X
    Categories: 外交

クアッド首脳会談の直前に韓国政府が見せた「ホンネ」

「中国を排除するな」発言の真意はFOIP不参加の言い訳

政府発表等によれば、本日夜、FOIPクアッド首脳会談が開催されます。おそらく中国を名指しすることはないと思われますが、ただ、それでもこの会談の意義は極めて大きいと考えられます。「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の推進は、日本の国益にとって欠かすことができないほど重要なものだからです。こうしたなか、中国がFOIPに公然と嫌悪感を示していることもさることながら、韓国政府・外交部の崔鍾建第1次官は昨日、なかなかとんでもない発言をしたようです。

日米共同声明

昨日は東日本大震災から10年の節目を迎えました。

首相官邸とホワイトハウスは同じタイミングで、こんな声明文を出しています。

Joint Message on the Passing of 10 Years Since the Great East Japan Earthquake

―――2021/03/11付 ホワイトハウスHPより

東日本大震災発災10年に際する日米首脳共同メッセージ

―――2021/03/11付 首相官邸HPより

このような共同声明が出てくること自体、米国が名実ともに、日本にとって最も重要な同盟国である証拠ですし、また、米国が日本を重視している証拠と考えても良いでしょう。

東日本大震災から10年が経過しましたが、日本は菅(かん)直人元首相ではなく菅(すが)義偉総理のもとで、当時のトモダチ作戦を実施してくれた米国の友誼を深めています。後述する「クアッド首脳会談」を前に、じつに象徴的でもあります。

いずれにせよ、未曽有の大災害から10年が経過し、日本は国内的には強い経済を、外交的には安全な国際環境を実現していかねばなりませんし、それを実現するうえで最も必要なことは、米国をはじめとする信頼できる友邦との連携にほかならないのでしょう。

FOIPという成果

くどいようですが:「クアッド」ではなく「FOIP」が重要

ところで最近、「クアッド」という単語をよく耳にします。

この「クアッド」、時事的な記事では「日米豪印4ヵ国」の意味で使うことが増えているように思えます。ただ、もともとはラテン語の “QUATTUOR” 、つまり数字の「4」に由来する単語だそうであり、本来は「四者」以上の意味はありません。

ややくどいようで恐縮ですが、この「クアッド」は、「自由で開かれたインド太平洋」、つまり俗にいう「FOIP」の理念に賛同する国がたまたま4ヵ国だったという話に過ぎません。したがって、本来ならば「4」に意味があるのではなく、「FOIP」の方にこそ意味があるのです。

そして、FOIPの事実上の発案国であり、事実上の事務局である日本は、このFOIP構想を巡って、「この理念に賛同してくれる国であればどこでも大歓迎」という姿勢を示しています。このため、FOIPは最初から拡張することを前提とした考え方だ、という言い方をしても良いでしょう。

「クアッド・プラス」という表現に悪意を感じる

この点、一部のメディアがやたらと「クアッド」、「クアッド」と繰り返すのを眺めていると、強い違和感を禁じ得ません。うがった見方をすれば、「クアッド」と強調することで、読者に対し、あたかも「4ありき」、「FOIPの理念に賛同する国は4ヵ国に過ぎない」という印象を与えようとしているようにも見えてしまうのです。

そうした気持ちの表れのひとつが、「クアッド・プラス」という表現でしょう。

実例は、韓国メディア『中央日報』(日本語版)に掲載された次の記事あたりをご参照ください。

クアッド、初の画像首脳会合を今週開催…「クアッド・プラス」合流を悩む韓国

―――2021.03.10 07:43付 中央日報日本語版より

リンク先記事によると、この「クアッド・プラス」とは、日米豪印4ヵ国に「韓国、ニュージーランド、ベトナムを参加させる」という構想だそうですが、これもおかしな話です。

「クアッド」は「FOIPの理念に賛同する4ヵ国」という意味ですが、「FOIPの理念に賛同する国」が5ヵ国になれば「クインテット」、6ヵ国になれば「セクステット」、7ヵ国になれば「セプテット」などとなるはずでしょう。

個人的には、現在のFOIPクアッドに参加する可能性が最も高い国は英国ではないかと考えているのですが、英国が加わった瞬間、その定義上、「クアッド」は発展的に消滅し、新たに「クインテット」が誕生するはずです。

