昨日の『電話首脳会談に関する米韓両国の発表内容が違い過ぎる』でも触れた、米韓首脳会談を巡る両国の報道発表内容があまりにも異なっていたという話題を巡り、本稿ではその他の報道とあわせてもう少し意味を深耕してみます。現時点では個人的な懸念ですが、どうもバイデン政権が韓国の文在寅政権を「通貨」などでお仕置きし、親米政権を打ち立てようとしているのではないか、という疑いを払拭できないのです。
目次
米韓両国の齟齬
米韓電話首脳会談の振り返り
昨日の『電話首脳会談に関する米韓両国の発表内容が違い過ぎる』では、2月4日(米国時間3日)に行われた米韓電話首脳会談について、両国政府が発表した内容があまりにも異なっている、という話題を取り上げました。
あわせて、同じ首脳会談で、1月28日(米国時間27日)に行われた日米電話首脳会談については、日米両国が発表した内容について、細かい相違はあれど、大筋ではだいたい一致していた、という点を指摘した次第です。
- Readout of President Joseph R. Biden, Jr. Call with Prime Minister Yoshihide Suga of Japan(2021/01/27付 ホワイトハウスHP)
- バイデン米国大統領との電話会談についての会見(2021/01/28付 首相官邸HP)
- Readout of President Joseph R. Biden, Jr. Call with President Moon Jae-in of the Republic of Korea(2021/02/03付 ホワイトハウスHP)
- 韓米首脳通話関連・姜珉碩スポークスマンによるブリーフィング【※韓国語】(2021-02-04付 韓国大統領府HP)
通常、首脳会談や外相会談などが実施された場合、両国はある程度、発表する内容をすり合わせることが多いと思います。しかし、韓国の場合、発表する内容が相手国のそれとあまりにもかけ離れているというケースが多いのも事実です。
これだけある!両国の発表内容の違い
今回の事例も凄いと思います。
詳しくは昨日述べたとおりですが、簡単に振り返っておくと、次のような点で、じつに一方的な発表内容だったからです。
たとえば、米韓同盟に関しては、韓国側の発表では「価値を共有する責任同盟」だ、「包括的戦略同盟」だ、「朝鮮半島・インド太平洋」だといった表現が出てきますが、米国側の発表では「北東アジアのリンチピン」というオバマ政権時代とほぼ同じ表現に留まっています。
参考:米韓同盟に関する米韓両国の発表
- 【韓国側発表】→米韓両国首脳は韓米が域内の平和と繁栄の重要な同盟であることを再確認し、価値を共有する責任同盟として、韓半島、インド太平洋地域の協力を越えて、米韓同盟を民主主義と人権の増進に寄与する包括的戦略同盟に発展させていくこととした。
- 【米国側発表】→ジョー・バイデン大統領は韓国の文在寅大統領に対し、北東アジアの平和と繁栄のリンチピンである米韓同盟を強化するというバイデン大統領のコミットメントを強調した。
すなわち、少なくとも米国は韓国に対しては「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」という用語を使っていません。よって、ここの部分に関しては、あきらかに米韓両国がまったく異なる内容を述べていると考えて良いでしょう。
次に、朝鮮半島の非核化などを巡っても、非常に大きな齟齬があります。
参考:北朝鮮情勢を巡る米韓両国の発表
- 【韓国側発表】→文在寅大統領は韓米が韓半島の非核化と恒久的な平和定着のために共同努力していくべきと述べ、バイデン大統領は韓国と同じ立場で韓国との共通目標のために緊密に協力していくと述べた。また、両者は北朝鮮に対する包括的戦略を設けていく必要性の共通認識を示した。
- 【米国側発表】→両首脳は朝鮮民主主義人民共和国について緊密に協力することで合意した。
この米国側の発表内容だと、あまりにも短すぎて、韓国側が発表した内容についてはくみ取ることができません。
さらに驚くのは、日韓関係、日米韓3ヵ国協力に関する記述です。
参考:日韓関係と日米韓3ヵ国協力に関する米韓両国の発表
- 【韓国側発表】→両首脳は、韓日関係の改善と韓米日協力が域内の平和と繁栄に重要であることに共感した。
- 【米国側発表】→(記述なし)
韓国側の発表だと、あたかも「現在最悪の状態となっている日韓関係については改善することが必要だ」との共通認識を米韓双方が持ったかのような印象を与えますが、米国側は少なくともこの部分についてまったく記述していません。
