正月早々ではありますが、ショートメモとして、昨日の『姜昌一氏に「アグレマン」報じたのは韓国メディアだけ』に関する「続報」を掲載しておきたいと思います。
昨日の『姜昌一氏に「アグレマン」報じたのは韓国メディアだけ』では、例の「北方領土に上陸」「天皇陛下を日王呼ばわり」した人物である姜昌一(きょう・しょういち)韓国前国会議員に対し、「日本政府がアグレマンを出す見込みだ」、とする報道をいくつか取り上げました。
結論からいえば、「アグレマンは出た」と、昨日中に複数のメディアが報じました。日本語版だと、たとえば韓国メディア『聯合ニュース』と『中央日報』が報じた記事が、それに該当します。
駐日韓国大使と駐韓日本大使の交代 両政府が同意=来月中旬にも赴任
―――2020.12.31 09:54付 聯合ニュース日本語版より
駐日韓国大使内定の姜昌一氏、日本が同意…1月に正式赴任
―――2020.12.31 14:47付 中央日報日本語版より
どちらの記事でも、姜昌一氏が日本政府からのアグレマンを得たと報じています。
このうち聯合ニュースの方の記事では「韓国の複数の外交消息筋」が31日、「日本政府は先週、外交ルートを通じて韓国政府にアグレマンを出したことを通知した」と明らかにした、と報じています。
また、中央日報の方の記事では、「日本政府は先週、外交チャンネルを通じて韓国政府に姜氏に対する同意手続が完了したことを通知した」と「東京の外交筋」が明らかにした、としています。
両記事で情報源は異なっているように見受けられますが、共通点は「すでに先週の時点で、日本政府が韓国政府に対し、外交ルートを通じてアグレマンが出たと伝達している」、というものです。
事実だとしたら、正直、日本政府に対しては幻滅してしまいそうになります。
くどいようですが、天皇陛下を公然と侮辱した人間が天皇陛下に信任状を奉呈するなど、あくまでも1人の日本人としては許せない気持ちでいっぱいだからですし、また、国後島に不法上陸した人間にアグレマンを出したこと自体、国家としての意思を疑ってしまうからです。
ただ、それと同時に、少し冷静になりたいと思います。
じつは、昨日夜の時点で、「日本政府が姜昌一氏にアグレマンを出した」と報じた日本のメディアがあるのかか、調べてみたのですが、そのような記事を見つけることができませんでした。検索したのは7つのウェブサイト(日経新聞、読売新聞、朝日新聞、産経新聞、毎日新聞、共同通信、時事通信)です。
どのウェブサイトを見ても、引っかかるのは「韓国政府が姜昌一氏を大使に内定した」とする11月の記事であったり、「北方領土をロシア領と発言した」、「天皇陛下を日王と呼称した」などの姜昌一氏の資質に関する記事であったりしますが、「年内にアグレマンを出した」という記事は、見当たらないのです。
このことから、少なくとも次の3つの仮説が成り立ちます。
- ①日本のメディアも「姜昌一氏に対しアグレマン」と報じているのだが、何らかの理由でその記事を見つけることができなかった。
- ②実際に日本政府は姜昌一氏にアグレマンを出したのだが、日本のメディアが何らかの理由でそれについて報じていない。
- ③実際に日本政府は姜昌一氏にアグレマンを出しておらず、韓国メディア(あるいは韓国メディアに情報を提供した「外交消息筋」とやら)がウソをついている。
この①~③のどの可能性が最も高いかについては、本稿ではあえて申し上げないことにします。
もっとも、もしも③が真相なのだとしたら、どうして韓国メディア(や彼らに情報を提供した「外交消息筋」とやら)がウソをついたのでしょうか。
あくまでも推測に過ぎませんが、これら一連の報道は、もしかしたら韓国が得意とする「ウソでも何でも良いから、勝手に既成事実を積み上げ、自分たちの目的を達成してしまう」という、いつものやり口なのではないかと疑わざるを得ないのです。
とくに現在のわが国では、加藤勝信官房長官の年内最後の記者会見が12月25日だったという事情もあり、韓国側で虚報が出てきても、それを正式に否定する場がないだけなのかもしれません。