ちょうど、「ファイブアイズ」、つまり「米英加豪NZ」の5ヵ国による情報共有同盟に「日本を加えるべきだ」とする主張を聞くのですが、この場合も日本が加わった瞬間、「ファイブアイズ」は「シックスアイズ」に発展的に解消するのと同じ話です。

やがてはインド太平洋版NATOへ

ところで、FOIPついでに申し上げるなら、いつまでも「単なる理念」の世界に留まっていることはできません。というのも、「FOIP」、名前のとおり、インド太平洋を「自由で開かれ、法の支配が貫徹する地域」にするという大きな目標があるからです。

たとえばカナダ、ニュージーランド、台湾、フランスといった具合に、これからFOIP参加国が増えてくれば、やはり何らかの条約機構の形にするのが自然な流れですし、実際、気の早い人はFOIPのことを「インド洋・太平洋版NATO」などと称しているようです。

そして、このFOIP構想、具体的な仮想敵国については名指しこそしていませんが、「軍事力を使って強引に現状を変更することに反対する」という声明文などから判断すれば、中国やロシアのような国を強く牽制する目的があると考えて良いでしょう。

もちろん、事実上の「FOIP事務局」である日本は、まだ「インド太平洋版NATO」というビジョンを示しているわけではありません。しかし、今後の中国の行動、そして自由と国際法秩序と平和を愛する諸国の決意次第では、「次のアクション」は意外と遠くない未来に発生するかもしれません。

やはり、その可能性が最も高いのは台湾危機ではないかと思いますし、台湾危機を招かないためにも、できるだけ早く「FOIPの結束」を示す必要があることは間違いありません。

クアッドvs中国

クアッド首脳会談

さて、FOIPの将来の話はこのくらいにして、まずは「クアッド」に話を戻しましょう。

このクアッド、すなわち日米豪印4ヵ国の首脳会談が本日夜、オンラインで開催されます。

内閣官房長官記者会見 令和3年3月10日(水)午前

まず冒頭、菅総理は、12日夜、日米豪印首脳テレビ会議に出席する予定であります。本会議はバイデン米国大統領の呼びかけで開催されるものであり、4か国での首脳会議は初めての開催となります。本会議では、「自由で開かれたインド太平洋」や、新型コロナ対策、気候変動対策を始めとするグローバルな課題について議論するほか、地域情勢等についても議論が行われる予定であります。我が国としては、引き続き、今回の日米豪印首脳テレビ会議を含む様々な機会を捉えて、より多くの国々との連携を一層深めながら、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指していく考えであります。
―――2021/03/10付 首相官邸HPより

日本政府・加藤勝信内閣官房長官の説明によると、本日の会議は新型コロナ対策、気候変動対策などの「グローバルな課題」なども議題に挙げられているようですが、やはりメインはFOIPと地域情勢の検討にあると考えて良いでしょう。中国の領土的野心が「待ったなし」だからです。

そして、何より大事なのは、「法やルールを守ること」であり、武力を使って周辺国を脅したり、ましてや外国から領土を掠め取ったりする行為を許さないことです。

その典型例といえば、2014年、ウクライナ領だったクリミア半島(クリミア自治共和国とセバストポリ市)を強引にロシア領に組み込んだ行為が挙げられます。これは国際法秩序に反するものでもあり、現にロシアは欧州連合(EU)などから経済制裁を受けています。

もちろん、クリミア半島がウクライナ領となったことについては、歴史的経緯もあり、100%ロシアが悪いとは言い切れないのが難しいところですが、だからといってロシアが国際法秩序に反して行動して良い、という話にはなりません。

もしこれが許されるなら、極端な話、世界中で似たような事例が発生し、国際秩序が崩壊してしまうおそれもあるからです。

いずれにせよ、今回のFOIPクアッド首脳会談では、おそらく中国やロシアなどを名指しすることは控えつつも、海洋の航行の自由、国際法秩序の尊重などの重要性に関してメッセージが出てくるはずです。

FOIPは特定国の利害の集団ではない

ところで、先ほども述べたとおり、このFOIP自体、日本政府の立場は「理念に共感する国に対し門戸は開かれている」というもので一貫しています。

これは当ウェブサイトの私見ですが、現時点において完全な形での自由・民主主義国家ではなかったとしても、国際法秩序の尊重をコミットすることができるならば、FOIPに参加することは可能であるはずです。

たとえば、インドが「自由主義、民主主義、基本的人権尊重」などの基本的価値を日米豪などと完全に共有しているかといわれれば、そこはやや疑問ではありますが、それでもインドがFOIPにコミットしたということは、FOIP自体が開かれた連携であるという証拠でしょう。