やっぱり韓国のウソでしょうな
これらのことから総合的に考えて、大きく次の3つの可能性が出てきます。
- ①米韓両国で韓国側が主張するような対話が発生していたが、米国側がそれらを隠蔽した。
- ②米韓両国で韓国側が主張するような対話は発生しておらず、韓国側がそれらを捏造した。
- ③米韓両国で何らかのやり取りが発生していたが、韓国側はそれを針小棒大に発表し、米国側はそれらを隠蔽した。
可能性が最も高いのが①~③のどれであるかについては、敢えて申し上げません。ただ、ひとつだけ明らかな事実があるとしたら、韓国政府はこれまでに頻繁に見え透いたウソをつき続けてきたという実績が存在する、という点でしょう。
たとえば、2018年12月に発生した火器管制レーダー照射事件では、韓国政府は言い分をコロコロ変えた末に、「そんな事件は発生していない」、「むしろ日本側が低空威嚇飛行を仕掛けてきた」などとウソをつきました。
米国の発表を盲信すべきと申し上げるつもりはありませんが、少なくとも国を挙げてナチュラルにウソをつく人たちの発表と比べれば、米国の発表内容の方が、信憑性は遥かに高いことは間違いないでしょう(あ、上記①~③のどの可能性が高いか、ウッカリ述べてしまいましたね)。
FOIPから弾かれる韓国
FOIPは価値同盟
さて、あらためて読み返して気付くことがあるとすれば、少なくとも米国は韓国との電話首脳会談に関する報道発表で、FOIPという表現を一切使っていない、という事実です。
繰り返しになりますが、「米韓同盟は北東アジアの平和と繁栄のリンチピンだ」という表現は、今から8年前の、当時のバラク・オバマ米大統領が、当時の「大統領当選者」だった朴槿恵(ぼく・きんけい)氏に対して述べた際に出てきたものと、ほとんど同じです。
当時から米国は、日米同盟を「北東アジアにおけるコーナーストーン(礎石)」に位置付け、米韓同盟を「リンチピン」と述べていました。そして、この両者の表現の違いを巡っては、当時からさまざまな解釈があったこともまた間違いありません。
ただし、極めて大きな特徴があるとすれば、バイデン大統領は文在寅(ぶん・ざいいん)大統領に対し、この8年前のものと同様、「北東アジアの」という表現を使っているのに対し、菅義偉総理大臣に対しては、「日米同盟はFOIPにおける平和と繁栄のコーナーストーンだ」と格上げしている点です。
原文は次のとおりです。
“They discussed the U.S.-Japan alliance and affirmed its importance as the cornerstone of peace and prosperity in a free and open Indo-Pacific.”
すなわち、米国の報道発表をちょっと確認するだけで、韓国は米国の国家戦略上、あくまでも「北東アジアのなかのリンチピン」に過ぎず、明らかにFOIPからは外されているということが浮き彫りになる、という仕掛けです。
すなわち、ちょっとホワイトハウスの報道発表を調べてみればすぐにわかることなのに、韓国政府がこんな初歩的なウソをつくというのも、なんだか滑稽です。
無限の可能性秘めたFOIP
さて、ここでFOIPについて振り返っておきましょう。
「FOIP」と聞くと、どうしても日米豪印4ヵ国のことだと思う人も多いかもしれませんが、こうした認識は正しくありません。
このFOIPは、基本的には事実上の「価値同盟」であり、「自由主義、民主主義、法の支配(または法治主義)、基本的人権の尊重」などの基本的価値を大切にしている国あれば、理屈のうえでは誰でも参加できるはずだからです。
つまり、現在のFOIPは日米豪印の4ヵ国(クアッド quad)が事実上の中核メンバーですが、カナダ、ニュージーランドの2ヵ国は間違いなくFOIPに参加する資格がありますし、また、「事実上の国」という意味では、個人的には、台湾にも十分な参加資格があると思います。
あるいは、香港が中国から独立する(または英連邦に復帰する)ようなことがあり、その香港で完全な民主主義が採用されるのであれば、香港もFOIPに参加する資格が生じてくるはずです。
さらに、ASEAN諸国のなかには、ベトナムやラオス、シンガポールなど、自由、民主主義が完全には実施されていない国が存在することも事実ですが、いちおう、形式的にはFOIPに参加する資格がある国も存在しています。
このように考えていくならば、FOIP自体は日米豪印の4ヵ国に限られず、無限の可能性を秘めていることは間違いありません。
朝鮮日報「米、クアッドに韓国ではなく英国を参加させる意向」
