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【速報】外務省のウェブサイトで姜昌一氏が次期大使に

正直、外務省には失望しました。本日付で更新された『駐日各国大使リスト』によれば、姜昌一(きょう・しょういち)氏が正式に「次期大使」として扱われているからです。外務省によると、「次期大使」とは、「既に本邦に着任し、信任状の「真正な写し」の外務省への提出は済ませたものの、信任状を天皇陛下に捧呈していない大使」のことを指します。

「姜昌一アグレマン問題」の振り返り

姜昌一(きょう・しょういち)氏といえば、現職の韓国国会議員時代には国後島に上陸したり、天皇陛下を「日王」と呼んで公然と侮辱したりするなど、何かと問題がある人物です。そんな人物が1月22日、「駐日大使」として成田空港から日本に入国したという話題には、以前からしばしば触れてきたとおりです。

さて、この姜昌一氏について、当ウェブサイトとしては「過去に天皇陛下を侮辱した以上、天皇陛下の御前に出て信任状を捧呈する資格などない」と考えており、どうして日本政府がこの人物にアグレマンを与えたのか、はなはだ疑問だと申し上げて来ました。

ただ、それと同時に当ウェブサイトではしばしば言及してきたとおり、姜昌一氏に対するアグレマンを巡っては、かなり不自然な動きが多々あったこともまた事実です。

たとえば、昨年の年末時点では、「姜昌一氏に対してアグレマンが出た」と報じたのはいずれも韓国側のメディアに限られており、これに対してそのように報じた本邦の大手メディアは皆無でした。

また、外務省ウェブサイトの『駐日各国大使リスト』のページを閲覧しても、しばらく2月3日時点のままで更新が止まっており、姜昌一氏は「次期大使」として扱われていませんでした。姜昌一氏が日本に入国したのが1月22日であり、そこから待機期間として要請される2週間を超えていたにも関わらず、です。

このように考えると、やはり外務省側において、姜昌一氏を「次期大使」として扱うのに、何らかの形で手間取っていたという可能性が高そうです(なお、先週末時点の状況については『来日から3週間経過も「次期大使」ですらない姜昌一氏』をご参照ください)。

外務省、正気ですか?

さて、外務省『駐日各国大使リスト』のページが本日付で更新され、姜昌一氏は「めでたく」次期駐日大使扱いされました。

ここで、「次期大使」とは、「既に本邦に着任し、信任状の「真正な写し」の外務省への提出は済ませたものの、信任状を天皇陛下に捧呈していない大使」のことです。

これについて、韓国メディア『朝鮮日報』(日本語版)に、こんな記事が出ています。

「韓国は約束という概念がない」…日本政府、嫌韓ムード高まる

―――2021/02/16 07:30付  朝鮮日報日本語版より

(※なお、朝鮮日報の記事は掲載されてから数日経過すると読めなくなるようですので、原文を確認される場合は早めにお願いします。)

これは、共同通信の記事を引用する形で、「日本政府・与党内には嫌韓ムードが広がっている」とする記事ですが、このなかで次のような記述があります。

共同通信はまた、このような状況で日本政府が姜昌一(カン・チャンイル)新駐日大使に意図的に冷たく接している、とも報道した」。

これはどういうことでしょうか。

朝鮮日報は共同通信の記事を引用する形で、「日本の外務省は2週間の隔離期間が終わった直後の2月8日に、秋葉剛男事務次官が姜昌一氏に会って信任状の写しを受け取ることで日程を調整していた」ものの、「日本側が面談直前に日程延期を通知してきた」、と伝えています。

この報道が事実なのだとしたら、どうしてそんな中途半端なことをしたのかという気がしてなりません。どうせならば、2週間どころか1ヵ月、2ヵ月、あるいは文在寅(ぶん・ざいいん)韓国大統領の任期が終わる2022年5月まで延期すれば良いのに、と思ってしまいます。

それはさておき、その背景について、朝鮮日報は次のように伝えています。

外務省幹部は共同通信に『日本政府内で、『隔離を終えたばかりの姜昌一大使に秋葉次官がすぐ会えば、両国関係が良好だという印象を与える』という声が出た』と語った。日本政府と自民党内の嫌韓ムードを意識して意図的に面談を遅らせ、12日にようやく姜昌一大使が外務省に入れるようにしたということだ」。

たとえ遅延させたとしても、信任状の写しを受け取ってしまった時点で、日本政府は日本国民と世界に対し、誤った印象を十分に与えています。要するに、天皇陛下を「日王」呼ばわりした者を、日本政府は「大韓民国全権特命大使」として受け入れると宣言したわけですから。

姜昌一氏の使命、日韓関係の破壊か、それとも…?