実際、東南アジア諸国連合(ASEAN)を例にとってみれば、政治体制では立憲君主制もあれば社会主義国もありますし、宗教では仏教、カトリック、イスラム教など、バリエーション豊かです。

言い換えれば、「自由で開かれたインド太平洋」自体、民族、宗教、政治体制などの違いを乗り越え、「国際法を守りましょう、排他的なことはやめましょう、軍事力を使った威嚇はやめましょう、航行の自由を尊重しましょう」という、どんな国も共感できる理念で成り立っているのです。

誰が反対しているのか

ただし、このFOIP自体、明らかに反対している国が1ヵ国あります。

中国です。

先日の『中国が批判するのはFOIPが良い構想であることの何よりの証拠』でも紹介したのが、中国共産党の事実上の機関紙である『グローバルタイムズ』(『環球時報』英語版)に掲載された、次の論説です。

‘Pacific NATO’ concept aimed at China is self-serving US wolf pack tactic

―――2021/03/08 20:28 付 Global Timesより

リンク先記事では、「太平洋版のNATOという試みは米国の独りよがりに基づく構想だ」と決めつけたうえで、日米豪印4ヵ国が「異なる方向を見ており」、「共通の利益に基づく共同体を確立することに失敗するだろう」、などと「予言」しています。記事の一部を紹介しておきましょう。

From a military perspective, the above mentioned four countries do have a foundation for an alliance such as an “Asian NATO.” But the key problem is that the four countries do not have an eye for the same direction. Their community of common interests can hardly be established. In other words, they lack sufficient reasons to jointly cope with a sole rival.

いちおう、意訳しておきましょう。

安全保障上の視点からは、この4ヵ国は将来的な『アジア版NATO』に発展する可能性を秘めている。しかし、困ったことに、この4ヵ国が目指す方向性はバラバラだ、という点だ。この4ヵ国は共通の利益共同体を創設することに失敗するだろう。換言すれば、『単一のライバル』に対抗するという目的のみだと、連合するだけの十分な理由とならない、ということだ」。

ここでいう「単一のライバル」とは、もちろん中国のことでしょう。

それにしても、中国とはじつにわかりやすい国です。痛いところを突かれると、とりあえずは否定し、論点をずらして屁理屈で相手を攻撃する、というわけです。

クアッドvs韓国

これは驚いた!韓国外交次官の認識とは?

さて、FOIPといえばもうひとつ思い出すのが、自由・民主主義陣営に所属することで最大限の恩恵を受けてきていながら、自身は米中両国の間でコウモリ外交に徹する「あの国」――韓国でしょう。

先ほども中央日報の報道を引用する際に指摘しましたが、韓国メディアを眺めていると、「FOIP」よりも「クアッド」という単語を目にする機会が多いように思えます。韓国メディアに「FOIP」という用語が皆無というわけではないのですが、ほとんど見かけません。

こうしたなか、昨日は中央日報に、なかなかすごい話題を発見してしまいました。

バイデン政権「クアッド」の歩み本格化も…韓国外交次官「排他的地域構造作ってはならない」

―――2021.03.11 13:53付 中央日報日本語版より

ちなみにこの記事、「クアッド」という表現がタイトルで1箇所、本文で24ヵ所出てきますが、「自由で開かれたインド太平洋」という表現はたった1箇所で、「FOIP」という略語に至っては1箇所も出てきません。

これだけでもすごいのですが、内容もまた驚きます。

崔鍾建(チェ・ジョンゴン)韓国外交部第1次官は11日、中国牽制のための安全保障協力会議とされるQuad(クアッド、米国・日本・オーストラリア・インド)について『特定の国を排斥したり、それらの国を牽制するための排他的な地域構造は作ってはならないということが、わが国の歴代政府が追及してきたこと』と述べた」。

端的にいえば、噴飯物の主張です。いったいFOIPのどこが「排他的」だというのでしょうか。

この崔鍾建(さい・しょうけん)氏は、イランとの外交交渉に関する記事でもお名前を見かけた方ですが、その肩書に加え、昨年11月にわが国の秋葉剛男外務事務次官と協議しているという事実などから判断するに、日本でいう外務事務次官のような方でしょう。