こうしたなか、少し古い話題ですが、韓国メディア『朝鮮日報』(日本語版)に月曜日、こんな記事が掲載されていました。
米、クアッドに韓国ではなく英国を参加させる意向
―――2021/02/01 11:12付 朝鮮日報日本語版より
(※なお、朝鮮日報の記事は掲載されてから数日経過すると読めなくなるようですので、原文を確認される場合は早めにお願いします。)
先ほど申し上げたとおり、記事タイトルのクアッド、つまり日米豪印がFOIPの中心メンバーであることはたしかですが、ここで注意すべき点があるとしたら、べつに「FOIP」は未来永劫「日米豪印のクアッド」に限られるというものではない、という点です。
朝鮮日報の記事によれば、米ホワイトハウスのサリバン国家安保補佐官は1月29日、米平和研究所主催のセミナーで、クアッドについて「インド・太平洋地域における実質的な米国の政策を構築していく根本的な基盤だ」と述べたのだそうです。
また、同じ会議でオブライエン元安保補佐官も、クアッドを「中国に対抗して同盟国と協力できる仕組み」、「我々がNATO以降に構築した最も重要な関係だ」と述べ、サリバン氏と歩調を合わせたのだとか。
そのうえで、朝鮮日報の記事には、こんな記述もあります。
「クアッドへの参加に消極的な韓国の代わりに、昨年欧州連合(EU)と決別した英国がこれに参加する可能性が浮上している」。
ちなみに英語にはラテン語やギリシャ語などに由来する数詞表現が多数存在しますが、「クアッド」もラテン語由来の「4」のことです。朝鮮日報はこのクアッドに英国を加えた5ヵ国のことを「クインテット(5人組)」と表現していますが、5にはギリシャ語由来の「ペンタ」という表現を使うこともあるようです。
ともあれ、日米豪印の「クアッド」が日米英豪印の「クインテット」ないし「ペンタ」、日米英仏豪印の「セクサ」ないし「ヘキサ」などに拡大していくのは、日本にとっても米国にとっても非常に心強い話であり、中国の暴走に対する極めて強力な抑止力として機能することが期待できます。
朝鮮日報は英国がクアッドに参加する可能性を作ったのが香港問題などであるとしつつ、日英のメディアの報道などをもとに、英国では保守派を中心に中国に対抗するためのアジア版NATO創設など、アジアへの関与拡大を求める機運が高まっている、などと伝えています。
韓国はFOIPから除外される:D10構想は非現実的
では、クアッド(4)がクインテット(5)、セクサ(6)などに発展していく場合、韓国の立場はどうなるのでしょうか。
朝鮮日報の問題意識は、まさにこの点にあります。
朝鮮日報は、米国がこれまで韓国に対し、名指しでFOIPへの参加を求めてきたにもかかわらず、康京和(こう・きょうわ)外交部長官が「特定の国(=中国)の利益を排除するのは良いアイデアではない」として参加の決定を保留してきたと指摘。
また、バイデン政権でトランプ政権時代の政策の否定が続くと見込まれるなか、朝鮮日報は「クアッドだけは継承・拡大・発展を宣言した」として、「韓国に対する圧力も今後さらに強まると予想されている」と指摘しています。
こうしたなか、朝鮮日報も指摘するとおり、おりしも英国は昨年5月に「D10構想」なるものを呼びかけた国でもあります。D10とは民主主義10ヵ国(G7+豪印韓)の連携のことでしょう。
では、このD10をどう考えるべきでしょうか。
結論からいえば、、現状のG7をD10に拡大する、という構想自体、英国以外のG7各国の同意が得られるとも思えません。
現状、G7は英語圏(米国、英国、カナダ)、欧州勢(フランス、ドイツ、イタリア、EU)、日本の大きく3つにわかれているわけですが、豪州は英語圏、インドは準英語圏であるため、そもそも英語圏の拡大を欧州勢が容認するとは思えないのです。
また、英国が韓国をD10に含めた理由は、「アジアからも1ヵ国」でバランスを取った、ということなのだと思いますが、30年前ならともかく、現時点において韓国を含めようとする動きには、日本が賛成しないでしょう。
というよりも、韓国は見た目こそ自由・民主主義国家ですが、その内情は遡及立法とデタラメ判決が罷り通るインチキ国家であり、もはや法治国家の体をなしていません。
いうまでもなく、自称元徴用工判決や主権免除違反判決など、国際法に反した判決を次々と下し、日韓請求権協定を持ち出して平和的・友好的に問題を解決しようとした日本の努力と誠意を踏みにじり、慰安婦合意を破り、レーダー照射事件でもウソをついたという国です。
さすがにG7をこんな国が参加した協議体に改組することに、日本が賛同するとも思えません(※日本政府の判断がマトモならば、ですが)。
バイデン政権は何を考えている?