さて、外務省のウェブサイト上、姜昌一氏が「次期大使」であることが確定してしまったわけですが、こうなると、この人物が天皇陛下に謁見するのは時間の問題でしょう。

この点、『「姜昌一問題」は信任状捧呈式の無期限延期で対処を!』でも報告したとおり、個人的には姜昌一氏には「次期大使」というステータスのまま、文在寅氏が大統領を退任するまで、信任状捧呈式を延期しても良いくらいだと考えています。

ただ、少なくとも昨今の武漢コロナ禍にあって、天皇陛下への直接の面会を避けるという趣旨に照らすならば、「リモート信任状捧呈式」でも良いくらいだと思います(※どうやるのかは知りませんが)。

もっとも、考え様によっては、姜昌一氏のような人物を駐日大使に任命したという事実をもって、韓国という国が日本との関係を改善する意思がないことだけは明らかになった、という言い方をしても良いでしょう。

実際、『佐藤正久議員、姜昌一氏の過去の言動に「酷いもんだ」』や『姜昌一氏の使命は日韓関係の最終的かつ不可逆的な破壊』でも報告したとおり、姜昌一氏はウソツキであり、自身の言動にも一貫性が全くありません。

そのような人物が、自称元徴用工問題や自称元慰安婦問題、主権免除違反判決などで傷ついた日韓関係を修復するだけの力を持っていないことは明らかですし、それどころか、破壊されかけた日韓関係を「最終的かつ不可逆的に」壊してくれる可能性すらあるでしょう。

このように考えるならば、逆説的な言い方をすれば、姜昌一氏を駐日大使として受け入れた日本政府には、日韓関係を破壊する積極的な意図でもあったのかと皮肉のひとつでも言いたい気持ちになる次第です。

新宿会計士:

View Comments (81)

  • 害務省、それはあの反日野郎を大使として受け入れ、過去の言動も帳消しにするようなものじゃないのか?全く、あきれてモノが言えない!

  • なぜ彼を承認したのかについて、追及してくれる野党はどこにいますか?
    なんでそんな野党がひとつもないのか…
    その方が情けない。

  • まぁリモート奉呈式ぐらいの線は守ってもらいたいですね。
    そしてたといリモートでも奉呈しちゃったら私は約束通り皇居前まで今度上京した折には行って、皇居に向かってヒザついてお詫びします。

    • リモート馬車列には韓国がヒラマサオリンピックで見せた素晴らしい仮想5G技術が使われるんでしょうか?

  • 害務省は、この何とも表現のしようのない汚濊族を、
    日本国の象徴であり、国民の代表である天皇陛下に謁見させるつもりか? 
    害務省は反日を公認するということか。まるで隣国の出先機関ではないか。

    天皇陛下が気の毒で仕方がない。
    不適切な言動があったら、即刻ペルソナノングラータしてほしいと切に願う。

  • 更新ありがとうございます。

    外務省にはガッカリです。何故、返せないんだ?秋葉次官もどうせ姜の◯◯を返せないにせよ、放ったらかしで3カ月や6カ月合わなければ良かったのに。

    どうせ最長1年3カ月でしょ?その間に不遜発言、愚弄発言を繰り返すだろうし、文政権も途中で空中分解するかも。いやその可能性は高いはず(笑)。

    もう愚痴はやめて日韓外交・人の入出を減らして減らして限りなくゼロ化を楽しみにしています。外務省、コロナ禍が治まる前に、せめて韓国のビザ免除プログラムは止めろ!

