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WSJ「COVID-19で死亡者数が減少した日本」

本稿はショートメモです。武漢肺炎の大流行は世界的なものですが、米メディア『ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)』に先週、超過死亡に関する興味深い分析記事が掲載されていました。これは、59ヵ国の分析の結果、COVID-19による死亡者数が悪化しているとするものですが、逆に日本など9ヵ国においては、むしろ超過死亡が減少しているとのことです。

超過死亡とは?

「超過死亡」という考え方があります。

国立感染症研究所『インフルエンザ・肺炎死亡における超過死亡について』というページによると、「超過死亡」とは「インフルエンザが流行したことによってインフルエンザ・肺炎死亡がどの程度増加したかを示す推定値」のことだそうであり、もともとは世界貿易機関(WHO)が提唱した概念だとか。

また、わが国においては、同研究所が昨年12月時点で「統計モデルから予想される死亡数と実際の死亡数の差」として計算したものを公表しています(同研究所ウェブサイト『我が国におけるすべての死因を含む超過死亡の推定/2020年12月』等参照)。

この超過死亡に関連し、米メディア『ウォール・ストリート・ジャーナル』(WSJ)に先週木曜日(日本時間の金曜日)、新型コロナウィルス感染症COVID-19(いわゆる武漢肺炎)に関する非常に興味深い記事を発見しました。

Global Covid-19 Death Toll Is Even Worse Than It Looks

―――米国時間2021/01/14(木) 11:45付=日本時間2021/01/15(金) 01:45付 WSJより)

これは、いわゆる「超過死亡」と今回の武漢肺炎に関するWSJのレポートです。リンク先は英文であり、かつ、全文は有料契約をしていないと読めないこともあるようですので、ご了承ください(※本稿でも記事全体を紹介するのは控えたいと思います)。

なお、日本語版の記事のリンクは次のとおりです。

世界のコロナ死者数、実際は公表数より上振れか

―――2021/01/15 12:59 JST付 WSJ日本版より

(※ただし、日本語版はコロナ感染症とコロナウィルスを混同しているなど、原文と比べて記述が雑ですので、ご注意ください。)

WSJによると、この新型コロナウィルス感染症について世界59ヵ国を分析した結果、死亡者数は280万人で「平均的な年と比べて12%も上回っている」としたうえで、この増分のうちコロナに直接関連付けられるのは3分の2以下だとしつつも、残りも間接的にコロナに関連しているとの見方を紹介しています。

WSJの超過死亡グラフがおかしい国がいくつかある

ただし、その内訳がなかなか面白いのです。

国ごとの「超過死亡総数」と「そのうちCOVID-19による死亡者数」を比較したグラフが出ているのですが、なかなか興味深いです。

WSJの記事に掲載されているグラフはいずれも実数が表示されていないので、具体的に各国の超過死亡、COVID-19関連についてはよくわかりません。

しかし、ざっとした傾向でいえば、米国、メキシコ、南アフリカ、ポーランドなどの事例では、超過死亡全体のだいたい30~50%がCOVID-19に直接関連している一方、ロシアや韓国の場合は、超過死亡全体に占めるCOVID-19の比率が極端に少ないとされています。

このことは、ロシアと韓国がコロナ関連死の統計を正しく集計していない可能性を示唆するものでしょう。

そういえば、ロシアの場合は昨年末ごろ、COVID-19による実際の死者数がそれまでの公式統計の約3倍だったと認めた、という「事件」がありました。

ロシア、コロナ死者数3倍超と認める 世界3番目の18.6万人に

―――2020年12月29日 3:43付 AFPBBニュースより

ちなみにWSJの今回の分析に関しても、目視する限り、ロシアに関しては訂正前のデータを使用しているようですので、訂正後のデータを使えばロシアの場合も超過死亡全体に占めるCOVID-19の割合はだいたいほかの国と同じ水準に近づくのでしょう。

コロナ大流行で超過死亡数が減少した日本

一方、ロシアや韓国などとは逆の事例もあります。

ブラジル、英国、フランスなどのケースでは、超過死亡全体に占めるCOVID-19の割合が非常に高いという特徴があるのです(とくにフランスの場合は100%に近いです)。

これらについては「COVID-19の大流行を受けて、その他の疾患による死亡者が減った」からなのか、それとも「統計上、何でもかんでもCOVID-19のせいにしている」のかはわかりません。

そして、これら59ヵ国のうち、さらに極端なケースが、日本、ジョージア、豪州、台湾、モンゴル、ニュージーランド、ノルウェー、ラトビア、セルビアの9ヵ国の事例です。これらの国々では、超過死亡自体がマイナスとなっているからです。WSJは次のように述べます。

At least nine countries saw negative excess deaths, meaning total deaths fell below expected numbers, despite the Covid-19 pandemic.