その外交の「外務事務次官」のような人物が、「(クアッドは)特定国を排除してはならない」などと述べた、というのは、本当に困った話です。

韓国の姿勢から垣間見えるFOIPの将来

くどいようですが、(「クアッド」ではなく)「FOIP」は理念に共感しコミットできる国であればどの国でも参加可能だという、非常にオープンな仕組みであり、もちろん、韓国であっても、「理念にコミットするならば」、(理屈の上では)参加することは可能です。

ただ、外交部第1次官という要職にある人物が、「クアッドは排他的なものであってはならない」と発言すること自体、極論すれば、FOIPに対して喧嘩を売っているように見えなくもありません。裏を返せば「現在のFOIPは排他的だ(と韓国政府は考えている)」、という意味にも聞こえるからです。

中央日報によると、崔鍾建氏のこの発言は11日のラジオ番組でなされたもので、ほかにも「米国側あるいは現在クアッドに属している国から、韓国側にクアッドプラスという体制の中に入るように言われていない」と述べた、とも記載されています。

中央日報自身が指摘する通り、「韓国に対し参加要請がなかっただけでなく、もし要請があったとしても中国など特定国を牽制する排他的構造を持つなら参加できない」、という意味だと理解するのが自然でしょう。

ちなみに中央日報によると、鄭義溶(てい・ぎよう)外交部長官自身も先月9日、「クアッド参加」(正しくは「FOIP参加」)を巡って、「透明かつ開放的で包容的、そして国際規範を遵守するならば、いかなる地域協力体とも積極的に協力することができる」と述べたのだそうです。

これも言い換えれば、韓国が現在のFOIPには入らないぞ、という意志表示のようなものですが、それだけではありません。

要するに、FOIPに頑なにコミットしない理由を、「FOIP自体が中国を排除しているからだ」という点に押し付けたのです。驚き、呆れる発言ですし、米国はこれについて怒って良いところだと思います。

もっとも、韓国政府のホンネはおそらく、「FOIPに参加すれば中国に怒られるから、FOIPが中国を排除しているということにして責任を日米に押し付ける」、という発想でしょう。

バレバレですね。

日米韓ではなくFOIPを!

さて、こんな韓国に対し、米国はいったいかなる対応を講じるのでしょうか。

以前からしばしば懸念を表明しているとおり、米国が再び「日米韓3ヵ国連携」路線に戻ることは、日本自身にとっての安全保障環境を脆くするおそれがあります。

せっかくFOIPが軌道に乗りかけているのに、わざわざ「日米韓3ヵ国連携」という周回遅れの構想に回帰すれば、韓国に足を引っ張られるだけでなく、FOIPの推進に失敗し、中国による台湾侵攻を防ぐことに失敗するおそれもあるからです。

だからこそ、日本が豪州やインドを仲間に引き込んだことは、非常に賢明なやり方でもありますし、ここに英国やフランスなどを加えようとする動きが出ていることもまた重要な動きです。

おりしも『日経報道「日米2+2で中国名指し」、むしろ遅いほど』などでも議論したとおり、日米間では本日のクアッド首脳会談だけでなく、今月16日には「日米2+2」も開催されますし、また、一部報道によれば菅義偉総理が早ければ来月にも訪米する方向で調整中、とも伝えられています。

重要な会議が続々と控えるなか、安倍晋三総理の置き土産でもあるFOIPを確たるものにするために、菅義偉総理のリーダーシップ発揮を期待したいと思う次第です。

新宿会計士:

View Comments (40)

  •  「FOIPは自由でも開かれてもいない特定の国を排除しているニダ!」
    (# `八´) 「・・・」
     

  • FOIPのWIKIを拝見しますと
    まだ日本語版と英語版しかないんですよね。
    安倍が提唱したということで韓国は表記しずらいんじゃないですか?
    誰か韓国版WIKIに載せていただけますと向こうの国でも認識されるようになるかとは思います。

    • 匿名様

      二番目の匿名さん、「安倍が提唱した」という書き方、せめて
      「安倍前総理が提唱した」または
      「安倍前内閣総理大臣が提唱した」と書けませんかね?呼び捨てはさすがに、しないでしょう。お嫌いなんですか?