  • あはは、次期大使になってしまいましたね。
    ただ、冷静に考えて韓国にとって外交力を落としてしまう最悪の判断のように思うのです。
    産経新聞単独の報道ではありますが、総理も外務大臣も彼とは会わないといってるわけです。本来ならコロナ隔離明けの、8日に外務省に出向いて信任状の写しの提出したかったのに日本の都合で12日に延期になったそうですね。理由を外務省の嫌がらせと韓国紙は分析していますが、そこは私も同意見です。さらには12日昼間に信任状の写しの提出を受けてるのに16日昼まで「次期大使」同意見ですねHP更新しなかったのもプチ嫌がらせでしょう。
    嫌がらせはこれからも続きます。産経新聞報道の通り総理も外務大臣も面会しないでしょう。そもそも総理も外務大臣も義務的に会わなきゃいけない人など存在しません。会いたくない。ただそれだけで十分なのです。

    天皇陛下への信任状の奉呈は、大使としての序列をきめる重要な儀式ですが、これも何かと理由をつけておくらせることができます。

    大使というのは結局は国の代表として人的交流を深めるのが仕事です。相手国が嫌がる人を無理してねじ込んで何の得があるのでしょう。

    ある意味外務省の対応はそういう外交の常識を踏まえて、韓国からみて最悪なやり方を選択しているんだと思うのです。こっそりアグレマンを撤回してあげて、病気で着任出来なくなっちゃいました〜とさせてあげるのが一番優しい対応でした。

    多分外務省内部では「大使として相手国にして欲しくないことリスト」が膨大に、それこそ100以上になっているものと推測されます。

    「一番陰険なのは外務省説」でした。

    • >大使というのは結局は国の代表として人的交流を深めるのが仕事です。相手国が嫌がる人
      >を無理してねじ込んで何の得があるのでしょう。

      私的には、例の「最悪のタイミングで最悪の選択をする」という、Kの第何法則でしたっけ?に忠実なだけに見えたりします。

      • マウンティングです。
        「日本に恥をかかせてやった」
        という満足感を味わいたいのです。

        これを見た中国やロシアなど日本と利害が反する国は今後日本を舐めてかかると思います。

        菅首相や茂木外務大臣は外交的に追い込まれたことを認識しているのでしょうか?

        私には間抜けにしか思えないのですが。

    • Gさま
      > 冷静に考えて韓国にとって外交力を落としてしまう最悪の判断のように思うのです。
      韓国政府のために韓国の外交力を心配してやる必要は日本国民として一切無いけれど、韓国と言う一つの主体が維持されて行くと言う事を考えるとするなら、ご指摘の様に「日本への嫌がらせ」を優先して、肝心の自国の外交力と言う観点がスッカリ抜けた人選と言う事が出来ますね。
      康京和外相の時もそうでしたが「日本に強行で強い」みたいな謳い文句を韓国マスコミはして居ました。日本に噛み付く、日本の弱点を突く、日本の圧力?に屈しない、日本を騙す、みたいな「マッチョにはマッチョを」と言うイメージ。そしてマスコミだけで無く文在寅大統領と側近ブレーンたちも、担当に任命されたご本人も何となくそう思ってるフシがある。噛み付いたり寝首をかいたり存在が日本で嫌がられたりされるべきと言う発想を感じる。
      その点マークリッパート大使を韓国に送り込んだオバマみたいな配慮と知略を感じない。「北風と太陽」で申せば始めから北風で心を許す事が何もないので正に「無視して構わない」。

      • 知略と配慮の結果であるリッパートさんは
        リッパートされちゃったしね・・

      • >「日本への嫌がらせ」を優先して、肝心の自国の外交力と言う観点がスッカリ抜けた人選

        それですそれです!
        韓国が日本を意識し過ぎるがためにやってしまう失態です。我々がここで残念がって「害務省めが〜」と悔しがる程に、彼らは更に日本を悔しがらせるだけで、実は自分の立場を悪くする行為をやめられなくなるんですね。

