して75%となり、2019年には83%だったそうです)。

2020年にはコロナ禍の「巣ごもり」の影響が生じているのかどうかが気になるところです。もしかすると、普及率はさらに上昇しているのかもしれません。

こうしたなか、『この10年間における最大の変化は「社会のネット化」』では、齢90を迎え、ますますカクシャクとしている伯母がスマートフォンを使いこなしている、という話題を取り上げました。もはや、高齢者はスマートフォンからの「情報弱者」ではなくなりつつあるのです。

その一方で、『格安スマホ加入手続きはドコモショップではできません』では、元新聞記者の方の格安スマホを巡るかなり疑問のあるブログ記事を取り上げました。スマートフォンとどう付き合うかについての社会的な試行錯誤は、これからも続くことになりそうです。

悪いこともある

スマートフォンの社会問題

もっとも、スマートフォンの爆発的な普及には、良い面も、悪い面もあります。

悪い面から挙げておくと、その最たるものは、「四六時中、スマホを見つめている人が増えた」、ということでしょう。

街中では「歩きスマホ」が問題となっていますし、また、公園で幼児を遊ばせている際、親がスマホを見つめていて、子供の事故に気付かなかった、といった「ながらスマホ事故」の事例は、枚挙にいとまがありません(個人的にも似たような事例をいくつか存じ上げています)。

歩きスマホと歩行実験

こうしたなか、『WIRED』というウェブサイトに、こんな記事が掲載されていました。

「歩きスマホ」は、こうして歩行中の集団を混乱させる:日本の研究チームが明らかにしたメカニズム

―――2021.03.21 12:30付 WIREDより

リンク先記事によると、京都工芸繊維大学と長岡技術科学大学、東京大学の研究者らがこのほど実施した実験で、スマートフォンに熱中している歩行者がほんの2~3人含まれていただけで、周囲に大きな影響が生じることを示したのだそうです。

この実験、具体的には、被験者を54人集め、これを27人ずつのグループに分け、片方は黄色い帽子、片方は赤い帽子を被らせて、互いに向かって歩かせ、上空に設置したカメラで全員の経路と速度を記録した、というものです。

なかなか興味深いですね。

最初は、誰も気が散っていない状態で実験を行ったところ、それぞれのグループが2~3の列(レーン)を形成したそうです。これを、記事では「レーン形成現象」と呼んでおり、実際、上空から見たら、赤い列と黄色い列が国旗のストライプのように混じり合っていたのだとか。

その際、それぞれのレーンの先頭にいる人が向かってくる相手の動きを見て衝突を回避していたということです。実験ではこの「先頭にいて衝突を回避する人」を「リーダー」と名付け、リーダー同士の衝突回避のためのやり取りを、「相互予期」と呼んでいる、ということです。

歩きスマホはこんなに危険!やめましょう!

ところが、これに歩きスマホをする人を3人混ぜただけで、相互予期が機能しなくなるのだそうです。

具体的には、赤い帽子を被った方の集団27人のなかに、歩きスマホで気が散っている3人を混ぜて、同様に歩行させる実験を行ったところ、向かってきた黄色い帽子の集団とぶつかりそうになっただけでなく、赤い帽子の集団も、歩きスマホをしている人の後ろの動きが乱れるのが確認されたのだとか。

つまり、黄色い帽子の「リーダー」が歩きスマホをしている赤い帽子の人の行動を観察していても、歩きスマホをしている赤い帽子の人は向かってくる相手の行動を観察していないため、正面からぶつかりそうになったり(あるいはぶつかったり)するだけでなく、後ろを歩いている人にも玉突きのように影響を与えるのです。

この記事に書かれている内容、おそらく、当ウェブサイトをお読みの方であっても、経験があると思います。

街を歩いていると、反対側から来た人がスマホに夢中で、ぶつかりそうになった(あるいはぶつかった)というケースもあるでしょうし、逆に、自分自身がスマホに夢中で、相手とぶつかりそうになった(あるいはぶつかった)という事例もあるかもしれません。

厄介なのは、自分も相手もスマホを凝視しているときでしょう。このときにはお互いに衝突してしまうかもしれませんし、どちらかが倒れてケガをするかもしれませんし、感情的にケンカになってしまうかもしれません。

さらには、自分の前を歩いている人が「歩きスマホ」者が対向者とぶつかりそうになって突然立ち止まり、自分がその「歩きスマホ」者にぶつかりそうになった(あるいはぶつかった)という経験をした方もいらっしゃるでしょう。ことに、駅や店内などの狭い場所での歩きスマホは大変に危険です。

いずれにせよ、歩きスマホをすれば、あなたは加害者となることもあれば、被害者となることもありますので、少なくとも良識ある社会人であれば、歩きスマホは控えたいものです。

スマホの負の影響、研究はこれから?