いずれにせよ、わが国のメディアの側(あるいは日本政府の側)からも、姜昌一氏に対するアグレマンに関する続報が出てくるかどうかについては、いちおう、注意しておきたいと思う次第です。
View Comments (41)
アグレマンが出たか否かにかかわらず
令和が表わす梅の季節は、寒の気配が遠ざかりやがて消え去る爽やかな季節の始まりでもあります。
同音異義語でもそうなるといいですね。
イーシャ さま
冷気が似合う梅の花は大好きです。特に白梅の香りの中で冷酒で一杯。(現在、血中アルコール濃度高め) 人気のない時刻に北野天満宮に行きたいです。
「気品のある梅と半島の話題を並べることに、謝罪と賠償を」とまで思って、半島脳を反省しました。今年は、連中の穢れを払って生きていきたいです。
あけましておめでとうございます。
レーダー照射事件やワクチンの購買契約に対する韓国政府の発表を持ち出すまでもなく、韓国での要人の発言は匿名でなくてさえ嘘・願望・捏造に充ち満ちているので、韓国記者の言うところの「匿名の外交筋からのまた聞き」なんて「ブタの寝言」ぐらいに思っていれば良いのです。
(ブタさん、御免なさい🙇)
更新ありがとうございます。
「韓国の複数の外交消息筋」も「東京の外交筋」も、韓国筋じゃないですか(失笑)。日本方からの「アグレマンを出した」発表は今のところありません。
コレは裏を返せば、韓国側のそうあって欲しい、願望です。アホらし。徹底的に無視されてんのが分からないようですネ(笑)。
「東京の外交筋」≠「日本政府の外交担当者」ですが、「駐東京の韓国人外交営業マン」も含めているのでは?
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
韓国(特に左派)は日本政府の動きが鈍い年末年始を狙って、よく揺さぶりをかけて来ます。釜山総領事館前に慰安婦像を電撃設置した際も、2016年の年末のことでした。
日本政府が態度を表明するのは、米大統領選挙の行方を睨んだ上でのことかもしれませんね…
現在のトランプ政権には何かを決める余裕などないでしょうし、バイデン次期政権(仮)もまたどのような対応をお望みなのか、何かを決められる状況とは思えません。
どっしり構えて、耐えて待つことが吉だと思います。
独断と偏見かもしれないと、お断りしてコメントさせていただきます。
(なにしろ、韓国と違って自分が間違う存在であると自覚しているので)
まずは新年のお祝いを申し上げます。
結局のところ、日本政府がアグレマンを出すかどうかは、トランプ大統領またはバイデン次期大統領次第ではないでしょうか。
駄文にて失礼しました。
すみません。追加です。
素朴な疑問ですが、韓国の記者は、年末の忙しい中、日本政府側の誰を会って、誰から聞き出したのでしょうか。(もっとも、日本政府からの連絡を受けたと称する韓国政府の関係者に、ソウルで取材した結果ということもあるでしょうが)
駄文にて失礼しました。
東京の外交筋とは在東京韓国大使館を、外交(消息)筋は韓国外務省(外交部)を言い換えるメディア用語ですよ。
匿名様へ
確かに「日本政府がアグレマンを出す可能性がある」と言えば、少なくても嘘にはなりませんしね。
駄文にて失礼しました。
あけましておめでとうございます。今年も楽しみにしております。これは全て国内向けの話ではないでしょうか。何せ害交の天才ですからね。今の時点では嘘で、その場しのぎの報道を政府が強要したのだと思います。
私はこれは観測気球で、日本政府の 反応を見て姜昌一氏のアグレマンが出るかどうか感触を確かめようとしているのではないかと思っています。理由は
1、日本政府、韓国政府どちらの正式発表ではないこと。
2、姜昌一氏が駐日韓国大使に内定したと発表されてから2ヶ月経ちましたが、日本政府は音無の構えです。常に即結果を求める韓国人としては、日本政府の音無の構えに痺れを切らして仕掛けてきたのだと思います。