すなわち、WSJのこの分析が正しければ、新型コロナ感染症の大流行にも関わらず、これらの国々では社会全体の死亡者数が抑制された、ということを意味しています(ただし日本の場合、数値は昨年10月31日時点のもの)。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

そういえば、わが国のケースに関しては、今年はインフルエンザの罹患者数が激減しているというデータもあります。「国立感染症研究所(NIID)」の『インフルエンザ過去10年間との比較グラフ(1/8更新)』を確認してみましょう(図表)。

図表 インフルエンザ過去10年間との比較グラフ(1/8更新)

(【出所】国立感染症研究所(NIID)『インフルエンザ過去10年間との比較グラフ(1/8更新)』)

いずれにせよ、武漢コロナウィルス、武漢肺炎の蔓延を防ぐためには、うがい、手洗い、マスク着用の励行に加え、集・近・閉(しゅう・きん・ぺい)を避けるなど、個人レベルでも努力するようにしたいものです。

新宿会計士:

View Comments (31)

  • 更新ありがとうございます。

    やっぱり普段からのマスク防御、衛生観念、抱擁・ハグ・キス等をしないと言う日本人ならではの、人と人との距離感が良い具合に遠いからでしょうか。握手もしませんし。お辞儀かな?欧米人には物足らないしぐさでしょうけど。

    ロシアは新コロナウイルス感染の数値改竄、韓国は、、辞めときます(笑)。

    インフルエンザの流行が今年は特に少ないというのも、実感として感じます。でも市民も防御意識が働き、コロナとダブルじゃ健康な人でも持たないと、予防接種を受けたのと、むやみに外出しなくなったからではないでしょうか。

    • 追伸

      韓国や中国では無く、日本がビジネストラック或いは一般観光客の入出を再スタートするなら、ジョージア、豪州、台湾、モンゴル、ニュージーランド、ノルウェー、ラトビア、セルビアの8カ国から考えてはどうでしょうか。問題もあるでしょうけど(笑)。

  • 超過死亡マイナスの件、非常に興味があります。

    小林よしのり氏が雑誌SPA!のゴーマニズム宣言で触れていた、「新型コロナウィルスはと〜っても優しいウィルスなんだ、ウィルス干渉でインフルエンザから我々日本人を守ってくれている」という主張の一部を補完するデータになりうる可能性があります。
    もちろん、小林氏の主張に盲目的に追従するつもりはサラサラありませんが、ことコロナ論関連では、大賛同いたします。

    そうなるとロックダウンは、経済的死からの自殺者増加を招き、せっかくの超過死亡マイナス効果を自ら減殺する愚行になるんですよね。

    個人的には、マスクの効果も完全に疑っているクチです。

    • コロナ患者とかかわりのある医療機関勤務だから言えますが、他はともかくマスクに関しては今の日本政府の方向性は全く持って正しい、と考えていいと思います。
      日本感染症学会のガイドラインでは、感染者がマスク着用の場合、リスクは大幅に低下します。患者と同室にいても短時間ならリスクは小で、後日感染が判明しても特段の対処は必要ないリスク評価です。
      これがマスク未着用、またはエアロゾル発生患者の場合、一気にリスクが上がり濃厚接触者扱いになって隔離期間を要します。
      現に受け入れ医療機関の専門病棟でクラスター発生は自分は記憶にありません(あってもわずかでしょう)。今の対策は知見の蓄積でおおむね適正な物かと思います。

    • コロナ以前はマスクに「人にうつさない効果はそこそこある、人からうつされない効果はない」と言われてました。私もそう書いた事があります。
      コロナ以後は研究が進み、マスクには「人にうつさない効果、うつされない効果、どちらもある」事がわかってきました。前者は60%、後者は50%程度の低減効果だそうです。

  • 各国の超過死亡調査結果が出てきたのですね。
    超過死亡は面倒なので、とりあえず死亡数の対前年比を、厚生労働省の人口動態統計速報で毎月のように追ってきましたが、そろそろ不要になりそうですね。
    日本のオールドメディアは、この件を報道するのでしょうか。
    虚言癖の憐国はどうでもいいです。

  • 本文5行目の世界貿易機関(WHO)?
    世界保健機関ではないですか。

    • 商売人のテドロス事務局長が世界貿易機関(World Handling fee Organization = 手数料次第で何でもアリ)に名称変更したそうです(ウソ)

    • 逆ならどうでしょう。世界保健機関 ; WHO改め、
      世界テロ機関 World Terrorismic Organization
      世界テドロス機関 World Tedros Organization

      略称はどっちもWTOです。

  •  日本の場合、コロナを過剰に騒ぐ理由は何か?それが考えるべきことでしょう。
     その受益者は?