こうしたなか、最近だとスマホを見つめながら自転車に乗っている人や、酷い場合は自動車を運転しながらスマホを見つめている人もいるようです。なお、現在の道路交通法では、自動車等の運転中にスマートフォン等を使用したり、凝視したりすることは禁止されています(同第71条第1項第5号の5)。

また、いちおう赤信号などで「停止しているとき」はスマホを使用しても違反ではありませんが、大変に危険ですので、運転中のスマホの使用は控えたいものです。

いずれにせよ、スマートフォンが爆発的に普及したのは、ここ10年程の話ですが、現時点ですでにさまざまな負の側面があることは間違いありません。

さらには、スマートフォンの画面を長時間眺める人が激増していることは間違いなく、視力が悪くなりやしないか、集中力が途切れたりしないか、ゲーム中独が社会的問題となりやしないか、といった具合に、現時点では必ずしも解明し切れていない負の影響もありそうです。

スマホが社会を変える!

現在進行形で社会を変えつつあるスマホ

しかし、物事には常に良い面、悪い面があります。

スマートフォンには何かと困った問題もあるのですが、その一方で、やはりこのデバイスが現在進行形で、この社会を変えつつあることも、また間違いありません。その典型例が、「お買い物」です。

たとえば、ひと昔前だと、各店舗がポイントカードだの、スタンプカードだのを発行していて、サイフがパンパンになっていた、という人も多いでしょう。

しかし、最近だとさまざまな店舗がスマホアプリを提供しており、たとえばハンバーガーとポテトで有名な世界的ハンバーガーチェーン店の場合、「モバイルオーダー」を使えば、店に着く前に注文をすることだって可能です(もちろん、使い勝手はまだ改善の余地がありますが…)。

時間を節約したいという場合や、幼い子供を抱えて外出している場合などは、こうした「モバイルオーダー」や「アプリによる座席予約」などの機能があると、正直、「大変に助かる」と思う人も多いのではないかと思います。

さらには、最近だと電子マネーやペイアプリなどをスマートフォンに取り込み、それを使って支払いをすることができる、という事例も増えてきました。新宿を含めた東京都心では、個人事業主が経営する小規模な店舗でも、少しずつ、スマホ決済が可能な店が増えています。

極端な話、「サイフを持たずにスマホだけを持ち歩けば、街歩きができてしまう」、そんな時代が目前まで来ているのかもしれません。

この10年で電子マネーは飛躍的に進歩した!

ここで、少しだけ個人的な体験談を報告させていただきます。

ひとつだけ他人様に自慢できることがあるとすれば、エクセルベースではありますが、かれこれ20年以上、複式簿記で家計簿を付け続けていることです。

そして、以前にも当ウェブサイトに書いた記憶があるのですが、SUICAとクレジットカードが一体になったカードを、2006年ごろからかれこれ15年ほど使い続けています。その目的は、自分自身の家計簿を効率よく付けるためにあるのですが、その使い勝手が年々向上しています。

とくに、確定申告をする際、マイナンバーカードを読み取るのにも便利だということで、ICカードリーダー・ライターという商品を約10年前に購入したのですが、このデバイスを使えば、クレジットカード機能を使い、自宅に居ながらにしてSUICAにチャージできることに気付きました。

【参考】最新のICカードリーダー・ライターの例

(【出所】アマゾンアフィリエイトリンク)

それ以来、このICカードリーダー・ライターが手放せなくなってしまったわけです。

この点、PCを使ったJR東日本によるSUICAチャージシステムは、非常に残念なことに、昨年、サービスが終了してしまいました(やはりこのサービスを使用する人が少なかったからでしょうか?)。

現在はiPhoneのApple PayにSUICAをダウンロードして使用していますが、ICカードリーダー・ライターを使えば、SUICAの履歴をCSVファイルに落とすことができるため、やはり家計簿を付けるのに大変便利です。