3、11月上旬に韓国の高官が入れ替わり立ち替わり訪日して、東京五輪を利用して日米韓北の首脳会談を開催しようと提案しました。文在寅政権にとっては北との関係改善を何としても進めたいので、このまま駐日韓国大使が不在の状況が続くのはとても困るわけです。このシナリオは日本の協力がなければ絶対成立しないのに、日本政府との窓口がないのですから。
というわけで、現在の韓国政府としては、上から目線でアグレマンをださいないのはけしからんと難癖をつけるわけにもいかないので、このような観測気球を上げたのではないかと考えています。
『彼らに情報を提供した「外交消息筋」とやらがウソをついた』
これなら最高なんですけどねえ(笑)。
騙された者が間抜けというだけですが。
どうか今年は皆が笑って暮らせますように。敬白
>>「ウソでも何でも良いから、勝手に既成事実を積み上げ、自分たちの目的を達成してしまう」
こんな韓国メディアの日本語版記事が既成事実とやらになって日本政府が同意を出すのなら、そもそもこんな小細工せずとも黙って同意するでしょうから。
何を考えて姜昌一なんて人物を駐日大使に選んだのか、そこのところが謎ですが、日本にけんかを売るつもりだったのならともかく、このところのスリ寄りの一環だったとしたら、発表後の日本国内の反応を観察してれば、当然とんでもない見込み違いだったことに気づいてはいると思います。といって、日本の機嫌次第で、一度決めた人事を撤回するなんてことは、それこそプライドが許
さない。支持層の反発も招く。
まもなく出ようとしている、日本政府を被告とした慰安婦訴訟。あれを原告勝訴という形にさせ、アグレマンを拒絶されたことと相打ちにしようとしているのではないかという可能性はどうでしょう。そうなったら当然日本を怒らせるることにはなるが、また三権分立たら何たらの屁理屈で政府の責任からは徹底的に逃げまくればいい。国内的には、今度こそ対日本政府への損害賠償の取り立てだのといった自分がなすべき責任からは逃れられないはずですが、それも政府間の慰安婦合意を破棄をやったあげくに、後は野となれでグダグダにしたままほおかむりという奥の手がある。それで何とかなってる現状を思えば、たいしたことにはならないと高を括ってても、それほど不思議はないように思います。
その上で、アグレマン出なかったのは、日本が一度していた約束を反故にしたせいニダ。ウリが間違っていたわけではないニダ、なんて言い訳の状況証拠をこしらえるために、政府筋だの外交筋だのあるのかないのか確かめようもない与太話をせっせと流しているのではないか。つい、そんなことを考えてしまいます。
彼らは擦り寄りのつもりでしょう。
担当者レベルでは見込み違いだったと気付いているでしょうが、かの国では保身を考えるとトップにそのまま伝える訳にはいきません。
結果、青瓦台は自分は間違ってないと信じてるし、メディアは願望記事もしくは提灯記事を書くことになります。
日本政府にとって韓国の動向は重要な判断材料にならないでしょう。アメリカの動向に注視して、損得で判断してると思います。
結果としてアグレマン出そうか拒否しようがどっちだっていい。今までと同じく要人と会談もできず、ただ居るだけ大使にしとけば良いだけ。邪魔になったら陛下に頭を下げてる映像を何度か流してやれば、向こうで勝手に処分してくれる。
気を揉むような話ではないと思います。
伊江太 様
全くの推測ですが別の可能性を考えて居ます。
それは、”バイデン政権に対するジェスチャー”というものです。
バイデン政権に対する韓国の認識は
①中国・北朝鮮と対峙するために日米韓協力を求めてくる
②戦時売春婦合意は米国が取り持ったのでその履行を求めてくる
③日韓関係悪化の真の原因など理解していないのでうまくごまかせる
であり、
姜昌一ならば日本がアグレマンを拒否する可能性が高く、単純に拒否すれば
日韓関係悪化の原因は日本の傲慢な態度が原因と米国に主張できる。そして、日米韓協力を取引材料として使い、米国の力で”自称元徴用工問題”を”第二の戦時売春婦合意”の形で日本に飲ませようとしていると考えられます