        私もそれをわきまえてもっと悔しがらないといけませんね。性格的にちょっと出来ないですけど。

      • オバマが韓国に配慮と知略?配慮は兎も角、知略は有ったのか。
        当時の朴槿惠大統領が、中国の軍事パレードに壇上から習近平と並んで堂々と閲兵しているのに。

      • 名無しさん 様
        優等生の日本としては、太陽政策で行って欲しいと思います。
        北風政策とは「目に見える形で攻めている」で、太陽政策は「優しく見えて実は攻めている」なのです。
        相手がKですから、熱射病になって心肺停止くらいの太陽政策を希望します。

  • 『強烈な匿名コメントに遠慮なく所見を述べさせてもらう』で引用された匿名さんの見解が知りたい。

  • まあ、外務省の反日性向は今に始まったことではありませんので、いまさら驚くことはありません。今後、姜昌一氏が何をやらかすかについては、冷ややかに期待しておきます。

    ただ一つ無念でならないのは、姜昌一氏が信任状捧呈式で天皇陛下から接受される(可能性がある)ことです。あんな汚らわしい生き物を陛下のお目にかけることを企んだ(可能性がある)不敬は、誠に不愉快です。

    こうした不満が国民に蔓延することまではよいとして、その不満の矛先が、霞ヶ関ではなく、管政権に向かうことがないよう祈るのみです。あるいは、外務省の横暴を制御できない現政権は、批判に晒されても仕方がないのかもしれません。残念です。

    • 阿野煮鱒 さま
      コロナのせいにして、リモートでやった事にするニダ。

  • とりあえず
    一般市民として、外務省HPの意見欄に書き込みをしました。他にできることはないでしょうか?

    • 夕陽に向かって「外務官僚のバカヤロー」と叫ぶことぐらいでしょうか。

      • 朝日に向かったほうが効果ありますよ。…ってどなたかに教わりました。
        むなしい抵抗ですが…。

    • にゃ様
      首相官邸の意見欄があります。
      http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html

      信任状捧呈式の挙行は天皇陛下の「国事行為」であり、「内閣の助言と承認」が必要です。この「内閣の助言と承認」は閣議で決められるわけですが、その意思決定は出席した閣僚の全員一致を原則とします。つまり参加した閣僚の誰か一人でも異議を唱えれば意思決定できない(少なくとも信任状捧呈式は挙行できない)のではないか、と推測しているのですがはたして。

      内閣は国会の信任の上に成り立ち、その国会もまた国民の選挙によって選ばれた国会議員によって運営されているため、間接的ではありますが国民の意志が反映された結果「助言と承認」が為されるわけです。
      姜昌一氏の信任状捧呈式の挙行に関し、我々国民の意見が閣僚に届いていることを祈っています。

      • IVD様

        ありがとうございます!
        官邸にもあるのですね
        早速意見します!
        届くことを祈りながら書きます

      • まあ、官邸にサイト上で意見を出すのはいいとは思いますが、
        流石に誰か保守層が、そんな簡単なことより
        外務省前でデモしたり、手紙を直接パフォーマンスくらい出して欲しいとは思いますね

      • 官邸のアドレスありがとうございました。
        アメリカからメールしました。

    • にゃ様 様

      上記コメントで敬称を失念しておりました。
      大変失礼いたしました。
      何卒ご容赦くださいませ。

  • どうせ韓国人なんてみんなあんなもんでしょう?だから勝手に日本人の怒りを買って日韓関係の「正常化」に寄与してくれる分には大使なんて誰でもいいです。
    ただあの不遜な輩を天皇陛下の御前に立たせたくない。それだけです。

    本日定例閣議(毎週火・金)がありましたが、姜昌一の受け入れ(信任状捧呈式)に関してはまだ議題に上がっていませんでした。
    http://www.kantei.go.jp/jp/kakugi/2021/kakugi-2021021601.html
    今後は首相官邸のホームページで閣議の案件を確認する日々が続きそうです(おそらくこれが国事行為に対する「内閣の助言と承認」に当たるのだと思いますが)。閣議は参加した閣僚の全会一致が原則です。誰も異議を申し立てないで受け入れが決定するのか、それとも誰かしら異議を申し立てるのか、しっかり見てますよ?

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