さすがにタクシーでSUICAには乗れません

こうしたなか、以前の『基軸紙幣をつかまえろ!コロナ時代のカジュアル通貨論』で触れた論点と少し重なるのですが、自分自身の家計簿を追いかけていくと、この20年で現金の使用量がどう変わったかを自分自身で把握することができます。

ついでに告白すると、その際、うっかり「2009年以降はタクシーでSUICAに乗った記録がある」などと記載してしまったのですが(笑)、もちろん、これは間違いです。現在でも「タクシーでSUICAに乗る」ことはできませんし、これからも恐らく難しいでしょう。

こうしたなか、先日の繰り返しで恐縮ですが、磯の海産物を思わせる名前の女性を巡って、「買い物をしようと思い、街に出かけたところ、サイフを忘れた」ことが「愉快だ」とする曲が、毎週日曜日夕方、電波に乗って全国に届けられていることをご存じの方も多いと思います。

「サイフを忘れた」ことのなにが「愉快」なのか、個人的にはやや理解に苦しむところですが、それはさておき、昨今の情勢だと、買い物をしようと街に出かけた際に財布を忘れたとしても、スマホさえ忘れなければ、さほど困らない、という社会が到来しようとしています。

自分自身の記録から判断して、日本が急速に「現金社会」から脱却しようとしているからです。実際、著者自身、数年前から「サイフを持たずに(あるいはサイフに現金をほとんど入れずに)外出する」という、一種の「社会実験」を個人的に実施しているのですが、たしかに東京都心だと、それで困らないのです。

そして、SUICAが使えるエリアは首都圏以外にも広まり、最近だと、沖縄県の「ゆいレール」も昨年3月10日からSUICAに対応しているほどです。

個人的な家計簿を振り返ってみると、2007年ごろには、まずは京阪神で、次いで2008年ごろにはJR東日本管内の宇都宮や仙台、盛岡、山形などで、2009年ごろには新潟や水戸、広島、長野で、2010年には札幌、福岡、佐賀などで、それぞれSUICAを使用したという記録が出て来ます。

さらには、2009年以降は「タクシーでSUICA」、ではなく、「SUICAでタクシー」に乗ったという記録や、全国のコンビニでSUICAを使ったという記録が出て来ますし、2013年以降は北海道、東北、近畿地方、沖縄などのホテルでSUICAを使ったという記録があります。

ちなみに個人的にはあまりペイアプリ(たとえばPayPayやLine Payなど)を使用しないため、ペイアプリがどの程度広まっているのかについては、個人的にあまり体感できていないのですが、それでも街中でペイアプリのマークを見かけることも飛躍的に増えてきたと思います。

月額4000円で昨日の情報が紙媒体で届くサブスク

さて、スマホの利点をもうひとつ考えておきましょう。

やはり、スマホが出現したことに伴う現在進行形の最も大きな社会的変化といえば、新聞を購読する世帯が激減しつつあるとともに、雑誌や書籍、マンガなども次第に売れなくなりつつあり、さらにはテレビも廃れ始めている、ということでしょう。

スマートフォンの本領は、「リアルタイムの情報収集」の強みにあります。

スマホが1台あれば、最新の情報がリアルタイムで届きますし、「通信無制限」などの契約プランによっては外出先から動画を視聴することだって可能です(※ちなみに当ウェブサイト『新宿会計士の政治経済評論』を閲覧するくらいであれば、格安スマホのライトプランでも十分だと思います)。

昨今だと、Netflixやアマゾンプライム、huluなどへの有料登録(=サブスクリプション)をすれば、各種条件はあるにせよ、基本的には動画や映画を見放題です(ちなみに有料登録を最近では「サブスク」と略すこともあるようです)。

こうしたなか、某まとめサイトに、こんな趣旨の記載があり、おもわず笑ってしまいました。

新聞とかいうメディア、月額4000円のサブスクで昨日の情報が紙で届くってやばくない?