アグレマンを出せば、「①北方四島はロシア領と日本は認めている(ロシアに対して得点)。②天皇陛下への侮辱も日本政府は問題にしていない(次の侮辱対象&方法を得ることが出来る)。③戦時売春婦合意、自称元徴用工等の問題は大した問題ではないと日本政府は認めた。ので、日米韓協力を取引材料として使い、米国の力で”自称元徴用工問題”を”第二の戦時売春婦合意”の形で日本に飲ませようとしていると考えられます。
その対策として日本側の考えをバイデン政権に伝えるために富田大使を駐米大使としたのではないかと思われます。どのような説明で米国をどう動かせるか見ものだと思っています。
この問題を上手く捌けない様では、菅総理ー茂木外相ー秋葉事務次官は揃って交代でしょう。
あの外務大臣ならやりかねない。
無能な統率者は外国から優遇されるを地で行ってる茂木外務大臣
記者会見で中国に素直に否定すれば良いことを シェシェ と言ってしまうなんて
定住外国人参政権推進論者なのですよ。
こんなやつ(敢えて言います)を外務大臣にすえた管総理大臣なんて正常になってきた日本を中韓に折り曲げる無能そうりです。(言葉がきつくなってすみません)
朝鮮幼稚園への補助金復活も出てきたとか(確認されていませんが記事を見かけました)
自民党への投票を控えきついお仕置きが必要だと思います
新年早々言いたくはありませんでしたが事は急を要します
私の思いは簡単です。
”欺される方が悪い”と言う文化はお断りです
揚げ足取りのつもりはありませんが、茂木氏を外務大臣に据えたのは安倍総理で、菅総理は留任としただけです。
安倍総理が無能だったと思われるなら、きちんとそう書きましょうよ
茂木氏の「在住外国人に地方参政権を与える」と言う立場には金輪際賛成出来ません。
「韓国に対する批判」がいつの間にか「ヘイト・スピーチだから違法ニダ」となってしまう川崎市の条例を例にとって見れば一目瞭然です。
全く同感ですね。
永住外国人に地方とはいえ参政権を与えるなどとんでもない話です。
その件と選択的夫婦別姓論者との2点で、茂木氏は日本国の舵取りを担う地位には決してつけてはならない人物だと判断しています。
川崎や大阪などが定めているヘイトスピーチに関するトンデモ条例は国による立法措置によって無効化する必要がありますね。
特に大阪のように司法によらない勝手な判断によって実名公開など回復困難な処罰を自治体が勝手に(しかも自治体に住民票を置いていない人間に対してまで)行えるのは三権分立や公平・公正な裁判を受ける権利など、民主主義国家としての日本の社会を支えている基本ルールの幾つかを完全に冒しています。
こういう地方自治体という行政機構やそれが勝手に選任した集団(多くの場合、弁護士など)による判断によって実質的に日本国民を裁けるような条例は「司法権を冒す条例は禁止されるし、制定しても無効である」という内容の法律を国会で制定することで確実に無効化せねばなりません。
日本人はテキサス共和国及び米墨戦争、ハワイ併合の歴史を詳細に学んで、別国家に忠誠心を表面する外国人に安易に居住権を与えてもどうなるかをきちんと教育させるべきです。
上記の歴史で他国から領土主権を取ったのは「世界一の民主主義国家の住人様」ですよ(笑)
覇権志向国家や虚偽衆愚の歴史を騙る国家の住人がどうするか日の目を見るより明らかではないでしょうか(笑)。
あけましておめでとうございます。ブログ主様、今年もありがとうございます。
安倍総理お得意の、自民党内反日分子炙り出しに茂木外相は引っかかったのだと私は思います。ついに本性を現してしまいました。
自民党の愛国議員グループは非常に厳しく見ていますから、茂木外相は安易な妥協ははできないと思いますよ。
外交面では、米国内の戦争がどう決着するか、日本政府は注視していると思います。
1月6日に米国で何が起こるか。米国の民主主義は存続するのか。米国民は、立ち上がるのか。良い結果を期待しています。