  • 相手を否定してみせることで、こうあって欲しくない未来もしくは真実をみずから吐露するという、中国人・韓国人に共通かつ特徴的な行動が今回も具現したように思います。
    「そうですかねー、どうしてそのようにお考えになるのか、筋道を立てて説明していただけますか」と問うてみればどうでしょうか。黙るかエスカレートするか興味深いです。

  • 中国だけではない韓国も排除されている、と感じているのでしょう。
    心理的に追い詰められている瀬戸際外交国家。
    オオカミをやたら怖がる、強がりだけのオオカミ少年国家。
    だれにも声をかけてもらえず、外れたリンチピン。
    自縄自縛とはこういうことですね。
    しかし、もしも泣きついて来たら、除外したいところですが難しいかもしれませんね。
    中国の手前ガッツリとFOIPに入れないのでしょうし、せめてFOIPの2軍の補欠に入れてFOIPの実体に影響させない様にしたいところ。小早川秀秋ですから。
    「クアッドプラス+韓国」

  • >くどいようですが:「クアッド」ではなく「FOIP」が重要

    彼の国は「FOIP」などと言う理念より、「クアッド=4大国連合」という序列に反応してるのだと思います。
    自分が入って(入れませんが)5大国連合になれば、6番目の加入には断固反対する。そういう国です。

  • 中国を排除するのが目的なのに、それを作ってはいけない。
    言い訳を考える能力は、一休さんクラスですかね。

    ここで考えるとG7に韓国らが加わる話があります。そうするとG7で、中国に対する非難決議をする時に、韓国が邪魔する事が想定され、正式メンバーにしようものなら、G7を機能不全にするでしょう。
    今年のG7に韓国は、オブザーバーとして招待されているようで、韓国以外の参加メンバーから考えると、韓国が居ても「中国の人権問題を懸念する共同宣言」が、採択されると思います。
    また、ここで韓国の一休さんの出番となりますので、楽しみにしましょう。

    「ウリは、そういう会合だと、知らなかったニダ。被害者ニダ。」。

  • 更新ありがとうございます。

    やっぱり中国の表明のあと「後出しジャンケン」か(失笑)韓国!中国はFOIPの立ち上げにも「4ヵ国が目指す方向性はバラバラだ」とイチャモン付けた。いえいえ、アンタんとこの乱行を収める為なんですよ!

    韓国には、誰もタダでFOIPに入ってくれとは言ってない。ルールを厳守。日本が事務局だよ。それに韓国政府の崔鍾建外交部第1次官は、中国牽制を懸念して、「特定の国を排斥したり、その国を牽制するための排他的な地域構造は作ってはならない」だって(笑)。ホンネ出たな。

    中国、朝鮮、露国がとりあえずの敵性国、黙って見てな!

  • 日本が提唱したFOIPが目指すのは最終的にNATOのような軍事同盟ではなく経済連合であり「自由で開かれた・・・」の理念に挑戦する勢力には連携して経済制裁で対抗しようというものだと、勝手に解釈しておりました。アジア版NATOにしたがっているのは台湾を中国に渡したくない、またアジアでのプレゼンスを取り戻したい米国ではないのでしょうか。 日本は尖閣諸島に不安があるからといってアジア版NATOの話の尻馬に乗ってしまうのは危険を感じます。第一、近い将来中国が台湾に侵攻したとしても自衛隊を派遣して戦闘に加わることは出来ません。そんな国との軍事同盟に加わろうとは誰が思うのでしょう。

    ところで、韓国? 他の国は静観しているというのに、ひとり外野で存在感を示そうとワーワーとうるさいです。招待もしていないのに、少し静かにせーよ。

    • 匿名29号様 貴方のご意見に反対です。
      >日本は尖閣諸島に不安があるからといってアジア版NATOの話の尻馬に乗ってしまうのは危険を感じます。第一、近い将来------、

      自由で開かれた経済連合の存続には、ならず者の振舞いに連合の性格が変わっていくのも当然だと思います。NATO加入30カ国のうち、特にロシアに近い諸国はロシアの脅威から守られている事は歴然たる事実。自由で開かれた経済活動は安全保障の基底がなければアウト、人権だってそうです。人権活動家の方々も挙って当該構想に賛同すべきじゃないでしょうか。なお、尖閣は現に連日に渡っての侵略行為。もしも武力衝突に至ったら、貴方が危惧している危険が現実になりますよ、一国で戦う自信が有りますか?それともギブアップして主権を放棄しますか? >【近い将来中国が台湾に侵攻したとしても自衛隊を派遣して戦闘に加わることは出来ません。そんな国との軍事同盟に加わろうとは誰が思うのでしょう】⬅︎輸送でも後方支援でも他国と協力しながら行わないと日本は孤立してしまいます。それでもダメだと言うなら日本は鎖国するしかないでしょう。しかし何処からも支援受けれずに国は侵略され消滅するでしょう。憲法9条を一番喜んでいる国は何処だと思いますか? ここは日本国民の前に晒すべきです。メディアは中国に気兼ねせずにね。