なかなか興味深い視点です。

たしかに「月額数千円を支払う」という「行為」に着目すれば、それは有料動画サイトなどへの「サブスク」のようなものです。

もちろん、最近だと紙媒体の新聞を購読している人などに対し、新聞社が自社サイトの有料版記事へのアクセス権を付与するというケースもありますし、いちおう電子版のみの契約も可能である、というケースが多いようです。

しかし、見たところ、日本の新聞社のなかで「ネット化戦略」に成功しているのは現在のところ日経新聞くらいなものであり、ほかはいずれも苦戦しているようです。

スマホと環境問題

セクシー大臣が次に有料化しそうなもの

こうしたなか、スマホの普及と微妙に関係する(かもしれない)論点が、もうひとつあります。それが、「環境問題」です。

ツイッターで先日、「#進次郎が次に有料化するもの」というお題が流れていました。

これについては思いつくままにいくつか紹介するだけでも、なかなか面白いものばかりです。

これはもちろん、『セクシー大臣、いい加減にしろ!』などでも述べた、小泉進次郎環境相がプラスチック製スプーンの有料化を打ち出したことなどに対する痛烈な皮肉なのだと思いますが、それにしてもなかなか鋭い人が多いものだと感心する次第です。

ただ、このスマホ時代において、やはり「環境原理主義者」の方々がなぜかまったく問題視している形跡がないのが、新聞配達でしょう。おりしも、今から10年近く前に、当時運営していた個人ブログにこんな趣旨の内容を投稿したことがあります。

現在の新聞は、果たして読者から購読料を取るに値するのだろうか?

そもそも論として、新聞に掲載される情報の多くは、官庁などが発表する内容をそのまま転載したものである。独自取材に基づくレポートがないとは言わないが、インターネットにアクセスできる人であれば、わざわざ新聞を読まなくても、そのうち官庁の報道発表を読めば事足りるようになるはずだ。

それに、日本の新聞には広告が非常に多いという問題点もある。

新聞は有料で配られているわけだから、本来、購読料だけで経営すべきであるし、もしあれほどまでに広告を掲載するのであれば、購読料を取らずに広告だけで運営してみれば良いのではないだろうか。

だいいち、情報を物理的に紙に印刷して、トラックやバイクで二酸化炭素をまき散らしながら配達するというビジネスモデル自体、この環境保護の時代に適合するものなのか。

当時は自民党政権ではなく、民主党の野田佳彦政権であり、まだ小泉進次郎氏は環境相ではありませんでした。10年前の社会人ブロガーが書いていたことが、なぜいまだに「有料化」の対象となっていないのかについては理解に苦しむ点ですね。

余談です:新聞って「事実」を書いていましたっけ?

その新聞自体が現在、なぜか消費税等の軽減税率の対象となっているというのも不思議です。

ちなみに国税庁のパンフレット(※PDFファイル)によると、新聞に6.24%の軽減税率が適用されるための4つの条件は、次のとおりです。

軽減税率の対象となる新聞の条件
  • 一定の題号を用いていること
  • 政治、経済、社会、文化等に関する一般社会的事実を掲載していること
  • 週2回以上発行されるもの
  • 定期購読契約に基づくもの

(【出所】国税庁のパンフレット。なお、下線は引用者による加工)

現在の新聞だと、「一般社会的事実」を掲載しているといえるのかが疑問ですが(笑)、むしろ新聞に対して税制優遇措置が施されているという点は、なかなか不可解だと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (26)

  • >>新聞って「事実」を書いていましたっけ?
    そもそも「新聞って『事実』を書かなければいけない(または、ウソを書いてはいけない)」って決まりは有るのか、不思議に思っていました。国税庁は「ホードーのジユー」を脅かす悪徳官庁ですね!

    • 皆様お馴染み?の日刊新聞法(昭和26年法律第212号)では株式の譲渡を制限できる会社を「一定の題号を用い時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙の発行を目的とする…」と規定しています。また、民営化されましたが郵便局の第三種郵便物の条件は「政治、経済、文化その他公共的な事項を報道し、又は議論することを目的とし、あまねく発行されるもの」(さらに料金が安い低料第三種郵便物となるには「毎月3回以上発行する新聞紙1部または1日分」)です。いずれも『事実を掲載する』ことを条件とはしておりません。
      それに対し消費税の軽減税率の対象は、新宿会計士様が書かれています通り、「政治、経済、文化等に関する一般社会的事実を掲載する」と、消費税法附則に明記されています。当該業界の各社および業界団体は、よくぞこの表現を呑んだなあと思います。