  • 医療の逼迫は実際に起こっていますが、それは日本の死亡者数からみて過剰な防御をしているからです。

    まあ、そんな主張をしてみたところで聞く耳もたれないでしょう。
    一応周囲に合わせて一般的な注意は守りつつ、その中で慎ましやかに生活をエンジョイして経済を回すことが大事かなと。

    わたしはGoto在りし頃はトラベルもイートもやりまくりました。まあ、一時所得で申告必要なレベルじゃないはずですけど。そんな、ちゃっかりで乗り切りましょう。

  • おそらく期間限定ですが、邦訳記事がありました。
    ↓ ↓ ↓
    世界のコロナ死者数、実際は公表数より上振れか(ウォールストリートジャーナル)
    https://jp.wsj.com/articles/SB11721070613559173311104587222350435711924

     この記事の前提を壊すようですみませんが、このデータには致命的な欠点があります。それは「死亡者数や超過死亡者数を発表しない、またはごまかして発表していたら判断のしようがない」事です。
     例えば、中国はこの記事に載ってません。おそらく発表していないのでしょう。発表している国も統計のごまかしをしている可能性があります。
     韓国では超過死亡者数が多い、つまりコロナの死者を少なくごまかして発表している事がうかがえますが、この記事は韓国国内ではまだ報道されてないようです。もし報道されたら、今度は死亡者数を少なくごまかすかもしれません。外国がごまかしを証明する手立てはありませんから。

    他の国もしていないとは限りません

    • とある福岡市民様

      >もし報道されたら、今度は死亡者数を少なくごまかすかもしれません。

      この件とは関係なしに、これからは(ひょっとしたらすでに)死亡統計の微調整(ごまかし)は、やる(やってる)かも知れませんよ。世界を見渡してぶっちぎりで、人口減少街道まっしぐらなんてのは、あまり体裁のいいものではありませんからね。

  • まんなっか様、とある福岡市民様、ご返答ありがとうございます。
    スマホからの投稿だとなぜかご返信出来ないので(汗)、新規投稿させていただきました。
    ご指摘の件、了解しました。
    こちらのサイトが素晴らしいのは、知見ある方々の迅速なご返信のクオリティが高いことだと、一方的に感じている次第です。
    マスクの効用については、考えをあらためる所存です、ご指南ありがとうございました。

    …なお、ウィルス干渉の可能性については、非常に関心があります。別稿で構いませんので、ご教示いただければ幸いです。

    •  ウイルス干渉について説明しますね。

       これは「ある病原体に感染している細胞は別の種類の病原体に感染しない」という事ですが、細胞レベルならある程度当たってます。別の種類の感染を妨げているのが、感染した病原体なのか、感染した細胞なのか、感染細胞や免疫系が出すインターロイキンによるものなのか、いろんな可能性が考えられます。

       ただし、絶対ではなく、病原体の種類によっては細胞に2種類以上の感染を起こす事があります。D型肝炎ウイルス(HDV)はその典型です。D型肝炎ウイルスはB型肝炎ウイルスの助けがないと増殖できないので、D型肝炎の人は必ずB型肝炎患者ないしB型肝炎ウイルスのキャリア(career、感染してるけどまだ発症してない人)です。

       ただ、ヒトは37兆または60兆個の細胞でできています。同じヒトの同じのどの細胞であっても、ある細胞は溶連菌に、別の細胞はA型インフルエンザウイルスに、また別の細胞はSARS-CoV-2にそれぞれ感染しているという事が有り得ます。そのため、その人全体で見ると、複数の病原体に感染しているという事になります。

       実際、溶連菌とインフルエンザのダブル感染を起こす人は毎年結構います。インフルエンザとCOVID-19のダブル感染という症例も日本で報告されてます。AIDS患者に至っては免疫細胞がやられてしまったので、その人全体ではいくつもの病原体に感染しているのです。

       と言うわけで、ウイルス干渉については、「原則として細胞は1種類の病原体に感染する。しかし人は細胞の集まりなので、その人全体では複数の病原体に感染している事も十分に有り得る」という事です。

       こんな説明でよろしいでしょうか?

      • とある福岡市民 様

        ありがとうございます。
        わかっていること、分かっていないことがクリアになりました。

        後はぼちぼち勉強します.

      • 素人が横から失礼します。
        溶連菌は細菌なので、ウイルス干渉とは関係ないのでは?
        あと、インターロイキンのはたらきはおいといて、二つのウイルスの感染の入り口の組織(細胞)が共通であれば、ウイルス干渉が効いて二重感染しない、って考えてよろしいでしょうか。

        • picky3

          > 溶連菌は細菌なので、ウイルス干渉とは関係ないのでは?