さて、先ほども振り返ったとおり、米韓電話首脳会談では米国は韓国に対し素っ気ない対応を見せました。
では、なぜ米国は韓国に対し、ここまで素っ気ないのでしょうか。
あるいは、米国は今後も韓国に対して素っ気ない態度を取り続けるのでしょうか。
結論的に申し上げれば、おそらくバイデン政権は文在寅政権を潰し、親米的な政権を打ち立てようとしている可能性を危惧しているのです。
いつも申し上げているとおり、外交の世界では相手国を変えることなどできません。しかし、それが「できる」と思い込んでいるのが米国の危険なところであり、また、世界最大の軍事大国としての思い上がりのようなものなのかもしれません。
こうしたなか、当ウェブサイトではいつも参考にさせていただいている、日本を代表する優れた韓国観察者である鈴置高史氏の論考に、非常に気になる記述が出てきます。
「バイデンから電話が来ない」と気を揉む韓国人 原因は「習近平コール」か、それとも――
「バイデン(Joe Biden)新大統領から電話が来ない」と韓国人が焦る。日米首脳は電話協議を終えたのに、それから5日たっても文在寅(ムン・ジェイン)大統領には音沙汰がないからだ。韓国観察者の鈴置高史氏は「電話協議の遅れ」に米韓の亀裂を見る。<<…続きを読む>>
―――2021年2月2日付 デイリー新潮『鈴置高史 半島を読む』より
リンク先の論考、読みやすくて参考になるという点もさることながら、米韓首脳会談よりも2日前に寄稿されたものであるにも関わらず、「首脳会談はそろそろ行われる」とハッキリ「予言」されていたという点に改めて驚かされます。
しかし、本当に怖いのは、このリンク先記事の末尾にある、「韓国に通貨でお仕置きした米国」の節でしょう。
きっかけは、いくらでもあります。
金融当局も「バブル」と警告するほど韓国の株価が急騰しているなかで、株価の暴落が生じた場合には、ソフト・カレンシーである韓国ウォンの価値も暴落する可能性がある、というのが鈴置氏の指摘です(さまざまなデータからも、韓国の通貨が国際的な通用度のないものであることは明らかです)。
つまり、米国が頑なにFOIPにコミットしない韓国に「通貨でお仕置き」をするという可能性は、十分にあり得るものです。もちろん、その目的は、あと1年少々で任期が満了するであろう文在寅政権の後釜に、親米的な政権を打ち立てることでしょう。
もっとも、そんなにうまくいくものかという点もさることながら、万が一、「親米政権」とやらができたとして、その「親米政権」が「親日政権」であるという保証はどこにもありません。いや、むしろ日本にとり、最もたちが悪いのは、李明博(り・めいはく)政権のような「親米・用日政権」でしょう。
文在寅大統領がどうかあと1年少々の任期を無事過ごし、極端に反日的な言動などでも知られる李在明(り・ざいめい)氏のような人物が次期大統領に選出された方が、かえって日韓関係にとっては好ましいとすら思うのはここだけの話です。
その意味では、次の報道はちょっとした希望でもあります。
次期韓国大統領選候補の支持率 李在明知事が27%で首位
―――2021.02.05 14:00付 聯合ニュース日本語版より
さて、どうなることやら。
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新米政権が立つなら別にそれはそれで良いのでは?