  • 「2009年以降はタクシーでSUICAに乗った記録がある」などと記載してしまったのですが(笑)、もちろん、これは間違いです。現在でも「タクシーでSUICAに乗る」ことはできませんし、これからも恐らく難しいでしょう。」

    では検証してみましょう。
    まずタクシーを呼んで乗車します。
    次にSuicaカードを取り出します。
    モバイルSuicaの方は、スマホで結構です。
    そして、Suicaカードかスマホを自分の尻か、足の下に敷きます。
    すると何という事でしょう。
    タクシーでSuicaに乗れました!
    なお、これを試した事により、Suicaカードもしくはスマホに何らかの異常をきたしても当方責任をとる所存はありません。
    …え?そんな意味じゃない?
    ナニイツテルカ。ニホンゴムツカシイネ。

    • SUICAでタクシーに乗るのは、タクシーにデータ通信可能な決済端末を搭載すれば技術的には可能です。バスと同じです。タクシー会社がその負担をする気になるがどうかの問題でしょう。ロンドンではタッチ決済で乗車できるタクシーが多いと思います。

    • なるほど、たしかにそれだと「タクシーでスイカに乗った」ことになりますね!納得。

    • 自己コメント。

      タクシーでSuicaに乗るのは至難の業。ですが、同様に電車でSuicaに乗るのも難しいでしょう。特定意思薄弱児童監視員(青狸)ならばスモールライトとかでSuicaを乗れるようにしてくれるかもしれませんね。

  • スマホだけでなくPCでも言えることですが、ユーザー層の拡大により主要用途が随分変わってきました。初期は、高校生~大学生を中心に昔のポケベルを進化させたSNSの利用が多かったのですが、最近はモバゲーやYoutube等の利用が目立ちます。ネットショッピングも増えていますが、こちらはまだPC利用が多いかも。ネットバンキングは思ったほど伸びていないようです。セキュリティーの問題もあるので、ビジネスではPCでの連絡のほうが多いと思います。
    現在の課題は「スマホを使えない人をいかになくすか」ですが、本質にはスマホはPCと同じ原理で設計されていますし、フィッシングなど詐欺メールも多いので、いろいろ困難な点も多いです。
    キャッシュレス化ですが、イギリスとドイツの差の原因が今でもよく理解できません。日本は、カード会社が加盟店から取る手数料率の高さと犯罪率の低さが障壁になっていると思います。中国のように偽札が多い、とか、イギリスのように手数料率が低くて従業員によるネコババが多いと、現金を扱う危険性が高いので、一気にキャッシュレス化すると思います。ただ、クレジットカードよりデビットカードの利用率のほうが高いのは、与信の問題なのか、収支管理のしやすさからなのか、ちょっと誰かに分析してほしいです。日本はポイント目当てのカード利用が増えたおかげで、手数料率を下げられなくて加盟店が増えない、という状況がしばらく続くと思います。
    レジ袋有料化etc.の話ですが、結局エコバックより有料レジ袋のほうが割安、と分かったので、有料レジ袋に戻ってしまいました。これは「おまけ商法」主流の日本社会と、細かくサービス毎に料金を加算する合理主義文化の差で、慣れてしまえば、それはそれで定着すると思います。

  • レジ袋有料化では全体的な環境負荷は変わらない。
    だから政策の評価は「優・良・可」ではなく『不可!』

    ・・って感じです。

    *万引き対策・レジ遅延とかまで鑑みれば、店舗としても”レジ袋不要”のお客様にポイント値引きしてた時の方がよかったのかもですね。

    もうすぐ一年。行政から有効性の検証と総括はあるのかな・・。

  •  新聞を読む、本を読む、予定を確認する、時間を確認する、経路を調べる、電車の時刻表を調べる、買い物をする、手紙を書く(?)、等々…が、全てスマホのみで行えるようになりました。歩きながらそれらを行って煙たがられていた各個の人たちに加え、更に歩きながらできることが増えてしまい(SNSによる情報の"発信"側だとか、夕飯のレシピ探しだとか。料理本を歩き読みする人などいなかったでしょう)、「ながらスマホ」に統合されて目立つようになったというところではないでしょうか。
     逆に、混雑路線の電車の座席で新聞を広げる輩などは減っているはずです。さすがにスマホで化粧や間食はできませんが。
     畑に居てもスマホに頼りますね。天気予報、某MAPで面積計算、農薬の希釈計算、病害虫の特定や生育状況等を記録に残すために写真撮り、作業BGM流し、等々。よほどマメな人は、以前でもラジオ、電卓、カメラなど持ち込んでいたかもしれませんが……。