    • 日本が最終的に目指しているのはアメリカ抜きのASEAN自衛軍を作って東南アジアを自立させることだと思ってます。クアッドはあくまでそのための孵化装置であり、ガワであり、守護者であると。アメリカとしてはアメリカ製の武器を買わせたいんでしょけど、日本もアメリカに好き勝手させないための友邦がほしい。中国はそこにつけ込めば東南アジアの守護者・盟主面することも可能だったと思いますが、小国は大国に逆らうな、でおじゃんにしてしまってそのお鉢が日本に回ってきた感じ。中国にはそこは日本が90年前に通った道だって教えてやったのに聞きゃしないし。

      •  いいや、日米同盟は未来永劫最も重要な同盟です。
         世界最強の二国同盟ですよ、こんなに頼もしい軍事同盟に加入したいでのすよ、全ての国全ての人類が。
         世界中で最も日本を取り込みたいのはChinaとロシアですね。だから日米離間に懸命!
         まあ、日本が単独で戦うことになっても支那は、支那単独で日本を攻撃したら完敗すると分かってるんだよね。

      •  日米同盟こそ我が国の根幹!
         アジアと軍事同盟を組んでも形だけ、潜水艦は無理としても軍の艦船どころかジェット機一つ作れないアジアの国々の軍隊など当てにはなりません。

    • 匿名29号 様
       >近い将来中国が台湾に侵攻したとしても自衛隊を派遣して戦闘に加わることは出来ません。
       台湾島や大陸での陸戦に参加する可能性は低いですが、尖閣に灯台と対空・対艦ミサイルを配備して、海上封鎖、航空封鎖には日本も参加するでしょう。中共の台湾進攻は日本国の存立危機事態です。

      • FOIPがアジア版NATOに変容したとして、それに加わることに賛否両論はあるでしょう。自分も確たる信念はありません。いろいろな立場からご意見をいただきありがとうございます。

        危険を感じる理由は、小国同士の衝突なら大したことにはなりませんが中国の軍事力に拮抗するアジア版NATOができたとして、もしアジア同盟国のどこかで紛争が生じた場合、核戦争までも覚悟せねばならない大戦に発展しまう危険が小さくはないと考えるからです。それはNATOも一緒だろうという意見もあるでしょうが、中国は旧ソビエトとは違います。まずは覚悟が求められます。

        その前に、軍事同盟とは守り・守られる対等な立場が原則なので、憲法9条の壁があり自衛しかできない日本に参加資格があるのか(後方支援だけじゃ都合よすぎかと)さえ分かりません。
        相当国内の法律を整備しないと、そう簡単にはゆかず野党・マスコミのヒステリー発作を予想するだけで疲れます。

        心情としては「皆で武器を持ち徒党を組もうぜ」は賛成したいのはやまやまですが・・・
        本日行われる会談では「協力して対抗しよう」程度のモヤーっとした声明でお終いと予想しています。

        • 国が他国から侵略され滅びる恐れが有るなら、憲法9条の議論以前に人類で有るなら戦うのは当たり前でしょう! 武器がある限り戦いますよ。 最終的には核を持ってでもね。その時迄も憲法9条唱える人は死を前にしてお経を唱えているのと同じ。仏陀の様な悟りを開いた人は別だが、戦わずして脱殻の様な精神の人達と共に死にたくは無いです。そう言う人は人類の風上にも置けません。

    • Chinaは台湾を侵略できません。
      台湾を護っているのは台湾軍と世界最強の米軍だ。その米軍を支えているのは我が国である。
       憲法が中台戦争への参戦を邪魔になることはないんですよ、憲法はあくまで国内法、戦争となれば憲法はなきが如くとなる。

  • アメリカは日米韓3ヵ国連携の枠組みがもう終わっている事に気づいて欲しい。日韓はもう二度と同じ方向を向いて協力する事はもうあり得ません。
    韓国は北朝鮮との統一に於いて北主導の韓国吸収型を選択したのだろうと推量します。自らの力で国家樹立できず、日米の恩恵で先進国扱いにまでなっても自力でない事を許せないのでしょう。そういう意味で国家の主体たる金正恩が君臨して、本質は中国頼りであっても北朝鮮こそ自ら国家を作り上げた民族自立の形であると、韓国が捉えていても何ら不思議はありません。

1 2