日本が世話を焼く必要さえなければ問題ないので。
例え新米政権だろうと国家間の約束が守られてない以上、日本側の妥協はありえない。
私達は原則原理を捻じ曲げてまで特亜におもねるような政党を選ばないようにしましょう。
そんな気骨ある政党が今あるかどうかは知りませんけど。
米国が、韓国の反日卑日侮日は離米従中従北の隠れ蓑に過ぎない、と見透かせていれば、今後の韓国政府の「日本ノ歴史認識ガー」その他をまともに取り合わない気がします。
韓国人は国内の権力争いに外国を巻き込む事に躊躇いを感じないだろうから、米国の圧力で反米反日政権が倒れるかも知れませんが、結局は用米用日政権が出来るだけでしょうし。
親米親日政権が出来るとしたら韓国人が自由民主主義や法治主義を身に付けた時でしょうが、今までもこれからも韓国人はそれを身に付けた韓国人を非国民として排除し続けると考えます。
同感です。
同感です
会計士どの
今回の記事は圧倒的な内容でした。広く知られてべき、繰り返して永く参照されるべき情報と確信します。
このような記事は、擁韓擁中派に占拠されているとしか思えない、渋谷放送協会や大手町経済新聞には決して書き著すことのできない優れたものであるのは間違いないところでしょう。新聞記者やジャーナリストのみなさまがた、きっと今日も多くがお読みになっているはず、にあっては霊的な生まれ変わりを通じて社会の公器、読者wの知る権利代行者の矜持を今こそ示していただきたいものです。
兆単位で国民が借金してまで投資中の韓国株が暴落すれば、ただの通貨危機では済みませんね。
とくとくたろう様、金融のことは判らないのですが、お金のない韓国民が借金をして、韓国株にそれを突っ込んでいる。その韓国株の価値がゼロになったら、韓国民の借金はどうなるのでしょう?
お金のない韓国民は借金をどうするのかしら?日本なら自己破産という道がありますが、K国のことはサッパリ判らないので(冷笑)。普通、借り手が自己破産すると、貸し手が抵当を取ってない限り、貸し手がひっかぶることになります。ですよね。確か。
K国のことはサッパリ判らないので(冷笑)、貸し手が抵当をとれるものか判りませんし、K国においては徳政令があるとか聞いたことが・・・。
そもそも、お金のない韓国民にお金を貸すのは誰かしら?
米国の視点では、韓国は車輪(露中北)の逸脱を封じる為のリンチピン。
日本は転げ落ちた車輪に身を挺するコーナーガード(車止め)なのかな?
とも思いました。
既に韓国は、中国に取り込まれており、文大統領は傀儡政権で、民主的な方法で親米政権が出来る余地は、無いと思います(民主的な方法で独裁になる可能性は高い)。
現時点で韓国が親米になる唯一の可能性は、北朝鮮が韓国に侵攻する場合だと思います。
北朝鮮にその理由は有りませんので、アメリカがきっかけを作る必要が有ります。
きっかけは、後に韓国が国として存在した場合に、また反米の土壌になるでしょう。
助けると「恨」が増えますし、統一のハードルがより高くなる為、朝鮮半島を国連で(分割)統治すると良いと思います。
>既に韓国は、中国に取り込まれており、文大統領は傀儡政権で、民主的な方法で親米政権が出来る余地は、無いと思います
そこ、共感します。
米国大統領の選出からして米国自身の意思が現れたものか疑わしいご時世です。
今後、途上国の内部工作では米国は中国に勝てないんじゃないでしょうか。
もはや民主的な方法では親米政権ができることはないだろうという観測を支持します。
そして、それを覆し得るもう一つの可能性を提示したいと思います。
以前からコメントしてきたことではありますが、それはアメリカの使嗾もしくは黙認による軍事クーデターです。ソウルの要所を制圧し、政権幹部を拘束する程度のことであれば、一個か二個連隊程度の兵力で可能と思われますので、蹶起部隊を除く軍部隊が、たとえ同調してくれなくても、静観していてくれるだけでも、十分成功の見込みがあります。