           これは細菌ウイルスに関わらず、どちらでも言える事です。

          > 二つのウイルスの感染の入り口の組織(細胞)が共通であれば、ウイルス干渉が効いて二重感染しない、って考えてよろしいでしょうか。

           違います。これをもう一度読んで下さい。
          ↓ ↓ ↓
          「同じヒトの同じのどの細胞であっても、ある細胞は溶連菌に、別の細胞はA型インフルエンザウイルスに、また別の細胞はSARS-CoV-2にそれぞれ感染しているという事が有り得ます」

          • 溶連菌の件は、複数の病原体による複合感染の例であって、ウイルス干渉が起こる/起こらないとは関係ないのでは、と思いました。
            後段は、例えばAウイルスとBウイルスが、同じ入り口から感染するのであれば、一方のウイルスがその入り口を占有して、もう一方が侵入しづらいってことになるのか、についての確認でした。ヒトにはたくさんの細胞があるので、おっしゃることは有り得ることというのは理解できます。ただ、素人ととして興味があるのは、インフルエンザが減った理由として、ウイルス干渉がその一つである、という仮説が、専門家の間でどんな評価なのかな、という点です。

          • > ウイルス干渉が起こる/起こらないとは関係ないのでは

             ウイルス干渉を考える上で複合感染は切っても切り離せない関係です。仮にウイルス干渉が絶対であったとしたら複合感染は起きないでしょう?

            > 例えばAウイルスとBウイルスが、同じ入り口から感染するのであれば

             その入口とは細胞の受容体ですか?個体の器官や場所(咽頭とか口腔とか外耳とか)ですか?
             細胞の受容体であればあり得る話です。
             個体の器官であれば、既出の例で挙げたように、咽頭・口腔から2種類以上の病原体が感染する事が有るので、侵入しづらいとは言えません。

            > インフルエンザが減った理由として、ウイルス干渉がその一つである、という仮説

             仮説の一つとしては承知してますが、あくまでも仮説です。インフルエンザが流行してない原因はまだわかっていません。両方が同時に流行する懸念も当初はありましたし、今後も同時流行がないとは言い切れません。実際、インフルエンザウイルスとSARS-CoV-2にダブル感染している例も日本で報告されてますから。

          • とある福岡市民先生
            後段についてはご説明で承知しました。
            ただし、ウイルス干渉の用語の定義が、複数のウイルスについてのものと思っていたので、細菌感染にはウイルス干渉が働く/働かないは関係ないのでは、ということです。医療において複合感染が重要な問題であることは理解しています。

          • > 細菌感染にはウイルス干渉が働く/働かないは関係ないのでは

             だから「細菌、ウイルスに関わらず、どちらでも言える事」と書いたじゃありませんか。

             「ウイルス干渉の用語の定義が、複数のウイルスについてのもの」にこだわるあまり、細菌とウイルスの区別が気になって仕方ないようですが、「複数のウイルスについて」なら、「インフルエンザとコロナの同時感染が日本で報告されてる」と既に2回も書いてます。
             2回も。
             ちゃんと読んでますか?

             ウイルス干渉が個体レベルで絶対ならインフルエンザとコロナの同時感染は起こり得ないでしょう?

             ですから「コロナに感染してるからインフルエンザにかからない。逆もまた同じ」とは言えず、ウイルス干渉は個体レベルになると必ずしも当てはまらないのです。

          • 先生のご専門に近いと思われる事項についてのやり取りがこうなるのですから、まあ大体わかりました。
            ウイルス干渉についての用語の使用について、細菌を例にすることの当方の違和感に対して、ウイルス干渉が絶対であったら云々の返しは、誤読によるものでしょうね。まあ、私の文章に反省すべきところがある筈ですので、以後気をつけたいです。
            人体については背景の条件が個体によって異なる場合があることや、対照が取れないことがあるので、少数の反例(ここでは同時感染)あげれば仮説を否定できるとは、私は必ずしも考えないです。まあこれは立場の違いや、科学的検証に対する感覚(好み)の違いかもしれませんね。

  • 一言だけ言っておくと,新型コロナ関係の研究は急速に進んでいるので,新聞・雑誌・WEBの記事で判断しないで,できるだけ原論文を読んだほうが正しい情報が入手できます。以前から複数回言っていますが,感染の中心が都市部のうちはいいのですが,地方に拡大すると田舎のほうが死亡率が高くて,死亡率が急速に上昇します。ワクチン接種が広がるまで,少し押さえ込んでおく必用があります。
    共通テストの数学の問題を解いているので,また後で。

  • とある福岡市民様、ご返信ありがとうございます。
    こちらはズブの素人のサラリーマン、ご教授たいへん参考になりました。
    現役銀行員として、緊急融資をほぼ無制限に受け付けている矛盾を抱えつつ、科学的な知見を欲している私欲とのジレンマを抱えているのが実情です。
    お付き合い頂き、誠に恐縮です。ありがとうございます。

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