     余談ですが、近所ではなぜか朝の8時過ぎとかに新聞が配達されたりするようです。配達員の怠慢っぽいのですが許容されている模様?仕事に出た後に配達されて、帰ってから目を通すのでは、「月額4000円のサブスクで2日近く前の情報が紙で届く」という、それはもうヤバイシロモノになっています。

    >新聞って「事実」を書いていましたっけ
     明治のころから、彼らは「事実を伝える」のではなく「目的に合った事柄を探し出す」政治結社です。崇高な目的のための排ガスなど、犠牲にするべき必要悪に過ぎません。

    • 農民 様

      > 明治のころから、彼らは「事実を伝える」のではなく

       新聞の前身は江戸時代の「瓦版」「賣讀(うりよみ)」ですが、内容は今の週刊誌のように嘘や扇動ばかりだったそうです。明治どころか江戸時代から進歩してないのかもしれませんね。

      •  実際、その方が売れた…あるいは、そうせねば売れなかった、ということでしょうね。耳に痛い事実などより、面白おかしい創作の方が好ましい。ゲーテのファウスト冒頭でも、崇高な作品を目指す作家に対して、役者だか道化師だかが「そんなものはいいから事件盛沢山の面白いものをお書きなさい、こちらは踊る準備はできている」という場面も。古文書や石板もあやしいかもしれませんね。
         今も昔も、記事が事実であろうと思ってはいるにせよ、公正厳格な事実を「求めている」消費者こそが少ないのかもしれません。

      • タブロイド紙とかイエロー・ジャーナリズムとかいう言葉があるように、扇情的な記事で大衆のゲスな興味を引き発行部数を伸ばそうとするのは洋の東西を問わずだと思います。

        瓦版は元から大衆娯楽でしたから「ジャーナリズム(キリッ!)」という矜持はなかったでしょう。

        とはいえ、瓦版が報じるアヘン戦争状況を、江戸っ子達が食い入るように読んでいたという話もあり、当時の庶民がそれなりに国際情勢に敏感だったこともうかがえます。

  • > 現在でも「タクシーでSUICAに乗る」ことはできませんし、これからも恐らく難しいでしょう。

    想像していたよりも ずっと未来は現実的だね
    車もしばらく空を走る予定もなさそうさ〜♫

    (ポルノグラフィティ「ヒトリノ夜」2000年1月リリース)

  • スマホの害悪の最たるものは、中国のようにスマホなしでは社会生活を営なめなくなることです。 スマホの個人データ・GPS機能と街中に設置された監視カメラを併用すれば国は国民の監視が断然やりやすくなります。中国では信号無視をした人さえも探知され、繰り返し回数が多いと街中の掲示板に顔が晒され且つ遠方への旅行も制限されることが現実となっています。
    また、通話は盗聴されており反政府的なワードを言うと監視コンピュータにより察知され当局にマークされます(日本語は今のところ大丈夫みたいですが)
    スマートシティとか宣伝していますが、市民の監視に使われているというのが実態であり、香港市民弾圧や100万人と言われるウイグル人の拘束に大いに役に立ったようです。

    次に懸念されるのはLINEのように業者によって情報が盗まれることです。こちらは最近明るみに出たことで注目を集めました。
    何事も、ただより高いものはなく、便利なものには裏があります。

  • すべてではないですが、京都のタクシーではICOCAはもちろんSUICAでも支払いできますよ。
     →『京都 タクシー ICOCA』でググってみてください。

    • あーそういうマジネタではないようですよw

      大都市圏はタクシーでICカード電子マネー使えるんですが、ちょっと田舎行くとQRコード系がやっとです。

  •  独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
    (そう自分に言い聞かせないと、素人が舞い上がってしまうので)
     (都市伝説かもしれませんが)デジタルカメラが初めて出てきた時、「あんなものは、子供の玩具だ」と言ったフィルムメーカーがあったそうですが、だとしたら、今、この瞬間に、ある業界を脅かすことになる玩具が、生まれていることも、あり得るのではないでしょうか。
     駄文にて失礼しました。

  • スイカでタクシーかと思ったらタクシーでスイカですかい。そりゃ無理だw

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