政権掌握に成功したら、直ちに全土に戒厳令を敷き、従北左派を片っ端から拘束します。現在の浸透具合からして、拘束人数は10万人単位になる可能性もありますが、どうせ非常手段に出たからには躊躇っている場合ではありません。少なからぬ誤認拘束者が出るでしょうが、それも承知の上で、この際なので徹底的に従北左派を一掃する必要があります。
クーデター敢行後、当然ながら世界中から非難を浴びるでしょう。黒幕たるアメリカも何食わぬ顔をして非難声明を出すに違いありません。でも、非難されるだけならば何ということはありません。要は、アメリカが象徴的なものを除く、具体的に実害のある制裁を実施することさえなければ、早晩有耶無耶になります。どうせ、極東の小国のことなど、周辺国以外に関心を持つ国などないからです。
ただ、問題は、アメリカがそこまでして韓国をこちら側に付けておきたいと思うか、そして実行するだけの気骨ある軍人が残っているかどうかですね。
個人的にはどちらもないと見ているので、まあ、一つの空想に過ぎません。
だんな様のおっしゃる通りだと思います。
韓国は既に国民の糧である経済は中国に有ると言う事実。
北鮮ファミリーが安泰である限り南侵の大義は形骸化する。
韓国も呼応する様に親米意義の喪失と中韓一体化加速。
つまり中華秩序の優等生であった韓国が我に帰り、中華圏の一員であった事を再認識したならば、それこそ※価値観が違う日米圏から逃れたいでしょうね。
※華夷秩序、儒教、朱子学(朝鮮独特の儒教)を基底とする異質性
カズさま
うまいこといいますね、座布団1枚お受け取りください。
車止め代わりよりも、いけず石くらいがちょうど、ちゃいはりませんか(ローカル言葉にて失礼)
はにわファクトリー様
過分な評価をいただき、ありがとうございました。
コーナーガードの効用は、"いけず石🪨"そのものですね。
新しい車輪に、金族疲労を起こした古いリンチピンを使い回しすのは愚かですからね。
韓国に新米政権を作るより、K罪崩壊させ利便性のよい土地を借金のカタに取り上げてミサイル基地化するよう、進言しましょう。
イーシャさま
そんな希ガスる、じゃなくて稀ガスる、でもなくて貴ガスる(うちらロートル希ガスと倣いましたけど、今はちゃうんですな)
ミサイル発射基地には遠地を見通す高性能レーダーが必須と聞きます。大陸の奥地すみずみまで届く探知装置の設置場所には、南朝鮮のみならず鴨緑江へより近い場所が適切であろうことは議論の余地はないでしょう。嗚呼誉れのレーダー基地常世に永く♪
もう「リンチピン」と一言入れておけば喜ぶってアメリカに見透かされてる感じがします。
はいはい、リンチピンリンチピン。一週間遅れてもリンチピン
>リンチピンリンチピン
リンチと耳にして私刑を想起してならないのですが、きっとタイプミスなんでしょうね。
表記がlynchpin(*)だったら、その意味も言外に含めることができて好都合だったでしょうに。
(*)辞書にはこの形も載っているので、まんざらスペルミスとも言えません。古形ではあるようですが。
龍さま
>辞書にはこの形も載っているので、まんざらスペルミスと言えない
勉強になります。知的好奇心をくすぐられて以下を探してしまいました。載って載っている、面白いですねー。高校生のとき買った三省堂英和辞書では歯が立たなかったので(辞書遊びの楽しさは、思わず余計なところに目が行ってしまい時間の経つのを忘れてしまうところにあると思っています)
https://dictionary.cambridge.org/
でも、本当は慣用話法としてではなく、文字通りにクサビ(楔)としてあてこすりで発言されているんじゃないですかね。大陸と海洋の間に打ち込まれたクサビ=フォールトポイントである。そしてコーナーストーンはいけず石である、と。
後頭部に打ち込むための楔なのかもしれません。
余談ですが、良く知らない英単語を調べるときには、まず英英辞典を見るようにしてます(今手元にあるのはWebster。本当はOEDが欲しい...)。英和辞典も見ますけど、英和辞典だけだと、時々とんでもない間違いを犯すことがあるので。
リンチチョンだったら、きっとタイプミス・・・なわけないか。
米韓電話会談での韓国側発表。一応ウソではないんじゃないかなと予想。多分文さんが色々話題を出してバイデンさんが相槌をうった。一応会話は事実だけど、アメリカとしては「その他もろもろ」でしかなく書き留めて公表するには至らないレベルって話し。
FOIPは今のところ韓国は中国への配慮から興味を示さないので、もちろん参加資格もない。韓国としては立ち消えになって欲しいと願っているけど、日本が乗り気、アメリカも乗り気、イギリスも参加したがっていてもっと広がる見込み。立ち消えからは遠ざかる。。。
韓国にしてみれば、バイデンさんに朝鮮半島情勢に興味をもって欲しいのに、日本がFOIPってうるさくて邪魔されていると感じているでしょう。対バイデンの観点では韓国は日本に対して完敗。我々が言わなくてもじきに韓国メディア(保守系中心に)が「日本に負けた」と書き立てるでしょうね。また文さん苦境。特に「日本に負けた」というのはダメージ大きいでしょう。
我々の立場では文さんがぼろぼろになりすぎて保守系用日政権が成立するのは好ましくないです。ただ、「進歩系」の悪巧みのおかげで、韓国の新陳代謝のための最後の綱であるところの政権交代がうまく行かない可能性が高まってきました。大統領選を経ても転げ落ちから反転できない最悪の展開。
韓国の政治家が言う「ツートラック」って「反日を続けながらも分離して日本から必要な支援が得られる」という概念です。まああり得ないわけですけど。ただ、その甘言に韓国国民が騙されることによってまたもや判断を間違える。
「ツートラック妄想」は放置しといていいのかもしれませんね。ムカつきますけど。
> 米韓電話会談での韓国側発表。一応ウソではないんじゃないかなと予想。多分文さんが色々話題を出してバイデンさんが相槌をうった。
同感です。韓国がベラベラと喋り、米国が「はいはい、そうですね(ホジホジ)」と言った。韓国は合意があったと喜んで発表。ありそうなことです。
もう朝から(韓国時間)ハイテンションでとにかく言わなきゃ言わなきゃとまくしたてる文さんと、夕方で(アメリカ時間)おねむでめんどくさそうにうんうん頷くだけのバイデンさんみたいな図を想像しました。
Gさま
もう、おじいちゃんだから、半分眠っていたんじゃない。
「共感」は「否定しなかった」ということだと思います。
>「共感」は「否定しなかった」ということだと思います。
私だけかしら、文喜相氏と民主党のナンシーペロシ氏のやり取りを想起したのは(笑)。
更新ありがとうございます。
人間も国も、何事も信用が第一ですね(いきなりどうした?)。いえね、韓国を見ているとアッチ行ったりコッチ来たり、根無し草のように流されるだけの一生に何の意味があるんだろうっとネ。考えてみたんですよ。浅薄な思考、他人のモノを盗み取る、狡い考え。他国より道徳が高いという妙なプライド、、、すべて幻です。
米韓首脳会談でも、双方の発表がまるで違う。何時もの通り、韓国は言って無い事もデコレーションを塗りたくる、しかし嘘が丸見え(笑)。文大統領が最近言葉にした事の無い、「日米韓同盟」「日韓関係」に言及したり。これだけ隣国の日本をコケにしたなら、韓国は中国に取り込まれており、日本の敵国です。
対して米国は一切飾り気や期待する部分も無い言い方です。「あと1年ちょっとだろ?何も余計な事しないで、文はクビの周りだけ洗っておけ」です。
でも、バイデン大統領や米国政権も、やはり生粋の白人系は東北東アジアが分かってないと思う。パク氏やキム氏などの朝鮮系中国系の米人はアジア人気質を理解出来ていると思う。しかし、前のトランプ大統領も、最終的にはそれらアジア系の重要報告者を切っています。
来年、「親米政権」とやらができたとして、その「親米政権」が「親日政権」であるという保証はどこにもありません。いや、むしろ日本にとり、最もタチが悪いのは、李明博政権のような用日政権でしょう。
最後に地域内でも、世界的規模でも、何のリーダーシップや旗振り役に汗をかいてこなかった韓国が、FOIPやカルテットなんて、絶対に無理です。